大阪東公共職業安定所における文書の誤交付について

大阪労働局
Press Release
〈労農記者クラブ扱い〉
大阪労働局発表
平成28年4月22日
【担 当】
大阪労働局職業安定部
電
話 06-4790-6320
報道関係者 各位
大阪東公共職業安定所における文書の誤交付について
大阪労働局(局長 中沖 剛)は、大阪東公共職業安定所(所長 松井 大造、以下
「大阪東所」という。
)における個人情報を含む文書の誤交付について、下記のとお
り事実を確認のうえ、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせいたします。
記
1 概 要
大阪東所において、Bさんの「雇用保険被保険者離職票―2」
(以下「離職票」
という)の写しを誤ってAさんに交付するという事案が発生した。
※ 「離職票」とは、失業等給付の受給手続きのために必要な書類であり、受給
資格者の住所、氏名、雇用保険資格取得年月日、離職年月日、離職前の賃金、
離職理由等の情報が記載されている。
2 事実経過
(1) 平成 28 年 4 月 15 日(金)
、Aさんは大阪東所に離職票等を提出し、失業等給付
の受給手続きを行った。
同日、同姓同名のBさんも大阪東所に離職票等を提出し、失業等給付の受給手
続きを行った。
(2) 同日、Aさんは離職票の写しの交付を希望され、雇用保険給付課相談員Xが、
誤って同姓同名のBさんの離職票の写しを取り、AさんにBさんの離職票の写
しを交付した。
(3) 相談員Xは、離職票の写しの交付時に本人の氏名以外の確認を失念していた
ことに気づき、離職票に貼付されている写真を確認したところ、Aさんと雰囲
気が違うと感じた。
(4) 所内にAさんがおられるか探すと、離職票に貼付されている写真と同一人物
(Bさん)がおられたため、確認すると「離職票の写しの交付申請はしていない」
との返答であった。
(5) Bさんの離職票の写しをAさんに誤って交付した可能性が高いことを説明し
謝罪した。Aさんから離職票の写しを回収次第、連絡するとともに、改めて謝
罪に伺いたいことを伝えお帰りいただいた。
(6) 同日、大阪東所管理部長と庶務課長がAさん宅を訪問し、Bさんの離職票の
写しをお持ちであることを確認し、この時点で誤交付が判明した。経過の説明
及び謝罪を行い、誤交付したBさんの離職票の写しを回収した。
(7) 同日、管理部長と給付課長が、Bさん宅を訪問のうえ、経過の説明及び謝罪
を行い、了解を得た。
3 発生原因
離職票の写しを交付する時に、本人の氏名以外の確認をしていなかったこと。
離職票の写しの交付時に必要な「雇用保険被保険者離職票(写し)交付申請書」
を本人に記入させていなかったこと。
4 再発防止策
(1) 大阪東所においては、平成 28 年 4 月 15 日(金)
、緊急幹部会議を開催し、所長
から当該事案の事実経過及び今後の再発防止に向けた個人情報の適切な取扱い
や意識改革について指示を行った。
また、同月 18 日(月)
、幹部職員から全職員(非常勤職員を含む)を対象とし
た個人情報保護研修を行い、当該事案の事実経過を説明したうえ、書類を交付す
る際は同姓同名の方がいる可能性を念頭に、顔写真の照合や交付申請をされたか
の確認等、複数の手段を併用した本人確認を確実に実施する等、基本的事項につ
いて改めて徹底するよう指示を行った。
(2) 大阪労働局においては、同月 21 日(木)に管内の公共職業安定所長に対して、
個人情報の記載された書類の保管及び取扱いの徹底について指示を行った。