平成27年度 保育所の自己評価集計表

平成27年度 保育所の自己評価集計表
八王子市立長房中央保育園
1.人権尊重
子どもの人権条約の遵守、ならびに本市が制定した「すこやか宣言」を尊重し、子どもの最
善の利益を追求する。
小分類
(1)子どもの人権に十分配慮するととも
に、文化の違いを認め、互いに尊重する
心を育てるよう配慮している。
(2)性差への先入観による固定的な観念
や役割分業意識を植え付けないよう配慮
している。
2.説明責任
評価の根拠・具体的事例および改善方法
89%
・個々の考え方や生活(慣習)が様々なことを子どもたちに伝え、
対応の仕方も様々あることを伝えている。子どもの思いや好みな
ど強制せず、そのままを受け止めるように、保育を行っている。
・職員が研修に参加し、権利擁護の理解を深められると良い。
99%
・性差に関係なく、一人の子どもとして個々の思いや好みなど受
け入れるようにしている。また、子どもたちには、一人ひとりの考
え方や成長の違いがあることを伝えてきた。
・引き続き、子ども一人ひとりの考えを尊重して、役割分業意識を
植え付けない配慮を行っていきたい。
保護者や地域の子育て家庭に、保育所の役割や保育内容について情報提供をする。
小分類
(1)理念や基本方針が利用者等に周知さ
れている。
(2)利用者が意見を述べやすい体制が確
保されている。
3.情報保護
評価結果
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
88%
・理念や基本方針については、入園の際や懇談会等で説明して
いる。地域に向けての発信は、掲示や口頭で知らせている。
・掲示を行っているが、掲示の場所や周知の方法を検討していけ
ると良い。
89%
・意見や相談などいつでも受けられるように、普段から対話を大切
にしている。また、懇談会等でも意見を述べられる時間を設けて
いる。
・日々の保育の中で「担任と話せない時がある」というご意見をい
ただいた中では工夫改善が必要と思われる。
保育にあたり知り得た子どもや保護者の情報は、正当な理由なく漏らしてはならない。
小分類
(1)利用者のプライバシー保護に関する
規程・マニュアル等を整備している。
(2)遵守すべき法令等を正しく理解するた
めの取り組みを行っている。
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
92%
・必要に応じて職員間での情報の共有を行うが、外部には漏らさ
ないという規程を守っている。また、個人情報に関わる書類につ
いては、鍵のかかるキャビネットに保管している。
・プライバシー保護については、随時確認をしながら規程を遵守し
ていく。
100%
全職員に対して、情報セキュリティに関する研修を行っている。
4.苦情処理
保護者からの信頼を高め、福祉サービスの質の向上に向けた取り組みの一環とし
て、保護者等からの苦情や意見等に対して、迅速に対応を進める。
小分類
(1)保護者が相談や意見を述べやすい環
境を整備し、迅速に対応している。
(2)苦情解決の仕組みが確立され、十分
に周知・機能している。
5.保育内容
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
94%
・保護者からの相談や意見は日々の送迎時・連絡帳・懇談会等で
時間を設けている。意見や苦情があった場合には、その場で対応
をしている。また職員間でも話し合い、迅速に対応するように心掛
けている。
・保護者の中には意見を述べにくいと感じる方もいらっしゃるの
で、コミュ二ケーションを深めていけるように日々努めていきたい。
86%
・苦情解決の仕組みは掲示されている。
・十分に周知・機能はされていないため、掲示や周知の方法を検
討していく必要がある。
一人ひとりの子どもの置かれている状態、及び家庭・地域社会における生活の実態
を把握するとともに、子どもを温かく受容し、適切な保護・世話を行い、子どもが安
心感と信頼感をもって活動できるようにする。
小分類
(1)保育計画が保育の基本方針に基づ
き、さらに地域の実態や保護者の意向等
を考慮して作成されている。
(2)指導計画の評価を定期的に行い、そ
の結果に基づき指導計画を改定してい
る。
(3)子ども一人ひとりへの理解を深め、受
容しようと努めている。
(4)子どもが自発的に活動できる環境が
整備されている。
(5)基本的な生活習慣や生理現象に関し
ては、一人ひとりの子どもの状況に応じて
対応している。
(6)身近な自然や社会と関われるような取
り組みがなされている。
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
94%
