平成29年3月31日までの間

診療報酬改定セミナー
平成28年度
診療報酬改定のポイント
~外来編~
平成28年3月
有限会社メディカルサポートシステムズ
認定医業経営コンサルタント 第5590号
神奈川県支部 副支部長
細 谷
邦 夫
2
は
じ
め
に
改定率と改定のキャッチフレーズ

診療報酬本体改定率 +0.49%(+0.73%)
 各科改定率
 医科 +0.56%(+0.82%)
 歯科 +0.61% (+0.99%)
 調剤 +0.17% (+0.22%)

薬価改定等改定率▲1.33%(△0.63%)
 薬価改定
▲1.22% (△0.58%)
 材料価格改定 ▲0.11% (△0.05%)



( )内は前回改定分
診療報酬改定のキャッチフレーズ
 「治す医療」から「治し、支える医療」へ
調剤報酬改定のキャッチフレーズ
 「対物業務」から「対人業務」へ
3
明細書無料発行

公費負担医療により自己負担がない患者

療
養
担
当
規
則

全額公費負担の患者は除く
400床未満の病院は完全義務化
 患者に対する情報提供の観点
 猶予措置(平成29年度末まで、診療所について
は当面の間)
 自己負担がない患者に対応した明細書発行機能が付
与されていないレセプトコンピュータ
 自動入金機の改修が必要
常勤配置の明確化等
施
4
設
基
準
(
基
本
診
療
料
・
特
掲
診
療
料

施設基準の届出について


産前・産後休業、育児・介護休業を取得した場合


平成28年4月14日(木)必着
 これ以降は5月以降からの算定となる
当該休業を取得している期間については、当該施設基準上
求められる資質を有する複数の非常勤従事者が常勤換算
方法により施設基準を満たすことを原則認める
育児休業後等の従事者が短時間勤務制度を利用し
正職員として勤務する場合

育児・介護休業法で定める期間は週30時間以上の勤務で
常勤扱いとする
届出要件の緩和等
施
 施設基準を満たしていれば届出を不要とするもの
5
設
基
準
(
基
本
診
療
料
・
特
掲
診
療
料















夜間・早朝等加算
明細書発行体制等加算
小児科外来診療料
夜間休日救急搬送医学管理料
がん治療連携管理料
医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術
臨床研修病院入院診療加算
救急医療管理加算
妊産婦緊急搬送入院加算
重症皮膚潰瘍管理加算
強度行動障害入院医療加算
がん診療連携拠点病院加算
認知症専門診断管理料
経皮的冠動脈形成術
経皮的冠動脈ステント留置術
届出要件の緩和等
施
 別の項目を届け出れば、別途届出は不要とするもの
6
設
基
準
(
基
本
診
療
料
・
特
掲
診
療
料












外来リハビリテーション診療料(疾患別リハビリテーション料)
認知症地域包括診療加算(新設)(地域包括診療加算)
認知症地域包括診療料(新設)(地域包括診療料)
廃用症候群リハビリテーション料(新設)(脳血管疾患等リハビリテー
ション料)
大腸CT撮影加算(CT撮影 64列以上の場合等)
一酸化窒素吸入療法(新生児特定集中治療室管理料等)
植込型除細動器移行期加算(両室ペーシング機能付き植込型除細動
器移植術及び両室ペーシング機能付き植込型除細動器交換術等)
造血器腫瘍遺伝子検査(検体検査管理加算)
植込型心電図検査(ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
等)
植込型心電図記録計移植術及び植込型心電図記録計摘出術(ペース
メーカー移植術及びペースメーカー交換術等)
経皮的大動脈遮断術(救命救急入院料等)
ダメージコントロール手術(救命救急入院料等)
届出要件の緩和等
施
 施設基準に係る届出を統一するもの
7
設
基
準
(
基
本
診
療
料
・
特
掲
診
療
料
(いずれかを届け出ればすべて算定可能)







検査・画像情報提供加算(新設)・電子的診療情報評価料(新設)
時間内歩行試験・シャトルウォーキングテスト(新設)
持続血糖測定器加算・皮下連続式グルコース測定
センチネルリンパ節生検(併用)・乳がんセンチネルリンパ節加算1
センチネルリンパ節生検(単独)・乳がんセンチネルリンパ節加算2
人工膵臓検査・人工膵臓療法(新設)
以下の腹腔鏡下手術
 腹腔鏡下小切開骨盤内リンパ節群郭清術・腹腔鏡下小切開後腹膜
リンパ節群郭清術・腹腔鏡下小切開後腹膜腫瘍摘出術・腹腔鏡下
小切開後腹膜悪性腫瘍手術・腹腔鏡下小切開副腎摘出術・腹腔鏡
下小切開腎部分切除術・腹腔鏡下小切開腎摘出術・腹腔鏡下小切
開尿管腫瘍摘出術・腹腔鏡下小切開腎(尿管)悪性腫瘍手術・腹腔
鏡下小切開膀胱腫瘍摘出術・腹腔鏡下小切開前立腺悪性腫瘍手
術
4月以降の届出について
施
 平成28年3月31日時点で届出をしていても改めて届出の必
8
設
基
準
(
基
本
診
療
料
・
特
掲
診
療
料
要なもの
 ニコチン依存症管理料(平成29年7月1日以降に引き続き
算定する場合に限る)
 在宅療養支援診療所(平成29年4月1日以降に引き続き算
定する場合に限る)
 コンタクトレンズ検査料1又は3(平成29年4月1日以降に引
き続き算定する場合に限る)
 ポジトロン断層撮影、ポジトロン断層・コンピューター断層複
合撮影、ポジトロン断層・磁気共鳴コンピューター断層複合
撮影及び乳房用ポジトロン断層撮影(注3に規定する届出
に限る)(平成29年4月1日以降に引き続き算定する場合に
限る)
 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅱ)
 腹腔鏡下肝切除術(3、4、5又は6を算定する場合に限る)
4月以降の届出について
施
 名称変更等されたもので新たに届出が不要なもの(読み替え)
9
設
基
準
(
基
本
診
療
料
・
特
掲
診
療
料






在宅療養実績加算 ⇒ 在宅療養実績加算1
特定施設入居時等医学総合管理料 ⇒ 施設入居時等医
学総合管理料
人工膵臓 ⇒ 人工膵臓検査
経口摂取回復促進加算 ⇒ 経口摂取回復促進加算1
内視鏡手術用支援機器加算 ⇒ 腹腔鏡下前立腺悪性腫
瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)
経皮的大動脈弁置換術 ⇒ 経カテーテル大動脈弁置換術
経過措置のある点数等
10

がん性疼痛緩和指導管理料の見直し


ニコチン依存症管理料の要件見直し

経
過
措
置

平成29年3月31日まではコンタクトレンズの自施設交付率等の要件を
満たしているものとする
在宅医療専門の医療機関に関する評価


当該保険医療機関における過去1年の当該管理料の平均継続回数に
関する基準については、平成29年7月1日算定分から適用
自施設交付割合に応じたコンタクトレンズ検査料の見直し


現行のがん性疼痛緩和指導管理料2は平成29年3月31日を以て廃
止
在宅専門医療機関で在宅療養支援診療所の施設基準を満たさない場
合、在総管及び施設総管を80/100で算定が、平成28年3月31日時
点で在宅療養支援診療所として届け出ている保険医療機関について
は、平成29年3月31日までの間、基準を満たしているものとする
疾患別リハビリテーション料標準的算定日数の起算日見直し

平成28年3月31日時点で脳血管疾患等リハビリテーション料(廃用症
候群の場合を含む)及び運動器リハビリテーション料を算定している患
者は、当該時点における算定上限日数を引き続き適用する
経過措置のある点数等
11

廃用症候群リハビリテーション料の新設


維持期リハビリテーションの経過措置の延長

経
過
措
置

平成28年3月31日時点で脳血管疾患等リハビリテーション料(廃用症
候群の場合)を算定している患者については、当該時点の算定上限日
数を引き続き適用する
要介護被保険者等であって、入院中の患者以外の者に対する維持期リ
ハビリテーションは、原則として平成30年3月31日までに介護保険へ
移行するものとする
要介護被保険者等に対するリハビリテーション

目標設定等支援・管理料を算定していない場合の脳血管疾患等リハビ
リテーション料、廃用症候群リハビリテーション料、運動器リハビリテー
ション料の減算(所定点数の90/100)については平成28年10月1日
から実施する
経過措置のある点数等
12

1回の処方で抗精神病薬又は抗うつ薬が3種類以上処方され
ている場合の通院・在宅精神療法、精神科継続外来支援指導
料の減算

経
過
措
置


減算しない場合の要件として、「当該保険医療機関において、3種類以
上の抗うつ薬の投与を受けている患者及び3種類以上の抗精神病薬を
受けている患者が、抗うつ薬又は抗精神病薬の投与を受けている患者
の1割未満である」については、平成28年9月までは、すべての保険医
療機関がこの要件を満たすものとして扱う
減算しない場合の要件として、処方料等における「精神科の診療に係る
経験を十分に有する医師が患者の病状等によりやむを得ず投与を行う
必要があると認めた場合」については、平成28年9月までは精神科を
担当する臨床経験5年以上の医師の判断でも可
向精神薬多剤投与に係る報告


向精神薬多剤投与を行った保険医療機関は、平成28年7月以降、毎
年度4月、7月、10月、1月に、前月から起算して3ヶ月間の向精神薬
多剤投与の状況を別紙様式40を用いて地方厚生(支)局長に報告する
平成28年7月の報告は、平成28年6月の向精神薬多剤投与の状況を
平成28年度診療報酬改定前の別紙様式40を用いて報告することで代
替可能
13
基本診療料
14
初・再診料等

初診料・再診料



基
本
診
療
料
点数に変更無し
平成29年4月の消費増税時に注意
算定回数要件の明確化

「週」単位


「月」単位


特に定めのない限り日曜日から土曜日までの1週間
特に定めのない限り月の初日から月の末日までの1か月
地域包括診療加算の医師要件緩和

施設基準(その他の要件に変更無し)
 (略)在宅医療の提供及び24時間対応を実施している
旨を院内掲示し、以下のいずれか1つを満している
– 時間外対応加算1又は2の届出を行っている
– 常勤の医師を(現在3名以上⇒)2名以上配置
– 在宅療養支援診療所
15
認知症地域包括診療加算 30点(新設)

算定要件

基
本
診
療
料

認知症患者であって以下の全てを満たすものに対して、患
者又はその家族等の同意を得て、療養上必要な指導及び
診療を行った場合に加算
 認知症の他に1つ以上の疾患(疑いは除く)を有する、
入院中の患者以外の患者
 自院において以下のいずれの投薬も受けていないこと。
– 1処方につき5種類を超える内服薬
– 1処方につき抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬、睡
眠薬を合わせて3種類を超える
 疾患及び投薬の種類数に関する要件を除き、地域包括
診療加算の算定要件を満たす
施設基準


診療所のみ
地域包括診療加算の届出を行っている
16
基
本
診
療
料
認知症地域包括診療加算等の比較
17
日医かかりつけ医機能研修制度

かかりつけ医機能



基
本
診
療
料




患者中心の医療の実践
継続性を重視した医療の実践
チーム医療、多職種連携の実践
社会的な保健・医療・介護・福祉活動の実践
地域の特性に応じた医療の実践
在宅医療の実践
研修内容は以下の3段階



基本研修
応用研修
実地研修
18
医学管理等
19
退院から1月算定不可の見直し

以下の管理料について当院を退院した日から1ヶ月
算定不可と見直し


医
学
管
理
等





特定疾患療養管理料
小児科療養指導料
てんかん指導料
難病外来指導料
皮膚科特定疾患指導管理料
小児悪性腫瘍患者指導管理料
耳鼻咽喉科特定疾患指導管理料
20
認知症地域包括診療料 1,515点(月1回)(新)

算定要件


医
学
管
理
等
患者1人につき月1回に限り算定(初診の日の場合を除く)
認知症患者であって以下の全てを満たすものに対して、患者
又はその家族等の同意を得て、療養上必要な指導及び診療を
行った場合
認知症の他に1つ以上の疾患(疑いは除く)を有する、入院中の
患者以外の患者
 自院において以下のいずれの投薬も受けていない
– 1処方につき5種類を超える内服薬がある
– 1処方につき抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬、睡眠薬を合
わせて3種類を超えてるもの
 疾患及び投薬の種類数に関する要件を除き、地域包括診療料の
算定要件を満たす


施設基準



要届出
地域包括診療料の届出を行っている
診療所又は200床未満の病院
21
認知症関連

認知症専門診断管理料1の項目分割


医
学
管
理
等
認知症専門診断管理料1
 基幹型または地域型の場合
700点
 診療所型の場合(新設)
500点
算定要件
 認知症疾患医療センタ(診療所型)(※)が、かかりつけ医
から紹介された患者の認知症の鑑別診断及び療養計
画の作成等を行った場合
– ※平成27年8月末で全国に19カ所

診療所型センターに関連して算定可能になるもの

診療情報提供料(Ⅰ)認知症専門医紹介加算


かかりつけ医が、認知症の疑いのある患者を診療所型センターに
紹介した場合も算定が可能
認知症療養指導料

かかりつけ医が、診療所型センターの作成する療養計画に基づき
治療を行った場合も算定が可能
小児かかりつけ診療料(新設)
22

医
学
管
理
等
小児かかりつけ診療料(要届出)
 1 処方せんを交付する場合
 初診時:602点
再診時:413点
 2 処方せんを交付しない場合
 初診時:712点
再診時:523点






自院を4回以上受診(予防接種の実施等を目的とした保険外のものを
含む)した未就学児が対象
3歳以上の患者は3歳未満から本診療料を算定しているものに限る)
過去に本診療料の算定患者が、本診療料の算定をしなくなった場合、3
歳以上の患者については、再度本診療料は算定不可
再診が電話等により行われた場合は算定不可
同一日に2回以上の診察が行われた場合でも、1日につき算定
同一月に院外処方せんを交付した日がある月は「1」を算定


夜間緊急の受診の場合等やむを得ない場合において院内投薬を行う場合は、「2」
の所定点数を算定可能だが、その理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載
常態として院外処方せんを交付する保険医療機関において、患者の症
状又は病態が安定していること等のため同一月内において投薬を行わ
なかった場合は、「2」を算定可能
小児かかりつけ診療料(新設)
23

包括対象外

医
学
管
理
等

初診料、再診料及び外来診療料の時間外加算、休日加算、深夜加算、
小児科特例加算、地域連携小児夜間・休日診療料、院内トリアージ実
施料、夜間休日救急搬送医学管理料、診療情報提供料(Ⅰ)、(Ⅱ)、電
子的診療情報評価料、往診料(往診料の加算を含む)
施設基準




小児科外来診療料を算定している
時間外対応加算1又は2の届出を行っている
専ら小児科又は小児外科担当の常勤医師を1名以上配置
上記医師が以下の要件のうち3つ以上に該当する
 ア在宅当番医制等により、初期小児救急医療に参加し、休日又は
夜間の診療を月1回以上の頻度で行っていること
 イ母子保健法(昭和40年法律第141号)第12条又は13条の規定によ
る乳幼児の健康診査(市町村を実施主体とする1歳6か月、3歳児
等の乳幼児の健康診査)を実施していること
 ウ予防接種法(昭和23年法律第68号)第5条第1項の規定による予
防接種(定期予防接種)を実施していること
 エ過去1年間に15歳未満の超重症児又は準超重症児に対して在宅
医療を提供した実績を有していること
小児かかりつけ診療料(新設)
24

