金属資源の生産技術に関する基礎研究 平成28年度共同

金属資源の生産技術に関する基礎研究
平成28年度共同研究・受託研究相手先の公募について
(対象:大学・高等専門学校)
平成28年4月19日
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
契約担当役
金属資源開発本部長
辻本 崇史
この度、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」という。
)は、経
済産業省から委託を受けて、大学・高等専門学校を共同研究相手先・受託研究相手先とし
た金属資源の生産技術に関する基礎研究(以下「本事業」という。
)を実施することとしま
した。
本事業では、将来の我が国の金属資源の安定供給確保に寄与する知見の蓄積及び持続的
な研究の進展のために、新しい採鉱技術やレアメタル等の抽出技術等に関する基礎研究を
実施します。
本事業の実施にあたり、機構と共同研究・受託研究を行う大学、高等専門学校を提案公
募方式により募集します。本公募に応募される方は下記要領をご覧の上、提案書をご提出
ください。
記
1. 公募テーマ
レアメタル及び再生可能エネルギー・省エネルギー機器の製造に不可欠な鉱物資源等を
対象とした、採鉱技術、選鉱・製錬技術、尾鉱・製錬残渣等に残存する有価金属の回収技
術及び使用製品のリサイクル技術をテーマとした基礎研究。
2. 対象鉱種
銅、鉛、白金族、レアメタル等
3. 契約形態・調査期間・経費・成果物の取扱い等
(1)公募対象
日本国内の大学、高等専門学校
(2)契約形態
各大学・高等専門学校の共同研究・受託研究規約に準じて共同研究契約・受託研究契約
を締結する予定です。なお、契約書内容については機構と共同研究相手先・受託研究相手
先で協議を行い決定いたします。
(3)契約期間
1
研究期間は最長2年間(平成30年2月28日まで)とします。ただし、2年間の研究
期間の提案を採択した場合も契約は単年度で行い、平成29年度の契約を確約するもので
はありません。初年度の契約期間は、契約締結日から平成29年2月28日(火)までと
します。
(4)研究業務の経費の上限
1テーマにつき年間 300 万円程度(税込み)とします。
*1件 20 万円以上の備品は購入出来ません。
(5)研究成果の取扱い
各大学・高等専門学校との共同研究・受託研究契約書に準じて取り扱います。
4.提案者および研究責任者の資格
次の要件を全て満たすものに提案者および研究責任者の資格を付与します。
なお、当該提案の代表者を提案者、研究の実質的な推進・取りまとめ役を研究責任者と
します。提案者は、研究責任者ご本人または研究責任者の所属長としてください。
(1)非鉄金属資源の採鉱・選鉱・製錬技術の全部又はいずれかに関する知見および研究
実績を有していること。
(2)提案内容を遂行するために必要な施設、設備を有していること。または外注先にお
いてそれらを準備できること。
(3)本業務の実施にあたり、機構との連絡調整、打合せに適切に対応できること。
(4)研究責任者は、准教授以下の職階、且つ 45 歳以下であること。
5.提案者等の所属する組織(法人)の資格
提案者、研究責任者および本研究従事者が所属する組織(法人)は、次の要件を満たし
ていることが必要です。
(1)本業務を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ資金等について十分な
管理能力を有していること。
(2)機構の「競争参加者の資格に関する公示」の「3.競争に参加することができない
者」に該当しない者であること。
(3)平成28・29・30年度競争参加資格(全省庁統一資格)における役務の提供に
係る一般競争参加者のうち、
「A」
、
「B」、
「C」若しくは「D」の等級に格付けされ
ている者又は提案書提出期日までに同資格を取得することができる者。
(4)国又は関係機関等からの補助金交付の停止または契約に係る指名停止等の行政処分
2
を受けていないこと。
6.提案が採択された場合の提案者等の義務
提案が採択された場合、提案者および研究責任者は以下の義務を負います。
(1)所属先と機構との契約締結等にかかる諸手続の実施
(2)機構に対する成果報告書の提出
(3)本研究で得られた情報の取り扱いに対する機構との協議の実施
(4)支出経費に関する実績報告書および証拠書類の提出
7.提出書類等
(1)提出書類
以下の書類を提出してください。なお、提案書の様式(別添)は機構のホームページよ
りダウンロードすることが出来ます。
a.提案書2部(正1部、副1部)(表紙に代表者印を捺印する)
b.提案者および研究責任者が所属する組織の概要を記したパンフレット等
(2)公募期間・提案方法
公募期間は平成28年4月19日(火)から平成28年6月10日(金)までとします。
提出された提案書は一括して審査します。審査の結果、要件を満たす提案書を審査点の高
い順に採択して、契約手続きを進めることとします。なお、契約日は、金属資源の生産技
術に関する基礎研究の委託元である経済産業省による本採択に係る承認日以降とします。
また、契約締結は、本採択に係る経済産業省の承認を条件とします。経済産業省の指示に
より変更となる場合がありますのであらかじめご了承ください。
提出書類は平日午後5時まで受け付けます。郵送または持ち込みによりご提出ください。
