奈 良 市 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 配 布 説 明 会 資 料 平成28年1月27~29日 奈良市総合政策部 危機管理課 説 明 1 改正の背景 2 要援護者名簿と避難行動要支援者 名簿の比較 3 避難行動要支援者避難支援プラン の概要 (1)対象者の見直し (2)対象者の範囲のイメージ図 (3)避難行動要支援者名簿の配布先 (4)避難行動要支援者の支援イメージ (5)名簿作成から個人支援プラン作成 までの流れ (6)名簿情報の提供同意確認の返信状況 (7)作成した名簿の種類 4 自主防及び自治会に実施していただく 事項 (1)避難支援等関係者への名簿の提供 事 項 (2)自治連合会及び自主防災防犯組織が ない場合もしくは未加入自治会への名簿 の提供について (3)避難行動要支援者名簿の保管、点検及 び返却 (4)個別計画・支援プランの作成 (5)要配慮者で、災害時に自ら避難すること が困難で特に支援が必要と市長が認めた 者について (6)実施していただく事項(まとめ) 5 Q&A (1)要配慮者への取り組み (2)未返信者への対応 (3)同意者で要件が変更になった方への対応 (4)不同意者名簿について (5)消防団、社協等との連携 (6)名簿の受領について 6 その他 1 1 改 正 の 背 景 「災害時要援護者支援ガイドライン」(国) 「奈良市災害時要援護者支援プラン」 東日本大震災の教訓を踏まえた 災害対策基本法の改正 東日本大震災時 ・ 死者数のうち65歳以上が約6割 ・ 障がい者の死亡率は健常者の2倍以上 「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針」(国) 「奈良市避難行動要支援者避難支援プラン」 ○ 市:法定名簿として「避難行動要支援者名簿」を作成・配布 ○ 自主防・自治会:配布名簿を基に個別計画・支援プランを作成 2 2 要援護者名簿と避難行動要支援者名簿の比較 要援護者名簿 避難行動要支援者名簿 根拠 災害時要援護者の避難支援ガイドライ ン(平成18年3月):厚生労働省 ・災害対策基本法第49条10~13 ・避難行動要支援者の避難行動 支援に関する取組指針(平成25年8月) :内閣府 提供先 民生・児童委員、自主防災・防犯組織 (以下、「自主防」という)、 協定の締結 消防 が必要 民生・児童委員、自主防、自治会、消防、 市関係部署 警察、消防団、社会福祉協議会 等 配布手順 民生委員 →福祉政策課 消防 危機管理課 避難支援等関係者 危機管理課 →自主防 不同意者 名簿情報の提供はできない。 の支援 (明確な記述はない。) 福祉政策課 災害時、又は発生のおそれがある場合にお いて、生命又は身体を保護するために特に 必要があるときに限り名簿情報の提供がで きる。(法49条の11第3項) 3 3 避難行動要支援者避難支援プランの概要 4 (1)対象者の範囲の見直し ① 身体障がい者 身体障がい者福祉法に基づく身体障害者手帳4級以上の交付を受けた者 ② 知的障がい者 奈良県療育手帳制度実施要綱に基づく療育手帳の交付を受けた者 ③ 精神障がい者 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者 ④ 難病患者 特定疾患治療研究事業の受給者のうち重症認定者 ⑤ 要介護・要支援の者 介護保険法に基づく要介護・要支援認定者(認知症を有する者を含む。) ⑥ 常時一人暮らしで満年齢70歳以上の者 大幅に見直し ① 身体障がい者 身体障がい者福祉法に基づく身体障害者手帳1・2級の交付を受けた者 ② 知的障がい者 奈良県療育手帳制度実施要綱に基づく療育手帳A1・A2の交付を受けた者 ③ 精神障がい者 