Title Author(s) Citation Issue Date URL ThO_2-水系について 島田, 欣二 鹿児島大学工学部研究報告, 5: 79-85 1965-09-30 http://hdl.handle.net/10232/10800 http://ir.kagoshima-u.ac.jp ThO2-水系について 島 田 欣 二 (受理昭和40年5月20日) ONTHEThO2−WATERSYSTEM KinjiSHIMADA ltisdifEculttopreparationofstablethoriaslipbecauseofhighspecincgravity(9.6).The purposeofthisnoteistodescribeamethodwherebythediHicultiesofsuspendingthoriamaybe overcome、TheuseofcarboxymGthylcenulose(CMC)overcomesdifncutiescausedbyunstable thoriasliP TheviscosityofthoriaslipswasmeasuredbyBinghumviscosimeteranddiscussedonthe relationsofbetweenviscosityofthoriasliPandthoriaconcentration,CMCconcentration,slip t e m p e r a t u r e , p H o f t h o r i a s l i p ‘ 討・した. 1 . 緒 論 皿.実験および考察 最近宇宙工学,原子工学の発達にともない,超高温 耐火物や全く不純物を混入しないで純金属をとかすこ (1)実験装置と試料 とのできる不活1性耐火物inertrefractoryの要求が高 酸化トリウム泥蕊の粘度測定には1 酸化トリウム泥柴の粘度測定にはビンガム式粘度計 まってきた.この目的のため,酸化物,硫化物,炭化 を用いた.粘土類,アルミナのような酸化物泥柴の粘 物などが用いられており,ThO2もその1つである. 度測定には普通ビンガム式粘度計が用いられ,その理 現在用いられている酸化トリウム耐火物は主として 粉末加圧成形法によって製造されており,鋳込成形に 論および解析法については素木ら3)の詳細な報告があ る . よる湿式法では成功していない.泥擬鋳込成形法は粉 本実験で用いた装置は図・1にその主要部分を示す 末加圧成形法に比較して,一般に大量生産に適し,複 ように,長さ120cm,直径1.66cmの真直なガラス管 雑な形のものでも成形可能であるばかりでなく,高級 とその下端にとりつけた長さ12cm,直径0.19cmの毛 技術を成形に必要とせず,成形品に歪が少ないので焼 細管からなっている.このガラス管に10ccの容積の 成に際し破損が少ないなど多くの利点がある. 組を11個つくり,その組と組との間には2cmの間隔 酸化トリウムの泥蕊鋳込について問題なのは,その がおいてある.(図・1参照)この2cmの間隔は泥柴 比重が9.7で非常に大きいため,酸化トリウム泥柴を が上部より落下する際,100ccの目盛を通過する時間 そのまま石脊型に鋳込もうとすると,絶えずかきまぜ を読みとり易くするためであって,1回の操作で11個 ないかぎり急速に沈降してしまう.もし仮りに錐込成 所の10ccの目盛を泥柴が通過する時間をストップウ 形が可能であったとしても強度は極めて弱いものとな オッチで読みとることができる.泥柴の温度を測定中 ることが考えられる.これらの困難を克復するため, 一定温度に保持するため絶えず'恒温水糟よりI恒温水を Richardsonl)は酸化トリウム泥凝にクリオライト, 装個の外管のガラス管に環流させるとともに,泥柴も 五酸化リンを加え,またPierre2)はPVAを添加して 恒温水柑に20分間浸漬して耐えずかきまぜて使用し 比較的安定な酸化トリウム泥柴をつくることに成功し た . た . 