医療費助成事業の審査支払業務は支払基金におまかせください。(PDF

医療費助成事業に関わるみなさまへ
医療費助成事業の
審査支払業務は支払基金に
おまかせください。
社会保険診療報酬支払基金
http://www.ssk.or.jp/
CONTENTS
支払基金を通じ被用者保険分の
▶ 社会保険診療報酬支払基金 基本理念 ………………………………………… 2
▶ 支払基金へ委託するメリット …………………………………………………… 3
医療費助成費用をレセプトで請求すれば
▶ 支払基金に委託した医療保険関係者の声 ……………………………………… 4
▶ 支払基金が受託した場合の医療費の流れ ……………………………………… 6
みなさまに大きなメリットが生まれます!
▶ 医療費助成事業のレセプト請求例 ……………………………………………… 8
▶ 請求関係帳票 ……………………………………………………………………… 10
①連名簿(様式32号) …………………………………………………………… 10
市 町 村
②各法分診療報酬等請求県別内訳(様式26号−2) ………………………… 12
③各法分診療報酬等請求内訳書(様式98号−2) …………………………… 12
④払込請求書(様式51号) ……………………………………………………… 13
償還払いによる受給者への支払事務が解消されます。
▶ 審査支払事務に関する事務費手数料について ………………………………… 14
医療費助成金の請求に審査結果が反映され、医療費の適正化に
▶ 被用者保険に関する高額療養費の取扱い ……………………………………… 15
貢献できます。
▶ 支払基金が受託した場合の再審査処理の流れ ………………………………… 16
保険者との高額療養費の調整事務の軽減につながります。
▶ 医療費助成事業に係る審査支払業務の受託状況 ……………………………… 18
連名簿(CSV 形式)を活用することにより資格確認が容易にな
▶ 医療機関情報データ提供 ………………………………………………………… 19
ります。
▶ 支払基金ホームページのご案内 ………………………………………………… 20
▶ 社会保険診療報酬支払基金本部・支部一覧 …………………………………… 20
社会保険診療報酬支払基金 基本理念
■ 私たちの使命
私たちは、
国民の皆様に信頼される専門機関として、
診療報酬の
「適正な審査」
と
「迅速な支払」
を通じ、国民の皆様にとって大切な医療保険制度を支えます。
■ 私たちの約束
私たちは、自らの使命を全うするため、次の 5 つを約束します。
【その1】 ⅠT を活用し、社会の要請に応える良質なサービスを提供します。
【その2】 民間法人としてコスト意識をもって効率的に事業を運営します。
【その3】 組織としての一体性を発揮し、全国統一的なサービスを提供します。
医療機関
支払基金へ
委託するメリット
保 険 者
電子レセプト請求に対応できます。
被保険者への付加給付の過払い解消
1枚のレセプト(併用)で請求でき、
に寄与できます。
請求事務及び会計処理が簡素化でき
市町村との高額療養費の調整事務の
ます。
軽減につながります。
【その4】 法令遵守を徹底し、公正に事業を運営します。
【その5】 情報公開を進め、説明責任を果たします。
2
3
委託後の事務の変化等について、
医療保険関係者に取材しましたので、ご紹介します。
支払基金に委託した医療保険関係者の声
北海道名寄市
市 町 村
事務処理の効率化と住民サービスの向上
名寄市
健康福祉部
こども未来課
主任 泉
理絵子さん
事務処理の効率化
名寄市が実施する医療費助成事業の審査支払事務を支払基金に委託するまで
青森市が実施する医療費助成事業の給付方式は、青森市内で
は、市内の医療機関等を受診した場合は、
「現物給付」、市外の医療機関等を受
の受診については自動償還払い方式、市外での受診については
診した場合は、
「償還払い」により医療費の助成を行っていました。
償還払い方式でした。
市内の医療機関等からは、専用の請求書等による医療費の請求が毎月 1,500
そのため、受給者の方は医療機関等で一旦患者負担額を支払
件程度あり、市外の医療機関等を受診した受給者からは、償還払いの申請が毎
わなければならず、一時的とはいえ経済的負担が発生していま
月 100 件程度あり、データ入力等の事務処理に大変苦慮していましたが、支
した。
払基金への委託後は、支払基金から提供される連名簿データ(CSV 形式)をパ
