学校経営方針 - 堺市教育センター

経
営
方
針
H28.4.1
堺市立三国丘小学校
変化が激しく将来を予測することが困難な社会の中では、次代を担う子どもたちが明るい未来を思い
描きながら、自分を見失わず成長していくことが重要である。そのためには、自分も他人も大切にする
心、大きな視野で主体的に判断し、予期せぬ事態に柔軟に対応する能力、新たな世界に踏み出す勇気、
そして、それらを支える健康な体と体力、加えて、生涯にわたって学び続ける意欲を身に付けた「知・
徳・体」のバランスのとれた人格を形成することが求められている。
これらのことから、学校教育目標を「学び合う子 助け合う子 たくましい子の育成」とし、これら
の子どもたちを育成するため、平成28年度は、「学習規律の確立と学び合う力の育成を通した学力向
上の取組」「規範意識の醸成とあいさつ運動、清掃活動の徹底」「食教育を核とした健康教育の推進」
を重点目標とする。また、「豊かな人権意識の育成とユニバーサルデザインの視点を取り入れた学習環
境・授業づくり」についても、本校における重要な教育的課題と考える。学校教育目標「学び合う子
助
け合う子 たくましい子の育成」をめざし、率先垂範を心がけ、家庭・地域との連携を深め、チーム力
と教師力で学校力を高め、子ども理解を中心とした学校・学年・学級経営をめざす。
1.「居場所と出番のある学校」
□ 子どもたちが「学校へ行くのが楽しみだ」「勉強が楽しい」「もっと自分が考えたことを聞いて
ほしい」とそんな子どもたちの声が聞こえてくる、居場所と出番のある学校
 一人ひとりを「かけがえのない存在」として捉え、子ども理解に徹する。
 「日々の授業の充実」・・・子どもたちにとって学校生活の多くの時間が学習時間である。
「わかる授業」によって学校が楽しく感じられ、「学ぶ意欲」も湧き、「自らの考え」がも
て、出番が生まれるのである。授業が学校教育の根幹であり、授業によって学級づくりが推
進される。一単位時間と授業時数を確保しつつ、日々の授業の充実し、総合的な学力の定着・
向上を図る。
(「学び合う力」をつける授業改善、校内授業研究の充実
「全国調査」・「学びの診断」
等による検証・改善)
 「いじめ」や不登校などの未然防止、早期発見、早期解決に向けた組織的な取組の強化およ
び家庭・地域・関係機関との連携。
 発達障害に対する理解を深め、ユニバーサルデザインの視点を取り入れたすべての子どもに
とってわかりやすい授業づくりや、誰もが過ごしやすい集団づくり、学習環境の整備に取り
組む。
2.地域コミュニティーの拠点となる学校
□ 地域と学校の実態に即し、地域全体で教育を支援する体制を整備するとともに、保護者や地域の
方が学校運営に参画する仕組みを構築する。
□ 地域の豊かな教育資源を活用し、地域に積極的に働きかけることで、地域に愛着や誇りをもち、
積極的に地域に貢献できる子どもを育成する。
 学校評価・・・「学校教育アンケート」「学校関係者評価」等を活用し、学校教育活動、授
業等をより客観的に評価し、学校の教育活動の改善と活性化を行う。
 保護者・地域連携・・・保護者や地域の力を取り入れ、「子どもの安全確保」「過程におけ
る基本的生活習慣や学習習慣の確立」「食教育を核とした健康教育の推進」「読書活動の充
実」等において、協働した子育てに取り組む。
 学校の情報を積極的に公開する。(校報、ホームページ、授業参観 等)
 地域の教育資源を活用した体験や実践を通じた探究活動を充実させることにより、地域への
愛着や誇りを育成する。
 生活科・社会科や総合的な学習等を通して、地域に積極的に参画できる子どもを育成する。
3.気持ちのそろった信頼される教師集団(チーム三国丘)
□ 教職員個々の確かな専門性と豊かな人権感覚に基づいた「教師力」の向上を図る。
□ 教育目標・学校像・子ども像・教師像をすべての教職員が共有する。
□ 教育は人なり
□ 率先垂範を心がける。(言葉づかい・掃除・集合など)
 子どもたちへの愛情に満ち、同僚との支え合い、切磋琢磨により学び合い、育ち合う教職員
集団(教育センター主催の講演等を含む研修や初研への積極的な参加)
 チーム力・・・意思疎通(コミュニケーション)を図り、共通理解・共通実践に基づき、組
織として課題解決をめざす。(報告・連絡・相談の徹底)
 これからの教育を担う情熱と資質をもった教員の育成・・・服務規律(体罰、セクハラ、個
人情報の管理等)の確立、危機管理意識の高揚、若手育成研修
 学校経営方針・経営計画のもと、子どもへの愛情、教育に対するに熱い情熱に満ち、子ども
たちの教育という仕事を通して、共に教育を語り、自己実現を図ることのできる教職員。
教育目標の共通理解に向けた取組
□ 学校教育目標と学年・学級の目標がリンクし、子どもが自分の目標とすることができるようにする
こと。
□ 評価・育成システムの自己申告表において、学校教育目標や重点目標を具現化するために、各教職
員がそれぞれの立場や役割に応じた個人目標を設定すること。
□ 校報や学年だより、食・保健だよりに必ず学校教育目標等を掲載し、教職員だけでなく、保護者に
も自然に目標を意識してもらう。
□ 学校教育目標を児童の目に触れる場所に掲示とともに、折にふれて子どもに話すようにする。