ダウンロード - 学校法人順天堂

2016.3月号 285
順天堂精神医学研究所
(撮影:勝又俊雄)
順天堂医院
(撮影:齋田良知)
さくらキャンパスへの道
(撮影:古籏幸利)
浦安病院
(撮影:熊谷 亮)
『第1回写真コンテストより』
3 2016
目次
法人だより
285
■【巻頭言】医学部の国際化 ∼現状と未来∼/医学部長 新井 一
1
1
■“ 国公私立大学 81 校中トップクラスにランク・イン ” ∼医学部入学試験を振り返って∼/
本郷・お茶の水キャンパス事務長 伊藤 嘉章
4
■順天堂大学 卒業式・修了式挙行/総務部長事務取扱者 帯金 克巳
7
■女性アスリートヘルスサポートセミナーについて/女性スポーツ研究センター長 小笠原 悦子
10
■新たに開設された寄付講座の紹介
11
■国際交流センター(JUIC)近況/国際交流センター特任教授 大北 葉子
12
■教授就任にあたって
13
■定年退職者
15
■定年退職を迎えて
16
■順天堂の思い出∼平成 28 年 3 月、去るに当って∼/参与 沖田 英世
24
■主なる人事異動
26
■主要行事予定 ■訃 報
27
大学だより
28
同窓会だより
46
父母会だより
48
後援会だより
51
ひろば
52
■第 37 回都民公開講座『心血管病治療の最前線』開催報告
52
■平成 27 年度ベストプロフェッサー賞・ベストチューター賞
53
■啓心寮発、医・体・看のつながり/ S58 年体育学部卒 木村 浩哉
54
私の運命を変えた啓心寮/ S60 年医学部卒 山髙 篤行
56
■トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラムに選ばれました!
57
【連載】順天堂人のためのメンタルヘルス講座 第32回
獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授 井原 裕
法人だより
巻 頭 言
医学部の国際化 ~現状と未来~
医学部長
新井 一
2010 年に米国 Educational Commission for Foreign Medical
Graduates (ECFMG) が、国外の医科大学については米国の医科大学
認 証 評 価 機 構 も し く は 世 界 医 学 教 育 連 盟(World Federation for
Medical Education:WFME) の 基 準 に 準 拠 し た 分 野 別 認 証 を
受けなければ、その卒業生に対して 2023 年以降米国の医師国家試験
受験資格を与えないと宣言した。この ECFMG の宣言に対して
日本国内 80 の医学部・医科大学は、ここ数年の間に医学教育の
国際認証に対応すべく様々な取り組みを開始したところである。然るに、我が国には医学部・
医科大学に対する分野別認証制度はこれまでに存在せず、したがって認証を行う第 3 者機関の
設置も含め様々な準備が必要となっており、実際にそれが現在進行形で進められている。
本稿では順天堂大学医学部においてこれまで行ってきた国際化への取り組みと、国際認証への
対応を述べることにする。
1.医学部における英語教育
順天堂大学医学部では、新入生は入学すると直ちに TOEFL ITP(Test of English as a
Foreign Language Institutional Test Program)試験が課せられるが、約半年が経過した秋には
2 回目の TOEFL が 施行される。したがって、1 年 生に対 する英語 教育は、TOEFL を念 頭に
おいたものとなっている。過去 3 年の TOEFL ITP の平均点数を示すが(図1)
、入学直後の
TOEFL ITP の平均点数をみると、年々上昇していることが分かるが、さらに注目すべきは
2 回目の成績が 1 回目を上回っている点である。学生諸君のモチベーションと英語教員の
努力の賜物といえる。2 年、3 年では TOEFL 対応の講義、さらに IELTS (International English
Language Testing System) 対 応 の
講 義、Medical English の 授 業 が
図1.過去 3 年間の TOEFL ITP スコア平均点比較
行われる。これ以外に、通常の授業
時間外の夕方に、TOEFL コース、
IELTS コース、さらに米国医師国家
試験に対応する USMLE コースが
開講されている。これらのコースは
選 択 制 で あ り、 学 部 学 生 以 外 に
大学院生、研修医等の受講も可能と
なっている。
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1
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法人だより
2.医学部学生の海外実習
医学部 6 年の春期には、毎年 10 〜 20 名の学生が海外の様々な施設で実習を行う。また、
医学教育振興財団が募集する英国医学部の海外実習にも、順天堂から毎年1、2 名参加している。
医学教育振興財団の募集に採択されるためには IELTS のスコアが 6.5 から 7.0 必要であり、
順天堂大学の学生の英語の水準がかなり高いことを示す結果である。過去の実績をみると、
米国 Stanford 大学、Hawaii 大学、MD Anderson Cancer Center が安定した学生の受け入れ
先となっており、今後は英国の New Castle 大学にも毎年 2 名程度の学生を受け入れてもらえる
ことになっている。医学教育振興財団の例をみるまでもなく、海外実習を実り多きものに
するためには、学生に充分な英語力を身につけてもらうことが肝要である。その意味からも、
順天堂では医学教育の中に前述のごとく TOEFL、IELTS を積極的に取り入れてきたが、
ある一定以上の英語力がある場合には、海外実習に参加する学生に対して大学が支援金を
支給するといった制度も導入されている。
3.海外からの医学生の受け入れ
毎年数多くの海外の医学部生が、主に病棟実習を行うために4週間程度を目安に順天堂を
訪れる。アジア、欧州各国、そして北米・南米と出身国は多彩であるが、平成 27 年度はその数
196 人にのぼった(図 2)。これら海外の学生に対しては、病棟実習を受ける診療科が一定の
フォーマットに則った評価を行い、学生本人および在籍する医学部にその結果を通知している。
さらに現在、医学教育研究室が主体となって、これら海外の学生に対して英語によるグループ
ディスカッション形式の講義、日本文化に関する講義が実施されている。その一部には順天堂の
学生も参加し、海外の学生とより密な交流を深めているところである。将来的には、海外の
医学部と順天堂との間で医学教育に関する単位の互換性を確立し、双方向の学生交流が盛んに
行われることを目指したい。
図 2.海外からの医学部短期研修受入実績
H23 年度
H24 年度
H25 年度
H26 年度
H27 年度
合 計
10 ヵ国
43 名
19 ヵ国
78 名
18 ヵ国
93 名
19 ヵ国
97 名
27 ヵ国
196 名
4.医学教育の国際認証
冒頭で述べたように、ある意味外圧がきっかけとはいえ我が国も医学教育の国際認証への道を
進まざるを得ない状況になった。しかし、これを外圧によって仕方なく行うとするのは必ずしも
適当ではなく、モデル・コア・カリキュラムに則り改革が進められてきた医学教育を、順天堂に
おいても分野別質保証という視点からさらに進化させる好機と捉えるべきである。世界医学教育
連盟(WFME)により提唱された医学教育に関するグローバルスタンダードに準拠する形で、
日本医学教育学会は医学教育分野別評価基準日本版を公開しており(図 3)、これに基づいて
順天堂においても医学教育の改革が行われている。
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法人だより
図 3.医学教育分野別評価基準日本版 9領域
1 医科大学の使命と目標
2 教育プログラム
3 学生評価
4 学生
5 教員
6 教育資源
7 プログラム評価
8 管理運営
9 継続的改良
医学教育分野別評価基準日本版には 9 つの領域とその下位領域 36 が存在し、これらに関して
全ての医学教育機関が達成すべき「基本的水準」と、より質の高い教育を目指す医学教育機関が
達成すべき「質的向上のための水準」が設定されている。この基準では、医学の専門性に
基づく目標の設定、カリキュラムの内容、教育評価法などには具体性がある一方で、数値目標の
ようなものはあまり定められていない。むしろ重要なことは、医学部・医科大学を卒業した
時点で、卒業生が医師として患者を診療するための知識・技能・態度を含めた基本的な実践力を
有しているか否かが問われるのである。この専門的実践力はコンピテンシー(competency)と
表現されるが、卒業時に獲得されるべきコンピテンシーから逆算して、1 年から 6 年次までの
教育カリキュラムが構築されていなくてはならない。順天堂においても医学教育の国際認証を
念頭において、コンピテンシーに基づいた教育カリキュラムの策定が進められているところで
ある(図 4)
。学習の具体的な方法に関しては、紙面の関係上多くを述べることはできないが、
少人数グループ教育、問題基盤型・症例基盤型学習、相互学習、診療参加型臨床実習、シミュレー
ション教育、地域実地経験、Web を活用した学習等がキーワードになる。単なる知識・技術の
伝授ではなく、学生が将来医師として一生涯続けなくてはならない自己学習の充分な準備を
提供することも求められている。
図 4.順天堂大学医学部コンピテンシー
1.診療技能・患者ケア
2.医学的知識
3.医療安全
4.チーム医療
5.コミュニケーション
6.医療の社会性
7.倫理とプロフェッショナリズム
8.自立的学習能力
9.順天堂大学医学部出身者としての誇りと責任
2010 年の ECFMG の宣言を受けて、全国医学部長病院長会議は 2011 年に「医学教育の
質保証検討委員会」を発足させ認証評価制度構築について検討を開始し、2015 年秋には日本
医学教育評価機構(Japan Accreditation Council for Medical Education:JACME)が設立される
ことになった。JACME は一般社団法人として運営され、全国 80 大学のほか、日本医学会、
日本医師会、医学教育振興財団、臨床研修推進財団、医療系大学間共用試験実施評価機構など
が社員として加わり、独立した第 3 者機関として機能することになる。順天堂では本年 6 月に、
JACME による医学教育分野別評価を受審する予定である。
現在、大学の国際化は学部を問うことなく、待ったなしの状況である。医学部も例外ではなく、
順天堂においても医学教育の更なるステップアップを目指して不断の努力が必要と考える。
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法人だより
“ 国公私立大学 81 校中トップクラスにランク・イン ”
~医学部入学試験を振り返って~
平成 28 年度 順天堂大学医学部入学
本郷・お茶の水キャンパス
事務長 伊藤 嘉章
表1
試験は、全ての日程が無事終了いたし
(※)
ました。
今 年 も 全 入 学 試 験 方 式【 表 1】 に
Ⅱ ~Ⅳ
Ⅳ
共通の試験
おいて極めて優秀な受験生が全国より
本学医学部の入学を目指し受験しました。
Ⅰ ~Ⅲ
Ⅲ
共通の試験
総志願者数は 4,030 名で、入学倍率は
30 倍を超えております。因みに、平成
17 年度入学試験における総志願者数は
1,926 名であることから、約 10 年間で
2 倍以上に志願者が増加しております。
このように志願者が大幅に増加した
Ⅰ ~ Ⅳ すべてに併願可能!
(※)Ⅱの入学者には全学費免除+奨学金。Ⅰ・Ⅲ・Ⅳの入学者も千葉県
地域枠(4名)、埼玉県地域枠(3名)の奨学金を入学後に申請可。
理由としては、以下の①~⑤の要因が
考えられます。
①平成 18 年度入学試験より、私立医科系大学唯一、センター試験の試験科目を国公立大学と
同様の 5 教科 7 科目(英・国・数・理・社)に見直し国公立大学を併願し易く変更し受験生の
チャンスを拡大したこと。
②小川秀興学長(現:理事長)による学長室委員会(現:大学運営連絡協議会)での
“20 のプロジェクト”等の全学的な大改革活動等により、財務状況が極めて良好となり
平成 20 年度より学納金を大幅に減額し、現在、医学部初年度の学費 290 万円並びに在学
A 私立医科大学 30 校中、最も低い学納金となっており、
6 年間の学費総額 2,080 万円が、○
B 成績優秀者には特待生学費減免制度【表 2】が整備されていること。
更に、○
表2
A 特 待 生
B 特 待 生
6年間で最大 1,880 万円を減免
初年度のみ授業料・施設設備費の
(本学規定条件を満たした場合)
計 90 万円を減免
6年間総額 … 200 万円
6年間総額 … 1,990 万円
③地域枠奨学金として、「将来、医師として地域医療に貢献したい」という強い意思をもつ
C 地域枠奨学金制度【表 3】が整備され
学生に対して学費・生活費等のサポートが得られる、○
ていること。
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法人だより
表3
地
域
枠
奨
学
金
東京都地域枠 10 名
2,080 万円+月額 10 万円…6年間総額 2,800 万円
新潟県地域枠 2 名
月額 30 万円…6年間総額 2,160 万円
千葉県地域枠 4 名
月額 20 万円…6年間総額 1,440 万円
埼玉県地域枠 3 名
月額 20 万円…6年間総額 1,440 万円
④将来、国際的な研究医を目指す学生のために、医学研究のエリート育成を目的とした、
D「基礎医学研究者養成プログラム」が導入されていること。このプログラムは、1 年次より
○
特別カリキュラムが設けられ海外での学会発表、留学に向けた特別英語指導(TOEFL・
IELTS)等を受けながら卒業までに大学院医学研究科博士課程の単位(10 単位)を取得でき、
希望者は 4 年次から大学院修了までの最大 7 年間、基礎研究医養成奨学金(月額 10 万円)を
受給できる制度です。なお、博士号取得後は、本学医学部基礎系講座の助教として採用され
表4
研究の継続が可能です。
⑤募集定員が文部科学省の「緊急医師確
保対策」、
「経済財政改革の基本方針 2008・
一次 センター試験
得点率
二次 個別学力試験
偏差値
東京大学 理科三類
93%
72.5
理科一類
90%
70.0
理科二類
90%
67.5
文科一類
87%
67.5
文科二類
87%
67.5
87%
67.5
大
2009」
、
「新成長戦略」等の定員増認可により
平 成 21 年 度 か ら 8 年 間 で、 そ れ ま で の
E 130 名へ大幅に増員
90 名から段階的に、○
されたこと等が考えられます。
学
名
文科三類
京都大学
また、難易度(偏差値等)も上昇しており、 順天堂大学 センター・一般独自併用
一般
大手予備校 河合塾が公表している、全国最
大規模の模擬試験である「全統模試(年間
延べ 280 万名参加)
」で使用される「入試難
易予想ランキング(引用)
」
【表 4】のように、
本学医学部は国公私立医科系大学 81 校で
最高ランクの「偏差値 72.5」にランクされ
F「偏
ている入試方式があります。因みに、○
72.5
-
70.0
90%
70.0
新潟県地域枠
90%
70.0
センター利用
91%
-
91%
72.5
大阪大学
慶應義塾大学
東京医科歯科大学
東京慈恵会医科大学
-
72.5
91%
70.0
-
70.0
千葉大学
89%
70.0
東北大学
88%
70.0
東 京 大 学( 理 Ⅲ )、 京 都 大 学、 大 阪 大 学、 名古屋大学
大学(医学部) 筑波大学
であります。また、国公私立大学医学部に
72.5
91%
東京都地域枠
差 値 72.5」 に ラ ン ク さ れ て い る 大 学 は、 北海道大学
慶應義塾大学、
順天堂大学の 5
92%
九州大学
90%
67.5
90%
67.5
88%
67.5
88%
67.5
河合塾入試難易予想ランキング表(2015 年 11 月版)より引用
おける「センター試験得点率」においては、 ※偏差値上位大学を抜粋
※私立大学では個別学力試験を一次試験に実施
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法人だより
本学の「センター・一般独自併用入試」と「センター利用入試」が共に 91%へアップし、
東京大学(理Ⅲ)93%、京都大学医学部 92%に次いで 3 番目に高い得点率にランクされて
G 開学以来、学力を重要視することは勿論ですが、
おります。しかし、本学医学部の入学試験は、○
面接試験、小論文 ・ 英作文、小中高に至る評価表等を重視し、受験生の感性や医師となるべき
H 本学入学者における
人物・識見・教養などを見極めております。この選抜方法の有用性は、○
退学や留年する学生が非常に少なく、そして高い医師国家試験合格率(国公私立医大 80 校中、
昨年は合格率第 1 位。過去 10 年・20 年間の平均合格率共に第 2 位)が維持されている現状からも
証明されております。
本郷・お茶の水キャンパス
建学 177 年に亘る歴史を有する順天堂大学は、常に先取的に学生教育の改革を教職員、
専門医師そして学生参加の下に進めております。小川秀興理事長は公益財団法人 医学教育振興
財団理事長を務められており、その日本の医学教育の指導的立場に恥じない改革を「不断前進」の
理念の下に行っておられます。本学の医学教育の理念、教育方針、学生への要請事項等は、
順天堂大学医学部のホームページにミッション、マニフェストなどとして公表されております。
新入生は、本学に入学することで得られる計りきれない付加価値を実感し、自らの夢を
本学での学習と学生生活に重ね合わせつつ医学・医療の知識・技能のみならず豊かな感性と
