公共施設オープン・リノベーション マッチングコンペティション募集要項 < クリエーター向け 総務省 平成 28 年4月 > 1.はじめに 美術館や市町村役場などの公共空間は、その地域の貴重な資源です。 その資源の魅力をもっと活かしていきたいと考える自治体の皆さんがいます。 また、その公共空間に地域の仲間たちと、さらに豊かな時間を共有したいと思っている住民の皆さ んがいらっしゃいます。 さらに、それらの空間に可能性を感じ、アイデアやデザインを持ったクリエーターや民間ビジネス 事業者の方々もいるはずです。 これら、自治体の皆さんの想いと、住民の皆さんの願いとクリエーターなどの皆さんのセンスとの 出会いの場を、この度「公共施設オープン・リノベーション事業」において設けることと致しました。 それが、今回実施する「公共施設オープンリノベーション・マッチングコンペティション」です。 2.募集内容 (1)対象施設 「公共施設再生ナビ 」サイト(https://www.gservice.cloudjp.net/renovation/)のデータベースに 登録されているリノベーション対象の公共施設。 (2)募集するアイデア 公共施設の有効活用を図るためのアイデア提案を募集します。リノベーションされた公共施設は、 住民が集まる拠点、新たなビジネスの拠点等となり、まちを楽しくするためのリノベーション提案を 広く求めます。 <例> ・既にある美術館を、もっと人が集まる拠点に変身させるため、セレクトショップを併設し、広 く人を呼び込む。 ・まちの中心にある市役所の1Fスペースを民間ビジネス事業者へ開放し、住民とアーティスト が協働し、メディアテクノロジーなど新しい技術を用いた創造プロジェクトの発生を促す拠点 としての活用。 1 (3)応募フロー 本コンペティションでは2段階の選定が行われます。クリエーター等の皆様からの提案は、公共 施設を所有/管理する自治体により、デザイン/リアリティ/地域への貢献などを考慮し選定され ます。自治体から選ばれたクリエーターは、自治体と共同で、公共施設オープン・リノベーション マッチングコンペティションに応募を行います。その際、自治体との詳細な情報共有により、より 具体的な提案を行うことが望まれます。 クリエーター等 自治体 「公共施設再生ナビ」に リノベーションを希望する 公共施設情報を登録。 「公共施設再生ナビ」から 提案したい公共施設を検索し、 施設を保有する自治体へ提案 資料を提出。 クリエーターから提案された 作品の中からコンペティション に応募する作品を選定。 自治体とクリエーターが共同でコンペティションに応募 (自治体が「公共施設再生ナビ」から提案を提出) 審査員による審査 受賞作品の発表 事業化する作品の決定 総務省と受賞自治体による委託契約を締結 受賞自治体とクリエーターと再委託契約を締結 プロジェクト着手開始 2 (4)応募資格 ・公共施設を保有する自治体が定める応募資格に準じます。 ・提案規模のリノベーションを企画/設計/監理まで行えること。(グループでも可) (5)応募期間 クリエーターの皆様から自治体への提案期限は5月9日(月)までとします。 なお、自治体から総務省への提案提出期間は、以下のとおりです。 提案提出期間:平成28年6月6日(月) (6)作品応募様式 ・A3 用紙横3枚以内(指定様式) ・概算見積書(指定様式) ・提案者の概要(指定様式) ・提案応募様式は指定様式としています。 ・指定様式に記載されている事項は全て記載してください。 •提案の応募時には PDF データにより提出をしてください。 •使用言語は、日本語とします。 •使用する寸法は、メートル法とします。 •同一の公共施設に対する応募作品の提出は、応募者一人につき 1 作品とします。グループでの応募 も可能です。 •グループにて応募された方は、異なるグループに参加し応募することはできません。 •規定以外の資料などが提出されても、それを審査の対象とすることはいたしません。 (7)作品応募方法 「公共施設再生ナビ」の公共施設オープンリノベーション コンペティションページ(以下、コ ンペティションウェブページという。 )から所定の提案様式をダウンロードし、提案内容を作成して ください。 また、作成した提案資料は、 「公共施設再生ナビ」の各公共施設の詳細画面から提出を行ってくだ さい。 作品応募等に関する問合せは各公共施設の詳細画面に記載されている自治体担当者の連絡先へお 願い致します。 