大阪ミュージアム地域魅力発信事業 事業委託仕様書

大阪ミュージアム地域魅力発信事業
事業委託仕様書
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事業名
大阪ミュージアム地域魅力発信事業
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事業目的
大阪府では、大阪のまち全体を屋根のない「ミュージアム」に見立て、大阪のまちの魅力を内
外に発信する「大阪ミュージアム」の取組みを推進しています。
大阪府内には、歴史的なまちなみ、豊かなみどり・自然、祭り・イベントや食べ物など、魅力
的な地域資源がたくさんあります。大阪ミュージアムでは、それら府域にある地域資源のうち、
それら大阪府民(個人・団体・企業)のほか、大阪に愛着を感じ関心をもつ方から推薦いただい
たものを「展示品」又は「館内催し」として登録し(以下、両方を併せて「大阪ミュージアム登
録物」という。)
、ホームページをはじめ、様々な取組みを通じて、発信してきました。
これら大阪ミュージアム登録物を活用して、地域魅力をさらに強力に発信するとともに、より
多くの方々に実際に府内各地を訪れて、既成の大阪のイメージだけでない魅力を再認識し、体感
し、楽しんでいただくため、
「大阪ミュージアム地域魅力発信事業」を実施します。
(参考)大阪ミュージアムHP:http://www.osaka-museum.com/index.html
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契約期間
契約締結の日から平成29年3月31日(木)まで
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委託上限額
7,064千円(税込)
5 委託事業の内容及び提案を求める事項
(1)大阪地域魅力の雑誌への掲載及び別途配布可能な冊子の企画・制作
大阪ミュージアム登録物をはじめとする府内各地の地域魅力を旅行雑誌または情報誌等(以下、
「雑誌」という。
)に掲載するとともに、誌面の掲載内容の企画、取材、撮影、制作を行うこと。
また、別途配布可能な冊子(以下、
「冊子」という)を作成すること。
【提案事項】
①雑誌に関する企画提案
・事業目的にあった雑誌を提案すること(発行部数、販売エリア、書店における販売期間、購
買層が分かる資料を添付すること)。
・雑誌の効果的な発行時期、掲載回数、ページ数及び Web サイトの活用などを提案すること。
*ページ数は、4色カラーで合計8頁以上とすること。
・既成の大阪のイメージ(例:道頓堀界隈、粉もん、大規模テーマパーク)だけでない、府域
の様々な魅力を伝える内容とするとともに(大阪ミュージアム登録物を含む内容とするこ
と)、地域魅力をテーマやストーリー等でつなぎ、府内各地(複数市町村)を周遊したり、何
度も訪れたくなるような企画・掲載内容を提案すること(地域やテーマ、企画、紹介スポッ
ト例をラフ案にて提案すること)。
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②冊子に関する企画提案
・冊子の形態や部数、ページ数を提案すること。
*部数は2万部以上、ページ数は4色カラーで8頁以上とすること。
*雑誌と冊子の内容は基本的に同一のものとするが、広告や協賛金を得るなどして冊子の部
数やページ数を増やし内容を充実させる提案も可能とする。
・冊子の効果的な配架場所を提案すること。
【留意点】
・大阪府内だけではなく、大阪府外のできる限り広い地域で販売される雑誌を提案すること。
・冊子については、2年間程度配布することを想定する。
・冊子については、電子データ(PDF)でも納品すること。
・広告等をとる場合、大阪府が推薦しているとみなされないよう留意すること。
・事業実施に当たっては、市町村や関係機関との連絡・調整を行うこと。
・上記業務の実施に当たっては、大阪府と事前に協議すること。
(2)府域への集客・回遊を図るためのキャンペーン等の企画・周知・実施
大阪内外の多くの方々に実際に府内各地を訪れていただき、大阪ミュージアム登録物をはじめ
とする大阪の地域魅力を理解し、楽しんでいただくため、上記(1)で制作する冊子を活用する
など、府域(複数市町村)への集客・回遊を促すキャンペーン等(以下、
「キャンペーン等」とい
う。
)を企画・周知・実施すること。
【提案事項】
・キャンペーン等の具体的な企画を提案すること
(例)冊子の内容に沿った「まちめぐり」や「スタンプラリー」の実施
など
・既成の大阪のイメージ(例:道頓堀界隈、粉もん、大規模テーマパーク)だけでない魅力を理
解し、体感できる企画を提案すること。
・新規性、先駆性がある企画を提案すること。
・3,000人以上で、より多くの集客数が見込める企画を提案すること。
・より多くの人が参加できるよう冊子の活用だけでなく、別途周知、PRの手法を提案すること。
・広告や協賛金を得て事業の充実を図る企画を提案すること。
【留意点】
・提案にあたっては、実施回数、実施期間及び対象となるエリアやスポット、集客・回遊の仕掛けな
ど、企画の具体的内容、実現性及び実効性がわかるものとすること。
