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(別添2)
平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務
仕様書
1.件名
平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務
2.業務の目的
環境省では、南海トラフ巨大地震や首都直下地震など、東日本大震災以上の
規模の自然災害(以下「大規模災害」という。)に備え、平成 25 年度から「大
規模災害発生時における災害廃棄物対策検討委員会(以下「検討会」という。)」
を開催し廃棄物処理システムの強靱化に関する総合的な対策の検討を進めて
きた。平成 28 年 3 月にはこれまで約3年間の成果をとりまとめるとともに、
これらを踏まえ、今後の災害廃棄物対策のさらなる充実・強化のため、「大規
模災害発生時を見据えた災害廃棄物対策の今後のあり方について」(以下「今
後のあり方」という。)をとりまとめた。
また、平成 27 年 8 月 6 日に施行された「廃棄物の処理及び清掃に関する法律
及び災害対策基本法の一部を改正する法律」(平成 27 年法律第 58 号)を踏ま
えて、自治体等における災害廃棄物対策を具体的に支援していくスキームを構
築するとともに、日本が培った災害廃棄物処理に関する知見を活用した国際協
力も求められており、具体的な支援策を検討する必要もある。
そこで、本業務では、平成 27 年度にとりまとめられた今後のあり方を踏ま
え、災害廃棄物の処理の具体化を進め、技術資料やガイドライン等としてとり
まとめることなどを目的とする。
3.業務の内容
(1)災害廃棄物対策の適正かつ円滑・迅速な処理の実施に関する検討
今後のあり方において示された大規模災害発生時における災害廃棄物対策
に関する課題のうち、少なくとも以下を含むものとする。
①
首都直下地震を対象とした災害廃棄物の適正かつ円滑・迅速な処理方法
の検討
平成 27 年度に実施した首都直下地震を対象とした検討成果を応用し、
関東全域の被災自治体を対象として、中央防災会議首都直下地震モデル検
討会がとりまとめた被害想定に基づき災害廃棄物要処理量を推計し、災害
廃棄物の処理期間を最大で3年と設定した処理方針(広域処理の実施量や
仮設処理施設に求める処理能力等)を作成した上で、(ア)処理の進捗管理
-1-
と紐づけた災害廃棄物量の見直し手法(頻度及び手法など)、(イ)有害物
質や危険物、処理困難物の発生ポテンシャル量の推計及びリスク評価に基
づく適切かつ円滑・迅速な処理方法、(ウ)処理基本ユニットを活用した二
次仮置場の必要面積の算定及び運営方法、(エ)処理可能量を発災後に速や
かに確保するための手法、(オ)民間事業者等と連携した災害廃棄物の円滑
な輸送手法等について検討・高度化する。その際、内閣府や国土交通省等
における首都直下地震対策の検討と整合を図るものとする。さらに、得ら
れた成果等を踏まえて、自治体が処理戦略を策定する際に活用できるツー
ル及び処理戦略計画マニュアルを作成するとともに、災害協定のあり方に
ついて検討し、留意事項等を整理する。
②
南海トラフ巨大地震を対象とした災害廃棄物の適正かつ円滑・迅速な処理
方法の検討
中央防災会議南海トラフの巨大地震モデル検討会がとりまとめた被害
想定に基づき各地域の特性を踏まえた災害廃棄物要処理量を推計し、①と
同じ検討を行う。災害廃棄物の処理期間は最大で5年と設定するものとす
る。
その際、南海トラフ巨大地震は広域的な災害であることを踏まえ、次の
項目についても検討する。(ア)広域処理必要量の試算手法を検討するとと
もに、(イ) 地域ブロック間の連携手法を検討し、環境省による調整手法
及び受入に向けた合意形成のための自治体の支援手法について検討する。
また、(ウ)必要に応じて災害対策基本法第 86 条の 5 に基づく国の代行処
理を実施するための実施方法を検討する。さらに得られた成果を踏まえて、
(エ)地域ブロック単位での広域連携ガイドライン(案)を作成する。
③
災害廃棄物発生量原単位の高度化
災害廃棄物の発生量の推計を高度化させるため、災害廃棄物の発生原単
位及び組成比率等のデータの蓄積のためのデータベースの構築を行う。そ
の際、データベースの将来的な運用方法等についても具体的な実施方法等
を整理する。
(2)災害廃棄物分野における人材育成に関する検討
今後のあり方において示された大規模災害発生時における災害廃棄物対策
に関する課題のうち、少なくとも以下を含むものとする。
①
研修を通じた人材育成の構築・運用の検討
-2-
平成 27 年度に作成した自治体向けの人材育成カリキュラム案について、
平時に廃棄物処理分野における研修等を実施している団体等において試
行する。人材育成カリキュラムや教材等の評価手法(案)を作成し、施行
した団体を対象に評価を行うとともに、人材育成に関するテキスト(案)
を作成する。
②
災害対応力向上のための継続的な人材育成の検討
公益社団法人全国都市清掃会議や一般財団法人日本環境衛生センター、
国立研究開発法人国立環境研究所等の機関とも連携し、災害廃棄物処理支
援ネットワーク(D.Waste-Net)や地域ブロック協議会の場の活用も含め、
効果的かつ継続的な人材育成研修体制の構築のためのあり方を検討する。
その際、研修受講者の認定方策(認定証等の発行など)についても検討し、
