市長提出議案について

平成24年5月臨時会 議案審査結果
市長提出議案
議案番号
民主党
議決結果
第89号
専決処分の報告及び承認を求めることについて(さいたま市市税条例の一部を改正
する条例の制定について)
○
○
第90号
専決処分の報告及び承認を求めることについて(議決事項の一部変更について(全
国自治宝くじ事務協議会への熊本市の加入及び全国自治宝くじ事務協議会規約の
一部の変更について))
○
○
第91号
平成24年度さいたま市一般会計補正予算(第1号)
○
○
第92号
さいたま市区の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
○
○
第93号
さいたま市図書館条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定につい
て
○
○
第94号
さいたま市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制
定について
○
○
第95号
さいたま市コミュニティ施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制
定について
○
○
第96号
議決事項の一部変更について(指定管理者の指定(さいたま市武蔵浦和コミュニティ
センター及びさいたま市老人福祉センター武蔵浦和荘))
○
○
* 本稿は原稿です。正式な議事録については、市議会ホームページ
(http://www.city.saitama.jp/gikai.html)にてご確認ください。掲載時期については、
議会局にお問い合わせください。
議案第92号、93号、94号、95号及び議案第96号について、賛成の立場で討論
いたします。
議案第92号から96号はいずれもサウスピア関連の議案で、施設への移転や供用開始
日の延期に伴い所要の改正を行うものです。
本年1月17日に発生しましたサウスピア火災事故により南区役所や老人福祉施設、子
育て支援施設、コミュニティ施設及び図書館などの公益施設のオープンが、当初予定され
ていた5月7日及び6月1日から大幅に遅れることとなりました。
これらの施設はいずれも市民生活に密接にかかわる施設であり、多くの市民、特に南区区
民が期待を寄せて開設を待ち望んでいた公益複合施設であります。それだけに、オープン
目前での火災事故は誠に遺憾であり、一日でも早い開設を強く望むものであります。
しかしながら、市民の安心・安全を守るという意味においては、火災事故後の建物の強
度について懸念されるところであります。
事故後の対応として施工主である都市再生機構は、第三者機関として学識経験者による検
討委員会を設置して、中立な立場で火害調査・診断・補修計画の検証を行ってきたとの報
告を受けました。
その診断結果は、火害の影響を受けたすべての仕上げ部材や設備については撤去・交換を
する。柱・梁など躯体構造部材の強度については全ての部材が判定基準を満足していると
いうものでありました。
私たち議員は建築の専門家ではないので、躯体構造、非構造・仕上げ、設備などそれぞれ
の専門家が提出された診断結果については、妥当であると判断せざるを得ません。
事故後の対応として開かれたサウスピア事故調査特別委員会の第 1 回目の参考人聴取での
都市再生機構(UR)の対応は、「火災事故前と同等のものをお渡しするので賠償責任や瑕
疵担保機関の延長は考えておりません。
」と、とらえられるような発言もあり、責任をまっ
たく感じていない様子でした。
しかし、2 度目の参考人聴取では、火災に関する瑕疵担保責任を負う期間を 2 年から 10
年に、建築物の構造躯体に係る保障期間を 10 年から 20 年に延長を約束する。また、施設
建築物に係る負担金の減額や開設時期の大幅な遅延に伴う損害賠償等の協議について誠意
を持って前向きに検討するとの発言に変わってきた。このことは、市執行部の努力による
ものと、大いに評価するものである。
今後、URとの協議については、市民の安心・安全を守るためにも毅然とした態度で協
議の場に臨んでいただくよう要望します。
また、ゴルデンウィーク明けからも補修工事が行われるとお聞きしています。再び開設時
期が遅れるということのないように、工事の進捗管理をしっかりと行うように合わせて要
望し、賛成討論とさせていただきます。