【実践例】 いわき明星大学(福島県) エ エネルギーミックスのヒントを楽しく、 わかりやすく。 ネルギー資源が乏しい日本だからこそ考えたい“エネルギーミックス(安定した電気を供給するために、 さまざまなエネルギーの特徴を考え、バランスよく組み合わせること)”。この日は、再生可能エネルギー について学び、その成果を発表するために集った小・中・高校の代表や教員、保護者を前に、エネルギーにつ いての実験ショーを実施しました。 小学生でもわかるように、身近な道具を用いた「見せる」実験を多彩に準備。たとえば手回し発電機を使って エネルギーが熱・光・動力・音などさまざまな形に変わること、電気が便利で暮らしに欠かせないものであること、 LED電球と白熱電球では発電にかかる負荷が違うこと等、 「気づき」から学ぶ体験をしました。 “エネルギーミッ クス”を考えるうえでヒントになるよう工夫した実験に、参加された教員の方からも「授業にも取り入れてみたい」 と好評でした。 【実践例】 会津若松市立城西小学校(福島県) 福 魅力的な授業をともに考え、明日をつくる。 島県の中学校1校とその通学区域の小学校2校が連携して、 「地域としての放射線教育の今後」という課 題に取り組んだ授業(小学校5年生)をサポート。教員の方が自主的に授業を行えるよう、進め方から放 射線測定器の使い方まで事前に打ち合わせを何度も行い、情報を共有しながらつくりあげました。当日は霧箱を 使って放射線の飛跡を見たり、グループごとに放射線測定器を持って校内各地の放射線を測定したりと、さまざま な実験を体験。通学区域をともにする他校の教員などからも高い評価を受けた授業となりました。 授業の後には、教員を対象にした研修会を本事業で主催。事故当時に学校の現場で起きた悩みやジレンマを もとにしたケーススタディなどを盛り込むことで、活発なディスカッションのきっかけづくりを行いました。今後の 放射線教育について必要なのは、正解を与えてもらうのではなく、ともに考え、ともに認め合うこと。アンケート の結果、参加したほとんどの教員からその内容に「満足」との回答が得られました。
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