平成28年度 臨床工学科シラバス

平 成 28年 度 ( 2016)
シラバス
臨床工学科編
(1年生用)
シラバス(Syllabus)の活用について
このシラバスでは、各 学 科 の授 業 科 目 について、その概 要 、 到 達 目 標 、学 習 内
容 ・方 法 、評 価 の方 法 とオフィスアワー(学 生 が教 員 を訪 問 して質 問 できる曜 日 ・時
間 帯 など)、教 材 ・テキスト・参 考 書 、準 備 学 習 ・履 修 上 の注 意 点 などが記 載 されて
います。学 生 諸 君 はこれを よく閲 覧 して効 率 的 にまた主 体 的 に学 習 する道 標 としてく
ださい。
シラバスの目 的 は学 生 のためだけでなく教 員 のためでもあり、授 業 計 画 の進 捗 状
況 と、設 定 された目 標 を学 生 が達 成 し、学 習 効 果 をあげているかを総 括 できます。学
生 と教 員 お互 いのコミュニケーションのツールとして是 非 活 用 してください。
大 学 で は、高 等 学 校 まで 学 生 諸 君 が受 けていた受 身 の与 え られ る姿 勢 で の学 習
ではなく、自 分 で問 題 点 ・重 要 点 を探 し、調 べ、学 び取 っていく能 動 的 な学 習 が求
められ ます。逆 に言 えば大 学 教 員 は必 要 な学 習 情 報 が何 かを 示 しますが、それ を直
接 細 か く 情 報 伝 達 す るこ と を 主 目 的 と は せ ず 、あ く ま で 、 学 生 諸 君 が 効 率 的 に 将 来
有 効 な重 要 な情 報 や技 術 を 会 得 す る こ とを 支 援 する こ とを 目 的 とし ま す 。 こ の シ ラバ
スを自 己 の学 習 の羅 針 盤 に見 立 て効 率 よい学 習 に役 立 ててください。
では、医 療 科 学 部 での 4 年 間 の学 習 で、将 来 の各 医 療 職 のエキスパートとして成
長 する、その基 礎 固 めがで きるよう、充 実 した学 生 生 活 を送 れるよう願 っています。私
達 、教 職 員 はそのための支 援 の向 上 を今 後 も図 っていきます。
平成 28 年 4 月
医療科学部長
-i-
金田
嘉清
臨床工学科の3方針
1.入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)
藤田保健衛生大学医療科学部のアドミッションポリシーに基づき、臨床工学科では次の
ような素養をもつ者を入学者として求めます。
1) 人の生命や機能の成り立ちに興味があり、電気製品・機械システムを正常に動作さ
せる術を理解している人
2) 物事を探求する好奇心と柔軟で多面的な思考力をもち、自ら積極的に学ぶ姿勢があ
る人
3) 複数の人とかかわることを好み、他者に対する思いやり・同情心に溢れ、協調性が
ある人
4) 困難な状況においても、工夫し打開を試みようと努力する姿勢が継続できる人
5) 広い視野、豊かな表現力とコミュニケーション能力が身についている人
6) 国際化する社会おいて様々な考え・文化をもつ人々と平等・協調して活動でき、生
涯学習する意欲をもつ人
選抜方法については、医療科学部のアドミッションポリシーに準じます。臨床工学技士は医
学のみならず、工学的な知識も必要とするため、幅広い学修をする必要があります。臨床工学
科では、基礎的学力の評価として一般試験では外国語(英語)を必須とし、数学、理科(物理・
化学・生物)を科目選択式とした選抜試験を実施しています。センター利用入試では、外国語
(英語)と数学を必須とし、理科(物理・化学・生物)を科目選択式とした選抜試験を実施し
ています。
2.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
藤田保健衛生大学医療科学部のカリキュラム・ポリシーに基づき、臨床工学科では学習分
野を基礎分野、専門基礎分野、専門分野の三つに編成してあります。これらの分野は、チー
ム医療の一角を担う高い専門性を有した臨床工学技士として必須の教育内容です。それぞれ
の分野は、以下のような方針に基づいて教育過程(カリキュラム)を編成しています。
1) 医療に携わる者として、患者中心の医療を体得するとともに、チーム医療の一員を
- ii -
担える協調性と責任感を涵養する。
2) 医療人に必要なコミュニケーション技術およびプレゼンテーション技術を体得す
る。
3) 基礎分野では、医療従事者として求められる幅広い教養と知識を修得する。
4) 専門基礎分野では、医療機器の操作において定量的かつ客観的分析手法を実践する
ために必要な医工学専門知識および病態把握のための医学知識を修得する。
5) 専門分野では、安全で確実な医療を実行するための臨床工学の専門領域に関する幅
広い知識と技術を修得する。
6) 卒業研究では、先端的研究を通して、疑問や課題を自ら探究・解決する能力を修得
する。
7) 自己の知識や技術を点検・評価し、生涯学び続ける姿勢を堅持できるようにする。
3.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
藤田保健衛生大学医療科学部のディプロマポリシーに基づき、臨床工学科に 4 年以上在
籍、授業科目により卒業要件を満たす単位を修得したうえ、卒業試験を合格した者に『学
士(臨床工学)』の学位を授与します。
卒業試験は、下記の能力が身についていることを総合的に判断するものです。よって、
臨床工学科を卒業し、学位を授与された者は以下の能力を修得している事になります。
1) 臨床工学技士国家試験に合格できる学力を身につけている。
2) 人体の構造と機能について理解し、疾病の発生機序や転帰について理解している。
3) 医療治療機器や生体計測に関わる機器の原理や仕組みを理解し安全に操作できる。
4) 臨床工学技術領域に従事するために必要な知識・技能を身につけている。
5) グローバリゼーションの中で、専門分野の研究成果を理解するための語学力と情報
収集力を身につけている。
6) 獨創的かつ自由な発想に基づきながら、論理的な道理を発見しようとする研究心を
身につけている。
7) 自己におごることなく、医療人として相応しい高い倫理観を基盤とした豊かな人間
性を身につけている。
8) 病に苦しむ弱者を助けるために、自らの力を活かして医療福祉に貢献しようとする
意思をもっている。
9) チーム医療の一員として他の医療職とともに患者中心の医療を実践できる。
10)進歩する医療にふさわしい高い専門性を発揮し、患者や他の医療職から信頼され続
けるために、自己研鑽に努めることができる。
- iii -
臨床工学科の教育理念・教育目標について
1.教育理念
臨床工学科は、EBM(Evidence-based medicine, 根拠に基づいた医療)を実践するとと
もに、臨床工学領域の高度な教育・研究における中心的な役割を担い、最先端医療機器開発
にも貢献できる臨床工学技士を養成することにより、社会に貢献することを目的としてい
る。そのために、医療系総合大学である本学園の臨床工学教育の実績を踏まえ、臨床工学
を医学と工学が融合した臨床科学分野と捉え、高度な専門知識と技術力を有するハイレベ
ルの臨床工学技士育成のための教育を目指す。
2.教育目標
1)医療に携る者として、患者中心の医療を体得するとともに、チーム医療を担える協
調性と責任感を涵養する。
2)医療人に必要な幅広い教養と知識、コミュニケーション能力及びプレゼンテーショ
ン能力を体得する。
3)安全で確実な医療を実行するため臨床工学の専門領域に関する幅広い知識と技術を
修得する。
4)定量的かつ客観的な分析手法を実践するために必要な理工学的専門知識および病態
把握のための医学的知識を修得する。
5)自己の知識・技術や能力を点検・評価し、生涯学び続ける姿勢を堅持する。
3.教育目標達成のための取り組み
1)カリキュラム編成の考え方
臨床工学科のカリキュラムにおける科目区分は、基礎分野、専門基礎分野、専門分野の
3 大分野で編成、体系付けしている。すなわち、医療従事者としての教養を育むための基
礎分野科目を 1 年次から 3 年次まで配置した。臨床工学に必要な基礎医学と基礎工学を学
ぶ専門基礎分野は、1 年次から人体の構造および機能、情報処理および基礎工学の一部の
講義が開始され、2 年次にはこの分野の大部分の講義・実習を行う。臨床工学のコア・カリ
- iv -
キュラムである専門分野は、主に 3 年次に大部分の講義と実習を行い、4 年次の臨床実習
と卒業研究へと繋がる。基礎分野では、選択科目を多く配置して学生が主体的にそれぞれ
の分野を習得できるようにした。
2)教育方法
1学年40名定員に対して22名の専任教員を配置し、基本的に教員と学生との直接対話・討
論を通しての問題発見・解決型少人数教育を実践する中で、チームワーク精神および主体性
を合わせ持つ臨床工学技士を育成することを目指している。
講義は基本的に1室40名程度で実施し、選択科目の一部については同時平行で行う。
実習については、専門基礎科目については全体実習とするが、専門科目は小グループ実
習が望ましいので、10名程度の小グループに分けて行う。臨床実習については、藤田保健
衛生大学病院(藤田保健衛生大学救命救急センターを含む)において、豊富な経験を有す
る20名以上の臨床工学技士の指導の下、マンツーマン実習を行う。
3)教育方法の工夫
①学生の主体的選択と早期臨床体験
多様な基礎教育科目を開講し、学生の主体的選択による教育を充実させる。また、
入学後早い時期に臨床工学全般にわたる導入教育および病院見学を行い、医療人とし
ての自覚を高めるとともに、目的意識を持って勉学に取り組めるように配慮した。
②双方向・討論型教育による課題発見・解決型学習
一方通行になりがちな講義には双方向・討論型教育を可能な限り導入し、疑問を発見
し課題を自ら探求し解決する姿勢を体得させる。
③実習の重視
学科内で行う実習は、到達目標まで学生の理解度に合わせた適切な実習を行う。講
義と同様に双方向・討論型教育を可能な限り導入し、知識と技術が連動するよう配慮し
た。専門基礎分野のほとんどの実習科目は全体実習で行う。専門分野の実習は、グル
ープごとにそれぞれの実習科目を順次学ぶローテーション実習を実施し、教員とのコ
ミュニケーションを深め、教育効果を高める。
平成 28 年 4 月
臨床工学科
-v-
学科長
川井 薫
CAP制について
(平成 27 年度入学者から適用)
医 療 科 学 部 では、学 生が1年 間 に履 修 科 目として登 録 することができる単 位 数の上 限 を
定 め、学 修 すべき授 業 科 目 を精 選 することで各 授 業 科 目 について十 分 な学 修 時 間 (1単
位当たり必要 な 45 時間 )を確 保し単 位の実 質化 を図ることを目 的に平 成 27 年度 よりCAP
(キャップ)制 を導 入 します。
医療 科 学部における上 限 単位 は、年間 49 単位 (ただし、自 由 科 目を除く)です。これを
超えて履 修登 録することはできませんので注意 してください。
GPAについて
(平成 28 年度入学者から適用)
1.GPAとは
GPA(ジー・ピー・エー)は Grade Point Average(グレード・ポイント・アベレージ)の略称であり、
成績評価を GP(グレード・ポイント)で置き換え、単位数を掛けたものの総和を総履修登録単位数
で割った値です。数値が高いほど良い成績を得ていると言えます。
2.目的
GPA の活用により、学生の学習意欲を高めるとともに、本学における教育の質の保証について
一層の具体化を進め、適切な修学指導に資することを目的とします。
3.利用方法
クラス担任による修学指導に利用します。
4.通知方法
保護者への成績発送時(10 月、3 月)に当該時点の GPA を記載し、通知します。
- vi -
5.評価およびGPA
成績の評語、および GP は、次表のとおりとします。
評語
GP
(評価点)
100 点満点での評点範囲
評価基準
S
4
100 ~ 90 点
到達目標を達成し、極めて優秀な成績を
おさめている
A
3
89 ~ 80 点
到達目標を達成し、優秀な成績をおさめて
いる
B
2
79 ~ 70 点
到達目標を達成している
C
1
69 ~ 60 点
到達目標を最低限達成している
D
0
60 点未満
到達目標を達成していない
F
0
無資格科目
科目授業時間数の 3 分の 1 以上を欠席し
た科目
N
-
認定科目
他大学等で修得した単位を本学において
修得したものとみなすと判断された科目
6.GPAの算出式
(Sの修得単位数×4)+(Aの修得単位数×3)+(B の修得単位数×2)
GPA =
+(C の修得単位数×1)+(D,F の単位数×0)
総履修登録単位数 ※
※
・小数点第2位までの数値で表記
・小数点第3位は四捨五入
7.GPAに含まれない科目
・卒業要件に含まれない自由科目
・本学において修得したものとみなすと判断された認定科目
- vii -
D,F の単位数も含む
臨床工学科・教育課程
平成 28 年の入学生(1学年)には、平成 25 年度の教育課程に従った授業が行われます。
医療科学部 臨床工学科 教育課程
系列分野
基
礎
分
科
学
的
思
考
の
基
盤
人
間
と
生
活
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
技 シ
野 法 ョ
の
ン
基
盤
単位数
授 業 科 目
数
生
生
化
化
物
物
医
生
臨
文
教
物
物
学
学
学
学
理
理
療
命
床
化
統
倫
論
人
育
学
学
計
理
理
類
1年
2年
3年
その-1
4年
必修 選択 前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
学
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
学
学
学
学
学
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
備 考
卒業要件
必 修 8単位
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
卒業要件
必 修 5単位
選 択 1単位
計 6単位
1 1 コミュニ ケーション 演習
1 スポーツ・健康科学
2
1 1
スポーツ・健康科学
には実技を含む
2
2
2
1
1 1
1 1
卒業要件
必 修 10単位
選 択 1単位
計 11単位
英
語
英
語
英
語
臨 床 医 学 英
英
会
ド
イ
ツ
中
国
ア セ ン ブ リ
ア セ ン ブ リ
合 計
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
語
話
語
語
Ⅰ
Ⅱ
1
1 1
1
1
1
1 1
1
1
1
1
21
23 4
1
- viii -
1
4
1
1
卒業要件 25単位
医療科学部 臨床工学科 教育課程
系列分野
お人
よ体
びの
機構
能造
単位数
授 業 科 目
解
生
生
剖
理
化
学
学
学
門
医
学
的
基
礎
学
学
論
病
臨
床
理
生
学
学
生化学・ 臨床生化 学実習
解 剖 ・ 病 理 学 実 習
臨
床
生
理
学
生理学・ 臨床生理 学実習
臨
床
免
疫
学
免疫学・ 臨床免疫 学実習
微
生
物
臨 床 微 生 物
臨 床 血 液
臨 床 栄 養
医 療 管 理
学
学
学
学
学
と
シ
ス
テ
ム
工
学
の
基
礎
2
2
2
1
1
7
7 1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
19 2
1
1
1
4
11
習
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
習
1
1
1
1
1
1
1
計
計
機
機
学
学
学
学
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
1
1
1
1
1
機 械 工 学 実 習
応 用 数 学 Ⅰ
応 用 数 学 Ⅱ
総 合 基 礎 工 学 特 論
小 計
1
1
1
2
1
1
テ ム 工
テ ム 工
処 理
処 理
学
学
学
学
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
情 報 処 理 学 Ⅲ
情 報 処 理 学 Ⅳ
シ ス テ ム 工 学 ・ 情 報 処 理 学 実習
情 報 リ テ ラ シ ー
医療データベース論
医療情報 ネットワ ーク論
小 計
合 計
18
1
1
1
1
1
1
1
1
卒業要件 7単位
卒業要件
必 修 19単位
1
実
学
学
学
実
ス
ス
報
報
1
1
1
1
1
電 気 工 学
電 子 工
電 子 工
電 子 工
電 子 工 学
シ
シ
情
情
1
1
1
1
1
臨
床
工
学
に
必
要
な
医
療
情
報
技
術
備 考
1 1
1
門
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
工
工
工
工
4年
卒業要件
必 修 7単位
入
学
学
学
測
測
械
械
3年
1 1
1 1
1 1
臨 床 工 学
電 気 工
電 気 工
電 気 工
臨
床
工
学
に
理 必
工 要
学 な
的
基
礎
分
野
衆 衛 生
境 衛 生
学
概
看 護 学 概 論
薬
理
学
総 合 基 礎 医 学 特 論
小 計
基
礎
臨
床
工
学
に
必
要
な
公
環
医
化
2年
必修 選択 前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
免
疫
学
小 計
専
1年
その-2
3
2
3
1
1
卒業要件
19単位
卒業要件
必 修 18単位
1
1
1
1
1
1
1
1
1
7
7
2
2
2
1
1
1 1
卒業要件 18単位
卒業要件
必 修 8単位
1
1
1
1
1
1 1
4
8 2
22
52 4
- ix -
5
23
5
1
1
6
卒業要件 8単位
卒業要件 52単位
医療科学部 臨床工学科 教育課程
系列分野
医
用
生
体
工
学
専
門
分
単位数
授 業 科 目
生
生
医
バ
体 物 性 工 学
体 物 性 工 学
用 材 料 工
イ オ メ カ ニ ク
Ⅰ
Ⅱ
学
ス
新規人工臓器および再生医療総論
医用機器安全管理学実習
関
係
法
医 療 品 質 管 理 学
医 療 品 質 管 理 学
小 計
臨 床 医 学 総 論
関
臨 床 医 学 総 論
連
臨 床 医 学 総 論
臨
床
臨 床 医 学 総 論
医
救 急 と 災 害 の 医
野
学
臨 床 医 学 特
小 計
臨 床 実 習
臨
床
実
小 計
卒 業 研 究
卒
業
研
小 計
合 計
総 合 計
2年
3年
4年
必修 選択 前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
医 用 生 体 工 学 実 習
小 計
医 用 機 器 学 概 論
生 体 計 測 装 置 学 Ⅰ
生 体 計 測 装 置 学 Ⅱ
医
画 像 診 断 装 置 学 Ⅰ
用
機
画 像 診 断 装 置 学 Ⅱ
器
生体計測装置学実習
学
医 用 治 療 機 器 学 Ⅰ
医 用 治 療 機 器 学 Ⅱ
医用治療機器学実習
小 計
呼吸機能代行 技術 学Ⅰ
呼吸機能代行 技術 学Ⅱ
生
循環機能代行 技術 学Ⅰ
体
循環機能代行 技術 学Ⅱ
機
代謝機能代行 技術 学Ⅰ
能
代
代謝機能代行 技術 学Ⅱ
行
呼吸機能代行技術学実習
技
循環機能代行技術学実習
術
代謝機能代行技術学実習
学
臨 床 工 学 演 習
臨 床 工 学 特 論
小 計
医用機器安全 管理 学Ⅰ
医
用
医用機器安全 管理 学Ⅱ
安
全
管
理
学
1年
その-3
規
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
療
論
習
究
1
1
2
1
1
1
7 1
1
1
1
1
1
1
1
1
9
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
12 0
1
1
1
1
1
1
6 0
1
1
1
1
1
2
7 4
7
7 0
52 127 8
1
卒業要件
必 修 7単位
1
1
備 考
1 1
1
1
4
2
計 7単位
1
1
1
卒業要件 7単位
卒業要件
必 修 9単位
1
1
1
1
1
1
1
3
1
1
5
卒業要件 9単位
卒業要件
必 修 12単位
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
3
1
7
2
2
1
卒業要件 12単位
卒業要件
必 修 6単位
1
1
1
0
2
1
3
1
1
1
卒業要件 6単位
卒業要件
必 修 7単位
1
1
1
0
1
44
0
12
39
3
4
4
0
24
30
2
4
卒業要件 7単位
卒業要件 4単位
7
7
15
22
卒業要件 7単位
卒業要件 52単位
卒業要件 129単位
(注)必要がある場合、授業科目の配置は教授会の議を経て変更することができる。
-x-
- xi -
医療科学部 臨床工学科 履修系統図
1年
2年
前期
人間と生活
基
礎
分
野
後期
前期
後期
前期
後期
生命倫理学
文化人類学
臨床論理学
教育学
スポーツ・健康科学
英語 I
英語 II
コミュニケーション技
法の基礎
ドイツ語
英語 Ⅲ
英会話
中国語
アセンブリⅠ
科学的思考の基礎
数学
生物Ⅰ
化学Ⅰ
物理学Ⅰ
臨床医学英語
アセンブリⅡ
医療統計学
生物学Ⅱ
化学Ⅱ
物理Ⅱ
解剖学
生理学
生化学
人体の構造
および機能
医学概論
免疫学
公衆衛生学
生化学・臨床生化学実習
微生物学
専
門
基
礎
分
野
3年
臨集工学に
必要な
医学的基礎
病理学
臨床生化学
環境衛生学
解剖・病理学実習
臨床生理学
臨床免疫学
薬理学
臨床栄養学
看護学概論
生理学・臨床生理学実習
免疫学・臨床免疫学実習
臨床微生物学
臨床血液学
臨床工学に
必要な
理工学的基礎
臨床工学に
必要な
医療情報技術と
システム工学の基礎
臨床工学入門
電気工学Ⅰ
機械工学Ⅰ
情報処理学Ⅰ
情報リテラシー
電気工学Ⅱ
機械工学Ⅱ
機械工学実習
応用数学Ⅰ
情報処理学Ⅱ
計測工学Ⅰ
電気工学Ⅲ
電気工学実習
電子工学Ⅰ
応用数学Ⅱ
情報処理学Ⅲ
システム工学Ⅰ
医療情報ネットワーク論
計測工学Ⅱ
電子工学Ⅱ
電子工学Ⅲ
電子工学実習
情報処理学Ⅳ
システム工学Ⅱ
システム工学・情報処理学実習
臨床実習
臨床実習
卒業研究
臨床医学総論Ⅰ
臨床医学総論Ⅱ
救急と災害の医療
関連臨床医学
専
門
分
野
生体物性工学Ⅰ
医用生体工学実習
医療材料工学
医用生体工学
医用機器学
医用機器学概論
生体機能代行技術学
生体物性工学Ⅱ
新規人工臓器および
再生医療総論
生体計測装置学Ⅰ
画像診断装置学Ⅰ
医療治療機器学Ⅰ
生体計測装置学Ⅱ 生体計測装置学実習
画像診断装置学Ⅱ
医療治療機器学Ⅱ 医療治療機器学実習
呼吸機能代行技術学Ⅰ
循環機能代行技術学Ⅰ
代謝機能代行技術学Ⅰ
呼吸機能代行技術学Ⅱ 呼吸機能代行技術学実習
循環機能代行技術学Ⅱ 循環機能代行技術学実習
代謝機能代行技術学Ⅱ 代謝機能代行技術学実習
医用機器安全管理学Ⅰ
医用機器安全管理学Ⅱ 医用機器安全管理学実習
臨床工学演習
医療品質管理学Ⅰ
医用安全管理学
医療品質管理学Ⅱ
- xii -
選択科目
必修科目
4年
ディプロマ ポリシー
前期
後期
DP5
グローバリゼーションの中
で、専門分野の研究成果を
理解するための語学力と
情報収集力を身につけて
コミュニケーション演習
DP7
自己におごることなく、医療
人として相応しい高い倫理
観を基盤とした豊かな人間
DP2
人体の構造と機能について
理解し、疾病の発生機序や
転帰について理解している。
卒業研究
臨床医学総論Ⅲ
臨床医学総論Ⅳ
臨床医学特論
DP4
臨床工学技術領域に従事
するために必要な知識・技
能を身につけている。
バイオメカニクス
臨床工学特論
関係法規
DP3
医療治療機器や生体計測
に関わる機器の原理や仕
組みを理解し安全に操作で
DP10
進歩する医療にふさわしい
高い専門性を発揮し、患者
や他の医療職から信頼さ
れ続けるために、自己研鑽
に努めることができる。
- xiii -
臨
床
工
学
技
士
国
家
試
験
に
合
格
で
き
る
学
力
を
身
に
つ
け
て
い
る
臨
床
工
学
)
医療データベース論
DP1
学
士
取
得
(
総合基礎工学特論
DP9
チーム医療の一員として他
の医療職とともに患者中心
の医療を実践できる。
自
ら
の
力
を
活
か
し
て
医
療
。
総合基礎医学特論
DP6
獨創的かつ自由な発想に
基づきながら、論理的な道
理を発見しようとする研究
心を身につけている。
病
に
苦
し
む
弱
者
を
助
け
る
た
め
に
、
医療管理学
DP
福
祉
に
貢
献
し
よ
う
と
す
る
意
思
を
持
っ
て
い
る
臨
床
工
学
技
士
国
家
試
験
受
験
資
格
取
得
シラバスを読むにあたって
1.シラバスのページ構成について
シラバスは授業科目の学習内容を示した学習のためのガイドである。
1ページに半期分の情報を掲載することを原則として構成してある。通年科目は2ページに渡り
掲載される。臨地実習や卒業研究は通年であるが1ページで記載される場合がある。また、授業
科目によっては2ページ以上に渡る場合がある。
定員数が多い学科では、学年を2~4グループに分けて授業を実施することがある。その際、グ
ループ毎に異なるシラバスを掲載する場合がある。また実習/実験科目では班毎にローテーショ
ンで授業を実施することがあるため、シラバスの記載に注意すること。
2.シラバスの各項目について
シラバスの各項目の意味、「凡例」について示す。
 科目名
授業科目の名称をページの左上に示す。
 科目名(英語)
科目名の下に授業科目の英語名称を示す。
 合同授業
授業科目が複数の学科により合同で開講される「合同授業」である場合、ページ右上にその旨
を示す。
 学年
授業科目の開講対象の学年。複数学年に渡って受講し、評価する科目もある。
 分野
授業科目は「基礎」、「専門基礎」、「専門」の分野に大別される。
 専攻
「理学療法士専攻」、「作業療法士専攻」、共通の「理学/作業療法専攻」の分類。リハビリテー
ション学科のみ。
 必選
「必修」科目は卒業のために履修が必須の科目で全員が履修する。「選択」科目は卒業のため
に一定数以上の履修が必要となる科目で、受講には履修届が必要となる。「自由選択」科目は
卒業要件に関係しない選択科目である。
なお、選択科目において受講人数が一定数より少ない場合には開講しないことがある。
 単位数
該当科目の単位数。卒業には一定数以上の単位を修得する必要がある。ただし、学年ごとに
- xiv -
一定の合計単位数より多く選択科目を履修することはできない(CAP 制)。
 時間数
該当科目を学習するために必要となる最低限の学習時間。原則として1回の学習あたり 2 時間
(講義等の授業 1.5 時間、予習復習 0.5 時間)と換算する。時間数以上に授業の実施予定が組
まれている科目もある。
 開講
「前期」科目、「後期」科目はそれぞれ前期、後期に開講される半期の科目である。「通年」科目
は前期・後期を通して開講される。通年科目で前期に実施されるものは「通年(前期)」、後期に
実施されるものは「通年(後期)」と記載してある。
授業科目の開講曜日・時限も記載してある。科目によっては一定期間毎日開講する、あるいは
不定期に開講する場合がある。
授業日程については、新入生/在学生ガイダンスで配布される時間割、各学科・学年の掲示
板を必ず確認すること。

評価担当/担当教員
授業を担当する全教員の氏名を列挙している。評価担当は科目の最終的な成績評価の責任
者である。担当教員欄が空欄の場合は評価担当1名で授業が行われる。
....
