第 10号

平成28年4月18日
鹿 児 島 県
警 察 本 部
生活安全企画課
平成28年第10号
還付金等詐欺の相談や被害が後を絶たず
今年も,還付金等詐欺の相談や被害が相次いでいます。ま
の
た,犯人は,商業施設のATMに誘導するケースが増えています
ので,下記の例を参考にして,被害に遭わないようにしてくだ
さい。
(>_<)
特殊詐欺抑止対策係
テル係長
【事例1】
4月7日,屋久島町内居住の70歳代女性宅に,役場職員を名乗る男から「還付金があ
ります。文書を出していましたが見ていますか。年度が変わったので,役場に取りに来
なくても大丈夫です。振り込んでくれる業者から連絡があるので,その人の指示に従っ
てください。」という電話があり,その後,別な男から,「振込依頼を受けた者です。近
くのA店(商業施設)にATMはないですか。なければ金融機関のATMでもかまいま
せん。」と電話があった。女性は何ら疑うことなく,金融機関のATMへ行き,男の指
示どおりATMを操作して,お金を騙し取られています。
【事例2】
4月7日,鹿児島市内居住の70歳代女性宅に,市役所職員を名乗る男から「医療費の
還付金があります。○○銀行に振り込みます。」との電話があり,女性が,「近くの銀行
へ行く。」と話したところ,男は,「そこには新しい機械がないので,B店(商業施設)
のATMに振り込まれます。午後1時にB店で待ち合わせましょう。」と指示した。女
性は,還付金が振り込まれると思い込み,指定の時間にB店に行くと,携帯に男から電
話があり,
「前のお客さんとの話が長くなり,行けなくなった。電話で説明をするので,
言うとおりにATMを操作してください。」と指示され,男の指示どおりATMを操作
しました。幸い,銀行に預けていた金額が少なく,被害には遭っていません。
【
注
意
点
】
○ 官公庁職員や銀行員が還付金手続の電話をしたり,ATMに誘導したり,AT
Mの操作を指示したりすることは絶対にないこと。
○ ATMを操作しても,還付金(払戻金)を受け取ることはできないこと。
○ 「還付金(払戻金)がある。」といった電話がきたときは,「うそ電話詐欺」
を疑い,家族や警察に必ず相談・通報すること。
などに注意し,被害に遭わないようにしましょう。
不審な電話等に関する,お問い合わせ・相談はこちらへ
・最寄りの警察署又は鹿児島県警察本部 ( ℡ 099-206-0110又は♯9110 )