宇奈月ダムの防災操作を実施 - 国土交通省北陸地方整備局

Material
For
PRESS
Release
黒部河川事務所
記者発表資料
平成２８年４月８日
配布：黒部市記者クラブ
扱い：配布後解禁
宇奈月ダムの防災操作を実施
（平成28年4月7日出水）
・前線の影響により、宇奈月ダム上流域では４月７日６時から７日２１時にかけて累計雨量が
１００．５ｍｍ（時間最大雨量１２．８ｍｍ）を記録し、宇奈月ダムへの最大流入量は約６８５m3/s
（７日１９時３４分）に達しました。
・宇奈月ダムではこの増水に対し、約２６万m3をダム湖に貯め込み、水量を減らして下流に放流
する防災操作（洪水調節）を実施しました。
・下流河川の水位を推定で約４０ｃｍ低下させました。
防災操作中の宇奈月ダム
約2６万m3を貯留
貯留時の最高水位
標高.248.76m
平常時の宇奈月ダム
平常時最高貯水位
標高.245.00m
最大流入量約 685m3/s
貯留時の最高水位
標高 248.76m
最大流入量時
全放流量
約 583m3/s
宇奈月ダム
【4月7日19時25分時点のダムの状況】
･宇奈月ダムに流れ込んだ最大流入量は4月7日19時34分時点で約685ｍ3/sです。
･ダムでは4月7日19時34分時点で約102ｍ3/sの水量を貯め込みました。
【ダム下流河川の状況】
･宇奈月ダム下流の洪水被害の危険性を軽減し、音沢地先（16.2km地点）では、
河川の水位を推定で約40センチメートル低下させました。
【宇奈月ダム 4月7日19時34分の状況】
ダムの上面
標高.262m
洪水時最高水位
（サーチャージ水位 )
標高.260m
ダムに流れ込んだ水量
約 685m3/s
ダムから下流の
川に流した水量
約 583m3/s
貯留時の最高貯水位
標高.248.76m (4月7日 21時30分)
平常時最高貯水位（常時満水位）
標高.245m
ダムに貯めた水量
約 102m3/s
黒部川
最低水位（計画）
標高.220m
【宇奈月音沢地先の水位低減効果（推定）
（河口から16.2ｋｍ地点）】
横断距離（m）
-40
170
-20
0
20
40
60
80
100
120
140
160
170
標高. 156.94m
165
165
【ダムが無かった場合の想定水位】
H.W.L
160
155
160
左岸側
右岸側
155
150
150
約40cmの水位低下
標高. 156.54m
【宇奈月ダムの防災操作による
実績水位】
※本発表は速報のため、数値は今後変更となる場合があります。
お問い合わせ先
国土交通省北陸地方整備局黒部河川事務所
□ ダム課長
池田敏男
Tel : 0765-62-9071（ダム課）

Download Report