希少性の高い 人材ニーズは今後も増え続けると

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■ 2 0 1 6 年 4 月 1 5 日 発 表
■ エ ン ・ ジ ャ パ ン 株 式 会 社
92%のコンサルタントが、希少性の高い
人材ニーズは今後も増え続けると回答。
希少性の高い人材ニーズが多い業種・職種は…?
―『ミドルの転職』コンサルタントアンケート集計結果―
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社⻑:鈴⽊
孝二)が運営する人材紹介会社集合サイト『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )
上で、サイトを利用しているコンサルタントを対象に「希少性の高い人材」についてアンケート
を⾏ない、147名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
調査結果概要
★
★
★
92%のコンサルタントが、希少性の高い人材ニーズは今後も増加すると回答。
希少性の高い人材ニーズが多い業種は「メーカー」、「IT・インターネット」。
職種は「技術系(IT・WEB・通信系」、「経営・経営企画・事業企画系」。
希少性が高いと判断される職種以外のスキル・経験は
「新規事業の⽴ち上げ」、「ビジネスレベルの英語⼒」。
希少性の高い人材ニーズが増える背景は、
産業構造と海外進出によるマーケットの変化。
■調査結果詳細
1:92%のコンサルタントが、希少性の高い人材ニーズは今後も増加すると回答。
希少性の高い人材ニーズが多い業種は「メーカー」、「IT・インターネット」。
職種は「技術系(IT・WEB・通信系」、「経営・経営企画・事業企画系」。(図1〜図3)
【図1】希少性の高い人材のニーズは、今後も増えると思いますか。
2%
どちらともいえない
思わない
6%
希少性の高い人材ニーズは
今後も増えると思う
92%
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“希少性の高い人材”とは、同じような経験やスキルを持っている人がまだ市場にいないことから
評価されている方のこと。転職支援のプロである転職コンサルタントに、希少性の高い人材ニー
ズについて伺ったところ、92%の方が「希少性の高い人材ニーズは今後も増加する」と回答しま
した。
また、希少性の高い人材ニーズが多い業種を伺ったところ、上位に挙げられたのは「メーカー」
(55%)、「IT・インターネット」(44%)でした。職種では「技術系(IT・WEB・通信系」
(30%)、「経営・経営企画・事業企画系」(27%)という回答が多くなっています。具体的な
職務内容として「技術系」は、「AI関連」、「データサイエンティスト」、「経営企画系」は
「海外進出におけるマネジメント」、「M&A関連」のニーズが多いようです。
【図2】希少性の高い人材ニーズが多い「業種」を教えてください。※複数回答可
0%
10%
20%
30%
40%
50%
メーカー
55%
IT・インターネット
44%
コンサルティング
19%
流通・⼩売・サービス
13%
インフラ
13%
⾦融
11%
メディカル
9%
広告・出版・マスコミ
6%
商社
3%
教育
3%
その他
増えている
16%
建設・不動産
官公庁
60%
0%
2%
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【図3】希少性の高い人材ニーズが多い「職種」を教えてください。※複数回答可
0%
10%
20%
30%
技術系(IT・Web・通信系)
30%
経営・経営企画・事業企画系
27%
技術系(電気・電子・半導体)
23%
マーケティング系
22%
技術系(建設・設備・土⽊・プラント)
22%
営業系
20%
技術系(機械・メカトロ・⾃動⾞)
20%
経理・財務・会計系
16%
コンサルタント系
いる
13%
技術系(化学・素材・食品)
13%
法務・コンプライアンス・知財系
11%
SCM・ロジスティクス・物流・購買系
11%
⾦融系
11%
人事・総務系
いない
6%
不動産系専門職
5%
技術・専門職系(メディカル)
5%
サービス・流通系
3%
クリエイティブ系
3%
その他
40%
2%
希少性の高い人材の具体的な職務内容や必要な知識/技術系(IT・Web・通信系)
・AI機能格納ERPパッケージエンジニアや分散DB性能改善経験。
・データサイエンティスト、グロースハッカー、フォレンジック。
希少性の高い人材の具体的な職務内容や必要な知識/経営・経営企画・事業企画系
・IoT、M&A、海外進出関連。
・海外拠点のマネジメント職、海外工場の技術顧問。
・新サービスの展開を強化している企業でのコンテンツ企画・PL・マネジメント・財務知識。
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2:希少性が高いと判断される職種経験以外のスキル・経験は、
「新規事業の⽴ち上げ」、「ビジネスレベルの英語⼒」。(図4)
希少性が高いと判断される職種経験以外のスキル・経験について伺ったところ、上位に挙げられ
たのは「新規事業の⽴ち上げ」(44%)、「英語⼒(ビジネスレベル」(43%)でした。
理由には『人口減などで国内マーケットがシュリンクすると予想される中、海外マーケットを⾒
越した新規事業の⽴ち上げの必要性が増している』、『海外展開(特に中国除く新興ASEANエリ
ア)の加速に伴ない、事業モデルの構築や⽴ち上げ、現地商習慣などに⻑けた人材が求められる
仕事が増加』などのコメントが多く、海外向けの新規事業が今後増えることを⾒越して、事業の
