広報千代田 平成28年度(2016年)4月5日特集号

広報千代田
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平成28年度予算特集号 28.4.5(3)
待機児童(保育所・学童クラブ)
*1 ゼロの継続へ
女性の社会進出が進み、ライフスタイルが多様化する中で、安心して子育てができる地域にするため、子育て環境の向上をめざします。
今後の人口の推移や子育て支援に関する区民ニーズも見据えて、さまざまな子育て支援事業を着実に実施します。また、家庭・学校・園・
地域等が共に一体となって子どもを育て、自らも育っていく
「共育」の理念の下、思いやりの心を持ってこれからの時代を生き抜く子どもた
ちを、共に育む教育を進めます。
* 1 特定の保育所のみを希望し、定員に空きがないなどの理由で待機している場合は、待機児童には含まれません。
次世代育成に関する取り組み[保育所・学童クラブ]
拡充
私立保育所等への補助
新規 拡充
地域型保育事業運営補助
26 億 2,935 万円
子ども支援課/子育て推進課
待機児童ゼロの継続のため、保育園を新規に開設する際に必要な経費
の一部を助成します。
また、保育の質の確保に向け、一般的な運営経費のほか、保育士の住
宅家賃
(一部)
や要支援児童受け入れのための保育士の追加配置に要する
経費なども補助します。さらに、区独自に保育士1人あたり2万円を限
度に処遇改善を支援し、人材の確保と定着率の向上を支援します。
なお、認証保育所を利用する保護者には、保育料が認可保育所より 2
割程度安くなるように補助します。
私立学童クラブ運営補助
子ども支援課
補助の対象は、家庭的保育事業・小規模保育事業・居宅訪問型保育事業・
事業所内保育事業の、区が認可をする4つの保育事業です。
今年度は、居宅訪問型保育事業(*2)の受け入れ枠を大幅に拡大するほ
か、新たに事業者からの提案により麴町保育園仮園舎を活用して、少人
数を対象にしたきめ細かな保育を行う保育事業を開始します。
*2居宅訪問型保育事業…区内全園の保育所へ入所を希望し、どこの保
育所にも入れなかった時、認可保育所と同じ保育料でベビーシッター
を利用することができます。
2 億 3,372 万円
保育所・学童クラブ定員数の推移
児童・家庭支援センター
(各年度4月1日現在)
年々増加する学童クラブの入所希望に応え、待機児童ゼロの継続を
めざすとともに、小学 6 年生までの希望する児童を受け入れています。
民設民営学童クラブへの支援を引き続き行います。
拡充
放課後子どもプラン
4 億 7,758 万円
保育所定員数
(人)
2,500
学童クラブ定員数
1,953
2,000
2 億 6,995 万円
1,814
1,500
児童・家庭支援センター
1,000
すべての区立小学校で、放課後の子どもの安全や健やかな活動の場所
を確保するなど、総合的な放課後対策を行います。
・放 課後子ども教室
(17 時まで)…授業が終わった後、引き続き子ども
が在籍する学校で
「学び」
「遊び」
「体験活動」ができます。
・学校内学童クラブ(最大 19 時まで)…就労等で保護者が日中家にいな
い子どもを預かり、生活の場を提供して子どもたちの成長を促します。
500
0
1,310
1,391
1,138
1,517
700
590
590
600
23
24
25
26
773
873
27
28
(年度)
次世代育成に関する取り組み[その他]
拡充
独自
子どもの遊び場確保の取組み
子ども総務課
子どもたちが自由にボール遊び等がで
きるよう
「子どもの遊び場事業」を実施し
ています。子どもたちの見守りや道具の
貸し出し等を行うプレーリーダーを配置
しています。また、衆議院九段議員宿舎
跡地を一時借用し、今年 2 月に子どもが
遊べる広場を開設しました。一部は近隣
の保育園等の代替園庭として利用しています。
拡充
個に応じた指導の充実関連事業
拡充
独自
乳幼児健康診査
8,949 万円
2,463 万円
健康推進課
対象年齢 3 ~ 4 か月・1 歳 6 か月・3 歳・5 歳児健診を保健所で、6 ~
7 か月・9 ~ 10 か月児健診を都内医療機関に委託し実施します。5 歳児
健診では、発達障害の早期発見にも取り組んでいます。
拡充
独自
子どもの予防接種
1 億 3,799 万円
指導課/学務課
発達支援・特別支援教育の充実が求められる中、特別に教育的な配慮
が必要な児童生徒を支援する体制の充実を図ります。
平成 28 年度から、区立学校に新たに情緒障害の特別支援教室を設置
します。また、区立学校に在籍する日本語指導が必要な外国人児童等に
対して、日本語指導教室を開設し、巡回による指導を開始します。
2 億 6,623 万円
健康推進課
従来の定期接種の全額助成、任意接種の一部助成に加えて、風しん予防
接種助成を受けていない 19 歳から 49 歳までの検査を希望する女性に対
し、区指定医療機関が実施する風しん抗体価検査(EIA 法)費用を全額助成
します。
さらに、抗体価検査で基準値を下回った方を対象に、風しんワクチン接
種の費用を全額助成します。
また、里帰り出産や長期入院などの事情で定期予防接種を自費で受けざ
るを得ない方を対象に、一定額を上限に助成します。
スマートフォンや携帯電話などで予防接種のスケジュールを確認でき
る Web アプリサービスを本格実施します。
災害から身を守るために~危機管理に関する取り組み~
拡充 災害医療連携の推進
2,350 万円
地域保健課
東日本大震災の教訓から、災害が発生した際には、重症・軽症に関わ
らず傷病者が病院に集中することが想定されます。そのため、発災後お
おむね 72 時間までは、災害拠点病院等の近接地等に緊急医療救護所を
新規
設置し、傷病者を重症度別に振り分け
て治療を行い、病院が重症・中等症患
者の診療機能を維持できる体制を支援
します。各災害拠点病院等と緊急医療
救護所の設置場所の検討や、医薬品・
医療資器材の備蓄を行います。
拡充
独自
=平成 28 年度予算で新たに取り組む事業 =平成
27 年度予算と比較して、事業のレベルアップを行う事業 =区が独自に取り組む事業