発災時において被災自治体の災害廃棄物処理に対して支援可能な人材の
確保策を検討する。
(3)災害廃棄物対策指針の見直し
地方自治体において作成されている災害廃棄物処理計画を収集し、その
記載事項を整理・分析する。分析結果及び別途実施されている地方自治体
における災害廃棄物対策の実施状況に関するアンケート調査結果、さらに
は(1)の検討成果を踏まえて、災害廃棄物対策指針の構成及び記載事項、
資料集について、改定案を作成する。また、廃棄物処理法の第 9 条の 3
の 2 に基づく一般廃棄物処理施設の設置の事前協議が地方自治体に置い
て促進されるよう、モデル事業を実施する。対象は2か所程度とし、モデ
ル事業を通して得られた知見をとりまとめ、災害廃棄物対策指針の技術資
料(案)を作成する。
なお、地方自治体における災害廃棄物対策の実施状況に関するアンケー
ト調査結果について環境省担当官から提供する。
(4)アジア・太平洋地域の国向けの災害廃棄物対策ガイドラインの検討
地震や風水害等が頻発・激甚化しているアジア・太平洋地域の国における災
害廃棄物対策の支援のあり方を検討し、OCHA(United Nations Office for the
Coordination of Humanitarian Affairs) 等 の Disaster Waste Management
Guidelines を参考に各国において災害廃棄物対策指針の策定が進むよう、災
害廃棄物対策ガイドライン(案)を作成する。
なお、
(1)~(4)の検討事項については、平成 27 年度までに実施した検
討に引き続く内容が含まれることから、これまでの成果と重複することのない
-3-
よう検討を行うものとする。これまでの検討状況に係る資料については、9.
その他において示すとおり、環境省 HP の URL 又は環境省内で閲覧が可能であ
る。
(5)有識者会議の運営支援
2.(1)~(4)に記載した各事項の検討に当たり、環境省大臣官房廃
棄物・リサイクル対策部長が有識者会議を設置する予定である。そのため、
請負者は、有識者会議の運営の支援を行うとともに、オブザーバとして有識
者会議に出席する。有識者会議は、環境省が委嘱する専門家 15 名程度で構
成され、業務実施期間中に2回程度、東京 23 区内(霞ヶ関周辺)で開催す
る予定である。
有識者会議の実施に際して、請負者は、委員及びオブザーバに対し、「国
家公務員等の旅費に関する法律」に従って旅費を支給するとともに、委員1
人・1 回当たり 17,700 円の謝金を支給するものとする。
有識者会議の運営支援に要する資料作成支援(各回 A4 版 50 頁程度、100
部程度、白黒カラー混在)、会場借料(収容 100 人程度、半日)、開催通知
の発送、会議費等は、請負者の負担とし、傍聴者のとりまとめ等の業務も含
まれる。ただし、有識者会議の委嘱に係る手続きは環境省が実施するため、
本業務には含まれない。
(6)ワーキンググループの運営
下記2つの事項について、具体的な検討作業を行うワーキンググループを
それぞれ設置し運営する。なお、各項目のカッコ内の記載は、
(1)~(4)
における検討項目に対応している。
①今後の対策に活用するための技術的・システム的課題の体系的な検討:
(1)①②③(3)
②地域間協調及び人材育成に関する検討:(1)②(2)
ワーキンググループの委員は各10名程度、開催回数は各5回程度とする。
また、必要に応じて有識者や関係団体等をオブザーバとして意見を聴取する
(各回に5名程度)。開催場所は、原則として東京 23 区内(霞ヶ関周辺)で
3回、宮城県仙台市で2回開催することとする。
ワーキンググループの実施に際して、請負者は、委員及びオブザーバに対
し、
「国家公務員等の旅費に関する法律」に従って旅費を支給するとともに、
委員1人・1 回当たり 17,700 円の謝金を支給するものとする。
ワーキンググループの運営に要する資料作成(各回 A4 版 50 頁程度、20
-4-
部程度、白黒カラー混在)、会場借料(収容 30 人程度、半日)、会議費等、
会議開催に要する一切の費用は請負者の負担とし、一般公開をするワーキン
ググループがある場合には、傍聴者のとりまとめ等の業務も含まれる。
なお、
(1)から(6)の個別の検討すべき事項に係る業務の一部につい
ては、あらかじめ環境省の承諾を得た上で、再委任しても差し支えないも
のとする。
4.報告書等の作成
3.の業務内容について、A4版 300 頁程度に取りまとめた報告書(10 部)
として整理する。
5.業務履行期限
平成 29 年 3 月 31 日(金)まで。
ただし、災害廃棄物対策指針の見直し案については、環境省担当官の指示
に基づき、業務履行期限より前に指定する場合がある。
6.成果物
紙媒体:報告書
10 部(A4版 300 頁程度)
災害廃棄物対策指針 200 部(A4版
100 頁程度)
電子媒体:報告書の電子データを収納した DVD-R 2式
報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びそ
の電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。
提出場所:環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課