・保育の基本方針に基づいた保育計画を毎月立てている。子ども
たちが生活を行う中で得意なことや自信が持てるように、保育士
が援助を行っている。また、子どものやりたい気持ちや達成感が
得られるように、環境設定を行っている。
・自由遊びや行事等で交流を行っているが、設定保育の中での異
年齢交流では、3・4・5歳児が対象なため、日常保育保育の中で
も交流散歩などが出来るように、改善に努めていきたい。
80%
・毎月、保育計画の振り返りをクラスで行い、園長が確認してい
る。行事については、職員会議の中で検討し、実施後には評価を
行い、次月の保育計画に生かせるようにしている。
・子どもたちが輝ける保育となるような計画の実施に努めていきた
い。
92%
・子どもたちが一人ひとり、生活や遊びの中で得意なことや自信
が持てることを見つけて、さらに成長が出来るように援助してい
る。
・子どもに急がせてしまう言葉がけの時があり、一人ひとりへの理
解を一層深めていきたい。
94%
・子どもたちが、好きな遊びに取り組めるように、様々な玩具を用
意している。また、戸外遊具に関しても、好きな遊びが十分できる
ように、環境を整えている。
・子どもたちが使いやすい環境設定を考え、整備に努めていきた
い。
96%
・子ども一人ひとりに合った援助を行い、特に個人差の大きい3歳
未満児は個別の保育計画を立て無理のない対応を心掛けてい
る。
・子ども一人ひとりに対応できない時もあり、状況に合った対応に
努めていきたい。
91%
・野菜作りやじゃがいも堀り体験を行い、園庭には草花を植えて
四季を肌で感じられるように環境を整えている。また散歩や戸外
遊びを多く取り入れている。年齢に応じて近隣園・在宅センター・
すぎな愛育園・小学校等の交流、また園外保育の際はマナーを
守るなど様々な体験が出来るように取り組んでいる。
・近隣との交流を年齢に関係なく出来るように努めていきたい。
(7)さまざまな表現活動が自由に体験で
きるように配慮されている。
(8)遊びや生活を通して、人間関係が育
つよう配慮している。
(9)乳児保育のための環境が整備され、
保育の内容や方法に配慮が見られる。
6.要保護児童
への対応
93%
・コーナー遊びなど子どもたちが自由に遊べる環境を整えている。
また自由に画用紙・のり・はさみなどが、使えるように引き出しに
用意している。
・リトミックなど保育の中に多く取り入れられると良い。また、楽器
等も遊びの中で自由に使える取組みを行っていきたい。
93%
・遊びの中で、順番や交替など年齢に合わせた援助を行ってい
る。3歳以上児は異年齢交流を毎月一回行っている。また、当番
活動や保育の中で、子どもたちの意見を取り入れて行うなど生き
る力が身に付く体験が出来るようにしている。
・子どもたちの意見が衝突した際は、必要に応じて保育者が仲裁
し、子どもたちで解決できるように配慮している。
94%
・特に個人差の大きい3歳未満児の保育では個別の保育計画・日
誌など詳細に記入している。また子ども一人ひとりに合わせた保
育を行っている。
・一人ひとりに十分な愛情を持って接しているが、授乳や給食が
同じ時間の場合は、1対1の対応ができないことが課題である。
児童虐待の兆候を見逃さないよう、保護者や子どもの様子に細心の注意を図る。万が一、
虐待が疑われるような場合には、情報が施設長に必ず届くような体制を整えている。
小分類
(1)虐待を受けていると疑われる子どもの
早期発見に努め、得られた情報が速やか
に園長まで届くようになっている。
(2)虐待を受けていると疑われる子どもの
保護者への対応について児童相談所等
の関係機関に照合、通告を行う体制が
整っている。
7.特別な支援を要する
子どもへの対応
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
95%
・早期発見に努め、登園時の視診を丁寧に行い、着替えや身体
測定時には体に傷やあざがないか確認をしている。不明な傷あざ
を発見した際は、情報収集に努め、園長報告を速やかに行ってい
る。
・今後も視診を丁寧に行い、子どもからの発信を受け止められる
ようにしていきたい。
90%
・組織としての体制は整っている。職員の要保護児童への対応の
意識も高まっている。
・今後も職員のスキルを上げるために、職場内研修や研修への
参加を積極的に行っていきたい。
インクルージョンを基本に保護者や職員間で共通認識を持ち、巡回発達相談員、専門
機関と連携しながら、子どもの発達を保証する。
小分類
(1)環境が整備され、保育の内容や方法
に配慮がみられる。
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
93%
