鉄道の旅 - senyum

旅
の出発点はクアラルンプール市内にあるバスターミ
ラ イ ン は、 デ ィ ー ゼ ル 機 関 車 が 活 躍 し て い て エ ン ジ ン の 振
か を 走 り 抜 け る﹁ ジ ャ ン グ ル ト レ イ ン ﹂ と も 呼 ば れ る こ の
動 や 音、 汽 笛 が 楽 し め、 ま だ 電 化 さ れ て い な い の で 電 柱 や
日本では珍しくない「鉄道ファン」ですが、マレー
シアにも鉄道を愛してやまない人たちがいます。
今回は、そんなマレーシアの鉄道ファングループ
「Jom Naik Keretapi(マレー語で、鉄道に乗ろう!
という意味)
」が企画した、ローカル列車に乗って
タイのHat Yaiへ行く旅に参加してきました。沢木
耕太郎が『深夜特急』で乗ったマレー鉄道にも乗
り、鉄道での国境越えも体験! 飛行機よりスロー
で、車より不便だけど、でも、なんだか懐かしい
鉄道の旅に、さあ出発!
※一般的に、KTMB は会社名、KTM は鉄道名として使われる。
鉄道ファンから
アドバイス
﹂。 こ こ か ら 深 夜 バ ス に 乗 っ て ク ラ ン
鉄道の旅
年中には復旧する予定だそうなのでぜひいつ
特集
2
0
1
6
電線がない昔ながらの風景が残っていて鉄道ファンに大人
マレーシア
気。
SINGAPORE
7
か乗ってみたいものです。
てら れ た
の時 代に建
英 国 統 治下
駅 舎 が 美し
スタイル の
ル
ア
ニ
ロ
コ
名。
街としても有
い。美食の
T
︵パッチッ。マレー
集合は夜 時。旅を企画した通称 PakCik
語で﹁おじさん﹂の意味︶に会い、受付。旅程表と、パッチッ
※地図内の写真撮影:Nicholas Lim
Johor Bahru
Woodlands
シャツをもらい
巨大な人工の 湖、ブキッメラ湖を
渡るときの眺めは圧巻。E& Oエク
スプレスも乗 客に眺 めを楽しんで
もらうために低速に。
名。参加資格は特になく、大きな一
Kluang
25
お手製の列車のイラスト付きのかわいい
Ipoh
ます。参加者は全部で
クルアン
駅舎 内のカフェでロー
ス
トした豆で淹れるコーヒー
が有名。
Gemas
てみたいという初参加の女性もいたりといろいろ。バスは定
英国統治時代の1885 年、ペラ州タイピンで採掘された錫(すず)を運ぶため、タイピン
― Port Weld(現 Kuala Sepetang)の港を結ぶ13km の路線が敷かれたのがマレー半島
における最初の鉄道。翌年にはクアラルンプール ― ポートクランの路線も開通。1901年、
州単位で 運営されていた路 線 がマラヤ連 邦鉄 道(Federated Malay States Railways、
FMSR)として統合され、1913 年にはパダンブサールとシンガポールを結ぶ西側ラインが、
1930 年には、ヌグリスンビラン州 Gemas(グマス)とクランタン州 Tumpat(トゥンパッ)
を結ぶ東側ラインも完成し、全長 2,000キロが線路で結ばれた。第二次大戦中、日本軍
によって線路が撤去されたこともある。1992 年、マレー鉄道の運営会社としてマレーシ
ア政府によってKTMB(Keretapi Tanah Melayu Berhad、マレーシア鉄道公社)が設立
された。数年前まで、長距離列車はディーゼル機関車が主流だったが、電化が進み、電
動のETS に置き換わりつつある。
KL Sentral
Seremban
Kolam
Bukit Merah
10
眼レフカメラを持った筋金入りの鉄道ファンも、電車で旅し
車体に仏教のお守り
がついている。
マレー鉄道( KTM ) の歴史
Klang
Kluang
刻通り夜 時に、出発!
6
あっけなく国境を越え、鉄道の旅がスタート
まだ暗い夜明け前の 時頃、ランタウパンジャンのバスター
ミナルに着。ああ、眠い!
パッチッが手配してくれたバイ
クタクシーでマレーシア側の検問所へ向かいます。いつもな
ら、なんとなく緊張する国境越えですが、なんと!
