エース経済研究所

審査済M
《審査番号M16- 988
(平成28年4月22日)
》
週間投資レポート(20160425・0502・0509 合併号)
正念場を迎える日本市場、政策期待と業績の綱引きか…
欧米の株式市場が年初来高値を更新している。IMFは 12 日、世界経済見通しを下方修正したが、中国に
ついては 2016 年+6.5%、2017 年+6.2%と1月見通しから 0.2pt づつ上方修正した。1-3月期実質GDPは
+6.7%と前年比較で減速したが、PMIなど3月単月の経済指標に改善もみられ、軟着陸の可能性が浮上し
ている。4月の指標に改善が見られれば、中国発の新興国不安も軽減される。
一方、原油相場にも潮目の変化が感じられる。ドーハ会合の決裂で急落場面も見られたが、米国の稼動リ
グの激減による原油生産の減少、中国の石油需要増加など年後半の需給改善の期待も出始めてきた。6月
のOPEC会合に向けて不安定な状況は続くが、再び 20 ㌦台に戻るような波乱はなさそうだ。
14~15 日のG20 財務相・中央銀行総裁会議は2月会合の声明を再確認したが、日米間の為替を巡る認識
の温度差が浮き彫りになった。足下では原油相場の堅調さを受けた株高を背景に、相場は円安方向に振れ
ているが、ドル安円高の流れが収束したとは言い切れない。本格的な基調転換には米国の利上げが意識さ
れることが必要で、当面、日銀の追加緩和を催促する動きには警戒を怠れないだろう。
さて、今週は日米の金融政策決定会合に加え、3月期決算発表が本格化する。FRBは現状維持と見られ
るが、日銀には量的・質的緩和の追加の可能性がある。一方、決算は年初からの円高で、計画未達となる企
業が増えそうである。さらに、足下の為替と熊本の震災影響から、今期計画は相当に慎重なものになりそう
で、投資家心理を圧迫するかもしれない。日本株が一段高となるには、ポリシー・ミックスと成長戦略による
期待醸成が不可欠だろう。GWを挟んで日本市場は正念場を迎えそうだ…!?
(石飛)
エース経済研究所
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