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記者発表資料
平成28年4月11日
農林水産部農地復興推進室
担当:三上,菅原
内線:2703
6ha規模ほ場における乾田直播作業を公開します
~「新たな標準区画(2ha 区画)」における効果検証の取組~
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概 要
宮城県では東日本大震災復興交付金を活用した農地整備事業において,創造的復興の実現に資す
る「新たな標準区画(2ha 区画)
」を平成 25 年度に策定し,名取市,岩沼市の農地約 1,300ha を中
心に整備を進めています。
「新たな標準区画(2ha)
」は,経営規模,栽培方式に合わせて区画形状・面積を自在に展開で
きる柔軟性の高い区画設計を可能とし,畦畔を撤去し区画拡大することで低コスト技術の効果を十
分に発揮できる基盤となります。
しかしながら,現在,2ha 以上の規模での水田利用の国内事例は極めて少ないことから,その効
果的な利用手法や区画拡大に伴う事業効果を検証するため,昨年度から効果実証調査を行っていま
す。
当日は実証圃場(6ha 規模ほ場)において,省力的営農技術の一つであるプラウ耕・グレーンド
リル方式乾田直播作業の実証調査を行い,効果検証を行っていくものです。
2
日 時
平成28年4月13日(水)10:30~12:00
3
場 所
岩沼市押分地内
農山漁村地域復興基盤総合整備事業 岩沼地区 実証圃場(別紙図参照)
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「新たな標準区画(2ha)
」概要
新たな標準区画は,新しい営農方式への移行に合わせた「経営体の規模拡大への誘導」と「営農
方式,経営状況の変化に対応した区画形状・区画面積の自在化」を目的とし,現在の農業用機械装
備に対応しながら,将来の農業用機械の性能向上や乾田直播栽培のような省力的営農技術への移行
を見据えて設計したものです。
【図-1】
「新たな標準区画」標準図