循環器的な理学所見に ついて

循環器的な理学所見に
ついて
高尾篤良 編;臨床発達心臓病学 第二版
新生児医療連絡会;NICUマニュアル 第4版
理学所見
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視診;表情(苦悶様、多汗)、色(チアノーゼ、黄疸
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触診;冷感、湿り気、脈の強さ、脈の規則性
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聴診;心音、心雑音、呼吸音、腸雑音、血管雑音(頭
から聞こえることもある)
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体重;小児は成長することが正常の状態である。小
児においては体重増加が得られないのは病気としてそ
の原因を検索すべき;by 故 和田教授
視診
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チアノーゼ
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上下肢の皮膚色の違い、末梢性か中心性か
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心尖部拍動
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静脈の怒張
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苦悶様表情
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汗;多汗、
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過敏性
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呼吸状態;陥没呼吸、呻吟
新生時期にチアノーゼを発現する疾患
重症心奇形を疑わせる臨床症状
心不全を主徴とする疾患
新生児乳児期に発症する心疾患 1
心不全とチアノーゼを主徴とする疾患
新生児乳児期に発症する心疾患 2
チアノーゼを主徴とする疾患
新生児乳児期に発症する心疾患 3
時間的経過からみた心雑音の消長
心雑音の聞こえない心臓大血管疾患
チアノーゼ群
心雑音を伴わない心奇形 1
非チアノーゼ群
心雑音を伴わない心奇形 2
心雑音:生理的と病的
心雑音の特徴による診断
「雑音」から先の診断ポイント