教養を自ら進んでアクティブに学んで戴きたいと思います。
全国の医学部志望の受験生の皆さん、伝統のある学問の街、東京:本郷・お茶の水で充実した
大学生活を過ごしてみませんか。教職員一同、前途ある皆さんに期待しております。
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法人だより
順天堂大学 卒業式・修了式 挙行
総務部長事務取扱者
帯金 克巳
医学部・スポーツ健康科学部・医療看護学部・保健看護学部 合同卒業式
平成 28 年 3 月 18 日(金)
、グランドプリンスホテル新高輪にて、平成 27 年度 順天堂大学
4 学部合同卒業式が執り行われました。医学部 108 名、スポーツ健康科学部 323 名、医療看護
学部 196 名、保健看護学部 120 名、合計 747 名が新たに旅立ちました。
卒業式では小川秀興理事長より祝辞が述べられました。小川理事長は、本学の各学部は
学是『仁』と理念『不断前進』の下に、社会で求められている実学のみならず、教養と国際化に
重きを置いた教育を行っていること、本日卒業する 4 つの学部に共通するキーワードは人間を
相手にする Science(s) であること、そして充実した大学院の存在により少人数にも関わらず
アジア屈指の大学という高い評価を得ていることなどについて触れられ、卒業生に向けて
「卒業後も困った時は大学に戻って何でも相談してほしい。また大学院で学び、研究してその
成果を世界に発信して戴きたい。一方で、最近は日本という国に無関心な人が増えている
ようですが、皆さんにはもっと社会に関心を持って、民主主義の根幹である、選挙権を必ず
行使して自らの意見を表明して戴きたい。世界の将来に向けて諸君たちの果たすべき役割はとても
重要であり、活躍の場は無限にあると思います。皆さん、これからも順天堂大学の卒業生としての
誇りを持って頑張ってください。」と祝辞を贈られました。
また、木南英紀学長は、卒業生に向けてこれからのグローバル社会で生き抜いていくのに
必要な 5 つの「コンピテンシー」即ち、①自主的に学習する能力、②知識やスキルを実践に
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法人だより
適用する能力、③分析と総合する能力、④新しい状況に対応する能力、⑤対人的スキル、
についてお話しされた後、日本を代表する順天堂の教育・研究・医療等について言及され、
最後に卒業生に向けて「皆さんが順天堂大学で身に付けた『仁』と『不断前進』の精神を持ち
続け、心身を鍛え、人の痛みや社会の問題を敏感に感じ取り、折に触れて順天堂大学の建学の
精神を思い起こし、日本で、世界で活躍されることを願っています。」と式辞を述べられました。
式典では、卒業生総代(医学部:小山田知世さん、
スポーツ健康科学部:石原悠雅さん、医療看護学部:
今辻 舞さん、保健看護学部:丸山友花さん)に対して
卒業証書が授与され、最後に各学部の卒業生総代による
答辞が読み上げられました。
その後、小川理事長よりスポーツ健康科学部の最も
優秀な成績をおさめた選手として加藤凌平さんに最優秀
スポーツ賞が授与され、式典は校歌斉唱の後に閉会と
最優秀スポーツ賞、加藤凌平さん
なりました。
引き続き学部別に卒業証書授与、記念写真撮影、謝恩会が行われ、卒業生にとっては母校の
思い出と新天地への期待に胸が膨らむ記念すべき一日になったことと思います。
大学院医学研究科・スポーツ健康科学研究科・医療看護学研究科 合同修了式
3 月 16 日(水)、センチュリータワー 19 階において、平成 27 年度 順天堂大学大学院
3 研究科合同修了式が執り行われ、医学研究科博士課程 125 名、修士課程 22 名、スポーツ健康
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法人だより
科学研究科博士後期課程 8 名、前期課程 51 名、医療看護学研究科博士前期課程 18 名、
計 224 名が新たな門出を迎えました。
修了式では小川理事長より、会場となったセンチュリータワーの由来、開学当時から国際的な
視野を持って学問を追究し、現在に至るまで医学界をリードしている順天堂の歴史、そして
順天堂の『三無主義(出身校、国籍、性による差別なし)
』について紹介され、
「大学院修士課程、
博士課程の修了は次のステップの始まりです。ここからが皆さんの正念場です。これからの
順天堂の未来は、皆さんが何を考え、何をなしていくかということにかかっています。
『仁』の
心を忘れず、そして自ら研鑽を積み、
『私はここに生きてきたのだ』と自信をもって言えるような
人生を送って戴きたいということを強く希望いたしまして、皆さんに対するお祝いと励ましの
言葉と致します。」と祝辞を贈られました。
また木南学長は、グローバル化が進む社会状況を勘案して昨年度から学位記とともに英文和文
併記の学位記(副本)を授与していること、昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智先生の
研究、そして微生物の働きとその研究の歴史について言及され、「本学大学院を修了された
皆さんには、夢のある大きな課題に挑戦してほしいと思います。皆さんには、他の人が気づかない、
他の人がやらない、しかし自分はとても関心がある、そういったテーマを夢のある研究に
膨らませていってほしいと思います。今まで積み上げた研究の基盤の上に、創意工夫や新しい
アイディアを導入して、豊かな洞察力と想像力を働かせ、自ら研究費を獲得して焦らず着実に
研究を進めてほしいと思っています。また、皆さんは医学、スポーツ健康科学、医療看護学
それぞれの分野のリーダーとして、そして実践的に活躍するプロフェッショナルとして、
これからも“研究マインド”を持ってそれぞれの現場で活躍されることを願っております。
順天堂大学大学院で学んだことを誇りに思い、今後も『不断前進』のスピリットを持って、
高い目標を目指して研鑽を積み、また社会のリーダーとして健闘されることを祈念して、
私の式辞といたします。」と述べられました。
最後に 3 研究科の修了生総代(医学研究科博士課程:
キアツラヤノン・チャニサさん、同修士課程:井口
奨 太 さ ん、 ス ポ ー ツ 健 康 科 学 研 究 科 博 士 後 期 課 程:
都築孝允さん、同博士前期課程:安藤綾野さん、医療
看護学研究科博士前期課程:安達なさ子さん)に学位記が
授与されるとともに、3 研究科長それぞれから祝辞が
述べられ、修了式は閉式となりました。
Ju n te n d o
医学博士の学位記授与の様子
9
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法人だより
成長スパート予測 !
「女性アスリート
ヘルスサポートセミナー 2016」開催
スポーツ健康科学研究科 教授
女性スポーツ研究センター長 小笠原 悦子
2 月 11 日(木・祝)、
“女性アスリートの身長をいかに伸ばすか”を
テーマに『女性アスリートヘルスサポートセミナー 2016』を本郷・
お茶の水キャンパスで開催し、平成 26、27 年度スポーツ庁『女性
アスリートの育成・支援事業(再委託)
』として実施した『高身長女性
アスリートに対する調査研究』により、順天堂大学と(独)国立病院
機構西別府病院で共同開発した、成長期の女性アスリートをサポートする
ソフトウエア『スラリちゃん、Height !』もお披露目しました。
最初に、西別府病院スポーツ医学センター長の松田貴雄医師が
『成長ピークを予測してプラス 4cm 背を伸ばす』をテーマに基調
講演を行いました。男女を問わず体格が良く、かつ機動力がある
選手が世界を制する時代が到来しつつあるとして、
「プラス 4cm 背を
伸ばすには、きちんと身長と体重を測定して“ 成長スパート” を
逃さず“成長ピーク”を生かすことが重要だ」と述べ、背を伸ばす
ためのポイントを解り易く説明しました。
続いて、スポーツ栄養と睡眠のエキスパートが加わり、パネルディ
スカッションが行われました。日本スポーツ栄養学会の前会長であり、
神奈川県立保健福祉大学の鈴木志保子教授は「長時間の練習で
疲れきり、食事がしっかり取れず、睡眠時間も確保できないようで
は成長が促されない」と強調しました。睡眠の専門家で大学院医学
研究科寄付講座(心血管睡眠呼吸医学講座)の葛西隆敏准教授は「成長
ホルモンを出すためには、質の高い睡眠(眠りに入ってすぐに訪れる
深い眠り=深睡眠)が重要だ」と説明しました。コーディネーターを
務めた女性スポーツ研究センター副センター長でスポーツ健康科学部の
鯉川なつえ先任准教授は、成長期に身長を伸ばすために効果的な
運動を紹介しました。また、元五輪代表の高身長女子アスリートの
成長歴を『スラリちゃん、Height !』によってグラフ化して紹介し、
パネリストがそれぞれの専門分野について解説しました。
最後の質疑応答では、女性
アスリートやコーチ、教員、
競 技 団 体 関 係 者、 保 護 者、
報道関係者などから多くの
質問が寄せられ、まさに参加
型のセミナーになりました。
パネルディスカッションの様子
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パンフレットと一体化した「スラリちゃん、
Height!」身長計。楽しく身長が計測できる
法人だより
新たに開設された寄付講座の紹介
医学研究科産婦人科学 教授
社会性不妊治療学講座について
浦安病院 院長 吉田 幸洋
にんよう のう
妊 孕能 (女性の有する妊娠する能力)は加齢によって低下することが知られています。
この原因の 1 つに 35 歳以降顕著になるとされる「卵子の老化」があり、そのため、40 歳以降では
体外受精によっても妊娠率は 1 割を下回るのが現状です。現在我が国で問題となっている
少子高齢化の背景には晩婚・晩産化があり、この傾向は「卵子の老化」による不妊へとつながり、
これを「社会性不妊」と呼んでいます。近年、卵子の凍結保存技術が進歩し、悪性腫瘍に
罹患した女性では抗がん剤等による卵巣機能のダメージを回避するために、治療開始前に
自身の卵子を凍結保存しておき、治療終了後の妊娠に備えるということが可能となっており、
本講座の菊地 盤先任准教授は、既に凍結保存した卵巣組織移植後の卵巣機能回復を国内で
初めて成功させた実績を有しています。この技術を「卵子の老化」対策に応用し、若い時に
自身の卵子を採取し凍結保存しておくことによって、将来なるかもしれない「社会性不妊」を
回避しようという試みが、少子高齢化の社会にどのようなインパクトを与えるかについて
検討しようというのが本講座の骨子です。
本講座の寄付者である浦安市は、既に社会インフラ整備など多くの点で少子化対策に尽力されて
ますが、本研究の将来における重要性について理解していただき講座開設に至りました。
浦安市民に対して、まずは加齢による卵子の老化と妊孕能低下、高齢妊娠のリスクに関する
セミナーを定期開催し、妊娠適齢期に関しての啓発活動を行いつつ、研究を遂行していきたいと
思っております。
医学研究科神経学
神経難病治療開発講座について
教授 服部 信孝
この度、神経難病治療開発講座を開設しました。神経学にとって 7 つめの寄付講座になります。
本講座は、パーキンソン病のみならず神経変性によるパーキンソン症候群である進行性核上性麻痺、
多系統萎縮症、皮質基底核変性症に関する新規治療法の確立を目指します。パーキンソン病をはじめ
とする神経難病は、加齢が最も重要な危険因子であり、高齢社会を迎えた我が国において更に増加
することが予想されます。パーキンソン病の治療に関しては、有効な治療薬が開発されていますが、
何れも対症療法の範疇を超えていません。本講座では、根本治療の開発や創薬、脳深部刺激療法の
応用、遺伝子治療の開発を目指し、更なる治療選択の拡大を目指すのを目的としています。
本寄付講座には 3 人のエキスパートが参加することになっています。常深泰司君は、米国で
長い研究生活を送っており、現所属先のノースウェスタン大学との交流機会が増えることが
予想されます。また福原武史君は、基礎研究者ですが米国留学の経験も十分であり、今後米国との
国際交流を活発に出来ると考えております。また岩室宏一君は、ヨーロッパでの留学生活が
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法人だより
長く特にフランス、スペインでの交流機会が増えるものと期待され、医学教育にとっても
グローバリゼーションを目指したカリキュラムを、本寄付講座を通じて構築、提案出来ると
期待しています。岩室君は、遺伝子治療の経験もあり、現在本学で進めている iPS を使った
細胞移植療法と併せて重要な治療選択となると予想されますし、臨床応用の実現を目指したいと
思っております。
本学に細胞移植と遺伝子治療が確立されたならば、世界的に見ても唯一無二の施設となることは
間違いないと期待されます。また研究のみならず国際共同研究を推進できる環境を更に推進
できることから本寄付講座の設置は、大いに研究・教育の両面から成果が期待されます。
最近は、寄付講座の設立には企業も一時ほどの設立に関し積極性がなくなっており、既存の
寄付講座ですら継続維持が難しくなっています。本寄付講座は、個人の患者さんからの寄付により
成り立っており、そのご厚意に感謝するとともに有効に使わせて頂き、成果を神経難病の
患者さんに還元出来ればと思っております。
国際交流センター(JUIC)の近況と教育文化活動
国際交流センター(JUIC)
特任教授 大北 葉子
留学生への文化教育活動として、
東京医科歯科大学の留学生との交流事業の一環で、2月3日(水)に
東京医科歯科大学主催で節分会が催されました。東京医科歯科大学からは田上順次副学長以下、
教職員 26 名、
留学生 47 名、
日本人学生 15 名の合計 88 名が参加し、本学からは木南英紀学長以下、
教職員 7 名、留学生 20 名の合計 27 名が参加しました。田上副学長と木南学長のご挨拶のあと、
参加者全員で巻きすを使って、恵方巻きを巻きました。留学生は上手に巻けた学生、巻けな
かった学生と様々でしたが、巻きすを使って巻き寿司を作り食べるという良い体験をしました。
恵方巻き体験のあと、神田明神で行われた節分祭豆まき式に行きました。節分祭では、江戸
消防記念会の鳶頭による木遣り、だいこく様、えびす様、古代衣装を着た神職による弓神事、
雅楽演奏などがあり、伝統文化に接することができました。豆まき式では豆の他、みかん、飴
などを拾い、今年の福を拾いました。
JUIC は今後とも、教育文化活動のほか中国、シンガポールの大学との学術・学生交流協定
締結支援など順天堂大学の国際化の強化に貢献したいと思っています。今後とも皆様のご支援
とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
恵方巻き作り・東京医科歯科大学にて
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神田明神 節分祭 豆まき式
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法人だより
教授就任
教授就任にあたって
大学院医学研究科老人性疾患病態・治療研究センター教授
大学院医学研究科老化・疾患生体制御学教授(併任)
医学部神経学講座教授(併任)
平澤 恵理
この度、平成 28 年 2 月 1 日付けで大学院医学研究科老人性疾患病態・
治療研究センター教授を拝命いたしました。小川秀興理事長、木南英紀
平澤 恵理 教授
学長、新井 一医学部長をはじめ理事会、教授会の諸先生のご支援に
深謝申し上げます。特に、神経学 服部信孝教授、老研 内山安男
センター長には私の就任に際し多大なるご支援、ご尽力を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
私は昭和 59 年に順天堂大学医学部を卒業し、脳神経内科に入局いたしました。神経内科専門医
取得後、国立精神・神経センター、疾病研究第一部において筋疾患の病態解明を行い、細胞、
遺伝子治療の研究を行いました。当時デュシェンヌ型筋ジストロフィー原因遺伝子、ジストロフィンの
分子機構を精力的に研究し、国際的に活躍されていた故荒畑喜一室長(昭和 46 年本学卒)に
師事し、基礎研究者としての一歩を踏み出しました。その後、神経学教室において筋疾患を中心に
臨床、教育に従事して参りました。研究においては、組織発生、疾患、再生における基底膜の
機能に興味を持ち、米国国立衛生研究所(NIH)に留学し、基底膜主要構成成分であるパールカン、
ラミニンの機能と疾患発症機構解明のため、ノックアウトマウス作成と解析に従事しました。この
研究室は細胞外マトリックスの機能解析、遺伝子
制御の国際的研究拠点の一つであり、基礎研究に没
ひらさわ
え り
平澤 恵理
頭して過ごしました。NIH ではパールカンの新しい機 【学歴及び職歴】
昭和59年 3 月 順天堂大学医学部卒業
能の発見と 2 つの予後の異なるヒト遺伝性疾患の同
昭和59年 6 月 同 附属順天堂医院臨床研修医
定を行い、4 つの論文を筆頭著者として発表致しまし 昭和61年10月 東京都立神経病院神経内科医員
た。このうち、3 つを Nature 姉妹紙に報告することが 平成元年 3 月 国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第一部流動研究員
平成 3 年 6 月 国立療養所富士病院神経内科医員
でき、帰国後、基礎研究を継続したいという強い気 平成 4 年 6 月 順天堂大学脳神経内科助手
平成 4 年12月 医学博士取得(順天堂大学)
持ちに繋がり現在に至ります。
科学の目覚ましい進歩により、臨床と基礎研究は 平成 8 年10月 米国国立保健衛生研究所(NIH)、国立頭蓋
歯科学研究所(NIDCR)発生生物学再生学
さらにシームレスになり、今の医学生には、全く新しい 部門に分子生物学室客員研究員として留学
分野、多様な働き方が待っていると思います。また、 平成13年12月 順天堂大学脳神経内科助手