バイク
の後部座席に乗ったままパスポートを窓口に出し、ササッと
あっけなく出国手続き終了。さらにバイクに乗ったまま国境
を越えて、タイ入国管理事務所へ着いたところでバイクを降
ります。タイ入国手続きを終え、小さな建物を出たら、そこ
等客車は日本
はタイの田舎町!
再度バイクタクシーですぐ近くのスンガ
イコロッ駅に着くころには日も昇り、かなり明るくなってい
スンガイコロッ駅から乗った普通列車の
3
ました。さあ、やっと鉄道の旅の始まりです!
コラム 2
27
年代に製造されたものだそうで、冷房はなく、
本作内で沢木耕太郎は、ハニャイ→パダンブサール→バター
ワース(ペナン)→クアラルンプールと、マレー鉄道でマレー
半島を南下する。パダンブサールでの越境について「これが
陸路で国境を越える初めての経験だったが、どうといって劇
的なところのない平凡さに拍子抜けしてしまった」と書いて
いるが、まったく同感!
( State Railway of Thailand、 SRT )
1
9
6
0
コラム 1
『深夜特急』
ラーマ5世が1891年に発表した鉄道計画を元
に建設が始められた国有鉄道。全長4,041km
と東南アジア最大規模。国際列車は、バンコ
ク―バターワース駅の特急(35、36番)のほ
か、隣国ラオスの首都ビエンチャンを終点と
する普通列車がSRTの運営で走っている。
※ JBセントラル駅 ― ハニャイ駅の国際特急
(20、21番)はKTMが運営。
製。
窓が開けられるなんて、なんだか懐かしい!
旅のメンバー
では一番若いシンガポール人のニコラスさんが、いろんなう
んちくを教えてくれます。﹁天井に設置されている電灯と扇
風機は、車両が走行する際に発生する回転力で発電して動い
ているんだよ。当時の日本の技術もすごいけど、きちんとメ
ンテナンスしているタイ国鉄もすごいよね!﹂。
窓 か ら の 風、 ゴ ト ゴ ト と 心 地 よ い 振 動、 車 窓 か ら 見 え る
のどかな田舎の風景⋮⋮。シンガポールから参加しているお
じさまが言います。﹁こんなにスローで暑い電車に毎日乗る
のは無理だけど、たまに乗るとこどもの頃に戻ったみたいで、
日常から離れてのんびりできる。やっぱり電車の旅はいい﹂。
そうか。多分、鉄道の旅の最大の魅力は、この郷愁を誘う懐
かしい雰囲気、なんでしょうね。
タイ南部の田舎を抜け、ハニャイへ
今 回 訪 れ た タ イ 深 南 部 は、 か つ て マ レ ー 人 王 朝 の パ タ ニ
王国に属した歴史があり、現在でもイスラム教徒が多く、マ
レー語もかなり通じるエリア。食べ物も、名前は違えどマレー
シアとほとんど同じ味。数年前に反政府運動が起こり、テロ
事件もあったことから、駅舎はもちろん、列車内にも銃を持っ
た軍人が歩き回っているのにはびっくりしたけれど、怖い雰
囲気は皆無⋮⋮と感じたのは、私やマレーシア人たちが平和
バックパッカーのバイブル
タイ国有鉄道
接 するフェ
バタ ーワ ース 駅 に 隣
のジョージ
リー 乗り場からペナン
2015 年
る。
でき
タウンにアクセス
。
に駅舎が新しくなった
Photo by Hassin Hussin
T
B
S
a
e
& S ou t h L i n
3
2
ナ ル﹁
MA
MALAY
A E
th
Rawang
5
グアムサン駅 のすぐ 横にそそり
立つ岩 山。内 部には 洞窟が あ
るそう。
st
wor
Butter
Ipoh
へ翌早朝
タ ン 州 北 部 の タ イ 国 境 沿 い の 町、 Rantau Panjang
に着。国境を越えてすぐのタイ国鉄︵コラム 参照︶の駅、
Gua Musang
Kuala
Kangsar
K
T
M
から普通列車で Hat Yai
の町へ行き、やっとホ
Sungai Kolok
テルで一泊。翌日、ハニャイから普通列車で国境を越えてマ
4
1
へ。ここでマレー
Padang Besar
︶の特急寝台車に乗り換
Kolam
Bukit Merah
参 照。 以 下
ペナン島
K
L
鉄 道︵ コ ラ ム
Gua g
Musan
Tanah Merah
2
レーシア北端のプルリス州
Butterworth
Rantau
Panjang
2
0
1
4
4
へ 戻 っ て く る と い う の が 今 回 の 旅 程。
1
Tumpat
Sungai Kolok
ou th L i n e
&S
2
th
No r
ランカウイ島
Tanah Merah(タナメラ) 駅の手
前にか かる国 内最長(600メート
ル)の 鉄 道 橋。1920年に つくら
れたもの。
Yala
日車中 泊という、無謀だけど乗り物好きにはたまら
THAILAND
泊
Padang Besar
1
えて翌日早朝に
Hat Yai
そ れ に し て も、 鉄 道 フ ァ ン の 旅 な の に、 な ぜ 旅 の 始 ま り
点に タイ 南
この ハ ニャイ駅 を 起
路線 がマ
部の東側と西 側へ2つの
。
いる
びて
へ延
レーシア
ない企画です。
idge
Guillemard Br
で分断され、一部不通になっているのです。ジャングルのな
ai
HatcYtion
Jun
が深夜バス? もちろんこれには理由があって、半島の東側
を 走 る ラ イ ン は、
年にクランタン州を襲った洪水
鉄道ファンおすすめの
名所や景勝地を
ご紹介しましょう!
