選択領域B「ものづくりに貢献できる創造的な技術者育成講座」講習概要

選択領域B「ものづくりに貢献できる創造的な技術者育成講座」講習概要・時間割
1.日 時 : 平成28年8月4日(木)~8月5日(金) 10:00~17:20(休憩時間を含む)
2.募集人数 : 10名
3.講習内容
ものづくりに貢献できる創造的な技術者育成を目指す視点で、技術科教育及び工業科教育に役立つ、指導法や幅広い最新技術を学ぶ。
内容は、「視覚造形」、「画像処理」、「エンジンと熱力学」、「太陽光発電技術」等である。
4.時間割等(予定)
【8月4日(木)】
時限
講習題目
1時限目
10:00~11:20
視覚造形概論
2時限目
11:30~12:50
内容
担当講師
日本のものづくりの基となった、日本人が持つ造形の特質や日本
人が創り上げた工芸美術を概説し、デザインにおける描画教育、講
師が作品制作を行う版画や陶芸について紹介と説明をおこなう。
戸塚 泰幸 工学部教授
【 昼休み 】
12:50~13:40
3時限目
光と色、画像のフィルタリング
13:40~15:00
光とは何か。人間がどのようにして光や色を知覚しているのか、
その原理、ならびに表色系について解説する。
また、画像処理手法として、平滑化、鮮鋭化、1次微分、2次微
分を捉え、その数学的定義と空間フィルタリングとしての実現法に
ついて解説する。
諸角 建 工学部教授
画像を利用した計測法はさまざまな分野で利用されており、私た
ちの生活に貢献し、また身近な存在でもある。
ここでは、リモートセンシング、Computed Tomography、機械学
習による顔認証、差分法を利用した物体の抽出など、いくつかの画
像計測法について紹介する。
4時限目
画像計測
15:10~16:30
5時限目
16:40~17:20
修了試験(筆記試験)
【8月5日(金)】
時限
講習題目
内容
1時限目
エンジンと熱力学Ⅰ
10:00~11:20
蒸気機関の熱効率の向上をめざして生まれた学問である熱力学の
基礎を知り、熱機関(熱を機械的仕事に変換する機械)の熱効率
は、原理的に100%になり得ないことを理解する。
2時限目
エンジンと熱力学Ⅱ
11:30~12:50
ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ジェットエンジンなど
の発明とその発達を概観する。さらに、日本のものづくり技術が開
発をリードしてきた低公害車、ハイブリッド車、燃料電池車、電気
自動車などについても知る。
担当講師
松永 直樹 工学部教授
【 昼休み 】
12:50~13:40
3時限目
太陽光発電技術の現状
13:40~15:00
日本における太陽光発電技術の歴史は第1次オイルショック以
来、40年を超え、その水準の高さは世界トップクラスである。これ
までの太陽光発電技術の歴史を辿りながら、太陽光発電の原理や最
新技術について講義する。
吉森 茂 工学部教授
4時限目
15:10~16:30
太陽光発電技術の課題と将来~超伝 太陽光発電技術がさらに普及するために解決すべき技術的な課題
は何であるか、また、超伝導技術と融合することによって将来の太
導技術との融合~
陽光発電技術はどのように利用されていくか、超伝導技術の基礎を
踏まえて講義する。
5時限目
16:40~17:20
※ 各時限の担当講師・内容は変更となる場合があります。
修了試験(筆記試験)