木実験は酸化トリウム懸濁水に1∼2%のCMCを 使用した酸化トリウムは三徳金属KKより購入し たもので純度98%以上である.粒子の大きさは図・2 加えて泥媛をつくり,その粘性をビンガム式粘度計で の顕微鏡写真で示すように,ほぼ立方体で数10浬∼数 測定し,酸化トリウム泥雌の粘性におよぼす泥柴の膿 ‘“の粒径で比重9.5である, 度,温度,pHおよびCMC添加量の影群について検 8 0 鹿児脇大学工学部研究報告第5号 となす角をαとしたとき,tanaを易動度(mobility) といい,tanaの逆数が粘度係数となる.九が大きく tanaが小さい泥薬ほど可塑性が大きいことが知られ ている3). 同一の装置を使用すれば,図・3巾のy軸の煎断の 割合は比較値として流動の割合となり,死軸の前断応 力はその部分の泥莱の高さで示すことができる. 鍔断の制令 ︵流動の荊介城︶ 、︵UUC[︶声声。“︻屋。函[。 濡﹁l︲1,0 今●←一 弐一 m誕一聖罰荊一″一m 諦十lljj .唇5つ﹃[1 欣今一一一二一一一一一一一一二一一一一一一叫訓ⅡⅡ︾︲l﹄く皿 ︲ルー 一小111 ' 恒淵 k いい,この値が大きい泥柴は揺変性(thixotropy)が 大きい.また,図・3巾可塑'性流を示す部分が圧力軸 図・1ビンガム式粘度測定装置 勇断応力(泥難の尚さc、) /o/a 図・3粘性流と可塑性流 (3)泥莱の温度と粘度との関係 泥築の温度が粘度や可塑'性流の易動度におよぼす影 響については,Tolstoi4)がカオリンについて行った 実験があり,泥蕊の温度が上昇するにしたがい粘度が 蕊 鍵 謹 識 謬 〃 図・Z酸化トリウムの電子顕微鏡写真 急速に減少することが知られている. 著者は酸化トリウムの波度の異なる5種類の泥柴に ついて,泥鞭の温度がどの程度粘度に影響をおよぼす ものであるかを検討した.まず,CMCを1%となる (2)泥莱の粘度測定 ように精秤して200ccの純水に溶解し,CMCが完全 粘土などの泥蕊の'性質の研究によくビンガム式粘度 に溶解してから所定の量の酸化トリウムを加え,マグ 測定装置が用いられ,この種の測定装置は簡単でまた ネチックスターラーで20時間かきまぜて均一な泥柴 測定結果の解析に都合がよい. をつくる.このようにして20%,30%,40%,50% 真の液体は自重による外力のみで流動できるが,其 の液‘体でない場合は流動させるためにある程度の外 および60%ThO2泥梁の粘度を1.5∼60°Cの温度で 測定し,その結果を図・4∼図・8に示した. 力,すなわちある種の内部抵抗に打ち勝って流動を始 図・4∼図・8に示すように,いずれの酸化トリウム めるに必要な力(降伏値yieldvalue)を要する.この 泥柴の浪度の場合でも,泥蕊の粘度は温度によって大 ような流動を可塑性流(plasticflow)といわれる.降 きく変化しており,温度上昇に伴って粘度は減少する. 伏値にはビンガム降伏値./も(Bingamyleldva]ue), また,ひ/r−P曲線は温度上昇にしたがって曲線の傾 上限降伏値Ⅲ(upperyieldvalne),下限降伏値此 斜が大きくなり,50℃を境にしてIMI線の方向が変化 (loweryieldva]ue)などに区別されている3).(図・ する.この傾向は酸化トリウムの濃度の高いものほど 3参照)また,./M2の比を可塑比(plasticratio)と 明瞭に現われている. 8 1 脇田:Tho2-水系について 頁U44。。n色可1八Uハソ○○庁I侭U貝︶刈坐りJ、皇11 ● ■ ■ 甲 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■八■ 可上● 11。 