1 出国手続きはバイクに乗った
まま、ドライブスルーで完了。
2 車掌さんが切符をパチン、な
んて久しぶり!
3 のどかに見える駅には兵士の
姿も。
4 タイで初めて乗った列車。先
頭のディーゼル機 関車は1980
年代製造のフランス製。
5 1960年代製造の日本製の旅
客車両。天 井の電 気、扇風 機
は健在。
ディーゼル機関車によるKTMインターシティーのサービスは、時間はかかるも
のの寝台車があったりと鉄道ならではの楽しみが味わえます。ただ、設備が老
朽化しており、将来的には長距離サービスは近代的なETSのみになる見通し。
鉄道の醍醐味を味わいたいなら、今のうちにインターシティに乗っておこう。特
に、まもなく再開される予定の東側のジャングルを通るラインがおすすめ。
ハニャイからJBに向かうEkspres Peninsular、21番列車。プルリス州 Kampung Ngulangにて。Photo by Abdul Azis Md Zain
鉄道ファンに聞きました! 4 ハニャイの町は、買い物天国! 日中は市内の
マーケット、夕方以降はナイトバザールがオープン。
5 まるで高級レストランのようなE &Oエクスプ
レスの食堂車。
だから鉄道が好き!
Malayan Railway Fan Club
(以下、MRFC)メンバーで
創立者の1人
MRFCメンバーで現役の
KTMコミューターの運転士
Faizal Faridさん
「目をつぶっていても、エンジン音や煙
の臭い、汽笛でどの機関車(通称:ロコ)
か分かる」
Sulhanさん
「こどもの頃、線路の近くに住んでい
て電車が好きになった。今の運転士の
仕事は楽しい!」
Nicholas Limさん
4
MRFCメンバーで、
元 KTMの超ベテラン運転士
「産まれたときから鉄
道が好きで、プラレー
ル のコレクションは2
部屋分。
Yaacobさん
「24車両がつながった長い列車がカー
ブするときに振り返ってみるのが好き
だった」
1
Jom Naik Keretapi
(以下、JNK)創立者
Kelvinさん
パッチッこと
Hassin Hussinさん
「昔ながらの窓 が開
けら れ る 列 車 が 好
き。 鉄 道 の 写 真 も
撮るし、イラストも
描く」
「 見 て、 音 を 聞 い て、
触って…電車のすべて
が好き。」
7
6
6 KLセ ン ト ラ ル 経 由 でJBセ
ントラルまで南下する
「Ekspres Peninsular」。 先 頭
のディーゼル機関車は1980年
代製造の英国製。
7 週末になるとマレーシア各
地から買い物客が集まるパダ
ンブサールの市場。
8 食堂車にはミーゴレンや
バーガーなどがあり、3 ∼ 6
リンギ程度。
9 寝台車のベッドは清潔で
なかなか快適だが、ちょっと
寒い。
Terima Kasih !
取材協力ありがとうございました!
Malayan Railway Fan Club
8
2004 年 設 立のKTMのファンクラブだ が、KTMに属する組 織 で はない。
2014 年に政府に正式に登録した。KTM 職員のメンバーもおり、KTM主催
のワークショップなどに招待されて、普通は入れない運転室などを見学で
きることもある。
www.malayanrailwayfc.org
2
列車が近付くと、みんな一斉に
撮影モードに!