算定要件


医
学
管
理
等






主治医として緊急時や明らかに専門外の場合等を除き最初に受診す
る医療機関であることについて同意を得ていることとし、原則として1
か所の医療機関が算定
転院等やむを得ず複数の医療機関で算定する場合はレセプトにその
理由を記載
算定対象患者からの電話等による問い合わせに対して、原則として自
院にて常時対応を行う
急性疾患を発症した際の対応の仕方や、アトピー性皮膚炎・喘息等乳
幼児期に頻繁にみられる慢性疾患の管理等、かかりつけ医として必
要な指導及び診療を行う
健診歴及び健診結果を把握し、発達段階に応じた助言・ 指導を行い、
保護者からの健康相談に応じる
予防接種歴を把握し、予防接種の有効性・安全性に関する指導やスケ
ジュール管理等に関する助言等を行う
他院と連携の上、患者が受診している医療機関を全て把握するととも
に、必要に応じて専門的な医療を要する際の紹介等を行う
上記の旨を、患者に分かるように院内掲示する
小児かかりつけ診療料の同意書等
25

医
学
管
理
等
「小児かかりつけ診療料」に関する説明書の記載例
当院では、当院を継続して受診され、同意された患者さんに、小児科の
「かかりつけ医」として、次のような診療を行います。
○ 急な病気の際の診療や、慢性疾患の指導管理を行います。
○ 発達段階に応じた助言・指導等を行い、健康相談に応じます。
○ 予防接種の接種状況を確認し、接種の時期についての指導を行い
ます。また、予防接種の有効性・安全性に関する情報提供を行います。
○ 「小児かかりつけ診療料」に同意する患者さんからの電話等による
問い合わせに常時対応しています。当院がやむを得ず対応できない
場合などには、下記の提携医療機関や、小児救急電話相談にご相談
ください。
連絡先:▲▲医院 ●●●-●●●-●●●●
提携医療機関:◆◆医院 ●●●-●●●-●●●●
小児救急電話相談:#●●●●
患者さん・ご家族へのお願い
○ 緊急時など、都合により他の医療機関を受診した場合には、次に当院
を受診した際にお知らせください。(他の医療機関で受けた投薬なども、お
知らせください)
○ 健康診断の結果や、予防接種の受診状況を定期的に確認しますので、

26
小児科療養指導料の見直し
 小児科療養指導料
250点 ⇒ 270点
 対象疾患の追加
 脳性麻痺、先天性心疾患、(中略)、血友病及び血小板
医
学
管
理
等
減少性紫斑病及び小児慢性特定疾病に指定されている
その他の疾病
 包括範囲の追加
 特定疾患療養管理料
 てんかん指導料
 皮膚科特定疾患指導管理料
 小児悪性腫瘍患者指導管理料
 難病外来指導管理料
27
難病外来指導管理料の対象見直し

以下の法律(法別54・51)に規定する受給者証を持
つ患者

難病法に定める指定難病(306疾患)

医
学
管
理
等

特定疾患治療研究事業に定める疾患


難病の患者に対する医療等に関する法律(以下「法」という)第五
条に規定する指定難病に罹患しているものであって原則法第七条
第四項に規定する医療受給者証を交付されているもの(法第七条
第一項第2号に規定する特定医療費の支給認定に係る基準を満
たすことを診断できる場合を含む)
「特定疾患治療研究事業について」(昭和48年4月17日衛発第242
号)に掲げる疾患に罹患しているものとして都道府県知事から受
給者証の交付を受けているもの
先天性血液凝固因子障害等治療研究事業に定める疾患

「先天性血液凝固因子障害等治療研究事業実施要綱について」
(健医発第896号平成元年7月24日)に掲げる疾患に罹患している
ものとして都道府県知事から受給者証の交付を受けているもの
28
喘息治療管理料の再編
 喘息治療管理料2(初回に限り)
280点(新設)
 基準を満たす医療機関
 下記患者に吸入補助器具を用いた服薬指導等を行った場
合
医
学
管
理
等
 入院中の患者以外の喘息の患者
6歳未満又は65歳以上のもの
 吸入ステロイド薬を服用する際に吸入補助器具を必要
とするもの
 吸入補助器具の使用方法等について文書を用いた上で患
者等に説明
 指導内容の要点を診療録に記載
 吸入補助器具に係る費用は所定点数に含まれる
–
ニコチン依存症管理料の要件見直し
29

算定要件の見直し

医
学
管
理
等

35歳以上の者については、1日の喫煙本数に喫煙年数を
乗じて得た数が200以上であること
※ブリンクマン指数(BI)に年齢制限を付けることで若年層
の保険適応を拡大
減算規定の新設
100分の70

別に厚生労働大臣が定める基準を満たさない場合
 自院の過去一年のニコチン依存症管理料の平均継続回
数が2回以上
 過去一年にわたり本管理料の算定実績が無い場合は、
基準を満たしているとみなす

経過措置
 自院での過去一年間のニコチン依存症管理料の平均継
続回数が2回未満である場合の減算については、初回
は平成28年4月1日から平成29年3月31日までの1年
間の実績を踏まえ、平成29年7月1日より算定を行う。
30
薬剤総合評価調整管理料(新設)

薬剤総合評価調整管理料(月1回)

医
学
管
理
等
250点
算定要件(投薬の部にて再掲)
 処方開始から4週間以上経過した6種類以上の内服薬
を2種類以上減薬した場合
– 当該処方の内容を総合的に評価及び調整し、その
状態が4週間以上継続すると見込まれるもの
– 錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤及び液剤は、1銘
柄ごとに1種類として計算
 以下の薬剤はカウントしない
– 頓用薬及び服用を開始して4週間以内の薬剤
 処方調整するに当たって評価した内容や調整の要点を
診療録に記載
 本管理料又は薬剤総合評価調整加算(入院加算)を1
年以内に算定した場合は、前回の算定で減少した後の
内服薬の種類数から更に2種類以上減少しているとき
に限り新たに算定可能
31
薬剤総合評価調整管理料(新設)

連携管理加算

医
学
管
理
等



50点
処方内容の総合調整の際に薬効の類似した処方又は相
互作用を有する処方等について、他院又は保険薬局に照
会を行った場合
他院又は保険薬局からの情報提供を受けて、処方内容の
調整又は評価を行い、その結果について他院又は保険薬
局に情報提供を行った場合
本加算を算定した場合、診療情報提供料(Ⅰ)は同一日に
は算定不可(当該他院に対して紹介を行った場合)
他院から投薬を受けていた患者について


当院及び当該他院で処方された内服薬を合計した種類数
から2種類以上減少した場合は、薬剤総合評価調整加算
(入院加算)と合わせて、1か所の保険医療機関に限り算
定可
他院及び各保険医療機関での調整前後の薬剤の種類数
をレセプトに記載
32
診療情報提供料(Ⅰ)加算の新設
 地域連携診療計画加算
50点
 算定要件
 地域連携パス等の計画管理病院(退院支援料1または
医
学
管
理
等
3を届け出て退院支援加算の地域連携診療計画加算を
算定)から情報提供を受けた退院月又はその翌月に算
定
 あらかじめ共有されている地域連携診療計画に係る入
院中の患者以外の患者に限る)の同意を得て
 退院した他院に対し診療状況を示す文書を添えて当該
患者の地域連携診療計画に基づく療養に係る必要な情
報を提供した場合に算定
 区分変更
 地域連携診療計画管理料、地域連携診療計画退院時
指導料(Ⅰ)、(Ⅱ)(医学管理料)は退院支援加算(入院
基本料等加算)へ再編
 対象疾患の縛りがなくなった(大腿骨頸部骨折、脳卒中
等)
33
診療情報提供料(Ⅰ)加算の新設
 検査・画像情報提供加算
イ
医
学
管
理
等
退院する患者について、当該患者の退院日の属する月
又はその翌月に、必要な情報を提供した場合
200点
 ロ 入院中の患者以外の患者について、必要な情報を提供
した場合
30点
 算定要件
 要届出(電子的診療情報評価料の届出があれば可)
 他院に患者の紹介を行う際に電子的方法で閲覧可能な
ように提供した場合又は電子的に送受される診療情報
提供書に添付した場合に加算
– 過去の主要な診療記録(検査結果、画像情報、画像
診断の所見、投薬内容、注射内容、退院時要約等の
診療記録)
 イについては、退院時診療状況添付加算を算定する場
合は算定不可
34
電子的診療情報評価料(新設)
 電子的診療情報評価料
30点
 算定要件
 要届出(検査・画像情報提供加算の届出があれば可)
 他院から診療情報提供書の提供を受けた場合
医
学
管
理
等
 その患者に係る以下の内容について電子的方法により
閲覧又は受信し、当該患者の診療に活用した場合に算
定
–
検査結果、画像情報、画像診断の所見、投薬内容、注射内容、
退院時要約等の診療記録のうち主要なもの
 施設基準
 検査・画像情報提供加算・電子的診療情報評価料共通
–
–
他の保険医療機関等と連携し、患者の医療情報に
関する電子的な送受信が可能なネットワークを構築
している
別の保険医療機関と標準的な方法により安全に情
報の共有を行う体制が具備されている
35
医
学
管
理
等
加算及び評価料の施設基準
検査・画像情報提供加算
36
情報提供方法
診療情報提供書
検査結果及び画像情報等
医療機関間で電子的に医療
電子的に送信 情報を共有するネットワークを
又は書面で提供 通じ電子的に常時閲覧可能な
よう提供
電子的に送信
提供する情報
電子的に送信
(診療情報提供書に添付)
検査結果、画像情報、画像診断の所見、投薬内容、注射
内容及び退院時要約等の診療記録のうち主要なもの(少
なくとも検査結果及び画像情報を含むもの)
画像診断の所見を含むことが望ましい。
※退院患者については、平成30年4月以降は退院時要
約を含むものに限る)
(注) 多数の検査結果及び画像情報等を提供する場合
には、どの検査結果及び画像情報等が主要なものであ
るかを併せて情報提供することが望ましい
電子的診療情報評価料
情報提供方法
診療情報提供書
提供する情報
検査結果及び画像情報等
医療機関間で電子的に医療情
電子的に送信
報を共有するネットワークを通 検査結果、画像情報、画像診断の所見、投薬内容、注
又は書面で提供
射内容及び退院時要約等の診療記録のうち主要なも
じ閲覧
の(少なくとも検査結果及び画像情報を含むもの)
電子的に送信
電子的に受信
(診療情報提供書に添付)
受領した検査結果及び画像情報等を評価し、診療に活
用した上で、その要点を診療録に記載
37
加算及び評価料の施設基準

施設基準

医
学
管
理
等


(1) 他院等と連携し、患者の医療情報に関する電子的な送受信又は閲
覧が可能なネットワークを構築していること。なお、電子的な送受信又
は閲覧が可能な情報には、原則として、検査結果、画像情報、投薬内
容、注射内容及び退院時要約が含まれていること。(退院時要約につ
いては平成30年3月までは含まれていなくてもよい。診療所にあっては
、画像情報・退院時要約については閲覧できるのみでもよい)また、画
像診断の所見についても含まれていることが望ましい。
(2) 電子的方法によって、個々の患者の診療に関する情報等を他の保
険医療機関に提供する場合は、厚生労働省「医療情報システムの安全
管理に関するガイドライン」を遵守し、安全な通信環境を確保すること。
また、保険医療機関において、個人単位の情報の閲覧権限の管理など
個人情報の保護が確実に実施されていること。
(3) 常時データを閲覧できるネットワークを用いる際に、ストレージを活
用する場合には、原則として厚生労働省標準規格に基づく標準化され
たストレージ機能を有する情報蓄積環境を確保すること(ただし、当該
規格を導入するためのシステム改修が必要な場合は、それを行うまで
の間はこの限りでない)、また、診療情報提供書を送付する際には、原
則として、厚生労働省標準規格に基づく診療情報提供書様式を用いる
こと。
38
加算及び評価料の施設基準

施設基準

医
学
管
理
等

(4) 情報の提供側の保険医療機関においては、提供した診療情報又は
閲覧可能とした情報の範囲及び日時が記録されており、必要に応じ随
時確認できること。また、情報を提供された側の保険医療機関において
は、提供を受けた情報を保管している、又は閲覧した情報及び閲覧者
名を含むアクセスログを一年間記録していること。これらの記録につい
て、(1)のネットワークを運営する事務局が保険医療機関に代わって記
録を行っている場合は、当該加算・評価料を算定する保険医療機関は
、当該事務局から必要に応じて随時記録を取り寄せることができること
届出に関する事項

検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料の施設基準に係
る届出は、別添2の様式14の2を用いる
加算及び評価料の考え方
39

基本的概念


医
学
管
理
等


地域連携ネットワークでも算定可能
 BtoBはOK?メール添付やSNSでは不可?
紹介状自体は紙でも算定可能
 画像や検査データ+所見を電子的に添付するか活用すること
画像添付の際の解像度は300dpi以上
医療情報システムの安全管理に関するガイドライン4.2版


法令で定められた記名・押印を電子署名で行うことについての最低限の
ガイドライン
 (1)厚生労働省の定める準拠性監査基準を満たす保健医療福祉分
野PKI認証局もしくは認定特定認証事業者等の発行する電子証明書
を用いて電子署名を施すこと ⇒ 医師資格証を活用
 (2)電子署名を含む文書全体にタイムスタンプ(医師資格証に付属)
を付与すること
 (3)上記タイムスタンプを付与する時点で有効な電子証明書を用いる
こと
【 参 考 】 医 療 分 野 の 情 報 化 の 推 進 に つ い て
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/jo
hoka/
40
外来栄養食事指導料の見直し

医
学
管
理
等
外来栄養食事指導料(130点)項目の分割
 イ 初回
260点
 ロ 2回目以降
200点

算定要件
 自院の管理栄養士が医師の指示に基づき、患者ごとに
その生活条件、し好を勘案した食事計画案等を必要に応
じて交付し、初回にあっては概ね30分以上、2回目以降
にあっては概ね20分以上、療養のため必要な栄養の指
導を行った場合に算定
 管理栄養士への指示事項は、当該患者ごとに適切なものと
し、熱量・ 熱量構成、蛋白質、脂質その他栄養素の量、病
態に応じた食事の形態等に係る情報のうち医師が必要と認
めるものに関する具体的な指示を含まなければならない
41
外来栄養食事指導料の見直し

対象者の追加
がん患者
 摂食機能若しくは嚥下機能が低下した患者
– 医師が、硬さ、付着性、凝集性 などに配慮した嚥下調整食(日
本摂食嚥下リハビリテーション学会の分類に基づく)に相当する
食事を要すると判断した患者であること
 低栄養状態にある患者
– 次のいずれかを満たす患者
» 血中アルブミンが3.0g/dl以下である患者
» 医師が栄養管理により低栄養状態の改善を要すると判断
した患者

医
学
管
理
等

特別食の要件追加

てんかん食(難治性てんかん(外傷性のものを含む。)、グルコース
トランスポーター1欠損症又はミトコンドリア脳筋症の患者に対する
治療食であって、グルコースに代わりケトン体を熱量源として供給
することを目的に炭水化物量の制限と脂質量の増加が厳格に行わ
れたものに限る)
42
糖尿病透析予防指導管理料の見直し

糖尿病透析予防指導管理料算定要件の追加

医
学
管
理
等

保険者から保健指導を行う目的で情報提供等の協力の求
めがある場合に、患者の同意を得て、必要な協力を行うこ
と
腎不全期患者指導加算(新設)

100点
算定要件
 要届出
 腎不全期(eGFR (ml/分/1.73m2)が30未満)の患者
 専任の医師が下記について指導
– 当該患者が腎機能を維持する観点から必要と考え
られる運動
– その種類、頻度、強度、時間、留意すべき点等
– 既に運動を開始している患者についてはその状況を
確認し、必要に応じてさらなる指導を行う
43
腎不全期患者指導加算(新設)