郵送でご提出いただく場合は、提出書類が担当者の手元に届いた日を受付日とします。
※1
FAX、電子メールによるご提出は受付いたしません。
※2
提出書類に不備がある場合、または公募期間内に提出書類を提出できない場合、
当該提案書は無効とします。
(3)提出先
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 二丁目10番1号
虎ノ門ツインビルディング
西棟15階
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
金属資源技術部 生産技術課
古川 創
(4)提出書類の取扱い
3
宛
提出書類は本件の審査にのみ使用します。提出いただいた書類は返却しませんので、ご
了承ください。
8.審査等
(1)審査
(2)の審査項目にしたがい、審査を行います。
なお、締切日までに受理した提案書について、評価委員のうち機構職員による一次審査
を行い、その後、二次審査として、希少金属等資源開発推進基盤整備事業技術調査委員会
(以下、
「委員会」という。
)において提案内容の審議を行います。提案書のご提出者(原
則として研究責任者)には、委員会にご出席の上、提案内容の説明を行っていただきます。
委員会の日程は一次審査で選定された提案書のご提出者に対して別途連絡します。
一次審査並びに二次審査終了後に結果をご連絡いたしますが、審査の経過等に関するお
問い合わせには応じかねますので、ご了承ください。
(2)審査項目
a.必須条件の確認
提案書および提案者等が以下の要件を満たしていることを確認します。満たしていな
い場合は具体的な審査の対象となりません。
①
必要経費が3.(4)に示す経費の範囲内であること。
②
提案者等が4.に示す資格要件を満たすこと。
③
提案者等の所属する組織(法人)が5.に示す資格要件を満たすこと。
④
提案書が当該事業の趣旨および公募要領の内容を十分理解した上で作成されており、
応募に必要な情報、資料等を全て含んでいること。
b.審査項目
提案内容について、以下の<技術項目>の観点から評価委員のうち機構職員による一
次審査を行い、選定された提案について<技術項目>及び<政策的項目>の観点から評
価委員による二次審査を行い、審査結果が要件を満たす提案について採択します。
<技術項目>
①
研究課題が十分整理され、課題に対する対処方針が優れているか。
(審査内容)
・ 過去の類似研究を十分に調査した上で研究課題が設定されているか。
・ 研究課題に対して、適切な対処方針が示されているか。
②
研究内容に新規性は認められるか。
(審査内容)
4
・ 提案されている研究内容は、課題設定、対処方針、試験方法等に新規性が認めら
れるか。
③
平成28年度(及び29年度)の研究計画は、研究内容に対して妥当かつ合理的に
検討されているか。
(審査内容)
・
提示されているスケジュール(2年計画であれば2年間のスケジュール)、実施
体制、必要概算経費は、研究内容に対して適切と言えるか。
④
技術の実用化に向けて研究を発展させることを想定し、平成28年度(及び29年
度)の研究成果に応じて今後に継続すべき研究の方向性が示されているか。
(審査内容)
・ 成果の波及効果(将来の技術の実用化、あるいは新たな研究への展開)は期待さ
れるか。
<政策的項目>
⑤
提案内容は、エネルギー基本計画、資源確保戦略などとの整合性も含め、資源政策
上の観点から戦略的重要性を見出せるか。
<参考>エネルギー基本計画: http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/
資源確保戦略:http://www.enecho.meti.go.jp/category/resources_and_fuel/strategy/
(3)結果の通知
機構から提案代表者宛に審査結果を送付します。
9.注意事項
・ 提案書に記載する代表者は、平成28・29・30年度競争参加資格(全省庁統一資
格)における「物品の製造・販売、役務等」にて資格登録されている代表者となります。
・ 機構は契約締結前に提案者等が行う事務作業等(提案書の作成・応募、委員会への出
席等)にかかる経費を負担いたしませんので、ご了承ください。
・ 提案書に記載された内容は採択の基本方針となりますので、実現が確約できることの
み記載してください。採択後に記載された内容に変更があった場合、採択決定を取り
消す場合があります。
・ 審査結果に関する個別のお問い合わせには応じかねます。
10.お問い合わせ
公募に関するお問い合わせは、以下の宛先にFAXあるいは E-mail を使用して、日本語
でお願いします。
お問い合わせ先
〒105-0001 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 虎ノ門ツインビルディング15階
5
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
金属資源技術部 生産技術課
大久保聡・古川 創
FAX:03-6758-8058
E-mail:[email protected]
[email protected]
以上
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