教員氏名にはふりがなを付け、右には「(所属・職位)」または「(所属・部門)」を略称で記載して
ある。
略称
検
看
放
リ
工
経
基
医
専
総
共
疾
七
病1
病2
病3
地
研
本
図
客
所属
略称
職位
臨床検査学科
看護学科
放射線学科
リハビリテーション学科
臨床工学科
医療経営情報学科
基礎教育
医学部
看護専門学校
総合医科学研究所
共同利用研究施設
誉
教
准
講
助
手
兼教
兼准
兼講
兼助
特教
特准
特講
非講
職
名誉教授
教授
准教授
講師
助教
助手
兼任教授
兼任准教授
兼任講師
兼任助教
特任教授
特任准教授
特任講師
非常勤講師
一般職員
略称
部門
疾患モデル教育研究センター
藤田記念七栗研究所
第一教育病院
第二教育病院
第三教育病院
地域包括ケア中核センター
研究支援推進センター
藤田学園法人本部
学事部・図書館
客員教員(外部講師)
看
検
リ
放
薬
相
事
録
訪
人
学
- xv -
看護部
臨床検査部
リハビリテーション部
放射線部
薬剤部
医療連携福祉相談部
医事課
診療録管理室
訪問看護ステーション
人事部
学術研究支援課
 科目概要
授業科目の概要を説明する。授業科目で何を学ぶのか、その意義、関連する科目について担
当教員から学生へのメッセージとして記載してある。
 到達目標
授業科目を学生が学習することにより成果として得られる知識・理解、思考・判断、関心・意
欲、技能・表現などの面での到達目標を記載してある。
 テーマ
各授業の学習テーマを示す。
 授業内容
各授業の学習内容の概要を示す。到達目標に至るための授業内容である。
 形式
「講 義 」 、「演 習 」 、「実 習 」 、「 実 験 」 、「 SDG 」( 小グ ルー プ討論 ) 、「 PBL」 (Problem-based
Learning)、「GW」(グループ・ワーク)、「VTR」(映像資料学習)、「RP」(ロールプレイ)など、授
業の実施形式を示す。
 担当教員
当該回の授業を担当する教員の氏名を示す。
 評価法・基準
授業科目の成績(評価点)は到達目標に対する達成の度合いを示している。その度合をどのよ
うな手法で測定するのかを表す評価手法・種別(定期試験、実技試験、受講態度、小テスト、レ
ポートなど)と、それぞれが最終評価に占める割合(%)を『評価法』として記載してある。複数の
教員が評価する場合は、教員間の配分も示す。通年科目では、前期と後期の評価配分を記載
する場合もある。
さらに、評価法ごとに到達目標に対する達成の度合いを測定するポイント、何を評価するのか
などを『基準』として記載してある。
授業科目によっては評価に関する特別な注意点、ルール等が記載される場合があるので留意
すること。
 教科書
授業科目で使用する教科書を記載してある。授業に臨む前に必ず購入すること。
 教材、参考書
授業で用いる教材、参考書を記載してある。予習復習のため、より学習を深めるためには参考
書の利用を薦める。

オフィスアワー
授業科目について担当教員が質問等を受付ける時間帯を記載してある。居室の場所は「建物
-階数-部屋名」と略称で記載する場合がある。問い合わせ方法等を記載してある場合がある
ので、連絡前に必ず確認すること。
場所
書式
医療科学部○号館×階△△△室
情報教育棟センター棟×階△△△室
基礎科学実験センター×階△△△室
合同校舎×階△△△室
生涯教育研修センター◯号館×階△△△室
医学部○号館×階△△△室
- xvi -
医科○-×F-△△△
情教棟-×F-△△△
基科セ-×F-△△△
合同-×F-△△△
生涯◯-×F-△△△
医○-×F-△△△
 連絡先
質問や問い合わせ等で電子メールや内線の利用を許可する場合は、電子メールアドレスと内
線番号を記載してある。
 準備学習及
授業を受ける上で必要とされる準備学習(予習・復習等)に必要な時間、あるいはそれに準じる
程度の具体的な学習内容が記載されるので、履修にあたっては遵守すること。
 準備学習及び履修上の注意点
授業を受ける上での指示(持参する文房具、ノートに関する指示など)が記載される場合がある
ので、よく確認すること。
その他には、学習の心構えや私語に関する注意、資格試験に関する事項等、様々な注意点が
記載される。
3.注意事項
 『開講』に掲載される「曜日・時限」はシラバス編集時点の実施予定のため、実際の曜日・時限
は変更される場合がある。
 指定された教科書以外に図書、教材の購入が必要な場合がある。担当教員の指示に従うこと。
- xvii -
目
次
シラバス(Syllabus)の活用について -----------------------------------------------
i
臨床工学科の3方針 ---------------------------------------------------------
ⅱ
臨床工学科の教育理念・教育目標について
---------------------------------------
ⅳ
---------------------------------------------------------
ⅵ
臨床工学科・教育課程 ----------------------------------------------------------
ⅷ
臨床工学科 履修系統図 -----------------------------------------------------
ⅻ
CAP 制・GPA について
シラバスを読むにあたって ----------------------------------------------------- ⅹⅳ
臨床工学科 シラバス
(注) 科目は学年ごとに『教育課程』の順で配列してある。
科 目
必選 単位
期
担当教員
ページ
■1年生
数学
必
1
前
星野 弘喜(基・准) ---------------------- 2
生物学Ⅰ
必
1
前
三浦 惠二(基・講) ---------------------- 3
生物学Ⅱ
必
1
後
三浦 惠二(基・講) ---------------------- 4
化学Ⅰ
必
1
前
矢野 裕章(リ・講) ----------------------- 5
化学Ⅱ
必
1
後
矢野 裕章(リ・講) ----------------------- 6
物理学Ⅰ
必
1
前
梅沢 栄三(基・准) ---------------------- 7
物理学Ⅱ
必
1
後
鴨下 淳一(医・兼教) -------------------- 8
生命倫理学
必
1
前
佐藤 労(医・教) 他 --------------------- 9
臨床論理学
必
1
前
加藤 みわ子(客・講) 他
文化人類学
選
1
後
三木 誠(客・講) ----------------------- 11
教育学
選
1
後
石川 道夫(看・特教) ------------------- 12
スポーツ・健康科学
必
2
通
桂華 麻希(客・講) --------------------- 13
英語Ⅰ
必
2
通
服部しのぶ(基・准) 他 ------------------ 15
英語Ⅱ
必
2
通
ヒスロップ・ローレンス(客・講) 他 ---------- 17
英会話
選
1
後
ヒスロップ・ローレンス(客・講) ------------- 19
ドイツ語
必
1
前
榊原 正義(基・教) --------------------- 20
中国語
選
1
後
金平 蓮(工・教) ----------------------- 21
アセンブリⅠ
必
1
通
アセンブリ活動便覧参照 ----------------- 22
- xviii -
---------------- 10
科 目
必選 単位
期
担当教員
ページ
解剖学
必
2
通
酒井 一由(工・准) ---------------------- 24
生理学
必
2
通
山﨑 将生(工・教) ---------------------- 26
生化学
必
2
通
川井 薫(工・教) 他 -------------------- 28
免疫学
必
1
後
岡村 和彦(工・准) ---------------------- 30
公衆衛生学
必
1
後
川井 薫(工・教) 他 -------------------- 31
医学概論
必
1
前
比企 能之(工・誉) ---------------------- 32
微生物学
必
1
後
内藤 守啓(検・准) ---------------------- 33
臨床工学入門
必
1
前
川井 薫(工・教) 他 -------------------- 34
電気工学Ⅰ
必
1
前
作佐部 太也(工・准) 他 ----------------- 35
電気工学Ⅱ
必
1
後
山﨑 一德(工・助)
機械工学Ⅰ
必
1
前
作佐部 太也(工・准) -------------------- 37
機械工学Ⅱ
必
1
後
作佐部 太也(工・准) -------------------- 38
機械工学実習
必
1
後
作佐部 太也(工・准) 他 ----------------- 39
応用数学 Ⅰ
必
1
後
星野 弘喜(基・准) ---------------------- 40
情報処理学Ⅰ
必
1
前
作佐部 太也(工・准) -------------------- 41
情報処理学Ⅱ
必
1
後
作佐部 太也(工・准) -------------------- 42
情報リテラシー
必
1
前
川口 和紀(工・講) ---------------------- 43
医療情報ネットワーク論
選
1
前
作佐部 太也(工・准) -------------------- 44
医用機器学概論
必
1
後
北口 暢哉(工・教) ---------------------- 45
--------------------- 36
必 : 必修科目
選 : 選択科目
前 : 前期科目(半期)
後 : 後期科目(半期)
通 : 通年科目
- xix -
- xx -
1年生
数学
Mathematics
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
ほ し の
基礎
分野
ひ ろ き
星野 弘喜(基・准)
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
前期
水・1時限
開講
担当
教員
線形代数および微分積分の入門的部分を講義する。 特に、
1) ベクトル・行列・行列式
2) 1変数関数の微分・積分
の基礎を解説する。講義内容の理解のために適宜小テストを行う。
1. 数学を諸科学に応用する際、最も大切なことは定理や公式を記憶していることではなく、根底にある基本的な考え方を理解している
ことを認識する。
2. 科学理解の基盤となる「言葉」として、線形代数・微分積分の基礎を身につける。
3. 「公式に数値を代入して答えが出る学問が数学である」といった誤った認識を一日も早く捨てる。
4. 現在および将来の専門分野の理解を深めることを目標とする。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
基礎事項
初等関数の性質
講義
星野弘喜
2
基礎事項
初等関数の応用、複素数
講義
星野弘喜
3
線形代数
ベクトルの基礎、内積、外積
講義
星野弘喜
4
線形代数
行列
講義
星野弘喜
5
線形代数
連立 1 次方程式
講義
星野弘喜
6
線形代数
行列式
講義
星野弘喜
7
線形代数
行列式、逆行列
講義
星野弘喜
8
1変数関数の微分
関数の極限、初等関数の導関数
講義
星野弘喜
9
1変数関数の微分
導関数の性質
講義
星野弘喜
10
1変数関数の微分
グラフの概形、Taylor 展開
講義
星野弘喜
11
1変数関数の積分
不定積分
講義
星野弘喜
12
1変数関数の積分
定積分
講義
星野弘喜
13
1変数関数の積分
さまざまな積分の計算
講義
星野弘喜
評価法 定期試験(60%)、小テスト(40%)、但し受講態度が不良の場合は減点する。
基準 上記到達目標の理解度を測るための設問を小テスト・定期試験で出題する。
参考書:
河辺哲次 『大学初年級でマスターしたい物理と工学のベー
教科書
シック数学』 裳華房
教材 1) 上野健爾(監) 『工学系数学テキストシリーズ線形代数』 森北出版
2) 上野健爾(監) 『工学系数学テキストシリーズ微分積分1』 森北出版
参考書 3) 薩摩順吉ら 『キーポイント線形代数』 岩波書店
4) 山田直記ら 『理工系のための実践的微分積分』 学術図書
オフィス 随時(まずはメールで連絡を)
アワー 情教棟-4F-401
準備
学習
連絡先
一単位あたり講義と自習を合わせて 45
時間の学習を必要とする。 そのことを踏 履修上
の
まえて次回の講義までに講義内容を復
演習問題や補足事項のプリントを必要に応じて配布する。
習し、教科書やプリントの演習問題を解く 注意点
こと。
-2-
生物学Ⅰ
※医療経営情報学科との合同授業
Biology Ⅰ
1学年
学年
評価
担当
み う ら
基礎
分野
け い じ
三浦 惠二(基・講)
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
前期
水・2時限
開講
担当
教員
科目
概要
生物学はすべての医療系専門科目につながる重要な基礎科学であり、生命の成り立ちを通して自分を見つめる学問でもある。本講義
では、生命体を構成している物質の特徴や性質、生命の基本単位である細胞の微細構造や機能、さらに微生物からヒトにいたる生物
間での共通点や相違点を学んでいく。生命現象の基本を担うタンパク質については、その立体構造の持つ意味や性質を考える。さら
に細胞接着や情報伝達のしくみなど、個体を作り上げている多細胞社会のコミュニケーションはどのようになされているかを概観する。
到達
目標
1.
2.
3.
4.
5.
No.
生体を構成する主要な物質の特徴を理解し、説明できる。
細胞の構造を理解し、細胞内の分業体制を説明できる。
細胞膜の構造と流動性、膜上で行われる輸送機能を説明できる。
タンパク質の立体構造の大切さを理解し、酵素や抗体の構造や機能、病気との関連や免疫のしくみを説明できる。
個体において、細胞社会のコミュニケーションがどのように行われているかを理解する。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
はじめに
科学的なものの考え方、生命とは、生物学の歴史
講義
三浦惠二
2
生体物質と細胞
細胞を構成する物質、糖質、脂質、タンパク質、核酸
講義
三浦惠二
3
細胞膜の構造と機能 細胞膜の構造と脂質、膜の流動性、選択的透過性、浸透圧、チャネルとポンプ
講義
三浦惠二
4
細胞の構造と機能
原核細胞と真核細胞、細胞小器官の構造と機能、共生説
講義
三浦惠二
5
生命現象とタンパク
質
アミノ酸とペプチド結合、タンパク質の一次構造と立体構造、S-S結合、非共有結合
講義
三浦惠二
6
タンパク質の立体構
造と機能(1)
タンパク質の機能と分類、酵素、基質特異性
講義
三浦惠二
7
タンパク質の立体構
造と機能(2)
タンパク質の立体構造と病気、プリオン病
講義
三浦惠二
8
免疫に関与するタン
免疫とは、抗体の構造、特異性と多様性、主要組織適合抗原とT細胞受容体
パク質
講義
三浦惠二
9
細胞骨格とタンパク
質
細胞骨格、モータータンパク質、細胞運動
講義
三浦惠二
10
細胞接着とタンパク
質
細胞外マトリックス、細胞接着装置、細胞接着分子、カドヘリン、がんの転移
講義
三浦惠二
11
情報伝達とタンパク
質
神経系、神経細胞、静止電位、活動電位、刺激の伝達、シナプス
講義
三浦惠二
12
まとめ
上記内容の復習とまとめ
講義
三浦惠二
評価法 評価法:基本的に定期試験の成績(100%)で評価するが、小テストの成績・受講態度や質問等の積極性を加味する場合もある。
基準 基準:定期試験には到達目標1~5の理解度をみるための問題を出題して判断する。
田村隆明 『医療・看護系のための生物学』 裳華房
教科書
講義内容は必ずしも教科書どおりの順番では行わない。
鈴木(監) 『視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録』 数研出
版
教材
木下ら 『ZEROからの生命科学』 南山堂
参考書
Dサダヴァら 『アメリカ版大学生物学の教科書』 講談社
B.Albertsら 『Essential細胞生物学』 南江堂
オフィス 講義終了後。その後も随時対応しますが、メールで連絡してく
連絡先
アワー ださい。匿名でない限り、質問などはメールでも受けつける。
準備
学習
教科書での該当箇所を各自で読み進め
1. 講義は主にスライド(液晶プロジェクター)を用いて行う。
て欲しい。授業後は30分程度で講義内 履修上 2. 毎回A4、A3版の資料を配付する。A4のノートを準備し、資料は講義内容に該当
の
容を見直して、要点を確認すること。生物
する箇所に切り貼りし、自分がわかりやすいノートを作って欲しい。
の仕組みに好奇心を持ち、自分を含めた 注意点 3. 疑問を持ったら自分で調べる方法を探り、解決する努力をすること。それでも、わ
生命の不思議について考えること。
からない場合は、積極的に質問してください。
-3-
生物学Ⅱ
※医療経営情報学科との合同授業
Biology Ⅱ
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
み う ら
基礎
分野
け い じ
三浦 惠二(基・講)
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
後期
火・3時限
開講
担当
教員
生物学Ⅰの履修内容を踏まえて、細胞と個体の様々な営みを遺伝学、分子遺伝学の立場から分子レベルまで掘り下げて学習する。
すべての生物の基本システムであるセントラルドグマ(遺伝子の発現機構)に関して、情報分子であるDNAから機能分子であるタンパク
質への遺伝情報の流れを学習する。 発生のしくみなど個体レベルの現象についても、それらが遺伝子発現調節の結果であることを理
解する。 さらに、遺伝子工学や再生医療などに関しても基本的な原理を学び、これらの技術の応用と、それらにまつわる倫理的な問
題点についても学習する。
1. 遺伝の意味を理解し、メンデルの法則を染色体の分配として説明できる。
2. 遺伝子と染色体の関係を理解し説明できる。
3. セントラルドグマを理解し、遺伝子からタンパク質までの情報の流れを説明できる。
4. 発生のしくみを遺伝子の発現調節で説明できる。
5. 遺伝子工学、発生工学によってもたらされた先進医療と倫理的諸問題を理解できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
遺伝現象(1)
遺伝とは、遺伝学の歴史、メンデルの法則
講義
三浦惠二
2
遺伝現象(2)
ヒトの遺伝形質、伴性遺伝、遺伝病
講義
三浦惠二
3
遺伝子の解明(1)
遺伝物質の探求、DNAの構造の解明
講義
三浦惠二
4
遺伝子の解明(2)
ゲノムと染色体、染色体の構造
講義
三浦惠二
5
遺伝子の解明(3)
セントラルドグマ、DNAの複製機構、岡崎フラグメント
講義
三浦惠二
6
遺伝子の発現(1)
RNAの合成:転写
講義
三浦惠二
7
遺伝子の発現(2)
タンパク質の合成:翻訳
講義
三浦惠二
8
遺伝子の発現(3)
遺伝子の転写調節、オペロン説
講義
三浦惠二
9
細胞の増殖と死(1)
細胞分裂のメカニズム、細胞周期、体細胞分裂、減数分裂
講義
三浦惠二
10
細胞の増殖と死(2)
細胞分裂と寿命、アポトーシス、テロメア、老化とがん
講義
三浦惠二
11
発生のしくみ
遺伝子発現と発生、幹細胞、iPS細胞、再生医療
講義
三浦惠二
12
バイオテクノロジー
遺伝子工学、PCR、遺伝子診断、生命倫理
講義
三浦惠二
評価法 評価法:基本的に定期試験の成績(100%)で評価するが、小テストの成績・受講態度や質問等の積極性を加味する場合もある。
基準 基準:定期試験には到達目標1~5の理解度をみるための問題を出題して判断する。
田村隆明 『医療・看護系のための生物学』 裳華房
教科書
講義内容は必ずしも教科書どおりの順番では行わない。
鈴木(監) 『視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録』 数研出
版
教材
木下ら 『ZEROからの生命科学』 南山堂
参考書
Dサダヴァら 『アメリカ版大学生物学の教科書』 講談社
B.Albertsら 『Essential細胞生物学』 南江堂
オフィス 講義終了後。その後も随時対応しますが、メールで連絡してく
連絡先
アワー ださい。匿名でない限り、質問などはメールでも受けつける。
準備
学習
1. 講義は主にスライド(液晶プロジェクター)を用いて行う。
教科書の該当箇所を自分で読み進めて 履修上
2. 毎回A4、A3版の資料を配付する。A4のノートを準備し、資料は講義内容に該当
の
欲しい。 その日のうちに30分程度で講義
する箇所に切り貼りし、自分がわかりやすいノートを作って欲しい。
注意点
内容を見直して、要点を確認すること。
3. 積極的に質問してください。
-4-
化学Ⅰ
※医療経営情報学科との合同授業
Chemistry Ⅰ
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
や
の
基礎
分野
ひろあき
矢野 裕章(リ・講)
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
前期
月・3時限
開講
担当
教員
化学は物質の構造、性質および反応について学ぶ学問であり、我々の生体を構成する物質は生理的な現象として分子レベルの化学
で動いている。これらの知識は、医療現場において基礎・専門分野を理解するうえで欠かせない。また、使用されている医薬品や検査
試薬などは、医療に携わる者として化学的に理解しておかなければならない。このような観点に立って、健康や医療と化学のかかわり
が理解できるよう、また、患者の安全に配慮し、効率的、効果的な医療に携わっていけるような知識を取り上げて基本的な化学を講義
する。
1.原子・分子の構造、化学結合について理解できる。
2.主な元素・無機化合物の性質を理解し説明できる。
3.水溶液の性質、酸・塩基、浸透圧、濃度計算を説明し、生命との関係が理解できる。
4.炭化水素などの有機化合物を理解し、生体内の成分を化学的に説明できる。
5.医療人の常識として、医療で用いられる医薬品・消毒薬・医療ガスなどが理解できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
化学の概略と授業方
化学一般についての講義と説明。医療と化学の関係。化学用語の説明。
針
講義
矢野 裕章
2
原子構造と電子配
置
陽子、中性子、電子、原子番号、質量数、アボガドロ数、同位体、周期表について。
講義
矢野 裕章
3
化学結合と分子構
造
イオン結合、共有結合、金属結合について。分子間に働く力、水素結合、ファンデル
ワールス力について。結合エネルギーについて。
講義
矢野 裕章
4
元素の性質と反応
我々を取り巻く元素の種類と特徴を理解する。生体中の無機元素や医療で使用され
る元素について。典型元素と遷移元素について。
講義
矢野 裕章
5
物質の状態
固体、液体、気体の物質の三態について考える。医療用ガスについて。
講義
矢野 裕章
6
溶液の性質
溶媒・溶質、溶解度、蒸気圧、沸点上昇・凝固点降下、半透膜、浸透圧、pH、酸・塩
基、について。医療において使用される注射薬について理解する。
講義
矢野 裕章
7
化学反応の速度、エ
化学反応における法則について。
ネルギー
講義
矢野 裕章
8
酸化と還元
講義
矢野 裕章
9
炭化水素の性質と反
炭化水素の構造式、について。 医薬品と光学異性体について。
応
講義
矢野 裕章
10
有機化合物の性質
代表的な有機化合物について。医薬品と有機化合物について。高分子化合物につ
いて。
講義
矢野 裕章
11
生命と化学
細胞、タンパク質、酵素、炭水化物、脂質、ホルモン、ビタミン、DNA・RNAと生命と