・参加者数は3,000人以上とすること。
・キャンペーン等の効果をより高めるため、事業者が別に行う事業との連携も可能とする。
・冊子だけでないスマートフォン等の機能を活用した企画を提案することも可能とする。
ただし、事業終了後も大阪府が無償で管理・運営できるものとすること。
(例)QRコードやARアプリを活用した集客・回遊促進
など
・大阪ミュージアムモバイルガイドシステム(ふらっと案内※)の活用も可能
http://www.pref.osaka.lg.jp/toshimiryoku/osakathemuseum/museum_mobile.html
※「ふらっと案内」は、ソフトバンクモバイル株式会社のアプリケーションソフト(無料)で、GPS と連動して、
地域の観光魅力情報を写真とコメントで紹介するシステム。大阪府では、大阪ミュージアムを推進する一環とし
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て、ソフトバンクモバイル株式会社と連携して、利用者の現在位置周辺にある府内各地の観光・魅力スポットの
紹介や、地図表示、スタンプラリー機能等を有する「大阪ミュージアムモバイルガイドシステム」を「ふらっと
案内」の中に構築しています。
・キャンペーン等の実施にあたっては、
キャンペーンへの参加者及び運営スタッフの安全面に留意し、
実施中の事故等に備えて必要な保険等に加入すること。
・キャンペーン等の参加者から費用を徴収する場合は、実費相当とすること。
・参加者数を把握するとともに、キャンペーン等の評価を得、大阪府に報告すること。
・広告等をとる場合、大阪府が推薦しているとみなされないよう留意すること。
・事業実施に当たっては、市町村や関係機関との連絡・調整を行うこと。
・上記事業の実施に当たっては、大阪府と事前に協議すること。
(3)事業の実施体制及びスケジュール表の提案
上記(1)及び(2)にかかる事業について、計画的かつ効率的に実施できるよう、実現可能
性が十分にわかるような事業ごとの実施体制及びスケジュール表を作成し、提出してください。
(4)(1)~(3)の全般にかかる留意点
上記(1)~(3)の成果物及び成果物に使用するため作成したすべてのもの(原稿及び写真、
データ等)の著作権(著作権法第 21 条から第 28 条に定める権利を含む)は、大阪府に帰属する
とともに、本事業終了後においても大阪府が自由に無償で使用できるものとする。
また、受注者は著作者人格権を行使しないものとする。
成果物に使用されるすべてのものは、必ず著作権等の了承を得て使用すること。
成果物が第三者の著作権等を侵害したことにより当該第三者から制作物の使用の差し止め又
は損害賠償を求められた場合、受託者は大阪府に生じた損害を賠償しなければならない。
(5)その他留意点
上記(1)~(3)については、その最終決定に際し、大阪府と協議の上、企画提案内容から
修正できるものとします。
6 委託事業の一般原則
(1) 応募者のプライバシーの保持に十分配慮するとともに、事業実施上知り得た個人情報を紛失
し、又は事業に必要な範囲を超えて他に漏らすことのないよう、万全の注意を払うものとす
る。
また、他の機関等に応募者の個人情報を提供する際には、個人情報保護に係る法令等に準拠
した手続により行うとともに、当該機関等との間で個人情報の保護に関する取り決めを交わす
など、適切な措置を講じるものとする。
(2)事業の遂行に当たっては、常に公正かつ中立的な姿勢を保つことを心がけるものとする。
(3)本事業の実施で得られた成果、情報(個人情報を含む)等については大阪府に帰属する。
(4)再委託は原則禁止とし、必要が生じた場合は大阪府と協議のうえ決定する。
7 委託事業の運営
受託者は、会計に関する諸記録を整備し、事業年度終了後10年間保存するものとする。
8 委託事業の実施状況の報告
(1)受託者は、契約締結後、毎月、委託事業の実施状況を書面により、大阪府に報告してください。
(2)大阪府は、必要に応じて、事業内容等について臨時に報告を求めることがあるため、協力する
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こと。
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事業完了後、大阪府へ提出するもの
受託者は、事業終了後、事業完了報告書及び成果物等の電子データを大阪府に提出すること。
(詳細は大阪府と協議する)
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その他
(1) 受託者は、契約締結後直ちに事業の実施体制に基づく責任者を指定し、大阪府へ報告するこ
と。
(2) 事業開始時までに事業計画書(事業スケジュール)を大阪府へ提出すること。
(3) 受託者は、契約締結後、事業の実施に際しては、発注者の指示に従ってください。
(4) 委託事業を実施するにあたり、本仕様書に明示なき事項及び疑義が生じた時は、大阪府と受託
者で協議の上、業務を遂行する。
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