7.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所
有権(以下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人
格権を行使しないものとする。
(3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既
存著作物」という。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとす
る。
(4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既
存著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続
を行うものとする。
-5-
8.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策
とその実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出するこ
と。
(2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情
報の機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担
当官からの指示に応じて適切に取り扱うこと。
(3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリテ
ィ対策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に
係る情報セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当
官の行う情報セキュリティ対策に関する監査を受け入れること。
(4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により
不要になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担
当官からの指示に応じて適切に廃棄すること。
(5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対
策を報告すること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
9.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生
じたとき、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官
と速やかに協議しその指示に従うこと。
(2)会議運営を含む業務
会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本
方針」(平成 28 年 2 月 2 日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満た
すこと。
(3)「大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会」の検討会資料、「規
模災害発生時を見据えた災害廃棄物対策の今後のあり方について」「災害
廃棄物対策指針」等については、下記 URL に掲載されている。
○
大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討会の URL:
http://www.env.go.jp/recycle/waste/disaster/earthquake/committee.html
○
大規模災害発生時を見据えた災害廃棄物対策の今後のあり方についての
-6-
URL:
http://www.env.go.jp/recycle/waste/disaster/earthquake/committee/16/da
ikibo-05_06.pdf
○
災害廃棄物対策指針の URL:
http://www.env.go.jp/recycle/waste/disaster/dwasteguideline/index.html
(4)平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務を行うに
当たって、入札参加希望者は、必要に応じて、平成 27 年度巨大災害発生時
における災害廃棄物対策検討業務に係る資料を、所定の手続きを経て環境
省内で閲覧することを可能とする。
資料の閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡の上、訪問日時及
び閲覧希望資料を調整すること。
ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また、閲覧を希望する
資料であっても、情報セキュリティ保護等の観点から、提示できない場合
がある。
連絡先:環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課
-7-
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28