の関係について。
講義
矢野 裕章
12
環境と化学物質
環境と化学物質、環境汚染、酸性雨、オゾンホール、地球温暖化、エネルギーと化
学について。
講義
矢野 裕章
酸化還元反応、酸化剤、還元剤、化学電池について。
評価法 評価法:定期試験(80%)とミニテスト・レポート(10%)、受講態度(10%)で総合評価する。
基準 基 準:到達目標を定期試験、ミニテストで出題し、レポートでは到達目標について課題を与える。
高等学校の教科書・参考書。
教科書 齋藤勝裕 『ステップアップ大学の総合化学』 裳華房
教材 津波古充朝ら 『コ・メディカル領域の化学』 三共出版
参考書 ALAN JONES 『医・薬・看のための化学』 東京化学同人
堀内孝ら 『医療のための化学』 コロナ社
オフィス
情教棟ー4F-418 月曜日 16時半~17時
アワー
準備
学習
連絡先
基本的な語句、原理、法則、化学的なも
履修上 丸暗記でなく、基本的な語句、原理、法則、化学的なものの見方・考え方を理解す
のの見方・考え方を、高校の教科書、参
の
るために、不明な点はその日のうちに必ず復習しておく。
考図書、インターネットなどを活用して30
注意点 医療現場で必要な化学的知識を身に付けるための別途資料を配布する。
分程度を目安に、予め予習をしておく。
-5-
化学Ⅱ
Chemistry Ⅱ
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
や
の
基礎
分野
ひろあき
矢野 裕章(リ・講)
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
木・1時限
開講
担当
教員
化学的な知識は、医療の現場において基礎・専門分野を理解するうえで欠かせない。そして、生体を構成する物質の大半は、我々生
体の生理的な現象として分子レベルの化学で動いている。また、医薬品や検査試薬などは医療に携わる者として化学的に理解してお
かなければならない。このような観点に立って、化学Ⅱでは、より実践的な化学を講義する。そして、健康や医療と化学のかかわりを理
解することで医療の安全に配慮し、患者への効率的、効果的な医療を行うことができる人材としてこれからの医療に貢献していけるよう
講義する。
1. 基本的な無機化合物の性質を説明し、健康・生命・医療とのかかわりを説明できる。
2. 基本的な有機化合物の構造を構造式に基づいて説明し、健康・生命・医療とのかかわりを説明できる。
3. 生体に関連する化合物の特徴を説明でき、健康・生命・医療とのかかわりを説明できる。
4. 医療で用いられる化合物の性質を化学的に説明でき、健康・生命・医療とのかかわりを説明できる。
5. 化学物質や生命にかかわる物質を理解しないで不適正な使用をした場合の不利益や医療事故について説明できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
医療、病気、健康と
化学について
人体は様々な元素や化合物で成り立っている。病気と化学、医療と化学は密接な関
係があり、この関係を理解して化学的な考え方を身につける。
講義
矢野 裕章
2
生体と化学
生体を構成する無機元素、無機化合物、アミノ酸、タンパク質、糖質、脂質、血液、ホ
ルモン、酵素、ビタミンについて。
講義
矢野 裕章
3
原子・分子の構造と
化学結合
原子と分子の関係を考えて化学結合が理解できる。
講義
矢野 裕章
4
物質の状態
物質の状態には固体、液体、気体などがありその取り扱いについても解説する。医
療ガスについて。
講義
矢野 裕章
5
水溶液の性質と生命
多くの化学反応は水溶液中で起こる。水溶液の濃度、溶解度、浸透圧、酸・塩基に
ついて。生体と半透膜について。医療で用いられる輸液の注射薬について。
講義
矢野 裕章
6
無機化合物の分類と アルカリ金属、アルカリ土類金属、水の硬度、非金属元素、遷移元素、錯体、放射性
性質
同位体について。 人体との関係について。
講義
矢野 裕章
7
有機化合物の分類と
生体と関係する有機化合物の構造と名前について。異性体について。
性質
講義
矢野 裕章
8
生体を構成する物質
炭水化物、脂質、ステロイド、ビタミンについて。特に生体と関係のある物質について
とその働き①
講義
矢野 裕章
9
生体を構成する物質 生体を取り巻くアミノ酸、タンパク質、必須アミノ酸、酵素、DNA、RNAの役割と働き
とその働き②
について。
講義
矢野 裕章
10
高分子化合物の構
造と性質
高分子化合物、特に医療で用いられている高分子化合物について。
講義
矢野 裕章
11
医療、医薬品と化学
薬を化学的に解説する。薬の吸収・分布・代謝・排泄、消毒薬、臨床検査と化学につ
いて。
講義
矢野 裕章
12
医療事故と化学、環 医療人として知っておくべき薬害と医療事故について化学的見解から解説。環境問
境と化学
題を化学的な視点から解説。
講義
矢野 裕章
評価法 評価法:定期試験(80%)とミニテスト・レポート(10%)、受講態度(10%)で総合評価する。
基準 基 準:到達目標の理解度をみるために、評価項目を定期試験、ミニテスで出題し、レポートでは評価項目について課題を与える。
齋藤勝裕 『ステップアップ 大学の総合化学』 裳華房
教科書 津波古充朝ほか 『コ・メディカル領域の化学』 三共出版
教材 齋藤勝裕ほか 『メディカル化学』 裳華房
参考書 田中永一郎ほか 『まるわかり!基礎化学』 南山堂
また、高等学校の教科書・参考書が役に立つ。
オフィス
情教棟ー4F-418 木曜日11時~13時
アワー
準備
学習
連絡先
化学Ⅰで学習した事項は必ず復習する
履修上 講義中に小テストの実施や、レポート作成をすることがある。
こと。医療に関した説明が多いので、病
の
疑問点、理解できない点が出てきたら、先延ばしせず、その時に解決すること。
態学、生理学などの教科書を参照できる
注意点 特に医療に関した項目が多いので理解できない語句は必ず確認しておくこと
ようにしておく。
-6-
物理学Ⅰ
Physics Ⅰ
1学年
学年
評価
担当
基礎
分野
うめざわ えいぞう
梅沢 栄三(基・准)
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
前期
金・1時限
開講
担当
教員
科目
概要
物理の基本的概念や法則を習得するとともに、これを通じて物理の基本的考え方を体得することを目指す。科学的思考(の1つ)を体験
することで、問題解決や問題探求に際しての自分の思考パターンの選択肢を豊かにする、というつもりでも取り組んでもらいたい。高校
での物理の履修は前提としない。扱う内容には、聞けばすぐに分かるものから、理解するためには少し時間をかけて考えをめぐらせる
必要があるものまで含まれている。授業時間に限らず独自によく考え、また友達と議論して欲しい。
到達
目標
1.
2.
3.
4.
5.
力とベクトルについて理解する。
運動の表し方(運動学)について理解する。
運動の法則(ダイナミクス)、微分方程式としての運動方程式について理解する。
仕事とエネルギーについて理解する。
波の性質、正弦波の式について理解する。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
序、力の表し方、合力と分力、ベクトルと成分
講義
梅沢栄三
1-1 力とつり合い
1-2 運動の表し方
つり合い、摩擦力と垂直抗力
位置、速度と微分
講義
梅沢栄三
3
1-2 運動の表し方
等速直線運動、加速度、等加速度運動
講義
梅沢栄三
4
1-2 運動の表し方
落下運動、重力の位置エネルギーと運動エネルギー
講義
梅沢栄三
5
1-2 運動の表し方
座標-速度-加速度の関係、積分
講義
梅沢栄三
6
1-2 運動の表し方
1-4 等速円運動
3次元での運動
2次元極座標、等速円運動の速度と加速度
講義
梅沢栄三
7
1-4 等速円運動
等速円運動の座標-速度-加速度、三角関数とその微分
講義
梅沢栄三
8
1-3 運動の法則
運動の三つの法則、重力と質量,向心力
講義
梅沢栄三
9
1-3 運動の法則
2-1 放物運動
単位系
運動方程式と放物運動,雨粒の落下運動,運動方程式と微分方程式,運動量とその保
存則
講義
梅沢栄三
10
2-3 振動
微分方程式、弾力、単振動を特徴づける量、
運動方程式と単振動
講義
梅沢栄三
11
2-4
仕事とエネルギー
仕事、仕事率、力学的エネルギー保存則
講義
梅沢栄三
12
2-4 仕事とエネルギー
4-1 波動
保存力と力学的エネルギー保存則、摩擦力と熱
波の性質
講義
梅沢栄三
13
4-1波動
波の性質,正弦波の式
講義
梅沢栄三
No.
1
序,
1-1力とつり合い
2
評価法 定期試験(80%)、レポートの提出(20%)比率は多少変更する場合がある。
基準 到達目標1~5の理解度を測るために設問を定期試験に出題する。
教科書 原 康夫 『基礎物理学』 学術図書出版社
教材
小野文久著 『初歩の物理』 裳華房
参考書
オフィス 随時(来る直前に電話で在室を確認して下さい)、
アワー 基科セ-1F-103
連絡先
準備
学習
次回受講するところを予習しておくこと。
教科書のページを予め伝えるので読ん
でおくこと。講義後には配布する演習問
題を解くこと。
予習の段階では理解できなくてもよい。「?」と感じている状態で講義を聞くことがで
履修上 きればよい。予習しないで講義を受けると理解できない可能性が高い。1度聞いた
の
だけでは理解できないことも多い。それが当然だと考えてあきらめず執念深く考え
注意点 てください。電子メールでの質問は原則不可(式を使った説明が必要なことが多い
ので)。質問時にはノートを持参すること。
-7-
物理学Ⅱ
Physics Ⅱ
学年
1学年
分野
基礎
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
木・3時限
開講
評価
担当
鴨下 淳一(医・兼教) 教員
科目
概要
物理学Ⅰに引き続き医療従事者の基礎知識としての物理学、主に、「流体の物理」や「表面張力の物理」について講義する。「流体の
物理」の範囲では流体の性質や基礎法則について講義した後、生体現象と関連したテーマを取り上げて講義する。「表面張力の物
理」の範囲では表面張力の基本的な性質や法則などを講義した後、身近な物理現象の中に現れている表面張力の効果などについて
具体例を示しながら解説する。
到達
目標
関連する物理量(流線、流量、粘性係数、慣性抵抗、粘性抵抗、レイノルズ数、表面張力、表面エネルギーなど)や物理法則(連続の
式、ベルヌーイの法則、レイノルズの相似則、ラプラスの法則など)について説明できるようになり、それらの知識を応用して物理現象を
定性的かつ定量的に考察できるようになること。そして生体や医学への応用例について説明できるようになること等を目標にする。
No.
か も し た じゅんいち
担当
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
流体の基礎事項
流体とは何か?流体の分類、基本量、視覚化(流速ベクトルと流線)、流量と連続の
式(非圧縮性流体)
講義
鴨下淳一
2
非粘性流体
連続の式、連続の式から分かること。ベルヌーイの定理。
講義
鴨下淳一
3
非粘性流体
ベルヌーイの定理から分かること。応用例:流速測定(ベンチュリ管、ピトー管)、流水
ポンプ。
講義
鴨下淳一
4
粘性流体
物質の粘性係数の定義。温度依存性。粘性によるずり応力の計算。管を流れる粘性
流体について(ハーゲンポアズイユの法則など)。
講義
鴨下淳一
5
流体による抵抗力
管の中を流れる流体のエネルギー損失、圧力低下。粘性抵抗、慣性抵抗、抗力係
数。レイノルズ数
講義
鴨下淳一
6
流れが物体に及ぼ
す力
流体が物体に及ぼす力。運動量と力積の関係。壁に垂直にあたる流体が押す力。
水撃作用(ウォーターハンマー)。表面張力
講義
鴨下淳一
7
流れが物体に及ぼ
す力
管の内壁を流れが押す力。ホースが受ける力、血管が受ける力(定性的な考察)、水
撃作用
講義
鴨下淳一
8
表面張力
表面・境界面とは。表面張力の原因、分子間力、温度依存性。表面張力の定義。液
膜の場合の注意点。表面張力の測定方法。
講義
鴨下淳一
9
表面張力・エネル
ギー
表面張力がする仕事。仕事とエネルギーの関係。表面エネルギー。
講義
鴨下淳一
10
表面エネルギー
表面エネルギー、毛細管現象、接触角。いくつかの応用例。
講義
鴨下淳一
11
ラプラスの法則
ラプラスの法則。曲がった表面の表面張力による圧力。水滴の場合、球形液膜の場
合、より一般の場合など。
講義
鴨下淳一
12
ラプラスの法則他
ラプラスの法則に関連した身の回りの現象。ゴム膜、血管、肺など弾性体膜の場合。
講義
鴨下淳一
試験: 定期試験、 到達目標に対する理解度を測る為の設問を定期試験に出題する。
評価法
評価: 講義内容に関する定期試験と平常点(小テスト、例題演習など)も加味して判定する。個々の評点の配分は、定期試験(約
基準
80%)、平常点(約20%)を目安とする。
教材: 必要に応じてプリントを講義中に配布する。
教材
参考書: 例えば、赤野松太郎ほか 『医歯系の物理学』 東京
参考書
教科書 特に指定しない
教学社の該当部分などを参照
水、木、金曜日の5時限目に生涯教育研修センター9階903に
オフィス
て受け付ける。または、簡単な質問ならメールでの質問も受け 連絡先
アワー
付ける。
準備
学習
物理学Iの内容(運動量、エネルギーや仕
高校物理や微分積分などの基礎的な知識が必要になることがあるので、各自、理
事など)、高校物理や微分積分などの基礎 履修上
解不足を感じたらその都度復習することが望ましい。また、講義で扱うテーマによっ
的な知識が必要になるので、復習しておくと
の
ては理解するために時間をかけて考えをめぐらせる必要があるので、講義時間内に
良い。また、毎回の講義内容をノートや資
注意点
理解できなかった場合にも諦めずに考えて理解して欲しい。
料、参考書等で復習すること。(30分程度)
-8-
生命倫理学
※医療経営情報学科との合同授業
Bioethics
学年
評価
担当
1学年
さ と う
基礎
分野
つとむ
佐藤 労(医・教)
担当
教員
必選
必修
わきのその
ま
単位数
1単位
時間数
前期
金・2時限
開講
り
脇之薗 真理(研・兼助)
科目
概要
医療・生命科学分野における生命倫理の諸問題を学ぶ。
到達
目標
1.生命倫理の基本原則を理解する。
2.生命倫理の歴史の概要を把握する。
3.臨床の場で生じる問題を、倫理原則に基づいて分析する視点を身につける。
4.(倫理的問題を検討する上での)診療と研究の違いを理解する。
テーマ
No.
22.5時間
授業内容
形式
担当教員
1
生命倫理学とは何か
倫理学の基礎理論を学ぶ
①
講義
脇之薗真理
2
生命倫理学とは何か
倫理学の主題と、生命倫理学の発生を理解する
②
講義
佐藤 労
3
生命倫理と法①
生命倫理と法の基本概念を学ぶ
講義
脇之薗真理
4
生命倫理と法②
インフォームド・コンセントの理論、歴史、要件等を学ぶ
講義
脇之薗真理
5
生殖医療①
人工妊娠中絶に関する倫理的問題を検討する
講義
脇之薗真理
6
生殖医療②
生殖補助医療に関する倫理的問題を検討する
講義
脇之薗真理
7
終末期医療
安楽死、緩和医療に関する倫理的問題を検討する
講義
脇之薗真理
8
脳死と移植医療
脳死、移植に関する倫理的問題を検討する
講義
脇之薗真理
9
遺伝子医療
遺伝子医療に関する倫理的問題を検討する
講義
脇之薗真理
10
研究倫理①
人を対象とする研究に関する研究倫理について学ぶ
講義
脇之薗真理
11
研究倫理②
前回の補足、研究の公正に関する研究倫理について学ぶ
講義
脇之薗真理
12
まとめ
全体のまとめと補足
講義
脇之薗真理
評価法 定期試験(筆記)80%、講義参加度(ペーパー提出含む)20%。
基準 定期試験は、到達目標の理解度を計るため、講義で扱ったテーマに関する知識及びその応用について出題する。
教科書 赤林朗編 『入門・医療倫理Ⅰ』 勁草書房
教材
適宜、授業中に紹介する予定
参考書
オフィス 16:10~16:30 情報教育センター棟7階
アワー メールでの質問も受け付ける
連絡先
準備
学習
・第1回は、教科書第1章・第3章を読ん
でくること。第2章・第4章も軽く目を通し
ておくこと(30分程度)。
・第2回以降は、前回の講義で指定した
範囲の教科書を読んでくること(30分程
度)。
履修上
講義では教科書の全ての項目をカバーできないため、取り上げられなかった項目
の
は各自で読んでおくこと。
注意点
-9-
臨床論理学
Clinical Logic and Psychosomatic Theory
学年
1学年
基礎
分野
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
開講
前期
金・4時限(一部月・3)
評価
担当
加藤 みわ子(客・講)
科目
概要
臨床論理学では、論理学を臨床の場で役立たせられるよう自らの手であらためて「作り上げていく」ことを試みる。講義では、具体的な
例を手掛かりに、自らの頭で考え議論しながら論理学を再発見していくことを通して、論理的な考え方を身につけることを目標に人間
科学を概説する。受講生には積極的に議論に参加し、考え、発言することを求める。
到達
目標
1. 文章の構造を意識的に把握することができる
2. 論証とは何か、 論証の正しさについてを説明することができる。
3. 臨床への応用を考えることができる。
No.
か と う
こ
担当
教員
必選
い と う やすひろ
伊藤 康宏(工・教)
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
論理的推論
演繹的推論と帰納的推論(ワークショップ1)
講義
加藤みわ子
2
問題解決
ヒューリスティックスによる問題解決、スキーマによる問題解決 (ワークショップ2)
講義
加藤みわ子
3
概念とカテゴリ化
カテゴリ化の過程、概念の形成過程、構成概念(ワークショップ3)
講義
加藤みわ子
4
社会認知と対人理
解
印象形成、パーソナルスペース(ワークショップ4)
GW
加藤みわ子
5
意志決定と行動
論理的な可能性、理論と実体(認識の歪み)
講義
加藤みわ子
6
問題理解
対人コミュニケーション、言語理解のモデル(ワークショップ5)
講義
加藤みわ子
7
批判的思考(1)
仮説の確証と反芻、妥当性の基準
講義
加藤みわ子
8
批判的思考(2)
仮説の確証と反芻、認知的錯誤
講義
加藤みわ子
9
感性と思考
感覚評価と意思の決定(ワークショップ6)
GW
加藤みわ子
10
音楽療法的思考
臨床工学技士として音楽療法の可能性と理論を考える。
講義
伊藤康宏
11
学生の心身医学
医療系大学の学生の資質、人間形成を考える。
講義
伊藤康宏
加藤みわ子
12
臨床工学における心
臨床工学技士の業務と対人構成を考える。
身医学
SCD
伊藤康宏
加藤みわ子
評価法:定期試験(筆記形式)50%、講義中に課す小課題の提出状況30%、授業への貢献度(議論への参加,意見の表明,疑問点
評価法
の指摘など)20%、によって評価する。
基準
基準:到達目標1~3の理解度を高めるため、この3つの目標および講義内容から定期試験に出題する。
教科書 道田泰司・宮元博章 『クリティカル進化論』 北大路書房
教材
講義内で適宜、紹介する。
参考書
オフィス オフィスアワーは講義終了後10-20分。
アワー また、質問は随時メールで受け付ける。
連絡先
準備
学習
教科書の次回講義に該当する箇所を一
読しておくこと。
前回講義でまとめたノートも併せて再読
しておくことが望ましい。
履修上 授業で利用した配布資料について30分程度復習し、要点をノートにまとめること。
の
恥ずかしがらずに、積極的に議論に参加することを求める。質問は講義時間中ない
注意点 し終了後に受ける。
-10-
文化人類学
※医療経営情報学科との合同授業
Cultural Anthropology
学年
評価
担当
1学年
み
き
基礎
分野
まこと
三木 誠(客・講)
必選
選択
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
木・2時限
開講
担当
教員
科目
概要
我々人間が無意識のうちに認識し実践している文化は、社会によって極めて多様であり、ある社会にとっての常識が別の社会ではそう
ではないことがめずらしくない。文化人類学とは、そのような文化の多様性を認識しつつ、共通の理解が可能な普遍性も求めていく学
問である。授業では、毎回一定のテーマに沿って様々な文化的事象の解説と事例研究を行い、文化相対主義的な考え方ができるよう
に指導する。
到達
目標
1.映像を通して異文化を学ぶ楽しさを理解する
2.文化の基本的性質を理解する。
3.文化の多様性を理解する。
4.文化相対主義的な考え方を理解する。
No.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
イントロダクション
文化人類学という学問の紹介と、文化という概念についての解説を行う。
講義
三木誠
2
性別と社会
性別に関する用語についての解説と、男女の分業の要因についての考察を行う。
(映像資料鑑賞を含む。)
講義
三木誠
3
婚姻と家族(1)
婚姻の意味と、その多様な実態について解説する。(映像資料観賞を含む。)
講義
三木誠
4
婚姻と家族(2)
様々な婚姻と家族の在り方に関する事例研究を行う。(映像資料鑑賞を含む。)
講義
三木誠
5
宗教と世界観(1)
宗教の基本的枠組みや定義、呪術などについて解説し、事例研究を行う。(映像資
料観賞を含む。)
講義
三木誠
6
宗教と世界観(2)
民族宗教の諸相について解説し、事例研究を行う。(映像資料観賞を含む)
講義
三木誠
7
宗教と世界観(3)
イスラム教について解説し、その宗教的実践と社会生活について事例研究を行う。
(映像資料観賞を含む。)
講義
三木誠
8
儀礼と祝祭
民族や地域固有の世界観を表象する様々儀礼について解説し、事例研究を行う。
(映像資料鑑賞を含む。)
講義
三木誠
9
伝統文化の継承(1)
伝統的な生活様式を守り続ける社会について事例研究を行う。(映像資料鑑賞を含
む。)
講義
三木誠
10
伝統文化の継承(2)
祭りや儀礼の中に表れる伝統的な文化について事例研究を行う。(映像資料鑑賞を
含む。)
講義
三木誠
11
新たな文化の形成
(1)
異文化接触により形成される文化について事例研究を行う。(映像資料鑑賞を含
む。)
講義
三木誠
12
新たな文化の形成
(2)
新たなタイプの文化の形成について事例研究を行う。(映像資料鑑賞を含む。)
講義
三木誠
評価法 成績は受講態度(10%)、定期試験(90%)を総合して評価する。
基準 授業中に解説した事象に関する基本的知識を問う設問と、到達目標2~4の理解度を計るための設問を定期試験に出題する。
教科書 指定しない。
教材
指定しない。
参考書
オフィス
授業前後10分
アワー
連絡先
準備
学習
各回のテーマに関して30分程、あらかじめ
自分なりの考えを頭の中で整理し、問題意
識を持って授業に臨んでほしい。興味を
持ったテーマに関しては、インターネットや
文献を通して調べておけばなおよい。
履修上
特にないが、ノートはきちんととること。授業の後、特に興味を持ったテーマに関して
の
は、積極的に自学自習を進めてほしい。
注意点
-11-
教育学
※医療経営情報学科との合同授業
Pedagogy
1学年
学年
分野
基礎
必選
選択
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
木・2時限
開講
評価
担当
石川 道夫(看・特教) 教員
科目
概要
教育学の分野は、近年、教員養成に関係する「教職教育学」とより広汎で「アカデミックな教育学」の2つに分離している。この講義で
は、後者の立場で、「教育とはなにか」「教育は社会の中でどんな役を果たしてきたのか」「人間の発達とは」「発達を支援する教育とは」
といった基本的なものを、子どもの誕生、母子関係、学校、不適応、特別支援教育、生涯学習などを例にとって講義していく。
到達
目標
1.