このような状況のもと、青森市は市民サービスの向上のため、
ソコンに取り込むことで、入力処理が不要となり、事務処理の効率化が図られ
平成 25 年 8 月診療分から支払基金へ委託することとしました。
ました。
支払基金へ委託した後は、市民サービスの向上だけでなく、
また、市外の医療機関等を受診した場合にも現物給付が可能となり、住民
サービスの向上にもつながりました。
請求事務の簡素化
当院では、名寄市の乳幼児医療費助成事業に該当する患者さんは、毎月 670
人程度来院されます。
名寄市立総合病院
医事課
昭典さん
保 険 者
青森市の事務処理についても、併用レセプトでの請求となった
青森市健康福祉部
国保医療年金課
医療助成チーム
ことで膨大な請求関係書類の保管場所の確保等の問題が解消さ
事務長 小松
賢次さん
医療機関
れ、また、現物給付方式となったことで窓口業務や給付事務が
軽減され、事務処理の効率化が図られました。
請求事務の簡素化
支払基金へ委託するまでは、支払基金へ請求するためのレセプトとは別に専
当院では、青森市の子ども医療費助成事業に該当する被用者保険の患者さん
用の請求書等を作成し、記載内容を確認後、名寄市へ直接請求していました。
は、毎月 500 人程度来院されます。
支払基金が受託したことにより、併用レセプトでの請求が可能となり、レセ
支払基金へ委託する前の自動償還払い方式では、医療費助成事業に係る請求
プト点検と同時に医療費助成分の確認ができるようになったので、請求事務の
について別途、
「診療給付証明書」を手書きで作成し、毎月 10 日までに青森市
簡素化が図られました。
に郵送していました。
特に専用の請求書等は、エクセルで作成しており、作成後の目視確認には、
支払基金が受託したことで、かなりの時間を要していた「診療給付証明書」
かなりの時間を要していましたので大変助かりました。
の作成作業がなくなりましたので、請求事務の簡素化が図られました。
また、併用レセプトによりオンライン請求前に公費負担者番号や受給者番号
をシステムでチェックできるため、確認作業も効率化されました。
保険給付事務の軽減
北洋銀行健康保険組合
4
市 町 村
主幹 中畑 毅さん
医療機関
課長 荒井
青森県青森市
筒井小児科クリニック
院長 木村
義治さん
保 険 者
また、患者さんの窓口での支払いがなくなったことで窓口業務も簡素化され
ました。
保険給付事務の軽減
支払基金が受託する前の単独レセプトでの請求の場合は、被扶養者がどのよ
支払基金が受託する前の単独レセプトでの請求については、付加給付に係る
うな医療費助成事業の助成を受けているのか分からないうえ、同じ医療費助成
被保険者への確認や市町村への高額療養費の調整に大変苦慮していました。
事業でも各自治体で助成内容が異なるため、その都度、各自治体のホームペー
支払基金が受託した医療費助成事業については併用レセプトで請求されるこ
ジ等で助成内容を確認しながら保険給付事務を行っており、自治体との高額療
とから、医療費助成事業の給付額がひと目で分かるようになり、保険給付事務
養費の調整や付加給付に係る被保険者への確認に大変苦慮していました。
が大きく軽減されました。
支払基金が受託した医療費助成事業については、公費負担者番号を記載した
高額療養費・付加給付の給付金支払いに際し、保険給付事務の効率化だけで
併用レセプトで請求されることから、医療費助成事業の給付額がひと目で分か
なく、過払い及び重複した支払いを防止する観点からも、今後、さらに多くの
るようになり、高額療養費も支払基金で算出のうえ、請求されるので保険給付
事務が大きく軽減されました。
日本原燃健康保険組合
常務理事 町田
秋雄さん
自治体が支払基金に委託することで、適正な保険給付につながると思います。
5
支払基金が受託した場合の医療費の流れ
例) 医療費助成事業の受給者が総額 30 万円の医療を受けた場合
※自己負担 3 割
④ 6月10日までに医療費
助成分に係る医療費の請求
※医療費助成事業の患者負担なし
① 4月医療機関受診
(医療費 80,430円 ※1)
② 5月10日までに医療機関は
併用レセプトで請求
③ 審査を実施
(医療費決定)
(医療費 300,000円)
(医療費 80,430円)
⑤ 6月20日までに
医療費の支払
市町村
○○○診療所
受給者
医療機関
④ 6月10日までに被用者保険分
(医療費 300,000円)
⑥ 6月21日までに医療機関へ
医療費の支払
支払基金
に係る医療費の請求