・研修等を受講し支援の仕方を学んだり、個別の保育計画を作成
し、職員が個別の支援を行っている。
・クラス内で支援方法など話し合いを行えたが、職員全体での検
討も行えるように努力していきたい。
8.家庭福祉員
への支援
子育てや関連機関に関する情報を交換するとともに、保育所施設の提供、研修等の支
援、保育の補完など支援していく。
小分類
評価結果
(1)地域における子育て支援の情報や保
育園の行事への参加をよびかけている。
(2)福祉員の保育の補完を支援している。
(3)研修への参加を呼びかけ、情報の交
換をする。
9.在宅子育て
家庭への支援
100%
・保育園の行事には遠方のため積極的には誘わなかったが、近
隣の地域広場へ誘い、遊びの提供を行った。
・引き続き、子育て情報の提供や近隣の地域広場へのお誘いを
行っていきたい。
67%
・遠方のため、補完を支援出来ていないが、毎月訪問を行い、相
談に乗ったり情報交換を行い、信頼関係を深め保育の助言や情
報などは提供している。
・今後も出来るだけ支援を行っていきたい。
100%
・保育従事者研修や家庭福祉員研修等の研修への参加を呼びか
け参加していただけた。
・引き続き、研修への参加を呼びかけ、情報の共有が出来るよう
に努めていきたい。
多様な子育てニーズや地域の住民が求める援助を把握し、それに基づいた事業・取
組を実施していく。
小分類
(1)地域の福祉ニーズを把握している。
(2)地域の福祉ニーズに基づく事業・取組
が行われている。
10.健康支援
評価の根拠・具体的事例および改善方法
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
100%
・地域の関係者機関と連携を取り情報を共有して、地域の特性を
把握するように努めている。
・地域の福祉ニーズに少しでも応えられるように、努力していきた
い。
100%
・入所児童の弾力化や在宅子育て家庭の支援として今年度からD
型広場の開催を週3日行い、講座の開催や子育て相談業務を積
極的に行っている。
・今後アンケートを基にニーズに合わせた取組を行っていきたい。
子どもの健康状態、ならびに発達状態を把握する。また、疾病への対応は適切に行
い、保護者ならびに全職員に周知し、必要に応じて関係機関も含め情報を共有する。
小分類
(1)登所時や保育中の子どもの健康管理
はマニュアルなどがあり、子ども一人ひと
りの健康状態に応じて実施している。
(2)健康診断の結果について、保護者や
職員に伝達し、それを保育に反映させて
いる。
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
92%
・担任が子ども一人ひとりの健康管理に留意し、必要に応じて看
護師が対応したり、感染症や診断結果について、家庭に伝達を行
い通院状況等を把握している。
・健康管理マニュアルについては必要に応じて作成をしていきた
い。
90%
・年2回の健康診断が未受診の子どもは毎月の0歳児内科健診
の際受診している。健康診断の結果は連絡帳や口頭で保護者に
伝えている。
・保護者が嘱託医に直接受診していただくか、毎月の0歳児内科
健診で受診できるようにしたが、未受診者が0にならず、今後の課
題としていきたい。
(3)歯科検診の結果について、保護者や
職員に伝達し、それを保育に反映させて
いる。
(4)感染症発生時に対応できるマニュア
ルがあり、発生状況を保護者に通知して
いる。
11.環境衛生
管理
88%
・子ども一人ひとりの健康を把握し、感染症が発生した際にはマ
ニュアルに従って対応している。また保護者にも発生状況を掲示
したり、対応の仕方を看護師が中心となって伝えている。
・感染症の発生を最小限に留められるように今後も努力していき
たい。
施設の環境を常に適切な状態に保持するとともに、施設内外の設備、用具等の衛生管理
に努める。また、子どもおよび職員が、手洗い等により清潔を保つようにするとともに、施設内
外の保健的環境の維持向上に努める。
小分類
評価結果
(1)子どもが心地よく過ごすことのできる
環境を整備している。
(2)生活の場に相応しい環境とする取組
を行っている。
12.保護者
への支援
94%
・個々の診断結果を保護者や職員に伝え、虫歯治療の通院を依
頼した。保育の中で看護師が年齢に応じた歯磨き等の大事さを伝
える場を設けたり、食後に口内を清潔に保てるように、年齢に合
わせた対応を行っている。
・虫歯治療を積極的に行っていない家庭への周知が徹底できるよ
うに努めていきたい。
評価の根拠・具体的事例および改善方法
92%
・3歳未満児クラスは遊具やトイレの消毒など日々行っている。ま
た、3歳以上児クラスも定期的に消毒等を行っている。遊具等の