2.
3.
4.
No.
いしかわ みちお
担当
教育学を語る基本的な言葉、たとえば、成長、発達について説明できる。
人の新生児のケアと母子関係の重要性を理解する。
人の成長、発達の主だった要因とその様々なケースに触れる。
生涯学習の意義について説明することができる。
テーマ
授業内容
教育とは何か。educationの語源。教育されることと、教育すること。
形式
担当教員
講義
石川道夫
1
教育とは何か
2
教育を考えるモデル 発達の三要素と発達課題、有機体論モデルと工芸論モデル。
講義
石川道夫
3
人の子ども、動物の
子ども
講義
石川道夫
4
新生児のケアと母子
新生児の最初の一年間。母性的養育の剥奪。
関係
講義
石川道夫
5
遺伝と環境①
子どもの発達の条件としての遺伝と環境。生まれか育ちか。ヘッドスタート計画、可能
性と限界。
講義
石川道夫
6
遺伝と環境②
アヴェロンの野生児、カスパー・ハウザー。虐待された子どもたち。
講義
石川道夫
7
教育の始まりとこれ
まで
教育の起源、洞窟の比喩、身分制度と学校、大学の誕生。
講義
石川道夫
8
「教育」と教育
学校を通しての「教育」システム。生活の中の教育。シチズンシップ。市民大学。
講義
石川道夫
9
「障がい児」の種類
子どもの障害の種類。LD、ADHD、発達障害。
講義
石川道夫
10
特別支援教育
障害を持った子供のいろいろとその教育の実際。LD、ADHD、発達障害。
講義
石川道夫
11
世界と日本の教育の
学力の国際比較。PISA。教育の国際化。国際バカロレア。
現在
講義
石川道夫
12
教育の南北問題
講義
石川道夫
ヒトの新生児とサルの新生児。アタッチメント、マザリング。
発展途上国の教育。イリッチとフレイレ。貧困と豊かさ。
評価法 評価法:定期試験の結果(80%)に、1~2回のレポートの評価 (20%) を加味して評価する。
基準 基準:到達目標1~4の理解度を計るための設問を定期試験に出題する。
教科書
成山文夫・石川道夫 編 『家族・育み・ケアリング』 北樹出版
田中智志・今井康雄 『キーワード 現代の教育学』 東京大学
(2000)。
教材 出版会
教科書は逐一解説はしないので、講義と平行して読み進めて 参考書 田中智志 『教育学がわかる事典』 日本実業出版社
欲しい。
大学図書館の分類番号370番台を参照のこと。
オフィス 月火水の昼休み12:30~13:00、情教育棟-4F-408にて。
アワー 基本的に、事前の連絡が望ましい。
準備
学習
連絡先
事前に30分以上、教科書と配布資料を
この講義は、医療系総合大学の基礎教養としての教育学の講義なので、他の国
履修上
精読、あらましの理解を持っておくこと。
立、私立大学の教育学部の講義とは内容的にかなり違っています。教育学部の教
の
教科書は、各自読んで予備知識として理
育方法や学校教育論のような内容は期待しないでください。教育原論、障がい児
注意点
解しておくこと。
教育論などを軸に、医療系大学の学生さん向けに再構成されています。
-12-
スポーツ・健康科学
Sports and Health Science
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
け い か
ま
基礎
分野
き
桂華 麻希(客・講)
必選
必修
単位数
2単位
時間数
45時間
通年(前期)
木・4時限
開講
担当
教員
スポーツは,体を動かすという人間の本質的な欲求に応えるとともに,達成感や爽快感などの充足に加え,健康維持・増進,体力の向上など,
人間形成に大きな役割を果たす重要な行為として位置づけられている.本授業では,様々なスポーツの基本技術ならびにルールや用具の取
り扱いを説明し,試合を通じてスポーツの楽しさやスポーツを行う習慣などを見つめる機会とする.
また,ルールや用具を障害の種類や程度に適合(adapt)させることによって,障害のある人は勿論のこと,幼児から高齢者,体力の低い人で
あっても誰でも参加できるようにしたアダプテッドスポーツを紹介し,障害の程度や年齢,体力に関係なく,誰でも参加でき,楽しめるスポーツを
体験する.
1. 各種目の特性を理解し,基本的な技術をできる限り習得する.
2. 参加者が楽しくゲームをできるようにするためには,自分が何をするべきか考え,行動できることを目的とする.
3. 運動の得意・不得意,年齢や障害の有無などに関係なく,様々な人が楽しめるスポーツの意義や価値について考え,述べることが
できる.
4. 障害のある児童・成人,高齢者,低体力者の特性を理解し,身体活動やスポーツの応用について理解する.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
健康と運動
2
競技スポーツ、生涯スポーツ、アダプテッドスポーツについての説明
講義
桂華麻希
レクリエーションゲー
生涯スポーツの紹介と実践
ム
実技
桂華麻希
3
生涯スポーツ
ソフトバレーボール
実技
桂華麻希
4
生涯スポーツ
ソフトバレーボール
実技
桂華麻希
5
アダプテッドスポーツ シッティングバレーボール
実技
桂華麻希
6
生涯スポーツ
ファミリーバドミントン
実技
桂華麻希
7
生涯スポーツ
ファミリーバドミントン
実技
桂華麻希
8
アダプテッドスポーツ 視覚に障がいのある人の疑似体験(独歩、誘導、伴走。ボールを用いての活動)
実技
桂華麻希
9
アダプテッドスポーツ ゴールボール
実技
桂華麻希
10
アダプテッドスポーツ ゴールボール
実技
桂華麻希
11
生涯スポーツ
ドッヂビー
実技
桂華麻希
12
生涯スポーツ
ドッヂビー
実技
桂華麻希
評価法 実技・演習での評価(50%)、授業期間中のレポート(30%)、受講態度(20%)を総合して評価する。
基準 到達目標の理解度を計るため授業で実施したスポーツについてレポートを作成する。
教科書 なし
教材 配付資料
参考書 矢部京之助 『アダプテッド・スポーツの科学』 市村出版
オフィス
講義前後10分
アワー
連絡先
体育館シューズを必ず持参し、スポーツをするのに適した格好をしてくる事。スリッ
準備
学習
事前配付資料に目を通し、確認しておく
こと(30分程度)。
履修上 パや裸足、Gパンなどの普段着での参加は認めません。
の
スポーツを行うときは他者との交流やコミュニケーションを図ろうとする気持ちが不可
注意点 欠です。
クラスメイトと協力し、積極的に取り組む姿勢で授業に参加して下さい。
-13-
スポーツ・健康科学
Sports and Health Science
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
け い か
ま
基礎
分野
き
桂華 麻希(客・講)
必選
必修
単位数
2単位
時間数
45時間
通年(後期)
木・4時限
開講
担当
教員
スポーツは,体を動かすという人間の本質的な欲求に応えるとともに,達成感や爽快感などの充足に加え,健康維持・増進,体力の向上など,
人間形成に大きな役割を果たす重要な行為として位置づけられている.本授業では,様々なスポーツの基本技術ならびにルールや用具の取
り扱いを説明し,試合を通じてスポーツの楽しさやスポーツを行う習慣などを見つめる機会とする.
また,ルールや用具を障害の種類や程度に適合(adapt)させることによって,障害のある人は勿論のこと,幼児から高齢者,体力の低い人で
あっても誰でも参加できるようにしたアダプテッドスポーツを紹介し,障害の程度や年齢,体力に関係なく,誰でも参加でき,楽しめるスポーツを
体験する.
1. 各種目の特性を理解し,基本的な技術をできる限り習得する.
2. 参加者が楽しくゲームをできるようにするためには,自分が何をするべきか考え,行動できることを目的とする.
3. 運動の得意・不得意,年齢や障害の有無などに関係なく,様々な人が楽しめるスポーツの意義や価値について考え,述べることが
できる.
4. 障害のある児童・成人,高齢者,低体力者の特性を理解し,身体活動やスポーツの応用について理解する.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
13
レクリエーションゲー
生涯スポーツの紹介と実施
ム
実技
桂華麻希
14
アダプテッドスポーツ 視覚に障がいのある人の疑似体験(独歩、誘導、伴走。ボールを用いての活動)
実技
桂華麻希
15
アダプテッドスポーツ ブラインドサッカー
実技
桂華麻希
16
アダプテッドスポーツ ブラインドサッカー
実技
桂華麻希
17
生涯スポーツ
ラージボール卓球
実技
桂華麻希
18
生涯スポーツ
ラージボール卓球
実技
桂華麻希
19
アダプテッドスポーツ 身体に障がいのある人の疑似体験(車いすを用いての活動)
実技
桂華麻希
20
アダプテッドスポーツ スラローム
実技
桂華麻希
21
アダプテッドスポーツ スラローム
実技
桂華麻希
22
アダプテッドスポーツ 車いすバスケットボール
実技
桂華麻希
23
アダプテッドスポーツ 車いすバスケットボール
実技
桂華麻希
24
防災・安全
実技
桂華麻希
減災・自助・共助と日用品活用法
評価法 実技・演習での評価(50%)、授業期間中のレポート(30%)、受講態度(20%)を総合して評価する。
基準 到達目標の理解度を計るため授業で実施したスポーツについてレポートを作成する。
教科書 なし
教材 配付資料
参考書 矢部京之助 『アダプテッド・スポーツの科学』 市村出版
オフィス
講義前後10分
アワー
連絡先
体育館シューズを必ず持参し、スポーツをするのに適した格好をしてくる事。スリッ
準備
学習
事前配付資料に目を通し、確認しておく
こと(30分程度)。
履修上 パや裸足、Gパンなどの普段着での参加は認めません。
の
スポーツを行うときは他者との交流やコミュニケーションを図ろうとする気持ちが不可
注意点 欠です。
クラスメイトと協力し、積極的に取り組む姿勢で授業に参加して下さい。
-14-
英語Ⅰ
English Ⅰ
学年
1学年
基礎
分野
必修
単位数
2単位
評価
担当
服部しのぶ(基・准)
科目
概要
やさしい英語で書かれた人体生理学の入門的内容を明らかにする。
到達
目標
No.
はっとり
担当
教員
必選
時間数
45時間
通年(前期)
火・2時限
開講
ほりうち
堀内ちとせ(基・准)
1.各ユニットの概要を把握できる。
2.英文を正しく読める。
3.基本的な医学英語とその語彙に習熟する。
4.英語を通して人体の主要な部位とその機能についての基礎的な知識を得る。
5.自律的な学習ができるように英検やTOEICなどの外部試験に積極的に取り組める。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
Introduction Part 授業のねらい、授業の進め方、学習の仕方、評価方法などについて The Body's
1 Unit 1
Fuel
演習
服部しのぶ
2
Unit 1
The Body's Fuel
演習
服部しのぶ
3
Unit 2
Breath of Life
演習
服部しのぶ
4
Unit 3
What happens to Food?
演習
服部しのぶ
5
Unit 4
Storage and Waste
演習
服部しのぶ
6
Unit 5
The Body's Pump
演習
服部しのぶ
7
Unit 6
What is Blood?
演習
服部しのぶ
8
Unit 7
50 Million Million Cells
演習
服部しのぶ
9
Unit 8
The Body's Frame
演習
服部しのぶ
10
Unit 9
Levers
演習
服部しのぶ
11
Unit 10
Muscle Variety
演習
服部しのぶ
12
まとめ
上記内容の総まとめ及び復習
演習
服部しのぶ
主として(70%程度)定期試験で到達目標の1から4についての到達度を測り評価するが、小テスト、提出物、受講態度等も加味する
評価法
(30%程度)。到達目標5については、外部試験による一定スコアを得た場合には成績に加味する。
基準
〔総合〕 前期の評価を50%、後期の評価を50%とし、加算結果を最終評価とする。また、再試決定もこれに基づく。
英文読解は、プリント教材を配布。
教科書 語彙学習は、清水雅子ら 『リハビリテーション英語の基本用語
と表現』 メジカルビュー社
オフィス 授業前後10分程度、教室で。質問などで来室(情教棟-4F
アワー -407)の際は、事前にメールなどで確認してください。
準備
学習
教材
適宜プリントなどを配布する。
参考書
連絡先
予習として1時間ほどで、ざっと文章を読
履修上 英和辞典を毎回必ず持参すること。積極的な受講態度を期待します。授業後は、1
んで知らない語彙を調べて内容を把握し
の
時間を目安に復習して、わからなかった所がないか確認しておくこと。
ておくこと。
注意点
-15-
英語Ⅰ
English Ⅰ
学年
1学年
基礎
分野
必修
単位数
2単位
時間数
45時間
通年(後期)
火・2時限
開講
評価
担当
堀内ちとせ(基・講)
科目
概要
医療系のテキストを用いて、英語の音と意味を結び付ける練習、リズム良く英語を発する練習 、英語で表現する練習etc. を行う。
到達
目標
①自分なりの課題を持ち日常的に英語に親しむことができる。/②医療に関する英語表現に慣れ親しむ。/③聞こえた英語をできる
だけ瞬時に理解することができる。/④リズム良く英語を発音することができる。⑤できるだけ瞬時に英語で表現することができる。⑥英
検やTOEIC等の外部試験に積極的に取り組める。
ほりうち
担当
教員
必選
はっとり
服部 しのぶ(基・准)
テーマ
No.
授業内容
形式
担当教員
13
オリエンテーション
授業の流れ・評価の説明など
演習
堀内ちとせ
14
Unit 1
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
15
Unit 2
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
16
Unit 3
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
17
Unit 4
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
18
Unit 5
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
19
Unit 6
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
20
Unit 7
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
21
Unit 8
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
22
Unit 9
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
23
Unit 10
英語を瞬時に理解する練習・瞬時に英語で表現する練習・英語のリズムを身に付け
る練習etc.
演習
堀内ちとせ
24
まとめ
第2回目~第11回目までのまとめ
演習
堀内ちとせ
評価法:日々の取り組み及び努力点(60%程度)、実力点(40%程度) etc. で総合的に評価する。
評価法 基準:到達目標の到達度を確認するためにレポート課題、小テストを行う。到達目標⑥については、外部試験による一定スコアを得た
基準 場合には成績に加味する。
〔総合〕 前期の評価を50%、後期の評価を50%とし、加算結果を最終評価とする。また、再試決定もこれに基づく。
教科書 C. Donaldson 『Healthy English』 Language Point
教材
プリント適宜
参考書
オフィス
授業前後10分ほど教室で。
アワー
連絡先
準備
学習
自分で決めた「英語活動」に日々励むこ
と。授業前は、英語を声に出しウォーミン 履修上
辞書・教科書を必ず持参すること。毎回、授業に積極的に(受け身ではなく)参加す
グ・アップ(15分程度)。授業後は、何度も の
ること。
声に出し表現を自分のものにしておくこと 注意点
が望ましい。
-16-
英語Ⅱ
English Ⅱ
1学年
学年
評価
担当
基礎
分野
ヒスロップ・ローレンス
(客・講)
担当
教員
必修
必選
2単位
単位数
時間数
45時間
通年(前期)
月・2時限
開講
ドナルドソン・クリス(基・講)
科目
概要
This is a general English course with a focus on speaking and listening. Lectures will be given in English and students will have the
opportunity to develop their ability in each skill area through active participation and function based learning activities. This course
is conducted in English.
到達
目標
1.
2.
3.
4.
5.
No.
Develop speaking and listening skills.
Gain vocabulary across a variety of daily conversation topics.
Become comfortable in simple conversations on familiar topics.
Develop general communication skills.
Increase interaction with English outside class.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
Introduction
Introductions / Getting to know you / Class explanation
演習
ヒスロップ
2
Who are you?
Talking about yourself and your family
演習
ヒスロップ
3
Where are your
keys?
Locations
演習
ヒスロップ
4
What do you do?
Jobs / Daily Activities
演習
ヒスロップ
5
What do you like
doing?
Interests and Activities
演習
ヒスロップ
6
How often do
you...?
Talking about Regular Activities / Lifestyles
演習
ヒスロップ
7
Across from the
park
Discussing Neighbourhoods / Asking about Locations
演習
ヒスロップ
8
Evaluation
Listening Quiz and Review
演習
ヒスロップ
9
What did you do?
Talking about the Past
演習
ヒスロップ
10
What did you do? II
Talking about the past II / Discussing holidays / Telling a story
演習
ヒスロップ
11
At 7:00 on Friday
night
Talking about Time / Discussing Appointments
演習
ヒスロップ
12
Evaluation
Final Quiz and Review
講義
演習
ヒスロップ
30% Listening Quiz (Goals 1,2)
評価法
55% Final Quiz (Goals 1,2,3)
基準
15% e-learning Activities, Class Participation & Pair Work, (Goals 3,4,5)
教科書 C. Donaldson 『Eclipse English Course』 Language Point
教材
参考書
オフィス
授業終了後10分ほど教室で。
アワー
連絡先
準備
学習
Each week:
Vocabulary preview (20mins)
Class material review (20mins)
A dictionary is required for this course.
履修上
Please bring your texbook and dictionary to each lesson.
の
Students are expected to make a copy of the appropriate pages if they forget the
注意点
textbook.
-17-
英語Ⅱ
English Ⅱ
1学年
学年
評価
担当
基礎
分野
ドナルドソン・クリス
(基・講)
担当
教員
必修
必選
単位数
2単位
時間数
45時間
通年(後期)
水・1時限
開講
ヒスロップ・ローレンス(客・講)
科目
概要
This course designed to improve students English communicative abilities in a healthcare setting. Students are expected to actively
participate in lessons through involvement in pairwork and contribution to group and/or class discussions. This course is conducted
in English.
到達
目標
1.
2.
3.
4.
Develop speaking and listening skills.
Gain vocabularly across a variety of healthcare based topics.
Become comfortable in simple conversations on familiar topics.
Develop general communication skills for use in English interactions in both personal and professional lives.
テーマ
No.
授業内容
形式
担当教員
13
Introduction
Introductions / Getting to know you / Class explanation
演習
クリス
14
Admission /
Reception
Taking Patient Information
Asking About Symptoms
演習
クリス
15
Injuries
Talking About the Body
Assessing Injuries
演習
クリス
16
Illnesses /
Symptoms
Talking About illnesses and Symptoms
Asking Questions About Conditions
演習
クリス
17
Pain
Assessing Pain
Talking About Kinds of Pain
演習
クリス
18
Hospital
Departments
Explaining Hospital Departments
Choosing the Right Department
演習
クリス
19
Giving Directions
Helping Patients Find Their Way
Giving Directions Within a Hospital
演習
クリス
20
Evaluation
Listening Quiz and Review of Units 1-7
演習
クリス
21
Giving Instructions
Giving Instructions to Patients
演習
クリス
22
Medical Equipment
Talking About Medical Equipment
Completing a Checklist
演習
クリス
23
Appointments
Talking About Time
Arranging Appointments
演習
クリス
24
Evaluation
Final Quiz and Review
演習
クリス
30% Listening Quiz (Goals 1,2)
評価法
60% Final Quiz (Goals 1,2,3)
基準
10% Class Participation & Pair Work (Goals 3,4)
教科書 C. Donaldson 『English Skills for Nursing』 Language Point
教材
参考書
オフィス
授業終了後10分ほど教室で。
アワー
連絡先
準備
学習
Each week:
Vocabulary preview (20mins)
Class material review (20mins)
A dictionary is required for this course.
履修上
Please bring your texbook and dictionary to each lesson.
の
Students are expected to make a copy of the appropriate pages if they forget the
注意点
textbook.
-18-
英会話
English Conversation
1学年
学年
評価
担当
基礎
分野
ヒスロップ・ローレンス
(客・講)
必選
選択
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
水・2時限
開講
担当
教員
科目
概要
Students will develop conversation skills by learning useful expressions in everyday situations and engaging in speaking activities in a
facilitating atmosphere. Students will speak as much English as possible by using prompts and structures found in the textbook and
will develop fluency through practice. This course is conducted in English.
到達
目標
1.
2.
3.
4.
No.
Develop general conversations skills.
Expand vocabulary base for daily conversation topics.
Become confident in every day conversations on a range of topics.
Develop and improve general communication skills.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
Can I have your
name?
Introductions, course explanation
演習
ヒスロップ
2
How do you spell
that?
Describing school schedules
演習
ヒスロップ
3
I usually get up at 6. Describing your daily routines, expressions of time
演習
ヒスロップ
4
What do you call it
Describing objects
演習
ヒスロップ
5
How much was it?
Fluency with money and prices
演習
ヒスロップ
6
Are you gonna go to
Talking about the future, vacation plans
France?
演習
ヒスロップ
7
How was the
concert?
Talking about things you did
演習
ヒスロップ
8
Evaluation
Listening Quiz and Review of Units 1-7
演習
ヒスロップ
9
I'm looking for the
museum.