2 列車内ではフルーツやスナック
が売られている。
3 駅には物売りが待機している。
1
Jom Naik Keretapi
ボケしているからなのかな?
駅 に 到 着。 ヤ ラ の 町 は
一 時 間 ほ ど で 乗 り 換 え を す る Yala
そこそこ大きく、駅のプラットホームは果物やスナック、冷
た い ド リ ン ク を 売 る 人 が あ ち こ ち に い て、 列 車 が 到 着 す る
と、物売りがワワッと窓の下に近寄って行きます。列車の窓
K
L
より便利じゃ
それにしても、いつでも、だれでも線路を歩いて渡
?!
か ら 食 べ 物 を 買 え る な ん て、 近 代 都 市 の
ない
時頃。
2
れる、このの∼んびりした雰囲気!
いいなあ。
ヤ ラ 駅 か ら ハ ニ ャ イ へ も、 同 じ よ う な 普 通 列 車 で の ん び
2
りと。車内を周る物売りもいて、フルーツや茹でた落花生が
飛び交う車内は、まるで修学旅行みたい。 時間ほどでハニャ
イ着。駅に近いホテルにチェックインしたのは午後
タ イ 南 部 で 最 大 の 町 で あ る ハ ニ ャ イ は、 マ レ ー 語 が そ こ
3
やっと休めます。
ケットを観光したり、大規模なナイトマーケットをぶらつく
のも楽しい。駅から近い町の中心部にも市場や商店街があり、
衣料品やコスメ、乾物などがマレーシア人に人気だそう。タ
時起床。﹁イースタン& オリエンタルエクスプレ
6
イ産ビールも安い!
翌朝は
スの撮影に行く﹂というニコラスさんに同行させてもらうの
です。月に数回しか運行しない豪華列車にお目にかかれるな
30
んて、運がいい! しかも、遅れることが多いらしいのです
が、今回は早めに着いたようで、ハニャイ駅で停車中のとこ
ろを約 分ほどゆっくり撮影できました。
K
L
へ帰る旅はマレー鉄道の寝台車で
鉄 道 へ の 愛 は 国 境 を 越 え る。 旅 の メ ン バ ー の 数 人 は タ イ
2
の鉄道ファンとの交流があり、ハニャイからマレーシアへ戻
る旅には、友達のタイ人の鉄道ファンも 人参加。ちなみに
時間ほ
1
シンガポール人のニコラスさんは、タイ、インドネシア、日
等 車 両。 シ ー ト は
1
本にも鉄道仲間がいるんだそう。すごい!
ハニャイから乗った車両は韓国製の
フ カ フ カ で 冷 房 付 き。 窓 は も ち ろ ん 開 き ま せ ん。
どで、マレーシア ︱ タイ国境の町、パダンブサールに到着。
ここは不思議な町で、タイとマレーシア、両方にパダンブサー
ル駅があり、マレーシア側のパダンブサール駅にある小さな
2
建物が駅舎兼両国の検問所になっていて、ここで出入国手続
1
階の待
分ほどの大きなマーケットで買
階の検問所で手続きを終えたら、
15
きができます。
合室で休むもよし、歩いて
い物するもよし。出入国手続きさえすめば、駅構内に国境線
がひかれているわけでもなく、自由に歩きまわれるなんて、
21
7
なんとも不思議な感覚です。
K
T
M
駅が夕闇に沈み始めた午後 時半、定刻からちょっと遅れ
﹂ 番列車が出発!
