国立大学法人 第三期中期目標中期計画期間における 宇都宮大学の戦略目標 全国の国立大学法人から提出された戦略目標を文科省が審査し 平成28年度国立大学法人運営交付金の一部が傾斜配分された 構想の概要:「地域の“知”を創造し変革をリードする」(地域の発展を支える大学) 重点支援:① 通信・情報・交通などの技術革新を背景として、「グローバル化」や「イノベーション創出」は都市部や大企業だけが直面している課 ビジョン 題ではなく、21世紀の地域社会・経済に共通するものであり、更に、少子化・超高齢化社会への対応は喫緊の課題である。このよ うな課題に対して、地域社会・経済がそれぞれの強み・特性を最大限に活用することによって、自立的持続的な発展を実現することは国策としても重要で あり、北関東に立地する国立大学として果たすべき使命・役割は大きなものである。 そこで、本学が実績を重ねてきた地域資源と学内資源を活用した教育改革や基礎的・応用的研究及び地域連携を基盤として、地域の“知”を創造し変 革をリードすることによって地域の発展を支える「地域活性化の中核的拠点」としての機能を強化する。 そのために学長のリーダーシップの下で、「地域の知の拠点形成」、「地域人材育成の基盤強化」、「グローカルリーダーの育成」、「地域イノベーション の創出」、「ガバナンス改革、人事・給与システム改革」を5大戦略として実行する。 戦略① 地域の知の 拠点形成 新学部「地域デザイン科学 部」(H28年度設置)を核とし て、地域の強み(地域資源・ 地域特性)を活かしたまちづ くりを支える専門職業人の育 成や地域との共創機能を強 化することによって、地域の 地の拠点を形成する。 取組A 地域課題解決機能を強化し地 域の知の拠点形成のために、 新学部「地域デザイン科学部」 を設置 新規:「地域デザイン科学部」を 核とした地域の知の拠点 形成 取組B 地域開発に貢献する高度専門 職業人を育成するために、新大 学院組織を設置 取組C 地域との共創機能やシンクタン ク機能を強化するために、「地 域連携戦略機構」を設置:COC の更なる発展 戦略② 地域人材育成 の基盤強化 行動的知性と実践的専 門性を兼ね備え、3C精神 (Challenge Change Contribu;on)を持って、 地域において新たな価値 の創造を支えることがで きる人材を育成する。 戦略③ グローカルリーダー の育成 地域のグローバル化や 地域からのグローバル化 に対応する人材育成とと もに、高大連携の拡充に より次世代の地域リー ダーを育成する。 -強みと特長を有する 研究の戦略推進- 取組D 取組G 取組I アクティブ・ラーニングと体系的 学修評価による教育の質向上 サイクルの確立のために、「大 学教育推進機構」を設置:教学 IRによるAPの更なる発展 新規:創造的EMIRの導入と学生 の教学データを活用した 修学指導の高度化 取組E 人づくりの基盤:教職大学院を 核とする学校教育の質の向上 への貢献 継続:大学と県教育委員会との 協同による教員先進的職 能成長プログラムの構築 取組F 地域イノベーションを支える専 門職業人の育成 グローバルな視点を持って地域 に貢献するグローカルリーダー の育成強化(大学英語教育学会 賞受賞プログラムや「トビタテ! 留学JAPAN:地域人材コース」等 の活用など) 継続:地域経済・社会の変容を リードするグローバルな 実践力向上のプログラム 構築 取組H 次代の地域リーダーの育成:グ ローバルサイエンスキャンパス 等高大連携事業推進 戦略④ 地域イノベーション の創出 地域志向研究を活性化 して、新産業の創出や既 存産業の高付加価値化 に結びつく地域イノベー ションを創出する。 