医
学
管
理
等
施設基準
 以下の②の①に対する割合が5割を超えていること
– ①6月前から3月前までの間に糖尿病透析予防
指導管理料を算定した患者で、同期間内に測定し
たeGFRCr 又はeGFRCys(ml/分/1.73㎡)が30未満
であったもの (死亡したもの、透析を導入したもの、
腎臓移植を受けた者を除き6人以上の場合に限
る)
– ②①の算定時点(複数ある場合は最も早いもの。
以下同じ)から3月以上経過した時点で以下のい
ずれかに該当している患者
» ア) 血清クレアチニン又はシスタチンCが①の算定時
点から不変又は低下している
» イ) 尿たんぱく排泄量が①の算定時点から20%以上低
下している
» ウ) ①でeGFRCr又はeGFRCysを測定した時点から前
後3月時点のeGFRCr又はeGFRCys を比較し、その1月
あたりの低下が30%以上軽減している
44
心臓ペースメーカー指導管理料の再編
 心臓ペースメーカー指導管理料
 遠隔モニタリングによる場合
 イ.着用型自動除細動器による場合
 ロ.イ以外の場合
医
学
管
理
等
550点(廃止)
360点
360点
 植込型除細動器移行期加算
23,830点 ⇒ 31,510点
 遠隔モニタリング加算
60点
 ロを算定する患者
 前回受診月の翌月から今回受診の前までの期間、遠隔
モニタリングを用いて療養上必要な指導を行った場合
 60点に当該期間の月数(当該指導を行った月に限り、
11月を限度)を乗じて得た点数を加算
 算定要件の見直し

体内植込式心臓ペースメーカー等を使用している患者(ロ
については入院中の患者以外のものに限る)に対して、療
45
外来がん患者に関する見直し

外来がん患者在宅連携指導料
500点(新設)
(1人につき1回に限る)(要届出)

算定要件
外来で化学療法又は緩和ケアを実施している進行がんの患者で
あり、在宅での緩和ケアに移行が見込まれる患者が対象
 患者の同意を得た上で、在宅で緩和ケアを実施する他院に対して
文書で紹介を行った場合に算定
 上記の他院への診療情報提供料(Ⅰ)は指導料に含まれ別に算
定出来ない

医
学
管
理
等

がん性疼痛緩和指導管理料(月1回)


1.緩和ケアに係る研修を受けた保険医による場合
200点
2.1以外の場合
100点 ⇒ 削除
 経過措置
– 現行のがん性疼痛緩和指導管理料2の規定は、平成29年3
月31日までの間は、なお従前の例による
46
在宅医療
47
在宅医療の方向性①
在宅専門診療所について(次頁)
 訪問看護


在
宅
医
療





重症者の受入体制の整備、ターミナルケアの推進
看護の質の評価、提供体制の見直し
退院直後の一定期間について、訪問看護ステーションとの
連携を評価
衛生材料については医療機関から提供する
 在宅療養指導管理料等算定無い場合に評価を新設
医療機関と訪問看護ステーションの2カ所からの訪問看護
の利用は末期の悪性腫瘍や神経難病などの利用者に限る
医療ニーズが高く複数の訪問看護ステーションからの訪問
を受けている利用者に対して、同一日に2カ所目の訪問看
護ステーションから緊急訪問を実施した場合に診療報酬が
算定できない現行の取り扱いを見直す
48
在宅医療専門診療所(新設)

開設要件


在
宅


医
療



無床診療所である
在宅医療を提供する地域をあらかじめ規定している
外来診療が必要な患者が訪れた場合に対応できるよう、地
域医師会から協力の同意を得ている又は前項の地域内に
協力医療機関を2か所以上確保している
規定した地域内において在宅医療を提供していること、在
宅医療導入に係る相談に随時応じていること、及び医療機
関の連絡先等を広く周知して いる
求めに応じて医学的に必要な往診や訪問診療に関する相
談を行い医学的に正当な理由等なく断ることがない
診療所において、患者・家族等からの相談に応じる設備・
人員等の体制を整えている
緊急時を含め、随時連絡に応じる体制を整えている
49
在宅医療専門診療所(新設)

在宅医療専門診療所の施設基準(要約)



在

宅

医
療

①在宅患者の占める割合が95%以上
②年に5か所以上の他院からの新規患者紹介実績
③看取り実績が年に20件以上又は15歳未満の超・準超
重症児の患者が10人以上
④(施設総管の件数)/(在総管・施設総管の件数)≤ 0.7
⑤(要介護3以上の患者+重症患者)/(在総管・施設総管
の件数)≥ 0.5
在宅医療専門診療所の施設基準

診療所であって、現行の機能強化型の在宅療養支援診療
所の施設基準に加え、以下の要件を満たしている
(1)在宅医療を提供した患者数を、在宅医療及び外来医療を提供し
た患者の合計数で除した値が0.95以上である
 (2)過去1年間に、5か所以上の保険医療機関から初診患者の診療
情報提供を受けている

50
在宅医療専門診療所(新設)

在宅医療専門診療所の施設基準
(3)当該診療所において、過去1年間の在宅における看取りの実績
を20件以上有していること又は重症小児の十分な診療実績(15歳
未満の超・準超重症児に対する総合的な医学管理の実績が過去1
年間に10件以上)を有して いる
 (4) 施設入居時等医学総合管理料の算定件数を、施設入居時等
医学総合管理料及び在宅時医学総合管理料の合計算定件数で除
した値が0.7以下である
 (5) 在宅時医学総合管理料又は施設入居時等医学総合管理料を
算定する患者のうち、要介護3以上又は当該管理料の「別に定める
状態の場合」に該当する者の割合 が50%以上である

在
宅
医
療


在宅療養支援診療所の施設基準を満たさないものは、在
宅時医学総合管理料(施設入居時等医学総合管理料)は、
所定点数の80/100で 算定
経過措置
 平成28年3月31日時点で在宅療養支援診療所として
届け出ている保険医療機関は、平成29年3月31日ま
での間、基準を満たしているものとする
51
在宅療養支援診療所の施設基準

一般の在宅療養支援診療所の施設基準追加

在

宅
単独型の機能強化型在宅療養支援診療所

医
療

在宅医療を提供した患者数を、 在宅医療及び外来医療
を提供した患者の合計数で除した値が0.95未満である
ことを施設基準に追加
過去1年間の在宅における看取りの実績を4件以上有す
る又は15歳未満の超・準超重症児に対する総合的な医
学管理の実績を過去1年間に4件以上有すること
連携型の機能強化型在宅療養支援診療所

当該在宅支援連携体制を構築する他院と併せて、過去1
年間の在宅における看取りの実績を4件以上有すること。
また、当該保険医療機関において過去1年間の在宅にお
ける看取りの実績を2件以上又は 過去1年間の15歳未
満の超・準超重症児に対する総合的な医学管理の実績
を4件以上有すること
在宅医療専門診療所(新設)
機能強化型在宅療養支援診療所
52
単独型
する常勤の医師
過去1年間の
緊急往診の実績
宅
3人以上
連携内で3人以上
10件以上
連携内で10件以上・各医
療機関で4件以上
医
過去1年間の看取りの実
績又は 超・準超重症児の いずれか4件以上
医学管理の実績
療
連携型
24時間連絡を受ける体制の確保
24時間の往診体制
24時間の訪問看護体制
緊急時の入院体制
連携する医療機関等への情報提供
年に1回、看取り数等を報告している
共通の要件
在在宅医療を担当
在宅療養支援診療所
過去1年間の看取りの実
績が連携内で4件以上、各
医療機関において、看取り
の実績又は超・準超重症
児の医学管理の実績のい
ずれか2件以上
無し
年に5か所以上の医療機関からの新規患者紹介実績
看取り実績が年に20件以上又は超・準超重症児の患者が年に10人以上
在宅患者が95%以上(※)
(施設総管の件数)/(在総管・施設総管の件数) ≤ 0.7
の在支診が満たすべき基
(要介護3以上の患者+重症患者)/(在総管・施設総管の件数) ≥ 0.5
準
※1か月に初診、再診、往診又は訪問診療を実施した患者のうち往診又は訪問
診療を実施した患者の割合が95%以上
53
在宅療養実績加算の再編
 在宅療養実績加算1の再編
 往診料(緊急、夜間・休日又深夜)
 在宅患者訪問診療料ターミナルケア加算
在
宅
医
療
75点
750点
 在宅時医学総合管理料
 単一建物診療患者数が1人の場合
 単一建物診療患者数が2~9人の場合
 その他の場合
300点
150点
75点
 施設入居時等医学総合管理料
 単一建物診療患者数が1人の場合
 単一建物診療患者数が2~9人の場合
 その他の場合
 在宅がん医療総合診療料
225点
110点
56点
110点
54
在宅療養実績加算の再編
 在宅療養実績加算2(新設)
 往診料(緊急、夜間・休日又深夜)
 在宅患者訪問診療料ターミナルケア加算
在
宅
医
療
50点
500点
 在宅時医学総合管理料
 単一建物診療患者数が1人の場合
 単一建物診療患者数が2~9人の場合
 その他の場合
200点
100点
50点
 施設入居時等医学総合管理料
 単一建物診療患者数が1人の場合
 単一建物診療患者数が2~9人の場合
 その他の場合
 在宅がん医療総合診療料
150点
75点
40点
75点
55
在宅療養実績加算の再編
 在宅療養実績加算1の施設基準(変更なし)
 機能強化型ではない、在宅療養支援診療所又は在宅療
在
宅
医
療
養支援病院
 過去1年間の緊急往診の実績が10件以上かつ在宅で
の看取りの実績が4件以上
 在宅療養実績加算2の施設基準
 機能強化型ではない、在宅療養支援診療所又は在宅療
養支援病院
 過去1年間の緊急往診の実績が4件以上かつ在宅での
看取りの実績が2件以上
 緩和ケアに係る適切な研修を修了している常勤の医師
を配置
56
在宅医療の方向性②

在宅時医学総合管理料(施設入居時等医学総合管
理料)における診療報酬上の評価を細分化

「同一建物」の定義の見直しと名称変更が行われた

在

宅
1日の診療人数ではなく、医学管理を実施している人数で
カウントすることとなった

医
療


在宅患者訪問診療料では「同一建物」の言葉が残るので注意
「1人」「2~9人」「10人以上」
「処方せんを交付する場合」「処方せんを交付しない場合」
という点数体系がなくなり加算が設定された
訪問回数の概念が変わった
 「別に定める状態」で月2回以上の訪問
– 長期にわたって医学管理の必要性が高い患者
 「月2回以上の訪問」「月1回の訪問」
 上記に伴い「重症者加算」の名称を「頻回訪問加算」に
57
在
宅
医
療
在宅医療の方向性③
58
在
宅
医
療
在宅医療の方向性④
59
往診料・在宅患者訪問診療料

休日の往診の評価

夜間・休日(深夜を除く) の往診
 日曜日及び国民の祝日に関する法律第3条に規定する
休日と1月2日、3日、12月29日、30日、31日
在
宅
医
療

在宅患者訪問診療料
 同一建物居住者以外の場合(833点)変更無し
 同一建物居住者の場合(203点)に一本化
イ
特定施設等に入居する者の場合
 ロ イ以外の場合
– 施設ごとの分類が無くなった
– 保険医1人につきの概念が無くなった
– 同一患家の考え方は変更無し
203点
103点
60
在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料

「同一建物」の定義の見直しと名称変更

同一建物居住者
 当該建築物に居住する複数の者に対して、保険医療機
在
宅
医
療
関の保険医が同一日に訪問診療を行う場合

単一建物診療患者数
 当該建築物に居住する者のうち、当該保険医療機関が
訪問診療を実施し、医学管理を行っている者の数
 患者ごとに「単一建物診療患者数が1人の場合」を算定
する場合
– 同一患家に同居する同一世帯の患者が2人以上いる場合
– 在総管について、当該建築物に自院で在宅医学管理を行う患
者数が、当該建築物の戸数の10%以下の場合
– 当該建築物の戸数が20戸未満であって、自院で在宅医学管
理を行う患者が2人以下の場合
– ユニット数が3以下の認知症グループホームは、それぞれの
ユニットごとに施設総管(平成29年3月までは在総管を含む)
を算定する人数を単一建物診療患者の人数とみなす
61
在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料
同一建物居住者
在
宅
医
療
単一建物診療患者数
在宅患者訪問診療料
訪問看護・指導料
在宅患者訪問リハビリテーション指導
在宅時医学総合管理料(在総管)
対象 管理料
施設入居時等医学総合管理料
項目 在宅患者訪問薬剤管理指導料
(施設総管)
在宅患者訪問栄養食事指導料
在宅患者共同診療料
精神科訪問看護・指導料
単一建物診療患者の人数とは、当
当該建築物に居住する複数の者に対
該患者が居住する建築物に居住
して、保険医療機関の保険医が同一
定義
する者のうち、当該保険医療機関
日に訪問診療を行う場合を、「同一建
が在総管又は施設総管を算定す
物居住者の場合」という
る者の人数をいう
62
在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料

重症患者の定義(別に定める状態)

在

宅
医
療

1.以下の疾病等に罹患している状態
 末期の悪性腫瘍、スモン、難病の患者に対する医療等
に関する法律に規定する指定難病、後天性免疫不全症
候群、脊髄損傷、真皮を超える褥瘡
2.以下の処置等を実施している状態
 人工呼吸器の使用、気管切開の管理、気管カニューレ
の使用、ドレーンチューブ又は留置カテーテルの使用、
人工肛門・人工膀胱の管理、在宅自己腹膜灌流の実施、
在宅血液透析の実施、酸素療法の実施、在宅中心静脈
栄養法の実施、在宅成分栄養経管栄養法の実施、在宅
自己導尿の実施、植え込み型脳・脊髄電気刺激装置に
よる疼痛管理、携帯型精密輸液ポンプによるプロスタグ
ランジンI2製剤の投与
重症者とそれ以外の患者が混在する場合等

合計した患者数でカウントする(月途中での増減はその都度)
63
在宅時医学総合管理料

機能強化型在支診(病床あり)

在

同一建物居住者以外の場合 5、000点(処方せんあり)
5、300点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
1、200点(処方せんあり)
1、500点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 5,400点
4,500点
2,880点
月2回以上訪問
4,600点
2,500点
1,300点
月1回訪問
2,760点
1,500点
780点
64
在宅時医学総合管理料

機能強化型在支診(病床なし)

在

同一建物居住者以外の場合 4、600点(処方せんあり)
4、900点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
1、100点(処方せんあり)
1、400点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 5,000点
4,140点
2,640点
月2回以上訪問
4,200点
2,300点
1,200点
月1回訪問
2,520点
1,380点
720点
65
在宅時医学総合管理料

在宅療養支援診療所(一般)

在

同一建物居住者以外の場合 4、200点(処方せんあり)
4、500点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
1、000点(処方せんあり)
1、300点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 4,600点
3,780点
2,400点
月2回以上訪問
3,800点
2,100点
1,100点
月1回訪問
2,280点
1,260点
660点
66
在宅時医学総合管理料

機能強化型在支診・在宅療養支援診療所以外

在

同一建物居住者以外の場合 3、150点(処方せんあり)
3、450点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
760点(処方せんあり)
1、060点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 3,450点
2,835点
1,800点
月2回以上訪問
2,850点
1,575点
850点
月1回訪問
1,710点
945点
510点
67
施設入居時等医学総合管理料
特定施設入居時等医学総合管理料から名称変更
 施設入居時等医学総合管理料対象施設
 対象施設

在
 イ.養護老人ホーム
 ロ.軽費老人ホーム(A型)
宅
 ハ.特別養護老人ホーム
医
 ホ.サービス付き高齢者向け住宅
療
 ニ.有料老人ホーム
 ヘ.認知症グループホーム
 経過措置
 (ニ)、(ホ)、(ヘ)に居住する患者で、平成28年3月以前に
在宅時医学総合管理料を算定したものは、平成29年3
月31日までの間に限り、在宅時医学総合管理料が算
定可能
68
施設入居時医学総合管理料