年 2 月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を
満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷
又はデジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」
(基本方針 205 頁、
表4参照)を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要があ
る場合は、以下の表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判
断の基準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]の
みを用いて作製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本
方針(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)
を参考に適切な表示を行うこと。
英語サマリーについては、以下により作成すること。
(1) 以下の対訳集等を参考に、ネイティブチェックを経ること。
① 環境用語和英対訳集(EIC ネット http://www.eic.or.jp/library/dic/)
② 法令用語については、日本法令外国語訳データベースシステムの標準対
訳辞書(http://www.japaneselawtranslation.go.jp/)
(2)海外で参照されることを念頭に入力は半角で行い、全角文字や全角スペ
ースは使用しないこと。特に以下に注意すること。
・丸数字は使用不可。「℃」→「degrees C」又は「degrees centigrade」
・記号はすべて半角。例:「“ ”」→「" "」、「`」「’」→「'」、「-」
→「-」
・化学物質は英文名+化学記号(半角の英数字)。1/4 文字にしない。二度
目以降は化学記号のみでも可。例:carbon dioxide (CO2)
・環境省の略称は「MOE」(大文字)
-8-
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(ファイル形式は一太郎 2011
以下)、又は Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以
下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3)(2 )による 成果物に加え、「 PDF ファイル形式」による成果物を作
成すること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を
収納ケース及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこ
と。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は
無償で速やかに必要な措置を講ずること。
-9-
(別添3)
平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務
に関する提案書作成・審査要領
環
境
省
本書は、平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務に関する提案
書の作成、審査等の要領を提示するものである。
Ⅰ
提案書作成要領
1.提案書の構成及び作成方法
以下に、「平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務に関する
提案書の評価基準表」(以下「評価基準表」という。)から「評価項目」及び「要求
要件」を転載する。
評価項目
大項目
中項目
要求要件
小項目
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に反し、
又は矛盾する提案がないこと。
1 業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基本方
針を記述すること。
2 業務の実施方法
2.1 仕様書3(1)①②の業務内
仕様書3(1)①②の内容について、情報収集・整理
容
するための具体的な作業内容を含む実施計画を示
首都直下地震、南海トラフ巨大 すとともに、結果の整理方法について具体的に提
地震を対象とした災害廃棄物
案すること。
の適正かつ円滑・迅速な処理方
法の検討
2.2 仕様書3(1)③の業務内容
仕様書3(1)③の内容について、具体的な作業内容
災害廃棄物発生量原単位の高度 を含む実施計画を提案すること。
化
2.3 仕様書3(2)の業務内容
仕様書3(2)の内容について、具体的な作業内容を
研修を通じた人材育成や災害
含む実施計画を提案すること。
対応力向上のための継続的な
- 10 -
人材育成の検討
2.4 仕様書3(3)の業務内容
仕様書3(3)の内容について、具体的な作業内容を
災害廃棄物対策指針の見直し
含む実施計画を提案すること。
2.5 仕様書3(4)の業務内容
仕様書3(4)の内容について、具体的な作業内容を
アジア・太平洋地域の国向けの 含む実施計画を提案すること。
災害廃棄物対策ガイドライン
の検討
