News Release - JEMA 一般社団法人 日本電機工業会

News Release
2016年 4月 20日
一般社団法人 日本電機工業会 (JEMA)
民生用電気機器 2016 年3月度ならびに 2015 年度 国内出荷実績
【概況】
民生用電気機器の 2016 年3月度の国内出荷金額は、2,058 億円、前年同月比(以下
前年比と略記)107.6%と 11 ヵ月連続のプラスとなった。
製品別の国内出荷金額を見ると、電気冷蔵庫が 397 億円、同 110.2%、電気洗濯機は
279 億円、同 101.7%となり、いずれも3ヵ月連続のプラスとなった。ルームエアコンは 626
億円、同 113.5%と2ヵ月連続のプラスとなった。
2015 年度は、2兆 2,475 億円、前年度比 105.7%となり、2年ぶりのプラスとなった。
冷夏、暖冬など天候不順があったものの、消費増税後の低調傾向を脱し、省エネ製
品・高付加価値機種を中心とした買い替え需要により、過去 10 年の平均値(2兆 1,237 億
円)を上回った。
[億円]
3,500
[%]
140
民生用電気機器国内出荷 金額動向
3,000
120
2,500
100
2,000
80
1,500
60
1,000
40
500
20
0
0
'15/3
4
5
6
7
8
9
10
国内出荷金額(左目盛)
11
12 '16/1
2
3
前年同月比(右目盛)
単位:金額 億円、前年比 %
年月
'15/3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
'16/1
2
3
2015
年度
金額
1,914
1,404
1,753
2,654
2,422
1,862
1,764
1,492
1,674
2,201
1,506
1,684
2,058
22,475
前年比
79.1
91.6
103.8
105.9
107.1
113.9
103.4
112.7
104.4
101.0
109.0
110.7
107.6
105.7
【
2016 年3月度ならびに 2015 年度 主要製品の国内出荷 】
● ルームエアコン
・ 2016 年3月は、769 千台、前年比 112.1%となり、3ヵ月ぶりのプラスとなった。
・ 2015 年度は、8,166 千台、前年度比 100.9%となり、前年水準を維持した。冷夏、暖冬
など天候不順があったものの、消費者の省エネ製品への関心は継続しており、高付
加価値機種の需要が底堅く推移している。
● 電気冷蔵庫
・ 2016 年3月は、421 千台、前年比 104.1%となり、3ヵ月連続のプラスとなった。
・ 「401L 以上」の大型タイプは、129 千台、同 108.6%となり、3ヵ月連続のプラスとなっ
た。
・ 2015 年度は、3,823 千台、前年度比 101.9%となり、2年ぶりのプラスとなった。
● 電気洗濯機
・ 2016 年3月は、455 千台、前年比 93.3%となり、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。
・ 2015 年度は、4,163 千台、前年度比 97.0%となり、2年連続のマイナスとなった。また、
「洗濯乾燥機」は、1,019 千台、同 89.9%となり、3年連続のマイナスとなった。電気洗
濯機は、まとめ洗いや大物洗いへのニーズが高まり、大容量へとシフトしている。
● 電気掃除機
・ 2016 年3月は、511 千台、前年比 96.4%となり、4ヵ月ぶりのマイナスとなった。
・ 2015 年度は、5,105 千台、前年度比 101.7%となり、2年ぶりのプラスとなった。たて形、
ハンディ形など、商品が多様化され、2台目、3台目の需要を喚起している。
● 電子レンジ
・ 2016 年3月は、373 千台、前年比 103.4%となり、2ヵ月ぶりのプラスとなった。
・ 2015 年度は、3,067 千台、前年度比 103.9%となり、2年ぶりのプラスとなった。「オー
ブンレンジ」に加え、「単機能レンジ」についても前年度を上回った。
● ジャー炊飯器
・ 2016 年3月は、567 千台、前年比 93.6%となり、2ヵ月連続のマイナスとなった。
・ 2015 年度は、5,786 千台、前年度比 106.7%となり、2年ぶりのプラスとなった。高火力
で炊き上げる「IH式」の割合が数量ベースで約7割強となっており、高い構成比を維
持している。
以
上
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家電部調査統計課