熊本地震に係る「神奈川県災害対策支援本部会議(第 1 回)」 開 催 結 果

熊本地震に係る「神奈川県災害対策支援本部会議(第 1 回)」
開
催 結 果 概 要
日時
平成 28 年4月 18 日
9時 00 分~
場所 第5会議室
〔知事所見〕
ご承知のとおり、熊本県では大地震が発生した、余震も続いており、大変な
事態になっています。県として、いったい何ができるのか、皆さんとしっかり
調整をしていきたいと思っています。
県では、すでに県警の広域緊急援助隊の出動をはじめ、DMAT、DPAT の派遣
を行いました。また、応急危険度判定士の派遣体制も既に整えているところで
す。こうした災害にあたっては、支援合戦ということにもなりかねず、これが
本当の現地のニーズに即したことなのかどうかなどを、ある程度冷静に客観的
に見極めながら、支援を進めなければいけないと思っています。
そうしたなかで、今、我々は何をすべきなのかを、皆さんと、しっかりと情
報共有したいと思います。そのために、今日、神奈川県災害対策支援本部会議
を立ち上げました。私がその本部長になります。本日は、率直な意見交換をお
願いします。
1 議 題
(1) 熊本地震への対応状況
安全防災局長から、熊本地震の被害や関係機関、本県の対応状況などに
ついて、資料1に基づき説明があり、意見交換を行った。
(2)
熊本地震への本県の今後の対応について(案)
安全防災局長から、資料2に基づき説明し、了承された。
2 その他
所管局から、募金の方法などについて、説明があった。
資料1
熊本地震への対応状況
1
熊本県の状況 ( 4 月 17 日 11 時 30 分現在)
※政府現地対策本部会議資料より
(1) 被害状況
死者 40 人、行方不明者 11 名、重傷者 202 名、軽症者 835 名、
住家全壊 399 棟、避難所開設数 855 名、避難者数 183,882 名
(2) 関係機関の活動状況
・
県外の消防
476 隊 1647 名(未到着も含む)
・
自衛隊
・
県外の警察
1,900 名、県外ヘリ4機
・
海上保安庁
巡視船4隻、海保巡視艇4隻、ヘリ4機
・
日本赤十字社
18,353 名(未到着も含む)
救護班
全国から 10 個班
(3) 他機関からの支援状況
・
九州
大分県2名、佐賀県1名、
・
関西広域連合
本部3名、京都府3名、大阪府2名、奈良県2名、
和歌山県3名、徳島県5名、兵庫県3名
・
その他地域
静岡県2名、静岡県(危険度判定)6名、福井県3名、
福島県3名
2
・
政令指定都市
・
全国知事会
北九州市3名、広島市2名、岡山市3名
2名
合計 48 名
全国知事会等の対応状況
(1) 全国知事会
・
福岡県に現地連絡本部、熊本県に現地本部を設置。
知事会としては、熊本県から要請があった段階で、物的・人的支援と
も必要量や現地への距離などを考慮して調整していく考え。
(2) 関東地方知事会
・
関東ブロックの幹事県である栃木県が熊本県への照会を一元的に行っ
ている。熊本県からは、各自治体から同様の問合せが殺到しているので、
今後、お願いしたい内容を整理した後に、栃木県に直接連絡すると回答。
資料1
3
本県の対応状況
(1) 神奈川県警察
・
広域緊急援助隊 17 名、現地広報チーム 8 名を派遣中
(2) DMAT(災害派遣医療チーム)
・
本日 10 チーム派遣。
・
なお、国の要請に基づき、神奈川DMATの医師2名が日本DMAT
の要員として現地で活動中。
(3) かながわDPAT(災害派遣精神医療チーム)
・
精神保健福祉センター職員5名を派遣中。
(4) その他
・
全国知事会の要請を受け、応急危険度判定士(県土整備局職員)2名が
待機中。
・
神奈川県緊急消防援助隊に対する派遣要請なし。
資料2
熊本地震への本県の今後の対応について
(案)
平成 28 年 4 月 18 日
1 庁内体制
・
熊本県や大分県など、被災自治体への支援を庁内一元的に推進してい
くため、
「神奈川県災害対策支援本部要綱」に基づき、知事を本部長とし
各局長等で構成する「神奈川県災害対策支援本部」を設置する。
2
人的・物的支援
・
当面は、被災地のニーズとのミスマッチを防ぐため、プッシュ型支援
は行わず、各省庁や全国知事会等を通じた要請に迅速に応じる態勢をと
る。
3
県内の支援状況等の情報集約
・
今後、関係省庁や関係団体等から、個別に人的・物的支援の要請が想
定されることから、各部局は、要請や対応の状況、県内市町村の関係部
局の対応状況等について安全防災局に報告し、庁内の関係情報を集約し、
一元的に活用する。
・
県内市町村に対しては、分野ごとに、本県の対応状況や支援の考え方
を発信・連絡・調整するとともに、情報共有と相互連携に努め、効果的
な被災地支援を進める。
4
見舞金等
・ 被災自治体に対して、見舞金の贈呈(金額は今後の被害状況等を見据え
て調整)、庁内職員の義援金の募集のほか、県庁内に来庁者向けに募金箱
の設置を行う。
神奈川県災害対策支援本部
○本部長
:知事
○副本部長 :黒川副知事
○本部員
:中島副知事
公営企業管理者
教育委員会教育長
政策局長
総務局長
安全防災局長
県民局長
環境農政局長
保健福祉局長
産業労働局長
県土整備局長
警察本部警備部長
構成員