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく精神障害者保健福祉 手帳1・2級の交付を受けた者 ④ 難病患者 旧「特定疾患治療研究事業」の受給者のうち重症認定者及びそれに相当する者 ⑤ 要介護の者 介護保険法に基づく要介護3以上の認定を受けた者 ⑥ 市長が特に必要と認めた者 ※ ⑥:要配慮者のうち、避難行動要支援者の範囲の①から⑤項には該当しないが、災害時に自ら避難することが 5 困難で、特に支援が必要と市長が認めた者 (2)対象者の範囲のイメージ図 避難行動要支援者 (約1万人) 要配慮者 ≒要援護者 (約3万人) ○ 要援護者:災害から自らを守るために、必要な情報の把握や安全な場所に避難する など、適切な避難行動等をとるのに支援を要する人々 ○ 避難行動要支援者:要配慮者のうち、災害時に自ら避難することが困難で、円滑かつ 迅速な避難にあたって特に支援が必要な者 6 (3)避難行動要支援者名簿の配布先 配布先:避難支援等関係者に配布(地域防災計画に記述が必要) 避難支援等関係者とは: 避難行動要支援者の安否確認や情報提供、避難誘導等を行う組織・団体等をいう。 「要援護者名簿」の提供先:民生児童委員、消防、自主防(自治会) 拡 大 「避難行動要支援者名簿」の提供先:避難支援等関係者 市関係部署、消防、警察、社会福祉協議会、自治会、消防団、自 主防災防犯組織、民生・児童委員、地域支援者 7 (4)避難行動要支援者支援のイメージ 市で名簿を作成 法改正に より、名簿 の作成が 義務付け られていま す。 対象となる 方が名簿に 登録されま す。 名簿情報の 提供同意確認 (※) 同意あり 《平常時》 ○市から避難 支援等関係者 への提供 《災害時》 名簿を活用した 避難行動の支援 や安否確認、救 助 など ○日頃からの 見守り 避難行動 要支援者 同意なし 法により市町村に作成が義務付けられている避難行動要支援者名簿は、災害発生時または発 生のおそれがある場合に生命を守ることを最優先とし、同意の有無にもかかわらず特に必要な 場合に必要な限度で、避難支援等関係者に情報提供をします。 8 ( 5 ) 名 簿 作 成 か ら 個 人 計 画 ・ 支援プラン作成までの流れ 各課からの名寄せ (4月) 避難行動要支援者名簿(案)作成 個別計画・支援プランの作成 名簿情報の提供同意確認調査 名簿の提供 (7月頃発送) 避難行動要支援者名簿作成 同意者 同意 不同意 未返信 施設入所等 不同意者 未返信者 削除 同意者名簿 不同意者名簿 (1月頃) 各自治会別 名簿の作成 (12月頃作成) (返信:9月4日締め切り、 災害時は情報提供 名簿完成:12月28日) ※名簿情報の提供同意確認の返信状況 9 (6)名簿情報の提供同意確認の返信状況 27. 9.4現在 返送区分 発送 同意 不同意 4,354 1,078 施設入所 1,626 要件外 19 宛先不明 121 11,710 7,198:61.5%(未返送:4,512:38.5%) 個人計画・支援プランを作成 10 (7)作成した名簿の種類 1 避難行動要支援者名簿 同意者、不同意者、未返信者の全体名簿(危機管理課で保管) 2 自主防会長用同意者名簿(様式3) 各自主防別の同意者全体名簿:A3横仕様(A4ファイル) 3 自治会別同意者名簿(様式4) 各自治会別の同意者個別名簿(カード式):1件1葉(A5横ファイル) 4 不同意者名簿(作成中:どのように作るかを検討中) 不同意者、未返信者を自主防、自治会別に整理予定 11 4 自主防及び自治会に実施していただく事項 ※ 自主防会長は、自治連合会長に「避難行動要支援者避難支援」の趣旨を 説明し、自治連合会と密接に連携・協力をして下さい。 