(医療費 219,570円 ※2)
(医療費 219,570円)
⑤ 6月20日までに
保険者
医療費の支払
【支払基金が受託した場合の医療費の流れ】
① 患者は、医療機関窓口で保険者証及び医療費助成の受給資格者証を提示します。
※1【 市町村への請求額:80,430 円】
② 医療機関は被用者保険分について、医療費助成との併用レセプトで診療翌月の 10 日までに支払
基金へ請求します。
③ 支払基金は、医療機関から請求されたレセプトの診療内容等について審査を実施し、審査決定後
に市町村及び保険者へ請求する医療費を計算します。
④ 市町村及び保険者への医療費の請求については、診療翌々月の 10 日までに請求します。
⑤ 市町村及び保険者は、支払基金から請求があった医療費を診療翌々月の 20 日までに支払います。
⑥ 支払基金は、医療機関へ診療翌々月の原則 21 日までに医療費を支払います。
6
● 支払基金が市町村及び保険者へ請求する医療費の計算
80,100 円+(300,000 円−267,000 円)×0.01=80,430 円
※2【 保険者への請求額:219,570 円(A+B)】
300,000 円 ×0.7=210,000 円 … A
300,000 円 ×0.3−80,430 円=9,570 円(高額療養費)… B
※高額療養費に該当する場合
市町村には、医療費助成事業の限度額まで請求します。
保険者には、高額療養費を含めて医療費を請求します。
7
医療費助成事業のレセプト請求例
支払基金が医療費助成事業を受託した場合は、医療機関から併用レセプトで請求されます。
医療機関から請求されるレセプトイメージ(乳幼児医療:法別番号「81」とした場合)
❶
❶医療費助成事業の公費負担者番号及び受給者番号の記載欄
*国の公費負担医療がある場合は、公費負担者番号②に記載されます。
*公費負担者番号及び受給者番号の下1桁は検証番号となっています。
(※検証番号の算出方法は次のとおりです。
)
※検証番号の算出方法
受給者区分
例)
受給者番号
❷
起点
8
8
1
0
0
1
2
×
1
1
×
2
0
×
1
0
×
2
2
× ×
1
2
2 1+6 =
2
D
検証番号
10 − 2 = 8
12
2
2
2
① 受給者区分の各数に末尾の桁を起点として順次2と1を乗じます。
② 前①で算出した積の和を求めます。ただし、積が2桁となる場合は、1桁目と2桁目の
数字の和となります。
③ 10と前②で算出した数字の下1桁の数との差を検証番号とします。
ただし、1の位の数が
0のときは検証番号は0となります。
(公費負担者番号の検証番号についても同じです。
)
※ 支払基金が医療費助成事業を受託した場合の受給者番号7桁については、レセプトの
記載要領により上記のとおりとなります。検証番号に誤りがある場合は、受給者証の再
発行を要することから、ご留意願います。
❷支払基金で診療報酬の審査を実施
請求されたレセプトについては、診療内容等について審査を実施します。
※ 耳鼻咽喉科特定疾患指導管理料を査定(減点)した事例
本事例は、特定疾患療養管理料と耳鼻咽喉科特定疾患指導管理料を同一月に算定して
いるため査定(減点)した事例です。
○支払基金に委託することによって、審査結果が反映され、医療費の適正化につながります。
8
9
請求関係帳票
支払基金が医療費助成事業を受託した場合は、診療翌々月の 10 日までに市町村へ次の
請求関係帳票を送付します。
連名簿(CSV 形式)
個人別(レセプト別)の決定金額等を CSV 形式に記録したデータです。
なお、オンライン又は電子媒体(CD-R(700MB)
)で送付します。
① 連名簿(様式 32 号)
医療機関から請求されたレセプトは、保険者へ送付します。
市町村へは、レセプトに代えて、個人別( レセプト別)の決定金額等( 赤枠部分)を記入した
連名簿を作成して送付します。
※連名簿(CSV 形式)には、連名簿(紙媒体)にはない「性別」
、
「生年月日」
、
「他公費情報」
、
「再審査情報」
を記録します。
連名簿(CSV 形式)をエクセルで取り込んだ場合のイメージ
医療機関から電子レセプトで請求された場合、電子レセプトに記録されている 「氏名」、
「被保険者証の記号」、
「被保険者証の番号」
、
「医保決定点数」を付加して記入します。
(青枠部分)
市町村における連名簿の受取り形態の選択が、オンライン又は電子媒体の場合は「連名簿
(CSV 形式)」で、紙媒体の場合は「連名簿(紙媒体)
」でそれぞれ送付します。