フードサイエンス、ものづくりに おける融合的イノベーションの創 出:地域イノベーション戦略推進 地域支援プログラムを核とする 農工融合分野研究プロジェクト の推進 継続:バイオイメージング技術の 総合的推進事業 取組J 世界に通じる先端的研究の開 発・推進:光工学研究の国際 ネットワーク形成(H27年度、先 端光工学専攻設置)、国際的優 位性を創出するフードサイエン ス 戦略⑤ ガバナンス改革、 人事・給与システム改革 学長のリーダーシップの発 揮と教職員の意識改革に 資するガバナンス改革、な らびに多様で優秀な人材 の確保・活用による教育研 究の活性化に資する人事・ 給与システム改革を行う。 取組K 教員組織の一元化(教教分離) や大学運営を的確にマネジメン トする「大学教育推進機構」の 設置などのガバナンス機能の 強化 取組L 年俸制の拡大、クロスアポイント メント制度の導入、業績給の設 定、女性教員採用特別制度など による多様な人材の確保 重点支援:① 戦略① 地域の知の拠点形成 考え方・方針:新学部「地域デザイン科学部」(平成28年度設置予定)を核として、地域の強み (地域資源・地域特性)を活かしたまちづくりを支える専門職業人の育成や地域との共創機能 を強化することによって、地域の知の拠点を形成する。 【実績】 取組A 【発展・改革】 地域課題解決機能を強化し地域の知の拠点形成 のために、新学部「地域デザイン科学部」を設置 <立地特性> ○栃木県は、全国有数の農業地域、日本を代表 する内陸型工業地帯、北関東最大の中核市、首 都圏のベットタウン、日光等日本有数の歴史・文 化・観光地域、限界集落を含む中山間地域を有 し、多様性に富んだ全国の縮図としての性格を 有する。 <地域課題への取組実績> ○地方自治体や団体、民間企業等との幅広い協 定の締結(現在○協定)を基盤として、まちづくり に関する様々な検討や提言を実施。 ○大学COC事業(平成25年度採択)によって、超 高齢化社会を支える人材育成を推進すると共に、 社会人を対象とするソーシャルコミュニティワー カー(平成26・27年度22名)を養成 ○地域志向研究の推進として、COC事業から研 究助成を実施(年度20件) ○学生主体の地域貢献活動(まちづくりの提言な ど)に対して「地域貢献賞」として表彰 <行動的知性の教育実績> ○アクティブ・ラーニング型授業の積極的導入、 ラーニングコモンズの整備、カリキュラムマップの 作成など「教育の質保証」に関する取組が高い評 価を受け、「大学教育加速プログラム(AP)」として 採択(平成26年度) ○COCによる人材育成のなかで、21世紀型リテラ シー「とちぎ終章学総論」を全学必修科目として 実施 <シンクタンク機能による戦略的共創> ○地方自治体からの要請に応じたまちづくりに関 する様々な検討や提言を実施 ◯地域志向研究への取り組み(COCによる研究 助成:各年度20件) ◯地域課題と連動したプロジェクト型の教育・研 究組織として地域デザインセンター設置を決定 地域デザイン科学部 地域デザインセンター(CDC) 教育の特色 ü 理系を中心に文理融合した地域系の教育実践 ü 学部共通で「地域対応力」を養成 ü 専門科目のアクティブ・ラーニング化(100%)と全学への波及 ü 地域連携,学科混成による「地域プロジェクト演習」の必修化 育成人材 ○地域の課題を理解し,各地域の強み(地域資源・地域特性)を 活かしたまちづくりを支える専門職業人 地域開発に貢献する高度専門職業人を育成する 取組B ために、新大学院組織を設置 ○地域と連携した実践的な学びを基盤として、地域開発に貢献する 分野融合・文理融合した高度専門職業人の育成 取組C 地域との共創機能を強化するために、「地域連携 戦略機構」を設置 シンクタンク機能による戦略的共創 ◯各地域で、地域デザインプロセスが実現するよう①問題発見のための社会調査 データ、②先進事例の成果の分析と理論を提供する。 ◯課題解決の実践的成果を挙げるため、栃木県内の典型的な地域課題をもつ地域 をモデル地域として、伴走的な支援を行政等と協働で行い、ノウハウを 蓄 積・普及するとともに、人材養成のためのケース教材を整備する。 ◯各種地域連携活動を着実に実施する。 地域共生 研究開発センター 新・地域連携センター 窓口の一本化(One Stop サービス) 地域課題解決のトータルコーディネート オプティクス 教育研究センター バイオサイエンス 教育研究センター 地域連携 戦略機構 雑草と里山の科学 教育研究センター 文科省指標 【人材育成】(学生の就職状況や就職 先での評価の状況) ○新学部を含め、98%の高い就職率 を堅持 【地域の政策課題の解決】(地域と の対話の場の設定や協定等による取組 の実施状況) ◯産官学金を含めた地域との連携プ ロジェクト数10%UP 独自指標 【人材育成】 ◯地域フィールドの課題解決型演習の充 実(地域デザイン科学部では「地域プロ ジェクト演習」として全員必修) ○地域デザイン科学部における専門科目 のアクティブ・ラーニング化(100%)と全学 への波及 ○地域に関する研究を行う教員数50% (地域デザイン科学部では100%) ◯まちづくり人材養成のためのケース教 材を行政等と協働で作成、発行、学部共 通専門科目で活用 ○課題解決型学生プロジェクト年40件 【組織改革】 ○新大学院組織の設置 H32年度 【シンクタンク機能】 ◯行政と協働してまちづくり人材育成プロ グラムを開発・実施 ◯地域デザインプロセスを実践する地域 の伴走支援を全県で実施 ○「地域連携センター」の設置 ○「地域連携戦略機構」の設置 重点支援:① 戦略② 地域人材育成の基盤強化 考え方・方針:行動的知性と実践的専門性を兼ね備え、3C精神(Challenge Change Contribu;on) を持って、地域において新たな価値の創造を支えることができる人材を育成する。 【実績】 <アクティブラーニング> ◯アクティブ・ラーニング型授業の積極 的導入とラーニングコモンズの整備 ◯大学教育再生加速プログラム(AP) 「新たな地域社会を創造する3C人材の 育成」採択・実施(平成26年度~30年 度) <体系的学修評価> ◯教育の質保証の取り組み ・3方針・カリキュラムマップ・カリキュラ ムツリー ・教育プログラムシラバス ○学修ポートフォリオ活用の先行事例 ○レーダーチャートの作成・活用 <学校教育の質向上への貢献> ○教職センターの設立(H26) ○教職員サマーセミナーをはじめと する様々な教員研修プログラムの提供 ○運営費交付金プロジェクトの実施 ○平成27年度教職大学院開設・修士課 程改編 <専門職業人の育成> ○農学部におけるフィールド実学教育 ・農学部JABEE ・野生鳥獣管理士 ・食のファシリテーター ○工学部、工学研究科におけるものづく り教育 ・工学部JABEE ・創成工学実践などのPBL型教育の先 駆的実施 ・課題解決型インターンシップ ・工学研究科「先端光工学専攻」新設 (平成27年度) 【発展・改革】 取組D アクティブ・ラーニングと体系的学修評価による教育 の質向上サイクルの確立のために、「大学教育推進機構 」を 設置:教学IRによるAPの更なる発展 アクティブラーニング ◯アクティブ・ラーニングの体系化と全学的展開 Ø 能力指標の開発と並行した教育効果の検証 ・教員FD活動 ◯課題解決へ向けた実践的能力の養成 (協働性を高める実践的コミュニケーション能力の養成) Ø 地域企業などでの実践的授業の拡充 体系的学修評価 ◯基盤教育と専門教育それぞれで養成しているジェネリックスキルと知識技能 を多面的に評価するシステムの確立 (学修ポートフォリオ、レーダーチャート、ルーブリック) 取組E 人づくりの基盤:教職大学院を核とする学校教育の 質の向上への貢献 ◯運営費交付金プロジェクトの継続的推進 Ø 大学と県教育委員会との協働による教員の先進的職能成長プログラムの構築 ○実践力強化 Ø 体系的教育実践科目、学校ボランティア拡充、実務家教員による実践的授業 全学資源の活用 ○理系指導力の強化(学内資源の活用) 農学部 工学部 Ø アドバンストカリキュラムの新設 附属セン ○現代的課題への対応 ター・施設 Ø 英語教科化への対応、特別支援教育への理解 取組F 地域イノベーションを支える専門職業人の育成 ○地域を担う地域志向科目、人材育成プログラムの整備、創設 ○海外および地域企業でのインターンシップの充実、拡大 ○実践型、課題解決型教育プログラム(PBL教育)の拡充 ○組織の改組・拡充(工学部,農学部) ○留学生ネットワークの構築と国際ものづくり教育の推進 ○県内外の企業からの社会人大学院生や研究生の受入れ拡充 ○産業界、経済界、行政と連携し、教育プログラム運営支援基金を創設 文科省指標 【人材育成】(学生の就職状況や就職先で の評価の状況) ○教員就職率75% ○県小学校教員占有率25% ○大学院修了者の教員就職率85% 独自指標 【アクティブラーニング】 ○基盤教育におけるアクティブ・ラーニング 授業受講者100% ◯アクティブ・ラーニング指導法研修受講 教員100% ○FDの実践的内容への組替 ○教員相互授業評価、学生の授業評価の 効果的活用 ○学びの空間の積極的確保 【体系的学修評価】 ○学生の全ての学修成果の可視化(学修 ポートフォリオ,レーダーチャート) ○GPA,GPT,外部試験等を進級・卒業・修 了要件に付加 ○教学マネジメント確立のために「大学教 育推進機構」を設置 【学校教育の質の向上】 ◯指導経験のある教員比率25% ○大学院修了者の教員就職率85% ○学校支援活動の積極的推進(学校等へ の派遣人数700名) 【地域イノベ-ション人材】 ○PBL教育推進(外部機関等と連携した研 究プロジェクトへの参加など) ○地域に関連する実践的科目の拡充 ○実務家による講義拡大 ○地元インターンシップ実施者約230名 ○地域イノベーション創出のため農学研究 科に新たな教育組織を設置 ○次世代技術者の育成に対応した工学部 の改組 重点支援:① 戦略③ グローカルリーダーの育成 考え方・方針:地域のグローバル化や地域からのグローバル化に対応する人材育成と共に、 高大連携の拡充により次世代の地域リーダーを育成する。 【実績】 <国際交流・地域貢献> ○多文化公共圏センター ・グローバル教育セミナー ・国際連携シンポジウム ○HANDSプロジェクト <外国語学習> ○実践的な英語能力の養成 (EPUU) ○海外語学研修(英・中) ○複数言語教育による外国語学習 能力の強化 <グローバル人材育成> ○グローバル関連副専攻(L+1,AL +1) ○グローバル人材育成プログラム (大学コンソーシアム) ○国際キャリア開発プログラム <大学院生・教員の研究> ○海外共同研究 ○サバティカル研修による海外研 修 ○デュアルディグリー <高大接続> ○グローバル・サイエンス・キャン パス ○SSH、SPP、出張講義、講演 ○アグリカレッジ ○農学部と近隣県の農業高校との 連携協定→北関東地域の次世代 農学教育の中核 【発展・改革】 取組G グローバルな視点を持って地域に貢献する グローカルリーダーの育成強化 英語運用力と副専攻の拡充 ○大学英語教育学会賞を受賞した教育プログラムの充実(上級クラスの拡充) ○全学副専攻(グローバル人材育成プログラム)の拡充 留学機会・環境の拡充 ○「とびたて!