12 (1)避難支援等関係者への名簿の提供 危機管理課 ・ 避難行動要支援者名簿に関する協定書(様式5) (自主防会長:3ヶ月に1度の点検・確認実施) 避難行動要支援者名簿受領書 ・ 個人情報取扱特記事項(様式7) (様式6) (複写・複製の記録) 自主防会長 ・ 避難行動要支援者名簿に関する覚書(様式8) (自治会長:毎月月末点検・確認の実施) ・ 個人情報取扱特記事項(様式16) (複写・複製の制限、記録、返却) 避難行動要支援者名簿受領書 (様式9) 自治会長 ・ 避難行動要支援者名簿に関する覚書(様式17) (避難支援者となる自治会員: 避難行動要支援者名簿受領書 毎月月末点検・確認の実施) (様式18) ・ 個人情報取扱特記事項(様式19) (複写・複製を禁止) 避難支援者となる 自治会員 13 (2)自治連合会及び自主防災防犯組織がない場合 もしくは未加入自治会への名簿の提供について 1 自治連合会がないもしくは自主防災防犯組織がない自治会の名簿 直接、危機管理課から自治会に提供するものとし、手続きは、自主防災防犯組織と の手続きに準じて行う。 2 自治連合会、自主防災防犯組織に加入していない自治会の名簿 原則、当該地区の自主防災防犯組織を通じて名簿を提供するものとする。 ※1 諸般の事情により受領配布が困難な場合は、危機管理課と個別調整してください。 ※2 その場合でも、全体名簿は保有していただきます。 ※3 災害時は、加入、未加入に係わらず不同意者名簿を配付します。 14 (3)避難行動要支援者名簿の保管、点検及び返却 保管 ○ 施錠可能な場所に保管 ○ 名簿情報の事故等が発生した場合(紛失等) 避難行動要支援者名簿情報事故報告書(様式12)により速やかに報告 点検・確認 ○ 原則:毎月月末に点検(自治会長、避難支援者となる自治会員) ○ 下部団体:3ヶ月に1度 ・ 自主防会長→自治会長 ・ 自治会長→避難支援者となる自治会員 ○ 様式 ・ 様式10:避難行動要支援者名簿点検表(自主防会長用) ・ 様式11:避難行動要支援者名簿点検表(自治会用):A5判横仕様 前年度の避難行動要支援者名簿の返却 避難支援等関係者は、更新時に前年度に配布した避難行動要支援者名簿及び下記 関係書類を危機管理課に返却することとする。 ① 前年度の避難行動要支援者名簿 ② 避難行動要支援者名簿利用簿 15 ③ 避難行動要支援者名簿複製記録簿及び複製名簿 (4)個別計画・支援プランの作成 自治連合会 自主防 完成目標:平成28年6月末を目標 (写しを危機管理課に提出) 一体 自治会長 協 力 民生児童委員 地域の実情に 合わせて選定 避難支援等関係者 (消防団、警察、社協等) 情報共有 避難支援者・避難支援班 ○ 個別計画・支援プランの作成(様式15)別紙「記述例」 自治会長及び避難支援者は連携し支援者宅を訪問し、同居人の有無、居住建造物の 構造、普段いる部屋、伝達方法の確認等支援者の状況を確認 ○ 日頃の見守り、情報の共有 避難支援等関係者は連携及び情報の共有を図り、日頃の見守り、声掛けを実施する。 特に、風水害時は不安になるので、様子を確認等を実施する。 ○ 災害時 16 避難支援等関係者は連携し、安否確認や避難支援を行う。 避難行動要支援者避難行動個別計画・支援プラン 様式15 17 個別計画・支援プラン記載例 佐保川 芝辻 奈良 太郎 みなみおおじ じろう 昭和10年9月1日 南大路 次郎 奈良市芝辻1丁目○○ 0742ー22-1234 なし なし なし みなみおおじ いちろう 南大路 一郎 さほがわ はなこ 分 か る 範 囲 で 記 載 佐保川 花子 長男 長女 東京都 港区 ○○ 神奈川県 横浜市 ○○ 03ー1234-5678 045ー123-5678 090ー1234-5678 [email protected] 090ー4567-8901 [email protected] 18 レ 木造2階建 1階リビング 具体的に分か りやすく記載 玄関を入って右側の和室 レ レ 