鶴ヶ島太陽光発電環境教育施設 藤村龍至 + 工藤和美 / 東洋大学

鶴ヶ島太陽光発電環境教育施設
Facility for Ecology Education
藤村龍至 + 工藤和美 / 東洋大学ソーシャルデザインスタジオ + 藤村龍至建築設計事務所
Ryuji Fujimura + Kazumi Kudo / Toyo University Social Design Studio + Ryuji Fujimura Architects
photo : Takumi Ota (except model photos)
PM1 (2013.5.11)
PM3 (2013.6.22)
3票 B
A
F
5票 G
4票 C
0票 H
6票 D
10 票 I
0票 E
8票 J
8票
3票
PM2 (2013.5.25)
A
F
43 票
教会型 E+G+I
構成要素
1. 象徴性
2. 広場
3. 視線の貫通
19 票
PM4 (2013.7.13)
3票 B
4票 G
1票 C
4票 H
11 票 D
3票 I
*設計参加者 A = 赤岩駿也、 B = 梓澤亜美、 C = 熊井康博、 D = 倉上将徳、 E = 坂本匡平
駅舎型 A+C+H
構成要素
1. 太陽光パネルの角度
2. ゲート性
3. 半外部空間
F = 塩澤大、 G = 嶋田裕紀、 H = 高橋杏介、 I = 友國樹伸、 J = 西村峻
0票 E
6票 J
13 票
4票
統合案(実施案)
構成要素
1. 太陽光パネルの角度
2. ゲート性
3. 半外部空間
4. 象徴性
5. 広場
6. 視線の貫通
7. 分棟
8. ベンチ
9. 通路の引き込み
路地型 B+D+F+J
構成要素
1. 分棟
2. ベンチ
3. 通路の引き込み
17 票
設計は最初期からオープンなプロセスとし
た。 パブリックミーティングで意見を集約し、
それをもとに設計案を練るというよりも、 お
おまかな条件をもとにざっと素案を作成し、
それをどんどん投票に掛ける。 そこでは票
の多いものを選ぶのではなく、票の集まり方、
散らばり方を観察し、 それらを設計チームで
分析しつつ案を更新する。 途中で共通の特
徴を持つ複数の案を交配させ 3 案にカテゴ
ライズし、 最後にそれらを交配し 1 案に統
合した。 こうした構成論的アプローチにより、
積極的な設計条件を引き出し、 多くの構成
要素を含んだ独自のタイポロジーを構成す
ることができた。
2つの玄関がある端部。 5 カ所あるすべての端部が異なる機能を持つ
高さ約 2 メートルで揃えられた軒より下の壁は、 人の手が届く部分は杉板、 背の高い妻面は工業製品を用いる
正面入口に取り付けられたサイン
2つのヴォリュームに挟まれた中庭の広場に並べられたカラフルな椅子は、 パーゴラのノウゼンカズラに覆われる
埼玉県産の木材を使ったトラス。 開口から差し込んだ光が構造を浮かび上がらせ、 真南へと向けられた建築の軸線を強調する
階段状の「表現の舞台」。 客席や舞台、 展示台として用いられる。 内壁は利用者が加工しやすい合板仕上げとする 2つのボリュームが交わるところに設けられた打ち合わせスペース。 合板の雰囲気に合わせたカーテンは安藤陽子デザインによるもの
端部に集約されたスペース。すべての設置機器や排気口は端部に集約し、 他の立面には一切露出しない
太陽光発電所から見た建築。 太陽光パネルの向きに揃えられたメイン・ヴォリューム。 農場の建築のようにも見える
電力会社より
建物、EV、蓄電池へ
電力供給
環境教育施設
(eコラボつるがしま)
太陽光パネル
(施設用)
EV、蓄電池へ電力供給
系統電力
太陽光発電電力
蓄電池電力
建物へ電力供給
※災害時停電した際に
建物へ電力の供給が可能
建物、EV、蓄電池へ
電力供給
N
電気自動車
非常時は発電さ れた電気を EV に充電し
避難所となる市内の公民館 6 カ所へ電力供給が可能
太陽光パネル
( 事業用 )
V28 EV スタンド +
リチウムイオン電池
鶴ヶ島太陽光発電所
通常時は太陽光発電による電力を施設の電源の一部とし、系統電力が遮断された非常時には発電された
電気を電気自動車(EV)
に充電し、避難所となる市内の公民館6カ所等の災害拠点に供給することも可能
通常時は太陽光発電による電力を施設の電源の一部とし、 系統電力が遮断された非常時には発電された電気を
電気自動車(EV)に充電し、 避難所となる市内の公民館6カ所等の災害拠点に供給することも可能
外部手洗
光
陽
太
線
軸
の
入口
中庭
玄関
トイレ
ポーチ
収納
受水槽
ホール
倉庫
正面入口
表現の舞台
控室
自販機
ベンチ
トイレ
電気主任技術者
管理人室
自転車置場
管理人用
自転車置場
シンボルツリー
空調室外機
バス停
N
平面図 S=1/100
平面図 S=1/100
3 つのボリュームの端部(グレーの部分)はメインのボリュームに奉仕するサーバント・スペー
3つのボリュームの端部
(グレーの部分) はメインのボリュームに奉仕するサーバント・スペースであり、
スであり、場所毎に設備置き場、ベンチ、エントランスなど異なる役割が与えられている
場所毎に設備置き場、ベンチ、 エントランスなど異なる役割が与えられている