3 業務の実施計画
仕様書に係る作業事項を作業進行予定表にまとめ
ること。
4 業務の実施体制
4.1 執行体制、役割分担等
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職、
従事者の役割分担、従事者数、内・外部の協力体
制等を表にまとめること。
4.2 従事者の実績、能力、資格 業務に従事する者の類似業務の実績、本業務に関
等
係する能力の資料、資格等を明示すること。
また、本業務に従事する主たる担当者の業務従事
期間中における本業務以外の手持ち業務の状況を
記載すること。
5 組織の実績
過去において、大規模地震に備えた防災・減災対
策等の業務実績を記載し、それを証する書類(報
告書の表紙の写し等)を添付すること。
6 組織の環境マネジメントシステム認証取得 ISO14001、エコアクション21、KES、
状況
エコステージ、地方公共団体による認証制度等のう
ち、第三者による環境マネジメント認証取得の有無
、有の場合は認証の名称を記載し、証明書の写しを
添付すること。ただし、開札する時点において認証
期間中であること。
提案書は、上記評価項目に基づき、次に従って作成すること。
1)「はじめに」の項を冒頭に設け、「本書は、平成 28 年度大規模災害発生時におけ
- 11 -
る災害廃棄物対策検討業務仕様書に基づき、その実施方法等に関する提案を行うも
のである。本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計
画書と位置づけて行うものとする。」と必ず記載すること。
このため、提案書の作成に当たっては、仕様書に反し、又は矛盾する事項がないか
十分に点検すること。なお、提案書が仕様書に反し、又は矛盾すると認められたと
きは、評価項目「0 仕様書の遵守」に基づき、当該提案書は不合格となる。
2)「はじめに」以下は、上記評価項目に従い「業務の基本方針」から「組織の環境
マネジメントシステム認証取得状況」までの各評価項目を目次とし、それぞれの要
求要件に基づき提案書を作成すること(別添様式参照)。記述上の必要性に応じ、
各評価項目内を細分化して目次立てすることは差し支えない。
3)提案書に詳細に記載するよりも添付資料を参照した方がわかりやすい事項につい
ては、提案書中に「△については、別添資料○参照」と記載して、資料添付を行う
ことは差し支えない。ただし、添付資料が大部にわたる場合は、必ずその要点を提
案書中に記載すること。「評価項目」及び「要求要件」との関係が容易にわかり難
い添付資料は、添付されなかったとみなすことがある。
4)提案書は、難解な専門用語には注釈を付す等、専門家以外でも理解でき、審査可
能なように平易な記述に努めること。
2.提案書様式、提出部数等
提案書は、別添様式を踏まえて作成すること。記載上の必要に応じて様式を変更し
ても差し支えないが、様式の変更は必要最小限にとどめること。
提案書は、添付資料を含めて綴じ込んだ1式を7部提出すること。
環境省から連絡が取れるよう、提案書上に連絡先(電話番号、FAX番号及びメー
ルアドレス)を記載すること。
3.留意事項
落札した者が提出した提案書は、仕様書とともに原則としてそのまま契約書に添付
され、本業務の実施計画書になるものであり、確実に実施可能な内容として作成する
こと。提案書に従った履行がなされない場合は、債務不履行として契約解除及び損害
賠償請求の事由となる。
- 12 -
Ⅱ
提案書の審査及び落札決定の方法
1.落札方式及び得点配分
1)落札方式
次の要件を満たしている者のうち、2)によって得られた総合評価点の最も高い
者を落札者とする。
① 入札価格が予定価格の範囲内であること。
② 「評価基準表」中、必須とされた評価項目の基礎点をすべて獲得していること。
2)総合評価点の計算方法
総合評価点=技術点+価格点
技術点=基礎点+加点 (満点200点)
*技術点は、環境省に設置する提案書審査委員会の各委員の採点結果の平均
値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
価格点=100×(1-入札価格÷予定価格)
*価格点は、上記式により数値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたも
のとする。
3)基礎点部分の採点
技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
4)加点部分の採点
① 配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優:5点、良:3点、可:1点、不
可:0点の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
② 基礎点がある項目に係る加点部分の「不可:0点」とは、基礎点の基準は満た
す(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
2.提案書審査(技術点の採点)の手順
1)入札資格を有する者から提出された提案書について、「評価基準表」に基づき、必
須とされた項目の基礎点に係る評価を提案書審査委員会の各委員が行う。各委員の評
価結果を同委員会で協議し、委員会において各必須項目毎に基礎点の獲得の可否を判