※ 受取り形態の区分については、14 頁参照。
※医療機関からの請求が電子レセプトの場合
2
レセプトイメージ
※医療機関からの請求が紙レセプトの場合
D
2
2
2
連名簿(紙媒体)
27
2
※医療機関からの請求が電子レセプトの場合
D
2
※医療機関からの請求が紙レセプトの場合
2
2
10
個人別(レセプト別)の決定金額等を受給者番号順に記入した帳票です。
11
②
各法分診療報酬等請求県別内訳
(様式 26 号−2)
④ 払込請求書(様式 51 号)
27
1378
2756
1378
2756
2756
「件数」
、
「日数」
、
「点数」
、
「金額」等を医科・歯科・調剤別に集計した帳票です。
③ 各法分診療報酬等請求内訳書(様式 98 号−2)
診療報酬及び事務費の請求書です。
2 7
1
1
3
3
7
7
8
8
2
2
7
7
5
5
6
1
1
6
3
3
7
7
8
8
2
2
7
7
5
6
9
2
5
6
8
0
診療報酬及び事務費の請求額等を医科・歯科・調剤別に集計した帳票です。
※「払込請求書(様式 51 号)
」
(13 頁参照)の内訳帳票です。
9 2 8 0
2
7
5
6
2
7
5
6
8 0
9 2
2 7 5 6
(備考) 1 算定の件数欄の上段は、電子レセプト及び紙レセプトに係る公費併用分件数の再掲です。
また、電子レセプトに係る公費併用分の上段は、電子レセプトに係る公費単独分件数の再掲です。
2 医科・歯科の入院外及び調剤の一部負担金欄の上段は、薬剤一部負担金の算定額です。
12
3 療養費欄の食事・生活件数は、医科・歯科入院分件数の再掲であり、合計件数に含まれません。
4 突合再審査調整及び再審査調整欄の内訳は、別添再審査等結果通知書のとおりです。
5 確定の金額欄の上段は、事務費の額です。
6 各法分診療報酬等請求内訳書の総合計は、自県計及び他府県計の合計です。
13
審査支払事務に関する事務費手数料について
被用者保険に関する高額療養費の取扱い
支払基金の審査支払事務に係る手数料については、市町村における連名簿の受取り形態に応じた
手数料体系としています。
支払基金が医療費助成事業を受託した場合、医療費助成事業(被用者保険分)に係る高額療養費の
取扱いは、平成 18 年厚生労働省告示により、国の公費負担医療と同様に 70 歳未満の受給者は「標準
連名簿の受取り形態については、市町村において、「オンライン」、「電子媒体」、「紙媒体」及び
「紙媒体+電子媒体」の形態を選択することができ、オンラインでの受取りを基本手数料としています。
また、電子媒体又は紙媒体での受取りについては、電子媒体又は紙媒体を作成する追加的な経費を
付加手数料として負担していただくこととしています。
報酬月額 28 万∼50 万円」
、70 歳以上 75 歳未満の受給者は「一般所得者」の所得区分で算定します。
【70 歳未満の受給者】
医療費助成事業の負担限度額
所 得 区 分
連名簿を受取る形態の区分及び事務費手数料は次のとおりです。
標準報酬月額 83 万円以上
標準報酬月額 53 万∼ 79 万円
レセプト 1 件当たりの事務費手数料 (平成 27 年度)
連名簿の
受取形態
オンライン
レ セ プ ト の 種 別
医科・歯科
調 剤
92.80 円
46.40 円
80,100 円+
(医療費−267,000 円)×0.01
標準報酬月額 28 万∼ 50 万円
標準報酬月額 26 万円以下
(すべて標準報酬月額 28 万∼50 万円の所得区分による取扱い)
低所得者
(住民税非課税)
備 考
【70 歳以上 75 歳未満の受給者】
基本手数料
医療費助成事業の負担限度額
所 得 区 分
電子媒体
94.10 円
47.70 円
基本手数料
+付加手数料(1.30 円)
紙媒体
紙媒体
+電子媒体
95.90 円
49.50 円
97.20 円
50.80 円
+付加手数料(3.10 円)
入 院
入 院
12,000 円
62,100
円
44,400 円
現役並み所得者
一般所得者
基本手数料
外 来
低所得 Ⅱ
(44,400 円)
低所得 Ⅰ
基本手数料
+付加手数料(4.40 円)
レセプト1件当たりの平均手数料は 77.60 円です(平成 27 年度予算)
支払基金が保険者(医療保険の保険者、公費負担医療及び医療費助成事業の実施機関)の委託を
受けて診療報酬の審査支払を実施するために必要な事務費については、保険者がレセプト件数を基
準とする手数料で負担する仕組みとなっています。