平成14年 1 月 同 大学院医学研究科老人性疾患病態・治療研究センター講師
女子学生が 3 割、4 割と増えており、ダイバーシティ、
平成14年 4 月 同 医学部神経学講座講師(併任)
インクルージョンが 成 熟する過 程にこそ、 超高齢 平成19年 3 月 同 大学院医学研究科老人性疾患病態・
社会医療のソリューションがあると感じています。 治療研究センター助教授
平成19年 4 月 同 先任准教授
医学教育の変革期に際し、これまで以上に精進し 平成26年12月 順天堂大学寄付講座(ジェロントジー:医学・
人材育成に力を注いで参りますので、今後とも 健康学応用講座)准教授(併任)
平成28年2月1日より現職
ご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
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法人だより
教授就任にあたって
大学院医学研究科整形外科・運動器医学(浦安病院)教授
医学部整形外科学講座 教授(併任)
丸山 祐一郎
この度、平成 28 年 3 月 1 日付けで医学部附属浦安病院整形外科学
講座教授を拝命致しました。就任にあたり格別のご高配を賜りました
小川秀興理事長、ご承認を頂きました理事会の皆様、木南英紀学長、
丸山 祐一郎 教授
新井 一医学部長、ご推薦頂きました金子和夫整形外科教授、吉田幸洋
浦安病院院長、ご支援を賜りました医学部教授会の先生方に厚く御礼申し上げます。
私は昭和 52 年に順天堂大学医学部に入学後、ラグビー部へ入部しました。当時は宮野 武先生が
監督として、その辣腕を振るっておられ、医歯薬リーグ 1 部 6 連覇、東医体 5 連覇の黄金時代を
私も一緒に歩ませて頂きました。私が 1 年時の主将が新井一医学部長で、幹部は金子和夫教授が
おられ、厳しい練習で強い体力と精神力を得ることができました。
昭和 58 年に卒業し、
青木虎吉教授の整形外科に入局後、柳橋病院で吉岡利孝先生、須田 均先生、
高橋 進先生に脊椎や膝の手術の指導を賜りました。その後関東労災病院で安藤 正先生に整形
外科の基本理念を、故萬納寺毅智先生にスポーツ整形外科のイロハを伝授して頂きました。
山梨県立中央病院では工藤 尚先生、藤原三郎先生のご指導で各分野を幅広く学び、平成元年に
順天堂大学に戻ってまいりました。ここで山内裕雄教授から研究の道標を示して頂き、江東病院の
安間嗣郎先生に師事することができ、頸椎椎間板変性に関し多くの知見を得て学位を取得でき
ました。
浦安病院へは平成 3 年に赴任し、一青勝雄教授の
まるやま
ゆういちろう
もと、膝関節やスポーツ障害の臨床を数多く経験し、 丸山 祐一郎
【学歴及び職歴】
昭和58年 3 月 順天堂大学医学部卒業
黒澤 尚教授のご推挙により、整形外科の世界的な 昭和58年 6 月 同 附属順天堂医院 臨床研修医
昭和60年 7 月 同 整形外科学講座 専攻生
殿 堂 で あ る ニ ュ ー ヨ ー ク の Hospital for special 同 柳橋病院 整形外科医員
surgery へ留学させて頂き、Dr.Laskin に師事し、 昭和61年 7 月 関東労災病院 整形外科医員
昭和62年 7 月 山梨県立中央病院 整形外科医員
当時の日本のレベルとはかけ離れた技術と効率での 昭和63年 7 月 最成病院 整形外科医員
平成元年 7 月 順天堂大学医学部整形外科学講座 助手
治療に驚愕した記憶があります。
平成 2 年 2 月 日本整形外科学会専門医
戻った後、東京臨海病院の立ち上げに参加ができ、
平成 3 年 7 月 順天堂大学医学部附属浦安病院整形外科 助手
たいへん勉強になりました。その後髙森建二院長の 平成 7 年12月 医学博士号取得(順天堂大学)
平成 9 年 4 月 順天堂大学医学部附属浦安病院整形外科 講師
ご推薦もあり、平成 21 年から浦安病院へ復帰し、
平成10年 9 月 米国コーネル医科大学Hospital for Special Surgery留学
現在に至っております。平成 25 年からは一青勝雄 平成14年 1 月 東京臨海病院 整形外科部長兼診療総部長
教授退職後を引き継ぎ、整形外科の責任者として、 平成21年 1 月 順天堂大学医学部浦安病院整形外科 准教授(臨床)
平成24年11月 同 准教授(講座内)
さらに充実、発展させるべく、日夜精進しています。 平成25年 8 月 同 先任准教授(臨床)
今後もより一層の努力をしていきたいと思って 平成26年 4 月 順天堂大学医療看護学部 准教授(併任)
平成28年3月1日より現職
現 在 の 私 の 技 量 の 基 盤 と な っ て い ま す。 途 中
いますのでよろしくお願いします。
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法人だより
人事部長
定年退職者 (順不同)
繁藤 勝
平成 27 年度中に満 65 歳を迎えられる次の教職員の方々が、平成 28 年 3 月末をもって、
定年退職されることになりました。多年にわたりそれぞれの業務に精励され、順天堂の発展に
貢献されたご熱意に対し深く敬意を表するとともに、皆様の今後のご健康、ご多幸を祈念
いたします。
【教 員】 髙 崎 芳 成
大学院医学研究科膠原病・リウマチ内科学
教授
津 田 裕 士
大学院医学研究科総合診療科学
教授
檀 原 高
大学院医学研究科医学教育学
教授
須 山 正 文
大学院医学研究科消化器内科学
教授
富 永 滋
大学院医学研究科呼吸器内科学
教授
加 納 實
大学院スポーツ健康科学研究科
教授
鹿 倉 二 郎
スポーツ健康科学部
教授
豊 田 淑 恵
保健看護学部
教授
久 原 孝 俊
大学院医学研究科アトピー疾患研究センター
先任准教授
市 川 雅 子
医学部神経生物学・形態学講座
准教授(講座内)
前 田 啓 子
大学院医学研究科アトピー疾患研究センター
助教
【職 員】 繁 藤 勝
総務局人事部
部長
吉 田 正 樹
総務局人事部
人事部長付課長
吉 田 光 孝
大学院医学研究科研究基盤センター形態解析イメージング研究室 主任
清 水 和 敏
医学部フォトセンター
林 泰 子
医学部附属順天堂医院病理診断部
小林喜代惠
医学部附属順天堂医院栄養部栄養課
高 橋 一 夫
医学部附属順天堂医院栄養部調理課
照 沼 則 子
医学部附属順天堂医院看護部
部長
西村ふみ子
医学部附属順天堂医院看護部
次長
竹 下 澄 子
医学部附属順天堂医院看護部
山本さとみ
医学部附属順天堂医院看護部
秋葉なほみ
医学部附属順天堂医院看護部
志保澤利一郎
医学部附属順天堂医院事務部管理課
調査役
高 橋 幹 夫
医学部附属順天堂医院事務部警備課
課長
大 川 裕
医学部附属静岡病院薬剤科
加藤ひろみ
医学部附属静岡病院事務部医事課
須 藤 英 世
医学部附属浦安病院放射線科
曾 根 政 富
医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターリハビリテーション科 技士長
黒 田 政 夫
さくらキャンパス事務部庶務課
外 畑 幸 一
さくらキャンパス事務部就職課
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係長
主任 主任心得
法人だより
定年退職を迎えて
医学研究科膠原病・リウマチ内科学
定年退職を迎えて
教授 髙崎 芳成
この度、平成 28 年 3 月 31 日をもって順天堂大学を定年退職いたす
ことになりました。在職中は公私ともども一方ならぬご懇情を賜り
厚く御礼を申し上げます。
大学を昭和 50 年に卒業して以来、内科研修医、膠原病内科医局員
として 41 年間、病院の医師として、更に大学の教官としての職務を
全うできましたのもご指導を賜った塩川優一名誉教授、廣瀬俊一
名誉教授、および橋本博史名誉教授、さらに小川秀興理事長をはじめ、
皆様のご指導とご支援の賜物と偏に深謝いたしております。
私は北海道出身で受験の時まで順天堂のことを全く存じておりませんでした。しかし、
父が知人からこの大学の評判を聞きつけ、東京見物も兼ねて受験に参りました。総武線で見えた
途切れることなく町並みが続く関東平野の景色と、宿舎としてあてがわれた習志野啓心寮の
障子の仕切りと畳の部屋に正直びっくり仰天したことを良く覚えています。それから 47 年、
まさに人生、夢、幻のごとしの感を禁じ得ません。
卒後は当院の内科研修医として医師の第一歩を踏み出しました。その後、研修を通して
膠原病という全身性疾患、さらに免疫学に興味を覚えるようになり、塩川先生のお人柄に魅力を
感じ、膠原病内科に入局いたしました。そして、1979 年から 2 年間、抗核抗体の権威で
あられる Eng M Tan 教授のご指導を受け、その学問に対する厳しさと真摯なお姿に心を
打たれました。まさに、一から十まで研究者とは如何にあるべきかをご指導賜り、その教えを
もって今日まで仕事を続けることができました。その Tan 先生を始め、師の皆様のお姿を
顧みれば全く不肖の弟子と恥じ入るばかりです。
その後、後輩や良き同僚に恵まれ、米国での研究を継続し、平成 17 年に教授に就任、
教室の運営と共に副院長、および院長として順天堂医院の運営に関わりました。その間、
各診療科、看護部、その他パラメディカルの方々、そして事務の皆様の多大なるご助力を得、
無事職務を遂行することが出来ました。感謝の念と共に、順天堂人の団結力の強さに心から
敬意を表させていただきます。
最後に、足かけ 11 年間の在職中、病院長さらに学会理事長などの公務の中で何かと行き
届かなかった点もありながら、教育、診療そして研究に尽力してくれた教室員の諸君に心から
感謝の意を表すと共に、強い意志をもって更なる教室の発展を支えてくれることを祈念して
退職の言葉とさせて頂きます。
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法人だより
順天堂東京江東高齢者医療センター 院長
医学研究科総合診療科学(高齢者医療センター)教授
定年退職を迎えて
津田 裕士
定年退職の日を迎えるにあたり、順天堂において経験した 3 つの
大きな事について述べたいと思います。
先ず血漿交換療法ですが、私は塩川優一教授の膠原病内科に入局し、
研究のテーマとして血漿交換療法に携わらせていただきました。
その結果、学位を頂きましたが、その後も継続して血漿交換療法を
行っておりました。当時の順天堂では、小川秀興理事長の皮膚科、
佐藤猛先生の神経内科とほぼ同時期に血漿交換療法が行われており、
その後皮膚科及び神経内科の血漿交換も行うようになりました。更に、LDL アフェレーシス
やエンドトキシン吸着など、血液を浄化して治療するということを中心に大学におりました。
昭和 62 年には、
2 床の血漿交換療法室を作っていただきました。その後、血漿交換療法室はベッ
ド数が増え、試行回数も年 2,500 回から 3,000 回にまでなり、順天堂での全ての血漿交換療法を
行うようになりました。この結果、日本で唯一の治療室であり、他の病院の先生方からも非常に
注目を受けました。この経験のおかげで、日本アフェレシス学会理事長及び国際アフェレシ
ス連合理事長も務めさせていただきました。
次に、教職員会議についてですが、この組織は労働組合のような機関で、大学側と給料の
賃上げや労働条件等について委員長として折衝して参りました。この仕事は、小川秀興先生が
学長になられ、理事長になられたこともあり、10 年間務めさせていただきました。大学の
運営や社会情勢を理解するために非常に役立つとともに、コメディカルの方々とも親しくなり
ました。
最後に、高齢者医療センターについてです。赴任してから 10 年が経ちますが、病院の運営は
非常に複雑で、医師として診療するだけでなく、コメディカルの方々と協力しなければ、
病院というものは成り立ちません。この 3 年間は院長を務めておりますが、いろいろな先生方
及び職員の協力が必要不可欠であることを切に感じております。
私にとって順天堂とは、生まれ育った場所でありますし、いろいろな勉強をさせていただき
ました。この恩を何らかの形でお返しできるよう今後とも関わっていけましたら幸いです。
順天堂が今後もますます発展しますことを心よりお祈り申し上げます。
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法人だより
定年退職を迎えて~順天堂30年の振り返り~
医学研究科医学教育学教授
医学研究科総合診療科学教授(併任) 檀原 高
順天堂を卒業後、自治医科大学で 9 年半過ごし、1985 年 10 月に
順天堂大学医学部呼吸器内科助手に採用していただきました。以来、
母校で30年間お世話になりました。当時の呼吸器内科 吉良枝郎教授の
教務委員長、医学部長就任を契機に、医学教育に携わることになり
ました。2001 年に当時の小川秀興医学部長のご指導で医学教育
研究室教授を拝命いたしました。
小川学部長が私の就任時に言われた『国試をものともしない教育』が、
今でも私の教育の原点となっています。
医学教育では、岡田隆夫先生(生理学第 2)が一般教育・基礎医学を、私が臨床医学を担当し、
教育改革を続行しました。モデルコアカリキュラムと CBT 対応のため統合型授業へ移行し、
臨床医学では国家試験の領域分類を基盤にしたグループ講義に変更しました。講義内容の重複を
避け、臨床実習期間を確保するため授業コマ数の 1/3 を削減し、臨床実習のための臨床実習
準備教育(第 1 期臨床実習)のカリキュラムを作成しました。医療面接、身体診察、臨床基本
オスキー
手技の実習を導入し、順天堂版 OSCE を実施し、共用試験 OSCE に備えました。
2004 年から新臨床研修制度が発足、臨床研修センター室長を拝命しました。順天堂附属
病院群(静岡、浦安、練馬)の臨床研修センターと協力して、お互いの特徴を生かして相互に
補完し合う体制のもとで研修カリキュラムを作成し、研修医募集(マッチング)に臨みました。
順天堂にマッチングした初期臨床研修医数と自大学生数は共に全国 1 位を維持しています。
2008 年に地域枠学生の入学が始まり、地域枠学生教育にも携わりました。今年で東京都 /
新潟県 / 千葉県 / 埼玉県の地域枠学生 / 卒業生の数は 120 名を超える見通しです。
臨床では、呼吸器内科と総合診療科で各 15 年ずつ診療に携わりました。胸部領域の超音波では
呼吸器の先生方の協力で、症例を蓄積でき、呼吸器領域の超音波医学の骨格は残せたものと
思います。後輩が育ち、今後の発展を楽しみにしております。また、総合診療科では総合的な
内科診療のあり方を研修医に戻ったつもりで勉強させていただきました。
順天堂の全ての講座・研究室、附属 6 病院の全診療科、そして関連の学外施設、医学部事務室
(教務課、学生課、大学院事務など)
、臨床研修センター、人事、総務、施設、図書、看護部、管理、
健康管理室、医療安全、感染対策等々の関係部署のご指導、ご支援なしには、これまでの
私の歩みは前に進みませんでした。医学教育の主役である学習者(学生、研修医、若手先生など)の
熱意が私の支えとなりました。少ない人数の医学教育のスタッフでしたが、チームワークで
様々な困難を乗り越えることができました。改めて、心から深謝いたします。
最後に順天堂の皆々様の益々のご健勝とご発展を祈念申し上げます。
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法人だより
医学研究科消化器内科学(浦安病院)
教授 須山 正文
定年退職を迎えて
この 3 月で定年退職を迎える。1980 年 6 月に順天堂大学消化器
内科に入局し、36 年間お世話になった。入局当時の主任教授は
故白壁彦夫先生で、私の師匠である有山 襄先生は講師で、後に画像
診断研究室の初代教授に就任された。白壁、有山先生共に診療に
厳しい方で診察室や教授室に呼ばれ、お小言を頂戴したことを
懐かしい思い出としている。また、教室には当時の消化器検査で
有名な方々が在籍しており、消化管検査について教えていただいた
ことが現在の消化管診断の基礎になっている。
白壁先生は夜型の方で 10 時ころ研究室に残っていた先生たちを集めて焼き鳥やおにぎりを
食べながら話をされることが多かった。いろいろな先生方の諸評を面白い例えを交え乍ら
話されていた記憶がある。有山先生には肝腫瘍の診断治療、膵胆道系の検査(ERCPや血管造影)の
手技や読影法など現在用いている検査手技、治療法などのすべてについて教えて頂き今日の
私があるものと感謝申し上げている。両先生からは明瞭な画像を撮ることが診断の向上に繋がり、
更に小さな腫瘍の診断は予後の改善をもたらすということを教えて頂いた。有山先生の退職後に
研究室に入った先生方に少しでも還元できたかなと考えている。
さて、
この十数年の順天堂の躍進は目を瞠るものがある。内部にいても感じるのであるから、
外部の方々は驚異の念をもって観ていることであろう。本郷では 2、5 号館の跡に新館が建ち、
新たな時代を象徴しているように思える。旧 2 号館 11、12 階は私が入局以来の消化器内科
病棟で若干の寂寥感はあるが、新しい建物で若い先生方が忙しく働いている姿を頼もしく
感じている。その間、東京江東高齢者医療センター、練馬病院など分院が増え、浦安病院も
増床に向けて工事が進行している。2017 年 5 月には 750 床を超える大病院となる予定である。
ハード面もさることながらソフト面でも優秀な人材も育っているようで更なる発展が近い将来に
見られるものと思っている。
浦安病院消化器内科は若い先生方が多く、まだまだ学ぶことが多いように思える。
今後の活躍に期待している。5 年間であったが環境を変えて働く「心機一転」も大切な要素と
思いつつ筆を置く。長い間、有難う御座いました。
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法人だより
医学研究科呼吸器内科学(浦安病院)
教授 富永 滋
定年退職を迎えて
私は昭和 50 年に順天堂大学医学部を卒業し、2 年間の内科研修の
