地域包括支援センターシステム機能要件定義書 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 別紙1 提案者名 代替案等、別紙で説明の場合は「別 対応状況 紙/ページ数等」を記入 1.共通機能 (1)認証機能について ID、パスワードによる認証機能を実装し、認証情報により利用可能な業務・機能のみを表示できること。 利用可能な業務・機能の設定に際しては、簡便な操作で効率的に設定できること(たとえば同じ職種の複数の職員に対して一括設定できる機能など)。 (2)対象者の特定について 利用者IDで検索できること。 カナ氏名で検索できること。 性別で検索できること。 被保険者番号で検索できること。 生年月日で検索できること。 介護予防ケアマネジメント委託先の居宅介護支援事業所、及び委託先の担当介護支援専門員で検索できること。 介護予防サービス・支援計画書提供、モニタリング実施、サービス利用票提供など、業務の進捗状態で検索できること。 利用者一覧表示において、担当利用者のみ、現在支援中の利用者のみ(他の担当利用者を含む)、登録されている全利用者、検索機能で特定した利用者のみ、 などの表示切り替えを可能とし、業務を効率的に行うことができること。 利用者一覧表示において、認定有効期間切れ、介護予防サービス・支援計画書の有効期間切れなどの状態が確認できること。 利用者情報(利用者氏名・生年月日・性別・住所・電話番号・携帯番号・FAX番号・メモ・個人番号)主担当、センタ・サブセンタ、生活圏域、小学校区、中学校区、 民生委員区、被保険者番号の管理、関係者の登録管理、世帯番号、現在の独居状況、高齢者世帯、民生委員、資格喪失区分、資格喪失日)等を有すること。 (3)操作性を向上させるための機能について 年月日入力は、誤入力の防止のために、カレンダーからの入力ができること。 各種選択できる項目については、ダイアログ画面からの選択ができること。 カナ氏名等を入力する際はソフトウェアキーボード(画面上でカナ入力)を利用できること 業務メニューの構成については職員毎に自由にカスタマイズが可能であること。 画面情報の表示切り替え(他の利用者の情報、他の業務画面、同一利用者の履歴情報の切り替えなど)は簡単な手順で操作が可能であること(おおむね2手順以 内)。 1/7 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 別紙1 提案者名 代替案等、別紙で説明の場合は「別 対応状況 紙/ページ数等」を記入 オンラインマニュアルが提供されており、該当する業務画面表示時に関連マニュアルの参照が即座に可能であること。 (4)セキュリティ(個人情報保護)を向上させるための機能について 利用状況について、アクセスログ情報を採取し、不正アクセスなどの防止ができること。 (5)自治体側介護保険事務処理システム(ADWORLD)との連携について 自治体側介護保険事務処理システムとの間で異動情報の取り込みが可能であること。対象情報は氏名、性別、生年月日、住所、連絡先などの基本情報、介護保 険資格情報、基本チェックリスト及び要介護認定情報とし、異動や、要介護認定の更新、変更申請の際の情報が連携できること。 前述のデータ連携については、外部媒体(USBメモリー)などを介さずファイル連携等でデータの受け渡しができるものとする。 2.登録管理・照会機能 (1)利用者情報管理機能 高齢者個人の最新状態を管理するため、以下の内容の登録・照会画面が提供できること。 担当センター、事業委託先(居宅介護支援事業者、担当介護支援専門員、契約委託料など)の管理できること。 介護保険以外の適用状況(身体障害者、療育、精神障害者)や年金情報などの情報の管理できること。 医療機関情報(医療機関名、電話番号、医師、発症日など)の管理ができること。 関係者情報(住所、電話番号、緊急連絡先、携帯番号、メールアドレス、介護者および支援者など)の管理ができること。 利用者の個人状況を登録できること。ただし、個人状況はセンターで自由に設定できること。 利用者の病歴情報を登録できること。ただし、導入時に約5,000件の病名は初期提供するもの 登録した内容により、利用者基本情報(帳票)が出力できること。その際、利用者基本情報に記載される項目はすべて管理、出力できること。 EXCEL、PDFなどのファイルを利用者単位に管理できること。 保険情報や認定情報、担当ケアマネジャーなどの登録・管理が行えること。 介護保険や認定情報の有効期限切れを、一覧シート及びシステムの画面上で確認ができること(認定切れ前)。 家族の名前、続柄、連絡先の登録・管理ができること。緊急連絡先や関係者(民生委員や隣人)などの登録・管理も可能であること。 身障手帳、療育手帳、精神手帳、年金、原爆手帳などのお持ちになっている手帳の登録・管理が行えること。 公的(自治体で行っているサービス)、非公的(公的以外のサービス)、その他のサービス利用(開始日・終了日)の登録が行えること。 2/7 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 別紙1 提案者名 代替案等、別紙で説明の場合は「別 対応状況 紙/ページ数等」を記入 利用相談機関の登録が行えること。 