仙南地域における水田の整備状況は,県全体の整備率68%に比べ54%と,気仙沼を除く県内 6管内で最も低い状況であるが,角田市などで約6千4百haの整備が行われている。最近では, 柴田町の各地域で「ほ場整備推進協議会」が設立するなど,生産基盤整備の気運が高まりつつ ある。 また,農業水利施設では,約7割が標準耐用年数を超過している状況であり,計画的な機能診 断や保全対策が求められている。 平成27年度から始まった日本型直接支払制度は,管内農振農用地面積の34%で多面的機能支 払に取り組んでいるが,県全体の58%と比べ低い状況となっている。一方,中山間地域等直接支 払の活動面積は,県全体の活動面積の約4割と高い状況となっている。 13 農村 整備 ◆管内市町別水田整備状況(平成26年度実績) (ha) 3,500 3,000 (%) 84 3,590 4,000 80 3,009 64 51 2,500 47 2,000 1,760 1,500 32 15 28 1,120 986 1,000 500 0 19 503 97 244 267 0 白石市 角田市 蔵王町 水田面積(ha) 961 87 80 76 0 七ヶ宿町 大河原町 整備済面積(ha) 387 31 387 28 柴田町 川崎町 144 18 村田町 40 1,200 822 454 60 40 1,850 20 734 0 0 うち大区画面積(ha) 丸森町 整備率(%) ◆管内別水田整備状況(平成26年度実績) (%) (ha) 120,000 84 100,000 80,000 72 67 70 80 68 74,654 57 54 100 110,277 60 60,000 40,000 31,940 18 22,906 20,849 16,400 11,405 16,100 14,065 13,808 7,954 11,890 11,912 20,000 9,163 1,693 6,446 5,452 3,814 5,787 312 2,631 1 497 30,094 20 0 大河原 仙台 水田面積(ha) 大崎 栗原 登米 整備済面積(ha) 石巻 うち大区画面積(ha) 気仙沼 40 0 宮城県 整備率(%) ※整備済面積とは1区画が20a以上,うち大区画とは50a以上(畦畔除去後を含む)に整備された面積としている。 ※東日本大震災津波被災地域の整備済面積は参考扱い。水田面積はH22の数値(震災前)である。 ◆日本型直接支払制度における各交付金の実施状況(平成27年度実績見込) 市町名 白石市 角田市 蔵王町 七ヶ宿町 大河原町 村田町 柴田町 川崎町 丸森町 管内計 県全体 ①農振農用地 面 積(ha) 1,999 3,613 1,653 484 572 1,869 799 1,548 3,014 15,551 119,764 組織数 17 30 9 6 1 5 13 7 37 125 946 多面的機能支払 中山間地域等直接支払 ②面積(ha) カバー率(②/①) 協定数 面積(ha) 380 1,660 286 220 32 575 630 370 1,211 5,364 69,504 19% 46% 17% 45% 6% 31% 79% 24% 40% 34% 58% ※①農振農用地面積はH23の数値であり,②面積は,交付対象面積を記載している。 ※①面積は、見込値であり実績により変更となる場合がある。 19 8 4 6 2 27 47 226 117 58 209 33 534 951 2,185
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