常備薬はリビングの棚に保管 ケアハウス○○ 介護 太郎 0742-11-1234 090-1111-2222 デイサービス○○ 介助 花子 0742-12-0000 090-2222-3333 自宅 移動は介助があれば可能 佐保川小学校 避難所 ※ 介助に必要な人数及び器材等 (車椅子、担架など)の情報を記載 19 しばつじ しろう ほうれん けいこ 芝辻 史郎 法蓮 恵子 奈良市芝辻○○ 奈良市芝辻○○ 0742-22-0000 0742-33-1234 090-3333ー1234 090-5555-8888 自治会長 ○○ △△ 自治会班長 ○○ △△ 関係すると思われる方をできる限り記載 20 南大路 次郎 奈良 太郎 芝辻 史郎 ※ 代理人及び記入避難支援関係者 同居の家族、民生・児童委員、自主防会長、自治会長等でふさわしい方 21 (5)要配慮者で、災害時に自ら避難することが困難で、 特に支援が必要と市長が認めた者について 民生・児童委員 自主防災防犯組織 自治会等 ② 「申請書(副申書)」 を添付(様式2) 福祉政策課 協議して可否を決定 避難支援等関係者 ①相談、申請書 (様式2) ⑤ 個人支援プラン の作成相談 奈良市 ③ 「同意書(様式1)」の発送 同意確認の実施 危機管理課 要配慮者 ④ 「同意書」(様式1)の返送 注:よく「要配慮者」の状況を確認してください。 避難行動要支援者名簿へ登録 22 (6)実施していただく事項(まとめ) 実施していただく事項 連合会長 自主防会長 ○ 連携 自主防会長と密接に連携し、自治会長との連携をサポート ○ 連携 自治連合会長のサポートを受け、自治会長、民生児童委員等と密接に連携 ○ 名簿の受領・保管・点検 ・ 避難行動要支援者名簿(自主防会長同意者名簿、自治会別同意者名簿)を受領 ・ 自主防会長用名簿を確実に保管 ・ 自治会別同意者名簿を自治会長と覚書を交わした後、各自治会へ提供 ・ 自主防会長用同意者名簿を毎月点検 ・ 配布した自治会別名簿を自治会長と連携して3ヶ月に1度、現物を確認 ○ 避難支援者、班の選定・指名 自治会長とともに避難行動要支援者を避難支援する避難支援者・班を選定、指名 ○ 個別計画・支援プラン作成・保管・提出及び情報の共有 ・ 自治会長・避難支援者が作成する個別計画・支援プラン(以下、「個別支援プラン」と言う。) の作成支援 ・ 作成できた個別支援プランを受領し、保管するとともに危機管理課に提出 ・ 個別支援プランの内容を民生児童委員、自治会長、避難支援者等と情報を共有 ○ 要配慮者に対する対応 ・ 未返信者を含む地域の要配慮者に配慮するとともに制度について広報を実施 ・ 一人で避難することが困難であると判断できる方の相談を受け、必要であれば副申書を添えて危機管理課 もしくは福祉政策課に提出 ○ 日頃の声掛け等 日頃から、健康状態等について自治会長、民生児童委員及び支援者と連携して声掛を実施 ○ 災害時の対応 災害時は、不安が先に立つことから、早め、早めに声掛けするとともに避難支援を実施 ○ 名簿の返却 新年度の名簿ができた場合は、旧年度の名簿を複製を含めて危機管理課に返納 ○ その他 自治連合会に未加入の自治会に名簿を配布する機会を通じて連合会への加入促進を連合会長とともに実 施 23 実施していただく事項 自治会長 ○ 連携 自主防会長及び民生児童委員等と密接に連携 ○ 名簿の受領・保管・点検 ・ 自主防会長から自治会別同意者名簿を受領し確実に保管 ・ 受領した自治会別同意者名簿を毎月点検するとともに3ヶ月に1度自主防会長の点検を 受ける。 ・ 避難支援者に名簿(避難支援カード)の複製を提供した場合は、3ヶ月に1度、複製した現 物を確認 ○ 避難支援者、班の選定・指名 自主防会長とともに避難行動要支援者を避難支援する避難支援者・班を選定、指名 ○ 個別計画・支援プラン作成・保管・提出及び情報の共有 ・ 自主防会長及び民生児童委員の支援を得て、避難支援者とともに個別支援プランを作成 ・ 作成できた個別支援プランを自主防会長に提出 ・ 個別支援プランの内容を民生児童委員、自主防会長、避難支援者等と情報共有 ○ 要配慮者に対する対応 ・ 未返信者を含む地域の要配慮者に配慮するとともに制度について広報を実施 ・ 一人で避難することが困難であると判断できる方の相談を受け、必要であれば自主防会長 と連携して申請書(副申書)(様式2)を危機管理課もしくは福祉政策課に提出 ○ 日頃の声掛け等 日頃から、健康状態等について自主防会長、民生児童委員及び支援者と連携して声掛を 実施 ○ 災害時の対応 災害時は、不安が先に立つことから、早め、早めに声掛けするとともに避難支援を実施 ○ 名簿の返却 新年度の名簿ができた場合は、旧年度の名簿を複製を含めて自主防会長に返納 ○ その他 自治会未加入者に対し、「避難行動要支援者避難支援プラン」の広報に合わせて加入促進 24 を実施 実施していただく事項 避難支援者 ○ 連携 自治会長、自主防会長及び民生児童委員等と密接に連携 ○ 名簿の受領・保管・点検 ・ 自治会長から避難支援者カードの複製を受領し確実に保管、個別支援プラン作成後、必要 がなければ自治会長に返納 ・ 受領したカードは毎月点検するとともに3ヶ月に1度、自治会長の点検を受ける。 ○ 個別計画・支援プラン作成・保管・提出及び情報の共有 ・ 自主防会長及び民生児童委員の支援を得て、自治会長とともに個別支援プランの作成 ・ 作成できた個別支援プランを自治会長に提出 ・ 個別支援プランの内容を民生児童委員、自主防会長、避難支援者等と情報を共有 ○ 要配慮者に対する対応 近くに、災害時一人で避難することが困難であると判断できる方から相談を受けた場合、自 治会長、自主防会長に相談する。 ○ 日頃の声掛け等 日頃から、健康状態等について自治会長、自主防会長、民生児童委員及び支援者と連携 して声掛を実施 ○ 災害時の対応 災害時は、不安が先に立つことから、早め、早めに声掛けするとともに避難支援を実施 ○ カードの返却 必要のなくなったカードは自治会長に返納 25 5 Q & A 26 (1)要配慮者への取り組み Q いままで、要援護者であったが、避難行動要支援者でない要配慮者への対応はどの ように考えているのか。 A 今回の「避難行動要支援者避難支援プラン」は、東日本大震災で一人で避難するこ とが困難な方の死亡率が非常に高かったことから、避難支援、安否確認に焦点を当 てるために変更されたものです。そこで、要配慮者(約3万人)の内で、一人で避難する ことが困難な方(約1万人)に範囲を見直しましたので、ご理解ください。 当然、避難行動要支援者の要件には該当しない方も要配慮者ですので、避難所に 避難された際は、福祉スペース等への配置等、状態に応じた対応を避難所運営する 地域で対応していただくことになります。 しかし、避難行動要支援者に該当しない要配慮者に対して、広く制度を広報する必要 はあろうかと思いますので、再度、市の広報誌等で広報したいと考えています。自主防 及び自治会等におかれましても地域の方に改正の趣旨を十分にご説明ください。 また、要配慮者のうち、災害時に自ら避難することが困難な方であると自主防の会長、 自治会長等が判断すれば、先ほど説明しました「要配慮者で、災害時に自ら避難するこ とが困難で、特に支援が必要と市長が認めた者」として副申書を添えて提出してください。 市関係各課の意見を踏まえ、福祉政策課と協議の上、「避難行動要支援者」として登録 いたします。 27 (2)未返信者への対応 Q 未返信者が4,512名(38.5%)もいるが、この方への対応は今後どのようにする のか。 A 未返信者は、意思がはっきりしていないので、不同意者と同様に取り扱います。