後に呼吸器内科に入局しました。現在所属している順天堂大学医学部
附属浦安病院(以下浦安病院)へは昭和59年、浦安病院開院と同時の
赴任でした。以来 30 年余、生来の面倒くさがり屋のためか浦安病院を
動かず、あっという間に定年を迎えました。赴任時は内科で最年少で
あったのに。
この 30 年余で浦安市は大きく変わりました。市の人口は 85,000 人
からほぼ倍増し、開院当初は病院 6 階の職員食堂から東京湾を望めましたが今は京葉線が
目の前を走り、湾岸沿いには多くの高層ビルが建ち並び海面がわずかに見えるのみです。
きれいな町並みは『東洋のロサンゼルス』と呼ぶ人もおります。私も 30 年の勤務の後半の
15 〜 6 年は浦安に転居し、一市民として浦安市にお世話になりましたが新町と呼ばれる
湾岸沿いには馴染めず、住居はやや鄙びた赤提灯の方が似合う元町と呼ばれる旧市街を選び
ました(新町は地価が高く手が出なかったためでもありますが)。東日本大震災では浦安市は
かなりの被害を被りましたが 5 年の間にみごとに回復し、更なる発展の途についたところです。
しかし何と言っても変貌したのはこの 30 年間の浦安病院だと思います。開院当初 256 床で
開院した病床数は今や 653 床となり、更に来年 5 月には 785 床という大病院となります。この間、
小川理事長の指導と 6 代の歴代院長のリーダーシップのもとに病床数のみでなく呼吸器外科、
心臓血管外科、小児外科、形成外科と診療科も揃い、更に大学院の設置、救急救命センター、
がん治療センター(外来化学療法室を含む)と外来機能も充実し、移植以外はほとんど完結できる
大病院になりました。
私の所属する呼吸器内科も歴代の吉良枝郎、福地義之助の両名誉教授、現在の髙橋和久
主任教授の強いご支援を頂き、36 床の入院病床と 8 人のスタッフを抱える診療科となりました。
そして浦安病院で初期研修を終えた研修医の中から多くの呼吸器内科医を目指す人が現れ
力強いかぎりです。これからも東葛南部地域の呼吸器診療の中核としての役割を果たすよう
少し遠くから見守りたいと思います。
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法人だより
スポーツ健康科学部長
定年退職を迎えて
スポーツ健康科学研究科 教授 加納 實
本年 3 月 31 日を持ちまして、本学スポーツ健康科学部を定年退職する
ことになりました。1977 年の奉職以来 39 年間、習志野キャンパスから
さくらキャンパスへと 2 つのキャンパスを経験してまいりました。
最後の 2 年間は副学部長、学部長と大学の運営側に携わり、多くの
ことを勉強させていただきました。長年に亘る皆様方の多大なる
ご厚情、ご指導、ご鞭撻に深く感謝を申し上げる次第です。
私はこれまで、大学における教育・研究・指導に専念してまいり
ました。研究においては、体操競技における膨大な数の技の体系論的な研究やモルフォロギー
的研究法により、技の技術解明を主体とした現場に役立つコーチングの実践的研究を行って
まいりました。また、体操競技の指導においては日本一、世界一を夢みてやってまいりました。
1997 年に全日本インカレで団体初優勝を果たし、学生日本一を実現することができました。
奉職以来 20 年の歳月を要しました。翌年、1998 年には全日本選手権での団体初優勝と体操での
日本一を達成することができました。その後、2003 年にナショナル男子強化本部長となり、
世界選手権・アナハイム大会の監督、2004 年にはオリンピック・アテネ大会の男子監督として、
28 年ぶりとなる団体金メダルを獲得することができました。
私にとって、生涯忘れることのできない思い出となりました。
このように、奉職中に日本一、世界一の夢をかなえることが
できました。そして昨年、世界選手権・グラスゴー大会に
おいて、37 年ぶりとなる団体金メダルを本学関係者 4 人の
選手たちが獲得をしてくれました。体操競技部長として最後の
年に、素晴らしい成績を上げてくれました。
最後になりますが、スポーツ健康科学部における運動部の
競技力向上は、学部運営、大学の活性化にとっても非常に
重要であると考えております。今後、
運動部活動の益々の隆盛、
そして歴史と伝統を育む順天堂大学の益々の発展を祈念し、
挨拶に代えさせていただきます。
第 65 回啓心寮祭 総寮監
Ju n te n d o
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No.2 8 5
法人だより
スポーツ健康科学部
定年退職を迎えて
教授 鹿倉 二郎
2009 年 4 月、当時はまださくらキャンパスにて入学式が行われており、
入学式に先立ってさくらキャンパス学部長室にて小川理事長より
辞令を頂戴したのがつい昨日のことのように思い出されます。
2009 年より順天堂大学では公益財団法人日本体育協会公認アスレ
ティックトレーナー養成カリキュラムが始まりました。その担当と
して奉職致しました。以来 7 年間にわたりアスレティックトレーナー
教育に携わって参りました。この間多くの学生がアスレティック
トレーナー資格の取得に興味を持ち、実際に受験資格取得に必要な科目を履修してくれました。
オープンキャンパスでも本学を志望する高校生の多くが、中・高保健体育の教員免許取得に
次いでアスレティックトレーナー資格の取得を希望していました。
現在のスポーツの競技力は単に個人の選手の実力によるものだけでなく、周りからのサポートが
非常に重要になってきています。そのサポートを行う人材の一つにアスレティックトレーナーが
あげられます。順天堂大学ではアスレティックトレーナー養成カリキュラム開始以前から、
スポーツ医学、コンディショニング、トレーニングなどのアスレティックトレーナーに
必要な知識、技能を学ぶことのできる科目が存在しており、カリキュラム開始にあたっては
それほど大きな苦労はしませんでした。しかしながら教室で学んだことを如何に現場で使えるように
するのかが、
課題でした。これは第 1 体育館内に設けられた ATR(アスレティックトレーナー
ルーム)および各運動部での活動を介してその技術習得を実施し、現在では多くの運動部に
おいて学生トレーナーが選手のサポートを行っています。
2017 年には新しいアスレティックトレーナールームが完成するとのことであり、大変ありがたい
ことと感謝致しています。より規模が大きくなり、かつ充実した施設での現場実習により
実習面での教育を充実させることができるとともに、競技力の更なる向上にも繋がるものと
期待しています。
最後に、新たなアスレティックトレーナー養成カリキュラムの開始にあたり様々な形で
ご支援を頂いたさくらキャンパスの皆様に厚くお礼申し上げます。
Ju n te n d o
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No.2 8 5
法人だより
保健看護学部
定年退職を迎える心境とは…
教授 豊田 淑恵
光陰矢のごとしと申しますように、在職 6 年間はあっという間に
過 ぎ 去 っ た 感 が あ り ま す。 小 川 理 事 長、 木 南 学 長、 細 谷 局 長、
初代保健看護学部長の稲冨先生には就任から今日に至るまでご支援
いただき本当に感謝申し上げます。また岡田現学部長、教職員の皆様、
卒業生、在校生、保護者の皆様にも、いつも温かなご支援をいただき、
心より感謝申し上げます。
さて、定年退職に向けて一筆述べるよう依頼を受けましたが、
現実的には年明けから 3 年生が臨地実習中、1・2 年生の授業と終了後は定期試験問題の作成、
試験実施・採点、と同時進行で平成 28 年度入試面接担当や 4 年生の国家試験に向けて個別
支援など次々と業務があり、この時期は退職気分どころではありません。
そのような中で定年退職の最終講義を行いました。この 6 年間をあれこれ振り返り、何を
話そうかと考えました。対象者が 1 年生から卒業生、教職員、並びに静岡病院の三橋院長、
堀江看護部長をはじめ臨床指導者の皆様と多岐に亘るゆえ、看護への道なる自分史を簡単に
説明し、その時々で考えたこと、行動したことなどを盛り込むことにしました。自分の歩んできた
道を振り返ることにより、順天堂大学が私にとってキャリアアップの機会を得ることのできた
4 番目の大学であり、臨床歴 10 年をはるかに上回る 30 年の看護教育に携わってきたことを
再認識し、その一方で今更ながら学問追究の不十分さに後悔し、焦燥感に襲われました。
それでも、本学部の卒業生たちが臨地でしっかりと仁の精神に基づき看護実践している姿と
助産進学した学生を見るにつれ、多少は学部に貢献できたものと自負しております。
入学時の本学部生を見ていると玉石混淆の状況でした。しかし、講義・演習・実習等を通し、
卒業時には見違えるほどにすべての学生が成熟した一人の社会人として準備が整い、巣立っていく
姿は凛々しく立派に成長し、光り輝いて見えます。
私にとりまして順天堂大学は最後の教育現場となりますが、学生と関わる時間的ゆとりが
持てませんでした。年々バタバタと過ごさざるを得ない状況を反省し、今後への期待として
先生方がゆとりある教育環境の中で健康で教育(実習指導含む)・研究を充実させられますことを
祈念して本学での幕を閉じたいと思います。6 年間ありがとうございました。
Ju n te n d o
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No.2 8 5
法人だより
順天堂の思い出 ~平成 28 年 3 月去るに当って~
参与 沖田 英世
昭和 34 年 4 月、皇太子殿下(現 天皇陛下)のご成婚で、日本中が
お目出たムードで沸き立っていた年に順天堂に入職し、病院医務課に
配属された。10 月に眼科外来の事務に異動したが、当時の眼科は
佐藤 勉教授、中島 章助教授その他錚々たるメンバーで海外からも
多数の患者さんが来院した。座る暇もなく三角形の事務テーブルで
作業し、夕方にはグッタリと疲れが出る毎日であった。そんな中、
急に大学へ進学したくなり法政大学の 2 部に何とか合格したことが
昨日の事のように思い出される。
4 年後に総務課、そして昭和 41 年に医学部事務室に配置換えとなった。当時の事務室は
石塚事務長、伊藤課長、油井さんと私の 4 人で、学事、研究、学生関係の事務処理で多忙で
あったが楽しい毎日でもあった。以後総務部、医学部事務室と異動したが、今日まで風邪で
寝込むような事は一度もなく、小・中・高と皆勤の健康体で健康というのは神様が私に与えて
くれた賜物であり、順天堂の生き字引と言われる所以でもあると思っている。
今日この日まで振り返って考えてみると、次のようなことが思い出される。
1.昭和 40 年代、医学部 3、4 年生の基礎系科目は各講座職員が試験監督を担当、5、6 年生の
臨床系科目は教務課が担当していた。臨床系試験は記述式試験が殆どで、問題印刷等に
時間を労することはあまりなかったが、昭和 47 年から医師国家試験が五肢択一に変更され、
学内の試験も順次国試同様の試験形式となった。学年末は時には泊まり込んで試験問題の
手書きの清書作業をした。特に皮膚科の病名は当用漢字にない難しい漢字が多く、辞書を
横に置いて清書していた事が思い出される。
2.昭和 47 年 1 月に医学教育研究室が設置され、初代室長に内科の吉岡教授が就任された。
就任早々、全国に先駆け「教育要項」を手がけられ、翌年はそれを基に各科の授業内容に
重複がないか、重要な疾患等が抜け落ちていないかなど吉岡教授を中心に連日各科の授業
担当者の会議が持たれ、精力的に教育改革が行われた。これらに端を発し、今も続く
『医学教育ワークショップ』が開催されるようになった。残念ながら昭和 53 年 8 月に吉岡
先生は病に倒れられたが、ご一緒に仕事が出来たことを今でも誇りに思っている。
3.昭和 50 年代前半まで入試問題は学内で印刷し、試験後の集計作業は課長以上の職員が
そろばんを持ち寄り作業を行い、掲示等は毛筆で書くという現在では考えられない
入試作業であった。また二次試験の父母同伴の面接試験は平成 22 年からは文部科学省の
指導により廃止となったが、親を見れば子供は分るといった本学独自の父母面接試験が
無くなったのは一職員として残念でたまらない。
Ju n te n d o
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法人だより
4.平成 8 年 4 月、小川医学部長が就任され、まず「一般教育の改革」と、「医師国家試験を
ものともしない」教育改革を手掛けられた。4 年後に学長に就任されると『学長室運営
連絡協議会』を設立し、450 億円の負債の経営改革を行うため『学長室 20 のプロジェクト』を
発足された。私に課された課題は光熱水費の削減で、①共同スペースの蛍光灯の間引き、
②不在部屋の消灯の徹底、③冷暖房の温度制限等に取り組んだところ、年間約 2 億円節約
できたのは驚いた。この 20 のプロジェクトがそれぞれ機能を発揮し、あらゆる面で改革を
断行してきた結果、財政面で奇跡的な回復が実現出来たものと思っている。
5.昭和 59 年まで医師国家試験は春・秋と年 2 回実施されており、失敗しても「半年後に
合格すればいい」という甘いムードがあったが、平成 8 年、小川医学部長は「国試を
ものともしない知性と感性。教養溢れる医師の育成」という目標を掲げられた。以来、
国試合格率のトップクラス校として名を連ね、留年率の低さでも全国で 1、2 位である。
仕事柄在校生の父母と接する機会が多かったが、本学志望の理由としてこの事を挙げられる
父母が殆どであった。
6.平成 13 年、小川学長は大学院改革に着手され、38 名の定員を 80 名に増員した。当時の
学術課 大場課長と文部科学省に赴き申請理由を縷々説明したところ、
「本件は届出制なので
特に問題はないが、大幅増員なので今後院生が集まるのかいずれ査察に行く」と言われた。
しかし一度も定員割れを起こさずに現在は定員 140 名となっており、大正解であった。
小川先生の先見の明に改めて驚いている。
7.平成 20 年、小川理事長から「医学部学納金を来年値下げする」と聞いた時は驚き、
再度聞き返した事を昨日の事のように覚えている。他学から電話で「値上げの間違いでは
ないのか」
「値上げできなくなった」と言われ、他学が苦慮しているのが伺えた。私立医科
大学 29 校中で最も学納金の低い大学となり、より優秀な受験生が増え近年はトップクラスの
大学と肩を並べるほどとなった。
8.平成 21 年 7 月 7 日、センチュリータワービルを校地・校舎として取得された。入職した頃は
会議等に利用していたモダンな学生会館が、縁深い本学に戻ってきた記念すべき年と
なった。そして平成 26 年 4 月 10 日、天皇皇后両陛下のご親臨を仰ぎ、順天堂創立 175 周年
記念式典と日本医学教育歴史館披露式典が執り行われ、記念式典は有山登記念館講堂で
披露式典はセンチュリータワー 19 階で行われた。当日来場された方には、編纂委員の
一人として参画した記念誌『写真でみる順天堂史』をお持ち帰り頂いたが、順天堂の流れを
知ることは日本の医学史を知る上で大変重要なことであり、良い思い出の一頁となった。
以上、退職するに当たり脳裡に浮かぶ数点を紹介しましたが、小川理事長の強力なリーダー
シップの下、順天堂発展のために微力ではありましたが参加することが出来、この上のない
喜びを感じています。長い間、本当に有難うございました。
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No.2 8 5
法人だより
(順天堂ニュース 2 月号、3 月号掲載分より)
※任期更新人事を除く
主なる人事異動
平成 27 年 12 月 31 日付
退 任 諏訪 哲 順天堂大学(静岡病院担当)
校医
平成 28 年 1 月 1 日付
就 任 山路 健 医学部附属順天堂医院医療サービス支援センター センター長
山路 健 医学部附属順天堂医院医療サービス支援センター地域医療連携室 室長
山路 健 医学部附属順天堂医院医療サービス支援センター医療福祉相談室 室長
長登 健 スポーツ健康科学部教職課程研究室
室長
宮下 治 国際教養学部教職課程研究室
室長
木南 英紀 教職課程センター
センター長
磯田 菊生 順天堂大学(静岡病院担当)
校医
長登 健 スポーツ健康科学部教職課程研究室
教授
釆女智津江 スポーツ健康科学部教職課程研究室
教授
牛尾 直行 スポーツ健康科学部教職課程研究室
先任准教授
宮下 治 国際教養学部教職課程研究室
教授
小野田 榮 国際教養学部教職課程研究室
教授
長登 健 教職課程センター
教授(併任)
釆女智津江 教職課程センター
教授(併任)
宮下 治 教職課程センター
教授(併任)
小野田 榮 教職課程センター
教授(併任)
平成 28 年 1 月 20 日付
退 任 入村 達郎 医学部生化学第一講座
客員教授
入村 達郎 医学部外科学教室・乳腺・内分泌外科学研究室 客員教授
平成 28 年 1 月 21 日付
就 任 入村 達郎 大学院医学研究科生化学・細胞機能制御学
特任教授
入村 達郎 医学部外科学教室・乳腺・内分泌外科学研究室 特任教授(併任)
平成 28 年 2 月 1 日付
就 任 平澤 恵理 大学院医学研究科老人性疾患病態・治療研究センター 教授
平澤 恵理 大学院医学研究科老化・疾患生体制御学
教授(併任)
平澤 恵理 順天堂大学寄付講座(ジェロントロジー:医学・健康学応用講座) 教授(併任)
平澤 恵理 医学部神経学講座
教授(併任)
井上 貴昭 医学部救急・災害医学研究室
客員教授
角 由佳 医学部救急・災害医学研究室
先任准教授
平松 邦夫 国際教養学部国際教養学科
客員教授
小牧 宣彦 健康管理センター
課長補佐(併任)
平成 28 年 2 月 29 日付
退 任 川上竜太郎 医学部附属順天堂医院医療サービス支援センター地域医療連携室 課長(併任)
平成 28 年 3 月 1 日付
就 任 木南 英紀
内藤 久士 丸山祐一郎 丸山祐一郎 一青 勝雄
川﨑志保理
土田 博文
森田 勉
配置換え 川上竜太郎