機能強化型在支診(病床あり)

在

同一建物居住者以外の場合 3、600点(処方せんあり)
3、900点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
870点(処方せんあり)
1、170点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 3,900点
3,240点
2,880点
月2回以上訪問
3,300点
1,800点
1,300点
月1回訪問
1,980点
1,080点
780点
69
施設入居時医学総合管理料

機能強化型在支診(病床なし)

在

同一建物居住者以外の場合 3、300点(処方せんあり)
3、600点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
800点(処方せんあり)
1、100点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 3,600点
2,970点
2,640点
月2回以上訪問
3,000点
1,650点
1,200点
月1回訪問
1,800点
990点
720点
70
施設入居時医学総合管理料

在宅療養支援診療所(一般)

在

同一建物居住者以外の場合 3、000点(処方せんあり)
3、300点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
720点(処方せんあり)
1、020点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 3,300点
2,700点
2,400点
月2回以上訪問
2,700点
1,500点
1,100点
月1回訪問
1,620点
900点
660点
71
施設入居時医学総合管理料

機能強化型在支診・在宅療養支援診療所以外

在

同一建物居住者以外の場合 2、250点(処方せんあり)
2、550点(処方せんなし)
同一建物居住者の場合
540点(処方せんあり)
840点(処方せんなし)
宅
医
療 訪問回数等
単一建物診療患者の人数
1人
2~9人
10人~
重症患者(月2回以上訪問) 2,450点
2,025点
1,800点
月2回以上訪問
2,050点
1,125点
850点
月1回訪問
1,230点
675点
510点
72
在宅時医学総合管理料、 施設入居時医学総合管理料 ・加算

処方せんを交付しない場合の加算(新設) 300点

在

宅
医
療

同一月内において院外処方せんを交付した訪問診療と院
外処方せんを交付しない訪問診療とが行われた場合は算
定不可
投与期間が30日を超える薬剤を含む院外処方せんを交付
した場合は、その投与期間は算定不可
頻回訪問加算(1月4回以上)



600点
重症者加算(1,000点)から名称変更
患者1人につき1回に限り加算
在宅時医学総合管理料及び、施設入居時医学総合管理料
を算定すべき医学管理に関し特別な管理を必要とする患者
(別に厚生労働大臣が定める状態等にあるものに限る)に
対して、1月に4回以上の往診又は訪問診療を行った場合
73
在宅緩和ケア充実診療所・病院加算(新設)
 在宅緩和ケア充実診療所・病院加算
 往診料(緊急、夜間・休日又深夜)
 在宅患者訪問診療料ターミナルケア加算
在
宅
 在宅時医学総合管理料
 単一建物診療患者数が1人の場合
 単一建物診療患者数が2~9人の場合
 その他の場合
医
療
100点
1,000点
400点
200点
100点
 施設入居時等医学総合管理料
 単一建物診療患者数が1人の場合
 単一建物診療患者数が2~9人の場合
 その他の場合
 在宅がん医療総合診療料
300点
150点
75点
150点
74
在宅緩和ケア充実診療所・病院加算(新設)
 在宅緩和ケア充実診療所・病院加算の施設基準


在
宅


医
療


機能強化型の在宅療養支援診所又は病院の届出
過去1年間の緊急往診実績を15件以上かつ在宅での看取りを実
績を20件以上有すること
緩和ケア病棟又は在宅での1年間看取り実績が10件以上の保険
医療機関において、3か月以上の勤務歴がある常勤医師(在宅を
担当する医師に限る)がいること。
末期の悪性腫瘍等患者であって、鎮痛剤経口投与では疼痛が改
善しないものに、患者が自ら注射によりオピオイド系鎮痛薬の注入
を行う鎮痛療法を実施した実績を過去1年間に2件以上有するな
ど、オピオイド系鎮痛薬を用いた適切な鎮痛療法の実績があること
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針に準
拠した緩和ケア研修会」又は「緩和ケアの基本教育のため都道府
県指導者緩和ケア研修会等」を修了している常勤の医師がいるこ
と。
院内等において、過去1年間の看取り実績及び十分な緩和ケアが
受けられる旨の掲示をするなど、患者に対して必要な情報がなさ
れている。
在宅患者栄養食事指導料
75

在
宅
医
療

算定要件の見直し
 医師の指示で管理栄養士が患家を訪問し、患者の生活条
件、し好等を勘案した食品構成による食事計画案又は具体
的な献立等を示した栄養食事指導せんを患者又はその家
族等に対して交付し、当該指導せんに従い、食事の用意や
摂取等に関する具体的な指導を30分以上行った場合
対象者の追加
 がん患者、摂食機能若しくは嚥下機能が低下した患者
 医師が、硬さ、付着性、凝集性 などに配慮した嚥下調整
食(日本摂 食嚥下リハビリテーション学会の分類に基づ
く)に相当する食事を要すると判断した患者であること
 低栄養状態にある患者
 次のいずれかを満たす患者
– 血中アルブミンが3.0g/dl以下である患者
– 医師が栄養管理により低栄養状態の改善を要する
と判断した患者
76
在宅自己注射指導管理料の再編
 在宅自己注射指導管理料の再編
 2.1以外の場合
在
宅
医
療
イ.月3回以下 100点
ロ.月4回以上 190点
ハ.月8回以上
ニ.月28回以上
290点
810点
⇓
 イ.月
27回以下
650点
 ロ.月 28回以上
750点
 「2」については、難病外来指導管理料との併算定を可能に
 同一患者に複数医療機関で異なる疾患に対し指導管理を
行っている場合は、それぞれの医療機関で算定可能
 「充分な教育期間」 ⇒ 週2回以上が「2回以上」
 インターフェロンアルファ製剤
 HTLV-1関連脊髄症(HAM)に対して用いた場合を追加
 導入初期加算
500点 ⇒ 580点
77
在宅酸素療法指導管理料の再編
 在宅酸素療法指導管理料(月1回)の再編
 チアノーゼ型先天性心疾患の場合
在
宅
医
 その他の場合
1,300点 ⇒
520点
2,500点 ⇒ 2,400点
 在宅酸素療法材料加算(3月に3回)(新設)
 チアノーゼ型先天性心疾患の場合
 その他の場合
780点
100点
 当該療法に係る機器を使用した場合
療  加算の算定要件の見直し
 酸素ボンベ加算、酸素濃縮装置加算、液体酸素装置加算、
呼吸同調式デマンドバルブ加算
 3月に3回に限り、所定点数に加算
78
在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の再編
 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料(月1回)
 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料
在
宅
医
療
 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料1
 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料2
250点
2,250点
250点
 在宅持続陽圧呼吸療法用治療器加算(新設)
1
ASVを使用した場合
 2 CPAPを使用した場合

3,750点
1,100点
2月に2回に限り加算 ⇒ 3月に3回に限り加算
 在宅持続陽圧呼吸療法材料加算(新設)
100点
(3月に3回に限る)
 在宅持続陽圧呼吸療法を行っている入院中の患者以外の
患者に対して、当該療法に係る機器を使用した場合
79
在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の再編
 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料1の対象患者
 以下の全ての基準に該当する患者
① 慢 性 心 不 全 患 者 の う ち 、 医 師 の 診 断 に よ り 、
在
宅
医
療
NYHAⅢ度以上であると認められ、睡眠時にチェーン
ストークス呼吸がみられ、無呼吸低呼吸指数20以上
であることが睡眠ポリグラフィー上確認されていること
 ②CPAP療法を実施したにも関わらず無呼吸低呼吸
指数が15以下にならない者に対してASV療法を実施
したこと。
80
在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の再編
 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料2の対象患者
 以下のいずれかに該当する患者
 ①慢性心不全患者のうち、医師の診断により、NYHAⅢ
在
宅
医
療
度以上であると認められ、睡眠時にチェーンストークス
呼吸がみられ、無呼吸低呼吸指数が20以上であること
が睡眠ポリグラフィー上確認されているもので、在宅持
続陽圧呼吸療法指導管理料1の対象患者以外の患者
にASV療法を実施したもの。
 ②心不全であるもののうち、日本循環器学会・日本心不
全学会によるASV適正使用に関するステートメントに留
意した上で、ASV療法を継続せざるを得ないもの。
81
在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の再編
 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料2の対象患者
 ③以下の全ての基準に該当
 CPAP療法実施患者。ただし、無呼吸低呼吸指数が
在
宅
医
療
40以上である患者については、イの要件を満たせ
ば対象患者となる
– ア)無呼吸低呼吸指数(1時間当たりの無呼吸数及
び低呼吸数をいう。)が20以上
– イ)日中の傾眠、起床時の頭痛などの自覚症状が
強く、日常生活に支障を来している場合
– ウ)睡眠ポリグラフィー上、頻回の睡眠時無呼吸が
原因で、睡眠の分断化、深睡眠が著しく減少又は
欠如し、持続陽圧呼吸療法により睡眠ポリグラフィ
ー上、睡眠の分断が消失、深睡眠が出現し、睡眠
段階が正常化する場合
82
在宅寝たきり患者処置指導管理料

在宅寝たきり患者処置指導管理料に規定する「これ
に準ずる状態にあるもの」の対象患者の見直し
 現に寝たきりの状態にあるもの又はこれに準ずる状態
にあるもの
在
宅
医
療
 対象患者
 下記の(1)及び(2)に該当する常時介護を要する状態
– (1) 難病の患者に対する医療等に関する法律(以下
「法」という。)第五条に規定する指定難病に罹患し
ているものであって原則法第七条第四項に規定する
医療受給者証を交付されているもの(法第七条第一
項第2号に規定する特定医療費の支給認定に係る
基準を満たすことを診断できる場合を含む)
– (2) 「特定疾患治療研究事業について」(昭和48年4
月17日衛発第242号)に掲げる疾患に罹患している
ものとして都道府県知事から受給者証の交付を受け
ているもの
83
在宅自己導尿指導管理料加算の再編
 在宅自己導尿指導管理料
 間歇導尿用ディスポーザブルカテーテル加算
在
宅
 特殊カテーテル加算
 間歇導尿用ディスポーザブルカテーテル
–
イ 親水性コーティングを有するもの
»
医
療
600点
960点
親水性コーティングが施されている間歇導尿用ディスポー
ザブルカテーテル(包装内に潤滑剤が封入され、開封後す
ぐに挿入可能なもの)
–
ロ イ以外のもの
 間歇バルーンカテーテル
600点
600点
–
夜間や外出時に使用し、患者自身が消毒下で携帯することが
可能な間歇バルーンカテーテル
84
在宅医療実施時の薬剤料・特定保険医療材料

訪問看護ステーション等による薬剤等の使用

在
宅
医
療

主治医の指示に基づき、主治医の診療日以外の日に訪問
看護ステーション等の看護師等が実施したものは主治医
の医療機関で算定(訪問看護・特養)
 点滴又は処置等を実施した場合に使用した薬剤料
 特定保険医療材料料
 検体検査実施料(試験管等必要な材料は提供)
 それぞれ使用された日をレセプトに記載
在宅療養機器貸与の要件の厳格化

これらの装置の保守・管理を販売業者に委託する場合に
は、保険医療機関は、当該販売業者との間で、これらの装
置の保守・管理に関する契約 を締結し、保守・管理の内容
を患者に説明することした上で、定期的な確認と指導を行
い、当該装置の保守・管理が当該販売業者により十分に
行われている状況を維持すること
85
在宅患者訪問点滴注射管理指導料・訪問看護指示料
 在宅患者訪問点滴注射管理指導料(1週につき)
60点 ⇒ 100点
在
宅
 訪問看護指示料の加算(新設)
 衛生材料等提供加算
80点(月1回)
 算定要件
医
 訪問看護指示書を交付した患者のうち、衛生材料及び
療
保険医療材料が必要な者に対して、在宅療養におい
て必要かつ十分な量の衛生材料及び保険医療材料を
提供した場合に訪問看護指示料に加算する。
※ 在宅療養指導管理料等を算定している場合は、
当該管理料に包括される。
86
訪問看護・指導料留意事項の見直し
 留意事項(現行)
 保険医療機関と特別の関係にある訪問看護ステー
在
宅
医
療
ション又は当該保険医療機関の医師が訪問看護指
示書を交付した訪問看護ステーションにおいて、訪
問看護療養費を算定した月については、在宅患者
訪問看護・指導料等を算定できない。ただし、厚生
労働大臣が定める疾病等の患者については、この
限りでない。
※ 厚生労働大臣が定める疾病等の患者:
「特掲診療料の施設基準等」の「別表第七」に掲げる
疾病等の患者及び「別表第八」に掲げる状態等の患者
※ 同一建物居住者訪問看護・指導料及び精神科訪問
看護・指導料も同様とする。
87
訪問看護・指導料留意事項の見直し
 留意事項
 訪問看護ステーションにおいて訪問看護療養費を算定
在
宅
医
療
した月については、次のいずれかの場合を除いて在宅
患者訪問看護・指導料を算定できない。
 ①厚生労働大臣が定める疾病等の患者
 ②診療を担う保険医療機関の保険医が、急性増悪等
により一時的に頻回の指定訪問看護を行う必要性を
認めた患者であって週4日以上の指定訪問看護が計
画されているもの
 ③保険医療機関を退院後1月以内の患者に対して当
該保険医療機関が行った訪問看護・指導
 ④緩和ケア又は褥瘡ケアに係る専門の研修を受けた
訪問看護ステーションの看護師が、当該患者の在宅療
養を担う保険医療機関の看護師等と共同して行った場
合
88
訪問看護・指導料の見直し
 在宅患者訪問看護・指導料(1日につき)
 1.保健師、助産師又は看護師
在
宅
医
療
イ 週3日目まで
ロ 週4日目以降
555点 ⇒ 580点
655点 ⇒ 680点
 2.准看護師
イ 週3日目まで
ロ 週4日目以降
505点 ⇒ 530点
605点 ⇒ 630点
89
訪問看護・指導料の見直し
 同一建物居住者訪問看護・指導料(1日につき)
 1.保健師、助産師又は看護師
イ
(1)週3日目まで
(2)週4日目以降
在
宅
ロ
555点 ⇒ 580点
655点 ⇒ 680点
同一日に3人以上
(1)週3日目まで
(2)週4日目以降
医
療
同一日に2人
278点 ⇒ 293点
328点 ⇒ 343点
 2.准看護師
イ
同一日に2人
(1)週3日目まで
(2)週4日目以降
ロ
505点 ⇒ 530点
605点 ⇒ 630点
同一日に3人以上
(1)週3日目まで
(2)週4日目以降
253点 ⇒ 268点
303点 ⇒ 318点
90
在宅患者訪問薬剤管理指導料
 在宅患者訪問薬剤管理指導料
 同一建物居住者以外の場合
 同一建物居住者の場合
在
宅
医
療
650点
300点
 算定要件
(略)この場合において、1と2を合わせて薬剤師
1人につき1日につき5回に限り算定できる。
⇓
(略)この場合において、1 と2を合わせて薬剤師
1人につき1週につき40回に限り算定できる。
※ なお、同一世帯の複数の患者に対して実施した場合に
は、1人目の患者に対しては同一建物以外の場合の点数
を算定できるように通知で明記する。
91
在宅悪性腫瘍患者指導管理料名称の変更等

⇒ 在宅悪性腫瘍等患者指導管理料
 在宅における悪性腫瘍の鎮痛療法又は化学療法を行って
いる入院中の患者以外の末期の悪性腫瘍の患者に対して、
当該療法に関する指導管理を行った場合に算定する。⇒
 在宅における鎮痛療法又は悪性腫瘍の化学療法を行っ
ている入院中の患者以外の末期の患者に対して、当該
療法に関する指導管理を行った場合に算定する。
在
宅
医
療
在宅悪性腫瘍患者指導管理料