そし て、来年度(4月)、各部局の協力を得て、新たに名寄せいたしますので、新規分と未 返信分を含めて、改めて名簿情報の提供に関する同意確認の封書を送付いたします。 自主防及び自治会におかれましては、「避難行動要支援者」に該当すると思われる 方で、同意確認が行われていない方がいらっしゃいましたら、意思の確認をしていた だくように広報してください。 28 (3)同意者で要件が変更になった方への対応 Q 現在の同意者で施設入所等で要件が変更になった方への対応はどのように考えて いるか。 A 要件の変更が分かった段階で、その状況に応じて変更させていただきますので、自 主防及び自治会等で判明した段階で、危機管理課にご連絡ください。 たとえば、施設入所が判明した場合は、名簿から削除いたします。同様に、要配慮 者で「要介護3」以上になった方がいらっしゃいましたら、次年度の名簿に反映いたし ます。(基準日は、毎年4月1日としており、名簿への反映は年1回となります。) 29 (4)不同意者名簿について Q 未返信者を含めた不同意者名簿は、災害時に自主防、自治会に開示される と聞いているが、どのような名簿が提供されるのか。同意者名簿のように個 別計画・支援プランまで作成していると何処にいるのかも分かっているが、そ れも分からない白紙の状況である。地域のことなので、少ないと思うが「こん な人、いたっけ?」という状況にもなる。 A ご指摘のとおり、日頃から接触のない方への支援は、安否確認も含めて難 しいと考えます。 現在、不同意者名簿として、全体のデータがございますので、これを、同意 者名簿同様に校区・自治会ごとに編集しているところでございます。それに付 け加えて、大規模災害時には警察、消防団及び自衛隊にも情報を提供する ための工夫を含め、検討しているところです。 30 (5)消防団、社協等との連携 Q 避難支援等関係者として消防団、社協、警察が明記されているが、それらの組織との 連携はどのようにするのか。 A 現在、消防団、社協、警察との連携について検討している段階です。 消防団、警察とどのように連携するのかを他市町村に問い合わせると検討中で明確な 回答がない状況です。 今回提供いたしました名簿に基づき作成していただく個別計画・支援プラン作成の進捗 状況等を見ながら、警察、消防団等の各団体に何を期待し、協力をお願いするかを自主 防及び自治会長の皆様に意見をお伺いして、細部の検討をしてまいりたいと考えておりま す。 31 (6)名簿の受領について Q 今回、配布しようとしている名簿以上のものを地域としては整備できているので、受領 したくない。その場合の対応は A 今回の名簿は、災害対策基本法に基づき、市に名簿作成が義務付けされたものです。 是非受領していただき、地域の名簿と同様に活用してください。また、個別計画・支援 プランを作成してください。 32 6 そ の 他 ○ DV及び諸般の事情等により名簿への掲載を拒否する方に 対する対応 ・ 事情等を確認し、掲載はしない。 ・ 災害発生した際は、個別に対応する。 ・ 各自主防及び自治会に相談があれば、危機管理課へ 連絡するように広報してください。 ○ 名簿に記載されている住所 記載されている住所は、4月1日時点の住所ですので、配布までに実際に転居等 されている場合があり、名簿記載の住所(居所)に住んでおられない場合があります。 その際は、申し出てください。来年度以降の名簿に反映します。 ○ 平成26年度名簿の返却 旧年度の「要援護者名簿」を確実に返却してください。 ・ 期日:平成28年3月31日まで ・ 返却する名簿(2種類) 平成26年度災害時要援護者名簿(自主防会長用)A4ファイル 平成26年度災害時要援護者名簿(自治会長用)A5ファイル 33
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