細野 哲也
COI プロジェクト室
COI プロジェクト室
大学院医学研究科整形外科・運動器医学
医学部整形外科学講座
医学部整形外科学講座
医学部外科学教室・心臓血管外科学講座
COI プロジェクト室
医学部附属順天堂医院医療サービス支援センター地域医療連携室
医学部附属練馬病院事務部医事課
医学部附属練馬病院事務部医事課
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室長
室長補佐
教授
教授(併任)
客員教授
先任准教授(臨床)
次長(併任)
課長(併任)
課長
課長補佐
法人だより
主要行事予定
月
(平成 28 年 5 月~ 6 月)
日
内
容
平成28年
5月
6日
(金)
10日
(火)
13日
(金)
13日
(金)
15日
(日)
16日
(月)
16日
(月)
21日
(土)
21日
(土)
21日
(土)
24日
(火)
25日
(水)
29日
(日)
31日
(火)
未 定
未 定
未 定
未 定
未 定
保健看護学部 4 年生実習前演習・オリエンテーション(三島キャンパス)
春季健康診断(静岡病院)~ 20 日(金)
保健看護学部自治会総会(三島キャンパス)
新入生学外オリエンテーション
(FC)
(国際教養学部)
(クロスウェーブ府中)
大学創立記念日
春季健康診断(センチュリータワー地下 1 階ホール)~ 27 日(金)
春季健康診断(浦安病院)~ 20 日(金)
順天堂医学会総会・第 339 回順天堂医学会学術集会(10 号館1階カンファレンスルーム)
医学部同窓会代議員会・総会(10 号館1階カンファレンスルーム)
医学部同窓会主催教授就任祝賀会(会場未定)
春季健康診断(高齢者医療センター)~ 27 日(金)
理事会・評議員会(上野精養軒)
スポーツ健康科学部第 1 回オープンキャンパス(大阪会場)
永年勤続表彰式(センチュリータワー地下 1 階ホール)
大学院医療看護学研究科修士論文研究計画発表会(浦安キャンパス)
大学院医療看護学研究科博士論文研究経過発表会(浦安キャンパス)
国際教養学部オープンキャンパス(本郷・お茶の水キャンパス)
春季健康診断(越谷病院)
保健看護学部自治会レクリエーション大会(会場未定)
6月
3日
(金)
4日
(土)
11日
(土)
13日
(月)
18日
(土)
25日
(土)
25日
(土)
25日
(土)
未 定
未 定
啓心寮寮祭(さくらキャンパス)~ 5 日(日)
スポーツ健康科学部第 2 回オープンキャンパス(さくらキャンパス)
就職マナー研修会(三島キャンパス)
医学教育分野別認証評価(本郷・お茶の水キャンパス)~ 17 日(金)
第 52 回白梅会総会(献体者への感謝の会)
(センチュリータワー地下 1 階ホール)
第 38 回都民公開講座(文京区シビックホール)
保健看護研究発表会(保健看護学部)
(三島キャンパス)
軽井沢セミナー(主催:練馬区)
(練馬病院)~ 26 日(日)
医療看護学部保護者会総会(浦安キャンパス)
国際教養学部オープンキャンパス(本郷・お茶の水キャンパス)
訃 報
ご冥福を祈り、謹んでお知らせします。
篠原(上川)織江殿
医療短大 2 回生
H 5 年卒
平成 27 年 8 月 20 日逝去
清水 昭彦 殿
医学部
S37 年卒
平成 27 年 12 月 16 日逝去
渡辺 淳 殿
医学部
S26 年卒
平成 27 年 12 月 21 日逝去
徳永 修 殿
医学部(産)
S26 年卒
平成 27 年 12 月 24 日逝去
新帯 哲也 殿
体育学部
S49 年卒
平成 28 年 1 月 30 日逝去
加藤 正彰 殿
体育学部
S35 年卒
平成 28 年 2 月 3 日逝去
宮下 桂治 殿
体育学部
S37 年卒
平成 28 年 3 月 11 日逝去
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大学だより
本郷・お茶の水キャンパス(医学部・国際教養学部)近況
1.平成 27 年度順天堂大学 卒業式・卒業証書授与式
3/18( 金 )、 グ ラ ン ド プ リ ン ス ホ テ ル 新 高 輪
(飛天の間)において、医学部・スポーツ健康科学部・
医療看護学部・保 健 看護学部による 4 学部合同の
卒 業 式が 開 催されました。 合同卒 業 式 終了後に、
学部毎の卒業証書授与式が行われ、医学部は卒業生
一人ひとりに新井 一医学部長より卒業証書が授与され、
感動的な卒業証書授与式となりました。
新井医学部長から卒業証書を授与
2.第 110 回医師国家試験
第 110 回医師国家試験は、2/6
(土)~ (
8 月)に施行され、3/18(金)に
厚生労働省から合格者が発表され
ました。本学の受験者は 110 名に
対して合格者は 108 名、合格率は
98.2 % で 新 卒 者 は 108 名 全 員 が
合格しました。
なお、全国平均の合格率は 91.5%
でした。
3.平成 27 年度 順天堂大学大学院 修了式
3/16(水)
、センチュリータワー 19 階において、医学
研究科・スポーツ健康科学研究科・医療看護学研究科に
よる 3 研究科合同の修了式が開催されました。
合同修了式終了後に、
研究科毎の学位記授与式が行われ、
修了生一人ひとりに新井 一医学研究科長より学位記が
授与されました。
新井研究科長 挨拶の様子
4.国際教養学部 1 年次英語プレゼンテーション大会
1/26(火)
、後期最後の英語の授業時間を利用して、英語プレゼンテーション大会(Global
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大学だより
Citizenship Presentation)を実施しました。10 クラスの各代表から、それぞれ約 10 分間のプ
レゼンテーションが行われました。審査委員および学生全員による投票の結果、日笠樹里さん
が第 1 位となりました。
木南学長・学部長から賞状を授与
1 位になった日笠さん
(本郷・お茶の水キャンパス 事務長 伊藤 嘉章)
順天堂医院近況
1.JCI 国際認証取得について
12/12(土)
、当院はこの度、大学総合病院としての国際認証:Joint Commission International(JCI)
認定を取得しました。日本の国公私立大学付属病院本院としては、第1号の認定医療機関と
なります。
JCI は米国の医療分野における「医療の質と患者の安全に関する継続的な改善」に関する
第三者評価認証機関である The Joint Commission の国際部門として、1994 年に設立された
非営利組織 Joint Commission International の略称です。
大学病院に対する JCI 認定基準(Ver.5)は、下記 16 章 1,218 項目の多岐にわたります。
それぞれの評価項目について審査され、認定基準を満たすことにより、国際基準の医療の質、
患者安全を担保した医療施設であると認定されます。認定施設は認定後も継続的な改善が求められ、
認定期間の 3 年ごとに再審査を受け、認定されることで認証が更新されます。
■認定基準 16 項目
第 1 章 国際患者安全目標(IPSG)
第 2 章 ケアへのアクセスとケアの継続性(ACC)
第 3 章 患者と家族の権利(PFR) 第 4 章 患者の評価(AOP)
第 5 章 患者のケア(COP)
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大学だより
第 6 章 麻酔と外科的ケア(ASC)
第 7 章 薬剤の管理と使用(MMU)
第 8 章 患者と家族の教育(PFE)
第 9 章 品質改善と患者安全(QPS)
第10章 感染の予防と管理(PCI)
第11章 組織管理(GLD)
第12章 施設の管理と安全(FMS)
第13章 職員の資格と教育(SQE)
第14章 情報の管理(MOI)
第15章 医療専門教育(MPE)
第16章 ヒト被験者研究プログラム(HRP)
2.第 8 回順天堂医院『医療連携を共に考える会』の開催について
2/20(土)東京ドームホテルにて『医療連携を共に考える会』を開催いたしました。東京都
医師会および順天堂同窓会、順天堂医院関係者計 213 名の参加を受け、盛会のうちに終了
いたしました。なお、内容は以下の通りです。
第1部 学術研修会
演題1.
『荒川区における看取りについて』
演者 荒川区医師会 副会長 守屋 仁布
座長 順天堂大学医学研究科緩和医療学 教授 水嶋 章郎
演題2.
『胃がんリスク健診のあり方』
演者 順天堂大学医学部消化器内科学講座 准教授 北條 麻里子
座長 日本橋医師会 理事 斉藤 大三
演題3.
『難聴の診断と治療 特にアブミ骨固着症について』
演者 順天堂大学医学部耳鼻咽喉科学講座 先任准教授 古川 正幸
座長 神田医師会 会長 加賀 一兄
第2部 情報交換会
医療連携を共に考える会の様子
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3.順天堂大学 ‐ STARBUCKS® 合同セミナー開催について
2/20(土)に順天堂大学 Medical Technology & Simulation Center において、STARBUCKS® との
合同セミナーを開催致しました。
第 1 部では STARBUCKS ® EXPERIENCE SEMINAR としてスターバックススタッフから
順天堂医院スタッフへ、スターバックススタイルのホスピタリティの提案、第 2 部では
JUNTENDO EXPERIENCE SEMINAR として救急診療科・山田医師からスターバックス
スタッフへ日本救急医学会認定 BLS(Basic Life Support: 一次救命措置)コースの研修が
行われました。今後も定期的に開催する予定です。
スターバックススタイルのホスピタリティを学ぶ
心肺蘇生を学ぶスターバックススタッフ
4.平成 26 年度総合合同防火訓練の実施について
3/4 日(金)、春の火災予防運動の一環として総合防火訓練が順天堂医院 B 棟 13 階病棟、
B 棟 1 階エレベーターホール及び防災センターを訓練会場として開催されました。
B 棟竣工後、初めての総合訓練となり、火災現場における医療措置、避難用エレベーターの
使用や防火設備の作動を含めた実践的な訓練となりました。
なお、訓練には、防火防災管理者(事務部長)以下 100 名の職員と本郷消防署からは予防課
長以下 4 名が参加しました。
B 棟で行われた初めての総合訓練でした
(順天堂医院 事務部長事務取扱者 井田 豊太郎)
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大学だより
静岡病院近況
1. 賀詞交歓会
1/5(火)、静岡病院賀詞交歓会が行われました。
三橋院長より昨年の振り返りと今後の静岡病院について
新年のご挨拶をいただき、乾杯の挨拶後、賑やかな宴が
始まりました。 会場となった会議室には大勢の職員が
集まり、和やかに歓談し、盛会のうちに幕を閉じました。
三橋院長のご挨拶
2. 東部地区救命救急医学研修会
1/20(水)、東部地区救命救急医学研修会が開催され
ました。この研修会は救急活動に携わる消防関係者と
医療現場の両者による意見交換の場で、両者の連携が
より一層円滑になることを目的として毎年開催されて
います。
当日は各地区消防本部より事例・調査結果等が発表
され、更なる救命率向上に繋がる大変有意義な研修会と
なりました。
活発な意見交換などが行われました
演題 1 労働災害による特異事例について
演題 2 アナフィラキシーショック対応事例と田方管内アレルギー調査結果
演題 3 平成 27 年度沼津市消防本部における救急総合想定訓練の検証について
演題 4 歯ブラシによる口腔内損傷で咽頭気腫を来した小児の 1 例
3. 市民公開講座
1/29(金)
『患者さんは病院より家に帰りたい-家庭、
、
地域でも支える緩和ケア-』をテーマに地域住民等を
対象とした市民公開講座が開催されました。
当日は 90 名の参加があり、当院の麻酔科・ペイン
クリニック 岡崎 敦 教授より、緩和ケアについて説明が
され、患者さんやご家族に退院前カンファレンスへの
参加を呼び掛けられました。
市民公開講座の様子
また、2/16(火)には『誰でも、いつでも、どこでもできる 鼻呼吸と腹式呼吸を用いた
健康法』
、3/28(月)には『産婦人科のがんについて~子宮体癌ってなに?~』というテーマで
市民公開講座が開催されました。
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大学だより
次回は 4/20(水)に『形成外科をご存知ですか?~写真で見る形成外科疾患~』をテーマに
開催致します。詳細は HP をご覧ください。http://www.hosp-shizuoka.juntendo.ac.jp/
4. 手術室シミュレーション(脳死・臓器移植委員会)
2/27(土)
、
臓器移植コーディネーターを招き、脳死下臓器提供時における手術室対応のシミュレー
ションを行いました。
当日は手術室での対応、必要物品の確認、人員、機器配置の確認についての講義の後、実際に
ICU(3 階)から手術室(4 階)への患者搬送の動線確認が行われ、実践に向けた良いシミュレー
ションとなりました。
(静岡病院 事務部長事務取扱者 落合 美智子)
浦安病院近況
1.平成 28 年順天堂大学浦安病院賀詞交歓会
1/5(火)
、
外来棟地下 1 階職員食堂にて新年賀詞交歓会を執り行いました。吉田院長をはじめ、
福永診療部長、幅下看護部長、川島事務部長より新
年に向けての課題や今後の目標についてお話があり
ました。また、髙森理事(3 号館建設本部長)より、3
号館建設工事の進捗状況について説明がありました。
病院の方針や目標が示されたことで、教職員をはじめ
とする多くの出席者は、新年を迎えるにあたり認識
を深めつつ新たな気持ちで取り組んでいく決意を
固めました。
乾杯の挨拶をする中里副院長
2.浦安市・市川市出初め式 1/9(土)に市川市、翌日に浦安市消防出初め式が
開催され、吉田院長、川島事務部長が出席しました。
順天堂大学浦安病院が、消防業務に積極的に協力し、
人命の救護に尽力した功績に対し、浦安市長より
感謝状が贈られました。今後も地域住民が安心出来
るよう人命救護に積極的に協力していきたいと思
います。
感謝状
Ju n te n d o
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No.2 8 5
大学だより
3.
千葉県特定不妊治療実施医療機関の指定
1/13 (水)、千葉県より特定不妊治療実施医療機関の指定を受けました。これにより、
不妊治療を受ける夫婦に対して千葉県がその治療費の一部を助成し、経済的負担の軽減を図る
ことができます。更には市町村の公的補助も受けられます。当院では、平成 2 7 年 5 月に
リプロダクションセンターを開設しており、産婦人科と泌尿器科による不妊に関する総合的支援
体制の充実を図っております。
4.船橋市医師会との医療連携の会
2/4(木)
、船橋グランドホテルにて、船橋市医師会の
玉 元 会 長 を は じ め、 医 師 会 の 先 生 方 を お 招 き し、
講演会を開催しました。(参加者:44 名)近年は浦安
市内での開催が続いていましたが、今回は各診療科の
代表が船橋市に伺い、積極的に診療科の紹介や情報
交換を行い、連携や懇親を深めました。
『当院における喘息・COPD 患者さんの治療実態に
ついて』
医療連携の会の様子
船橋市医師会 土居内科医院 土居 良康 副院長
『ここまで進んだ 胃がん・食道がんの外科治療』
順天堂大学浦安病院 外科 教授 福永 哲
5.和みの会 2/14(日)、医事課会計カウンター前にて『第 10 回
和みの会』を開催しました。教職員ボランティアで
ある“ゴールドリボンの会”のメンバーの案内に従い、
患者さんやそのご家族が多数参加し、バレンタイン
デーコンサートを開催しました。
ピアノとオーボエの演奏を楽しんだり、歌をみんなで
歌 っ た り と 笑 顔 溢 れ る 会 と な り 大 変 好 評 で し た。
多くの患者さんが集まりました
今後も患者さんの療養生活の中で癒しとなる会を開催していきたいと思います。
出演: 早稲田大学学生オーボエサークル「Allegro Girls」
6.総合災害訓練
3/5(土)、平成 27 年度総合災害訓練が行われました。訓練は 3 部構成で、救急診療科
福本祐一助教による『平成 27 年東日本豪雨災害における DMAT 活動報告』の講演、訓練
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大学だより
参加者による『首都直下地震発生時の対応』グループ
ディスカッション及び『患者カードを用いた重症
患 者 を 他 院 へ 搬 送 す る 机 上 訓 練 』 を 行 い ま し た。
参加者はいつ発生するか判らない災害を想定しながら
真 剣 に 訓 練 に 取 り 組 ん で い ま し た。( 医 師 26 名、
看 護 師 39 名、 コ メ デ ィ カ ル 11 名、 事 務 員 15 名、
委託 3 名、合計 94 名参加)
机上訓練の様子
(浦安病院 事務部長 川島 徹)
順天堂越谷病院近況
1.新年顔合わせ会
1/4(月)
、午前 8 時 45 分より 1 号館集会ホールにて
新年顔合わせ会を開催しました。恒例となった「越谷
だるま」に患者さんの回復、当院の発展、教職員の
健康等を祈念して代表の先生方には片眼に墨を入れて
頂きました。
順天堂越谷病院の名入り特注だるま
2.医療安全講習会
1/8(金)
、2/8(月)の 2 回に亘り、看護師、コメディカル
職員等を対象に医療安全講習会を開催しました。
今回は、臨終後に医療行為による侵襲や病状などに
よって失われた容貌・装いを整える「エンゼルケア」を
テーマに、①死後の身体処置方法、②エンゼルメイクに
ついて、③ご遺体の接し方・ご家族への対応という
エンゼルケアについての講習会の様子
内容で講演を行いました。
3.