留学JAPAN:地域人材コース」による留学の推進 ○国際標準教育制度導入、単位等価交換システムによる相互留学制度の確立 ○デュアルディグリープログラムの拡充 ○海外インターンシップ、海外語学研修プログラムの拡充 外国人留学生と国際交流の拡充 ○サマー・ショートプログラムの構築・実施 ○卓越校・中堅校との交流拡充(パデュー大学など) ○グローバルコモンズの整備 ○経済的支援規模の拡充 多様なグローバル化対応 ○「ESD-‐GAPとちぎ」の構築と実施 ○外国人生徒入試の実施 ○HANDSプロジェクトの推進 ○国際キャリアプログラムの拡充 取組H 次代の地域リーダーの育成:グローバルサ イエンスキャンパス等高大連携事業推進 地域との幅広い連携の強化 ◯地元志向の強い高校生が宇大に入学し、卒業後地元で働く」という『コア定着 層』 を創り出すために、 中学・高校と連動し学びプログラムの開発。 ◯教職センターを核として教育委員会等との連携を強化し、高校生向け教育プ ログラムを充実させ入試を弾力化。 ◯グローバル化に対応する地域貢献事業の全学的展開。 文科省指標 【連携・ネットワークの構築】(大学・大 学共同利用機関等との機能的・効果的な ネットワークの状況) ○大学コンソーシアムとちぎ(栃木県内 19高等教育機関 理事長:宇都宮大学 長)主催グローバル人材育成事業の推 進;グローバル人材育成プログラム、グ ローバルリーダー育成プログラム受講 生200名、本事業による留学35名 独自指標 【英語運用能力・副専攻拡充】 ○全学生のうちTOEIC650点以上:10%、 550点以上:25% 【留学機会・環境拡充】 ○海外留学人数 200名 【留学生・国際交流の拡充】 ○外国人留学生受入数 350名 ○卓越校・中堅校との交流協定締結(パ デュー大学など10大学) ○サマープログラムの構築 ○学生によるサポート体制充実、経済 的支援規模の拡大 【多様なグローバル対応】 ○国際通用性のある教育システムの整 備(コースナンバリング等) ○外国人生徒入試の実施・検証 ○「ESD-‐GAPとちぎ」の構築 ○グローカルリーダー育成機能強化の ための国際学部改組 【地域連携・高大連携】 ○栃木県小学校教員を目指す者対象 の推薦入試(教育学部) ○高大連携事業等の受講生900名 ○グローバル・サイエンス・キャンパス ・基盤プラン受講者数 60名 ・才能育成プラン受講者数 10名 ○新たな特別選抜制度の導入 重点支援:① 戦略④ 地域イノベーションの創出 −強みと特長を有する研究の戦略推進− 考え方・方針:地域志向研究を活性化して、新産業の創出や既存産業の高付加価値化に結び つく地域イノベーションを創出する。 【実績】 <農学部> ○しもつけバイオクラスター ○地域イノベーション戦略推進地 域支援プログラム ○フードバレーとちぎ ○ゆうだい21プロジェクト <工学部、工学研究科> ○先端光工学専攻新設、修士課程 改組 ○光融合技術イノベーションセンタ ー ○感性情報科学研究会 ○とちぎ未来ネットワーク <全学センター> ○雑草と里山の科学教育研究セン ター ○バイオサイエンス教育研究セン ター ○オプティクス教育研究センター <農工連携> ○イチゴ摘みロボット ○イチゴ海外輸送システム ○地域イノベーション戦略推進地 域支援プログラムの推進 ○オプトバイオ連携研究 →運営費交付金プロジェクトの推 進 ○産学官連携研究 ○海外との連携研究 ○ベンチャー企業化 【発展・改革】 文科省指標 取組I フードサイエンス、ものづくりにおける融合的イノ ベーションの創出:地域イノベーション戦略推進地域支援プロ グラムを核とする農工融合分野研究プロジェクトの推進 【地域活性化】(共同研究・受託研究の実 施状況) 【強み特色のある分野の研究の卓 越性】(論文数・論文の被引用数、研究成果 農工融合分野研究プロジェクト ○地域イノベーション戦略推進地域支援プログラムの推進 (地域の食の強み(いちご)を中心に据えた国際的優位性を有する研究) Ø 新品種の開発、高品質生産技術、機能性成分の探索と評価、農工連携によ るいちご海外輸出に向けた移送システムの開発 など ○オプト-‐バイオ連携研究の推進 Ø 運営費交付金プロジェクトの継続推進 →バイオイメージング技術の総合的推進事業 