【別紙1】暫定仕様書(PDF:153KB)

別紙1
町家まちなか
町家まちなか小商
まちなか小商い
小商い創出支援
創出支援事業
支援事業業務
事業業務委託
業務委託 暫定業務仕様書
暫定業務仕様書
1 本仕様書
本仕様書の
の位置付け
位置付け
本仕様書は、
「町家まちなか小商い創出支援事業業務委託」の契約候補者を特定するため
のものであり、予定している業務内容を示すものである。
契約候補者の特定はプロポーザル方式により行う。プロポーザルの参加者が本仕様書に示
す内容を踏まえて作成し、本市へ提出した提案書により評価を行い、最も優れた者を選定す
る。契約候補者の選定後、その提案内容および本仕様書に示す業務内容を踏まえ、契約書の
業務仕様書を作成する。
2 背景・
背景・目的
(1)背景
本市は、全国に約3,000社の分社がある天王信仰の総本社である津島神社の門前町
として、また、木曽川の支流である天王川の水利を活かした湊町として発展し、近代にお
いては、毛織物産業の基盤整備によって、わが国の毛織物産業の中心産地として大いにに
ぎわった。今も商都として栄えた時代を偲ばせる町家建築を中心とした町並みや茶室、寺
社などの歴史的資源が数多く残るまちである。
名鉄津島駅から津島神社まで商店街が形成され、かつては多くの人々が行き交っていた
が、近年は人口減少、特に子育て世代の女性・若者の転出超過が長年続き、空家となった
歴史ある町家は老朽化し、商店街もシャッター街となり、地域の活力は失われている状況
にある。そのため、女性・若者世代の事業者の掘り起しと空家となっている歴史ある町家
の保存・活用が課題となっている。
(2)目的
本業務では、事業者の掘り起しとして転出超過となっている 20~30 代の女性・若者を
ターゲットに、地域における創業を包括的に支援することで、雇用機会の創出と定住促進
を図る。さらに、歴史ある町家建築が数多く残っている名鉄津島駅から津島神社までの中
心市街地エリアで空家となっている町家をインキュベーション施設等として活用するこ
とで、老朽化防止と集客を図り、地域の活力を活性化させる。
3 業務内容
(1)概要
1)しごとおこし事業
2)スモールスポット事業支援事業
3)まちなか事業者育成事業
4)子育て中の世代支援事業
5)施設利用
6)支援体制
7)その他
(2)内容
町家まちなか小商い創出支援事業は、地方創生加速化交付金の事業分野「働き方改革」
で採択を受けた事業である。
創業希望者を増やすため、ターゲットとしている女性・若者向けの講座や業種ごとの講
1
座として、小商い講座を行う。
歴史・文化ゾーン(別添1)で空家となっている町家を改修し、インキュベーション施設
として提供する。さらに、女性の創業支援を行うために、講座受講や創業過程での託児支
援の仕組みを作り、女性が安心して仕事ができる職場づくりを行うとともに、出産・子育
てによって仕事を辞めた潜在保育士の地域雇用の場所としても活用していく。
以前、創業に係る講座を受講した人たちや短期間だけ出店したい人を募集・選考し、空
家を改修した店に期間限定で出店してもらうスモールスポット事業支援事業によって、新
たなビジネスの発見や商品開発の可能性を見出していける場所の提供等を行うことで、創
業者の増加を図る。
同じエリアに複数ヶ所施設を設置することで、そのエリアへ人を誘導し、店舗間の相乗
効果を高める。
1)しごとおこし事業
しごとおこし事業
(1)受講者募集
①企画
・創業希望者を増やすため、ターゲットとしている女性・若者向けの講座や業種ごと
の講座として、小商い講座を行うこと。
②募集・PR
・受講者募集のチラシ等を作成し、効果的な PR を行うこと。
(2)小商い講座
・小商い講座は、確実に事業企画に繋ぐ為に、10人程度の少人数講座とすること。
・小商い講座は、4コース(半日×5回程度)とする。
・当市に欠けている業種・業態を対象とした講座とすること。
・国の「創業支援事業計画」の認定を受けるため、経営、財務、人材育成、販路開拓
の知識が全て身につく事業とし、1ヶ月以上継続して行う講座とすること。
・日程や時間の取り方は自由。ただし、12月末までに全ての講座が終了していること。
・受講者の申込書等の個人情報や出席が確認できる書類を管理・保管すること。
・受講生に対して受講後も創業計画の作成等のフォローを行うこと。
2)スモールスポット事業支援事業
スモールスポット事業支援事業(
事業支援事業(以下、
以下、SS事業
SS事業という
事業という。
という。)
(1)出店者募集
①企画
・以前、創業に係る講座を受講した人たちや短期間だけ出店したい人を募集・選考
し、期間限定で出店してもらうSS事業を行うこと
②募集・PR
・出店者の募集要項を作成し、チラシ等を作成し、効果的な PR を行うこと。
③説明会
・事業内容の説明会(2回を想定)を行うこと。その際の会場調整、運営、説明、資料
作成を行うこと。また、出店者募集と同時に PR を行うこと。
④審査会
・審査会は公開審査とする。
・審査会の会場準備・運営、資料作成を行うこと。
・審査員の報償費(上限4人で 30 万円)と選出された出店者(40 事業者を想定、補助
額 280 万円)への補助金は市から支払うものとする。