一般社団法人 日本私立医科大学協会主催 相互ラウンド
2/17(水)
、医療安全・感染対策相互ラウンドで、昭和大学横浜市北部病院の関係者が来院され、
日本私立医科大学協会作成によるチェックシートに基づいて、当院の医療安全管理体制と
感染防止対策に関するヒアリングとラウンドを実施いたしました。
今後もこのような機会を活かし、医療安全・感染対策の向上を図っていきたいと考えて
います。
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大学だより
4.越谷市消防署による立入検査
3/15(火)
、越谷市消防署大袋分署による立入検査が実施され、災害発生時における在院患者
避難誘導に関する書面の点検及び聞き取り調査、併せて消防隊の救助活動を想定した実地
調査方式のラウンドによる現況確認が行われました。
5.公開講座(リウマチ教室)開催
2/27(土)
、1 号館集会ホールにて『みんなで学ぼう。
リウマチ交流教室』を開催し、今回は、
「関節リウマチと
骨粗しょう症の関係について」というテーマで、4 部
構成で講演を行いました。
リウマチ交流教室の様子
挨 拶:内科科長 小林 茂人 教授
①『リウマチと骨粗しょう症について』
内 科 木田 一成
②『骨粗しょう症の薬について』
薬剤科 小林 泰子
③『骨にやさしい生活について』
看護部 中原 真美
④『リウマチ患者さんの感染症対策について』
看護部 今井 大蔵
講演終了後には活発な質疑応答も見られ、盛況の内に終了致しました。
(順天堂越谷病院 事務長事務取扱者 山方 進)
順天堂東京江東高齢者医療センター近況
1.研修会
①第 5 回 BLS(一次救命処置)講習会
1/26(火)医療安全管理室による『AED 操作・心臓マッサージ講習会』が開催され、計
23 名の参加がありました。
②第 2 回 健康教育講演会
1/28(木)一宮副院長による『ストレスマネージメント』についての講演が開催され、計
37 名の参加がありました。
③第 2 回 個人情報に関する講習会
1/29(金)個人情報保護管理委員会による『情報漏洩対策 7 つのポイント』についての講
演が開催され、計 71 名の参加がありました。
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④看護補助者 KYT(危険予知訓練)講習会
2/18(木)、19 日(金)医療安全管理室による『作業における危険性や有害性等の
危険要因を発見し解決する能力を高める手法』の講習会が行われ、計 32 名の参加がありました。
⑤第 2 回 東京都かかりつけ医認知症研修
2/19(金)認知症疾患医療センターによる区東部の高齢者の方が日頃受診されている
病院 ・ クリニック ・ 診療所等の医師の方へ『かかりつけ医の役割、認知症の診断 ・ 治療、
地域連携について』の研修が行われ、計 31 名の参加がありました。
⑥第 2 回医療安全管理研修会
2/29(月)薬剤科・臨床工学室・医療安全管理室による『ハザーダスドラック(危険薬)の
クスリと安全な取り扱い』『医療機器の安全な取り扱い』の研修会が行われ、計 31 名の
参加がありました。
⑦第 3 回緩和ケア研修会
3/17(木)緩和ケア委員会による研修会で、呼吸器内科 助手 菅野康二先生による『終末期の
鎮静について』の講演が行われました。
2.第 2 回認知症疾患医療センター連絡協議会
2/24(水)に一宮副院長を室長に、平成 27 年度第 2 回認知症疾患医療センター連絡協議会が
開催されました。区東部二次医療圏地域の(東京都 ・ 行政 ・ 医師会 ・ 介護事業者)等で構成される
委員により、認知症疾患医療センター業務の円滑な運営について協議が行われました。
3.地域連携協議会
2/24(水)に江東区医師会・野木村理事を議長に、平成 27 年度第 2 回地域連携協議会が
行われました。江東区・墨田区・江戸川区の医師会理事、歯科医師会長、薬剤師会長等で
構成される委員により、複合施設と地域関係機関との連携のしくみづくり及びその実績に関して
協議されました。
4.運営協議会
2/26(金)に都立墨東病院梅北院長を議長に、平成 27 年度第 2 回 センター運営協議会が
行われました。津田院長から平成 27 年度運営実績、平成 28 年度事業計画(案)について、
詳細説明があり、委員による運営方針、事業計画、診療実績等の協議が行われました。
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大学だより
5.第 4 回 順天堂東京江東高齢者医療センター医療連携フォーラム
3/4(金)、ホテルイースト 21 東京にて、江東区・江戸川区・墨田区の医師会の先生方を
お招きし、講演会を行いました。
『リウマチ性疾患における関節エコーの有用性について』
膠原病内科 助教 箕輪健太郎
『慢性肝炎について~B型肝炎、C型肝炎を中心に~』
消化器内科 准教授 松山秀二郎
『江東区重度在宅リハビリ事業について』
医療連携フォーラムの様子
亀戸大島クリニック 院長 飯島 治
6.韓国ソウル建国大学病院施設見学
2/15(月)に韓国ソウル建国大学病院の代表者が当医療
センターを訪問されました。
ソウル建国大学病院の皆さんとの記念写真
7.地震防災訓練の実施
防災週間中の 3/2(水)に 1 階防災センター・2 階(2 - 1)会議室に対策本部を設置し、
地震防災訓練を実施しました。「災害時患者救護区分表」、「病院施設・設備自己点検チェック
リスト」を使用しての確認を中心に、大規模地震発生時の対応措置の習熟、病院スタッフや
患者に対する正しい防災措置の普及、日頃の防災態勢の再点検及び防災対策のあり方を主とした
訓練を行いました。
8.立入検査
2/24(水)、東京都による、医療法第 25 条第1項の規程に基づく(放射線装置又は施設を
有する病院)立入検査が行われました。
9.ボランティアイベント
・2 階外来展示コーナー
患者さんの癒しの空間作りを目的とした 2 階外来展示
コーナーには、さまざまな絵や写真が展示されています。
・ 1 月 書道
・ 2 月 アメリカン刺繍
アメリカン刺繍
・ 3 月 職員フォトコンテスト
(順天堂東京江東高齢者医療センター 事務部長 浪越 隆)
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大学だより
練馬病院近況
1.保険診療に関する講習会
1/18(月)
、順天堂医院医療保険室 久岡英彦室長を講師にお招きし、保険診療に関する講習会が
開催されました。今年度は『診療報酬の理解と今後の方向性』をテーマに①指導料、② DPC
(機能評価係数Ⅱの重要性)、③平成 28 年診療報酬改定、について講習が行われ職種の枠を
超えて多数の職員が聴講されていました。今回の講習で学んだことを生かし、職員一同
平成 28 年度診療報酬改定に向け努力してまいります。
2.グランドピアノ移設に伴う記念演奏会
1/23(土)
、順天堂大学有山登記念館講堂にて使用され
ていたグランドピアノが当院 2 階総合案内に移設され、
移設後の記念公演として総合外科春山優理恵医師による
演奏が行われました。
演 奏 会 は 土 曜 日 の 午 後 で あ っ た に も か か わ ら ず、
患者さんや職員を含め多数の方がお越しになりました。
今後もグランドピアノを使用して患者さんの癒しとなる
グランドピアノを演奏する春山医師
演奏会を定期的に開催してまいります。
3.臨床研修修了祝賀会
3/14(月)
、練馬病院研修医 7 期生 28 名が全員無事
研修を修了することとなり、ホテルカデンツァ光が丘
にて祝賀会が開催されました。これからは、初期研修の
経験をもとにさらに信頼される医師を目指して、それ
ぞれの道で精進していってほしいと期待しています。
4.医療連携フォーラム・区民健康医学講座を開催
研修修了祝賀会の様子
【医療連携フォーラム】
平成 28 年 1 月 21 日(木) 座 長:整形外科・ スポーツ診療科 先任准教授 金 勝乾
『明日から役立つビタミン D の基礎知識~くる病から骨粗鬆症まで~』
講 師:クリニックばんびいに 院長 時田 章史
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大学だより
日 時:平成 28 年 3 月 17 日(木) 座 長:放射線科 教授 尾﨑 裕
1)
『最新の心肺蘇生処置の要点
~ JRC(日本蘇生協議会)蘇生ガイドライン 2015 のご紹介~』
講 師:救急・集中治療科 准教授 野村 智久
2)
『肺癌の外科治療』
講 師:呼吸器外科 助教 阪野 孝充 【区民健康医学講座】
日 時:平成 28 年 2 月 27 日(土)14:00 ~
座 長:小児科 教授 新島 新一
『こどもの救急 119 番~急なケガ・病気の時どうすればいいの?~』
講 師:看護部 小児救急看護・認定看護師 中村 麻依子
(練馬病院 事務部長事務取扱者 堀越 正之)
さくらキャンパス(スポーツ健康科学部)近況
1.啓心寮退寮式
1/7(木)、スポーツ健康科学部 2 年生室長 37 名、スポーツ健康科学部 1 年生 330 名、
医学部 1 年生 127 名が出席し、啓心寮退寮式が第二体育館で開催されました。さくらキャンパス
学生部長 佐久間和彦先生、本郷・お茶の水キャンパス学生部長 齋藤一之先生、総寮監
松本顕先生の挨拶に続き、2 年生の室長と 1 年生の副室長に対し、佐久間学生部長より記念品が
贈呈されました。
最後に、寮長の比嘉一成君より寮旗が返還され、次期寮長の金見元気君に引き継がれました。
挨拶する佐久間学生部長
記念品を受け取った 27 年度女子寮長
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寮旗を受け取る 28 年度男子寮長
大学だより
2.体操競技部 優勝祝賀会
1/30(土)、東京ドームホテルにて「第 46 回世界体操競技
選手権大会団体優勝・第69回全日本学生体操競技選手権大会
団体優勝を祝う会」を開催し、約 250 名が出席しました。
小川理事長より寄贈された酒樽の鏡開きを行い、37 年ぶりの
世界選手権団体優勝、2 年ぶり 8 回目の全日本学生選手権
団体優勝を祝いました。リオデジャネイロオリンピック・
パラリンピックでも本学の現役生・卒業生が代表に選出され、
鏡開き
活躍することが期待されます。
活躍した選手たち
優勝カップ・メダル
(さくらキャンパス 事務部長 久保 昌也)
浦安キャンパス(医療看護学部)近況
1.入学試験
昨年 11 月の推薦入試に始まり、1月から2月にかけて一般入試、センター利用入試、センター利用・
独自併用入試が行われました。志願者数は過去 2 番目に多い 2,058 名で、高い競争倍率になりました。
定 員
志願者数
倍 率
推
薦
80
201
2.5
一
般
80
945
11.8
セ ン タ ー 利 用
20
526
26.3
センター利用・独自併用
20
386
19.3
計
200
2,058
10.3
2.学生ボランティア活動表彰
4 年生飯泉奈那さんは独立行政法人国立青少年教育振興
機構・国立中央青少年交流の家が主催するボランティア
活動に 3 年間に亘り参加しました。東北と静岡の小学 5・
6 年生を対象にした富士サマーキャンプなど通算で 30 日
以上のボランティア活動を行った功績に対し表彰され
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表彰を受けた飯泉奈那さん
大学だより
ました。表彰式は 2/20(土)に浦安キャンパスで行われ、服部英二所長から表彰状が授与
されました。
3.スキー実習
1 年のカリキュラムにある野外スポーツ実習が山形市
蔵王温泉スキー場で 2/23(火)〜 27(土)の 4 泊 5 日の
日程で行われました。本実習はスポーツ健康科学部の
協 力 を 得 て 実 施 さ れ、 今 年 は 87 名 の 学 生 が 参 加、
過去最高の人数での実習になりました。養護教諭の
資格を得るために必要な授業の 1 つでもあります。
スキー実習の様子
4.修士論文発表会
3/2
(水)の臨時医療看護学研究科委員会にて博士前期
課程 2 年生 18 名に対し、学位授与が認められ、3/3(木)
12:30 から平成 27 年度博士前期課程修士論文発表会が
開催されました。発表は質疑応答を含め一人 15 分で
行われ、興味深い修士論文の発表に活発な質疑応答が
行われました。
修士論文発表会の様子
5.医療看護研究会
第 12 回医療看護研究会が 3/4(金)に実施されました。
第 1群は 7 演題の口演と、第 2・3 群はポスターセッション
からなり、医療看護学部の他、附属病院から多くの研究
発表がありました。また特別講演では、立教大学社会
学部から木下康仁教授をお招きし、
『M-GTA(Modified
Grounded Theory Approach)の基本特性と分析方法』と
題してご講演いただき、質的研究の活動に参考となる
機会となりました。
口演の様子
6.医学部附属6病院就職説明会
3/1(火)に就職活動が解禁され、3/5(土)に人事部
主催の医学部附属 6 病院就職説明会が医療看護学部
3 年生を対象に開催されました。説明会は 2 部構成で、
1 部は全体会で人事部からの説明と各病院の特徴などが
話され、2 部では各病院がそれぞれの教室に分かれ個別
説明が行われました。学生はスーツ姿で少し緊張した
様子でしたが、全体説明や各病院の説明を真剣に聴き、
順天堂医院の説明の様子
メモを取るなど病院選びに取組んでいました。
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大学だより
7.海外研修
今 年 度 の タ マ サ ー ト 大 学( タ イ 国 ) で の 研 修 は、
2/29(月)〜 3/8(火)の 9 日間実施されました。3、4 年生が
対象ですが、今回は 3 年生の川合遥香さん 1 名が研修に
参加しました。タマサート大学の学生と一緒に学生寮で
生 活 し な が ら、 病 院 で の シ ャ ド ー イ ン グ を 中 心 に、
タイ国の看護事情を体験する研修となりました。
海外研修の様子
8.卒業式
平成 27 年度 4 学部合同卒業式がグランドプリンス
ホテル新高輪「飛天」にて行われました。12:30 に
開会し木南英紀学長の式辞に続き、4 学部の総代が学長
から卒業証書を授与されました。医療看護学部卒業生の
総代として、今辻 舞さんから「順天堂大学で学んだことを
誇りに思い、皆さまから戴きました優しさにお返し
したい」と答辞で述べられ、医療職者として不断前進を
誓い合いました。
卒業式の様子
9.修了式
平成 27 年度大学院修了式が 3/16(水)午前 11 時から
本郷・お茶の水キャンパスセンチュリータワー南棟
19階にて挙行されました。医療看護学研究科博士前期課程
修了者 18 名に修士(看護学)の学位記が授与されました。
修了者は臨床の場、教育の場等それぞれの職場で更に
研究を深めていくことになります。そしてその先の
博士後期課程への進学を期待しています。
修了式の様子
10.看護師・保健師・助産師国家試験結果
今年度の国家試験は看護師が 2/14(日)
、保健師が 16(火)、助産師が 17(水)に実施され
ました。国家試験初日には受験する学生の不安を少しでも和らげようと、国家試験対策委員と
アドバイザーの先生方が、受験場の最寄駅「三軒茶屋駅」出口で学生達を励ましました。
合格発表は 3/25(金)午後 2 時に発表です。
(浦安キャンパス 事務長事務取扱者 大江 進)
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大学だより
三島キャンパス(保健看護学部)近況 1.スキー実習
1 年生、2 年生の選択科目「野外スポーツ実習(スキー)」が、2/17(水)~ 20(土)、3/8(火)~
11(金)の 2 期に分けて、長野県白馬村で実施され、計 55 名の学生が参加しました。上級クラスの
学生、初心者の学生、みんなで楽しく技術習得ができたようです。
晴天の中、楽しくスキーを学びました
2.入学予定者合格者リメディアル教育
3 / 7 ( 月 )、 推 薦 入 試 合 格 者 と 、 一 般 入 試 合 格 者
(手続済者)を対象に、入学前教育「リメディアル教育」を
開催し、フレッシュな顔ぶれがキャンパスに集いました。
推薦入試合格者は、これまでも、通信講座による学習を
行ってきましたが、今回はキャンパスに揃って、大学生
としての心構え、看護系学部に必要な教科学習等に
ついて、講義が行われました。
最初は緊張した面持ちでしたが、少しずつ慣れてきた
入学予定者に講義する岡田学部長
様子でした。4 月が楽しみですね。
3.地域貢献・地域交流
①第47回三島成人式記念駅伝大会、第9回伊豆マラソン大会
1/10(日)、三島成人式記念駅伝大会が開催され、
教職員 5 名がチームで出場、また 2/14(日)、伊豆マラ
ソン大会が強風雨の中開催され、学生・教職員が出場し、
地域交流に貢献しました。伊豆マラソンでは男子学生
3 名が、21.8km を見事完走しました。
②第 7 回保健看護学部公開講座