Giving directions
演習
ヒスロップ
10
It's east of Seattle.
Describing citites, introducing your hometown
演習
ヒスロップ
11
So, how was your
trip?
Story telling
演習
ヒスロップ
12
Evaluation
Final Quiz and Review of Units 8-11
演習
ヒスロップ
30% Listening Quiz (Goals 1,2)
評価法
60% Final Quiz (Goals 1,2,3)
基準
10% Class Participation & Pair Work (Goals 3,4)
教科書
Alastair Graham-Marr 『Communication Spotlight PreIntermediate』 Abax
教材
参考書
オフィス
授業前後10分ほど教室で。
アワー
準備
学習
Each week:
Vocabulary preview (20mins)
Class material review (20mins)
連絡先
A dictionary is required for this course.
履修上
Please bring your texbook and dictionary to each lesson.
の
Students are expected to make a copy of the appropriate pages if they forget the
注意点
textbook.
-19-
ドイツ語
German
1学年
学年
評価
担当
基礎
分野
さかきばら まさよ し
榊原 正義(基・教)
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
開講
前期
水・3時限(一部月・2、木・5)
担当
教員
科目
概要
ドイツ語は、英語と同じインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派の西ゲルマン語群に属している言語です。それゆえ英語の既習者にとっては、たいへん学びやすい言語と言え、新たにドイツ語を
学ぶことで、英語への理解がより深められます。 ちなみにドイツ語は、世界のなかでの使用人口は約1億3,000万人、インターネット上では世界第8位、サイト数では世界第2位の言語なのです。
またドイツは、EU(ヨーロッパ連合)加盟国の要として、今後将来にわたって世界のなかで大きな役割を演じて行きます。 このドイツ語の授業では、21世紀を生きる私たちが、つねに尊厳をもっ
て守るべき「生命」を、古代から現代に至る時の流れのなかで、人類がどのように受容してきたかを、おもに教科書の「生命」をメインテーマにした読章等のドイツ語文を読解しながら、考えて行
きたいと思っています。
到達
目標
1.
2.
3.
4.
標準的なドイツ語の発音が習得できる。
初級ドイツ語の基礎文法が習得できる。
初級ドイツ語文の読解力と表現力が習得できる。
「独検」(ドイツ語技能検定試験)にチャレンジすることができる。
No.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得①
オリエンテーション(ドイツ語の系統、ドイツの概観、アルファベートの発音・つづりとそ
の発音)
講義
演習
榊原正義
2
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得②
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:アルファベートの発音・つづりとその発
音、規則変化動詞の現在人称変化(1)―現在時称の表現
講義
演習
榊原正義
3
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得③
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、不規則変化動詞の現
在人称変化(2)―現在時称の表現
講義
演習
榊原正義
4
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得④
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、不規則変化動詞の現
在人称変化(3)、命令法の用法―現在時称の表現
講義
演習
榊原正義
5
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑤
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、冠詞・名詞の数と格変
化(1)
講義
演習
榊原正義
6
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑥
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、冠詞・名詞の数と格変
化(2)、人称代名詞の用法
講義
演習
榊原正義
7
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑦
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、冠詞類・名詞の数と格
変化(3)、前置詞の格支配
講義
演習
榊原正義
8
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑧
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、前置詞の格支配と用
法、形容詞の格変化・形容詞の名詞化
講義
演習
榊原正義
9
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑨
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、動詞の3基本形、動詞
の過去人称変化―過去時称の表現
講義
演習
榊原正義
10
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑩
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、話法の助動詞・使役
動詞・知覚動詞の用法―現在・過去時称の表現、未来時称の表現
講義
演習
榊原正義
11
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑪
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、複合動詞・非人称動
詞・再帰動詞の用法
講義
演習
榊原正義
12
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑫
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、完了時称の表現、能
動態と受動態の表現
講義
演習
榊原正義
13
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑬
発音、基礎文法―読章の読解・会話練習:つづりとその発音、能動態と受動態の表
現
講義
演習
榊原正義
14
「生命」の尊厳/ドイツ語文の
読解力と表現力の習得⑭
上記内容の総まとめ及び復習
講義
演習
榊原正義
中間試験(30%)、定期試験(50%)、課題(20%)等を総合して評価する。
評価法
基準:定期試験は、中間試験の到達目標を含め、No.1~13の講義・演習内容について出題する。
基準
教科書
榊原正義ら『新訂版・ドイツ語で学ぶ生命の探究〔新訂第3
版〕』 同学社
オフィス
情教棟-4F-403にて、授業後(17:00以降)
アワー
準備
学習
教材
独和辞典:根本道也ら『アポロン独和辞典〔第3版〕』 同学社
参考書
連絡先
声を出して繰り返し発音練習をし、こまめに独
和辞典を引く習慣をつけるようにしてください。 履修上 本講義・演習(No.1~13)のすべてが、「独検」(ドイツ語技能検定試験)における出
自宅で必ず前回の授業内容の復習(30分~
の
題内容です。積極的に学習をしてください。学習した内容で不明なところは、その
60分程度)・次回の授業内容の予習(30分以 注意点 つど担当教員に質問をしてください。
上)を行って、授業に臨んでください。
-20-
中国語
※医療経営情報学科との合同授業
Chinese
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
2学年
かねひら
基礎
分野
れん
金平 蓮(工・教)
必選
選択
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
水・2時限
開講
担当
教員
中国語の基本的な文型を使って、会話をしたり、文を書いたりできるようになることを目指す。中国語の発音、漢字、文の構成規則など
の全体の特徴を把握し、簡単な日常会話及び医療現場で使われる用語を習得すると同時に、これを通じて中国の文化や社会につい
て理解する。
1.中国語の発音をマスターする。
2.簡単な日常会話を聞き取れ、話せるようにする。
3.中国語の簡単な文法を理解することができる。
4.中国の文化、社会、医療の一端を理解する。
5.日中の異文化について、興味を持ち、学び続ける姿勢を身につける。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
中国語について
発音(1)
①ピンインの表記 ②声調 ③単母音 ④挨拶言葉
講義
金平蓮
2
発音(2)
①複母音 ②子音 ③声母表 ④教室用語
講義
金平蓮
3
発音(3)
①鼻音を伴う母音 ②声調の組合せ ③発音のまとめ ④自分の名前の読み方
講義
金平蓮
4
你好!
①動詞“是” ②名前の言い方 ③自己紹介 ④数字の数え方
講義
金平蓮
5
学校
①助詞“的” ②疑問詞“哪个”、 “什么” ③語気助詞“呢”
講義
金平蓮
6
新宿
①動詞述語文 ②副詞“也” ③連動文 ④指示代名詞
講義
金平蓮
7
買物
①助動詞の“想” ②反復疑問文 ③形容詞述語文
講義
金平蓮
8
家族
①年齢の言い方 ②動詞“有” ③比較の言い方
講義
金平蓮
9
富士山
①経験を表す“过” ②動詞“喜欢” ③助動詞の“要”
講義
金平蓮
10
喫茶店
①年月日・曜日・時刻の言い方 ②前置詞の“在” ③文末の“了”
講義
金平蓮
11
街上
①前置詞“从” “往” ②動詞につく“了” ③時間量の言い方 ④量詞
講義
金平蓮
12
まとめ
上記内容の復習、応用、総まとめ
講義
演習
金平蓮
評価法 成績は授業への参加度(20%)、授業期間中の演習・発表など(20%)、学期末の課題レポート(60%)を総合して評価する。
基準 到達目標1~5の理解度を計るため、修得した内容を表現することができるように課題レポートを作成する。
教科書
相原茂ら著 『日中いぶこみ広場 <初級テキスト>(CD付)』 朝 教材 配布資料。
参考書 中日辞典、日中辞典
日出版社
オフィス
授業前後。(在室の際にも応対する) 医科8-6F-601
アワー
準備
学習
教科書のドリルを練習したり、付録CDを
聴いたりなど予習・復習に時間をかけて
積極的に取り込むこと(30分程度)。
連絡先
(1) 1課につき授業1回分、講義形式を中心に行い、随時に関連VTRなども用いる。
履修上
講義で要点などをノートにまとめること。
の
(2) 講義において毎回復習と練習問題を行う。授業中に声を出して積極的に発音と
注意点
会話を練習すること。
-21-
アセンブリⅠ
Assembly Ⅰ
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
基礎
分野
アセンブリ活動便覧
参照
必選
担当
教員
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
通年(前期)
月・4時限
開講
「アセンブリ活動便覧」参照
アセンブリは、学部及び学校間の壁を乗り越え、学生・教員が共通の目的に向かって一緒に活動することを通して、心身を錬磨し、責
任感と奉仕の精神にあふれた人間形成を目指す。これにより将来、医療の専門職として社会に貢献するのに必要な専門職連携の基
盤を涵養する。
アセンブリⅠは運動、文化、研究の3分野の班構成(42班)であり、学生は各自の関心と希望に応じていずれかの班に所属し、原則とし
て毎週月曜日4時限に班活動を行う。 詳細は「アセンブリ活動便覧」参照。
卒業時の到達目標を「①多様な人とともに、目標に向け、積極的にコミュニケーションがとれる。②主体的に考え、目標に向かって一歩
踏み出すことができる。③目標の達成に向け、問題点を発見し、問題解決を行うなど考え抜く力を発揮できる。④医療に於ける専門職
を意識し、チームの一員として協働できる。」とし、アセンブリⅠ終了時の到達目標は以下のとおりとする。
1. 将来いろいろな医療職に就く学生と多様な経験を有する教員が一緒に活動できる。
2. チームでの活動に主体的に参加できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
「アセンブリ活動便
覧」参照
アセンブリオリエンテーション(全学活動)
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
2
「アセンブリ活動便
覧」参照
アセンブリ講演会1 「不老会:医療と献体」(全学活動)
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
3
「アセンブリ活動便
覧」参照
アセンブリ講演会2 「薬物乱用防止」(全学活動)
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
4
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動1あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
5
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動2あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
6
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動3あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
7
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動4あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
8
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動5あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
9
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動6あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
10
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動7あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
11
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動8あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
12
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動9あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
13
「アセンブリ活動便
覧」参照
アセンブリ講演会3(全学活動)
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
* 全学活動講習会:「救急救命」「衛生手洗い」「心理的初期援助」「搬送法」
班活動18回のうち4回は、上記講習会に参加する。(詳細は掲示にて発表)
評価法
評価は班活動70%、全学活動30%とし、参加度、活動内容及び活動状況などを考慮し総合的に評価する。
基準
教科書
「アセンブリ活動便覧」参照
なお、アセンブリ活動便覧は「藤田保健衛生大学 アセンブリ・ 教材
「アセンブリ活動便覧」参照
ポータルサイト http://assembly.fujita-hu.ac.jp/」にて閲覧お 参考書
よびダウンロードすることができる。
オフィス
「アセンブリ活動便覧」参照
アワー
準備
学習
アセンブリ精神を理解しておくこと。
連絡先
履修上
4回行われる全学活動講習会には、全て出席すること。欠席した場合は補講を行わ
の
なくてはならない。
注意点
-22-
アセンブリⅠ
Assembly Ⅰ
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
基礎
分野
アセンブリ活動便覧
参照
担当
教員
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
通年(後期)
月・4時限
開講
「アセンブリ活動便覧」参照
アセンブリは、学部及び学校間の壁を乗り越え、学生・教員が共通の目的に向かって一緒に活動することを通して、心身を錬磨し、責
任感と奉仕の精神にあふれた人間形成を目指す。これにより将来、医療の専門職として社会に貢献するのに必要な専門職連携の基
盤を涵養する。
アセンブリⅠは運動、文化、研究の3分野の班構成(42班)であり、学生は各自の関心と希望に応じていずれかの班に所属し、原則とし
て毎週月曜日4時限に班活動を行う。 詳細は「アセンブリ活動便覧」参照。
卒業時の到達目標を「①多様な人とともに、目標に向け、積極的にコミュニケーションがとれる。②主体的に考え、目標に向かって一歩
踏み出すことができる。③目標の達成に向け、問題点を発見し、問題解決を行うなど考え抜く力を発揮できる。④医療に於ける専門職
を意識し、チームの一員として協働できる。」とし、アセンブリⅠ終了時の到達目標は以下のとおりとする。
1. 将来いろいろな医療職に就く学生と多様な経験を有する教員が一緒に活動できる。
2. チームでの活動に主体的に参加できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
14
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動10あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
15
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動11あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
16
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動12あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
17
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動13あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
18
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動14あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
19
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動15あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
20
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動16あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
21
「アセンブリ活動便
覧」参照
アセンブリⅡ活動報告会2(全学活動)
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
22
「アセンブリ活動便
覧」参照
班活動17あるいは全学活動講習会
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
23
「アセンブリ活動便
覧」参照
アセンブリⅠ活動報告会1(全学活動)
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
24
「アセンブリ活動便
覧」参照
アセンブリⅠ活動報告会2(全学活動)
演習
「アセンブリ活動
便覧」参照
* 講習会:「救急救命」「衛生手洗い」「心理的初期援助」「搬送法」
班活動18回のうち4回は、上記講習会に参加する。(詳細は掲示にて発表)
評価法
評価は班活動70%、全学活動30%とし、参加度、活動内容及び活動状況などを考慮し総合的に評価する。
基準
教科書
「アセンブリ活動便覧」参照
なお、アセンブリ活動便覧は「藤田保健衛生大学 アセンブリ・ 教材
「アセンブリ活動便覧」参照
ポータルサイト http://assembly.fujita-hu.ac.jp/」にて閲覧お 参考書
よびダウンロードすることができる。
オフィス
「アセンブリ活動便覧」参照
アワー
準備
学習
アセンブリ精神を理解し、班主任の指示
に従うこと。
連絡先
履修上
4回行われる全学活動講習会には、全て出席すること。欠席した場合は補講を行わ
の
なくてはならない。
注意点
-23-
解剖学
Human Anatomy
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
分野
さかい かずよし
専門基礎
酒井 一由(工・准)
必選
必修
単位数
2単位
時間数
45時間
通年(前期)
火・3,4時限
開講
担当
教員
臨床工学技士に必須の人体の形態と構造について理解することを主目的とする。人体の正常な構造と機能との関連を系統的に理解
するために、人体の諸臓器を①運動器系(骨格系、筋系)②循環器系 ③内臓系(消化器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌
系)④神経系 ⑤感覚器系の作用系統別に分け、主に肉眼解剖学的見地から授業を実施する。更に、顕微解剖学的(細胞学、組織学)
および発生学的観点からも講義する。
1.人体の構成について、上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織の概念から理解する。
2.全身の骨の名称および位置を記憶し、主な関節について動き、構成する骨の名所を説明することができる。
3.心臓の構造および働きにについて説明することができる。
4.全身に分布している動脈・静脈・リンパ管の名称を説明することができる。
5.主な消化器の構造と働きを説明することができる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
解剖学用語
細胞の構造
解剖学に用いられている特殊な用語
核・細胞膜・各種細胞小器官の構造
講義
酒井一由
2
組織と器官
上皮組織および支持組織の種類とその構造
神経組織の構造、筋組織の種類とその構造
講義
酒井一由
3
運動器系 骨 (1)
関節の種類と構造、体幹の骨格(頭部・脊柱・胸郭の骨の名称とその構成)
講義
酒井一由
4
運動器系 骨 (2)
体幹の筋(頭部・頸部・胸部・腹部の筋の名称と関わる運動および神経支配)
講義
酒井一由
5
運動器系 筋 (1)
体幹の筋(頭部・頸部・胸部・腹部の筋の名称と関わる運動および神経支配)
講義
酒井一由
6
運動器系 筋 (2)
体肢の筋(上肢・下肢の筋の名称と関わる運動および神経支配)
講義
酒井一由
7
内臓系循環器系 (1) 血管の種類と構造、心臓の構造
講義
酒井一由
8
内臓系循環器系 (2) 体循環の経路
講義
酒井一由
9
内臓系循環器系 (3)
肺循環、胎児循環の経路
リンパ液の循環経路、脾臓・胸腺の構造
講義
酒井一由
10
内臓系 消化器 (1)
消化器の一般的構造、口腔(味覚器含む)・咽頭・食道・胃の構造
講義
酒井一由
11
内臓系 消化器 (2)
小腸・大腸の構造と食物、水分の吸収
講義
酒井一由
12
内臓系 消化器 (3)
肝臓・胆嚢・膵臓の構造と働き、腹膜の構造
講義
酒井一由
評価法 中間・定期試験の得点:80%、小テスト点、ノート点、授業態度:20%
基準 到達目標1~5の理解度を計るための設問を定期試験に出題する。
Frank H. Netter 著『ネッター解剖学アトラス』南江堂
教科書 藤田恒夫著『入門人体解剖学』 南江堂
教材
酒井健雄監訳『プロメテウス解剖学コアアトラス』
参考書
小澤一史、千田隆夫、高田邦明監訳『トートラ解剖学』
オフィス 昼休み休憩時間および授業後に、医科8-4F-408室にて
アワー メールでの質問も可
準備
学習
連絡先
授業前に講義予定の教科書の範囲を15
分程度予習すること。講義中に説明プリ
履修上 授業前に講義予定の教科書の範囲を15分程度予習すること。講義中に説明プリン
ントを配布する。講義で用いたプリントに
の
トを配布する。講義で用いたプリントについて、30分程度復習し、要点をまとめるこ
ついて、30分程度復習し、要点をまとめ 注意点
と。講義時間が不足した場合には、ITHの時間に講義を行う。
ること。講義時間が不足した場合には、
ITHの時間に講義を行う。
-24-
解剖学
Human Anatomy
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
分野
さかい かずよし
専門基礎
酒井 一由(工・准)
必選
必修
2単位
単位数
時間数
45時間
通年(後期)
火・1時限
開講
担当
教員
臨床工学技士に必須の人体の形態と構造について理解することを主目的とする。人体の正常な構造と機能との関連を系統的に理解
するために、人体の諸臓器を①運動器系(骨格系、筋系)②循環器系 ③内臓系(消化器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌
系)④神経系 ⑤感覚器系の作用系統別に分け、主に肉眼解剖学的見地から授業を実施する。更に、顕微解剖学的(細胞学、組織学)
および発生学的観点からも講義する。
1.呼吸するための構造を理解し、説明することができる。
5.神経の構造と働きを説明することができる。
2.尿を作り、排泄する構造および経路を説明することができる。 6.感覚器の構造を説明することができる。
3.生殖器のの構造および働きにについて説明することができ
る。
4.人体の発生の概要について理解する。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
13
内臓系 呼吸器 (1)
鼻腔・副鼻腔・咽頭・喉頭・気管の構造
講義
酒井一由
14
内臓系 呼吸器 (2)
気管支・肺の構造
講義
酒井一由
15
内臓系 泌尿器 (1)
腎臓の構造(糸球体の構造と作用)
講義
酒井一由
16
内臓系 泌尿器 (2)
腎臓の構造(尿細管・集合管の構造と作用)
講義
酒井一由
17
内臓系 泌尿器 (3)
尿管・膀胱・尿道の構造
講義
酒井一由
18
内臓系生殖器系(1) 男性生殖器(精巣・精巣上体・精管)の構造
講義
酒井一由
19
内臓系生殖器系(2) 女性生殖器(卵巣・卵管・子宮・膣)の構造
講義
酒井一由
20
発生、漿膜
内胚葉・中胚葉・外胚葉由来の臓器、漿膜の種類
講義
酒井一由
21
内分泌系 (1)
視床下部・下垂体・松果体の構造
講義
酒井一由
22
内分泌系 (2)
甲状腺・上皮小体・副腎・の構造
講義
酒井一由
23
神経系 (1)
中枢神経系(脳・脊髄)の構造
講義
酒井一由
24
神経系 (2)
末梢神経系(脳神経・脊髄神経)神経系の主な伝導路
講義
酒井一由
25
神経系 (3)
自律神経系(交感神経系と副交感神経系)の構造
講義
酒井一由
26
感覚器系 (1)
皮膚・視覚器・嗅覚器・聴覚器・平衡覚器の構造
講義
酒井一由
評価法 中間・定期試験の得点:80%、小テスト点、ノート点、授業態度:20%
基準 到達目標1~6の理解度を計るための設問を定期試験に出題する。
Frank H. Netter 著『ネッター解剖学アトラス』南江堂
教科書 藤田恒夫著『入門人体解剖学』 南江堂
教材
酒井健雄監訳『プロメテウス解剖学コアアトラス』
参考書
小澤一史、千田隆夫、高田邦明監訳『トートラ解剖学』
オフィス 昼休み休憩時間および授業後に、医科8-4F-408室にて
アワー メールでの質問も可
準備
学習
連絡先
授業前に講義予定の教科書の範囲を15
分程度予習すること。講義中に説明プリ
履修上 授業前に講義予定の教科書の範囲を15分程度予習すること。講義中に説明プリン
ントを配布する。講義で用いたプリントに
の
トを配布する。講義で用いたプリントについて、30分程度復習し、要点をまとめるこ
ついて、30分程度復習し、要点をまとめ 注意点
と。講義時間が不足した場合には、ITHの時間に講義を行う。
ること。講義時間が不足した場合には、
ITHの時間に講義を行う。
-25-
生理学
Physiology
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1
~
3
3.4
4
1学年
やまさき
分野
まさお
山﨑 将生(工・教)
必選
必修
単位数
2単位
時間数
45時間
開講
通年(前期)
木・3時限(一部火・3)
担当
教員
生理学は‘ひと’を個として理解し、‘ひと’の特徴を探る学問のひとつです。本科目は学生諸君が生体(生命)の各種現象と
その機序(働きと仕組み)について、疑問を出発点に個体における意味・意義および法則を教員とともに考えながら学んで行く
ことを重視します。
この過程を通して生命現象に共通する原則の多くを知り、また、自然科学・生命科学および基礎医学
(解剖学、生化学、免疫学ほか)科目の学習の相互の関連を理解して、医学・医療・工学の幅広い学習を効果的に進めること
ができます(学習のねらい)。 従って、「いのちの理」 「ヒトのからだの構造と機能」に関する知識を、その他の学問の
涵養とともに段階的に増やすことを目的とします。
(次ページ。後期シラバスに続く)
一般学習目標(General Instructional Objectives: GIO)
1)生体で見られるさまざまな現象や働きを、単なる知識の集積にとどまらず系統的かつ論理的に理解する。 そのために、
生理学的な思考態度を身につけて種々の医学系専門書を読むことへの抵抗感をなくし(読めるようになる)、さまざまな疑問に遭遇した
ときに自ら調べて解決できる能力を身につける。
2)1)にある解明されてきた生命現象の情報は膨大といえる。従って、‘からだ’で生じているさまざまな事柄を、各細胞、組織、
器官および系の相互関係を考える習慣、個体全体として捉えて理解する学習姿勢を身につける。(次ページに続く)
テーマ
授業内容
形式
担当教員
・生理学の概念
・個体の行動決定と判断 -脳の働き、感覚器と神経、筋と神経(概説)・細胞をとりまく環境 -体液の役割とその恒常性-
講義
・生体にとっての酸素の意味 -内呼吸、外呼吸、呼吸器―
生理学総論
ミニ実習
山﨑将生
・体内での物質の運搬-血液とその循環-、血圧測定
PBL
・栄養源の取り込みと利用と不要物質の排泄 -消化器、泌尿器、呼吸器-
・生体機能の統合:細胞相互間の情報伝達-神経系、内分泌系、局所の情報
伝達機構:自己分泌、傍分泌、シナプス、化学伝達物質など-
体液
・体液分布と組成 (体液の区分)-細胞内液、外液、管内液、組織間液ほか-
・水と電解質の移動(スターリングの仮説、ほか)
・水分の出納・調節および体液の平衡(酸塩基平衡の概念のみ)
講義
山﨑将生
一般生理
細胞生理
神経,筋組織など
・細胞内外の物質移動-膜の透過性、能動輸送、受動輸送ほか-
・興奮性細胞-刺激と興奮、活動電位、不応期、伝導と伝達ほか-
・神経組識および筋組識の種類と機能的特徴
・骨格筋の収縮-興奮収縮連関、終板電位ほか-
講義
山﨑将生
講義
山﨑将生
講義
演習
山﨑将生
講義
山﨑将生
講義
山﨑将生
講義
演習
山﨑将生
5,6
血液
6,7
ガスの交換・運搬と
血液の分配
8,9
呼吸
10,11 循 環
12
専門基礎
呼吸と循環
・血液の意義および血液の成分と物理化学的性質
・血球の働き-赤血球、白血球:食球と免疫球、血小板-
・止血と血液凝固および血液型の概要
(1年:生化学と免疫学を参照、2年では臨床血液学に関連)
・肺胸郭系の構成および構造と機能の概要-呼吸の概念-
・心臓血管系の構成および構造と機能の概要-循環の概念-
心周期に伴う循環因子の変化、体循環、肺循環、血流と血圧(それら相互理解)
・体液と血液および一般生理のまとめ:演習(中間試験①6月の予定)
・換気-呼吸運動、肺容量とその分画、肺換気、換気力学-
・死腔と肺胞換気
・肺のガス成分・交換とガスの運搬 -血液の役割、ガス組成・分圧-
・呼吸の調節機構の概要
・循環力学の基礎-流体力学、血圧、血流量、血流抵抗-
・心臓の電気的活動-特殊心筋および固有心筋の興奮・伝導、心電図の基礎-
・毛細血管での水分と物質の移動 、スターリングの仮説(法則、原理)
・リンパ系の機能、微小循環、局所循環 (末梢循環の概要)
・循環の調節機構の概要 ほか
まとめ (進み具合によって数回補講:追加講義を実施する場合がある)
評価法 ・学習に取り組む姿勢:数値化、ノートの作成状況と一般学習目標の到達度(下記②中間は演習であるノート持込可で数値化(10%)
基準 ・講義中の演習:小試験およびリポート等提出物(20%) 次ページ後期シラバスに続く
指定参考書として
Berne RM & Levy MN 『バーン・レブィ カラー基本生理学 』
坂東武彦ほか 監訳、 西村書店
教科書
Bruce JT & Koeppen BM 『ネッター解剖生理学アトラス』
訳:相磯貞和、渡辺修一、南江堂
小野哲章ほか編集 『臨床工学技士標準テキスト』 金原出版
・テーマ・項目毎に、具体的行動目標、知識整理の要点、演習問
題等の資料を配布する (バインダーに綴じること).