在宅植込型補助人工心臓(拍動流型)指導管理料
6,000点 ⇒ 削除
在宅植込型補助人工心臓(非拍動流型)指導管理料

別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして
地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、体内植込型
補助人工心臓(非拍動流型)を使用している患者であって入院中
の患者以外の患者に対して、療養上必要な指導を行った場合に、
月1回に限り算定する。(要件見直し)
92
その他
 在宅妊娠糖尿病患者指導管理料
 妊娠中の糖尿病患者に妊娠糖尿病の患者が追加
 妊娠中の糖尿病患者又は妊娠糖尿病の患者(別に厚生労
在
働大臣が定める者に限る)であって入院中の患者以外の患
者に対して、周産期における合併症の軽減のために適切な
指導管理を行った場合に算定する。
宅  血糖自己測定器加算
医
 妊娠中の糖尿病患者又は妊娠糖尿病の患者(別に厚生労
働大臣が定める者に限る)
療  救急搬送診療料
 新生児加算
1,000 点 ⇒ 1,500点
 乳幼児加算
500 点 ⇒
700点
 長時間加算(診療に要した時間が30分以上)
500 点 ⇒
700点
93
その他
注入ポンプ加算の見直し
 対象となる管理料


在
宅
医
療

在宅中心静脈栄養法指導管理料、在宅成分栄養経管栄
指導管理料、在宅小児経管栄養法指導管理料
 在宅中心静脈栄養法、在宅成分栄養経管栄養法若しく
は在宅小児経管栄養法を行っている入院中の患者以
外の患者、在宅における鎮痛療法若しくは悪性腫瘍の
化学療法を行っている入院中の患者以外の末期の患
者又は別に厚生労働大臣が定める注射薬の精密自己
注射を行っている入院中の患者以外の患者に対して、
注入ポンプを使用した場合に加算
在宅肺高血圧症患者指導管理料加算の新設

携帯型精密ネブライザー加算
3,200点
 肺高血圧症の患者であって入院中の患者以外のもの
に対して、携帯型精密ネブライザーを使用した場合に
加算
94
医療型短期入所サービス
 医療型短期入所サービス中の処置等
 在宅療養指導管理料を算定しているために、入院
在
宅
医
療
外等では別途算定することができない以下の医療
処置等について、医療型短期入所サービス利用中
に算定できることを明確化
 対象処置等
 経皮的動脈血酸素飽和度測定、終夜経皮的動脈血酸
素飽和度測定、中心静脈注射、植込み型カテーテルに
よる中心静脈注射、鼻マスク式補助換気法、体外式陰
圧人工呼吸器治療、人工呼吸、膀胱洗浄、後部尿道洗
浄、留置カテーテル設置、導尿、介達牽引、矯正固定、
変形機械矯正術、消炎鎮痛等処置、腰部又は胸部固定
帯固定、低出力レーザー照射、鼻腔栄養
95
投
薬
96
【まとめ】投薬についての方向性
 後発医薬品の使用促進
 平成32年までに80%が目標
 残薬の調整、多剤投与の適正化
 疑義照会が増える可能性
投
 処方せん様式の変更
 逓減対象の拡大
薬  30日以上の長期投薬をする際は要注意
 漫然とした長期投与は審査上も注意すべき事であったが、
今改定では診療報酬上にも明文化
 調剤報酬の改定内容も同様
 調剤報酬の調剤料も22日以上は安くなっている
 一包化加算も同様に43日以上は安くなっている
 「対物業務」から「対人業務」への転換
97
薬剤総合評価調整管理料(新設)

薬剤総合評価調整管理料(月1回)

医
学
管
理
等

算定要件
 入院中の患者以外の患者
 6種類以上の内服薬が処方されていたもの
– 受診時に処方されている内服薬のうち、頓用薬及
び服用を開始して4週間以内の薬剤を除く
 当該処方の内容を総合的に評価及び調整し、当該患
者に処方する内服薬が2種類以上減少した場合
連携管理加算


250点
50点
処方の内容の調整に当たって、他院又は保険薬局に照会
又は情報提供を行った場合
本加算を算定した場合、診療情報提供料(Ⅰ)(当該別の
保険医療機関に対して患者の紹介を行った場合に限る)
は同一日には算定不可
98
長期投薬について
投与期間の適正化
医師が処方する投薬量については、予見することができる必
要期間に従ったものでなければならないこととされている
①
投
薬
30日を超える投薬を行う際には、長期の投薬が可能
な程度に病状が安定し、服薬管理が可能である旨を医師
が確認する。病状が変化した際の対応方法等を患者に周
知する。
②
①の要件を満たさない場合には、原則として以下の
いずれかの対応を行うこととする。
– 30日以内に再診する
– 200床以上の保険医療機関にあっては、200床未満の保険医
療機関又は診療所に文書による紹介を行う旨の申出を行う
– 患者の病状は安定しているが服薬管理が難しい場合には、分割
指示処方せんを交付する
99
湿布薬の投与制限(入院外)
調剤料・処方料・処方せん料・調基・薬剤料
1処方につき計70枚を超えて湿布薬を投薬した場合には算
定不可(薬剤料については超過分のみ)
ただし、医師が疾患の特性等により必要性があると判断し、
投
薬
やむを得ず計70枚を超えて投薬する場合には、その理由を
処方せん及び診療報酬明細書に記載することで算定可能
湿布薬とは、貼付剤のうち、薬効分類上の鎮痛、鎮痒、収斂
、消炎剤(ただし、専ら皮膚疾患に用いるものを除く)をいう
処方せん及びレセプト記載事項
湿布薬の処方時は投薬全量のほか、一日分の用量又は何
日分に相当するかを記載
100
外来院内処方の後発医薬品使用の評価
 外来後発医薬品使用体制加算1(70%以上)
 外来後発医薬品使用体制加算2(60%以上)
4点
3点
 施設基準
 診療所のみ(要届出)
投
薬
 薬剤部門又は薬剤師が後発医薬品の品質、安全性、安
定供給体制等の情報を収集・評価し、その結果を踏まえ
、後発医薬品の採用を決定する体制が整備された保険
医療機関(薬剤師不在でも算定可)
 自院において調剤した後発医薬品のある先発医薬品及
び後発医薬品について、「規格単位数量」に占める後発
医薬品の規格単位数量の割合で算出
 自院において調剤した薬剤の規格単位数量に占める後
発医薬品のある先発医薬品及び後発医薬品を合算した
規格単位数量の割合が50%以上
 後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいる旨を受付
及び支払窓口等の見やすい場所に掲示
101
外来院内処方の後発医薬品使用の評価
 ①外来後発医薬品使用体制加算の概念
使用した後発品の数
投
薬
使用した後発品の数+使用した先発品の数(後発品があるもの)
>70%、60%
 数量の計算は規格単位数量を基準(薬価基準に収載されている単
位) ⇒ 錠、mg、本、瓶、ml等
– クラビット錠500mg 1錠=1、クラビット細粒10%1g 5g=5
 使用できる範囲で、どのくらい後発品を使用したかを見る
 ②規格単位数量割合50%の概念
使用した後発品の数+使用した先発品の数(後発薬があるもの)
全ての使用薬の数

>50%
先発品をメインで採用していて、後発品を使わないと①の分母が小さく
なるため、後発品を少し採用しただけで①の割合が上がってしまうのを
防ぐための対策
102
外来院内処方の後発医薬品使用の評価
 規格単位数量割合を算出する際に除外する医薬品
 経腸成分栄養剤
 エレンタール配合内用剤、エレンタールP乳幼児用配合
投
薬
内用剤、エンシュア・リキッド、エンシュア・H、ツインライ
ンNF配合経腸用液、ラコールNF配合経腸用液、エネー
ボ配合経腸用液及びラコールNF配合経腸用半固形剤
 特殊ミルク製剤
 フェニルアラニン除去ミルク配合散「雪印」及びロイシン・
イソロイシン・破倫除去ミルク配合散「雪印」
 生薬(薬効分類番号510)
 漢方製剤(薬効分類番号520)
 その他の生薬及び漢方処方に基づく医薬品(薬効分類番
号590)
103
外来院内処方の後発医薬品使用の評価
 計算上の留意点
 規格単位数量で計算(錠・カプセル・g・ml・本・瓶等)
 点眼液など:1本単位とml単位のもの
 液剤など:1ml単位のものと10ml単位のもの
投
 計算の考え方
 薬品A:ニフェジピン錠(アダラートの後発品)
 薬品B:アムロジン(後発品有り、当院では採用無し)
薬
 薬品C:ザイザル(先発品、新薬で後発品無し)
①
=
Aの使用量
(Aの使用量+Bの使用量)
②
=
(Aの使用量+Bの使用量)
(Aの使用量+Bの使用量+Cの使用量)
104
外来院内処方の後発医薬品使用の評価
 ①は後発医薬品を使える薬剤の内、どのくらいの量
を後発医薬品で処方したかを判定
 ②は自院採用薬剤の内、後発を使用できる可能性の
ある薬剤がどの程度あるのかを判定
投  計算の具体例1
 A:7,000錠
薬
 B:3,000錠
①
7,000
(7,000+3,000)
=70%
 C:2,000錠
②
(7,000+3,000)
(7,000+3,000+2,000) =83.3%
 全体に占める後発医薬品の使用率も優秀?
105
外来院内処方の後発医薬品使用の評価
 計算の具体例2
 新薬(後発品の無い先発品)を主に使う医療機関と仮定
 A:
投
7,000錠
 B: 3,000錠
 C:20,000錠
②
薬
(7,000+3,000)
(7,000+3,000+20,000)
=33.3%
 AとBの使用量が同じでもCの使用量によって、後発を積極
的に使っている医療機関か否かの判定が異なる
106
一般名処方加算の再編
 一般名処方加算(処方せん料)
 一般名処方加算1(新設)
 一般名処方加算2
3点
2点
 算定要件
投
 一般名処方加算1(新設)
 交付した処方せんに含まれる医薬品のうち、後発医薬
薬
品が存在する全ての医薬品が一般名処方されている場
合に算定
 2品目以上の場合のみ
 一般名処方加算2
(従来通り)
 交付した処方せんに1品目でも一般名処方された医薬
品が含まれている場合に算定
107
処方せん様式の変更
後発医薬品の変更不可時の対応
処方時に後発医薬品の銘柄を記載した上で変更不可とす
る場合には、処方せんにその理由を記載
残薬確認と残薬に伴う日数調整が実施可能な書式
投
処方医と薬局の薬剤師が連携して、円滑に患者の残薬確
認と残薬に伴う調剤数量調整等を行えるようにする
薬
処方せん様式に、調剤時に残薬を確認した場合の対応を
記載する欄を設ける(次頁)
当該欄にチェックがある場合は、薬局において患者の残薬
の有無を確認し、残薬が確認された場合には、当該記載
欄に基づいて、下記のいずれかの対応を行う
ⅰ)保険医療機関へ疑義照会した上で調剤
ⅱ)保険医療機関へ情報提供
108
投
薬
処方せん様式の変更
109
向精神薬等多剤投与の減算基準引き下げ
 薬剤種類数のカウント方法の変更
 3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、3種類以上
投
の抗うつ薬又は3種類以上の抗精神病薬の投薬(臨時の投
薬等のもの及び3種類の抗うつ薬又は3種類の抗精神病薬
を患者の病状等によりやむを得ず投与するものを除く)を行
った場合
 「臨時の投薬のもの」等の定義
 以下のいずれかを満たすことをいう
薬
 他院で多剤投与を受けていた患者を引き継いだ場合
 薬剤を切り替える場合
 臨時に投薬する場合
 精神科の診療に係る経験を十分に有する医師が患者の
病状等によりやむを得ず投与を行う必要があると認めた
もの
 上記は院内処方(処方料・薬剤料)・院外処方共通
110
向精神薬等多剤投与の患者がいた場合
 地方厚生局への報告
 算定要件
 年に1回、向精神薬多剤投与の状況を地方厚生(支)局
に報告
投
薬
 向精神薬多剤投与を行った保険医療機関は、3月に1
回、向精神薬多剤投与の状況を地方厚生(支)局に報
告
 別紙様式40
 6月に受診した患者に対して、向精神薬多剤投与を行っ
た保険医療機関のみ提出する
 直近3か月に受診した患者に対して、向精神薬多剤投
与を行った保険医療機関のみ提出する
111
注
射
112
外来化学療法加算の見直し
イ
外来化学療法加算1
 (1)外来化学療法加算A
注

① 15 歳未満
② 15 歳以上
(2) 外来化学療法加算 B
① 15 歳未満
② 15 歳以上
780点 ⇒ 820点
580点 ⇒ 600点
630点 ⇒ 670点
430点 ⇒ 450点
射  ロ 外来化学療法加算2


(1)外来化学療法加算A
① 15 歳未満
② 15 歳以上
(2) 外来化学療法加算 B
① 15 歳未満
② 15 歳以上
700点 ⇒ 740点
450点 ⇒ 470点
600点 ⇒ 640点
350点 ⇒ 370点
113
注射手技料の見直し
 皮内、皮下及び筋肉内注射(1回につき)
18点 ⇒ 20点
 静脈内注射(1回につき)
 6歳未満の乳児加算
注
射
30点
42点
⇒ 32点
⇒ 45点
 点滴注射(1日につき)
 6歳未満の乳幼児(1日分の注射量が100mL以上)
95点 ⇒ 98点
 6歳以上の者(1日分の注射量が500mL以上)
95点 ⇒ 97点
 その他の場合(入院中の患者以外の患者に限る)
47点 ⇒ 49点
 6歳未満の乳児加算
42点 ⇒ 45点
114
注射手技料の見直し
 腱鞘内注射
 結膜下注射
 自家血清の眼球注射
25点
25点
25点
注  腋窩多汗症注射(片側につき)(新設)
⇒ 27点
⇒ 27点
⇒ 27点
200点
 同一側の2箇所以上に注射を行った場合も1回のみの算定
射
 無菌製剤処理料1の再編
 イ.閉鎖式接続器具を使用した場合
 (1)揮発性の高い薬剤の場合
150点
 (2) (1)以外の場合
100点
⇒イ閉鎖式接続器具を使用した場合
180点
 ロ.イ以外の場合
50点 ⇒ 45点
115
処
置
処置の新設
116
 排痰誘発法(1日につき)
44点
 5%程度の食塩水でネブライザーを実施
 酵素注射療法
490点
鼻腔栄養(1日につき)
 間歇的経管栄養法加算(1日につき)
60点
処
 歩行運動処置(ロボットスーツによるもの)
(1日につき)900点
置


要届出
難病の患者に対する医療等に関する法律(平成26年法律第50号)
第5条に規定する指定難病の患者であって、同法第7条第4項に規
定する医療受給者証を交付されているもの(同条第1項各号に規定
する特定医療費の支給認定に係る基準を満たすものとして診断を
受けたものを含む。)に対して実施された場合には、900点を所定
点数に加算する。
 導入期5週間に限り、1日につき2,000点を9回を限度として加算

117
創傷処置の点数見直し
 創傷処置
 100㎠未満
45点 ⇒ 45点
 100㎠以上500㎠未満
55点 ⇒ 60点
 500㎠以上3.000㎠未満
85点 ⇒ 90点
 3,000㎠以上6,000㎠未満
155点 ⇒ 160点
処
 6,000㎠以上
270点 ⇒ 275点
 6,000㎠以上に6歳未満の乳幼児加算
置
50点 ⇒ 55点
 熱傷処置
 3,000㎠以上6,000㎠未満及び6,000㎠以上に6歳未
満の乳幼児加算
50点 ⇒ 55点
 爪甲除去(麻酔を要しないもの)
45点 ⇒ 60点
 イレウス用ロングチューブ挿入法 200点 ⇒ 610点
118
小児加算の見直し
 3歳未満の乳幼児の場合
100点 ⇒110点
 ドレーン法(ドレナージ)、持続的胸腔ドレナージ(開始日)、
胃持続ドレナージ(開始日)、持続的腹腔ドレナージ(開始
日)、胃洗浄、関節穿刺(片側)
 3歳未満の乳幼児の場合
処
50点 ⇒ 55点
 高位浣腸、高圧浣腸、洗腸、鋼線等による直達牽引(2日目
以降。観血的に行った場合の手技料を含む)(1局所を1日
につき)
置  3歳未満の乳幼児の場合

