CPEカリキュラム一覧表の見方・使い方

CPEカリキュラム一覧表の見方・使い方
1.(範囲)
CPE カリキュラム一覧表は 1倫理等、2会計、3監査、4税務、5コンサルティング、9IT・スキル
の各分野において CPE の単位を取得できる研修項目(研修コード)を記載している。
2.(目的)
CPE カリキュラム一覧表は、会員が CPE を実施するに際して、ここに掲げる研修項目の全てを
履修することを意味するものではない。研修を実施する場合に、どの分野を履修し、どのような知識
を得るかを把握するための道具である。
3.(研修の道標)
CPE カリキュラム一覧表は、研修実施者が CPE 研修を実施するに際して参考にするものであり、
会員の能力の維持向上に資すると判断する研修項目を掲載している。
4.(研修のコード付け)
日本公認会計士協会の本部及び地域会、会員事務所において、集合研修を開催する者は、
研修テーマを決め CPE カリキュラム一覧表に基づいたコードを付すものとする。
講義内容が複数の分野または研修コードに関連する場合は、最も重点を置く内容の研修コード
を付すものとする。
5.(CPE の適格性)
CPE 制度は「公認会計士としての使命及び職責を全うし、監査業務等の質的向上を図るため」
に行われるものである。したがって、CPE カリキュラム一覧表を使用して研修会を実施する者、自
己研修を実施して CPE 履修単位を申告しようとする者においては、当該研修が CPE の目的に適
ったものであることが必要であり、その内容は、公認会計士業務に関係し、社会的にも職業専門家
としての公認会計士が研修するに相応しいと認められる内容であることが求められる。
6.(必須研修)
(1) 継続的専門研修制度に関する細則第 21 条第一号に定める職業倫理に関する研修科目は、
研修コード 1001 に該当するものとする。
(2) 継続的専門研修制度に関する細則第 21 条第二号に定める税務に関する研修科目は、研修
コード 4001 から 4999 に該当するものとする。
(3) 継続的専門研修制度に関する細則第 22 条に定める監査の品質及び不正リスク対応に関す
る研修科目は、研修コード 3001 から 3999 に該当するものとする。
うち2単位以上は、不正事例研究(研修コード 3192)に該当する研修を履修しなければなら
ない。
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7.(研修項目における参考)
CPE カリキュラム一覧表の研修項目の例示に記されている委員会報告等の名称は、参考資料
である。
当該委員会報告等と同等の内容、知識を習得することを意味しており、当該委員会報告等のみ
を通読することを意味しているものではない。
8.(会計専門職大学院の研修)
CPE 協議会は、会計専門職大学院の講義について、同大学院が CPE 認定研修の申請をする
場合は、事前の申請事項に基づき CPE カリキュラムガイドラインに適った内容であるかについて
審査する。
会計専門職大学院における公認会計士資格取得前の者等を対象にした講義のレベルはカリキ
ュラムないしはシラバスの内容を検討した上で確定する。
会計専門職大学院において公認会計士の資格取得者が受講する講義内容においては、申請
の都度認定するものとする。
9.(外部研修の認定)
CPE 協議会は、外部機関が主催する研修について、当該機関が CPE 認定研修の申請をする
場合は、事前の申請事項に基づき CPE カリキュラムガイドラインに適った内容及びレベルである
かについて審査する。
認定した外部研修には、研修コードを付し、どの分野の教材であるかを明らかにするとともに、
単位数を付すものとする。
10.(更改)
会員の能力の維持向上に資する研修項目は社会の要請、会計基準・監査規範等の改訂により
変化するものである。したがって、CPE カリキュラム一覧表は適時に改訂するものとする。
以 上
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