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(2)出店
⑤準備
・物件は、空家を改修して、短期間単位で貸すものとする。
・出店等の準備支援を行うこと。
⑥出店及び出店後のフォロー
・出店準備、出店中だけでなく、出店終了後も、事業化に向けて助言等を行うこと。
3)まちなか事業者育成
まちなか事業者育成事業
事業者育成事業
(1)インキュベーション施設の入居者募集について
①企画
・歴史・文化ゾーンで空家となっている町家を改修し、インキュベーション施設と
して提供し、入居者の募集と運営を行うこと。
②募集・相談
・事業企画について企画すること。
・最低2か月間、入居者募集のためのPR等を行い、募集期間中は入居希望者からの
相談を行うこと。
・応募者の書類等の個人情報を取りまとめ、管理・保存すること。
③選考・決定
・入居者の出店企画の内容について、将来の事業化の可能性等の観点から選考・決
定を行う。
(2)出店
④準備
・物件は、空家を改修して、貸すものとする。
・専門家と相談しながら出店準備を行うこと。
⑤出店及び出店後のフォロー
・出店準備、出店中だけでなく、出店終了後も、事業化に向けて助言等を行うこと。
4)子育て
子育て中の世代支援事業
世代支援事業
①企画
・女性の創業支援を行うために、講座受講や創業過程での託児支援の仕組みを作り、
女性が安心して仕事ができる職場づくりを行うこと。
②募集
・保育士募集のためのPR等を行うこと。
・募集 時の書類は、管理・保存すること。
③選考・採用
・保育士を選考・採用する。
④事業
・子育て中の創業希望者等が講座受講、SS事業やまちなか事業者育成事業に従事する
際に、託児の必要がある場合、保育士を配置すること。
・出勤等の管理を行い、賃金を支払うこと。また、支払い証明等を保存すること。
・保険に加入すること。
・保育士及び施設は、創業希望者等のみでなく、要望があれば市内の子育て中の世代
の支援のためにも活用すること。
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5)施設利用
①物件調整
・施設として活用できる空家を天王通り・本町筋を中心に歴史・文化ゾーンから選定・
交渉し、所有者等と賃借契約を締結する。施設は4軒以上とする。
②契約
・空家の契約・賃借・管理を行うこと。火災保険等にも加入すること。
・賃借料、光熱費等の支払いや管理を物件ごとに行う。
③改修
・改修費用の上限は、合計8,000千円し、本委託の範囲内で実施すること。
・施設のトイレは、洋式・水洗とし、外装を改修する場合は、まちの景観に配慮した
ものとする。
・内・外装等のイメージ図、設計図等を作成し、所有者等との調整を行うこと。
・改修の作業工程が分かるように、写真を撮り、報告する。
・改修した空家を利用できる業種や店舗の間取り図、外観・内観の写真等の情報を作
成すること。
・改修等の過程で出る不用品等の整理、処分を行うこと。
○インキュベーション施設:2軒
・入居者選定後、入居者の利用形態に応じた改修とするため、調整すること。
・入居者負担はないものとする。ただし、インキュベーション施設入居者から通信・
光熱水費を徴収することができる。
・店舗開店時の写真を撮ること。
○SS事業用施設:2軒
・様々な業種の出店希望者が、自分で内装をアレンジできるように、最低限の内装の
改修を行うこと。
・出店希望者が店内のアレンジしやすいように、電気工事等を行うこと。
・SS事業で利用する施設利用者については、無料で貸し出すものとする。
・店舗開店時の写真を撮ること。出店者が変わるごとに、撮影すること。
6)支援体制
①採用
・最低9か月間、支援内容にあわせた専門家をそれぞれ設置し、出店希望者へのアド
バイスや希望者同士のマッチングを行う。
・出勤等の管理を行い、賃金を支払うこと。また、支払い証明等を保存すること。
②出店者支援
・小商い講座の受講生の支援やインキュベーション施設、SS事業の出店者の準備・
出店についての効果的な助言を行うこと。SS事業の審査会、インキュベーション施
設の入居者選考に参画すること。
・翌年度以降市内関係団体で運営していけるよう指導・助言等を行うこと。
7)その他
その他
市と協力して、翌年度以降継続して、本事業を引き続き実施する団体を、本委託期間内
に新たに設立するものとする。
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4 提出書類・
提出書類・成果品
(1)着手時
①着手届(任意様式) 1部
②管理技術者及び主たる担当者届(任意様式) 1部
③工程表(任意様式) 1部
(2)完了時
①完了届(任意様式) 1部
②業務報告書:紙出力5部(A4チューブファイル)、CD-R(電子データ(オリジナルファイ
ル+PDF形式ファイル)
)1枚
(3) その他
その他
① 業務計画書 紙出力5部
② 関係資料
一式
5 委託業務
委託業務の
の対象経費
本業務に関する改修に係る経費、印刷製本費、賃借料、賃金等の一切の経費は、委託業務
の対象経費とする。
6 その
その他
他
本業務の実施にあたって疑義が生じた場合は、委託者、受託者協議の上定める。
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