教材 ・参考書: 『スタンダード生理学』二宮石雄他編(第2版):文光堂、
参考書 ○『ギャノング生理学 』岡田泰伸他訳:丸善、 『オックスフォード・
生理学(原著3版)』岡野栄之・植村慶一監訳:丸善、『はじめの一
歩のイラスト生理学』照井直人:羊土社ほか
オフィス 火曜日5時限~17:50、放課後、昼休みに適宜対応
連絡先
アワー メールで日時対応、質問も受け付ける. 医科8-4F-401
医学・医療科学は応用科学であり、諸君の舞台は病を患う個々の人間とその集団です。
①授業内容の事柄、語句の事前検索:
医療に携わる人間は、人間の存在を積極的に理解する努力が必要で、人間同士で形
『臨床工学技士標準テキスト』、 『ネッター解
履修上 成される社会はもちろん、人間と他の生物および自然界との関連にも意識しながら、生
準備 剖生理学アトラス』で講義前に該当箇所を
の
物共通の生命に関する知識を深める姿勢が求められるでしょう。 そのためには己の専
学習 検索し、学ぶ内容を予め把握する。
注意点 門とする学問だけでなく、人文・社会および自然科学系の各学問を謙虚な姿勢で行わな
②配布資料[学習の指針、要点ほか)を
くてはなりません。開講科目の必要性に気づき、それら学問を十分に生理学に応用して
確認する。 (後期シラバスに続く)
下さい。 (次ページ後期シラバスに続く)
-26-
生理学
Physiology
学年
1学年
分野
専門基礎
必選
必修
単位数
2単位
時間数
45時間
通年(後期)
火・4時限
開講
評価
担当
山﨑 将生(工・教)
科目
概要
医療人に求められる生理学の知識・理論・思考方法の説明はもちろん、臨床工学技士を目指す学生諸君を対象としていますから、
呼吸、循環および腎臓の機能などに重きをおいて授業を進めます。
医学と工学とを究める学生諸君ですから、からだの中で生じている様々な現象を、物理法則を当てはめて考えられるように皆さんを
導きます。
到達
目標
やまさき
16
~
18
テーマ
情報の集積
と行動・調節
神経・感覚
運動, 細胞生理
栄養の摂取
と代謝 消化器
体温とその調節
不要物質の処理
ならびに生体内の
19,20 物質と水分の調節
腎臓
21
まとめ
からだの働きの
調節と統合
22
~
24
担当
教員
3)からだの中で生じている様々な現象を物理と化学における法則を当てはめて考える習慣を身につける。
4)自然科学としての生理学の医学、医療および医療科学における位置付けを理解する。 即ち、 臨床工学技士となった際に、
生理学の知識や理論および思考方法を、医療や研究の場面に活用できるように学習する。
具体的行動目標(Specific Behavioral Objectives: SBO)
講義の中でテーマ(項目)毎に提示、資料(演習問題を含む)として配布する。
少なくとも理解してほしい事柄『ここまでは』に対して暗記と理解に努め、各種試験で十分な学習過程の成果を示すことができる。
No.
13
~
15
まさお
神経, 感覚
内分泌,自己調節
生殖
授業内容
・外部環境と生体応答 -刺激と反応-
・神経系の機能的分類:解剖学的分類との比較理解
・末梢神経系-求心性神経および遠心性神経の概念-
・感覚の概念-感覚の分類、受容、対象認識における感覚・知覚、認知、順応ほか
(課題抽出による動機づけ、片足立ち、二点弁別閾値など)
・刺激の受容部位と興奮伝導の生理学的理解 -受容細胞、受容器、
感覚神経線維、受容器電位、起動電位、興奮伝導ほか・情動、睡眠、覚醒、学習および記憶、脳波の基礎
・中枢神経系Ⅰ-脳幹、辺縁系、大脳皮質の機能局在ほか-
・中枢神経系Ⅱ-脊髄、大脳基底核、小脳、錘体路とそれ以外の
下行伝導路(錐体外路)ほか-
・感覚機能各論-各器官毎の特徴、できれば痛覚まで-
・消化管における消化・吸収機能の概要
・消化管運動と嚥下反射ほか
・消化液の作用の概要とその分泌調節 -成分、量、消化酵素・肝臓および膵臓の機能の概要
・消化管運動や消化液分泌の調節機構-内在性と外来性神経、自律神経支配 ・エネルギー代謝の概念 ・ 熱産生と放散
・体温調節機構 (本テーマは生化学, 生体物性工学を参照)
形式
担当教員
講義
ミニ実習
演習
PBL
山﨑将生
講義
山﨑将生
・血液の濾過機構-糸球体からボーマンのうへの物質の移動-
・物質の再吸収および分泌 -毛細血管と尿細管・集合管での物質の移動、
ADH抗利尿ホルモンほか-
・腎による体液の量および物質組成の調節(呼吸・循環との関連)
→ 内分泌や自律神経機能との関連
・排尿と排便機構
講義
山﨑将生
13~21回 問題演習 (中間③④11、12月、別途 範囲と日程を伝えます)
演習
山﨑将生
・中枢神経系における統合機能
受容部位、中枢、効果器とその連絡、感覚器系の役割の複雑さ
自律系と視床下部、 内分泌系と自律神経系による生体の働きの調節例
・視床下部-下垂体系と神経内分泌
・ホルモン分泌の調節機序
・各ホルモンの働きの生理学的な理解
・男性および女性の生殖機能と性ホルモン(略,解剖学、生化学を参照のこと)
講義
山﨑将生
ITH
環境生理学
発達と老化
・高圧環境、低圧環境、重力・微小重力環境での生体機能 (ゆとりのある時に実施)
-各種環境下での微小重力での呼吸と循環、宇宙医学ほか-
講義
山﨑将生
ITH
まとめ
・調節・統合系;主として呼吸器、循環器、腎臓の機能 (中間⑤)
・定期試験期間での出題範囲について概説 (1月または第24回)
講義
山﨑将生
評価法
・基準:GIOとSBOの到達度を測る①定期試験(後期定期)と②中間試験:前期試験期間、講義、補講ITHで4-5回実施(70%)
基準
教材
教科書 前期シラバス参照
前期シラバス参照
参考書
オフィス
前期シラバス参照
連絡先
アワー
準備
学習
「生命」「生体」「からだ」・・・ それぞれの場面や授業で聞いたこと、学んだことを、細
③小テスト、解答演習・中間テストは予め
胞、組織・臓器、システム、生体の物質、現象などによる「仕分け」を、その時々で試
客観問題例を配布するので、その都度
みなければなりません(日頃のまとめと自分のノート作りの習慣)。 そういう意識と
ノートにまとめて備えること。事前に準備
「ひとのからだへの興味」を持ち続ければ、自ずと単位修得につながります。(例)心
できるように予告します。
履修上
臓、呼吸器、腎臓に関することを まとめてみる。神経細胞・組織についてまとめてみ
の
④生体に関する学習科目と関連付け:人
る。細胞の興奮についてまとめてみる。ホルモンの産生細胞・部位、役割や働きを
注意点
体の構造と機能について、組織、器官や
まとめてみる。 自律神経系についてまとめてみる。など・・・・
系ごとの理解に努めて下さい。即ち、解
・授業の内容と進め方には柔軟性をもたせ、諸君の理解度に合わせて変えていき
剖学、生化学等とともに効果的に予習と
ます。日頃から、どんなことでも重要な事柄を逃さないように、板書やスライド提示だ
復習を行う。
けでなく、講義で聞く内容からメモを取り、ノ-トに纏める習慣を身に付けて下さい。
-27-
生化学
Biochemistry
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
か わ い
専門基礎
分野
かおる
川井 薫(工・教)
担当
教員
必選
おおはし
必修
2単位
単位数
あつし
時間数
45時間
開講
通年(前期)
月・1時限、金・3時限
やまもと や す こ
大橋 篤(工・准)、山本 康子(検・准)
人間の身体は、数多くの化学物質から成り立っており、それらがダイナミックな代謝(合成と分解)を繰り返して生命活動を維持してい
る。さまざまな疾患は、その代謝活動に何らかの支障をきたすことにより惹起されるため、医療従事者はその前提となる健常な状態での
代謝を理解する必要がある。「生化学」は、人体における代謝を化学的、栄養学的視点から総合的に捉えて研究・発展してきた学問で
あり、各種疾患の診断、治療に欠かせない基礎医学の一つである。その生化学を学んだ上で、臨床的に各種生体成分を分析する臨
床生化学の基本知識を学ぶ機会を終盤に置いた。
1.生体を構成する細胞や器官の構造と機能を学び、化学的代謝に興味を持つ。
2.人体の構成成分である糖質、脂質、タンパク質およびアミノ酸の種類と構造、代謝を理解する。
3.糖質代謝と細胞内でエネルギーを獲得する中心過程であるクエン酸回路を理解する。
4.脂質代謝とその貯蔵・運搬を担うリポタンパク質代謝を理解する。
5.生体内でのエネルギー獲得機序を理解する。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
細胞の構造
細胞の構造と細胞膜および細胞内小器官の働きを理解する。
講義
大橋 篤
2
糖 質
糖質の種類と構造、その誘導体を理解する。
講義
大橋 篤
3
糖質の代謝①
解糖系とクエン酸回路を理解する。
講義
大橋 篤
4
糖質の代謝②
グリコーゲンの合成と分解、糖新生、血糖値の調節機序を理解する。
講義
大橋 篤
5
脂 質
脂質の種類と構造、その誘導体を理解する。
講義
大橋 篤
6
脂質の代謝①
脂肪酸の生合成と分解、ケトン体の生成機序を理解する。
講義
大橋 篤
7
脂質の代謝②
脂質の輸送と蓄積、コレステロールの合成、輸送、蓄積およびその代謝産物を理解
する。
講義
大橋 篤
8
アミノ酸
アミノ酸の種類と構造、性質について理解する。
講義
大橋 篤
9
タンパク質
タンパク質の分類と構造を理解する。
講義
大橋 篤
10
タンパク質の分解と
アミノ酸代謝①
アミノ酸から合成される生体物質、アミノ酸代謝異常について理解する。
講義
大橋 篤
11
タンパク質の分解と
アミノ酸代謝②
タンパク質の分解とアミノ酸プール、アミノ酸の炭素成分の代謝、同窒素成分の代謝
(アンモニア生成、オルニチン回路)について理解する。
講義
大橋 篤
12
生体エネルギー学
高エネルギーリン酸化合物、生体酸化および呼吸鎖と酸化的リン酸化について理解
する。
講義
大橋 篤
評価法:授業への参加度10%、中間・定期試験90%。
評価法
基準:中間・定期試験は、到達目標の理解度を計るため講義内容を重点的に出題する。
基準
②ミニテストは、前回講義内容の理解度を計るため、講義開始時に行う。
教科書
園田勝(編) 『栄養科学イラストレイテッド 生化学 改訂第2版』 教材
参考書
羊土社
オフィス
各先生とも休憩時間に対応する。
アワー
準備
学習
連絡先
毎回、講義資料にもとづいて30分程度の
履修上
予習を行うこと。重要な事項を重点的に
の
授業で利用した配布資料について45分程度復習し、要点をノートにまとめること。
予習し、キーワードを抽出してインター
注意点
ネットで関連事項を調べてみること。
-28-
生化学
Biochemistry
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
か わ い
専門基礎
分野
かおる
川井 薫(工・教)
担当
教員
必選
おおはし
必修
あつし
2単位
単位数
時間数
45時間
通年(後期)
水・4時限
開講
やまもと や す こ
大橋 篤(工・准)、山本 康子(検・准)
人間の身体は、数多くの化学物質から成り立っており、それらがダイナミックな代謝(合成と分解)を繰り返して生命活動を維持してい
る。さまざまな疾患は、その代謝活動に何らかの支障をきたすことにより惹起されるため、医療従事者はその前提となる健常な状態での
代謝を理解する必要がある。「生化学」は、人体における代謝を化学的、栄養学的視点から総合的に捉えて研究・発展してきた学問で
あり、各種疾患の診断、治療に欠かせない基礎医学の一つである。その生化学を学んだ上で、臨床的に各種生体成分を分析する臨
床生化学の基本知識を学ぶ機会を終盤に置いた。
1.生体内での化学反応を促進する酵素の作用および役割を理解する。
2.遺伝子発現の機序と制御プロセスを理解する。
3.生体細胞内に含まれるミネラルとビタミンの種類およびその役割を理解する。
4.糖質、脂質およびアミノ酸代謝の相互関係を理解する。
5.生体成分、特に血清中の各種成分を正確に測定する分析法(臨床生化学)の基本を理解する。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
13
酵 素
生体内化学反応速度を速める酵素の性質とその反応速度論および酵素の分類を理
解する。
講義
川井 薫
14
核 酸
核酸の構造と種類、遺伝子の構造を理解する。
講義
山本康子
15
ヌクレオチドの代謝
プリンヌクレオチド、ピリミジンヌクレオチドの生合成、核酸の分解を理解する。
講義
山本康子
16
遺伝子発現とその制 核酸の合成、タンパク質合成、遺伝子発現の調節、DNAの損傷と修復、遺伝子病
御
および遺伝子工学について理解する。
講義
山本康子
17
個体の調節機構とホ 情報伝達の機序と役割、情報伝達物質と細胞応答およびホルモンと生体調節を理
メオスタシス
解する。
講義
山本康子
18
まとめ
前半講義内容のまとめ
中間試
験と講義
川井 薫
19
ミネラル①
生体中ミネラル(無機質)の種類とその役割を理解する。
講義
川井 薫
20
ミネラル②
生体中ミネラル(無機質)の種類とその役割を理解する。
講義
川井 薫
21
ビタミン①
ビタミンの定義と脂溶性、水溶性ビタミンの種類およびその臨床的意義を理解する。
講義
川井 薫
22
ビタミン②
ビタミンの定義と脂溶性、水溶性ビタミンの種類およびその臨床的意義を理解する。
講義
川井 薫
23
中間代謝の概要
糖質代謝と脂質代謝の相互関係、糖質代謝とアミノ酸代謝の相互関係を理解する。
講義
川井 薫
24
臨床化学分析法、ま 臨床生化学分析の単位、標準物質と濃度、試薬に関する知識、基準範囲および検
とめ
体取り扱い上の注意を理解する。分光光度分析法等を理解する。まとめ
講義
川井 薫
評価法 評価法:授業への参加度10%、中間・定期試験90%。
基準 基準:中間・定期試験は、到達目標の理解度を計るため講義内容を重点的に出題する。
教科書
園田勝(編) 『栄養科学イラストレイテッド 生化学 改訂第2版』 教材
参考書
羊土社
オフィス
各先生とも休憩時間に対応する。
アワー
準備
学習
連絡先
毎回、講義資料にもとづいて30分程度の
履修上
予習を行うこと。重要な事項を重点的に
の
授業で利用した配布資料について45分程度復習し、要点をノートにまとめること。
予習し、キーワードを抽出してインター
注意点
ネットで関連事項を調べてみること。
-29-
免疫学
Immunology
1学年
学年
評価
担当
分野
おかむら かずひこ
専門基礎
岡村 和彦(工・准)
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
金・4時限
開講
担当
教員
科目
概要
免疫学とは生体の基礎的な生体防御機構について探究する学問である。現在の免疫学は、きわめて進歩の速度が早く、免疫機構の
新しい作用機序などが次々と明らかにされつつある。ここでは基礎的な免疫学の専門的用語、免疫機構、作用機序およびそれを基に
した試験管内実験操作法などの知識を習得することを目的とする。
到達
目標
1.
2.
3.
4.
5.
No.