2,000点 ⇒ 2,200点
皮膚レーザー照射療法(一連につき)
3歳未満の乳幼児ギプス 100分の50 ⇒ 100分の55
 6歳未満の乳幼児の場合
75点 ⇒ 83点

 喀痰吸引(1日につき)、干渉低周波去痰器による喀痰排出
(1日につき)
119
小児加算の見直し
 6歳未満の乳幼児の場合
100点 ⇒110点
 脳室穿刺、後頭下穿刺、頸椎、胸椎又は腰椎穿刺、胸腔穿
刺(洗浄、注入及び排液を含む)、腹腔穿刺(人工気腹、洗
浄、注入及び排液を含む)、骨髄穿刺、腎嚢胞又は水腎症
穿刺、気管内洗浄(1日につき)
処  6歳未満の乳幼児の場合
50点 ⇒
55点
 リンパ管腫局所注入、ストーマ処置(1日につき)、救命のた
めの気管内挿管
置  非還納性ヘルニア徒手整復
 新生児の場合
100点 ⇒ 110点
 3歳未満の乳幼児の場合
50点 ⇒ 55点
 腹膜灌流(1日につき)
 6歳未満
 導入期の14日の間
1,000点 ⇒ 1,100点
 15日目以降30日目の間 500点 ⇒
550点
120
人工腎臓の点数見直し
 人工腎臓
 慢性維持透析を行った場合
4時間未満
処
置
2,030点 ⇒ 2,010点
4時間以上5時間未満 2,195点 ⇒ 2,175点
5時間以上
2,330点 ⇒ 2,310点
 慢性維持透析濾過(複雑なもの)を行った場合
2,245点 ⇒ 2,225点
 その他の場合
1,580点 ⇒ 1,580点
 透析困難者等に対する加算
難病法の改正に伴い新たに指定した難病を追
加
121
人工腎臓の加算新設
 下肢末梢動脈疾患指導管理加算
100点
 要届出
 透析患者に対し下肢末梢動脈疾患の重症度等を評価し
療養上必要な指導管理を行った場合、月1回算定
 施設基準
処
置
 ①透析患者全員に対し、「血液透析患者における心血
管合併症の評価と治療に関するガイドライン」等に基づ
き、下肢動脈の触診や下垂試験・挙上試験等を実施し
た上で、虚血性病変が疑われる場合には足関節上腕血
圧比(ABI)検査又は皮膚組織灌流圧(SPP)検査による
リスク評価を行っている
 ②ABI検査0.7以下又はSPP検査40mmHg以下の患者は
、患者や家族に説明、同意を得た上で、専門的な治療
体制のある保険医療機関へ紹介を行っている
 ③ ①及び②の内容を診療録に記載
 ④連携を行う専門的な治療体制を有している保険医療
122
手
術
123
手術料の要件見直し等
 創傷処理
 切・刺・割創又は挫創に対して切除、結紮又は縫合(ステー
プラーによる縫合を含む)を行う場合
 超音波骨折治療法(一連につき)
手
術
 骨折観血的手術等が行われた後に行われた場合に限り算
定
 水晶体再建術
 水晶体嚢拡張リングを使用した場合は1,600点を加算
 処置・手術の時間外加算1の施設基準の緩和
 (2)現行通り
 (3)(2)の当直等を行った日が年間12日以内(当直医師を毎
日6人以上配置する保険医療機関が、全ての診療科につい
て届出を行う場合にあっては24日以内)であること
124
手術項目の一本化
 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術
 長径2センチメートル未満
5,000点
7,000点
 長径2センチメートル以上
⇓
手  内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
 点数に変更なし
 内視鏡的大腸ポリープ切除術削除
術
 脱肛根治手術
5,360点(削除)
 痔核手術(脱肛を含む)4根治手術へ一本化
125
手術名称の変更

名称を変更する項目
 骨盤骨折観血的手術(腸骨翼骨折を除く)
手
術
⇒ 骨盤骨折観血的手術(腸骨翼骨折観血的手術
及び寛骨臼骨折観血的手術を除く)
 内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍摘出術
⇒ 内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術
 徒手的授動術(パンピングを併用した場合)
⇒ 徒手的授動術
 経皮的大動脈弁置換術 ⇒ 経カテーテル大動脈弁置換術
 経静脈電極抜去術(レーザーシースを用いるもの)
⇒ 経静脈電極抜去術
 腹腔鏡下後腹膜腫瘍摘出術
⇒ 腹腔鏡下大網、腸間膜、後腹膜腫瘍摘出術
 膵尾部切除術(腫瘍摘出術を含む)の場合
⇒ 膵尾部切除術の場合
126
新設項目

鼻




手

術

内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(骨、軟骨手術)
内視鏡下鼻中隔手術Ⅱ型(粘膜手術)
内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型(下鼻甲介手術)
内視鏡下鼻腔手術Ⅱ型(鼻腔内手術)
内視鏡下鼻腔手術Ⅲ型(鼻孔閉鎖症手術)
5,520点
2,030点
5,520点
3,170点
19,940点
甲状腺

内視鏡下甲状腺部分切除、腫瘍摘出術
片葉のみの場合17,410点
 両葉の場合25,210点



内視鏡下バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉)
25,210点
内視鏡下副甲状腺(上皮小体)腺腫過形成手術
20,660点
127
新設項目・引き上げ・引き下げ

食道



手
術
内視鏡的食道悪性腫瘍光線力学療法
内視鏡下筋層切開術査
6,300点
9,450点
尿管

経尿道的腎盂尿管凝固止血術
8,250点
引き上げ
 鼻甲介切除術


2 その他のもの
1,820点 ⇒ 2,310点
引き下げ
 輸血料

 不規則抗体加算
200点 ⇒
197点
128
検
査
個別の点数については以下のURLよりご確認ください
http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=335759&name=file/06Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000114815.pdf
129
検体検査
130
排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査
 注の変更
 同一検体について当該検査と尿沈渣(鏡検法)又
は尿沈渣(フローサイトメトリー法)を併せて行った
場合は、主たる検査の所定点数のみ算定する。
検
 摘要欄記載事項
 当該検査と尿沈渣(鏡検法)又は尿沈渣(フローサイトメ
査
トリー法)を同一日に併せて算定する場合は、当該検査
に用いた検体の種類を摘要欄に記載すること
131
項目の見直し等

名称を変更する項目



検

人工膵臓(一連につき)
⇒ 人工膵臓検査(一連につき)
コンタクトレンズ検査料2 ⇒ コンタクトレンズ検査料3
センチネルリンパ節生検 ⇒ センチネルリンパ節生検(片側)
1つの項目を複数項目に分割する項目

査


アポリポ蛋白 ⇒ アポリポ蛋白
イ.1項目の場合
ロ.2項目の場合
ハ.3項目以上の場合
脳波検査判断料 ⇒ 脳波検査判断料1
脳波検査判断料2
屈折検査 ⇒ 屈折検査
1.6歳未満の場合
2.1以外の場合
31点
62点
94点
350点
180点
69点
69点
132
検体検査(新規項目)

生化学的検査(Ⅱ)

可溶性メソテリン関連ペプチド
⇒
220点
 免疫学的検査
検


査

デングウイルス抗原定性
⇒ 200点
IgG2(TIA法によるもの)
⇒ 239点
IgG2(ネフェロメトリー法によるもの)⇒388点
 微生物学的検査


単純疱疹ウイルス・水痘帯状疱疹ウイルス核酸定量
⇒ 287点
HTLV-1核酸検出
⇒ 450点
133
検体検査 引き下げ
 尿・糞便等検査
 アルブミン定量(尿)
110点 ⇒ 108点
 トランスフェリン(尿)
112点 ⇒ 110点
 Ⅳ型コラーゲン(尿)
204点 ⇒ 200点
 顆粒球エラスターゼ(子宮頸管粘液) 129点 ⇒ 128点
検  血液学的検査
 プロテインC抗原
 プロテインC活性
査

252点 ⇒ 247点
260点 ⇒ 255点
生化学的検査(Ⅰ)
 生化学(Ⅰ)まるめ10項目以上
 心筋トロポニンT(TnT)定性・定量
 シスタチンC
 リポ蛋白分画(HPLC法)
 血液ガス分析
117点
126点
126点
130点
146点
⇒
⇒
⇒
⇒
⇒
115点
120点
124点
129点
144点
134
検体検査 引き下げ
 生化学的検査(Ⅰ)
 葉酸
 ビタミンB12
 フェリチン半定量(定量も同様)
 ビタミンB1
検
 ビタミンB2
 プロカルシトニン(PCT)半定量
 プレセプシン定量
査
 ビタミンC

165点
155点
116点
262点
268点
320点
320点
320点
⇒
⇒
⇒
⇒
⇒
⇒
⇒
⇒
162点
152点
114点
259点
263点
310点
310点
314点
生化学的検査(Ⅱ)
 レニン活性
 トリヨードサイロニン(T3)
 甲状腺刺激ホルモン(TSH)
105点 ⇒ 103点
110点 ⇒ 108点
112点 ⇒ 110点
135
検体検査 引き下げ
 生化学的検査(Ⅱ)
 ガストリン
検
査
112点 ⇒ 110点
 レニン定量
113点 ⇒ 111点
 インスリン(IRI)
114点 ⇒ 112点
 成長ホルモン(GH)
119点 ⇒ 117点
 卵胞刺激ホルモン(FSH)
119点 ⇒ 117点
 C-ペプチド(CPR)
119点 ⇒ 117点
 黄体形成ホルモン(LH)
119点 ⇒ 117点
 アルドステロン
133点 ⇒ 131点
 テストステロン
133点 ⇒ 131点
 遊離サイロキシン(FT4)
136点 ⇒ 134点
 抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体(抗GAD抗体)
136点 ⇒ 134点
 遊離トリヨードサイロニン(FT3)
136点 ⇒ 134点
 コルチゾール
136点 ⇒ 134点
136
検体検査 引き下げ
 生化学的検査(Ⅱ)
 CA19-9
検
査
136点 ⇒ 134点
 PIVKA-Ⅱ半定量(定量も同様)
150点 ⇒ 147点
 シアリルLex-i抗原(SLX)
155点 ⇒ 152点
 CA125
155点 ⇒ 152点
 核マトリックスプロテイン22(NMP22)定性(尿)
160点 ⇒ 155点
 遊離型PSA比(PSA F/T比)
165点 ⇒ 162点
 抗p53抗体
166点 ⇒ 163点
 サイトケラチン19フラグメント(シフラ) 175点 ⇒ 172点
 癌胎児性抗原(CEA)定性(乳頭分泌液)320点 ⇒314点
 癌胎児性抗原(CEA)半定量(乳頭分泌液)320点⇒314点
 可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R)
460点 ⇒ 451点
137
検体検査 引き下げ

微生物学的検査
 細菌培養同定検査
 嫌気性培養を行った場合
検
120点 ⇒ 118点
 淋菌及びクラミジア・トラコマチス同時核酸検出
291点 ⇒ 286点

免疫学的検査
 インフルエンザウイルス抗原定性
査
149点 ⇒ 147点
 A群β溶連菌迅速試験定性
136点 ⇒ 134点
 カンジダ抗原定性
144点 ⇒ 142点
 カンジダ抗原半定量
144点 ⇒ 142点
 カンジダ抗原定量
144点 ⇒ 142点
 ヘモフィルス・インフルエンザb型(Hib)抗原定性(尿・髄液)
146点 ⇒ 144点
 クラミジア・トラコマチス抗原定性
165点 ⇒ 164点
138
検体検査 引き下げ

免疫学的検査
 アデノウイルス抗原定性(糞便を除く)
検
査
204点 ⇒ 200点
 肺炎球菌細胞壁抗原定性
204点 ⇒ 200点
 ブルセラ抗体定性(半定量)
210点 ⇒ 206点
 グロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体
210点 ⇒ 206点
 ツツガムシ抗体定性
220点 ⇒ 213点
 グロブリンクラス別ウイルス抗体価(1項目当たり)
223点 ⇒ 219点
 レジオネラ抗原定性(尿)
233点 ⇒ 229点
 HCV抗体定性・定量、HCVコア蛋白 116点 ⇒ 114点
 HBc抗体半定量・定量
146点 ⇒ 145点
 HCVコア抗体
146点 ⇒ 144点
 エンドトキシン
262点 ⇒ 257点
 百日咳菌抗体
285点 ⇒ 280点
139
検体検査 引き下げ

免疫学的検査
肝炎ウイルスまるめ5項目以上
469点 ⇒ 460点
 抗核抗体(蛍光抗体法)定性(半定量、定量とも)
110点 ⇒ 108点
 抗サイログロブリン抗体
146点 ⇒ 144点
 抗RNP抗体定性(半定量、定量とも)146点 ⇒ 144点
 抗Sm抗体定性(半定量、定量とも) 162点 ⇒ 159点
 抗セントロメア抗体定性
190点 ⇒ 184点
 抗ミトコンドリア抗体定性
200点 ⇒ 196点
 抗好中球細胞質プロテイナーゼ3抗体(PR3-ANCA)
281点 ⇒ 276点
 抗好中球細胞質ミエロペルオキシダーゼ抗体(MPO-AN
CA)
281点 ⇒ 276点
 ループスアンチコアグラント定性
290点 ⇒ 281点
 β2-マイクログロブリン
112点 ⇒ 110点

検
査
140
検体検査 引き上げ

血液学的検査

検

造血器腫瘍細胞抗原検査(一連につき)
1,000点⇒2,000点
微生物学的検査
 細菌培養同定検査
査
 消化管からの検体
 血液又は穿刺液
 泌尿器又は生殖器からの検体
 その他の部位からの検体
160点
190点
150点
140点
⇒
⇒
⇒
⇒
180点
210点
170点
160点
 抗酸菌分離培養検査
 抗酸菌分離培養(液体培地法)
260点 ⇒ 280点
141
経過措置検査