て
の特急列車﹁ Ekspres Peninsular
寝台車の二段ベッドに荷物を置いたら、下のベッドにみんな
が集まって来ておしゃべりに花が咲きます。お腹が減ったら、
10
食堂車に移ってミーゴレンにテ・タレの夕ご飯を食べながら
時過ぎ。ちょっと冷房が寒
J
B
またおしゃべり。就寝したのは
セ ン ト ラ ル 駅 に 到 着。 終 着 駅 は
K
L
いけど、ゴットン、ゴットンという振動は意外に心地よく、
時過ぎに
◆ KTMインターシティ:市間を結ぶ長距離列車。JBセントラルとハニャイ
(タイ)を結ぶ西側(North & South)ライン、JBセントラルとトゥンパット
を結ぶ東側(East & South)ラインがある。
翌朝
長距離列車 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
眠りに落ちていきます⋮⋮。
※すべて、ICカードの「Touch 'n Go」で乗車可能
セントラルなので、車掌さんがリストを確認しながら乗り過
◆ LRT:クラナジャヤ・ラインとアンパン・ラインがあるが、日本人や観光
客にはKLCC 駅(ツインタワー)やパサースニ駅(チャイナタウン)があるク
ラナジャヤ・ラインが便利。
◆ モノレール:KLセントラル駅からブキビンタンなど繁華街に行くのに便利。
◆ KTMコミューター:ミッドバレーやバトゥケイブに行くのに便利。
◆ KLIAエクスプレス / KLIAトランジット:KLセントラル駅からKLIAまで最
短33分で着く。
ごす人がいないように見回って起こしてくれます。カジャン
クアラルンプール近郊 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
に住むパッチッなど、まだ先の駅まで行く人も、起き出して
鉄道で出かけよう!
きてくれてお別れのあいさつ。みんな、また次の鉄道の旅で
http://railtravelstation.com
会いましょう!
Nicholas Limさん
シンガポール、マレーシアの鉄道情報を網羅したウェブサイト「RAILTRAVEL
STATION」を個人で運営。ウェブで公開している自作の時刻表はKTM発行
のものより分かりやすい。
5
そこ通じるうえ物価が安いので、週末の旅先としてマレーシ
9
FB: JOM NAIK KERETAPI
ア人に大人気。タイ式マッサージで体をほぐしたり、水上マー
パッチッことHassin Hussinさんが2012年に立ち上げた鉄道旅行を企画す
るグループ。旅の頻度は年に5 ∼ 6回。誰でも参加可能。
※ East & Southラインは復旧工事中につき、一部バス輸送となる。
◆ブルートレイン(JRより譲渡)
「KRLジャボタベック」の愛称で親しまれ
ているジャカルタ首都圏の鉄道網には、
JR 東日本や東京メトロの車両が多く走っ
ている。
KTM長距離列車のチケットの購入方法
運行1ヵ月前から売り出され、連休時などはすぐに売
り切れるので事前購入がおすすめ。KLセントラル駅、
イポーやバターワースなど主要なKTMの駅で購入でき
るほか、オンラインや専用アプリからも入手可能。
タイ
SRT
インドネシア
KRLジャボタベック
マラヤンタイガートレインとして
2012年から運行していたが、現在
トゥンパッにて修理中。運転再開時
期は不明。
◆ クラス23ディーゼル機関車
(日立製作所)
KTMインターシティ
マレーシア
KTM
◆ DD51形ディーゼル機関車
(日本の国鉄製造)
建設資材運搬用として活躍中
KTM公式サイト:
https://intranet.ktmb.com.my/e-ticket/
◆ JR205系(旧南武線)
◆ ブルートレインあさかぜ
◆ クラス24ディーゼル機関車
(東芝、川崎重工業)
バンコク―チェンマイを結ぶ特急ではJR
西日本でかつて使用されていたブルート
レインが走っていて、日本人の鉄道ファ
ンに人気。
KTMアプリ:
KTMB-MobTicket(アンドロイドのみ)
KTMアプリ
海外で活躍する日本の列車
◆ ETS(Electric Train Service)
:KTMの新しいサービス。電化されている
Gemas(グマス)―パダンブサール間を結ぶ高速電車。
◆タイ−マレーシア間の国際列車◆
上下線合わせて1日4本運行。JBセントラル ―ハニャイ(列車番号20&21)
、
バターワース― バンコク(列車番号35&36)だ。バンコク発の35番以外は
KTMの窓口で運行の30日前から購入できる。35番列車はマレーシア国内
ではパダンブサール駅でのみ60日前から購入可能。
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Photo by Kelvin Khew
日本の 保育園児から贈られた
塗り絵。
「かいがいでも、がん
ばってね!」
車内はまるで日本!
プラットホームが 低い駅では乗り降りにス
テップが必須。停車位置がずれると大変!
JRの 列 車 は 編 成
の 一 部 な の で、
チケット購入時に
「JR」と伝えよう。
ブル ートレ イン が
クラン港に到着!
先っぽ をオレンジ
色 にペイントさ れ
て、デビュー!
Photo by Kelvin Khew
※上記コラムのクレジットの記載がない写真の撮影:Nicholas Lim
特集は、セニョ∼ムのホームページ www.senyumpress.com で公開しています!
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