1人 T上 1上 Tl ハリ nU nU nU nU nU VnUハU 50.(’ 4 0 3 0 2 ( 1 12〆 J 0 M 戸 ’ , ! ’ , ’ ’ 、 〆〆 01020304050607080 01020304050607080 P(c、) 1 》 ( c 、 ) 図.420%ThO2泥姫の粘性曲線 (CMC1%添加) 図・530%ThO2泥頻の粘性曲線 (CMC1%添加) 60℃ ︵。①哩・。︶ミン / 5 0 . 9 12.4℃ ﹁1上ぐ’’一︵nU︿mUn叩﹀八mV八叩︺ハ叩︺︵mⅡ﹀︿Ⅲ︶︵、U ︵。④“、し。︶実,〆 210987654321 / 1 6■ 5白 4■ 3■ 2■ 1俳 q0 U9 ■8 。7 。.■ L〃1弧.LOq0000.−000 3 豹℃灸 b C 3〆 f L 2 1 . 5℃ 010203014050.6070.80 0 01020304050607080 P(c、) P(c、) 図.750%ThO2泥紫の粘性曲線 図・640%ThO2泥凝の粘性曲線 (CMC1%添加) (CMC1%添加) へ。①鋤。。。︶署.。。︸ 〃 60°C c/℃/℃ ︵。①mUU︶一、ン ︵。。的﹃、。。︶ 5 2. 1. 09 7. 6. .5 3. 2. 10 .4 .3 . .. .8 . .4 .. . 1 1 1 11 1 0 0 00 0 0 0 00 〆 Z / ’ . 髄 I 鹿児島大学工学部研究報告節5号 ろ,すなわち低所より落した場合は極めて温度の影響 が大きいことがわかる.図中の縦軸には泥菜10ccを 60℃ 流出するに要する時間を示し,P値はそ時の平均の圧 力を高さでもって表わしている. 50℃ 1 / 30℃ 20℃ 12℃ ︵○の⑩︶ 010.20304050.6070.80 P(c、) 図.860%ThO2泥蕊の粘性曲線 0 07 06 05 04 03 02 01 00 00 98 ︵。①、へ。。︶ニヘン 8 .0 70 60 50 40 30 20 10 0・ 高いところでは温度の影響は少ないが圧力の低いとこ 雲 ’ (CMC1%添加) 縄 なお,図・4∼図・8から/Z,血,力妬tana,刀(1/ tanα)を求め,その結果を表.1に示した.表.1に 示すとおり,九は温度によってほとんど変化しておら P=41cm −P=47cm P=60cm −P=73cm P=80 C、 P=80cm ず,Tolstoi4),素木ら5)の実験結果と一致している. ‐0102030405060 一方,た,./ifは温度上昇とともに増加する. 洲度'(。c) 表・1各種ThO2泥雄の降伏値 易動度と温度との関係 図・9温度一圧力一流出時間の関係 (ThO250%,CMC1%泥莱) 鶴lpHl藩│ノz’ん│j,vltanal〃 2011.3323700.941.05 図・10は各種酸化トリウム泥柴の易動度と温度と ;:817::;彊:洲:!:腸 の関係を示したもので,泥柴の股度が増大するにした 204039531.530.65 がって易動度が小さくなり,高浪度になるほど変化が 3012519650.821.22 いちじるしい. ::,、'53:;;;::瀧淵 3040215651.550.64 4012.4421700.711.40 i:955;8;}:::鰐冊: 4040210651.440.64 5 0 1.5522650.392.41 :8’055品ai1;調::::謡 503027350.871.14 601316530.254.00 601216530.254.00 6010.602014200.323.08 6 0 3014350.611.61 (4)泥渠の濃度と粘度との関係 泥柴の濃度が濃いということは一定容積中における 粒子の数が多いということで,粒子の数が多くなると 各粒子間の引力が大きくなり,また各粒子をとりまく 水膜の総和が増加するため,漉度の薄い泥菜に比較し て粘度が大きくなるのは当然である.