ペット用ヒータ - Biglobe

事例 No.16
火災 概要
防火 構造 2階建一般住宅 の2階居室 から出火し、
内 壁及 び 天井面 を約5㎡焼損した 建物火災(部分
焼)で す 。
火 災発見後 、家人 により粉末消火器 で初期消火
を 実 施、 効果 はあったものの 鎮火 には 至らず 消防
隊 に より 消火 された 火災 です 。この 火災で死傷者
は 発 生していません 。
原因 概要
焼 損状況 より 出火箇所 を絞り込み、発掘したと
ころ 、 居室内 で飼われている ウサギ のかご 内から 、保温器具 と
保温 器具 として 使用 されていた ペット 用ヒーター
を 発 見し ました 。
こ の 電気 コード は、床板 に沿って 露出しないよ
焼損状況
う に 配 線 され 、露出部分 はウサギ が噛みちぎるの
を 防止 するために 、金属製のフレキパイプ で保護
さ れて いましたが 、同パイプ の端末より先の露出
部 分 で、「く」の字に曲がり断線 し、この箇所 に電
気 痕 が 認 められました 。
電 気コード はウサギ のかごの 格子 に掛けられた
状態 で 配線 されていたことから 、電気 コード に曲
げや 引 っ 張り等の外力 (ウサギ の移動等 )が生じ、
素線 の 一部 が断線 、その 箇所 の抵抗値 が増加 した
ため 、 発熱 し発火 、電気 コード に接していた 繊維
ウサギのかご 内 の状 況
類 に 着 火 して 拡大 したものです 。
類似 火災 の 防止対策
ペ ット 用として 電気器具 を使用 する 場合 は、ゆ
と りの ある 使用環境 を心掛け、無理 な使用は止め
て くだ さい 。
電気 器具 を使用 する 場合 、間違 った 使用方法 で
は ジュ ール 熱やトラッキング 現象等 の絶縁破壊 が
発 生 し 火災 に至ることがあります 。
取扱 いの 際は、説明 書 の書かれた 使 用上 の注意
を 守 り 、 不明 な点は 販売店 や製造元 に問 い合わせ
て くだ さい 。
断 線 及 び電 気 痕
・・・・ 火 災 が 発 生 し た 場 合 は 、 直 ぐ に 消 防 ( 1 1 9 ) へ 通 報 し て く だ さ い 。 ・ ・ ・ ・