相談、苦情内容について、受付者、事業所、時間、内容、経過、結果など登録・管理が可能であること。管理項目はマスタで自由に設定できること。 登録された情報は、新予防給付または地域支援事業の利用者基本情報に反映されること。 3.予防事業の対象者選定関連の機能 (1)基本チェックリスト情報機能 基本チェックリストを管理するため、以下の内容の、登録・照会が提供できること。またサービス実施前後の状態の比較検討ができ、 サービス提供後の評価ができること。 基本チェックリストの帳票出力ができること。回答内容などが記載された帳票と、記録用紙(未記入)の両方が出力できること。 基本チェックリストのリスク判定(運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能の向上、閉じこもり予防・支援、認知症予防・支援、うつ予防・支援)は、自動判定ができ る、また、任意に判定結果も入力できること。 画面入力の際は、簡易に入力ができるよう工夫されていること(たとえばテンキーとエンターキーのみで入力ができるなど) 画面入力以外の入力方法が用意されていること(OCR入力、CSV入力など)。 基本チェックリストは、対象者毎に履歴管理を行い、一覧から過去の情報の照会ができること。 基本チェックリストにおいて、多選択(最大10選択)質問項目を追加可能であること。リスク判定入力機能(1-20質問項目の個数)を有すること。 基本チェックリストの25項目について過去からの項目一覧を時系列で表示可能であること。 基本チェックリストの実施管理・出力が可能であること。 実施管理している予防対象者に対して事業案内・ラベル印字できること。 利用者基本、基本チェックリスト、計画表などの履歴一覧が確認であること。 ケアプランの作成、履歴の管理が利用者一覧及び利用者個別でできること。また、履歴の管理画面より、それぞれの画面(計画書・評価表など)にジャンプ(画面遷 移)できる機能が実装されていること。 利用者基本情報の登録が可能であること。 厚生労働省様式の基本チェックリストの作成・登録が可能であること。また、自治体によって追加項目が発生する場合などの追加項目も設定・登録可能であること。 アセスメントの登録・管理が可能であること。 支援計画書の作成、履歴の管理ができること。また、支援計画書と基本チェックリストは連動されており、2度打ちが発生しないこと。 計画書作成時、任意で作成した文例をマスタに取り込むことができること。また、登録した文例を参考として他の利用者に流用できること。 3/7 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 別紙1 提案者名 代替案等、別紙で説明の場合は「別 対応状況 紙/ページ数等」を記入 週間計画表の作成、履歴の管理ができること。また、インフォーマルな週間単位以外のサービスも登録できること。 介護予防支援経過記録の登録・管理が可能であること。会議録も作成できること。 介護予防支援サービス評価表の作成が可能であること。 プランの最新作成履歴と、次回作成の予定、作成の必要性の有無を一覧で確認することが可能であること。 基本チェックリストの履歴管理は画面上で時系列で参照できること。また、帳票出力ができること。 (2)対象者の抽出(スクリーニング処理) 基本チェックリストによるスクリーニングにより、二次予防事業対象者の選定ができること。 基本チェックリストの状態(選定理由や必要な予防事業プログラムなど)により対象者抽出が行えること。 スクリーニング結果は画面上で対象者一覧的に一括確認ができるものとし、一覧の内容から、決定者の区分、選定の条件、対象となる介護予防事業の確認、基本 チェックリスト画面への遷移などにより関連情報の確認が簡単にできること。 自治体側介護保険事務処理システムから要介護認定非該当者の情報を連携することにより、非該当者を二次予防事業の対象者として選定することができること。 スクリーニング結果より、予防事業への勧奨作業に必要な対象者リスト(帳票)が出力できること。対象者リストには対象者の氏名、電話番号、郵便番号、住所、対象 プログラムなどが出力できること。 予防事業への勧奨対象者情報を宛先ラベルに印刷できること。 各種勧奨作業、汎用リストを作成するために、スクリーニング結果よりCSVデータの出力が可能であること。 4.介護予防計画情報機能 (1)計画の作成 効率的に作成ができるように、前回複写、他の高齢者からの複写、ケアプラン中の文言のマスタからの設定などが可能であること。 担当地域、計画作成日、計画期間、サービス提供計画の把握ができること。 計画情報は、対象者毎の履歴管理を実現し一覧からの過去情報の照会ができること。 サービス担当者会議の要点、及びサービス担当者会議開催案内を帳票出力できること。 介護予防サービス・支援計画書について、厚生労働省指定のA3様式以外にA4複数枚組みの帳票が出力できること。 介護予防支援・サービス評価表の登録、帳票出力ができること。 4/7 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 別紙1 提案者名 代替案等、別紙で説明の場合は「別 対応状況 紙/ページ数等」を記入 「介護予防・日常生活支援総合事業」に係る情報登録、管理、帳票出力が行えること。 