28 年度の学長方針 - 実践女子大学/実践女子大学短期大学部

【28 年度の学長方針】
① 教学グランドデザイン会議の議論の尊重
平成 26 年の教学グランドデザイン会議の最終答申について、大学短大協議会の下
に設けられている教学 GD 推進委員会において実現に向けた検討を行います。それ
らの提言を尊重し、今後の施策に反映します。
② 教育の質的向上を目的とした三ポリシーの教育への反映
(ア)授業方法の改善
引き続き、授業方法の改善に努めます。アクティブラーニングの積極的導入を全学
部、全学科において進めまるとともに、事前・事後学修を実施、学修時間が拡大化さ
れることで、学生の学修効果が高まる授業計画を実施するよう、全教員に求めます。
また、学生による授業評価を引き続き行うとともに、教育効果を高めるためのFD
を実施、教員同士の授業改善活動を推進します。
(イ)教育の質的向上
ディプロマ・ポリシーと各科目の関係性や科目間の体系性について、学生がより理
解し、授業を履修できるようにするため、カリキュラムマトリックス及びナンバリン
グを全科目について作成し、平成 29 年度を目処に学生に提示し、修学指導に役立て
ます。学習指導に役立てます。さらに、学修ルーブリックや学修ポートフォリオの試
験的導入を行い、個人別指導をより充実させます。
このことによって、教育の質的向上を図るとともに、きめ細かな指導による休退学
者の削減を目指します。
また、在学生の学修成果を客観的に測定するためのアセスメントの導入や卒業生調
査等を充実し、現行カリキュラム改善のための資料といたします。
なお、上記の効果を高めるためのFDの充実を引き続き行います。
(ウ)社会への出口を重視した教育の推進
ディプロマ・ポリシーに基づき、卒業後の進路(就職、留学、進学等)選択ならび
に社会での活躍に十分耐えうる力を学生に身につけさせる教育の充実に努めます。
(エ) 新たな入試制度の模索
平成 32 年に導入される新テスト導入に係る高大接続改革を待たずに、AO 入試、
推薦入試、一般入試に加えた、新たな入試制度の導入を試行いたします。
(オ) 三つのポリシーの見直しとカリキュラム改革
平成 27 年度に引き続き、学部学科等における三つのポリシーの見直しを行い、そ
れらに基づいたカリキュラム改革を実施いたします。
平成 29 年度に向け、共通教育改革(初年次、外国語、情報、キャリア)、平成 30
年度に向け、各学部学科のカリキュラム改革を実施いたします。
さらに、平成 31 年度に向けて、共通教育の教養教育科目の抜本的な改革を実施す
るために、今年度より体制を整備し、検討を開始します。
③ グローバル教育の充実
引き続き、グローバル社会に適合できる教育の充実に努めます。
また、従来の留学先に加え、東南アジア地域の教育機関も短期留学を実施いたしま
す。また、短期大学部では引き続き、新たな語学研修先の開拓を行います。
④ 共同研究の推進
平成 28 年度に新設する研究推進機構を活用し、外部(大学、公立機関、民間団体
等)との積極的連携を進めます。外部資金の獲得、共同研究の実施、教職員の交流
等を推進し、新設された客員指導教員制度を積極的に活用いたします。
⑤ 新学部構想の推進
平成 27 年度に引き続き、日野校地に新学部を設置する検討を、生活科学部長及び
生活科学部教員を中心として進めます。
⑥ 教職センター構想の実現
長い間、教職課程から要望のある、教職課程の「教職センター化構想」を実現しま
す。日野と渋谷の同時開設を目指して諸規定の整備、設備の点検・増強を進めます。
⑦ 東京オリンピック・パラリンピックへの展開
2020 年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックを、国際交流の場とし
て利用するために、また、学生の能力向上に利する活動に利用できないかの検討を開
始いたします。
⑧ 学生支援センターの設置と課外活動の充実
学生の生活支援、課外活動支援、奨学金等経済的支援、障がい者支援、心身の健康
管理等の学生生活上の幅広い課題に一元的、総合的に対応うる「学生支援センター」
を設置し、学生支援体制の強化を図ります。
課外活動については、渋谷校舎ではアトリウム、屋上庭園、日野校舎では新 3 館階
段ならびに新広場(プロムナード)を活用し、学生の課外活動の充実を図ります。ま
た、経済的困窮者に対する新たな奨学金制度を設けます。
⑨ 危機管理
引き続き、学生の安全確保に努めます。防犯対策、悪質商法、カルト系宗教への対
策に努めます。
⑩ 教職員のモラル向上
引続き、教職員のモラル向上に努めます。あらゆるハラスメントの無い学園を目指
します。それとともに、教員の学園への帰属意識の一層の向上に努めます。