断する。すべての必須項目の基礎点を獲得した提案書を合格(基礎点を付与)とし、
それ以外の提案書は不合格とする。
2)合格した提案書について、各委員毎に評価項目の加点部分の評価を行い、基礎点と
合計した採点結果を記入する。各委員の採点結果を委員会で確認し、事実誤認等があ
れば各委員において訂正する。確定した各委員の採点結果の技術点について、その平
均値を算出する。
3.落札決定
2.による技術点に、当該提案書に係る入札価格に基づく価格点を加算し、総合評価
点を算出する。各提案書の総合評価点を比較し、最も高い数値を得た提案書の提出者を
落札者とする。
- 13 -
(別添4)
平成
支出負担行為担当官
環境省大臣官房会計課長
年
月
日
殿
住所
商号又は名称
代表者役職・氏名
平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務に関する
提案書の提出について
標記の件について、別添のとおり提出します。
なお、書類の提出に当たり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
- 14 -
平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務
に関する提案書
提案書作成責任者
(株)○○ △部×課 ○○○
電話番号、FAX番号、メールアドレス
はじめに
本書は、平成 28 年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務仕様
書に基づき、その実施方法等に関する提案を行うものである。本業務の実施に
当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行う
ものとする。
1.業務の基本方針
(作成注)
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基本方針を記述すること。
注1
本様式は、A4版2枚程度で作成すること。
- 15 -
2.業務の実施方法
2.1仕様書3(1)①②の業務内容
(作成注)
情報収集・整理するための具体的な作業内容を含む実施計画を示すとともに、
結果の整理について具体的に提示すること。
注1 本様式は、A4版4枚程度で作成すること。
注2 図面、図表等を用いる場合には、当該図表等と本文の関係が分かるよう
に明示すること。なお、この場合、図表等は枚数には含めない。
注3 本様式は、内容を変えない若干の修正を加えて使用して差し支えない。
2.2仕様書3(1)③の業務内容
(作成注)
情報収集・整理するための具体的な作業内容を含む実施計画を示すとともに、
結果の整理について具体的に提示すること。
注1
本様式は、A4版4枚程度で作成すること。
- 16 -
注2 図面、図表等を用いる場合には、当該図表等と本文の関係が分かるよう
に明示すること。なお、この場合、図表等は枚数には含めない。
注3 本様式は、内容を変えない若干の修正を加えて使用して差し支えない。
2.3仕様書3(2)の業務内容
(作成注)
具体的な作業内容を含む実施計画を提案すること。
注1 本様式は、A4版4枚程度で作成すること。
注2 図面、図表等を用いる場合には、当該図表等と本文の関係が分かるよう
に明示すること。なお、この場合、図表等は枚数には含めない。
注3 本様式は、内容を変えない若干の修正を加えて使用して差し支えない。
2.4仕様書3(3)の業務内容
(作成注)
具体的な作業内容を含む実施計画を提案すること。
注1
本様式は、A4版4枚程度で作成すること。
- 17 -
注2 図面、図表等を用いる場合には、当該図表等と本文の関係が分かるよう
に明示すること。なお、この場合、図表等は枚数には含めない。
注3 本様式は、内容を変えない若干の修正を加えて使用して差し支えない。
2.5仕様書3(4)の業務内容
(作成注)
具体的な作業内容を含む実施計画を提案すること。
注1 本様式は、A4版4枚程度で作成すること。
注2 図面、図表等を用いる場合には、当該図表等と本文の関係が分かるよう
に明示すること。なお、この場合、図表等は枚数には含めない。
注3 本様式は、内容を変えない若干の修正を加えて使用して差し支えない。
- 18 -
3.業務の実施計画
(作成注)
仕様書に係る作業事項を作業進行予定表にまとめること。
時
注1
注2
期
内
容
本表はA4横向きで作成し、1枚程度で作成すること。
仕様書に係る作業事項を作業進行予定表にまとめること。なお、提
案事項に含まれない有識者会議、ワーキンググループの開催等につ
いても実施計画の工程上は明示すること。
- 19 -
4.業務の実施体制
4.1執行体制、役割分担等
(作成注)
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職、従事者の役割分担、従事者
数、内・外部の協力体制等を表にまとめること。
注1
と。
本業務の実施体制、役割分担等について、A4版1枚程度で記載するこ
- 20 -
4.2従事者の実績、能力、資格等
(作成注)
業務に従事する者の類似業務の実績、本業務に関係する能力の資料、資格等
を明示すること。
また、本業務に従事する主たる担当者の業務従事期間中における本業務以外
の手持ち業務の状況を記載すること。
(1)本業務に従事する主たる担当者
氏
名
生年月日
所属・役職