3/5(土)
、第 7 回公開講座が開催されました。今回は
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No.2 8 5
伊豆マラソン 21.8K 完走した男子学生
大学だより
『認知症を理解する』をテーマに<認知症サポーター
養 成 講 座 > を 開 催 し、 高 齢 者 看 護 学 領 域 教 員 か ら、
認知症に対する正しい知識の習得に必要な話をして
いただきました。
地域の方々を中心に 70 名にご参加頂き、とても盛況の
うちに終了しました。
公開講座でのひとこま
4.附属 6 病院就職説明会
3/12(土)、3 年生対象に、本学医学部附属 6 病院の
就職説明会が開催されました。3 年生と一緒に、3 年生
保護者、下級生の希望者が別室で遠隔配信により一緒に
聴講しました。3 年生は学業とともに就職活動を行い、
卒業後の進路を決める重要な岐路に立ちます。自分の
将来をしっかり考えて選択していただきたいと思い
ます。
終了後は、1 年生~ 3 年生保護者懇談会が開催され、
附属 6 病院就職説明会の様子
保護者の方々とアドバイザーグループ教員との間で、大学生活の様子、学業成績に関することなどの
懇談が行われました。
5.平成 28 年度入学試験
1/25(月)、一般入試 1 次(学力)試験、2/1(月)、2(火)2 次(面接)試験、2/8(月)センター
利用入試 2 次(面接)試験が行われ、下記の結果となりました。
合格された方の入学を心よりお待ちしています。
定員
出願者数
受験者
合格者
試
50 名
295 名
293 名
111 名
センター試験利用入試
10 名
142 名
142 名
13 名
センター・独自併用入試
10 名
85 名
85 名
11 名
一
般
入
6.保健師・看護師国家試験
第 3 回生が国家試験に挑みました。この 4 年間、講義・学内演習・臨地実習そして卒業試験を
経て、更には国家試験対策の模擬試験、講習を繰り返し、4 年間の集大成として、2/14(日)
看護師、2/16(火)保健師という日程で在学生 120 名が受験しました。合格発表は 3/25(金)
午後 2 時です。
(三島キャンパス事務室 事務長事務取扱者 藤本 幸雄)
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同 窓 会だ より
医学部同窓会
医学部同窓会は、卒業生はもちろんのこと学生会員、特別会員の人数も年々増加するとともに、
その活動の内容も多岐にわたっています。最近の活動についてご紹介申し上げます。
1.渉外・支部
平成 28 年 2 月 20 日(土)
、センチュリータワー 19 階ホールにおきまして支部長・支部幹事会が
開催されました。元国際連合事務次長で、順天堂大学国際教養学部客員教授 明石 康氏から
『国連 PKO(平和維持)活動〜その表と裏』という題で講演をしていただきました。その後、
支部会と本部 、支部会間相互の活発な意見交換がなされ、大変に意義のあるひと時となり
ました。
2 月 27 日(土)
、神奈川県支部会が開催されました。
2.広報
広報委員会では主に、『茶崖』と『順天堂だより』を通じて同窓会活動についてお知らせ
しています。4 月発行の『茶崖』162 号では、医学教育の国際化について、新井 一医学部長を
中心に座談会でとりあげます。第 4 回日本医師会赤ひげ賞を授賞された山中 修君(昭和55年卒)の
紹介と「東風西風」では全国の同窓生の近況をお知らせいたします。フォトエッセイ、随筆など
皆さまの投稿をお待ちしています。
3.学術
平成 27 年度の海外留学時助成を受賞されました、宿谷威仁君(平成 14 年山梨医科大卒
呼吸器内科学:特別会員)が平成 28 年上原記念財団リサーチフェローシップに採択され、
1 月下旬以降に助成金を受領することとなったため、医学部同窓会からの海外留学時助成の
後半分を辞退するとの申し出がありました。
4.学生
平成 28 年 3 月 18 日(金)
、グランドプリンスホテル高輪においての卒業式で、ご卒業される
皆さんに医学部同窓会賞として銀メダルを、また、成績優秀であった小山田知世君に金メダルを、
森近会長より贈呈いたしました。
5.その他
平成 28 年新春恒例の箱根駅伝ですが、すでに 3 学部合同の応援体制は定着し今年も沿道の
指定されました各スポットでは熱のこもった母校への応援が展開されました。結果は大健闘の
総合 6 位とシード権を確保いたしました。来年はさらに上位進出が望まれます。
(医学部同窓会 広報担当理事 大久保 剛)
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No.2 8 5
同窓会だより
スポーツ健康科学部同窓会(啓友会)
1.全国代議員会開催について
第 51 回全国代議員会を平成 28 年 3 月 26 日(土)午後 1 時よりアルカディア市ヶ谷にて
開催します。平成 27 年度事業・決算報告、28 年度の事業・予算案が提案されます。
代議員会終了後に功労賞の授与式、併せて学業成績の優秀な学生に対して栗本閲夫奨学金
(3 年生対象)・運動競技力に秀でた者に対して東俊郎奨学金(全学年対象)・学業優秀学生
表彰 2 年生対象)の授与式及び世界大会出場者に対して報奨金の授与を予定しております。
2.住所変更届のお願い
住所・姓・勤務先の変更がございましたら啓友会まで必ずご連絡ください。お近くに同窓会誌
『啓友』が届かないという方がいらっしゃいましたら啓友会まで、ご連絡いただけますよう
お伝えください。
住所変更等は、電話・FAX・E-mail のいずれかでお知らせください
TEL 0476-98-1031 FAX 0476-98-1174 E-mail [email protected] juntendo.ac.jp
(啓友会 出版部長 渡邉 貴裕)
看護学部同窓会
◆『平成 28 年 3 月にご卒業の皆さまへ』
医療看護学部・保健看護学部の皆さま、ご卒業おめでとうございます。
4 年間の学びを終え、いよいよ 4 月から専門職として臨床での仕事が始まります。皆さま一人
ひとりが目標を持って成長されることを同窓会会員一同願っております。
皆さまには、入学時からすでに同窓会に学生会員としてご入会いただいております。卒業に
あたり改めて順天堂大学看護学部同窓会の活動を紹介いたします。
本同窓会では、会員相互の親睦を図り、看護の向上、順天堂大学の発展及び後進便宜を図る
ことを目的に活動しています。学生会員には入学時に記念品(のびっち)の増呈や奨学金の貸与、
海外研修の助成、卒業のお祝い(オルゴール付き写真立て)、学校祭への支援などを行って
おりますことはご承知のことと思います。今後は学術推進や購買事業の活動をより推進して行う
予定です。5 月 28 日(土)には看護学部同窓会総会も予定しておりますので是非ご参加ください。
教職員の皆さまには卒業生が何かとお世話になると思いますが、ご指導、ご鞭撻をお願い
申し上げます。
事務所:東京都文京区本郷 3 - 1 - 3 TIK ビル 10 階 ℡ 03-3813-3111(内線 5115)
(常駐しておりませんので、ご用の方は順天堂医院看護部までご連絡ください。)
(看護学部同窓会 副会長 西村ふみ子)
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No.2 8 5
父 母 会だ より
医学部父母会
1.教材設備の助成について
今年度の教材設備等助成については、6 年生自習室移転に伴う什器の補助に加えて、新たに
心肺蘇生シミュレーターの助成依頼が檀原医学教育研究室教授より提出され、三役で検討し、
これを助成することを決定致しました。
10 月に心肺蘇生ガイドラインが改定され、今後の実習や OSCE において厳密な評価が
必要となってくることから、それらに対応するための助成であり、学生の知識や診察技術の
向上に大きく寄与するものと考えております。
【導入教材】
・レサシアン with QCPR 2 セット
・SimPad スキルレポータ 2 セット
医学部父母会は、今後も順天堂大学の教育の充実、研究の興隆発展に協力して参る所存です。
2.医師国家試験について
6 年間の集大成である医師国家試験が、2 月 6 日~ 8 日の 3 日間実施されました。本郷・
お茶の水キャンパス事務室にご協力いただき、学生一人ひとりに御守りをお渡ししました。
これまでの努力を存分に発揮し、合格発表の日は笑顔の花が満開となることを期待しております。
(医学部父母会 会長 前田 有二)
スポーツ健康科学部保護者会【さくら会】
1.平成 27 年度 順天堂大学卒業式・卒業証書授与式
3 月 18 日(金)春の陽気を思わせる好天のもと挙行された平成 27 年度順天堂大学卒業式
ならびに学部の卒業証書授与式に保護者会を代表して参列いたしました。スポーツ健康科学部
3 学科計 323 名の卒業生それぞれの今後益々のご活躍をお祈りいたします。
また、その後の卒業記念パーティーでは、順天堂大学スポーツ賞を受賞された最優秀選手賞
1 名、優秀選手賞 11 名の卒業生にさくら会からの副賞を授与いたしました。
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No.2 8 5
父母会だより
2.第 3 回定例役員会
2 月 27 日(土)、本郷・お茶の水キャンパスにおいて定例役員会を開催しました。主な議題
として、本年度の決算ならびに次年度の予算、取り組み内容を検討するとともに、新三役候補の
選任を行いました。
次年度の取り組みについては、特にさくらキャンパスでの朝食券の販売についてご報告したいと
思います。一昨年度から「100 円朝食キャンペーン」への補助を行ってきましたが、新たな取り
組みとして平成 28 年度から、新入生の保護者に対し、半期分の朝食券の購入を呼びかける
ことになりました。医学部の父母会とともに引き続き朝食券への補助を継続し、学生の朝食
摂取推進を支援して参ります。
(スポーツ健康科学部保護者会 会長 本橋 博之)
医療看護学部保護者会
■平成 27 年度 第 3 回役員会
平成 28 年 3 月 5 日(土)平成 27 年度第 3 回役員会を浦安キャンパス 2 階大会議室にて
開催致しました。議題としては、来期会長職・副会長職の選出(他の役職については次回
役員会で互選)、年間活動計画・新企画の内容及び補助対象の検討、保護者会総会に向けた
日程の確認他を討議致しました。また、新 1 年生役員を勧誘するため 4 月 5 日(火)平成 28 年度
入学式後の保護者説明会・歓迎会に役員数名を派遣参加させる事としました。
次回役員会(4 月 23 日(土)開催予定)で役職・年間活動計画及び日程案他を策定し、
保護者会総会(6 月 4 日(土)開催予定)で承認を受けたのち平成 28 年度活動を展開して参る
予定です。今後とも、会員皆様には保護者会活動にご協力賜りますようよろしくお願い申し
上げます。
(医療看護学部保護者会 会長 園田 尚二)
保健看護学部保護者会
早いもので間もなく平成 27 年度も終わります。第三回生は国家試験受験を終え、晴れて
卒業の日を迎えます。そして 4 月には新入生を迎え新年度がスタートします。新入生の保護者の
皆様を保護者会にお迎えする準備も進めてまいります。
1.保護者と教員との懇談会
3/12(土)
、附属 6 病院就職説明会終了後、1、2、3 年生の保護者と教員との懇談会を大学が
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No.2 8 5
父母会だより
開催してくださいました。日頃からアドバイザーグループ教員として学生の様子を近くで
見ている先生方から詳しい話しを聞くことができる機会を設けていただき、有意義な時間を
過ごすことができました。
午前に開催された就職説明会では、遠隔システムを利用して保護者も附属病院の様子や
卒業生からの声を拝聴でき、今後就職に対する子ども達からの相談に対し大変有効な情報を
いただきました。今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします。
2.第三回生の卒業
平成 24 年に入学した学生が卒業しました。学生にとって、保健看護学部で過ごした日々は、
実り多く、また自らの成長を実感することのできる貴重な時間であったことと思います。
第一回生は、
「保健看護学部の歴史は自分たちで作る」という想いを持ち、学業・大学行事・
課外活動・地域交流など積極的に活動してきました。第二回生は、「先輩と力を合わせ盛り
上げていく」という熱意を持ち、創意工夫しながら自分達らしい学生活動の基盤を築きました。
そして第三回生は、先輩の築いた土台をより強固なものにする為、新しい風を自らの力で
起こそうとする姿は保護者にとっても感慨深いものでした。
小川理事長、木南学長、稲冨名誉教授、岡田学部長をはじめとした法人役員の先生方、
保健看護学部教員の先生方並びに事務職員の皆さんのご指導は、学生一人ひとりの心に響き、
大変心強かった事と思います。
学生の皆さん、教職員の皆さん、保護者の皆さん、本当におめでとうございます。そして、
有難うございました。
卒業式の様子
(保健看護学部保護者会 会長 金谷 範)
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No.2 8 5
後 援 会だよ り
医学部後援会
■父母会から後援会へのお誘い
2 月から 3 月にかけては入学試験、国家試験、卒業式と重要な行事が重なっていて、大学では
多忙な時期と思います。父母会の皆様にはお子さまのご卒業まことにおめでとうございます。
医師としての第一歩を歩み始めるお子さまを頼もしくお感じになっていらっしゃることと思います。
父母会会員の皆様には、ご卒業後は医学部後援会にご加入をお願いいたしております。
医学部後援会は医学部父母会、同窓会との親睦を深めながら卒業生の父母の集まりとして
活動しています。事業内容を充実すべく役員一同が力を注いでおります。順天堂大学 175 周年
記念事業、箱根駅伝への協力を柱に、総会では卒後 1 年、3 年、5 年、10 年、15 年、20 年の
後援会員を招待して親睦を深めていただいております。また、総会では講師の先生をお招きして
ご講演をいただいております。また、卒後 10 年前後のドクターを対象に、地域医療、学術
奨励賞を設立して総会で授賞式を行っております。後援会事業は会員の皆さまの会費収入で
活動いたしております。今年も卒業生のご父母全ての皆様に後援会にご入会いただきたく
お願い申し上げます。
(医学部後援会 副会長 藤巻 豊)
スポーツ健康科学部後援会【桜順会】
桜順会の主活動の一つである「学生活動への助成」の一環として、「桜順会賞」授与をして
います。3/11(金)さくらキャンパス啓友会館にて啓友会役員会前の貴重な時間をいただいて、
4 団体へ「桜順会賞」を授与いたしました。
受賞団体は、
「ベストサポート賞」に【バスケットボール部
男子スタッフ】(関東大学バスケットボールリーグ 2 部
昇格へ側面からサポート)
「
、ボランティア賞」に【進路指導室】
(特別支援や学習支援等を要する児童へのボランティア
活動を高く評価)
、【第 68 代啓心寮三役・室長】
(平成 27
年度の啓心寮の運営、寮生を献身的に激励してきた啓心寮
三役・室長)
、
【順大スポーツ編集部】(「順大スポーツ」を
通じて大学の内外に運動部活動を中心に順天堂大学の広報に
貢献)でした。
今後も学生活動への助成をしっかり取り組んでいきたいと
思います。
(桜順会 会長 大熊 昇)
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No.2 8 5
ひ ろ ば
第 37 回都民公開講座
『心血管病治療の最前線』開催
医学研究科循環器内科学教授 代田 浩之
医学研究科心臓血管外科学教授 天野 篤
2 月 20 日(土)、第 37 回都民公開講座『心血管病治療の最前線』
(企画・司会:代田、天野)が
文京区シビックセンター小ホールで開催され、254 名の聴講者にお集まり頂きました。会に
先立ち、代田が最近の心血管病増加の傾向とその治療や予防の重要性、そして画像診断や
治療法の飛躍的な進歩の状況を紹介しました。
循環器内科学講座の藤本進一郎准教授は、『ここまで見える! 動脈硬化』というテーマで
講演しました。動脈硬化によって心筋梗塞や狭心症が発症するため、冠動脈病変の正確な画像
診断が重要であること、冠動脈 CT 検査の進歩により冠動脈の石灰化や動脈硬化を簡便にかつ
正確に診断可能となったこと、さらに CT の被ばく量低減の工夫についても紹介しました。
循環器内科学講座の岡崎真也准教授は、『ここまで治る! 心臓病のカテーテル治療』という
テーマで講演し、日進月歩のカテーテル治療の現状や内科・外科・小児科・麻酔科も含めた
ハートチームによる連携の重要性を強調し、最新の末梢血管治療デバイス、経皮的心房中隔欠損
閉鎖術、経皮的大動脈弁置換術について説明しました。
休憩の後、天野が大動脈解離や大動脈瘤の具体的な症例を紹介し、その治療の重要性を説明
しました。