具体的には、手数料収入で賄われる支出をレセプト件数で除した額を平均手数料としています。
※国民健康保険に関する高額療養費については、一部異なる取扱いとなります。
支払基金が受託した場合の高額療養費の取扱い
① 高額療養費の算出基準は国の公費負担医療と同様に70歳未満の受給者は「標準報酬月額28万∼50万円」
、
70 歳以上 75 歳未満の受給者は「一般所得者」の所得区分で算出
② 国の公費負担医療と同様の取扱いとなるため多数回該当の除外
③ 世帯合算の対象から原則除外
④ 高額療養費は支払基金で計算のうえ保険者へ請求
14
15
支払基金が受託した場合の再審査処理の流れ
例) 資格関係に関する市町村からの再審査分
6月
① 支払基金に再審査等請求
7月
② レセプト原本の取り寄せ依頼
8月
③ レセプト原本の返付
9月
⑤ 7 月診療分の
保険者の診療報酬から相殺
支払 基金
9月
市町村
⑤ 7 月診療分の
市町村の診療報酬から相殺
9月
④再審 査処理
⑥レセプト返付
10 月以降
保険者
⑧ 訂正したレセプトを請求
⑦ 受給者証の確認・レセプトの訂正
○○○診療所
受給者
医療 機関
再審査等結果通知書
【支払基金が受託した場合の再審査処理の流れ】
① 市町村は、支払基金に再審査等請求※をします。
② 支払基金は、保険者へレセプト(原本)の取り寄せを依頼します。
③ 保険者は、支払基金へレセプト(原本)を返付します。
④ 支払基金は、返付されたレセプトをもとに再審査処理を行います。
⑤ 市町村・保険者には、当月請求の診療報酬から、再審査分に係る診療報酬を相殺の上、請求します。
⑥ レセプトを医療機関に返付します。
再審査等請求の種類(資格関係、診療内容及び突合再審査)別に、再審査等請求の結果を記入した
帳票です。
⑦ 医療機関は、受給者に連絡するなどして、受給者証とレセプトの確認を行い、レセプトを訂正します。
⑧ 通常のレセプト請求に併せて、訂正したレセプトを支払基金へ再請求します。
※市町村における再審査等請求の申出方法は、連名簿の受取形態により異なります。
16
相手
17
医療費助成事業に係る審査支払業務の受託状況
(平成 27 年 3 月現在)
都道府県 市町村数
主な3事業の受託市町村数
乳幼児医療
ひとり親家庭医療 重度心身障害者医療
179
55
−
−
青森県
40
29
27
9
−
秋田県
25
25
25
25
−
福島県
59
33
2
1
−
茨城県
44
44
44
44
小児慢性医療、妊産婦医療
栃木県
25
25
1
3
特定疾患治療、特定医療費
埼玉県
63
59
31
37
特定疾患治療
千葉県
54
54
−
−
老人医療
62
特定疾病医療、小児慢性疾患、
被爆者の子に対する医療、小児精神病医療、
結核一般医療、義務教育就学児医療、
精密健康診査、妊娠高血圧症候群等医療、
C型ウイルス肝炎インターフェロン治療、
大気汚染関連疾病医療、高校生等医療、
精神通院医療、難病医療
62
62
62
主な 3 事業について、一部事業又は一部市町村分を受託
特定疾患治療、ウイルス性肝炎進行防止対策、
橋本病重症患者対策医療、小児慢性特定疾患治療
北海道
東京都
主な 3 事業について、全市町村分を受託
主な3事業以外の受託事業
北海道
主な 3 事業は未受託であるが、それ以外の事業で全市町村分
又は一部市町村分を受託
未受託
※主な 3 事業とは、乳幼児医療・ひとり親家庭医療・重度心身障害者医療
それ以外の事業とは、特定疾患治療・小児慢性特定疾患治療・老人医療など
青森
秋田
山形
新潟
神奈川県
33
−
−
−
老人医療
新潟県
30
30
30
30
老人医療
石川県
19
1
−
19
小児慢性特定疾病医療
山梨県
27
27
27
−
老人医療
長野県
77
−
−
−
特定疾病、ウイルス肝炎
静岡県
35
−
−
−
特定疾患治療
愛知県
54
−
−
−
特定疾患医療給付
京都府
26
−
−
−
障害者自立支援医療、老人医療
大阪府
43
43
43
43
大阪市小児ぜん息等、大阪市こども難病
兵庫県
41
−
−
−
特定疾患治療
和歌山県
30
29
29
30
特定疾患治療、老人医療
鳥取県
19
19
19
19
特定疾病医療、精神障害者医療
島根県
19
1
−
−
浜田市三隅自治区ウイルス性肝炎疾患医療
岡山県
27
27
27
27
広島県
23
23
23
23
徳島県
24
24
24
24
香川県
17
17
5
3
福岡県
60
1
1
1
−
佐賀県
20
