公共サービスイノベーションプロジェクト アドバイザー派遣

横
浜
市
記
者
発
表
資
料
平 成 2 8 年 4 月 5 日
政
策
局
政
策
課
総務局 行政・情報マネジメント課
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内閣府「公共サービスイノベーションプロジェクト アドバイザー派遣」
の横浜市での実施決定について
本日、内閣府から、「公共サービスイノベーションプロジェクト」をスタートすること
が発表されました。
このプロジェクトにおけるアドバイザー派遣事業が、全国で初めて横浜市で実施され
ることが決定しました。
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公共サービスイノベーションプロジェクトアドバイザー派遣事業
内 閣 府が、地方公共団体における民間企業等の参加・協力を得て行政効 率
化 と サ ービスの質の向上を目指すBPRの取組を支援するため、地方公共団体が希
望する分野に知見を有する民間企業等から委嘱したアドバイザーを派遣する事業。
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横浜市での取組
ICTを活用した地域課題解決のためのプラットフォームの構築・活用について、
アドバイザー(日本アイ・ビー・エム株式会社から派遣予定)の支援を受けます。
これによって本市としてはICTを通じて多様な民間主体との協働をより一層促
進し、公共サービスのイノベーションに結び付けていきます。
<林 文子
横浜市長コメント>
本日、内閣府から、「公共サービスイノベーションプロジェクト」のスタートと
横浜市での実施が発表されました。
横浜市はかねてから、市民協働・民間との共創による課題解決に力を注いでおり、
他都市に先駆けて進めてきた、公民連携によるオープンデータ活用等の取組が評価
されたものと、大変喜ばしく思っております。
専門的な知見と経験を持つアドバイザーの派遣を受けることにより、複雑化する
地域課題の解決に向けて、全国に波及する新たなプラットフォームを創り上げ、
公共サービスのイノベーションにつなげていきます。
政策局 政策課担当課長
お問合せ先
宮嶋 真理子
Tel 045-671-4202
《参考》
経済・財政一体改革推進委員会
第9回 制度・地方行財政ワーキング・グループ配布資料(資料4)より
公共サービスイノベーションプロジェクトについて
1.概 要
・内閣府は、28年度より、地方公共団体におけるBPRの取組を支援するため、地方公共団体
が希望する分野に知見を有する民間企業等の職員等をアドバイザーとして委嘱・派遣する取組
をスタート。
・内閣府は、希望する地方公共団体を募り、経団連の協力を得ながら、プロジェクトに参加す
る民間企業等を選定。アドバイザーに対し旅費・日当等を支給するとともに、プロジェクトを
通じて得られた経験・成果等を公共サービスイノベーションに係る先進事例の全国展開に活用。
・経団連は、プロジェクトの内容や成果等を会員企業と共有する点でも積極的に協力。
2.経 緯
第20回経済財政諮問会議(平成26年12月22日)議事要旨(抜粋)
(榊原議員)地方財政健全化の1つの柱は徹底した合理化、効率化を進めるということだが、その手段はIT
化を徹底的に進めるということと、企業の視点で業務改革、ビジネスプロセス・リエンジニアリング(BPR)を
進める必要があるということである。(中略)企業のBPRの専門家に診断させて、合理化が進んだモデル的
な自治体を幾つかつくり、それを横展開するといったアプローチを検討してはどうか。企業としてもそういうこ
とであれば全面的に協力させていただきたいと思う。
公共サービスイノベーションに係る先進事例の全国展開に向けた課題と対応について(抜粋)
(平成27年12月7日 公表)
Ⅱ 公共サービスイノベーションを実現するに当たっての留意事項
2.利用者目線の発想による公共サービスの質的向上
今後、以下のような方策についても調査・研究を進め、推進していくことが望ましい。
(中略)
・民間企業等の参加・協力を得て自治体の行政効率化とサービスの質の向上を目指すBPRの実施・調査
研究など、幅広い関係者とのコラボレーションによる自治体職員の意識改革や能力向上
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公共サービスイノベーションプロジェクトについて
3.ねらい
BPR実施に向け自治体と民間企業等が協力する際、例えば以下のような障害・懸念がある。
これを乗り越えるため、内閣府が経団連の協力を得ながらマッチングを行うとともに、プロジェクト中も継続
的に助言等を実施。
○自治体にとっての障害・懸念
・BPRに協力してくれる可能性のある民間企業等との接点が少ない。
・民間企業等からどのようなアドバイスがもらえるか分からない。
・適切な相手方を探す際に予算面の制約や手続の煩雑さがある。
等
○企業等にとっての障害・懸念
・BPRの前提となる自治体の実務が民間と相当異なる。
・法制度上の枠組み(「公権力の行使」等)や議会との関係など、自治体独自の課題が理解しづらい。
・企業にとってのメリット(CSR、将来のビジネスの可能性等)が見えにくい。
等
4.平成28年度予定案件の概要
(1) 地方公共団体:横浜市
アドバイザー派遣企業:日本アイ・ビー・エム株式会社
横浜市は、地域の課題や基礎データを庁内外と共有するためのウェブ・プラットフォームを構築し、それを
活用して多くの人々(市民、企業…)を巻き込み、公共サービスの質の向上が自立的に進められるようなエ
コ・システムを作り出すことを計画。
日本アイ・ビー・エムは、そのための仕組みやIT基盤の構築についてアドバイスを行う。
当該プラットフォームは、他の自治体にも応用可能なモデルとなることを目指す。
(2) 地方公共団体:市原市
アドバイザー派遣企業:ヤフー株式会社
市原市は、目下人口減少に直面しており、全国から注目され続ける市原市の実現を図るため、戦略的な
広報活動(シティ・プロモーション)を進める計画。
ヤフーは、その実現のためインターネット活用のノウハウ(読者のニーズ、読まれる情報の出し方、ターゲッ
トの絞り込み等)を中心にアドバイスを行う。
5.平成29年度の進め方
支援対象に東京近郊以外の自治体も含め、期間、打合せ回数又はアドバイザーの人数の増加を行う
方向で検討。
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(横浜市)
(市原市)
まち・ひと・しごと創生総合戦略(抄)
(平成28年4月)
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