以下の検査は平成30年3月31日まで算定可能

検
査
キモトリプシン(糞便)、酸度測定(胃液)、乳酸デヒドロゲナーゼ
(LD)半定量(腟分泌液)、Ⅱ型プロコラーゲン-C-プロペプチド
(コンドロカルシン)(関節液)、全血凝固時間、ヘパプラスチンテ
スト、フィブリノゲン分解産物(FgDP)、フィブリノペプチド、膠質反
応、CKアイソフォーム、プロリルヒドロキシラーゼ(PH)、α-フェ
トプロテイン(AFP)定性(腟分泌液)、CA50、Ⅰ型プロコラーゲン
-C-プロペプチド(PⅠCP)、SP1、遊離型フコース(尿)、CA
130、ヒト絨毛性ゴナドトロピンβ分画コアフラグメント(HCGβ-
CF)(尿)、膵癌胎児性抗原(POA)、HER2蛋白(乳頭分泌液)、
連鎖球菌多糖体抗体(ASP)半定量、抗デオキシリボヌクレアー
ゼB(ADNaseB)半定量、ノイラミニダーゼ定性、レプトスピラ抗
体、ボレリア・ブルグドルフェリ抗体、ダニ特異IgG抗体、Weil-F
elix反応、C3d結合免疫複合体、腸炎ビブリオ耐熱性溶血毒(T
DH)定性
142
生体検査
143
コンタクトレンズ検査料の見直し
 コンタクトレンズ検査料1
 コンタクトレンズ検査料2
 コンタクトレンズ検査料3
 コンタクトレンズ検査料4
検
査
200点
180点(新設)
56点
50点(新設)
 1、2、3は要届出
 コンタクトレンズの装用を目的に受診した患者に対して眼科
学的検査を行った場合は、コンタクトレンズ検査料1、2又は
3を算定
 届出の無い医療機関は別に厚生労働大臣が定める施設基
準に適合しているものにおいて、コンタクトレンズの装用を
目的に受診した患者に対して眼科学的検査を行った場合は
、コンタクトレンズ検査料4を算定する。
144
コンタクトレンズ検査料の施設基準
 コンタクトレンズ検査料1
 現行のコンタクトレンズ検査料1の施設基準に加え
以下に該当すること。
 入院病床を有さない保険医療機関にあっては、コンタクト
検
査
レンズ検査料を算定した患者数が年間10,000人未満、
又は、コンタクトレンズの自施設(併設のコンタクトレンズ
販売所等を除く。以下同じ)における交付率(次により算
出した値とする)が95%未満である)
– ① コンタクトレンズ検査料を算定した患者数のうち、
コンタクトレンズ を自施設において交付した患者数
– ② コンタクトレンズ検査料を算定した患者数のうち、
医師がコンタクトレンズの購入を指示し、自施設にお
いて交付しなかった患者数
①/(①+②) × 100
145
コンタクトレンズ検査料の施設基準
 コンタクトレンズ検査料2
 現行のコンタクトレンズ検査料1の施設基準に該当
するが、前頁の追加項目に該当しないこと
 コンタクトレンズ検査料3
検
査
 現行のコンタクトレンズ検査料1の施設基準に該当
しな い保険医療機関であって、前頁の追加項目に
該当すること
 コンタクトレンズ検査料4
 コンタクトレンズ検査料1、2又は3のいずれにも該
当しない保険医療機関であること
 経過措置
平成29年4月1日より適用することとする
146
生体検査料の通則小児加算の見直し
 生体検査料の通則
 新生児加算
 乳幼児加算(3歳未満)
 イ~ヘ(略)
検
査

 ト~ヨ(略)
60/100 ⇒ 80/100
30/100 ⇒ 50/100
⇒ イ~ヘ(略)
⇒ ト 経皮的酸素ガス分圧測定
⇒ チ~タ(略)
 幼児加算(3歳以上6歳未満)
15/100 ⇒ 30/100
 イ~ヘ(略)
⇒ イ~ヘ(略)

⇒ ト 経皮的酸素ガス分圧測定
 ト~ル(略)
⇒ チ~ヲ(略)
147
長期脳波ビデオ同時記録検査、脳波検査判断料の再編
 長期脳波ビデオ同時記録検査(1日につき)900点⇒
1
長期脳波ビデオ同時記録検査
要届出
 2 長期脳波ビデオ同時記録検査
検  脳波検査判断料(180点)の項目分割
 脳波検査判断料1
査
3,500点
900点
350点
 要届出
 脳波検査判断料2
180点
遠隔脳波診断を行った場合は届出必要
受信側が脳波検査判断料1の届出を行った保
険医療機関であり、当該保険医療機関において
常勤の医師が脳波診断を行い、その結果を送信
側の保険医療機関に文書等により報告した場合
は、脳波検査判断料1を算定することができる
148
生体検査(新規項目)
 呼吸循環機能検査


検
査

皮膚灌流圧測定
⇒ 100点
シャトルウォーキングテスト
⇒ 200点
 要届出
 以下は同日算定不可
– スパイログラフィー等検査及び心拍監視から終夜
経皮的動脈血酸素飽和度測定までの諸監視
超音波検査等
 ドプラ法の脳動脈血流速度連続測定
微小栓子シグナル(HITS/MES)の検出加算
⇒ 150点
超音波エラストグラフィー
⇒ 200点
 肝硬度測定を算定する患者には算定不可


149
生体検査(新規項目)

監視装置による諸検査




精密知覚機能検査
⇒ 280点
内視鏡検査

査
⇒ 100点
神経・筋検査

検
経皮的酸素ガス分圧測定(1日につき)
膀胱尿道ファイバースコピー、膀胱尿道鏡検査
 狭帯域光強調加算
⇒ 200点
診断穿刺・検体採取料

その他の検体採取
 鼻腔・咽頭拭い液採取
⇒
5点
150
生体検査 引き上げ

呼吸循環機能検査等


検
トレッドミルによる負荷心肺機能検査、サイクルエルゴメーターに
よる心肺機能検査
800点 ⇒ 1,200点
 連続呼気ガス分析加算
100点 ⇒ 200点
神経・筋検査
筋電図検査
 筋電図(1肢につき(針電極にあっては1筋につき))
200点 ⇒ 300点
 神経学的検査
400点 ⇒ 450点

査

内視鏡検査


コルポスコピー
150点 ⇒ 210点
診断穿刺・検体採取料

血液採取(1日につき)
 静脈
 乳幼児加算(6歳未満)
20点 ⇒
14点 ⇒
25点
20点
151
病理診断
152
病理診断項目の再編
 免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製
 6.その他(1臓器につき)
病
理
診
断
400点 ⇒
 6 .ALK融合タンパク
2,700点
 7 .CD30
400点
 8 .その他(1臓器につき)
400点
– 8について、確定診断のために4種類以上の抗体を
用いた免疫染色が必要な患者に対して、標本作製を
実施した場合には、1,600点を所定点数に加算
 細胞診(1部位につき)
 婦人科材料等によるもの
150点 ⇒ 変更なし
 穿刺吸引細胞診、体腔洗浄等によるもの
190点 ⇒ 変更なし
 セルブロック法によるもの(新設)
860点
153
保険医療機関間の連携による病理診断

病理診断料


組織診断料
細胞診断料
400点 ⇒ 450点
200点 ⇒ 変更なし
病
理
診  保険医療機関間の連携による病理診断
 送付側の施設基準の見直し
断
 標本の送付側においては、病理診断業務について、5年
以上の経験有し、病理標本作製を行うことが可能な常勤
の検査技師が1名以上配置されていることが望ましい
 所定の様式に沿って、当該患者に関する情報提供を行
うこと。なお、その際には標本作製をした場所を明記して
いること
154
保険医療機関間の連携による病理診断
 保険医療機関間の連携による病理診断
 受取側の施設基準の見直し
ア
病
理
診
断
病理診断管理加算の届出を行っている保険医療機関
であること。
 イ 特定機能病院、 臨床研修指定病院、へき地医療拠点
病院、へき地中核病院、へき地医療支援病院又は病理
診断科を標榜する保険医療機関
 ウ イに掲げる保険医療機関のうち、病理診断科を標榜
する保険医療機関における病理診断に当たっては、同
一の病理組織標本について、病理診断を専ら担当する
複数の常勤の医師が鏡検し、診断を行う体制が整備さ
れていること。なお、診断にあたる医師のうち少なくとも1
名以上は専ら病理診断を担当した経験を7年以上有す
ること。
 エ 同一の者が開設する衛生検査所から受け取る標本
割合が全体の8割以下であること。
155
画像診断
156
乳幼児加算等・造影剤注入手技
 乳幼児加算等
 新生児加算
画
像
診
断
30/100 ⇒ 80/100
 乳幼児加算(3歳未満)
15/100 ⇒ 50/100
 幼児加算(3歳以上6歳未満)
(新設) ⇒ 30/100
 エックス線診断料、エックス線撮影料、シンチグラム(画
像を伴うもの)、シングルホトンエミッションコンピューター
断層撮影(同一のラジオアイソトープを用いた一連の検
査につき)、コンピューター断層撮影診断料
 動脈造影カテーテル法の加算追加
 頸動脈閉塞試験加算
1,000点
 頸動脈閉塞試験(マタス試験)を実施した場合
157
コンピューター断層撮影の見直し

CT撮影
 イ.64列以上
1,000点 ⇒
施設共同利用において行われる場合
1,020点
–
画
像
診
断
要届出又は診断撮影機器での撮影を目的として別の
保険医療機関に依頼し行われる場合に限り算定
その他の場合
 ロ.16列以上64列未満
 ハ.4列以上16列未満
 ニ.イ、ロ、ハ以外
1,000点
(変更無し)900点
770点 ⇒ 750点
580点 ⇒ 560点
158
磁気共鳴コンピューター断層撮影の見直し
 磁気共鳴コンピューター断層撮影
 1.3テスラ以上
画
像
診
断
1,600点 ⇒
 施設共同利用において行われる場合 1,620点
– 要届出又は診断撮影機器での撮影を目的として別
の保険医療機関に依頼し行われる場合に限り算定
 その他の場合
1,600点
 2.1.5テスラ以上3テスラ未満(変更なし)
1,330点
 3.1、2以外の場合
920点 ⇒ 900点
 乳房MRI撮影加算(要届出)
 触診、エックス線撮影、超音波検査等の検査で乳腺の悪性
腫瘍が疑われる患者に対して、手術適応及び術式を決定す
るために、1.5テスラ以上のMRI装置及び乳房専用撮像コイ
ルを使用して乳房を描出した場合に限り算定
 画像診断管理加算2に関する施設基準を満たす
 関係学会より乳癌の専門的な診療が 可能として認定された
施設
159
ポジトロン撮影等の施設共同利用率の要件

画
像
診
断
ポジトロン断層撮影、ポジトロン断層・コンピューター断層複合
撮影、ポジトロン断層・磁気共鳴コンピューター断層複合撮影、
乳房用ポジトロン断層撮影
 施設共同利用率要件の変更
 100分の20以上 ⇒ 100分の30以上
 経過措置
 平成28年3月31日に施設共同利用率の要件を満たしている保険
医療機関については、平成29年3月31日までの間、当該要件を満
たしているものとする。