給付管理、計画費、請求書の処理が可能であること。また、委託費の登録も行えること。 別表から自動的に介護予防給付管理票が作成でき、国保連合会への請求データが作成できること。 (2)介護予防支援経過記録 介護予防支援経過記録については、担当利用者から簡単に記録対象利用者を選択することができ、かつ効率的に登録作業を行うことができること(例えば、複数 利用者の一括登録、支援内容のチェック入力、支援詳細のマスタ選択・初期設定機能など)。 介護予防支援経過記録として帳票出力することができること。 介護予防支援経過記録以外にも、日別の支援内容一覧、月別の支援報告書、未支援対象者の一覧など、支援経過記録を活用した帳票、画面情報を出力できるこ と。 (3)サービス利用票、提供票機能 サービス利用票、サービス利用票別表、サービス提供票、サービス提供票別表の帳票出力ができること。 利用票の作成ステータス(確定、作成中、保留など)を管理できること。 5.総合相談機能 (1)相談記録情報管理機能 相談記録情報を管理するため、以下の内容の登録・照会画面が提供できること。 相談受付時の情報(新規・継続、相談日時、相談方法、相談経路など)を登録できること。 相談者の情報、相談の対象者の情報を分けて管理することが可能なこと。相談対象者においては現在状況(在宅、施設入所など)、利用している介護・福祉サービ スの状況を管理できること。 相談の対象者情報は利用者台帳情報からの転記、または利用者台帳情報への登録が可能であること。 相談情報は、受けた相談の内容、相談に対する対応が、分類コードと文字情報で登録できること。 後日、関連相談があった場合は前回相談情報を複写するなどして効率的に情報登録ができること。 関連相談は簡単な操作で経緯、経過の確認ができること(ボタン一つで画面切り替えができるなど)。 権利擁護関連の情報登録(虐待の状況、支援の経過、対応機関など)が可能であること。 相談記録情報は対象者や記入担当者、地区、相談日、対応状況などの情報で検索・抽出ができること。 個別の相談を相談票として帳票出力できること。 5/7 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 別紙1 提案者名 代替案等、別紙で説明の場合は「別 対応状況 紙/ページ数等」を記入 相談時間、相談方法、相談経路、相談者続柄、相談内容や相談対応などの統計帳票の出力ができること。 総合相談内容の検索結果一覧はEXCELに出力可能なこと。 (2)ケアマネジメント支援相談 ケアマネジメント支援相談(申立人、受付日、相談主訴、申立人要望、確認調査、支援内容、支援結果)が登録できること。 登録されたケアマネジメント支援相談内容については、受付日、申立人、対応者等で検索が可能なこと。 6.報告の授受機能 (1)給付管理票データ、レセプトデータの管理 給付管理票の帳票出力、媒体・伝送用のデータ出力ができること。 委託先居宅介護支援事業所からの給付管理票情報をデータとして取り入れ国保連に提出することができること。またデータ取り込みできない場合を想定し、簡便な 入力機能があること。入力機能には前回複写機能を実装していること。 介護予防支援給付費明細書(様式第7の2)の帳票出力、媒体・伝送用のデータ出力ができること。 介護予防支援給付費明細書(様式第7の2)作成時のエラーについて、作成処理画面から簡易な方法でエラー内容の確認やエラー修正作業ができること(作成処 理画面から一連の操作で確認修正ができること)。 (2)国や県への報告機能 国保連合会に報告するサービス提供終了確認情報の帳票、データ出力ができること。 システム管理データの範囲内で、国、及び都道府県へ報告するための情報を出力できること。 蓄積された各種データをExcelに連携出力することで、臨時的なデータ抽出に対応できること。。 7.地域支援事業管理 (1)業務管理 地域支援事業の実施機関の管理が可能なこと。 地域支援事業は、一定期間のコース、1回のみの実施、期間利用、配食事サービスのスケジュール区分により、管理が可能なこと。 地域支援事業の実施機関の予定と実績の管理が可能なこと。 予定枠は目安として人数に管理が可能で、該当枠を超えても登録可能なこと。 6/7 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 地域包括支援センターシステム機能要件定義書 別紙1 提案者名 代替案等、別紙で説明の場合は「別 対応状況 紙/ページ数等」を記入 配食サービスは、朝昼夕の予定実績管理が可能なこと。 地域支援事業の利用者を登録して事業実施前後の主観的健康観の管理が可能なこと。 8.その他 日常生活支援総合事業情報を登録管理できること。 どの事業所につないだかの機能を有すること。 性別、利用中サービス別、性別、年齢別などの統計資料が作成できること。 予防給付ケアマネジメント、又は地域支援ケアプラン作成で登録したデータを基に、作成件数及び評価件数の集計を行うことができること。 認定調査情報のデータ連携ができること。 事業評価関連の集計を行うことができること。 7/7
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