心臓血管外科学講座横山泰孝助教は、
『ほっとかないで! 拍動するお腹のコブ』というテーマで
講演し、腹部大動脈瘤の簡便な見つけ方、その治療法として人工血管置換術、より侵襲の少ない
腹部ステントグラフト内挿術の進歩についてお話ししました。
心臓血管外科学講座土肥静之准教授は、『切らないで治す! 胸部大動脈瘤』というテーマで
講演しました。胸部大動脈瘤に対する従来の開胸手術の限界、新たな治療法である胸部ステント
グラフト内挿術の低侵襲性や最新の治療法について紹介しました。
最後に、循環器内科学講座の島田和典先任准教授は『これなら出来る! 動脈硬化予防のコツ』と
いうタイトルで、食事、運動・身体活動、禁煙、飲酒についてのポイントを説明し、予防する
積極性な意識が重要であることを強調しました。
また講演後には、ご参加の皆様から多くのご質問を頂き、時折ユーモアを交えた演者の回答も
含め活発な質疑応答が行われました。最後まで熱心にご参加戴きました皆様、都民公開講座の準備、
進行をして頂きました順天堂大学のスタッフの皆様に御礼申し上げます。
(左から)司会の代田教授、天野教授
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島田先生、土肥先生、横山先生、岡崎先生、藤本先生
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No.2 8 5
ひろば
平成 27 年度ベストプロフェッサー賞・ベストチューター賞
3/18(金)
、グランドプリンスホテル新高輪において開催された、卒業式後の各学部謝恩会に
おいて、ベストプロフェッサー賞・ベストチューター賞の表彰式が執り行われました。
■順天堂大学医師会・医学部ベストプロフェッサー賞・ベストチューター賞(佐藤・小川賞)
上記の各賞は医学部における学生教育に貢献した教員を順天堂大学医師会と順天堂大学医学部の
共催で表彰する制度であり、候補者は医学部 4 ~ 6 年学生のアンケート等を参考にして選出
されております。
ベストチューター賞は、平成 13 年度より
執り行われ 15 回目となりました。今回は、
内科系として精神医学大沼 徹先任准教授、
外科系として下部消化管外科学冨木裕一
先 任 准 教 授、 そ の 他 と し て 泌 尿 器 科 学
和久本芳彰准教授が、また、ベストプロ
フェッサー賞は今回で 3 回目になりますが、 左から竹田先生、学生、小川理事長、学生、鈴木先生、大沼先生、木南学長、学生、冨木先生、和久本先生
産婦人科学 竹田 省教授、呼吸器外科学 鈴木健司教授の 2 名が、選考委員会を経て医学部
教授会にて受賞者として決定されました。
当日、医学部卒業生が見守る中、長岡 功教授(医師会理事)の司会進行で表彰式が始まり、
新井 一医学部長から表彰状および副賞が受賞者一人ひとりに手渡され、卒業生及び出席者より
大きな声援と拍手がおくられ大変盛り上がる表彰式になりました。
(順天堂大学医師会事務局 医療サービス支援センター地域医療連携室内 主任 福田 純一)
■スポーツ健康科学部ベストチューター賞・ベストプロフェッサー賞(小川・田村賞)
小川・田村賞は体育学部と医学部の解剖学における
懸け橋として活躍された故 田村 端先生のご遺族から
大学に寄付された基金に、小川理事長(当時:学長)が
同様に、私財を投じて設立された基金です。4 年生の
投票により「分かり易い授業」
「魅力ある授業」を行った
教員が選出されています。
今年度はベストチューターの講義系として水野基樹先任
准教授、実技系として原田睦巳先任准教授、ベストプロ
左から水野先生、原田先生、長門先生、加納学部長
フェッサーとして長登 健教授が選出され、卒業記念パーティーにて表彰されました。
(さくらキャンパス 久保 昌也)
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No.2 8 5
ひろば
■医療看護学部ベストプロフェッサー賞・ベストチューター賞
医療看護学部のベストプロフェッサー並びにベスト
チューターに選出された先生に「宮崎・小川賞」が授与
されました。この賞の基金は医療短期大学初代学長、
故 宮崎寛明先生のご遺族から寄贈された基金に、医療看護
学部開設時の小川理事長(当時:学長)が私財を投じて
設立されました。
ベストプロフェッサー賞の植木教授
平成 27 年度の選考にあたっては 4 年生へのアンケート
調査を実施し、その結果を木南学長に推薦し、学長から
小川理事長に答申し決定されました。今年度のベストプロ
フェッサーは学部長の植木 純教授、ベストチューターは
成人看護学の樋野恵子助教が受賞されました。樋野先生は
国際交流委員で学生の海外研修の支援を担当しています。
(浦安キャンパス 大江 進)
ベストチューター賞の樋野先生
■保健看護学部ベストプロフェッサー賞・ベストチューター賞
保健看護学部のベストプロフェッサー賞、ベストチューター賞は、医療看護学部と同じく、
「宮崎・小川賞」として故宮崎先生のご遺族から寄贈された基金に、小川理事長が私財を投じて
設立した基金で運用されています。
4 年生が、4 年間に受けた授業、実習指導を通して、
「解かり易い授業・実習指導」「魅力ある
授業・実習指導」等その教授方法を工夫され、特に魅力を
感じた印象に残る教員を投票し、その結果を参考に選出
されます。
平成 27 年度卒業の第 3 回生による投票の結果、ベスト
プロフェッサー賞は、成人看護学近藤ふさえ教授、ベスト
チューター賞は成人看護学 飯塚麻紀講師が受賞しました。
(三島キャンパス 藤本 幸雄) 左から飯塚先生、小川理事長、近藤教授、岡田学部長
昭和 58 年体育学部卒 木村 浩哉
啓心寮発、医・体・看のつながり
(青森県立黒石高等学校勤務)
習志野の啓心寮に入寮して数日経ったある夜、2 段ベッドの上から医学部のY君が青森県
出身の作家三浦哲朗の芥川賞受賞作『忍ぶ川』のことで話しかけてきた。読書好きの彼は
渡辺淳一の医学小説が好きで、影響を受けた私はかなり医学小説を読むことになった。そして
寝る前の 2 段ベッドの上下の語らいから仲良くなった。
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No.2 8 5
ひろば
大学を卒業して幾星霜。数年前にこの『順天堂だより』誌で彼が順大の小児外科教授になった
ことを知った。英国にも留学して勉強したという。思い切って小児外科宛に年賀状を出して
みたら、
「懐かしいなあ」という返事がきた。
普通話はここで終わるのだが、その後、私は 5 年一貫教育の専攻科看護科のある現任校に
転勤になり、ある日校長から「専攻科 1 年生対象の研修旅行先に都内の看護学部のある大学病院を
入れたいが、
(本校卒業生が系列病院に就職している)順天堂大に当たってみてくれないか」と
言われた。
当てはY君しかない。しかし、教授として忙しい日々を送っているだろうし、田舎の高校の
看護科の生徒の見学の対応なんて無理だろうと思いながら、彼宛に手紙を書いた。するとすぐ
彼から OK の電話がきた。それどころか看護総務課の方からも電話があり「歓迎してお迎えし
ます」というありがたいお言葉までいただいた。
2 週間ほどして、偶然見た NHK「プロフェッショナル-仕事の流儀-」
。なんと彼、山髙篤行
教授が『1万人の命を救った小児外科医』として登場していた。見終わってメールすると、
「俺まだ放送見てないんだけど…」と暢気な返答であった。
そして 2015 年の 9 月、私は生徒を引率し自分の卒業式以来の本郷・お茶の水キャンパスを
訪れた。建物は近代化高層化され、センチュリータワーには圧倒された。階段式の会議室で
順大看護の『仁』に基づく教育方針を聞き、その後都心を見下ろす屋上のヘリポートへ。
過日の震災後本校生徒の中では災害看護への興味が高まっており、貴重な体験であった。
他にも ICU を始めとする最新の設備とそこで勤務する看護師さんからやりがいのある仕事に
ついての生の声を聞くことができた。
山髙教授は研修時に学会で不在であったが、夜待ち合わせて 30 余年ぶりに夕食を共にし、
2 人で啓心寮の同部屋の人たちに次々電話をかけ、懐かしい話に花を咲かせることができた。
今回の研修受け入れに際しては、照沼看護部長、井田事務部長、西村看護総務課長、藤田
看護師長をはじめ、お世話になった方々にこの場を借りて改めてお礼申し上げます。順大の
絆の強さを改めて感じました。
なお、2016 年の啓友会卒後研修会千葉大会(10 月、成田市)において、小川理事長の
講話の後に山髙教授が講演をすることになっており、今から楽しみである。
階段式の会議室で話を伺う学生たち
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順天堂医院の前で記念撮影 55
No.2 8 5
ひろば
昭和 60 年医学部卒 山髙 篤行
私の運命を変えた啓心寮
(順天堂大学医学部小児外科学)
木村君(青森県)とは、啓心寮の勉強部屋で対角線上に座っていた。木村君が窓側で、私は扉側。
部屋長の三芝先輩(群馬県)の机は木村君の対面であった。私の横に上杉君(新潟県)
、対面に
駒澤君(広島県)
、駒澤君の隣が服部君(愛知県)だった。医学部は私と服部君だった。皆、
仲が良かった。
啓心寮では、至近距離でそれぞれの人生と生き方がぶつかり合い、交錯していた。
木村君は、陸上部に所属、毎朝 5 時半に起きて、ほぼ毎日走っていた。これは、東京のど真ん中で、
中学・高校・浪人とチャランポランに過ごし、気づいたらいつの間にか濁った人生になって
しまっていた私にはとても衝撃的であった。木村君の生き方が眩しく、綺麗で輝いて見えた。
彼は、将来、大変な教育者になると直感した。
私は、啓心寮でラグビーという人生で初めて燃えられるものに出会った。医学部のラグビー
部ではあったが当時の練習は過酷なものだった。しかし、この規則正しく厳しい練習により、
私の濁った人生が少しずつ澄んでいくのが嬉しく、練習は苦しくても有難かった。綺麗な人生を
取り戻したかった。
去年の 9 月、木村君に会う機会がやってきた。青森県立黒石高等学校の教頭になられていた
木村君が専攻科看護科の 1 年生の研修旅行先に順天堂医院を選んでくれたからだ。しかし、
木村君との再会は、私にとっては偶然ではなかった、必然であった。お互い社会人になり、
別々の道を歩み出してからも、私はいつの日か木村君とはまた会う日が来るのではないかと
思っていた、それも確信に近く!再会時、32 年もの時の隔たりは一切感じられなかった。
啓心寮にいた木村君が待ち合わせの牛タン屋“太助”にいた。彼と長い時間語り合った。彼の
人生は依然綺麗で輝いていて、羨ましかった。来たる 2 月 13 日に東京にて三芝先輩と部屋員との
「四寮五室部屋会」を 2 人で企画した。楽しみだ。
私の人生を今でも支えてくれている啓心寮、そして三芝功一先輩、木村浩哉君、上杉一浩君、
駒澤雅敏君、服部達哉君、感謝しています。
追記 : 2 月 13 日、三芝先輩、木村君、上杉君、服部君と再会した(写真参照)。皆、全く
変わっていなかった。仕事で出席が叶わなかった駒澤君とは、会の途中、皆と電話で話をし
た。そこには、啓心寮時代、私の後ろの机に座っていて、いつも元気に皆に話しかけて
い た、 当時と変わらぬ駒澤君がいた。駒澤君の元気な声を聞けて皆嬉しかった。32 年ぶり
の再会にもかかわらず、会った瞬間から、雰囲気は啓心寮の部屋にいる時と全く同じ。当
時 の 懐 か し い 話 し は 勿 論 の こ と、 近 況 報 告、 今 後 の
ことなど話しは弾み、あっという間に 4 時間が経ち、
1 次会は終了した。上杉君が「山髙、スポーツから何度失
敗してもくじけないことを学んだよ」と言った。感動。
2 次会が終了したのは午前 3 時近かった。
本当に楽しかった。
皆様、大変楽しい一時を有難うございました。次回は、
三芝先輩の地元、群馬で集合となった。皆で伊香保温泉に
行く予定で日程も既に決めてある。楽しみだ。
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(中央)三芝、
(後列左から)山髙、木村、上杉、服部(敬称略)
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ひろば
トビタテ ! 留学JAPAN日本代表プログラムに選ばれました !
文部科学省の海外留学プログラム「官民協働
海 外 留 学 支 援 制 度 ~ ト ビ タ テ! 留 学JAPAN
日 本 代 表 プ ロ グ ラ ム 」 の 地 域 人 材 コ ー ス に、
本学国際教養学部 1 年の鈴木 葵さんが選ばれ
ました。今回、福島浜通り地域の再生、地域
活性化を牽引する若手リーダー候補を募集した
同地域人材コース。
鈴木さんをはじめ、選抜された 13 人は奨学金
2/26 第 1 回事前オリエンテーションの様子
等の支援を受けて世界各地に留学し、現地の教育機関や企業で原発の廃炉、再生可能エネルギーの
ほか、福祉医療、ものづくりなどをテーマに学ぶことになっています。
鈴木 葵さんのコメント
私は故郷である福島県いわき市を活性化するため、フラガールで有名な地元の観光産業
“フラ”を基礎とした体操で、老若男女が楽しく体力づくりを行う「寝たきりゼロの
いわき市を作る " The Hula changes Iwaki "」を企画しました。
いわき市は医療・福祉費の負担が増加していますが、今後は若者の学費負担・魅力ある
企業誘致など地域活性化に費用をあてることが必要です。私はハワイに留学し語学とフラを
習い、福祉施設での海外インターンシップを実施します。そこでフラの導入の仕方や、
幼児・高齢者のフラとの触れ合いを学びたいと思います。医療費削減につながるような、
市民が学校や職場で簡単にできる“フラ体操”を発案し、広めていきたいと思っています。
お知らせ
●医学部同窓生の方の送付先住所変更等に
つきましては右記に記載の文書・広報課まで
ご連絡ください。
●啓友会・看護学部同窓会の同窓生の方は
各同窓会事務局あてにご連絡ください。
●在学生保護者の皆様には保護者会会員宛て
としてお送りしております。複数冊届いて
お困りの場合は右記の文書・広報課まで
ご連絡ください。
Ju n te n d o
学校法人順天堂 広報誌
「順天堂だより」285 号(2016.3)
●発 行 学校法人順天堂 http://www.juntendo.ac.jp
●編 集 総務局総務部文書・広報課
〒113-8421 東京都文京区本郷 2-1-1
TEL:03-5802-1006(直通)FAX:03-3814-9100
E-mail:[email protected]
●発 行 日 平成 28 年 4 月 11 日発行
●印刷・製本 ダイト印刷株式会社
●発 行 部 数 8,400 部
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【順天堂人のためのメンタルヘルス講座 第32回】
獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授 井原 裕
数学の才能をどう活用するか
医学部新入生で不適応を起こす学生のなかでも、気の毒なのは数学少年たちです。
高校生にとって、医学部は理系の最難関とされています。高校で理系科目といえば、
数学、物理、化学、生物ですから、これらを得意とする生徒が医学部にはいってきます。
そして、はいるや否や愕然とさせられます。ここでは数学も物理もほとんど求められて
いないのです。
医学部生は、高校時代、数学漬けの毎日でした。三角関数、指数・対数関数、数列、
微分・積分、複素数平面と、来る日も来る日も問題を与えられ、解き方を考え、練習を
繰り返す日を送っていました。サッカー選手がボールに触れない日は一日もなく、
ピアニストがピアノに触れない日は一日もないように、医学部受験生が数式を解かない日は
一日もなかったはずです。
ところが医学部入学と同時にこの生活は激変します。求められる理系の素養は、
生物、化学、物理、数学の順。前二者はかなり重要ですが、後二者はほとんど触れる
機会がなくなります。式を展開し、ある変数に着目して項をまとめ、途中で簡単な検算をして、
さらに式を展開して…、これらの受験時代なら生活の一部をなしていたはずの日課が、
突然ゼロになります。数学少年にしてみれば、ボールに触れさせてもらえないサッカー
選手、ピアノに触れさせてもらえないピアニストのような心境を抱くのは当然でしょう。
「郷に入っては郷に従え」、
「医学生には医学の勉強がある」、それも正論です。
医師としての重い責任を思えば、数学の才能など些細なことかもしれません。しかし、
特異な才能を医学のなかでどう活用するかも、考えてみて悪くないように思います。
今日、理 系の秀才が医学部を志望するのは全国的な趨勢です。もし仮に、数学・
物理の得意な上位一万人を医学部がとってしまい、入学と同時にその才能を枯渇させて
いるとすれば、それは人的資源の浪費といえなくもありません。数学少年のなかから
メンタル不調者は時折現れます。彼らを単なる医学の不適応者と烙印を押すのではなく、
医学教育、医学研究のなかで、その才能をどう維持し、開発し、有効に活用していくかが、
問われているようにも思えます。