画像診断管理加算1、2及び遠隔画像診断を行った場合の画
像診断管理加算
 施設基準の新設
 夜間又は休日に撮影された画像について、自宅等当該保険医療機
関以外の場所で、画像の読影及び送受信を行うにつき十分な装置・
機器を用いた上で、読影した場合も対象となる。なお、患者の個人
情報を含む医療情報の送受信に当たっては安全管理を確実に行っ
た上で実施する必要がある
160
リハビリテーション料
161
脳血管疾患等リハ・運動器リハ
 脳血管疾患等リハビリテーション料(1単位)
 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
イ
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
ロ以外の場合
245点
 ロ 廃用症候群の場合
180点
 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
 イ ロ以外の場合
200点
 ロ 廃用症候群の場合
146点
 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)
 イ ロ以外の場合
100点
 ロ 廃用症候群の場合
77点
 運動器リハビリテーション料(1単位)
 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
 運動器リハビリテーション料(Ⅱ)
 運動器リハビリテーション料(Ⅲ)
180点 ⇒ 185点
170点(変更なし)
85点(変更なし)
162
脳血管疾患等リハ・運動器リハ
 標準的算定日数の起算日
 それぞれ発症、手術若しくは急性増悪又は最初に診断され
た日から180日(150日)以内
リ
ハ
 上限日数を超えた場合、月13単位までは今まで通り
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ  リハビリテーション総合計画評価料
ン
 算定対象に廃用症候群(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)が追加
163
廃用症候群リハビリテーション料(新設)
 廃用症候群リハビリテーション料(1単位)
 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ)
180点
146点
77点
 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅲ)
リ
ハ  対象患者
ビ
 急性疾患等(治療の有無を問わない)に伴う安静による廃
リ
用症候群であって、一定程度以上の基本動作能力、応用動
テ
作能力、言語聴覚能力及び日常生活能力の低下を来して
ー
いるもの
シ
ョ  算定要件
ン
 要届出(脳血管疾患等リハ料の届出があれば可)
 廃用症候群の診断又は急性増悪から120日以内
 対象患者について、治療を継続することにより状態の改善
が期待できると医学的に判断される場合その他の別に厚生
労働大臣が定める場合には、120日を超えて所定点数を
算定可
164
廃用症候群リハビリテーション料(新設)
 施設基準
 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)につき、それぞれ
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)と同様
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
 専従の常勤PT、専従の常勤OTについては、下記の
常勤と兼任可能
 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)又は(Ⅱ)、運動器リハヒ
゙リテーション料(Ⅰ)、(Ⅱ)又は(Ⅲ)、呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
又は(Ⅱ)、障害児(者)リハビリテーション料、がん患者リハビリテ
ーション料
 専従の常勤STについては、第7部リハビリテーション第1
節の各項目のうち専従の常勤STを求める別の項目
について、別に定めがある場合を除き兼任は可能
 経過措置
 平成28年3月31日時点で脳血管疾患等リハビリテーション
(廃用症候群の場合)を受けている患者については、当該時
点の算定上限日数を適用
165
維持期のリハビリテーション共通
 医療保険への請求不可の経過措置
 平成30年3月末まで延長
リ  減算規定
ハ
 維持期リハビリテーションを実施しながら介護保険のリハビ
ビ
リテーションの実績がない場合
リ
 100分の90 ⇒ 100分の80
テ
ー
 維持期リハビリテーションの点数算定
シ
 本則の100分の90 ⇒ 本則の100分の60
ョ
 次頁以降
ン
166
維持期のリハビリテーション
 脳血管疾患等リハビリテーション料(1単位)
 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
221点 ⇒ 147点
 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
180点 ⇒ 120点
 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)
90点 ⇒ 60点
 本文に規定する別に厚生労働大臣が定める患者(要介護
被保険者等に限る)に対し、それぞれ発症、手術若しくは急
性増悪又は最初に診断された日から60日を経過した後に、
引き続きリハビリテーションを実施する場合において、過去
3月以内に目標設定等支援・管理料を算定していない場合
には、所定点数の100分の90に相当する点数により算定
167
維持期のリハビリテーション
 廃用症候群リハビリテーション料(1単位)
 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ)
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅲ)
108点
88点
46点
 120日を超えた場合
 上記点数を1月13単位まで算定できる
 本文に規定する別に厚生労働大臣が定める患者(要介護
被保険者等に限る)に対し、それぞれ廃用症候群の診断又
は急性増悪から40日を経過した後に、引き続きリハビリテ
ーションを実施する場合において、過去3月以内に目標設
定等支援・管理料を算定していない場合には、所定点数の
100分の90に相当する点数により算定
168
維持期のリハビリテーション
 運動器リハビリテーション料(1単位)
 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
 運動器リハビリテーション料(Ⅱ)
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
 運動器リハビリテーション料(Ⅲ)
163点 ⇒ 111点
154点 ⇒ 102点
85点 ⇒ 51点
 本文に規定する別に厚生労働大臣が定める患者(要介護被
保険者等に限る)に対し、それぞれ発症、手術若しくは急性
増悪又は最初に診断された日から50日を経過した後に、引
き続きリハビリテーションを実施する場合において、過去3月
以内に目標設定等支援・管理料を算定していない場合には
、所定点数の100分の90に相当する点数により算定
169
医療保険と介護保険のリハビリテーション
 医療保険と介護保険の併給の例外事項
 要介護被保険者等である患者に対して行うリハビリテーショ
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
ンは、同一の疾患等について、医療保険における疾患別リ
ハビリテーションを行った後、介護保険におけるリハビリテ
ーシ ョンに移行した日以降は、当該リハビリテーションに係
る疾患等について、医療保険における疾患別リハビリテー
ション料は算定できない。
なお、目標設定等支援・管理料を算定してから3月以内に、当
該支援における紹介、提案等によって、介護保険におけるリ
ハビリテーションの内容を把握する目的で、1月に5日を超え
ない範囲で介護保険におけるリハビリテーショ ンの提供を受
ける場合は当該「移行」 に含まない。
170
目標設定等支援・管理料(新設)
 目標設定等支援・管理料(3月に1回)
 初回の場合
 2回目以降の場合
250点
100点
リ
ハ  算定対象リハビリテーション及び対象者
ビ
 脳血管疾患等リハビリテーション料、廃用症候群リハビリテ
リ
ーション料、運動器リハビリテーション料
テ
 上記リハビリテーションを実施している要介護被保険者
ー
等である患者
シ
ョ
 リハビリテーションの目標設定等の支援や介護保険のリハ
ン
ビリテーションの紹介等を行った場合に算定
 各リハビリテーション料の標準的算定日数の3分の1経過
後に目標設定等支援・管理料を算定せず疾患別リハビリテ
ーションを行う場合は100分の90に減算
171
目標設定等支援・管理料(新設)
 実施すべき指導内容
 医師及びその他の従事者が共同して目標設定等支援・管
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
理シートを作成し患者に交付、その写しを診療録に添付
 上記シートに基づき次に掲げる内容について、医師が患者
又は患者の看護に当たる家族等に対して説明し、その事実
及び被説明者が説明をどのように受け止め、どの程度理解
したかについての評価を診療録に記載
 ア)
説明時点までの経過
 イ) 治療開始時及び説明時点のADL評価
–
 ウ)
B I又はFIMによる評価の得点及びその内訳を含む
説明時点における患者の機能予後の見通し
 エ) 医師及びその他の従事者が、当該患者の生きがい、価値観等
についてどう認識しており、機能予後の見通しを踏まえて、患者がど
のような活動ができるようになること、どのような形で社会に復帰で
きることを目標としてリハビリテーションを行っているか、又は行う予
定か。
 オ) 現在実施している、又は今後実施する予定のリハビリテーション
が、それぞれエ)の目標にどのように関係するか。
172
目標設定等支援・管理料(新設)
 実施すべき指導内容
 上記シートの交付、説明はリハビリテーション実施計画書の
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
説明、又はリハビリテーション総合計画書の交付、説明と一
体として行って差し支えない
 当該患者が、以後、介護保険によるリハビリテーション等の
サービスの利用が必要と思われる場合には、必要に応じて
介護支援専門員と協力して、患者又は患者の看護に当たる
家族等に介護保険による訪問リハビリテーション、通所リハ
ビリテーション等を提供する事業所(当該保険医療機関を含
む)を紹介し、見学、体験(入院中の患者以外の患者に限る
)を提案する
173
目標設定等支援・管理料(新設)
 目標設定等支援・管理料
 算定要件
リ
ハ
ビ
リ
テ
ー
シ
ョ
ン
(2)
脳血管疾患等リハビリテーション、廃用症候
群リハビリテーション又は 運動器リハビリテーシ
ョンを実施している要介護被保険者等のうち、標
準的算定日数の3分の1を経過したものについ
て、直近3か月以内に目標設定等支援・管理料
を算定していない場合、当該リハビリテーション
料の100分の90を算定する。
 経過措置
 目標設定等支援・管理料を算定していない場合の脳血管疾
患等リハビリテーション料、廃用症候群リハビリテーション、
運動器リハビリテーション料の減算については、平成28年
10月1日から実施する。
174
精神科専門療法
175
通院・在宅精神療法の加算(新設)
 20歳未満加算
 点数変更は無いが、下記児童思春期精神科専門管理加算
1、2を算定した場合は算定不可となった
精  児童思春期精神科専門管理加算1(1回につき)500点
神
 16歳未満の患者に精神療法を行った場合
科
 当該保険医療機関の精神科を最初に受診した日から2
専
年以内の期間に行った場合
門
1,200点
療  児童思春期精神科専門管理加算2
法
(初診から3ヶ月以内に 1 回)
 20歳未満の患者に60分以上の精神療法を行った場合
 当該保険医療機関の精神科を最初に受診した日から3
月以内の期間に行った場合
176
通院・在宅精神療法の加算(新設)
 児童思春期精神科専門管理加算1、2
 特定機能病院若しくは児童・思春期精神科入院医療管理料
精
神
科
専
門
療
法
に係る届出を行った保険医療機関又は当該保険医療機関
以外の保険医療機関であって別に厚生労働大臣が定める
施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け
出た保険医療機関において算定出来る
 1回の処方において、3種類以上の抗うつ薬又は3種類以
上の抗精神病薬を投与した場合であって、別に厚生労働大
臣が定める要件を満たさない場合、所定点数の100分の50
に相当する点数により算定する。
177
通院・在宅精神療法の加算(新設)
 児童思春期精神科専門管理加算1、2
 施設基準
 (1)以下を全て満たしていること。
精
神
科
専
門
療
法
現に精神保健指定医であって、精神保健指定医に
指定されてから5年以上主として児童・思春期の患者
の精神医療に従事した経験を有する専任の常勤医
師及び児童・思春期の患者の精神医療に従事した経
験1年以上を含む精神科の経験3年以上の専任の
常勤医師が、それぞれ1名以上勤務している
– 児童・思春期精神科に専任の精神保健福祉士又は
臨床心理技術者が1名以上配置されている
– 過去6ヶ月間に精神療法を実施した16歳未満の患者
の数が、月平均40人以上であること
 (2)診療所については、(1)に加え、過去6ヶ月間に精神
療法を実施した患者のうち、50%以上が16歳未満の者
である
–
178
向精神薬等多剤投与
 通院・在宅精神療法減算規定の追加
 1回の処方で3種類以上の抗うつ薬又は3種類以上の抗精
神病薬が投与され下記の「別に厚生労働大臣が定める要
件」を満たさない場合
 所定点数の100分の50で算定
精
神
科  別に厚生労働大臣が定める要件
専
 下記の全てを満たす
門
 自院にて、3種類以上の抗うつ薬及び3種類以上の抗精
療
神病薬の投与の頻度が一定以下であること
法
 当該患者に適切な説明や医学管理が行われている
 当該処方が臨時の投薬等のもの又は患者の病状等によ
りやむを得ず投与するものである
179
向精神薬等多剤投与
 精神科継続外来支援・指導料
 減算規定の追加
 1回の処方で3種類以上の抗うつ薬又は3種類以上の抗
精
神
科
専
門
療
法
精神病薬が投与され前頁の要件を満たさない場合
 所定点数の100分の50で算定
 以下の場合は算定不可
 1回の処方で3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠
薬 、3種類以上の抗うつ薬又は3種類以上の抗精神病
薬を投与した場合(臨時の投薬等のもの及び3種類の抗
うつ薬又は3種類の抗精神病薬を患者の病状等により
やむを得ず投与するものを除く)
180
精神科デイ・ケア等の要件見直し
 精神科デイ・ケア、精神科デイ・ナイト・ケア、精神科ナ
イト・ケア、精神科ショート・ケア算定要件の変更
 デイ・ケア等を最初に算定した日から1年を超える期間
に行われる場合にあっては、週5日を限度として算定す
る。ただし、週3日を超えて算定できるのは特に定める場
合に限る
精
神
科
専  精神科デイ・ケア(点数変更無し注の新設)
門
 他院の地域移行機能強化病棟入院料を算定する病棟に入
療
院中で、退院予定の患者に、精神科デイ・ケアを行う場合は
法
、入院中4回を限度として算定
181
精神科デイ・ケア等の要件見直し
 「特に定める場合」とは
 以下全てを満たすこと。
 週3日を超えるデイ・ケア等の提供が医学的に特に必要
精
神
科
専
門
療
法
と判断されること
 精神保健福祉士が聴取した患者の意向に沿った診療計
画に基づいて実施されること
 当該保険医療機関において、デイ・ケア等の提供が週3
日を超える患者の割合が8割未満であること

デイ・ケア等を最初に算定した日から3年を超える期間
に行われる場合であって、週3日を超えて算定する場合
には、長期入院歴を有する患者を除き、週4日目以降、
所定点数の100分の90に相当する点数により算定する
(精神科ショート・ケアを除く)
182
認知療法・認知行動療法の項目追加
 認知療法・認知行動療法
1
精
神
科
専
門
療
法
地域の精神科救急医療体制を確保するために
必要な協力等を行っている精神保健指定医に
よる場合
500点(変更なし)
 2 1以外の医師による場合
420点(変更なし)
3
地域の精神科救急医療体制を確保するために必要な協
力等を行っている精神保健指定医と、一定の知識、経験を
有する看護師が共同して行う場合
350点
 対象疾患の追加
 うつ病等の気分障害
 不安障害(強迫性障害、社交不安障害、パニック障害、心的
外傷後ストレス障害(PTSD))
183
認知療法・認知行動療法の項目追加
 認知療法・認知行動療法
 算定要件
 要届出
精
神
科
専
門
療
法
 治療にかかる面接の一部を専任の看護師が実施した場
合に算定
–
–
–
–
下記の全てを満たす
①初回と治療の終了を予定する回の治療にかかる面接は専任
の医師が実施し、専任の看護師が同席
②その間の治療は、初回に同席した看護師が実施し、面接後
に専任の医師が患者と5分以上面接
③看護師が面接を実施する場合は、患者の同意を得た上で当
該面接の内容を録音する。専任の医師はその内容を、指示、指
導の参考とする
 「1」、「2」及び「3」に規定する点数は、一連の治療にお
いて同一の点数を算定する。ただし、「3」の要件を満た
す場合のうち、医師と看護師が同席して30分以上の面
接を行った日に限り、「1」の点数を算定できる
184
認知療法・認知行動療法の項目追加
 認知療法・認知行動療法

精
神
科
専
門
療
法

算定要件
 一連の治療において同一の点数を算定する。ただし、「3」の要件を
満たす場合のうち、医師と看護師が同席して30分以上の面接を行っ
た日に限り「1」の点数を算定できる
施設基準
 精神科を標榜する保険医療機関
 精神科救急医療体制の確保に協力等を行い、認知療法・認知行動
療法に習熟した専任の精神保健指定医が1名以上勤務している
 以下の全てを満たす専任の看護師が1名以上勤務している
①認知療法・認知行動療法1又は2を行う外来に2年以上勤務し、治療
にかかる120回以上の面接に同席した経験があること
– ②うつ病等の気分障害の患者に対して、認知療法・認知行動療法の手
法を取り入れた面接を過去に自ら10症例120回以上実施し、その内
容のうち5症例60回以上のものについて、面接を録画、録音等の方法
により記録して、(2)の専任の医師又は③の研修の講師が確認し、必要
な指導を受けていること。
– ③厚生労働科学研究費補助金「精神療法の有効性の確立と普及に関
する研究」による「認知療法・認知行動療法治療者用マニュアル」に準
拠したプログラムによる2日以上の適切な研修を修了していること。
–
185
依存症集団療法
340点(新設)
 依存症集団療法(1回につき)(6ヶ月間に限る)

算定要件
 要届出
 医師又は医師の指示を受けた看護師若しくは作業療法士(いずれも
精
神
科
専
門
療
法
研修を修了した者に限る)が実施
 薬物依存症の患者に対し、標準化された方法で集団療法を実施
 6月以内に限り、週1回を限度として算定
 医学的に必要な場合には、治療開始日から2年以内に限り別途週1
回かつ計24回を限度として算定可能
 1回に20人を限度とし、90分以上実施した場合に算定
 依存症集団療法と同一日に行う他の精神科専門療法は、所定点数
に含まれるものとする。

施設基準
 専任の精神科医師及び専任の看護師、作業療法士(いずれも研修
を修了した者に限る)が勤務している
 当該集団療法の実施時間において、医師又は医師の指示を受けた
看護師若しくは作業療法士いずれか1名以上(研修を修了した者に
限る)が専従している
186
訪問看護・指導料の見直し
 1.精神科訪問看護・指導料(Ⅰ)(1日につき)
 イ.保健師、看護師、作業療法士又は精神保健福祉士
精
神
科
専
門
療
法
(1)
(2)
(3)
(4)
週3日目まで
週3日目まで
週4日目以降
週4日目以降
30分以上の場合
30分未満の場合
30分以上の場合
30分未満の場合
575点
440点
675点
525点
⇒
⇒
⇒
⇒
580点
445点
680点
530点
30分以上の場合
30分未満の場合
30分以上の場合
30分未満の場合
525点
400点
625点
485点
⇒
⇒
⇒
⇒
530点
405点
630点
490点
 ロ.准看護師
(1)
(2)
(3)
(4)
週3日目まで
週3日目まで
週4日目以降
週4日目以降
187
訪問看護・指導料の見直し
 3.精神科訪問看護・指導料(Ⅲ)(1日につき)
 イ.保健師、看護師、作業療法士又は精神保健福祉士
精
神
科
専
門
療
法
 (1)
同一日に2人
①週3日目まで 30分以上の場合575点
②週3日目まで 30分未満の場合440点
③週4日目以降 30分以上の場合675点
④週4日目以降 30分未満の場合525点
 (2) 同一日に3人以上
①週3日目まで 30分以上の場合288点
②週3日目まで 30分未満の場合220点
③週4日目以降 30分以上の場合338点
④週4日目以降 30分未満の場合263点
⇒
⇒
⇒
⇒
580点
445点
680点
530点
⇒
⇒
⇒
⇒
293点
225点
343点
268点
188
訪問看護・指導料の見直し
 3.精神科訪問看護・指導料(Ⅲ)(1日につき)
 ロ.准看護師
精
神
科
専
門
療
法
 (1)
同一日に2人
①週3日目まで 30分以上の場合525点
②週3日目まで 30分未満の場合400点
③週4日目以降 30分以上の場合625点
④週4日目以降 30分未満の場合485点
 (2) 同一日に3人以上
①週3日目まで 30分以上の場合263点
②週3日目まで 30分未満の場合200点
③週4日目以降 30分以上の場合313点
④週4日目以降 30分未満の場合243点
⇒
⇒
⇒
⇒
530点
405点
630点
490点
⇒
⇒
⇒
⇒
268点
205点
318点
248点
189
精神科訪問看護指示料
 訪問看護指示料の加算(新設)
 衛生材料等提供加算
精
神
科
専
門
療
法
80点(月1回)
 算定要件
 精神科訪問看護指示書を交付した患者のうち、衛生材
料及び保険医療材料が必要な者に対して、在宅療養に
おいて必要かつ十分な量の衛生材料及び保険医療材料
を提供した場合に精神科訪問看護指示料に加算する。
※ 在宅療養指導管理料等を算定している場合は、当該管理
料に包括される。
190
精神科重症患者早期集中支援管理料
 同一建物居住者の定義及び対象施設の見直し
 同一建物居住者
⇒ 単一建物診療患者数
 在宅医療の部を参照
精
神  精神科重症患者早期集中支援管理料1
 単一建物診療患者数が1人の場合
科
1,800点(点数変更無し)
専
門
 単一建物診療患者数が2人以上の場合
療
900点(450点) ⇒ 1,350点
法
 精神科重症患者早期集中支援管理料2
 単一建物診療患者数が1人の場合
1,480点(点数変更無し)
 単一建物診療患者数が2人以上の場合
740点(370点) ⇒ 1,110点
191
精神科重症患者早期集中支援管理料
 算定要件と施設基準の見直し
 算定要件
 以下の全てに該当する長期入院患者又は入退院を繰り
精
神
科
専
門
療
法
返し病状が不安定な患者であること
–
–
–
–
1年以上入院して退院した者又は入退院を繰り返す者
統合失調症や気分(感情)障害等の状態で、退院時におけるGAF
尺度による判定が40以下等の者
精神科を標榜する保険医療機関への通院が困難な者(精神症
状により単独での通院が困難な者を含む)
(削除)④障害福祉サービスを利用していない者
 施設基準
 常勤の精神保健指定医、常勤の保健師又は常勤の看
護師、常勤の精神保健福祉士及び作業療法士を配置(
OTのみ常勤要件無し)
 緊急の連絡体制を確保すると共に、24時間往診又は(
及びから変更)精神科訪問看護若しくは(又はから変更)
精神科訪問看護・指導を行うことができる体制を確保
ご清聴ありがとうございました
拙著が、じほう社より刊行予定です。
『患者さんと共有できる外来点数マニュアル
2016年度版』
192