7 港区ワールドカーニバル事業 企画提案者 : 港区観光協会 自 治 体 : 港区 事業実施者 :(株) JTBコーポレートセールス 対象地域 : 港区 成 果 現状・課題 港区の立地特性として、大使館や領事館が数多く存在し、国際色豊かな地域イメージを形成する要因と なっており、 またそこに関わる外国人も数多く居住するなど、国際的な交流活動が発生する下地は整っている。 しかしながら、一般人にとって大使館は遠い存在としての印象が強く、大使館側も規模もまちまちであり、 セキュリティや事務管理の面でなかなか交流人口の拡大に寄与することが出来ずにいた。 ●スタンプラリー参加国:15 カ国 ●カーニバルイベント参加国:11 カ国 ●専用パスポート部数:8,000 部 ・スタンプラリーにはパスポート配布数を上回る参加があり、多くの方々に大使館の魅力を伝え、地域住 民および観光客との交流の促進をはかることが出来た。 ・スタンプラリー参加者のみならず、迎える側の大使館側からも「自国をより多くの日本人に知ってもらい、 実施内容 相互理解を深めていくきっかけにしたい」など、本事業の継続を希望する声が多かった。 本事業では、大使館と地域住民及び日頃交流機会の無い観光客との交流を促進し、港区観光ブランド の構築を目指し、地域住民のみならず多くの観光客に訴求可能な回遊性ある以下2つの施策を実施した。 ❶スタンプラリーの実施(港区大使館 WORLD TRIP) 1)大使館の基礎情報調査 港区大使館実務者連携会議によるヒアリング(港区役所との連携) 2)スタンプラリー実施 (ア)参加大使館の募集 [ 参加大使館一覧 ] ①ボリビア多民族大使館 ②エクアドル大使館 ③フィジー共和国大使館 ④モルディブ共和国大使館 ⑤スロベニア共和国大使館 ⑥ブルキナファソ大使館 ⑦マダガスカル大使館 ⑧ギリシャ大使館 ⑨エチオピア連邦民主共和国大使館 ⑩モザンビーク共和国大使館 ⑪アフガニスタン共和国大使館 ⑫台北駐日経済文化代表処 ⑬オーストリア大使館 ⑭ドイツ連邦共和国大使館 ⑮カナダ大使館 (イ)パスポートの制作(Embassy Trip Passport) 『港区大使館 WORLD TRIP』のスタンプラリーに使用するスタンプカード として制作。 (ウ)スタンプの制作 各国のイメージが創出できるよう全てオリジナルデザインとし、 インク内蔵型浸透印を製作。 ・スタンプラリーの最終地として位置付けた「港区ワールドカーニバル」では、生憎の天候となったが、ス タンプラリー抽選会には 50mを越える列ができる盛況ぶりであった。 ・参加者への訴求力及び満足度 港区民が2割超だが、神奈川・千葉・埼玉など近県からの来訪者に加え、遠くは京都や北海道の方もいた。 遠方からの参加者からは、大使館を訪問する機会がないので楽しみにしていたとの声も聞かれた。また、 参加者の98%の方々が、次年度開催を求める結果となった。 〈次回への期待(n=501)〉 〈来訪者 内訳〉 港区 113 文京区 10 新宿区 10 東京都 76 練馬区 9 荒川区 2 東京都下 15 世田谷区 15 足立区 8 神奈川県 32 品川区 22 中野区 1 千葉県 23 葛飾区 8 江東区 11 埼玉県 17 渋谷区 8 杉並区 19 群馬県 1 豊島区 6 中央区 9 栃木県 1 北区 4 板橋区 7 京都府 1 江戸川区 5 墨田区 3 北海道 1 目黒区 11 回答なし 静岡県 1 大田区 27 合計 25 501 課 題 ❷イベントプログラムの実施(港区ワールドカーニバル) 港区に点在する大使館・諸外国についての理解を深めるとともに、本イベントを通じて大使館をより身近 な存在として港区内外の方々に認識していただく。 ●名 称: ∼世界がもっと近くなる ∼ 「港区ワールドカーニバル」 ●テーマ:「人とつながる、地域とつながることで、世界を感じよう!」 ●会 場:新橋 SL 広場 ●対 象: ①港区民(子ども及びその家族) ②港区で働く人(勤労者) ③スタンプラリー参加者 ●料 金 : 入場無料 ・各国大使館に対しての募集期間(参加要請期間)が短かかったため、イベントの周知徹底 が図れなかった。 在日大使館にとっても本国への参加確認などの照会が必要であり、参加の予算を確保するためには相当 早い時期からの調整作業が求められる。 ・大使館を訪問する参加者のマナーについて、一部の大使館側から指摘があった。専用パスポートに訪問 時の注意点を記載していたが、徹底がされなかった。 今後の展開 ・港区の事業として、より大きく魅力的なイベントへと進化させていく予定。 ・今回はスタンプラリー参加者の2割強が港区民であったが、パスポートの電子化(アプリ化)や広報活動 の拡充により、区内外の方々に向けて拡大させる。 ・商店街等との連携によりカーニバルイベントに地元企業を巻き込むことで、規模を大きくする。 当日の観客の様子 36 ステージショー 1 ステージショー 2 くじ引き抽選所 ・準備期間をきちんと確保し、より多くの大使館の参画を促す。 37
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