⽴ち上げ経験と英語⼒が必要とされているようです。
【図4】求職者が持っていると「希少性が高い」と判断される、「募集職種経験以外」の
スキル・経験を教えてください。※複数回答可
いる 0%
10%
20%
30%いない40%
新規事業⽴上げ経験
44%
英語⼒(ビジネスレベル)
43%
デジタル領域など、新しく出来た
デジタル領域など、新しく出来た事業領…
事業領域での経験
37%
海外勤務経験
36%
特定領域に関わる資格
30%
大規模なマネジメント経験
23%
課題解決能⼒
20%
複数事業を横断的にまとめた
複数事業を横断的にまとめたプロジェク…
プロジェクト管理の経験
17%
コミュニケーション能⼒
その他
50%
17%
8%
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「新規事業⽴上げ経験」と回答した方のコメント
・既存サービス以外の展開を検討されている会社が多く、⾃社員では持ちえない経験を持っ
ている社員を欲していると予想されるため。
・大⼿企業での新規事業開発、多角化が進んで来ているため、それに即戦⼒で対応できる人
材が求められている
・既存ビジネスにボトルネックを抱えている企業は多く、⼩規模でビジネスチャンスを模索
できる人材は他業界出身者だとしても高評価を頂ける可能性が高いため。
「英語⼒(ビジネスレベル)」と回答した方のコメント
・専門領域のスキルがあって当たり前。プラス英語や高級な資格があって初めて希少性。
・もはや語学は出来て当然の世界になってきている。また、ミドルの層になるとマネジメン
ト経験やプロジェクト管理等の経験がないとよほどの専門的知識や経験がないと評価され
づらくなってきているから。
いない
いる
・案件が高度化するに従いグローバルなビジネス展開となり
ある種の資格、英語⼒がます
ます必要となる。
3:希少性の高い人材ニーズが増える背景は、産業構造と海外進出によるマーケットの変化。
(図5)
希少性の高い人材ニーズが今後も増加する理由として上位に挙げられたのは「産業構造の変化で
前例のない新たな職種のニーズが増えたため」(48%)、「企業の市場が海外に移り、日本国内
での経験だけでは対応が出来ない企業が多いため」(41%)でした。産業構造と海外進出による
マーケットの変化を背景に希少性の高い人材ニーズが増加していることがわかります。具体的な
コメントもご紹介します。
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【図5】希少性の高い人材のニーズが増える背景を教えてください。※複数回答可
0%
10%
20%
30%
40%
50%
産業構造の変化で、前例のない新たな職種のニーズが
産業構造の変化で、前例のない新たな
48%
職種のニーズが増えるため
増えたため
企業の市場が海外に移り、日本国内での経験だけでは
企業の市場が海外に移り、日本国内での
41%
経験だけでは対応出来ないため
対応出来ない企業が多いため
成熟期に入り、既存のビジネスモデルでは拡大が⾒込
成⻑期に入り、既存のビジネスモデルでは
36%
拡大が⾒込めないため
めない企業が多いため
実務の成果とマネジメント⼒の両方を備えた人材が必
実務の成果とマネジメント⼒の両方を
28%
備えた人材が必要なため
要な企業が多いため
単一業務ではなく、複数業務にまたがる職種が増えた
単一業務ではなく、複数業務に
またがる職種が増えるため
ため
その他
60%
9%
13%
増えている
「産業構造の変化で、前例のない新たな職種のニーズが増えるため」と回答した方のコメント
• デジタルマーケティング・マーケティングオートメーションなど、IT/WEBビジネスの進
化による元来のマーケティング・販促経験ではカバーできない業務が多くなったため。
• ○○業界でこういうことをやってきた人であれば、新たなXXというビジネスにおいても適
応できる、など、新しいイノベーションを起こす企業が増えてきたため。
• IOTやビッグデータ、クラウドなど未知の領域での需要が高まり、ビジネスとの融合化の
職種が増えました。
「企業の市場が海外に移り、日本国内での経験だけでは対応出来ないため」と回答した方のコメント
• 電機メーカーは日本にNo1プレーヤーがいなくなっている状況があり、 製造しても売れ
ないため、なんらかの形で海外マーケットをたたく必要があるため。
• 日系企業でもグローバル展開を推進する企業が増えたため、エンジニアなどの技術者でも
英語⼒が必須な案件が増えつつある。
• 外資系の不動産会社等が日本に進出または海外進出する国内の建設会社、不動産会社が増
えてきている。
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『ミドルの転職』
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【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )を利用するエージェントの転職コンサルタント
■有効回答数:147名
■調査期間:2016年3月18日〜2016年3月29日
・希少性の高い人材のニーズは増えていない/どちらとも言えない/減っていると回答した方の理由
本ニュースリリースに関する問合せ先
広報担当:森本、大原
http://corp.en-japan.com/
〒163-1335 新宿区⻄新宿6-5-1 新宿アイランドタワー
TEL:03-3342-4506 FAX:03-3342-4507 MAIL:[email protected]
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