東京青果を知る為のQ&A Q1 A 日本 人 の 野 菜 摂 取 量は足りていますか? また、どの 年 代 の 人 が 、一 番 野 菜を食 べているでしょうか? 残念ながら日本人の、 どの年代も野菜摂取量は、 目標に達していません。 また、 年代別でみると、 60~69歳の方が一番多く摂取しています。 Q2 アメリカ人と日本 人 、どちらが 多く野 菜を食 べているのでしょうか? A アメリカ人です。 アメリカ人より日本人のほうが野菜好きというイメージがありますが、実際は日本人の方が 食べていません。 1人1年当たりの野菜消費量は1980年は日本が123㎏、 アメリカは102㎏でしたが、2009 年には日本が102㎏、 アメリカは123㎏と、 1993年あたりを境にして逆転しています。 Q3 日本 の 農 業をしている人 の 平 均 年 齢は? A 60代後半です。 平成27年、農業就業人口の平均年齢が66.4歳、基幹的農業従事者が67.0歳となっており、 農業をされている方の平均年齢はさらに年々上がっています。 Q4 農 家 が 高 齢 化すると、どんなことが 起きるでしょうか? A 農作物の生産が減少します。 それがよく分かるのが耕作放棄地です。耕作放棄地とは農家の 高齢化による担い手不足などを背景に、耕作が放棄されてしまった農地です。以前は田んぼ や畑だった土地が、野原になっているということです。平成27年には42万haまで増加し、 こ れは富山県分の面積に相当します。 Q5 A 日本 の 野 菜・果 実における食 料自給 率は十 分でしょうか? (食料自給率とは、国 内で生産されている量÷国 内で消 費されている量 、 つまり需要と供給のバランスを示します。) 不十分です。 カロリーベースで、野菜については昭和40年で100%でしたが、平成26年には80%と100 に満たず、 果実は昭和40年が90%、 平成26年には43%まで激減しています。 ※カロリーベースとは重量をカロリー(供給熱量) に置き換えて算出した数字です。 Q6 国 産 野 菜・果 実は何 がいいのでしょうか? A 安心・安全で、 鮮度が良いことです。 例えば、従来、外食産業は多くの外国産青果物を使って来ましたが、食の安心安全を求める 消費者のニーズに応えるため、現在、多くの企業が主力商品の原材料を国産野菜へシフトし ています。 Q7 A 国 産 の 野 菜・果 実はどのくらい卸 売 市 場を経 由して 流 通しているのでしょうか? 国産青果物の85%が卸売市場を経由し流通しています。外国産を含めた青果全体ではH 24年で約60%ですが、 国産青果物に限れば8割以上が卸売市場を経由し流通しているので す。農家などからの直接取引が増えていると思われがちですが、 そういった取引は実際のとこ ろ、 全体の2割程度ということです。 Q8 A 東 京 青 果は業 界トップっていうけれど、2, 3番 手とは どの 位 差をつけて1 番なのでしょうか? H26年中央卸売市場上位3社の取扱高は以下の通りです。 (消費税込) 1位:東京青果: 1,983億円 2位:大果大阪青果: 1,058億円 3位:横浜丸中青果: 881億円 2位と3位の取扱高合計は1,939億円であり、 1位の東京青果はそれをも上回り、 業界ダントツNO1を誇ります。 Q9 A 東 京 青 果 の 営 業 部は、何によって組 織 構 成されているのでしょうか? また、その狙いは何でしょうか? 東京青果の営業部は品目別に構成されています。 (品目とは野菜・果物の種類のことを表しま す。) さらに部内では、品目ごとに担当チーム、 専属担当者がついています。 その道のプロフェッショナルを育成することで、 お客様に対してきめ細やかなサービスを提供 することが目的です。 Q10 産 地ブランドと東 京 青 果 のかかわりは? A 産地ブランドとは、特産品です。他産地にはない特徴や違いを売りにしています。 その地位を 確立するまでにはそれなりの時間を要します。産地が新規で生産した品物を、多方面へ企 画・販売し、 ポジションを上げる努力をすることで、 初めてブランドとして消費者に認知される ようになるのです。 デコポン、 ちぢみレン草、水菜など、多くの品目を産地の方々と東京青果がブランド化しました。 Q11 東 京 青 果 の 財 務 状 況ってどうなのでしょうか? A 当社の自己資本比率は連結で65.8%、 単独では78.9%です。 自己資本比率とは企業の安全性を図る尺度の一つです。通常20%で健全30%で良好とされ ています。 東京青果の数字は極めて高い数値であり、会社が潰れる心配が全くないことを示しています。 Q12 A 東 京 青 果 が 一 生 懸 命に国 産 青 果 物を売ると、 産 地にはどのようなことが 起きるのでしょうか? 農業はビジネスです。 きちんと先を見据えて、計画を立て、準備をし、利益を出すビジネスなので す。農業も他の産業と同様に、継続するために販売し、利益を生み出すことが不可欠なのです。 しかし、農家の方々は作ることのプロであって、 売ることのプロではありません。 そこで、売ることのプロである私たちの出番です。 「東京青果におまかせください。皆様が一生懸命つくって下さった青果物を、 このように他社 より長期に、安定して、優位に、販売してみせます」 と提案し、 ご指名を受ける。我々が一生懸 命に販売することで、担い手・農地の増加、地域発展、 そして食料自給率の維持向上へとつな がるのです。 Q13 A 東 京 青 果 が 一 生 懸 命に国 産 青 果 物を売ると、 消 費 者にはどのようなことが 起きるのでしょうか? 野菜や果物の摂取は、消費者の健康維持・増進につながります。 つまり、東京青果は、消費者 へ安心・安全な青果物を安定的に供給することで、消費者に健康を提供する役割を担ってい るのです。
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