唐津市歯科口腔保健の推進に関する条例（案）の概要歯・口腔の健康を保つことは、生涯、おいしい食事や会話を楽しむことを可能にし、豊かな生活をおくるための基本となります。また、むし歯や歯周病の予防だけでなく、生活習慣病や認知症の予防など、全身の健康にもつながっていきます。唐津市では、市民の生涯にわたる歯・口腔の健康づくりを推進し、市民のみなさまの健康を保持・増進するために、今回、新たに条例を制定するものです。 ○条例案の主な内容１条例制定の趣旨この条例は、歯科疾患の予防等による口腔の健康の保持が身体の健康を保持増進する上で重要な役割を果たしていることから、歯科口腔保健の推進に関する法律（平成２３年法律第９５号）及び佐賀県笑顔とお口の健康づくり推進条例（平成２２年佐賀県条例第２７号）の趣旨に基づき本市が行う歯科疾患の予防等による口腔の健康保持の推進に関する施策の実施に関する、基本理念を定めます。また、市、歯科医療等業務従事者、教育関係者、保健福祉関係者、事業者及び市民それぞれの立場での責務を明らかにするとともに、当該施策の基本となる事項を定めることにより、当該施策を総合的かつ計画的に実施し、もって市民の生涯にわたる健康の保持及び増進に寄与するものについて、必要な事項を定めます。２基本理念市民の歯科口腔保健の推進に関する施策は、次に掲げる事項を基本として行われなければならないとしています。 (1) 市民が生涯にわたり歯科口腔保健に関する取組を行うとともに、歯科疾患を早期に発見し、早期に治療を受けることを促進すること。 (2) 乳幼児期から高齢期までのそれぞれの時期における適切な歯科口腔保健及び歯科医療のサービスを受けることができる環境整備を推進すること。 (3) 保健、医療、社会福祉、労働衛生、教育その他の関係分野における施策と連携を図りつつ、その関係者の協力を得て、総合的かつ計画的に歯科口腔保健を推進すること。３市の責務市民の歯科口腔保健に関する施策を策定し、実施します。４歯科医療等業務従事者の責務従事者が相互に連携して、市が実施する施策に協力するよう努めます。５教育関係者及び保健福祉関係者の責務歯科口腔保健の推進並びに他の者が行う活動等に連携及び協力するよう努めます。６事業者の責務従業員の歯科健診等の機会の確保その他の歯科口腔保健に関する取組の支援に努めます。７市民の責務歯科口腔保健に関する正しい知識及び理解を深め、生涯にわたり日常生活における口腔清掃及び定期的な歯科に係る検診の受診に心掛け、必要に応じて歯科保健指導を受けることにより、歯科口腔保健に努めます。８施策の実施市は、歯科口腔保健を推進するため、基本的な施策を計画的に実施するものとしています。