奥三河観光地域づくり推進事業業務委託基本仕様書 1 件名 奥三河観光地域づくり推進事業業務委託 2 目的 国の「地方創生加速化交付金」を活用し、新東名高速道路・新城 IC 開通のインパクトや中 部国際空港経由のインバウンド旅行者の急増等の情勢変化を活かし、奥三河地域の「稼ぐ力」 を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する。 3 事業内容 (1)奥三河DMO(仮称)の設置・運営 (2)DMO活動拠点の整備 (3)事務局の運営 4 業務委託の内容 (1)奥三河DMO(仮称)の設置・運営 県、奥三河 4 市町村、観光協会、旅行関係企業等からなる奥三河DMO(仮称)設置準備委 員会を立ち上げ、官民連携、広域連携のもとに、観光戦略を取りまとめるとともに、戦略的 かつ訴求力の高い交流体験プログラムの開発やモニターツアーの造成等に取り組む。 ア 観光戦略の取りまとめ ① 各種データ等の収集・分析、先進事例の検証等に裏付けられた明確なコンセプトを設定 し、観光戦略を取りまとめること。 ② KPIを設定・PDCAサイクルの確立。 (少なくとも観光消費額、延べ宿泊者数、来 訪者満足度、リピーター率の4項目については必須とし、その他戦略の策定に必要な項目 を設定すること。) ③ 地域が観光客に提供するサービスについて、維持・向上・評価する仕組みや体制を提案 すること。 イ 戦略コンテンツの開発 ① 旅行企画の専門家(3 名程度)を配置し、 交流体験プログラム(50 本以上)を開発すること。 ② 交流体験プログラムを目玉とするモニターバスツアー(30 回以上)を実施すること。 ウ ① 広報展開 観光客に対して地域一体となって戦略に基づく一元的な情報発信・プロモーションを行 うこと。 ② PR・プロモーションにあたっては、WEBのほか、様々な手段で周知を図ること。 (2)DMO活動拠点の整備 奥三河各地へのインバウンド旅行者の送り出し拠点ともなる奥三河DMO(仮称)の活動 拠点を整備するため、新城市内の湯谷温泉等の観光拠点の古民家等を改修助成し、着地型観 光の目玉となる体験交流プログラム等の提供や多言語による情報発信等に取り組む。 ア 助成内容 ・助成対象となる改修工事にかかる費用の3分の2 ・上限額 20,000,000 円 イ 助成対象経費 ① 台所、浴室、洗面所又は便所の改修 ② 給排水、電気又はガス設備の改修 ③ 壁紙又は床の仕上げ等の内装の改修 ④ 屋根又は外壁等の外装の改修 ⑤ 耐震性が向上する工事(土台又は柱等の修繕など) ⑥ 事業の目的に沿った利用又は活用をするために必要な造作工事 ⑦ 家財の撤去 ⑧ 前各号に掲げるもののほか、発注者が必要と認めるもの ウ 助成対象物件の要件 新城市内の空き家等で、次の要件をすべて満たす建築物を対象とする。 ① 一戸建て・長屋建て住宅(重層長屋を除く。)であること(住宅以外の用途を兼ねるも のを含む。 ) ② HPへの掲載等、事業の広報において写真等を紹介することについて所有者及び利用者 等が了承していること ③ 国又は地方公共団体から、同一の部位に対して補助を受けていないこと ④ 国又は地方公共団体が所有する建築物でないこと ⑤ 建築基準法その他の建築に関する法令に照らし、適当と認められる建築物であること ⑥ 補助金の交付対象となる工事等に着手していないこと エ その他助成条件(下記のいずれかに該当) ① 施設を自ら所有・改修して 10 年以上、事業の目的に沿った利用又は活用を継続するこ とができること。 ② 施設を賃借し、所有者の了解を得て、施設を自ら改修して 10 年以上、事業の目的に沿 った利用又は活用を継続することができること。 (3)事務局の運営 ア 事業計画書の作成 本県担当者及び関係者と調整の上、事業計画書を作成し、計画に沿って事業を実施するこ と。 イ 事業全体の進捗管理等 ① 統括責任者及び愛知県との連絡担当者をあらかじめ定めたうえ、本県担当者と連絡を密 にし、事業全体の進捗管理を行うこと。 ② 協力団体、協力施設、市町村等からの問い合わせ・苦情に対応できる体制を整えること。 ③ トラブル等が発生した場合は、速やかに本県担当者と連絡を取れる体制を整えること。 ウ ① 月報の提出 毎月 10 日までに、前月分についての事業進捗状況及び実施内容を記載した月報を提出 すること。なお、内容は契約後、本県と受託事業者との協議により変更することがある。 ② エ 提出はメール等に添付することで差し支えない。 事業報告書の提出 ① 事業終了後、事業実績をまとめた報告書を、A4 判 10 部及び報告書の内容を記録した 電子媒体 1 部を提出すること。 ② 提出期限は、平成 29 年3月 21 日(火)まで、提出場所は、愛知県振興部地域政策課山 村振興室とする。 5 その他 (1) 本事業の実施にあたり、委託者である愛知県及び地元関係者と十分な打合せを行うこと。 また、委託者は随時本事業の業務に立ち会うことができるものとする。 (2) 本事業の制作物(映像、PR素材、ホームページ、統一コンセプト、事業報告書等)の 著作権は、委託者である愛知県に帰属するものとする。 (3) 愛知県個人情報保護条例、愛知県財務規則等の関係条例・規則等を熟知の上、業務遂行 に当たること。 (4) 本事業のほか、愛知県が実施する奥三河関連事業等とも、可能な限り連携を取って業務 にあたること。 (5) 受託者は、本事業に係る会計実地検査が行われる場合は、協力すること。 (6) この仕様書に定めのない事項については、必要に応じて委託者と受託者が協議して決め るものとする。
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