ランチョンセミナー8 - フィリップス・レスピロニクス合同会社

第56 回日本呼吸器学会学術講演会
The 56th Annual Meeting of The Japanese Respiratory Society
ランチョンセミナー
日 時
会 場
4 8
8
平成 28 年 月 日(金)12 :00 ∼ 13:00
第8会場
(国立京都国際会館 Room B-2)
〒 606-0001 京都市左京区岩倉大鷺町422番地
Pro /Con:急性期の呼吸管理
一 NPPVかネーザルハイフローか
座長
陳 和夫
演者
永田 一真 先生
神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器内科 副医長
横山 俊樹 先生
公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科部長
先生
京都大学大学院医学研究科 呼吸管理睡眠制御学講座 教授
120 席
参加方法
会場へ直接お越しください
共 催
第 56 回 日 本 呼 吸 器 学 会 学 術 講 演 会 / フィリップス・レスピロニクス合 同 会 社
定 員
第 56 回 日本呼吸器学会学術講演会 ランチョンセミナー
8
平成 28 年 4 月 8 日(金)12:00 ∼ 13:00 第 8 会場(国立京都国際会館 Room B-2 )
Pro/Con:急性期の呼吸管理 一 NPPVかネーザルハイフローか
永田 一真
(神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器内科 副医長) 横山 俊樹
(公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科部長) 近 年 新 たな 呼 吸 療 法 が 注 目を集 めて いる.未 だ 正 式 名 称 は定まって おらず ,
Nasal High Flow ,
High Flow Oxygen Therapy, High Flow Nasal Cannula(HFNC)など様々な名称がつい
ている.
この特殊な酸素療法は十分な加湿や酸素濃度設定が可能な上,
PEEP 様効果や呼吸仕事量軽
減 など,
人 工 呼 吸 に 準 ずる管 理 を 快 適 に 行うことが 期 待 さ れ ,
昨 年 5 月に 発 表 さ れ た F LO R A L I
study ではこの新 た な 酸 素 療 法 を 急 性 呼 吸 不 全 に用 いることで 従 来 の 酸 素 療 法 だ け で は なく,
非 侵 襲 的 人 工 呼 吸(NPPV)よりも予後を改善させると報告された.
一方,
第 2 版を迎えるガイドラインが出版された.
従来からCOPDや心原性肺水腫などでは
NPPVも昨年,
高い成功率が知られており,
近年では有効性の低い疾患においても挿管回避などの一定の効果は示されて
きている.
本邦では広く急性期 NPPV 専用機が使用され,
急性期呼吸管理として一定の位置を確立してい
るともいえるが,
前述のFLORALI studyの発表はこれまでのNPPVの位置づけを覆す可能性もある.
呼吸管理の本質は肺損傷を広げないように現状維持を図ることが目的であり,
様々な方法を適切なタイミ
ングで使い分けることが重要である.
しかし曖昧な
HFNC・NPPVについても使い分けが重要かもしれない.
表現では,
実際の医療現場では混乱をきたすのみである.
このため,
ある一定の見解がHFNC vs NPPVに
おいても出されるべきではないかと考えられる.
演者の議論に期待されたい.
永田 一真 (神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器内科 副医長) 略歴
2007 年 3月 京都大学医学部卒業
2007 年 4月 淀川キリスト教病院 初期研修医
2009年 4月 神戸市立医療センター中央市民病院
資格
日本内科学会 認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 呼吸ケア 指導士
呼吸器内科 後期研修医
2012 年 4月 神戸市立医療センター中央市民
病院呼吸器内科 医員
2014年 4月 同 副医長
横山 俊樹 (公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科部長)
略歴
2002年 3月 信州大学医学部 卒業
2002年 5月 公立陶生病院 臨床研修医
2004年4月 公立陶生病院 呼吸器・アレルギー内科 専攻医
2007年 4月 信州大学医学部 内科学第一講座 医員
20 1 1 年 7月 信州大学医学部 内科学第一講座 診療助教
2012年 2月 信州大学医学部 内科学第一講座 助教
2013年 4 月 公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科部長
資格
公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科部長
公立陶生病院 呼吸サポートチーム 代表(委員長)
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会呼吸ケア指導士
日本呼吸療法医学会専門医
日本呼吸療法医学会
「高頻度振動換気法使用指針作成のためのワーキング
グループ」メンバー
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
「呼吸ケア指導士 スキルアップセミナー実行委員」