20
−
−
−
長崎県
21
20
1
1
熊本県
45
21
−
−
岩手
石川
山口
長崎
佐賀 福岡
熊本
島根
鳥取
広島
岡山
大分
愛媛
宮崎
鹿児島
高知
福井
兵庫
京都
大阪
香川
徳島
滋賀
奈良
三重
富山
岐阜
福島
群馬
栃木
茨城
埼玉
長野
東京
山梨
神奈川
静岡
愛知
宮城
千葉
和歌山
沖縄
−
医療機関情報データ提供
支払基金に医療費助成事業を委託した市町村には、受給者への医療費通知等に活用できる医療機関の
基本情報データを CSV 形式(CD-R)でデータ提供することができます。
■ データ仕様等
記録媒体 : CD-R 記録密度 : 700MB
記録形式 : CSV 形式
提 供 料 : *毎月提供……30,852 円 = 月 2,571 円(税込)×12 ヵ月 *1 回毎……5,142 円(税込)
提 供 日 : 提供月の 10 日(土曜日、日曜日及び国民の祝日等の場合は、繰り上げた平日とします。)
精神障害者通院医療
−
特定疾患医療、難病医療
提供データをエクセルで取り込んだ場合のイメージ
被爆体験者精神影響等調査研究、寡婦医療
(平成 27 年 4 月現在)
−
大分県
18
−
18
−
−
宮崎県
26
26
26
26
−
A
B
C
D
E
F
G
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32都道府県
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※実際に提供するデータには、タイトル行(都道府県番号∼廃止区分コード)は含まれません。
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支払基金ホームページのご案内
支払基金ホームページに医療費助成事業について登載しています。
このパンフレットに記載している内容の他に、以下の内容についても支払基金ホームページに詳しく登載
していますのでご高覧ください。
*連名簿(CSV 形式)及び医療機関情報データの記録条件仕様やサンプルデータ
*支払基金が受託した都道府県の医療費助成事業の内容(助成対象者や自己負担額等)
支払基金
検索
(http://www.ssk.or.jp/)
「地方自治体の方」
を選択し、
「医療費助成事業関係業務」
をクリックしてください。
詳しくは、最寄りの支払基金支部又は本部までお問い合わせ下さい。
《社会保険診療報酬支払基金本部・支部一覧》
支部名
北海道
青 森
電話番号(代)
011−241−8191
017−734−7126
支部名
石 川
福 井
電話番号(代)
076−231−2299
0776−34−7000
支部名
岡 山
広 島
電話番号(代)
086−245−4411
082−294−6761
岩 手
宮 城
019−623−5436
022−295−7671
山 梨
長 野
055−226−5711
026−232−8001
山 口
徳 島
083−922−5222
088−622−4187
秋 田
山 形
018−836−6501
023−622−4235
岐 阜
静 岡
058−246−7121
054−265−3000
香 川
愛 媛
087−851−4411
089−923−3800
福 島
茨 城
栃 木
024−531−3115
029−225−5522
028−622−7177
愛 知
三 重
滋 賀
052−981−2323
059−228−9195
077−523−2561
高 知
福 岡
佐 賀
088−832−3001
092−473−6611
0952−31−5510
群 馬
埼 玉
027−252−1231
048−882−6631
京 都
大 阪
075−312−2400
06−6375−2321
長 崎
熊 本
095−862−7272
096−364−0105
千 葉
東 京
043−241−9151
03−3987−6181
兵 庫
奈 良
078−302−5000
0742−71−9880
大 分
宮 崎
097−532−8226
0985−24−3101
神奈川
新 潟
富 山
045−661−1021
025−285−3101
076−425−5561
和歌山
鳥 取
島 根
073−427−3711
0857−22−5165
0852−21−4178
鹿児島
沖 縄
本 部
099−255−0121
098−836−0131
03−3591−7441
平成27年4月版