免疫担当細胞と組織・器官について説明できる。
細胞性・体液性免疫機構について説明できる。
抗原・抗体・補体について説明できる。
MHC分子について説明できる。
試験管内抗原抗体反応(沈降・凝集・溶解・補体結合・中和・標識抗原抗体反応)について説明できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
免疫の概要
免疫の概要、自然免疫と獲得免疫(能動免疫と受動免疫)、多様性、特異性、記憶、
寛容
講義
岡村和彦
2
免疫担当細胞と
組織・器官
免疫担当細胞、組織・器官(一次リンパ器官、二次リンパ器官)
講義
岡村和彦
3
T細胞、B細胞、多様 T細胞・B細胞の分化、成熟および多様性獲得のための遺伝子再構成機構、クラスス
性、クラススイッチ
イッチ機構、MHC拘束性、NK細胞の働き
講義
岡村和彦
4
抗原、抗体(免疫グロ 抗原(エピトープ)、免疫グロブリンの構造と機能、ポリクローナル・モノクローナル抗
ブリン)
体
講義
岡村和彦
5
補体、体液性免疫、
細胞性免疫
補体の働き、補体の活性化経路・分解産物、体液性免疫機構、細胞性免疫機構
講義
岡村和彦
6
前半講義のまとめ
免疫系の仕組み(ビデオ)、まとめ
講義
岡村和彦
7
MHC分子、サイトカ
イン
MHC分子(HLA-A,B,C,HLA-DR,DQ,DP)の構造と機能、疾患との関連、細胞表面
分子とサイトカイン
講義
岡村和彦
8
試験管内抗原抗体
反応(1)
反応影響因子、最適比と地帯現象、沈降反応(SRID法、オクタロニー法、免疫電気
泳動法)
講義
岡村和彦
9
試験管内抗原抗体
反応(2)
凝集反応(直接・間接)、凝集抑制反応、溶解反応(補体結合反応、細胞溶解反濃:
HLA抗原)
講義
岡村和彦
10
試験管内抗原抗体
反応(3)
中和反応(毒素中和、ウイルス中和)、標識抗原抗体反応(蛍光抗体反応、EIA法:
非競合法)、
講義
岡村和彦
11
試験管内抗原抗体
反応(4)
標識抗原抗体反応(RIA法:競合法)、イムノクロマトグラフィー法、その他の機器測定
法(比濁法、比ろう法)
講義
岡村和彦
12
試験管内抗原抗体
反応(5)
フローサイトメトリー、セルソーター、ウエスタン・サザン・ノーザン・ブロティング
講義
岡村和彦
評価法
定期試験の成績(90%)、受講態度(10%)から総合して評価する。 到達目標1から5の理解度を測るための設問を定期試験に出題する。
基準
教科書
山田俊幸ら編 「新版 臨床免疫学 第3版」(講談社サイエン
ティフィック)
教材 著者:萩原清文、監修:多田富雄 「好きになる免疫学」(講談
参考書 社サイエンティフィック)
オフィス 岡村:(医科8-4F- 401、昼休息時間)、対応時間調節可能で
連絡先
アワー す、メールをして下さい。
準備
学習
1年生の講義では、免疫の基礎的なこと
履修上 難解な学問であるという先入観を持たないで、身近な学問として受け止め、体を守
を学習します。各授業項目に従い、教科
の
るしくみの不思議さに興味を持って学習して下さい。またしっかりとノートをとり、自
書の範囲を30分ほど予習する習慣を身
注意点 分で調べたことを補足してオリジナルノートを完成させて下さい。
に付けて下さい。
-30-
公衆衛生学
Public Health
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
か わ い
専門基礎
分野
かおる
川井 薫(工・教)
担当
教員
必選
いの うえ
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
月・3時限
開講
たかし
井上 孝(検・特教)
保健行政のもととなっている感染予防医療法、予防接種法、地域保健法、母子保健法、精神保健福祉法などについて習得し、衛生行
政の仕組みなどについても理解する。また、健康づくりのための食生活指針、健康づくりのための運動指針、母子保健の指針、先天性
代謝異常マス・スクリーニング検査、高齢者医療確保法などについても講義する。
公衆衛生学の領域として、
1.健康の定義、人口統計、疫学調査
2.疾病の発生と予防、感染症とその予防
3.地域保健対策として保健所の業務内容
4.成人・母子・老人・精神保健及び保健医療制度について、臨床工学技士として必要な知識を修得し、説明できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
公衆衛生の概念
公衆衛生の意義、健康の定義・指標
講義
川井 薫
2
人口統計
人口動態・人口静態
講義
川井 薫
3
疾病発生予防
疾病の発生予防と健康管理
講義
川井 薫
4
疫学
疫学の種類とその方法
講義
川井 薫
5
地域保健
保健所の業務
講義
川井 薫
6
母子保健
母子保健の水準、母子保健行政、母子保健の現状と動向
講義
川井 薫
7
まとめ
前半講義内容のまとめ
中間試
験と講義
川井 薫
8
感染症①
感染症の成り立ちとその予防
講義
井上 孝
9
感染症②
感染症法、予防接種法、検疫法
講義
井上 孝
10
成人保健
生活習慣病の発生原因とその予防
講義
川井 薫
11
老人保健・精神保健 高齢者医療確保法、精神保健福祉法、精神障害の現状
講義
川井 薫
12
医療制度、まとめ
講義
川井 薫
各種保険制度、後半講義内容のまとめ
評価法 評価法:授業への参加度10%、中間・定期試験90%。
基準 基準:中間・定期試験は、到達目標の理解度を計るため講義内容を重点的に出題する。
教材 「厚生の指標臨時増刊 国民衛生の動向」厚生統計協会編
参考書 (厚生統計協会)
教科書 「シンプル衛生公衆衛生学 2016」鈴木庄亮ら(南江堂)
川井:月~金曜 16時30分以降(医科8-2F-203)
オフィス
井上:月~金曜12:10~12:45または17時以降(生涯セ2-2Fアワー
206)
準備
学習
連絡先
毎回、講義資料にもとづいて30分程度の
履修上
予習を行うこと。重要な事項を重点的に
の
授業で利用した配布資料について45分程度復習し、要点をノートにまとめること。
予習し、キーワードを抽出してインター
注意点
ネット等で関連事項を調べてみること。
-31-
医学概論
Introduction to Clinical Medicine
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
ひ
き
分野
よしゆき
専門基礎
比企 能之(工・誉)
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
前期
水・4時限
開講
担当
教員
医学概論では、人間の生命が医学・医療においていかに扱われるべきかを科学的な立場とともに、生命の価値観の立場から論ずる。
そのために、医学・医療のかかえている諸問題を学びながら、今日の医の倫理の基本となるインフォームドコンセントおよび患者の権利
について考える。また古代から現代に至るまでの医学の歴史を概観し、最新の現代医学が過去のさまざまな試行錯誤の積み重ねによ
り進歩してきたことを理解する。さらに疾病の原因・発症機構を分析・理解し、診断・治療するうえでの基礎・原則を知る。
積極的学生参加型の講義とし、学生個々に与える課題をまとめ発表・討論する。
1. 科学(サイエンス)としての医学とともにアートとしての医学を論じ、医学・医療とは何かを理解できる。
2. 病気の歴史と医学の発達過程を概観し、現代医療の問題点と今後の医療の在り方を考察できる。
3. 健康と病気について学び、医学の基礎知識を習得する。
4. 医学・医療に必要不可欠な倫理の問題と人間としての尊厳を理解できる。
5. 自分に与えられた課題を分かりやすく説明し、発表できる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
医とは何か(1)
医学の定義・種類と分類、健康と病気
講義
比企 能之
2
医とは何か(2)
サイエンスとアート
講義
発表
比企 能之
3
医とは何か(3)
医療の問題点・チーム医療・医療制度
講義
発表
比企 能之
4
医とは何か(4)
病院機能評価とクリニカルパス、PDCAサイクル
発表
比企 能之
5
医学の発達(1)
医の起源 古代の医療と病気
発表
比企 能之
6
医学の発達(2)
中世の医療と病気 ペストと梅毒
発表
比企 能之
7
医学の発達(3)
近代の医療と病気 結核からHIV
発表
比企 能之
8
医学の基礎知識(1) 病気による身体の機能・形態的変化
発表
比企 能之
9
医学の基礎知識(2) 基礎医学用語
発表
比企 能之
10
生命倫理(1)
生きることの質(QOL)、インフォームドコンセント
演習
発表
比企 能之
11
生命倫理(2)
情報開示と守秘義務、セカンドオピニオン
演習
発表
比企 能之
12
生命倫理(3)
安楽死と尊厳死
演習
比企 能之
定期試験は行わない。一人一人にテーマを与えるので、要約資料を作成し、分かりやすく皆の前で発表し討論する。評価は配付した
評価法
要約(30%)・発表内容(30%)・討論(30%)で行なう。指定討論者も設けるが、積極的な討論者は評価する(10%)ので、発言前に学生番号と
基準
名前をなのる。
教材 日本生体医工学会監修 [臨床工学シリーズ 1『医学概論(改
参考書 訂版)』 」
教科書 日野原 重明「医学概論」(医学書院)
火:15:00~17:30、水:9:00~17:30 あらかじめメール等で
オフィス
日時を予約の上面会する。医科8-6F-比企教授室(603室)に 連絡先
アワー
て。直接面談・メールの質問も可。
準備
学習
発表者準備:要約のプリントはA4紙3~4ページ程度。原則
手書き。インターネット等からの文章のコピー・ペーストは不
可。表・グラフなどは可だが、充分説明できるようにしておく
こと。その他の学生:発表内容について30分程度予習し、
討論に積極的に参加できるよう準備する。
発表者:発表二日前までに事務にコピー(裏表印刷)を依頼し、当日全員に配付す
履修上
る。Power point等スライドは不可。当日全員の前で約15分で発表・討論する。発表
の
者以外の学生:指定討論者を各発表一人おくが、担当教員と伴に考え、積極的に
注意点
全員で討論する。
-32-
微生物学
※医療経営情報学科との合同授業
Microbiology
1学年
学年
評価
担当
専門
分野
ないとう もりひろ
内藤 守啓(検・准)
必修
必選
1単位
単位数
時間数
22.5時間
後期
金・1時限
開講
担当
教員
科目
概要
微生物は人間の生活に豊かさをもたらしたり、健康の維持に大切な役目を果たしていることもあれば、ヒトの健康を損なったり、死をもた
らすこともある。このような微生物によって健康を害することを感染症という。この科目では、医療人として身につけておくべき感染症に
ついて、その種類と特徴などといった基礎知識、一般的な感染予防のための知識の習得を目標としている。
到達
目標
1.
2.
3.
4.
No.
感染症について理解し説明できる。
感染予防の重要性について説明できる
滅菌と消毒の必要性について説明できる。
病院において感染防御や消毒手技が適切に行える。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
微生物の概要
微生物の種類と特徴
講義
内藤守啓
2
感染症との関わり
歴史的背景など
講義
内藤守啓
3
感染症原因微生物
細菌、真菌、ウイルス、原虫・寄生虫
講義
内藤守啓
4
微生物の病原性
感染経路、細菌側の因子、生体側の因子
講義
内藤守啓
5
正常細菌叢
人体常在菌叢と感染症
講義
内藤守啓
6
感染症の検査
生化学的検査、血清学的検査、遺伝子検査
講義
内藤守啓
7
感染症の治療
抗微生物薬と薬剤耐性菌
講義
内藤守啓
8
滅菌と消毒
滅菌・消毒の原理と方法
講義
内藤守啓
9
ワクチン
ワクチンの種類と実施。
講義
内藤守啓
10
現代の感染症 ①
新興再興感染症、人獣共通感染症、輸入感染症
講義
内藤守啓
11
現代の感染症 ②
病院感染、日和見感染
講義
内藤守啓
12
標準予防策
湿性物質からの感染予防、感染経路別の感染予防
講義
内藤守啓
到達目標の達成度を評価するために定期試験を実施する。
評価法
基準:講義資料の練習問題の範囲から出題する。
基準
評価法:定期試験90%、授業態度10%で評価する。
教科書
配布資料
森尾友宏ほか(監) 『病気がみえるvol.6 免疫・膠原病・感染 教材
田爪正氣ほか 『新・感染と微生物の教科書』 研成社
参考書
症』 (株)メディックメディア
藤本秀士ほか 『病原体・感染・免疫 改訂2版』 南山堂
授業後10分間。
オフィス
随時対応する。
アワー
連絡先
あらかじめメールで連絡していただくのが望ましい。
準備
学習
配布資料に記されている教科書の関連
ページを30分程度予習・復習すること。
履修上 1. 配布資料に添って講義する。教科書は平行して読み進めること。
の
2. 講義中の私語は慎むこと。目に余るときには退室を求めることがある。
注意点 3. 簡単な質問にはメールでも応ずるが、質問にはぜひ部屋を訪ねてほしい。
-33-
臨床工学入門
Introduction to Clinical Engineering
1学年
学年
評価
担当
か わ い
専門基礎
分野
かおる
川井 薫(工・教)
担当
教員
必修
必選
1単位
単位数
い と う やすひろ
いひら
まさる
さ か い かずよし
さく さ べ
22.5時間
時間数
ひ び や
まこと
開講
おおはし
前期
火水木金・1~5時限
あつし
伊藤 康宏(工・教)、井平 勝(工・教)、日比谷 信(工・准)、大橋 篤(工・准)、
たかや
おかむら かずひこ
かわぐち かずのり
酒井 一由(工・准)、作佐部 太也(工・准)、岡村 和彦(工・准)、川口 和紀(工・講)、
ほり
ひでお
やまざき かずのり
いしかわ た か し
か と う まさ お
堀 秀生(工・講)、 山﨑 一徳(工・助)、 石川 隆志(病1・検)、加藤 政雄(病1・検)
科目
概要
早期臨床体験、実際に医療機器に触れてみる、医療機器製作現場を見学することなどを通して、医療における臨床工学技士の役割について
の理解を深め、将来臨床工学技士となることを自覚し、自主的・積極的に勉学に取り組む姿勢を涵養することを目的とする。
臨床医療に用いられる医療機器について必要な知識・技術の概略を学ぶ。
実際の医療現場を見学することにより、臨床工学技士の業務内容、取り扱われている医療機器の概要を学ぶ。
医療機器製造メーカーを見学し、医療機器が他の多くの機器より精密で耐久性があり、高度な技術に裏打ちされた製品であることを学ぶ。
到達
目標
①
②
③
④
4年間で学ぶ学習内容の全体像を把握し、その意義や目的を明確に理解できる。
実際の医療現場を見学することにより、臨床工学技士の業務と役割が理解できる。
臨床工学技士が取り扱う医療機器と臨床医療の関係を理解できる。
将来臨床工学技士として医療職に就くことを真摯に考えることができる。
授業内容
形式
担当教員
1
イントロダクション
臨床工学技士とは
テーマ
臨床工学技士とは何か、臨床工学技士に必要なものは何か、臨床工学技士になる
ためにはなぜ多くを学ばなければならないかなどについて学ぶ。
講義
日比谷信
2
基礎工学を学ぶ意
義
臨床工学技士になるために、基礎工学を学ぶ意義を理解する。
講義
作佐部太也
山﨑一徳
3
基礎医学を学ぶ意
義
臨床工学技士になるために、基礎医学、基礎科学を学ぶ意義を理解する。
講義
酒井一由
岡村和彦
4
早期臨床体験の意
義
医療現場での臨床工学技士の役割を知り、早期に現場を見学することの意義を理
解する。
講義
作佐部太也
山﨑一徳
5
医療機器に触れて
みる 1
血液浄化装置、人工心肺装置などの役割を知り装置を作動させてみる。
講義
演習
大橋 篤
川口和紀
6
医療機器に触れて
みる 2
人工呼吸器、電気メスなどの医療機器の役割を知り装置を作動させてみる。
講義
演習
伊藤康宏
堀 秀生
7-8
病院見学
ME管理室、救命救急センターなどを見学し講義を受ける。
講義
見学
石川隆志
伊藤康宏
9
病院見学
血液浄化センターを見学し講義を受ける。
講義
見学
加藤政雄
大橋 篤
10
医療機器の果たす
社会的役割
医療機器メーカーが医療社会に果たす役割を理解する。
講義
川井 薫
酒井一由
No.
11-12
医療機器メーカーの
医療機器生産の過程を見学する。
見学
演習
井平 勝
川口和紀
13-14
医療機器メーカーの
生産された医療機器の検査工程を見学する。
見学
演習
伊藤康宏
井平 勝
医療機器の品質保
証
医療機器の開発、製品化と品質保証について理解する。
講義
日比谷信
堀 秀夫
見学実習や体験をとおして学んだり感じたこと、将来の自分の位置などを考え文章
化する。最後の時間にグループ・プレゼンテーションを行う。
講義
演習
川井 薫
岡村和彦
15
16-20 まとめ
評価法:受講、見学態度(30%)およびプレゼンテーション時の態度、見学レポート(70%)などを加え、総合的に評価する。
評価法
基準:到達目標の理解度を測るため、到達目標の①~④を課題(キーワード)としたレポート作成を行いその内容についてグループ単
基準
位でプレゼンテーションを行う。
教科書
①「臨床工学技士のすすめ」野城真理 コロナ社
特に定めない。必要に応じて資料を配布する。
日比谷:便覧・シラバスを使用するので用意してください。
教材
②「臨床工学技士標準テキスト」小野哲章他編 金原出版
参考書
③「医用工学概論」嶋津秀昭他 コロナ社
川井:質問等は随時担当教員研究室(医療科学部8号館2階
オフィス
203室)にて。質問などはE-mailでも可。
アワー
連絡先
伊藤・日比谷:授業後の10分および毎授業後(16:10以降)
準備
学習
毎回の授業後に講義資料にもとづきレ
ポートを作成すること。見学学習につい
ては重点的に復習し、初年時としての専
門的な理解を求める。
自分の将来を考えるための臨床工学入門であるから、講義・見学・演習に真剣に参
履修上
加すること。
の
見学・演習が授業の根幹を為すので、授業時間は22.5時間ながら、通常5限目まで
注意点
になります。
-34-
電気工学Ⅰ
Electrical Engineering Ⅰ
学年
1学年
分野
専門基礎
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
前期
火・1時限
開講
評価
担当
作佐部 太也(工・准) 教員
科目
概要
電気工学分野の中で基礎となる電磁気学について学習します。見ることも触れることもできない電荷の動きがもたらす様々な現象につ
いて、仮定と数理によって理解するという知的能力は、科学を行う上での最も重要であり、電磁気学を学ぶことは単なる理工学分野の
一つを学ぶこと以上の意義があります。
到達
目標
(1) 様々な物理現象がどのような電荷の動きによって引き起こされているか説明できるようになる。
(2) 臨床工学技士国家試験の当該分野の問題が解けるようになる。
さ く さ
べ
たか や
担当
必選
やまざき かずのり
山崎 一徳(工・助)
テーマ
No.
授業内容
形式
担当教員
1
臨床工学と電気工
学
臨床工学の中での電気工学を学習する意義について学ぶ。
講義
山崎 一徳
2
電気工学の概要
電気工学全体の学習内容についての概要を学ぶ。
講義
山崎 一徳
3
電荷と電界
電荷間に働く力と、それを場(フィールド)としてとらえる考え方を学習する。
講義
作佐部 太也
4
電圧と電位
電界に基づくポテンシャルエネルギーの性質について学習する。
講義
作佐部 太也
5
静電界の性質
物質、物体の中での電荷による働きや性質について学習する。
講義
作佐部 太也
6
キャパシタ
電荷の性質を用いる典型的な電気素子であるキャパシタの性質について学習する。
講義
作佐部 太也
7
電流と抵抗
電荷が物質内を移動する際の性質について学習する。
講義
作佐部 太也
8
磁気の性質
磁極に基づく磁気の性質について学習する。
講義
作佐部 太也
9
電流が作る磁界
磁気が電流によって生じることについて学習する。
講義
作佐部 太也
10
電磁誘導
磁気の変動により起電力が生じる様子について学習する。
講義
作佐部 太也
11
インダクタ
電磁誘導の性質を用いる典型的な電気素子であるインダクタの性質について学習
する。
講義
作佐部 太也
12
電磁力
電流による磁気の相互作用について学習する。
講義
作佐部 太也
定期試験において筆記試験により理解度を評価する(100%)
評価法
筆記試験は教科書の章末問題や臨床工学技士国家試験問題に基づき講義内容に合わせた問題を出題する。加えて論述・証明問題
基準
も出題する。
教科書
(1) 『臨床工学講座 医用電気工学1 第2版』 医歯薬出版
(2) 『臨床工学講座 医用電気工学2 第2版』 医歯薬出版
教材
砂川重信 『理論電磁気学 第3版』 紀伊国屋書店
参考書
朝(8:40まで)または五時限目の時間。昼休みはご遠慮くださ
オフィス
い。
アワー
連絡先
医科8-2F- 201室
準備
学習
基本的な数学と力学の理解が必要になります。高校で数学や物理を選択していな
特に予習は必要ありませんが、復習は必 履修上 い学生は特別演習を受講するなどして学習しておいてください。
の
ず次回講義までに完了させておいてくだ
受講態度は評価対象とはしませんが、授業の妨害となるような行為をした場合には
注意点 講義室より退出させ欠席と扱います。例えば居眠りをしていびきをかく、不要な私語
さい。
など。
-35-
電気工学Ⅱ
Electric Circuits
学年
評価
担当
1学年
分野
専門基礎
やまざき かずのり
山﨑 一德(工・助)
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
後期
月・1時限
開講
担当
教員
科目
概要
臨床に必要な電気的基礎を理解し、センスをもって臨床で応用できる力を養うことを目的として、電気工学Ⅱでは電気回路全般につ
いて学習する。
到達
目標
(1) 電気回路素子の各種の性質について数理的に説明できるようになる。
(2) 電気回路の正弦波や過渡現象に対する応答について数理的に説明できるようになる。
(3) 複雑な電気回路についての解析技法を身につける。
テーマ
No.
授業内容
形式
担当教員
1
概要
医療機器に欠かせない電気の役割
講義
山﨑 一德
2
直流回路1
オームの法則、合成抵抗
講義
山﨑 一德
3
直流回路2
キルヒホッフの法則、テブナンの定理
講義
山﨑 一德
4
電力
電流の発熱作用と電力
講義
山﨑 一德
5
交流回路1
正弦波交流、位相と位相差、ベクトル表示
講義
山﨑 一德
6
交流回路2
受動素子(抵抗、コイル、コンデンサ)回路
講義
山﨑 一德
7
交流回路3
RLC直列回路、並列回路
講義
山﨑 一德
8
交流回路4
共振回路
講義
山﨑 一德
9
交流回路5
電力
講義
山﨑 一德
10
過渡現象1
過渡現象、時定数
講義
山﨑 一德
11
過渡現象2
微分回路、積分回路
講義
山﨑 一德
12
まとめ
電気工学Ⅱに関する要点の確認
講義
山﨑 一德
評価法
定期試験では教科書中の問題及び臨床工学技士国家試験問題に準じた設問による筆記試験により理解度を評価する。(100%)
基準
教科書
「臨床工学講座 医用電気工学1」戸畑裕志 他編(医歯薬出
版株式会社)
オフィス
山﨑(一):医科8-2F- 208室、昼休憩時
アワー
準備
学習
教材
参考書
連絡先
特に予習は必要ありませんが、復習は必 履修上 授業前に講義予定項目に該当する教科書の章、節を読み、例題等を解くなどの予
の
ず次回講義までに完了させておいてくだ
習をし、自力では何が理解でき何が理解できないかを把握した上で授業に臨むこ
注意点 と。
さい。
-36-
機械工学Ⅰ
Mechanical Engineering I
1学年
学年
分野
専門基礎
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
開講
前期
月・1時限(一部、金・3時限)
評価
担当
作佐部 太也(工・准) 教員
科目
概要
機械工学を構成する広範な分野のうち、機械の構造を理解する上で必要な製図、機械材料や加工法、機械要素と機構学について学
習する。
到達
目標
(1)
(2)
(3)
(4)
さ く さ
べ
たか や
担当
製図を含め図面を読み書きするスキルが身についていること。
機械の材料となる各種の金属やその加工法についてその特徴や差異を説明できるようになること。
各種の機械要素の形状と動作について図面の読み書きができるようになること。。
大きさのある物体の力と運動について計算により求めることができる。
テーマ
No.
授業内容
形式
担当教員
1
図
一般的によく使われる各種の図について読み方、描き方について学習する。
講義
作佐部太也
2
図形と形状
各種の平面図形や立体形状についての図の書き方、読み方や計量、計算について
学習する。
講義
作佐部太也
3
機械製図(1)
機械製図の基礎的な様式、仕様について学習する。
講義
作佐部太也
4
機械製図(2)
機械製図の書き方の基礎について学習する。
講義
作佐部太也
5
金属材料と加工(1)
機械に用いられる各種の金属材料の性質について学習する。
講義
作佐部太也
6
金属材料と加工(2)
金属材料に力を加えるとどのように変形するかについて学習する。
講義
作佐部太也
7
金属材料と加工(3)
金属材料の加工法について学習する。
講義
作佐部太也
8
機械力学(1)
剛体の力のつり合いについて学習する。
講義
作佐部太也
9
機械力学(2)
剛体の運動について学習する。
講義
作佐部太也
10
機構学
複数の部品が連携して複雑な動作をする機構について学習する。
講義
作佐部太也
11
機械要素(1)
ねじなど繋ぐための機械要素について学習する。
講義
作佐部太也
12
機械要素(2)
歯車などの運動を伝達する機械要素について学習する。
講義
作佐部太也
定期試験において筆記試験により理解度を評価する(100%)。
評価法 筆記試験は教科書の章末問題や臨床工学技士国家試験問題に基づき講義内容に合わせた問題を出題する。加えて図や論述問題
基準 も出題する。
ただし、製図などの課題提出物が期限内に提出されない場合は定期試験を不合格とする。
(1) 『基礎製図―練習ノート』 実教出版
教材
製図用具セットを購入していただきます。
参考書
教科書 (2) 『機械実用便覧』 丸善出版
(3) 『臨床工学技士のための機械工学』 コロナ社
朝(8:40まで)または五時限目の時間。昼休みはご遠慮くださ
オフィス
い。
アワー
連絡先
医科8-2F- 201室
準備
学習
基本的な数学と力学の理解が必要になります。高校で数学や物理を選択していな
課題の提出は期限を厳守すること。
履修上 い学生は特別演習を受講するなどして学習しておいてください。
特に予習は必要ありませんが、復習は必
の
受講態度は評価対象とはしませんが、授業の妨害となるような行為をした場合には
ず次回講義までに完了させておいてくだ
注意点 講義室より退出させ欠席と扱います。例えば居眠りをしていびきをかく、不要な私語
さい。
など。
-37-
機械工学Ⅱ
Mechanical Engineering II
1学年
学年
分野
専門基礎
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
後期
金・3時限
開講
評価
担当
作佐部 太也(工・准) 教員
科目
概要
機械工学を構成する広範な分野のうち、機械の動作を理解する上で必要な材料力学(弾性力学)、熱力学、振動および音響について
学習する。流体力学については物理学Ⅱで学習しているので機械工学として必要な事項についてのみ取り上げる。また、より詳細で
複雑な機械製図について学習する。
到達
目標
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
No.