点検を用務員が中心となって行い安全管理に努めている。
・子どもが心地よく過ごせる環境の整備を引き続き行っていきた
い。
92%
・温度・湿度・換気に配慮してエアコンの使用や3歳未満児クラス
は床暖房の使用を行っている。また子どもが安心して生活できる
ように、個別の支援を心掛けている。
・整理整頓を心掛、け保育室だけでなく、園庭の遊具や教材庫な
どの環境整備に力を入れていきたい。
保護者との信頼関係を築き、子どもの最善の利益を考慮した保育ができるよう、育児相談
や懇談会・家庭連絡等を充実する。
小分類
(1)一人ひとりの保護者と日常的な情報
交換に加え、個別面談等を行っている。
(2)家庭の状況や保護者との情報交換の
内容が必要に応じて記録されている。
(3)子どもの発達や育児等について、懇
談会等の話し合いの場に加えて、保護者
と共通理解を得るための機会を設けてい
る。
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
95%
・日々の送迎時に保護者と対話するように心掛け、懇談会・保育
参観を実施し、必要に応じて個人面談を行っている。
・当番等で直接話せない時や保護者によっては、祖父母の送迎
のため、十分に情報交換が出来ていない場合があり、今後の課
題である。
90%
・保護者が職員一人ひとりに伝えなくても良いように、必要に応じ
て職員間での情報の共有や記録を行っている。
・伝達漏れのないように、対応に留意していきたい。
95%
・日々中で発達や育児方法についての悩みなど話せる機会を設
けている。保護者と共通理解を得られるように、必要に応じて個
人面談等を行っている。
・送迎が祖父母が多いご家庭の場合は、懇談会等の話合いだけ
では充分とは言えないため、共通理解が得られるように検討して
いきたい。
保育の質の向上のために定めた目標に向け、組織として目的意識をもった研修計画
13.研修計画 を策定し、その基本姿勢を計画の中に明示すると共に取組みを実施する。また、全市
的な視点をもって資質向上の取り組みをする。
小分類
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
(1)職員の教育・研修に関する基本姿勢
が明示されている。
100%
「八王子ビジョン2022」の実現に向けて、八王子市人財育成プラン
に職員の教育・研修に関する基本姿勢が明示されている。
(2)個別の職員に対して組織としての教
育・研修計画が策定され計画に基づいて
具体的な取り組みが行われている。
100%
年度ごとに職員研修計画が策定され計画に基づいて具体的な取
り組みが行われている。
(3)定期的に個別の教育・研修計画の評
価・見直しを行っている。
80%
職員研修計画に沿って、研修受後は、研修レポートの提出を行
い、教育・研修計画の評価・見直しを行っている。今後も継続して
行っていく。
(4)資質向上の取り組みを全市的に行っ
ている。
100%
研修基本方針を基に「職員力向上・組織力強化サポートプログラ
ム」と称して全市的に資質向上の取り組みを行っている。
14.小学校
との連携
子どもの連続的な発達などを考慮して、互いに理解を深めるようにするとともに、子どもが
就学に期待感を持ち自信と積極性を持って生活できるようにする。
小分類
(1)小学校との間で、小学生と園児とが行
事などで交流する機会を設けており、職員
間の話し合い、研修などの連携体制が整
備されている。
15.地域との
交流
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
94%
・園児が小学校の様子を見せてもらう機会や、教員が保育園体験
の機会を設けている。また、保幼小地域連絡協議会では保育士と
教員の話合いが行われ連携を深めている。
・さらに小学校との連携が深められるように努めていきたい。
保育所が地域社会の一員としての社会的役割を果たすと共に、地域の協力の中で子
どもが育つような取組を行う。
小分類
(1)地域との関係が適切に確保されてい
る。
評価結果
100%
評価の根拠・具体的事例および改善方法
地域の方に向け、保育所や子どもへの理解を得るために日常的
なコミュニケーションを心掛けている。
園庭開放や地域広場事業の実施、および夏祭りや運動会、誕生
会などへの参加を呼びかけている。在宅支援の一環である子育
てひろば事業の実施に伴い保育所が持つ専門的技術や情報を
地域に提供している。
ボランティア受け入れマニュアルに沿って、学生ボランティアを受
け入れている。「お話の会」「トレインズ」など、ボランティアの受け
入れを積極的に行い、園の保育方針を理解していただくために、
会の終了後は子どもの様子や、活動内容についての情報交換を