農学分野における地域イノベーションの創出 ○フードバレーとちぎの推進 ○ゆうだい21プロジェクトの発展 ○有害鳥獣害対策や里山のフィールドに根差した研究推進 工学分野における地域イノベーションの創出 ○マイクロ水力発電、水質管理、バイオテクノロジー、機能性ナノ材料 など 支援体制の拡充 ○地域共生研究開発センターやURA室などによるマッチング支援 ○地域志向研究寄付講座、奨励基金の創設 取組J 世界に通じる先端的研究の開発・推進:光工学研 究の国際ネットワーク形成、国際的優位性を創出するフードサ イエンス ○光工学分野の研究の推進 Ø 国際的ネットワークによる世界的研究拠点形成 ○工学・農学分野における特色ある研究の推進 Ø 感性情報学、ロボティクス Ø 難防除雑草の制御、植物病害虫防除 ○産官学金を含めた地域との連携プ ロジェクト数(共同研究等)10%UP に基づく受賞状況) ○国際的に著名な学術誌への論文掲載 数10%UP 独自指標 【研究のアクティビティ】 ○企業等とのマッチング件数10%UP 【支援体制】 ○URAによるマッチング支援体制強化 ○研究成果の社会への公開 ○クラウド管理による研究機器の共有 化 ○独創的、学際的、融合的研究プロジェ クト、若手萌芽プロジェクトの全学支援 ○国内外の優秀な人材確保のため年俸 制の拡大 【組織改革】 ○地域イノベーション創出のため農学研 究科に新たな教育組織を設置 【研究のアクティビティ】 ○光工学分野における世界的研究拠点 形成 【支援体制】 ○融合分野(光工学)、特色分野(地域 デザイン科学)への戦略的資源配分 ○国内外の優秀な人材確保のため年俸 制の拡大 重点支援:① 戦略⑤ ガバナンス改革、人事・給与システム改革 考え方・方針:学長のリーダーシップの発揮と教職員の意識改革に資するガバナンス改革、 ならびに多様で優秀な人材の確保・活用による教育研究の活性化に資する人事・給与シ ステム改革を行う。 【実績】 <ガバナンス機能> ○総括理事・副学長の設置 (H25年度) ○副学長の強化 (H27年度 1人→3人) ○学長裁量経費による改革支 援(H27年度1億8千万予算配 分) ○学部長・研究科長の学長指 名 ○全ての教育研究施設長の学 長指名 ○教授会機能の役割の明確化 ○監事機能の強化 <人事・給与システム> ○年俸制の導入(H26年度より7 名適用) ○教員人事にかかるポイント 制の導入(H25年度) ○学長裁量ポイントの確保に よる戦略に基づく教員配置の 実施(H25年度) ○全ての教員人事については、 人事調整会議において、人物 評価を含め審議・決定するシ ステムとし、人事調整会議の 機能を強化(H27年度) 【発展・改革】 ガバナンス機能の強化 取組K ○教教分離による組織改革の実行 Ø 新しい教育分野の創出、及び学内資源の有効活用の観点から、教教分離の組織改革を行う。 ○大学運営を的確にマネジメントする「大学教育推進機構」の創設 Ø 戦略の実現のため、「IR部門」、「点検・評価」及び「FD・SD部門」等で構成される「大学教育推 進機構」を新たに設置し、戦略に基づく大学運営を的確にマネジメントする。 ○学長補佐体制の的確な強化 Ø 特命事項にかかる副学長及び学長補佐の増員を含め、学長補佐体制を的確に強化する。 ○監事機能のさらなる強化 ○学長による部局長評価の実施 Ø 学長による部局長の業績評価を実施する。なお、部局配分予算にインセンティブを附与する。 ○積極的な情報発信を行う広報体制の強化 Ø 多様なステークホルダーへの説明責任などのため、サイエンスコミュニケーターの配置等、 「攻めの広報」に体制を強化する。 人事・給与システムの改革 取組L ○特定の新規採用教員への年俸制適用の拡大 Ø 地域社会や企業からの新規採用教員へ年俸制の適用範囲を拡大し、中途採用でも不利のな い年俸制を以て、国内外の優秀かつ多様な人材の確保を図る。 ○在職教員の年俸制適用への加速 Ø 一定以上の間接経費獲得額に応じた業績給等、業績給の算出範囲を拡大する。また、現行 の適用基準に満たない教員の希望に応じて年俸制が適用できるよう、併せて年俸制の適用 範囲を拡大する。 ○クロス・アポイントメント制度の導入 Ø 大学と地域企業等との密接な協同事業等、双方での密接に業務従事に対応するため、適切 なエフォート管理による給与制度のクロス・アポイントメントを新制度化する。 ○女性限定の教員(採用)公募の拡充 Ø 現行の女性教員採用特別制度(本年10月より開始)に加え、女性に限定した教員採用公募の 実施を全学に促し、女性教員比率を高める。 文科省指標 【優れた教育研究を実施する ための教職員体制の整備】 (国際通用性を見据えた人事評価 制度の導入、評価結果を処遇に反 映する取組の実施状況) ○年俸制適用の拡大 ○クロス・アポイントメン トの制度化 ○新教員評価制度における評 価結果の処遇への反映 独自指標 【ガバナンス機能の強化】 ○教教分離の実施 ○「大学教育推進機構」の 設置 H30年度 ○学長補佐体制の強化 ○学長による部局長評価の 実施 ○全学部で外部評価を実施 ○全学的広報戦略の策定 ○国際標準情報セキュリテ ィーマネジメントの推進 【人事・給与システムの改 革】 ○女性教員、若手教員の積 極的採用 女性教員比率 20% ○新たな教員評価制度の制 定 H30年度 ○業績給の設定 重点支援:① 宇都宮大学改革工程表:「地域の“知”を創造し変革をリードする」(地域の発展を支える大学) 戦略① 地域の知の拠点形成 「地域デザイン科学部」(平成28年度設置、H31年度完成予定) 新学部申請・審査 シンクタンク機能の強化 「地域デザインセンター」の 設置(平成28年度予定) など 「地域連携センター」への 統合(平成29年度予定) 新大学院:申請(H30 年度末予定)&準備 新大学院設置(平成32年度予定) 「新・地域連携戦略機構」の設置(平成32年度予定) 戦略② 地域人材育成の基盤強化 教学IRの推進 AP事業によるアクティブ・ラーニングと学修評価システムの確立と拡充 アクティブ・ラーニングの全学展開とルーブリックの活用強化 教職大学院の設置(平成27年度)を核とする学校教育の質の向上への貢献 地域イノベーションを支える専門職業人の育成(地域志向科目の開発と実施など) 戦略③ グローカルリーダーの育成 「トビタテ!留学JAPAN:地域人材コース」、栃木県・経済同友会による海外留学支援などを活用した、留学機会・環境の拡充 国際キャリアプログラムの拡充 外国人留学生向けのサマー・ショートプログラムの実施(すべて英語による授業)と留学生受け入れの拡大 グローバルサイエンスキャンパスなど高大連携事業の拡充 グローバルサイエンスキャンパス事業の実施 戦略④ 地域イノベーションの創出 地域イノベーション戦略推進支援プログラムの実施(とちぎ特産物の多面的高度利用によるイノベーション) フードバレーとちぎを支える地域イノベーションの推進 光工学分野の国際ネットワーク形成による世界的研究拠点の形成 先端光工学専攻の 設置(平成27年度) 戦略⑤ ガバナンス改革、人事給与システム改革 教授会役割の明確化など ガバナンス機能の強化: 教教分離(H28年度予定) 人事給与システム改革(年俸制適用の拡大、クロス・アポイントメント制度導入等) 平成27年度まで 第二期中期目標期間 平成28年度 平成29年度 平成30年度 第三期中期目標期間 平成31年度 平成32年度 平成33年度 平成34年度 第四期中期目標期間 Utsunomiya University 平成28年度国立大学法人運営交付金(一部:約100億円)の傾斜配分結果
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