また、クリエーターの皆様から自治体への提案期限は5月9日(月)までとしておりますが、ア イディア提案を検討している公共施設を保有する自治体の担当者に対して、可能な限り早めに連絡 いただき、提案内容について相談・調整いただくよう、ご協力をお願いいたします。 【提案様式、募集要項等の資料はこちらから】 (公共施設再生ナビ) https://www.gservice.cloudjp.net/renovation/ 3 3 スケジュール クリエーターの皆様から自治体への提案締切 平成 28 年 5 月 9 日(月)17 時 自治体から総務省への提案締切 平成 28 年 6 月 6 日(月)17 時 審査期間 平成 28 年 6 月中旬~下旬 審査結果発表 平成 28 年 7 月上旬(予定) 本事業の委託期間 契約締結日~平成 29 年 3 月 17 日(金) 4 審査に関する事項 次の審査員及び総務省により、厳正なる審査を行います。 ○審査員(敬称略、五十音順) 北川 フラム (アートディレクター/ ㈱アートフロントギャラリー代表) 隈 研吾 (建築家/東京大学教授) 古谷 誠章 (建築家/早稲田大学教授/有限会社 NASCA 一級建築士事務所代表取締役) 政所 利子(株式会社玄代表取締役) ○審査基準 【デザイン性】 ・その地域の素材や技術を活用した魅力的で新しいデザインであり、周辺環境との親和性が考慮され ていること。 ・新たな利用者の活動を引き出す等の観点から、施設の機能向上を図るためのデザインも考慮されて いること。 【開放性】 ・公共空間である特徴を生かし、住民や民間ビジネス事業者に対し開放性が高いこと。 【経済循環効果】 ・ハードだけでなく、ソフト面でも新たな空間活用のための提案が行われていること。 ・リノベーション後の運用計画は経済循環効果高い、リアリティのある提案が行われていること。ま た、その際、マーケティングについても十分に配慮されていること。 【外部人材の活用】 ・継続的な運営体制に各分野の専門家との連携等外部人材の活用が具体的に計画されていること。 5 審査発表等 選出された 5~10 作品の審査結果を発表します。 受賞作品につきましては、 「公共施設再生ナビ」等の Web 媒体などで広く情報発信をします。 このため、提案が選出された応募者については、Webに公開するためのコンテンツ作成に必要な 写真素材、情報等の提供を実施いただきます。 詳細については決定次第、 「公共施設再生ナビ」で告知します。 4 6.事業の実施 提案が優秀作品に選出され、事業化が決定した提案については、総務省から公共施設を保有してい る自治体への事業委託を行い、プロジェクトを開始します。 本事業における委託費については、事業予算の1億2500万円の中で、5~10プロジェクトを 採用する予定としています。 7.作品の取扱など •提出書類は、理由の如何を問わず返却いたしません。 •総務省は、応募作品および提案されたアイデア、情報などを無償で公表、若しくは複製できるものと します。 ・提案された作品は自治体への提出期限が経過した段階で Web サイトに提案内容を掲載し、広く公開 することを予定しておりますので、提案提出の際にはご了承ください。 •総務省は、全ての応募作品及びその知的所有権の全てまたは一部を、公共施設オープン・リノベーシ ョン事業を実施するために無償で使用できるものとします。 •提出書類に虚偽があった場合は、失格とします。 •応募作品の一部または全部が他者の著作権を侵害する恐れがある場合は、主催者の判断により受賞を 取消す場合があります。 •応募作品について、後日著作権侵害やその他の疑義が発覚した場合は、全て応募者の責任となります。 •作品提出後に辞退する場合は、提案自治体宛に辞退届(様式任意)を提出してください。 •応募に伴う一切の費用は、応募者による負担となります。 •作品の郵送,持参に際して万一損傷や紛失が生じた場合、主催者は一切の補償はいたしません。 •審査の状況によっては、応募作品について問い合わせをさせていただく場合があります。 •応募者の個人情報は、本事業の事務を進める上で必要な範囲内でのみ利用させていただきますので、 ご了承ください。 なお、応募者の個人情報の利用に関し、本事業の目的以外で必要が生じた場合は、応募者の承諾を 得た上で利用することとします。 ・本事業の委託費により作成された成果物の著作権は総務省に帰属するものと致します。 5
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