行っている。
必要に応じて、児童相談所、児童館、学童保育所、小学校、保健
福祉センター、地域子ども家庭支援センターなどとの連携を図っ
ている。
(2)保育所が有する機能を地域に還元し
ている。
100%
(3)ボランティア受入れに対する基本姿勢
を明確にし体制を確立している。
100%
(4)関係機関等との連携が適切に行われ
ている。
100%
(5)地域の福祉向上のための取組を行っ
ている。
100%
公共の場の訪問活動など、子ども自身が地域の一員としての自
覚をはぐくむような取組を実施した。
(6)地域の福祉ニーズに基づく事業・活動
が行われている。
100%
地域の福祉や子育てのニーズを把握し、それに応じた取組を具
体的に行っていくことが課題である。
16.食育
食事は子どもの身体的成長の基本であり、心豊かに食を楽しみ、自然の恵みに感謝し、子
どもの命を守る大切な事項である。年齢にあった調理方法や栄養のバランスはもとより、食
習慣の確立・栄養教育・心の健康づくりという目的に応じて一人ひとりの子どもに配慮する。
小分類
評価結果
(1)食育を通して、こどもたちが食事を楽
しむことができる工夫をしている。
93%
(2)子どもの食生活を充実させるために、
家庭と連携している。
94%
(3)食物アレルギーは、個別に配慮し食
事を提供している。
91%
(4)文化、習慣の違いなどの個別に配慮
した食事を提供している。
17.安全対策
事故防止
・年齢に応じて食育指導の時間を設けたり、毎日の食事の前に本
日のメニューの紹介をして、献立や食材の名前を覚えられるよう
な時間を設けている。また、園庭で畑づくりをしたり、じゃがいも堀
り体験など、土と触れ合う機会も設けている。給食では、皮むき・
おにぎりづくり・配膳体験・親子クッキングなど年齢に応じた体験も
行っている。
・食事を楽しみながらマナーを知らせていくことが、課題である。
・毎月の献立表には「旬の野菜を使っています」などの一言コメン
トを入れたり、給食だよりに(年4回)人気メニューのレシピや好き
な給食のアンケート結果など、ご家庭に食に関する情報提供を
行っている。また、子どもたちが食べている量・形・色などが分か
るように、毎日の手作り給食やおやつの展示を行っている。離乳
食では月齢だけではなく個々に合わせた形態での提供を行って
いる。
・月末に、保護者・栄養士・調理員・担任・園長で次月の献立表を
基にアレルギーチェックを行い、毎日朝礼で確認・登園時に保護
者と確認・配膳時に確認を行い、別机で食せるように配慮してい
る。
・引き続き誤食のないように、個別配慮に留意していきたい。
・クラスの友だちとの給食の際、個別に対応が必要な場合には、
出来る限りの配慮を行い、楽しく給食が食べられるような環境設
定を行っている。
・今後、文化・習慣の違いがあるご家庭が入園された場合は保護
者と話し合い、子どもに負担がない対応を行っていきたい。
災害や事故の発生に備え日常点検や避難訓練を実施すると共に、外部からの不審者等の
侵入防止のための措置や訓練など、不測の事態に備えて必要な対応を図る。また、保育中
の事故防止のために保育所内外の安全点検に努め、安全対策のために職員の共通理解や
体制づくりを図る。
小分類
評価結果
(1)調理場、水回り等の衛生管理は、マ
ニュアルに基づいて適切に実施されてい
る。
(2)事故防止等のチェックリスト等があり、
事故防止に向けた具体的な取り組みを
行っている。
18.長時間保育
の配慮
90%
評価の根拠・具体的事例および改善方法
評価の根拠・具体的事例および改善方法
100%
衛生管理マニュアルが整備されており、適切に実施している。今
後も、安全な給食の提供に努めたい。
100%
災害や事故に関しては、日頃から職員間での共通認識を持てる
ように話し合いを行っている。保育中の事故や怪我に対しては、
室内、屋外の点検と危険個所などの情報の共有を図っている。
事故再発防止に関しては、職員間で検証と振り返りを行い、同じ
事故の繰り返しをしないように努めている。
長時間にわたる保育にふさわしい環境を整備し、子どもが安心して過ごせるように配慮する。
小分類
(1)長時間にわたる保育のための環境が
整備され、保育の内容や方法に配慮がみ
られる。
評価結果
評価の根拠・具体的事例および改善方法
87%
・0歳児保育、1・2歳児保育、3・4・5歳児保育と時間によってクラス
分けを行い、子どもたちが安全に楽しく遊べる環境設定を行って
いる。子どもたちはブロック・かるた・自由画など様々な玩具があ
り、自分の好きなものを楽しむことが出来る。必要に応じて職員間
で環境設定の方法の検討を行っている。
・限られたスペースの中で最善の環境を提供できるように、定期
的に見直しを行う。