経験年数(うち類似業務従事年数)
年(
年)
専門分野
所有資格
経歴(職歴/学位)
所属学会
類似業務の実績
業務名
業務内容
履行期間
年
主な手持ち業務の状況(平成 年
業務名
月
日現在
業務内容
年
月
年
月
件)
履行期間
年
注1
注2
注3
月~
月~
業務内容の欄は概要を記入する。
手持ち業務の欄は契約金額が 500 万円以上のものを対象とする。
A4版1枚程度とする。
- 21 -
(2)主たる担当者以外であって本業務に従事する者
氏名
注1
所属・役職
専門分野
A4版1枚程度とする。
- 22 -
5.組織の実績
(作成注)
過去において、大規模地震に備えた防災・減災対策等の業務実績を記載し、
それを証する書類(報告書の写し等)を添付すること。
業務名
発注機関
(名称、所在地)
(受託者名)
(受託形態)
履行期間
業務の概要
技術的特徴
主たる担当者の従事の有無
注1 本様式は、A4版4枚以内に記載すること。
注2 業務名は10件まで記載できるものとする。
注3 発注機関の受注形態欄には、元請受注か下請受注かの区別を記載するこ
と。
注4 業務の概要の欄には、業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。
注5 実績を証明するものとして、契約書写し、注文・請書写し(下請の場合の
み)を添付すること。
- 23 -
6.組織の環境マネジメントシステム認証取得状況
認証の有無:
認証期間:
認証の名称:
注1 証明書の写しを添付すること。
注2 事業者の経営における主たる事業所(本社等)において取得しているも
のに限る。
注3 申請中の場合は、その旨を明記し、開札前までに証明書の写しを提出し
たものについて加点対象とする。
- 24 -
(別添5)
平成28年度大規模災害発生時における災害廃棄物対策検討業務に関する提案書の評価基準表
評価項目
中項目
小項目
技術上の基準
得点配分
合計 基礎点 加点
要求要件
評価区分
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に
反し、又は矛盾する提案がないこと。
必須
25
25
-
・提案書が全体として仕様書を遵守しており、業務の目的
や作業事項に反し、又は矛盾する内容がないこと。
1 業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基
本方針を記述すること。
必須
10
5
5
・業務の目的を的確に理解し、適切な基本方針であるこ
と。
仕様書3(1)①②の内容について、情報収集・
整理するための具体的な作業内容を含む実施
計画を示すとともに、結果の整理方法について
具体的に提案すること。
必須
20
5
15 ・提案された作業内容が具体的で適切なものであること。
・平成27年度に環境省が実施した「技術・システム検討
WG」の成果、及び東日本大震災等の災害廃棄物処理に
係る技術・システムの内容等を十分に理解し、提案がなさ
れているか。
2.2 仕様書3(1)③の業務内容
仕様書3(1)③の内容について、具体的な作業
災害廃棄物発生量原単位
内容を含む実施計画を提案すること。
の高度化
必須
20
5
15 ・提案された作業内容が具体的で適切なものであること。
・東日本大震災や平成27年9月関東・東北豪雨災害等にお
ける災害廃棄物の発生量の推計の実態や平成27年度に
環境省が実施した「要処理量検討WG」の成果等を十分に
理解し、提案がなされているか。
2.3 仕様書3(2)の業務内容
研修を通じた人材育成や災 仕様書3(2)の内容について、具体的な作業内
害対応力向上のための継続 容を含む実施計画を提案すること。
的な人材育成の検討
必須
10
5
5 ・提案された作業内容が具体的で適切なものであること。
2.4 仕様書3(3)の業務内容
災害廃棄物対策指針の見
直し
仕様書3(3)の内容について、具体的な作業内
容を含む実施計画を提案すること。
必須
20
5
15 ・提案された作業内容が具体的で適切なものであること。
2.5 仕様書3(4)の業務内容
アジア・太平洋地域の国向 仕様書3(4)の内容について、具体的な作業内
けの災害廃棄物対策ガイドラ 容を含む実施計画を提案すること。
インの検討
必須
10
5
5 ・提案された作業内容が具体的で適切なものであること。
必須
10
5
5
大項目
2 業務の実施方法
2.1 仕様書3(1)①②の業務内
容
首都直下地震、南海トラフ巨
大地震を対象とした災害廃棄
物の適正かつ円滑・迅速な処
理方法の検討
3 業務の実施計画
仕様書に係る作業事項を作業進行予定表に
まとめること。
基礎点
加点
・平成27年度に環境省が作成した「大規模災害発生時を見
据えた災害廃棄物対策の今後のあり方」、平成25年度から
平成27年度に実施した検討内容等を十分に理解し、基本
方針を策定しているか。
・平成27年度に環境省が作成した「大規模災害発生時を見
据えた災害廃棄物対策の今後のあり方」、平成25年度から
平成27年度に実施した検討内容等を十分に理解し、提案
がなされているか。
・平成25年度に環境省が策定した「災害廃棄物対策指
針」、及び平成27年度に策定した「大規模災害発生時にお
ける災害廃棄物対策行動指針」の内容、さらには自治体に
おける災害廃棄物対策の実態調査等を十分に理解し、提
案がなされているか。
