平成 28 年度ひとり親介護職参入促進事業募集要項 1 目的 山形県内の介護サービス事業所に就労しようとするひとり親に対し、その就労に係る支援を行う事 業所に対し、補助金を交付することにより、介護人材の育成及び確保を行います。 2 定義 この要項において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところとします。 子ども 18 歳に達する日以後の最初の 3 月 31 日までの間にある者をいう。 ひとり親 次のいずれかに該当する者であって、子どもと同居し、扶養している者をいう。 ア 母子及び父子並びに寡婦福祉法(昭和 39 年法律第 129 号)第 6 条第 1 項に 規定する配偶者のいない女子及び同条第 2 項に規定する配偶者のない男子 イ 婚姻をしていない者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様 の事情にある者を除く。 ) 介護サービス 介護保険法(平成 9 年法律第 123 号)第 8 条又は第 8 条の 2 に規定するサービ スをいう。 介護サービス事業所 介護サービスを行う事業所 介護職員 介護サービスの利用者に対して直接介護を行う者(看護師、理学療法士、作業 療法士、言語聴覚士、栄養士、事務及び調理師等は除く)をいう。 3 募集する事業 下記の全ての条件を満たす企画提案を募集し、優れた提案を選定して補助します。 (1)募集する事業の内容は、次の①及び②を目的とする事業であること。 ① ひとり親を新たに 1 人以上雇用し、研修を受講させ、介護の資格取得を支援する事業(研修 に係る代替職員及び指導担当職員の配置を含む) ただし、事業終了までに資格を取得させることを要件とするものではない。 《例:ひとり親に対する初任者研修受講料負担》 ② ①のひとり親に対して住まい及び保育(養育)の両方又はいずれかを支援する事業 《例:家賃補助、保育料補助、休暇制度の充実》 (2)自由で先進的な発想や専門的なノウハウを活かした独自性の高い事業であること。 (3)次のような事業は、応募できない。 ア 営利を主目的とする事業 イ 特定の個人又は団体のみが利益を受ける事業 ウ 政治、宗教に関わる事業 エ 国や県、市町村の他の事業により補助又は委託を受けている又は受ける見込みの事業 4 事業実施期間 交付決定の日から平成 29 年 3 月 31 日まで 5 事業の対象となるひとり親の要件 事業実施主体で事業を開始した日においてひとり親であり、次の各号のいずれにも該当するものと し、平成 28 年 9 月 15 日までに 1 人以上雇い入れることとします。 (1)事業実施期間中に県内の介護サービス事業所に介護職員として新たに就労しようとする者 (2)事業実施期間終了後に、同じ介護サービス事業所に引き続き勤務することが見込まれる者 (3)同事業所に就労する直前に、他の事業所等で介護職員として就労していない者 6 補助金額 1件当たり 200 万円以内 ※ 補助金の額は、当該経費の実支出額又は補助上限額 200 万円のいずれか低い額と、次のアに 規定する補助対象経費の合計額からイに規定する当該補助事業によって得た収入を除いた額 と比較して少ない方の額とします。 ※ 補助総額は、予算の範囲内となります。また、採択に当たり、企画提案における事業費を査 定する場合があります。 ア 補助対象経費 事業実施に直接要する次の経費となります。 経費区分 保 育 手 当 内 容 ひとり親に対する、保育(養育)に係る手当 ※ひとり親一人につき月額 3 万円を上限とする。 住 居 手 当 ひとり親に対する、住居に係る手当(敷金、礼金及び仲介手数料を除く) ※家賃に対する助成は、家賃の 2 分の 1 以内の額(その額に 1,000 円未満 の端数を生じたときは、これを切り捨てた額)とする。ただし、月額 3 万 円を上限とする。 人 件 費 研修代替職員及び指導担当職員の給料、賃金、手当、社会保険料(事業主 負担分)等 ※研修代替職員及び指導担当職員の人件費については一人につき月額 15 万円を上限とする。 ※補助対象となる額は補助総額の 2 分の 1 以内の額とする。 研 修 費 外部研修受講料 ※ひとり親一人につき総額 20 万円を上限とする。 旅 費 消耗品・材料購入費 ひとり親の研修受講に係る旅費、赴任(引越し)に係る旅費 材料・消耗品等の購入費(ただし、単価 5 万円未満のものに限る。 ) 通信運搬費 電話代、郵送料等 そ その他知事が必要と認める経費 の 他 注1 次の経費は補助対象外となります。 ・事業により雇用したひとり親の人件費 ・財産形成につながる工事請負費及び備品購入費(単価 5 万円以上の機材等) ・飲食代等の食糧費 注2 同一のひとり親に対する研修費用は、一つの研修について 1 回のみ補助対象とします。 イ 補助事業による収入 参加料収入や補助金で作成する印刷物の領布収入など事業実施による収入 7 応募に関する事項 (1)参加資格 次に掲げる要件のすべてを満たす団体とします。 ① 山形県内で介護サービスを行い、県内に主たる事務所を有する団体であること。 ② 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4第1項の規定に該当しないこと。 ③ 山形県税(山形県税に附帯する税外収入を含む。)又は消費税を滞納していないこと。 ④ 山形県競争入札参加資格者指名停止要綱(平成 15 年 4 月 1 日施行)に基づく指名停止措置を 受けていないこと。 ⑤ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)又は民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)の規定に基 づく更生又は再生手続を行っていないこと。 ⑥ 以下のいずれにも該当しないこと。 ア 法人等の代表者等(法人の場合は法人の役員(非常勤役員を含む。)、支配人及び営業所の代 表者、団体の場合は理事等法人の場合と同様の責任を有するものを含む。)が、暴力団員によ る不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年法律第 77 号)第 2 条第 6 号に規定する暴力団 員(以下「暴力団員」という。 )又は暴力団員でなくなった日から 5 年を経過しない者(以下 「暴力団員等」という。 )であると認められること。 イ 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第 2 条第 2 号に規定する暴力団を いう。以下同じ。 )又は暴力団員等が経営に実質的に関与していると認められること。 ウ 役員等が自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的 をもって、暴力団又は暴力団員等を利用する等したと認められること。 エ 役員等が、暴力団又は暴力団員等に対して資金等を供給し、又は便宜を供与する等直接的あ るいは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与していると認められること。 オ 役員等が暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有していると認められる こと。 (2)失格事項 次のいずれかに該当する場合は、失格となることがあります。 ① 提案書の提出方法、提出期限等がこの要項に適合しない場合 ② 提案書に記載すべき内容の全部または一部が記載されていない場合 ③ 提案書に虚偽の内容が記載されている場合 ④ その他、審査において不適切と認められた場合 8 応募方法 所定の用紙に必要事項を記入のうえ、山形県健康福祉部健康長寿推進課まで、郵送又は持参してく ださい(郵送の場合は締切当日必着。持参の場合は、平日の開庁時間午前 8 時 30 分~午後 5 時 15 分 の間に、事前に電話連絡のうえ、来庁してください。)。 (1)募集期間 平成 28 年 4 月 5 日(火)から 4 月 20 日(水)まで (2)提出書類 本事業に応募する事業者は、次の書類を 4 部作成し、提出してください。 ア 企画提案書(様式第 1 号) イ 事業計画書(様式第 2 号) ウ 収支予算書(様式第 3 号) エ 添付書類 (ア)団体の定款・規約・会則等 (イ)最新の役員名簿 (ウ)現年度の事業者の事業計画及びその前年度の事業実績報告 (エ)現年度の事業者の収支予算書及びその前年度の決算書 (オ)その他参考資料(企画提案の内容等を補足する資料など) ※ 応募にかかる経費はすべて応募者の負担とします。また、提出された書類は、返却しません。 ※ 様式各号は、山形県ホームページの健康長寿推進課事業指導担当のページからダウンロード できます。 9 審査方法 (1)厳正な審査を経て、補助事業者及び補助金額を決定します。 (2)提出された書類について、下記(3)選考ポイントに係る審査基準を設け、項目別に採点し、合 計点数により決定します。 (3)審査結果については、応募のあったすべての団体にお知らせします。 ※ 審査に当たり、補足説明や追加資料を求めることがあります。 (4)選考ポイント 審査項目 ア 目的との整合性 審 査 内 容 提案された企画・事業は、事業の目的に合致したものとなってい るか。 イ 事業の具体性・実現 ひとり親の育成、支援の方針が明確か。 可能性 事業を実施できるだけの体制があるか。 提案された事業手法、内容等は十分に実現可能なものか。 ウ エ 事業の先進性・専門 課題解決のための手段として、適切なものとなっているか。 性・独自性 団体の有する知見を十分に活かしたものとなっているか。 期待できる効果、事 効果が期待できるものとなっているか。 業の継続性、発展性 今後も自主的に継続して行われ、発展が見込まれる事業か。 オ 積算内容の妥当性 費用の見積りは、過大あるいは過少ではないか。 (5)同一団体による複数提案の制限 同一団体からの提案は1事業とします。 10 助成事業の流れ 項 目 内 容 等 (1)事業の公募 平成 28 年 4 月 5 日(火)から 4 月 20 日(水)まで (2)審査結果の通知 平成 28 年 5 月中下旬(予定)(交付内示) (3)補助金の交付申請 平成 28 年 5 月中下旬(予定) (4)補助金の交付決定 平成 28 年 6 月上旬(予定) (5)事業実施 交付決定の日から平成 29 年 3 月末 ※事業計画書に沿って事業を実施 ※平成 28 年 9 月 15 日現在の事業実施状況について報告 (6)実績報告 事業完了後 30 日以内又は平成 29 年 4 月 10 日のいずれか早 い日まで (7)補助金の額の確定 実績報告書の内容等を確認後、補助金の額を確定 ・精算払 11 その後、補助金の精算払 留意事項等 (1)別途定める平成 28 年度ひとり親介護職参入促進事業費補助金交付要綱の規定を遵守し、適正な 経理処理を行う義務を負います。 (2)平成 28 年 9 月 15 日までに、ひとり親を計画通り雇用出来なかった場合、事業の中止又は縮小 を求めることがあります。 (3)採択事業の概要、団体名、代表者名、事業の実施状況、成果等について県ホームページ等で公開 します。 12 応募書類提出先・問合せ先 〒990-8570 山形市松波二丁目 8 番 1 号(山形県庁 3 階) 山形県健康福祉部健康長寿推進課介護事業担当 【電 話】 023-630-3359(直通)
© Copyright 2024 ExpyDoc