教育現場の美術鑑賞について考える

平成28年度 愛知産業大学 免許状更新講習 シラバス
認定番号 平 28-30349-503538 号
コード
講 習 名
教育現場の美術鑑賞について考える
領
域
教科指導、生徒指導その他教育の充実に関する事項
日
程
平成28年8月4日(木)
担当講師
番号
時間数
6時間
定 員
C2
20名
杉山 奈生子(愛知産業大学大学院デザイン学専攻准教授)
中学校および高等学校における鑑賞教育の意義と在り方について、
海外の事例も参考にしな
がら再考します。講義形式ではなく、教育現場における実際的な問題点や疑問点を参加者と
講習概要
ともに出し合い、議論しながら進めるワークショップ形式の講習とします。事例として扱う
対話型鑑賞法は、学力としての「観察力」
「批判的思考力」
「コミュニケーション力」を育む
ものであり、美術に限らず、様々な教育プログラムに応用できます。
作品鑑賞の現況と、美術館や大学が主導した最近の鑑賞教育プロジェクト、
午前
ルーツとしてのアメリカにおける事例(MOMA)を紹介します。アメリア・
(3時間)
アレナス著『MITE!』
(淡交社)をもとに、対話型の美術鑑賞法について、基
本的なメソッドへの理解を深めます。
講習計画
午前に紹介した対話型の美術鑑賞法「Mite!」の理論について、実践を試みま
午後
(3時間)
す。いくつかのグループに分かれ、教員と生徒の役割を設定した上で、用意
された画像から西洋の伝統的な絵画や現代アートの作品 1 点を選び、鑑賞教
育を実践します。最後に、そのメソッドにおける教員の役割や、対話型鑑賞
教育の有用性について意見を交わしながら考察します。
履修認定
の方法
主な受講
対象者
備
考
筆記試験
小学校、中学校、高等学校の教諭