・UNEP等における取組状況やアジア・太平洋地域の国に
おける廃棄物対策の現状等を十分に理解し、提案がなさ
れているか。
・事業の実施計画が適切なスケジュールで計画されている
・作業進行予定表が効率的で確実性があるか。
こと。
4 業務の実施体制
4.1 執行体制、役割分担等
業務の実施体制について、責任者の氏名・役
職、従事者の役割分担、従事者数、内・外部の
協力体制等を表にまとめること。
必須
25
5
・適切な役割分担等により業務執行体制が構築されている
こと。
20 ・外部の協力者(又は再委託者)に業務の一部を行わせる ・役割分担等に有効性、効率性があるか。
場合は、業務の根幹部分(業務の立案、評価・検討等)を
提案者が実施すること。
- 25 -
加点の
採点
業務に従事する者の類似業務の実績、本業
務に関係する能力の資料、資格等を明示する
4.2 従事者の実績、能力、資
こと。 また、本業務に従事する者の業務従
格等
事期間中における本業務以外の手持ち業務の
状況を記載すること。
必須
25
5
・従事者の資格、経歴、専門性等が本業務に相応しいもの
か。本業務に関係する技術士等の資格や博士号、経歴、
・従事者が本業務に従事する十分な時間(エフォート)があ 専門性を有する者の人数等に応じて加点する。
20
ると認められること。
・廃棄物処理に加え、防災に関する専門的な知識等を有す
る者が従事者に加わっている場合、その人数等に応じて
加点する。
過去において、大規模地震に備えた防災・減
災対策等の業務実績を記載し、それを証する
書類(報告書の表紙の写し等)を添付すること。
任意
20
-
20
-
・過去において、大規模地震に備えた防災・減災対策等の
業務が2件以上あれば可(4点)とし、それ以上の場合は件
数や業務概要に応じて加点する。
ISO14001、エコアクション21、KES、エコ
ステージ、地方公共団体による認証制度等のう
6 組織の環境マネジメントシステム認証 ち、第三者による環境マネジメント認証取得の
取得状況
有無、有の場合は認証の名称を記載し、証明
書の写しを添付すること。ただし、開札する時
点において認証期間中であること。
任意
5
-
5
-
事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、
環境マネジメント認証取得があるか。1つでもあれば加点
(5点)
技術点
小計
200
70
130
価格点
総計
100
300
5 組織の実績
加点合計
基礎点
価格点
総合評価点
基礎点部分の採点は、技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
加点部分の採点は、配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優;5点、良;3点、可;1点、不可;0点、の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
基礎点がある項目に係る加点部分の「不可;0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
- 26 -
70
(別添6)
◆環境マネジメントシステム認証制度の例◆
事業者が、その事業経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、
これらの達成に向けて取り組み、その取組結果を確認・評価し、改善していくこと(環境保全の取組に係るPDCAサイクル)を
「環境マネジメント」といい、そのための事業者内の体制・手続等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS)という。その
主な例は以下のとおりであるが、他にも地方版のEMSや、運送事業者を対象としたグリーン経営認証制度などがある。
全国版EMS
ISO14001
エコアクション21
KES
エコステージ
概要
ISO審査登録機関及び
認定機関で構成。国際
的に認められた第三者
認証制度。1996年に制
定。
環境省が策定した中小
企業にも取り組みやすい
環境マネジメントシステム。
2004年に開始。把握す
べき環境負荷指標を特
定しているほか、環境活
動レポートの作成・公表
を必須要件としている。
中小企業にも取り組
みやすい環境マネジメ
ントシステムとして
2001年に京都で開始。
KESを参考とした地方
版KESが他の自治体
等に広がっているとと
もに、相互認証も行わ
れ、KESの認証取得
事業者は全国に広
がっている。
ISO14001取得前から取
得後も含めた環境マネジ
メントシステム。5段階の
認証ステージがある。エ
コステージ2は
ISO14001の要求事項を
全て含んでおり、エコス
テージ2の認証を取得で
きれば、ISO14001に挑
戦可能なレベルとなる
事務局の母体となる団
体
ISO(国際標準化機構)
持続性推進機構
KES環境機構
エコステージ協会
地方版EMSの例:
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES),青森環境マネジメントフォーラムAES, いわて環境マネジメントフォーラムIES,みちのくEMS,三重環境マネージ
メントシステム(M-EMS),宝塚環境マネジメントシステム(TEMS), 神戸環境マネジメントシステム(KEMS) 等
- 27 -