不正な選手の試合出場に対する処分について

平成28年3月
常任理事各位
東海大学バレーボール連盟
委員長
荒川 悟大
「不正な選手の試合出場に対する処分について」
拝啓、初夏の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。常任理事の皆様
には日頃から当連盟に格別のご理解、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、今季リーグ戦において選手の不正な試合出場の対処方法でいくつか問題が発
生いたしました。ついては不正な選手の出場問題に対する対処方法を、常任理事の皆
様には再度ご確認頂き、今後より円滑な大会運営が行えるようご協力賜りますようお
願い申し上げます。
本大会を開催するにあたり、ご尽力下さいます常任理事の皆様に深く感謝申し上げます
と同時に、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
敬具
記
1.試合出場のための登録およびエントリーに関するルール
詳細は代表者会議や今後パンフレットやホームページ等に記載される予定の資料
を参照してください。
ここで強調しておきたいのは、試合にエントリーするためには「試合の二日前まで
に正規な登録が完了していること」です。
2.「不正な選手」の定義
ここで言う
「不正な選手」
は上記 1 に示される正規な登録をされていない選手です。
背番号が異なる選手や、正規にエントリーされていない選手、ユニフォーム(ソッ
クスも含む)が異なるなどは、正規に登録されている選手だとしても、不正な選手
と解釈し、不正な選手として扱います。
3.試合前に不正な選手のエントリーが発覚したケース
不正な選手をベンチから外して試合を通常通り実施してください。不正な選手を外
したときに試合が成立しない場合(人数不足など)は棄権となります。
4.試合中に不正な選手が発覚したケース
前例にならえば、不正な選手の試合への出場(コートに実際にプレーヤーとして立
ち、プレーすること)が発覚した時点で、当該セットを没収セットとし、試合を続
行することになります。当該セットを没収セットとした結果、試合が終了すること
もあり得ます。またコートに立つ以前であれば、ベンチから外せば、実質的にはその
セット・試合に関与していないと解釈され、チーム及び IF 等審判団等を厳重注意とし、
試合を続行します。
5.試合後に不正なケースが発覚したケース
前例にならえば、不正な選手が出場した試合を没収試合とします。不正な選手が部
分的にしか出場していない場合(たとえば 2 セット目にしか出場していないなど)
については申し合わせがありません。しかし現状ではこのような場合も没収試合と
して処理することが妥当と考えます。
6.上記 3~5 以外、または 3~5 に該当するも、特殊な事情で問題が解決しない場合
まず学連執行部または競技委員に相談してください。
最終的な責任はあくまでも競技委員長ですが、喫緊の場合には、2 部以下の場合「自
主運営」である事情を鑑み以下のように対処してください。
・競技委員、審判(委員)、学連執行部などのアドバイス、および当該リーグ全チ
ームの合意のもとに処分を決定する。
・競技委員長は「原則として」その処分を追認する。
7.その他
ルールブックはバレー界の法律のようなものです。
しかしルールブックに記載が無い場合や、教育的配慮、学連主催大会のおける特殊
事情を鑑み、種々の申し合わせを作成しています。申し合わせがある以上は、申し
合わせを理解し、申し合わせに則って競技を運営するのが鉄則です。
したがいまして、上記 3~5 に該当する事案が発生した場合には、申し合わせに則
り、対処をお願いします。また、喫緊の場合には上記 6 で申し上げた対処法もやむ
なしと考えています。
以上