非可塑'性原料酸 化トリウム泥柴についても同様な傾向があるか否かを 検討するため,20℃における20%,30%,40%,50 %および60%酸化トリウム泥粟について粘度測定を 行った. 図.11はその結果で,泥凝の粘度は濃度の増加とと 図・9は酸化トリウム50影挫度泥雛にCMC1%を 添加したものの流出時間に及ぼす侃度の影響を示した もに増大し,20 40%酸化トリウムの場合ではその粘 度の増加率は微少であるが,50%以上になると急激 もので,一定品の泥柴を高所から落した場合,圧力の に粘度が珊加し,20%酸化トリウム泥柴に比較して, 8 3 島田:Tho2-水系について 30% 4 0 % の贈加とともに可塑比も大きくなり,40%酸化トリウ ム泥雛で極大の9.0を示したのち,それ以上波度が増 加すると急速に減少することから,なんらかの性質の 変化がこの濃度を境にして生じたものと思われる. 50% 表・Z20oCにおける酸化トリウム 泥狼の,濃度と可塑比との関係 ThO2の 此’血’ん〃Zltana 7 0●0 0 5 。5 ●2 巳 5● 79 71815 1211 60% 33222 00000 23456 漉度(%) ◆ ︵己屋皇迷言螺 0 61 41 21 00 80 60 40 20 28 11 |’|’’’20%’ 1.09 1.10 0.95 0.63 0.34 (5)CMCの量と泥莱の粘度との関係 酸化トリウムの比重は極めて重く,水と酸化トリウ ムだけでは安定な泥柴をつくることはできない.この 01020.30.40,506071080 温度(。C) ため,強力な粘性をもつ物質の添加が必ず必要である. しかし,泥嬢鋳込成形後,焼成過程があることを考慮に 入れると,焼成に際し完全に焼きすてられるものでな tanaと温度との関係 くてはならない.このような物質としてPVA,CMC, ゼラチン,デキストリンなどが考えられる.筆者が実 験した結果ではデキストリン,ゼラチンなどは酸化ト リウム泥菜に安定性がなく,PVAとCMCはかなり 安定な泥柴が得られ,特にCMCが優れていたので木 実験ではCMCを用いることにした. 図.12は20%酸化トリウム泥柴のCMC添加量に よって粘度が変化する状態を示したものである.20℃ 20% および40℃における粘度は僅かなCMCの添加量の ツ睡驚 0.2 60% 0.1 − 守 巴 - _L − 01020304050607080 P ( c n , ) 図.11泥蕊の濃度と粘度との関係 (20℃,CMC1%) 50%ThO2で1.5倍,60%ThO2では3.5倍に蝋大 している. なお,可塑比./h〃i‘は泥擬の嬬変性を示すもので, この値が大きいほど,桶変性が大きいといわれる.酸 化トリウム泥柴の可塑比は表・2に示すように,波度 / h c ’ CMC194 / / / / 9 1 uへしU︶︾ヘン 0 1. 40 30 20 10 1 10 09 08 07 06 050 ︵・の望。。︶堂彦 0●0 9 87 6543 ● 0 0 0000 1 図・10各種漉度の酸化トリウム泥紫の 20‐C‐ / ; ; 『 電 CMC1.5?ム 20℃ Z 二gy賊 −20°C IICMCI2"〃 一 一 弓 010203040506070809010、 I 〉 ( 〔 . 、 ) 図.12CMC添加丑と粘度との関係 8 4 鹿児鳥大学工学部研究報告第5号 増加で粘性は急激に増加し,酸化トリウム泥雛におよ 0.5 ぼすCMC添加量の影響の大きいことを示している. 図。13は同じく20%酸化トリウム泥柴について CMC添加量でどのように易動度が変化するかを示し 一、0.4 。 ① 、 4 2 o0.3 ・。 − 〆 2 0 室委 たもので,CMCの添加がわずかに増加するに伴い急 吟H10.0 ︵ご胃飼︾︶ 81 61 41 21 0 1 激に粘度が大きくなっている. PH 0 . ] 7.2− PH4.7− 0 1 H 」 10 2 0 3 0 4 0 5 0 郡 : 7 0 8 0 P(c、) 図・14泥蕊のpHと粘度との関係 40℃ (ThO220%,CMC1.5%,20℃) 謎 について検討した.すなわち,酸化トリウム懸濁水に 1∼2%のCMCを加えて泥柴をつくり,その粘度を 岳、 ニべ0.8 20℃ 索0.6 ビンガム式粘度計で測定して,泥嬢の粘性に及ぼす濃 度,温度,pH,CMCの量などの影響について実験 を行った.酸化トリウム泥葉は温度が低いほど,濃度 0 . 4 が高いほど,またCMC添加量が多いほど粘性は大き 0 , 2 い.これらの諸因子のうち特にCMCの添加量が大き 0 0 馬 1.01.52,0 な支配力をもっており,わずか0.5%の相違で粘性が 大きく変化する.このようにCMCの添加が粘性に与 CMC添加:1,t(%) える影響の大きい点について詳細な検討を必要とする 図.13泥凝の易動度とCMC添加量との関係 が,CMCはイオン基をもたないので酸化トリウム粒 (ThO220%泥凝) 子界面と反接しないため図.15のような吸着模型が (6)泥菜のPHと粘度との関係 酸化トリウム泥猿20∼60%の20℃におけるpHは 表・1に示すように酸化トリウムの濃度が高くなるに つれてpHの値も大きくなり,20%で8.97を示した ものが60%泥柴では10.60となっている.これは酸化 トリウムが水に溶解するためと思われる. 緩衡溶液(M/5酢酸溶液とM/5酢酸ナトリウム混 液)を使用して,酸化トリウム20%泥柴についてPH を塩酸およびアンモニヤ水で調節して4.7∼10に変化 考えられる6). KmJcA'c②Tl,0. 零聯職 (A)(B) 図。15CMCの吸着模型図 させた場合の泥柴の粘度を測定し,その結果を図・14 すなわち,CMCの分子鎖のOH基は酸化トリウム に示した.酸化トリウム泥柴はCMC1‘5%を添加し, 粒子表面層の酸素と水素結合して,酸化トリウム粒子 泥柴温度は20°Cとした. に強く吸着して,粒子表面を炭化水素鎖で疎水性化す 図.14に示すように,酸化トリウム泥柴の粘度にお る.したがって水中ではその自由エネルギーを最小に よぼすPHの影響は極めて少なく,わずかに酸性にす するため酸化トリウム粒子はファンデルワールカによ るほど粘度が大きくなる傾向が認められる. って凝集し易くなる.また,(B)に示すようにCMC 至諏 皿[・結 が2個以上の粒子に吸着されれ,粒子体は酸化トリウ ム粒子界面の疎水性化により一部橋かけが関与してい 鋳込成形法による酸化トリウム耐火物製造の予備的 段階として酸化トリムウ泥柴の粘度におよぼす諸因子 るとも考えられ,このため粘性が増加するものである 脇田:Tho2-水系について 本研究は昭和38年5月18日鳥取大学で行なわれた 日本化学会中国四国支部会で報告したもので,本研究 費の一部は文部省科学研究費によるものである. 本実験に終始熱心に実験を行った坪屋隆之君に深甚 の謝意を表する. 文 献 1)H・K、Richardson:J・Am,Ceram、SOC.,18 8 5 (2),65∼69(1935). 2)P.D・ST・Pierre:Bull・Am・Ceram・SOC.,34, 231∼232(1955). 3)素木:窯協誌,57(637),58∼62(1949). 4)M・Wolarowitch,D・Tolstoi:KolLZtschr., 70,165∼174(1935). 5)素木:窯協誌,57(635),37∼41(1949). 6)井本:化学と工業,16,(4),34(1963).
© Copyright 2024 ExpyDoc