さ く さ
べ
たか や
担当
材料に力が加わるとどのように変形するかについて計算することができる。
熱の移動によって引き起こされる各種の現象について計算することができる。
物体、媒体の振動によっておこる現象について計算することができる。
流体力学については物理学Ⅱで学習するので機械工学固有の事項について補足する。
機械の形状を計測し図を描くことができる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
弾性力学
応力とひずみの間の関係を弾性体として数理的に理解する。
講義
作佐部太也
2
材料力学(1)
機械材料に力を加えた場合の応力と変形について単純な形状の材料について計算
する。
講義
作佐部太也
3
材料力学(2)
機械材料に力を加えた場合の応力と変形について複雑な形状の材料について計算
する。
講義
作佐部太也
4
熱力学(1)
温度と熱の関係について学習する。
講義
作佐部太也
5
熱力学(2)
熱の移動について学習する。
講義
作佐部太也
6
熱力学(3)
気体の熱力学的性質について学習する。
講義
作佐部太也
7
振動工学
物体の振動や連続体の波動について学習する。
講義
作佐部太也
8
音響工学
超音波を含む音波の各種の性質について学習する。
講義
作佐部太也
9
機械製図
正確な図面を描くための方法について学習する。
講義
作佐部太也
10
機械計測
機械部品などを計測するための方法について学習する。
講義
作佐部太也
11
CAD
計算機を使って図形を描くための方法を学習する。
講義
作佐部太也
12
CAD
計算機を使って製図を描くための方法を学習する。
講義
作佐部太也
評価法
定期試験では教科書中の問題及び臨床工学技士国家試験問題に準じた設問による筆記試験により理解度を評価する。(100%)
基準
(1) 『基礎製図―練習ノート』 実教出版
教材
参考書
教科書 (2) 『機械実用便覧』 丸善出版
(3) 『臨床工学技士のための機械工学』 コロナ社
朝(8:40まで)または五時限目の時間。昼休みはご遠慮くださ
オフィス
い。
アワー
連絡先
医科8-2F- 201室
準備
学習
基本的な数学と力学の理解が必要になります。高校で数学や物理を選択していな
特に予習は必要ありませんが、復習は必 履修上 い学生は特別演習を受講するなどして学習しておいてください。
の
ず次回講義までに完了させておいてくだ
受講態度は評価対象とはしませんが、授業の妨害となるような行為をした場合には
注意点 講義室より退出させ欠席と扱います。例えば居眠りをしていびきをかく、不要な私語
さい。
など。
-38-
機械工学実習
Mechanical Engineering Practices
1学年
学年
分野
専門基礎
必修
1単位
単位数
時間数
45時間
開講
後期
月木金・1~4時限
評価
担当
作佐部 太也(工・准) 教員
科目
概要
機械工学に関する基礎的な事項を実験により体験して、基礎的な原理をより深く理解すると共に、臨床工学技士としてME機器の保守
点検で必要となる測定方法や道具の使い方などを身につける。
機械の構造や仕組みを理解する上でその形状を正確に把握することが重要である。実際の医療機器の製図を行うことで複雑な形状を
図面にする技術を実践する。またコンピュータグラフィックスの技術も習得する。
到達
目標
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
No.
さ く さ
べ
担当
必選
たか や
かねひら れん
やまざき かずのり
金平 蓮(工・教)、山﨑 一德(工・助)
各種の道具、工具、および測定機器の取り扱い方法を習得する。
力学的特性の計測と分析を行い、その基礎特性を理解して説明できるようになる。
複雑な形状について把握し、計測できるようになる。
実践的な製図の技能を身につける。
描画ソフトウェアや3DCGソフトウェアを利用できるようになる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1~4
基礎製図
白紙に既存の図面を正確に書き写す。
実習
金平蓮
作佐部太也
山﨑一德
5~8
機械製図
電気工学実験で用いる各種の計測装置について、大きさなどを計測し外形図を書
く。
実習
金平蓮
作佐部太也
山﨑一德
9~16 機械力学実験
機械力学の基礎的な現象(モーメント、振動、摩擦)について実験する。
実習
金平蓮
作佐部太也
山﨑一德
17~
24
医療機器(人工心肺装置、血液浄化装置、電気メス)などを計測し、外形図を描画ソ
フトウェアによって書く。
実習
金平蓮
作佐部太也
山﨑一德
CAD
評価法
成果物(製図、レポート)の内容によって評価する。(100%)
基準
教材
実習用配布資料。
参考書
教科書 機械工学Ⅰ、Ⅱの教科書
朝(8:40まで)、五時限目の時間。昼休みはご遠慮ください。
オフィス 金平: 医科8-6F-601
アワー 作佐部: 医科8-2F-201
連絡先
山 﨑: 医科8-2F-208
準備
学習
・ 実習時には積極的に装置に触れ、安全で効率的な実験手順を自身で考え進め
実習内容は講義で学んだ事項の確認で 履修上
るよう心がけること。
の
あるので、教科書やノートによりそれらが
・ 班単位で実習を行い,学生同士協力して積極的に取り組むこと。
注意点
理解できているか確認しておくこと。
・ レポートの提出期限(1週間程度以内。別途指示する。)を厳守し、提出すること。
-39-
応用数学 Ⅰ
Applied Mathematics Ⅰ
学年
評価
担当
1学年
ほ し の
分野
専門基礎
ひ ろ き
星野 弘喜(基・准)
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
月・2時限
開講
担当
教員
科目
概要
前期の数学に引き続き、工学など諸科学を理解するのに必要な応用解析を講義する。主な内容は
1) 多変数関数 2) ベクトル解析 3) 複素解析
である。講義内容の理解のために適宜小テストを行う。
到達
目標
1. 前期に習得した線形代数・1変数の微分積分の理解を基盤として、工学分野で頻繁に用いられる数学を習得する。
2. 科学理解の基盤となる「言葉」として、応用解析の基礎を身につける。
3. 専門分野の教科書では、数学の基礎知識を仮定して説明がなされている場合が多い。この講義では、上記の概要で記したような応用解析の主要事
項に関する基礎と実践力を身につけることにより、工学などの諸科学の問題における数理的性質を把握する能力を養う。
4. 現在および将来の専門分野の理解を深めることを目標とする。
No.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
多変数関数
偏微分 (基礎事項)
講義
星野弘喜
2
多変数関数
偏微分 (変数変換)
講義
星野弘喜
3
多変数関数
重積分 (累次積分)
講義
星野弘喜
4
多変数関数
重積分 (変数変換)
講義
星野弘喜
5
ベクトル解析
スカラー関数、ベクトル関数
勾配・発散・回転
講義
星野弘喜
6
ベクトル解析
線積分
講義
星野弘喜
7
ベクトル解析
面積分
講義
星野弘喜
8
ベクトル解析
積分定理
講義
星野弘喜
9
複素解析
複素微分
講義
星野弘喜
10
複素解析
正則関数
講義
星野弘喜
11
複素解析
複素積分 (基礎事項)
講義
星野弘喜
12
複素解析
複素積分 (Cauchy の積分定理、Cauchy の積分表示)
講義
星野弘喜
13
複素解析
関数の展開、留数
講義
星野弘喜
評価法 定期試験(60%)、小テスト(40%)、但し受講態度が不良の場合は減点する。
基準 上記到達目標の理解度を測るための設問を小テスト・定期試験で出題する。
参考書:
1) 河辺哲次 『大学初年級でマスターしたい物理と工学の
教科書 ベーシック数学』 裳華房
2) 上野健爾(監) 『工学テキストシリーズ応用数学』 森北出版
オフィス 随時(まずはメールで連絡を)
アワー 情教棟-4F-401
準備
学習
教材 1) 上野健爾(監) 『工学テキストシリーズ微分積分』 森北出版
参考書 2) 高橋秀雄ら 『理工系のための応用解析』 数理工学社
3) 田中和之ら 『電子情報系の応用数学』 朝倉書店
連絡先
一単位あたり講義と自習を合わせて 45
時間の学習を必要とする。 そのことを踏 履修上
の
まえて次回の講義までに講義内容を復
演習問題や補足事項のプリントを必要に応じて配布する。
習し、教科書やプリントの演習問題を解く 注意点
こと 。
-40-
情報処理学Ⅰ
Informatics I
1学年
学年
分野
専門基礎
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
前期
木・1,2時限
開講
評価
担当
作佐部 太也(工・准) 教員
科目
概要
計算機は普段の生活のなかで使われるありきたりな機械となっているため、多くの人は理解し使いこなしていると誤解している。しかし
計算機は現代の科学の結晶であり高度な原理と技術に基づいて動作している。本科目では計算機科学と呼ばれる分野について講義
する。
到達
目標
(1)
(2)
(3)
(4)
さ く さ
べ
たか や
担当
計算機の最小機能が何であり、それをどのように組み合わせれば情報システムが作り上げられるかについて説明できる。
ネットワークにおいて情報がどのように流通していのかについて説明できる。
計算機やネットワークで使われている各種の技術について名称と概要を説明できる。
計算機を利用することでどのように社会的なリスクが生じるのか、また、それを防衛するにはどうすればよいかが説明できる。
テーマ
No.
授業内容
形式
担当教員
1
計算機と社会
近年の計算機およびネットワークの進歩が社会の変革にどのような影響があったか、
そしてそれは計算機のどのような本質的な特徴によるものなのかについて学習する。
講義
作佐部太也
2
計算機の基本構造
計算機の基本的な構造とそれぞれの役割について学習する。
講義
作佐部太也
3
情報表現
計算機の中で情報がどのように表現されているかについて学習する。
講義
作佐部太也
4
CPU
実際に計算を行うCPUの仕組みについて学習する。
講義
作佐部太也
5
アルゴリズム
計算機がどのようにデータを処理するかについてを学習する。
講義
作佐部太也
6
プログラム
計算機の動きを制御しているプログラムの基本的な仕組みについて学習する。
講義
作佐部太也
7
ソフトウェアシステム
複雑な計算機全体を統御する仕組み(システム)について学習する。
講義
作佐部太也
8
プログラミング
プログラムを作成する作業(プログラミング)の概要について学習する。
講義
作佐部太也
9
ネットワークの構造
ネットワークを構成する各種の技術や機器について学習する。
講義
作佐部太也
10
インターネット
インターネットの基盤となっている技術(プロトコル)について学習する。
講義
作佐部太也
11
WWW
World Wide Webがどのような仕組みで動作しているかについて学習する。
講義
作佐部太也
12
セキュリティ
情報がどのようなリスクにさらされているのか、また、どのように安全を確保しているの
かについて学資する。
講義
作佐部太也
評価法
定期試験では教科書の記載内容及び臨床工学技士国家試験問題に準じた設問による筆記試験により理解度を評価する。(100%)
基準
教科書 B.W.Kernighan 『ディジタル作法』 オーム社
教材
参考書
オフィス 朝(8:40まで)、五時限目の時間。昼休みはご遠慮ください。
アワー 医科8-2F- 201室
連絡先
準備
学習
特に予習は必要ありませんが、復習は必 履修上 受講態度は評価対象とはしませんが、授業の妨害となるような行為をした場合には
の
ず次回講義までに完了させておいてくだ
講義室より退出させ欠席と扱います。例えば居眠りをしていびきをかく、不要な私語
注意点 など。
さい。
-41-
情報処理学Ⅱ
Informatics Ⅱ
学年
1学年
分野
専門基礎
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
水・3時限
開講
評価
担当
作佐部 太也(工・准) 教員
科目
概要
論理を自由に操れることは人間の知的能力の中でも常に必要とされるスキルです。また、計算機は論理に基づいて動作しているので、
人間も論理を理解しなければ真に計算機を使いこなすこともできません。本科目では論理学の中でも基本的であり、かつ全ての科学
の基盤となっている記号論理学について講義をします。
到達
目標
(1) 学生はさまざまな主張を論理式として表現できるようになる。
(2) 論理式についての演算、変形、判定、証明などの操作が行えるようになる。
さ く さ
べ
たか や
担当
テーマ
No.
授業内容
形式
担当教員
1
論理とは何か
通常の自然言語による表現のあいまいさや冗長性を指摘し、文が主張するコアを表
現するための人工的な言語の必要性について説明します。
講義
作佐部太也
2
命題論理のための
言語
命題論理のための人工言語としての記号論理式について説明します。
講義
作佐部太也
3
論理結合子
記号論理式を構成する各種の論理結合子について説明します。
講義
作佐部太也
4
真理値表と同値変
形
論理式を計算して真理値表を計算する方法について説明します。
講義
作佐部太也
5
論証の妥当性
記号論理式の見地から論証の妥当性について解析します。
講義
作佐部太也
6
タブロー
論証の妥当性を検証する方法であるタブローの書き方について説明します。
講義
作佐部太也
7
個体と述語
命題論理の限界を指摘し、文を個体と述語を用いて表現する方法である述語論理
について説明します。
講義
作佐部太也
8
量化子とベン図
述語論理を構成する各種の量化子について説明します。簡単な述語論理式の図的
表現であるVenn図について説明します。
講義
作佐部太也
9
タブロー
述語論理記号を含むタブローの書き方について説明します。
講義
作佐部太也
10
命題論理の自然演
繹
妥当な論証を構成するための自然演繹法について説明します。命題論理の自然演
繹の証明図の書き方について説明します。
講義
作佐部太也
11
述語論理の自然演
繹
述語論理の自然演繹の証明図の書き方について説明します。
講義
作佐部太也
12
公理系と完全性
公理に基づく論理体系の構成、論理についての意味論的な見方と構文論的な見方
の違い、論理体系の完全性について説明します。
講義
作佐部太也
評価法 定期試験において真理値表、同値変形、妥当性解析、Venn図、タブロー、自然演繹の証明図などを扱う能力について評価します。
基準 (100%)
教材
参考書
教科書 戸田山和久 『論理学をつくる』 名古屋大学出版会
朝(8:40まで)または五時限目の時間。昼休みはご遠慮くださ
オフィス
い。
アワー
連絡先
医科8-2F- 201室
準備
学習
授業前には講義予定項目に該当する教
科書の章、節を読み、練習問題を解くな 履修上 受講態度は評価対象とはしませんが、授業の妨害となるような行為をした場合には
の
どの予習をし、自力では何が理解でき、
講義室より退出させ欠席と扱います。例えば居眠りをしていびきをかく、不要な私語
何が理解できないかを把握した上で授業 注意点 など。
に臨むこと。
-42-
情報リテラシー
Computer Literacy
学年
評価
担当
1学年
分野
かわぐち かずのり
専門基礎
川口 和紀(工・講)
必選
必修
1単位
単位数
時間数
22.5時間
前期
木・1,2時限
開講
担当
教員
科目
概要
IT化が進む医療施設の中で臨床工学技士は、工学に精通した技術者として医療機器に対してだけでなく、医療情報システムを構成
する各種のコンピュータの操作や保守についても一般職員以上のスキルが求められる。本科目では実習用のパーソナルコンピュータ
に対して各種の作業を行うことで現場で役に立つ技術を身につける。
到達
目標
本講座を受講する学生は以下の項目を学習到達目標とする。
(1) パーソナルコンピュータ(PC)の基本的な設定や問題解決ができるようになる。
(2) 各種のソフトウェアのインストールや操作ができるようになる。
(3) ネットワークの基本的な設定や問題解決ができるようになる。
No.
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
ハードウェア
パーソナルコンピュータ(PC)・情報デバイスの構成 - ハードウェア編 -
講義
川口和紀
2
ソフトウェア
パーソナルコンピュータ(PC)・情報デバイスの構成 - ソフトウェア編 -
講義
川口和紀
3,4
セットアップ
PCのセットアップとOSの初期設定について学習する。
講義
演習
川口和紀
5,6
オペレーティング
システム
OSの基本操作と機能について学習する。
講義
演習
川口和紀
7,8
アプリケーション①
各種アプリケーションソフトウェアの基本操作について学習する。
講義
演習
川口和紀
9,10
アプリケーション②
各種アプリケーションソフトウェアの応用的な操作について学習する。
講義
演習
川口和紀
外付けハードディスクを接続し異なるOSをインストールし起動OSを制御する。
講義
演習
川口和紀
11,12 周辺機器
評価法 評価法 :到達目標1~3の理解度を定期試験の設問により評価する定期試験(70%)
基準 評価基準:講義・定期試験(70%)演習中に指示された作業内容およびレポート(20%)、受講態度に対しての評価(10%)
教科書 『キーワードで学ぶ最新情報トピックス 2015』 日経BP社
教材
特になし
参考書
オフィス
16:00~18:00 医療科学部8号館301号室
アワー
連絡先
準備
学習
(1) パーソナルコンピュータを所持しているのが望ましい(必須ではない)。
毎回の講義や演習中に出てきた専門用
履修上 (2) キーボードやマウスの基本的な操作(タッチタイピングなど)、初歩的な
語については、テキストを参照するか、も
の
使用法についての 講習は行わない。
しくは、インターネットで検索を掛けて必
注意点 (3) PCの運搬や組み立てなどの作業を行うので、怪我をしたり機器を破損しないよ
ず復習すること。(30分程度)
う注意すること。特に長い爪、静電気を生じる衣服などには注意が必要である。
-43-
医療情報ネットワーク論
Health Information Network
1学年
学年
分野
専門基礎
必選
選択
単位数
1単位
時間数
22.5時間
前期
土・1時限
開講
評価
担当
作佐部 太也(工・准) 教員
科目
概要
今日の医療は多種の医療従事者だけでなく複数の関連機関、更には患者を含めた情報交換の上に成り立っている。本科目では情報
リテラシーに続く科目として計算機ネットワークの操作、保守管理に特化した知識と技術を身に着ける。
到達
目標
(1)
(2)
(3)
(4)
No.
さ く さ
べ
たか や
担当
計算機ネットワークの各種の仕組みについて説明できるようになる。
計算機のネットワーク設定ができるようになる。
ネットワークアプリケーションの設定ができるようになる。
ユーザ認証について設定できるようになる。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
計算機ネットワーク
の概要(1)
普段利用している各種の情報機器の中でネットワークがどのように構築されているか
学習する。
講義
作佐部太也
2
計算機ネットワーク
の概要(2)
実際のネットワークがどのような機器やケーブルで構成されているか学習する。
講義
作佐部太也
3
ネットワーク設定(1)
計算機のネットワーク設定の仕組みについて学習する。。
講義
作佐部太也
4
ネットワーク設定(2)
実際に計算機のネットワーク設定をどのように行うか学習する。
講義
作佐部太也
5
ネットワークアプリ
ケーション(1)
ネットワーク技術を利用する各種のアプリケーションについてサーバおよびクライアン
トの仕組みについて学習する。。
講義
作佐部太也
6
ネットワークアプリ
ケーション(2)
実際のネットワーク・アプリケーションがどのように動作しているかについて学習する。
講義
作佐部太也
7
ユーザ認証(1)
計算機における各種のユーザ認証の仕組みについて学習する。
講義
作佐部太也
8
ユーザ認証(2)
実際の計算機における各種のユーザ認証の設定をどのように行うかについて学習す
る。
講義
作佐部太也
9
セキュリティ設定(1)
計算機のセキュリティの仕組みについて学習する。
講義
作佐部太也
10
セキュリティ設定(2)
実際の計算機のセキュリティをどのように設定するかについて学習する。
講義
作佐部太也
11
ファイヤーウォール
(1)
ファイヤーウォールの仕組みについて学習する。
講義
作佐部太也
12
ファイヤーウォール
(2)
実際のファイヤーウォールの動作と設定について学習する。
講義
作佐部太也
評価法
授業毎の小テストおよび課題の到達度によって評価する(100%)
基準
教科書 情報処理学Ⅰおよび情報リテラシーの教科書
教材
参考書
オフィス 朝(8:40まで)、五時限目の時間。昼休みはご遠慮ください。
アワー 医科8-2F- 201室
連絡先
準備
学習
特に予習は必要ありませんが、復習は必 履修上
本科目を選択する学生は、自分が管理しているパーソナルコンピュータを所有して
の
ず次回講義までに完了させておいてくだ
おり、授業の際に持参すること。
注意点
さい。
-44-
医用機器学概論
Outlines of Medical Devices
学年
評価
担当
科目
概要
到達
目標
No.
1学年
専門
分野
きたぐち の ぶ や
北口 暢哉(工・教)
必選
必修
単位数
1単位
時間数
22.5時間
後期
金・2時限
開講
担当
教員
今日の医療においては、多種多様な機器が生命維持管理・診療などに使用されている。医用機器学概論では、医用工学を臨床に応
用した生体機能代行機器、治療用機器、生体計測・監視用機器の構成や原理を概説し、医用機器の全体像を把握するとともに、臨床
医療における医用機器の役割について理解する。またこれら医用機器の発展過程や、現在、臨床応用に向けて研究されている最新
の機器とその技術についても触れる。
1.2学年以降に受講する各装置の専門科目の導入として、また、機器の保守点検や安全管理を行う際の基礎知識として、各機器の構
造と機能の概要を把握、理解する。
2.各機器のリスクを、生理学、解剖学、生化学等との連関のもとに理解する必要性を把握する。
3.具体的な機器の調査をチームで行うことで、自ら調査し学びとる力を身につける。
4.チームレポートの発表を通じて、チーム作業能力と発表スキルの向上を目指す。
テーマ
授業内容
形式
担当教員
1
イントロダクション
イントロダクション、個人・チームレポートの説明
講義
北口暢哉
2
人工心肺
人工心肺の基本構造。体外循環装置における血液ポンプ、人工肺の理解。
講義
GW
北口暢哉
3
補助循環装置
PCPS,ECMO、IABPの理解。
講義
GW
北口暢哉
4
補助人工心臓
人工心肺開発の歴史。人工心臓の構造と機能の理解。
講義
GW
北口暢哉
5
人工腎臓①
人工心臓の歴史。人工腎臓(1):血液透析、腹膜透析の原理と構造の理解。ブラッド
アクセス、水処理など周辺技術の理解
講義
GW
北口暢哉
6
人工腎臓②
アフェレーシス①
人工腎臓(2)。血液浄化法(アフェレーシス)の種類、原理と構造の理解。
講義
GW
北口暢哉
7
アフェレーシス②
輸液ポンプ類
アフェレーシス(吸着材各論)。 人工腎臓 開発の歴史。 輸液ポンプ、
講義
GW
北口暢哉
8
人工呼吸器①
シリンジポンプの構造と理解。吸引器の理解。 人工呼吸器の構造、パーツの理解。
講義
GW
北口暢哉
9
人工呼吸器②
高気圧酸素治療器
人工呼吸器の原理の理解。人工呼吸器開発の歴史。高圧酸素療法の概要。
講義
GW
北口暢哉
10
心電計、ペースメー
カ
高圧酸素療法詳細。心電計の理解。 ペースメイキングと除細動の基本的な理解。
ペースメーカの原理と構造の理解。
講義
GW
北口暢哉
11
除細動器。超音波診 ICD、除細動器の原理と構造の理解。ペースメーカの歴史。超音波診断装置・治療
断装置。
器の理解。
講義
GW
北口暢哉
12
各種メス。X線CT,
MRI等
講義
GW
北口暢哉
13
PET,SPECT. 総まと
PET,SPECT。 まとめ、補足
め
講義
GW
北口暢哉
超音波メス、電気メス、レーザーメスの原理と構造。X線CT, MRI、PET, SPECT等の
理解。
評価法 定期試験結果(50%)、 課題レポート、発表、班への貢献度、及び小テスト(40%)、受講態度(10%) を総合して評価する。 到達目標の理
基準 解度を、課題レポートおよび定期試験にて計測する。
教科書
小野哲章ら(編) 『臨床工学技士標準テキスト 第二版』 金原
出版
教材 小野哲章ら 『イラストで見る医療機器早わかりガイド』 秀潤社
参考書 三田村好矩ら 『先端医療を支える工学』 コロナ社
火曜から金曜日の12:30-13:00、16:30-17:30 (5限講義の
オフィス
場合もあるのでできるだけアポを入れてください)
アワー
連絡先
医科8-3F-301
準備
学習
各自の整理、定着のために、各講義終了
後に復習を兼ねて、30分から1時間程度 履修上 受動的に知識を学ぶのではなく、自分が臨床現場に身を置くことをイメージしなが
の
かけて、自分で調べる/まとめるレポート
ら、自分で考え能動的に学ぶこと。 PDCAサイクルを回すため、毎講義終了時に学
を作成していく。この過程で、次回講義 注意点 生が「質問&わかりにくかった点」を提出、講師からその回答を次回冒頭に行う。
の予習をする事を推奨する。
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