大阪府道路公社 中期経営計画

大阪府道路公社
中期経営計画
【平成 28 年度~30 年度】
平成 28 年 3 月
大阪府道路公社
目
次
はじめに
Ⅰ.公社の経営の現状と課題
・・・・・・・・・・
2
1.路線の概要
・・・・・・・・・・
2
2.公社の経営の現状
・・・・・・・・・・
6
3.公社の経営の課題
・・・・・・・・・・
9
Ⅱ.公社の経営改善に向けた今後の取り組み ・・・・・・・・・・ 10
1.安心・安全な道路サービスの提供
・・・・・・・・・・ 10
(1)道路構造物の安全性の確保
(2)情報提供の充実
(3)利用者満足度の向上
2.償還に向けた取り組み
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
(1)計画的な維持管理
(2)資金コストの抑制
(3)利用促進の取り組み
(4)さらなる償還への取り組み
3.中期経営目標
・・・・・・・・・・ 14
4.料金体系一元化及び路線移管に関すること ・・・・・・・・ 15
参考資料
はじめに
大阪府道路公社(以下「公社」という。)は、大阪府の区域及びその周辺の地域において、
その通行又は利用について料金を徴収することができる道路の新設、改築、維持、修繕そ
の他の管理を総合的かつ効率的に行うことにより、この地域の幹線道路の整備を促進して
交通の円滑化を図り、もって住民の福祉の増進と産業経済の発展に寄与することを目的と
し、昭和 58 年に地方道路公社法に基づく法人として大阪府により設立されました。
公社は、道路公社及び有料道路制度を定めた道路整備特別措置法に基づき、府議会の議
決を経て道路管理者である大阪府知事の同意並びに国土交通大臣の許可を得た事業計画に
基づき事業を実施しており、安心・安全で利便性の高い道路サービスを提供することはも
とより、有料道路事業の仕組みである建設費を、収益と費用の差額によって償還すること
が基本です。
公社の料金収入の基となる 5 路線の交通量については、最近の経済情勢等を反映して、
緩やかに増加していますが、直近の「H17 道路交通センサス」による自動車交通量の長期的
な予測によれば、
平成 17 年に対し平成 42 年には、
大阪府域で 4%の減少が見込まれており、
料金収入は将来的には暫減傾向になるものと予想されます。
一方、支出については、安全で安心して通行していただける道路サービスを提供するた
めの維持管理費用が必要です。
公社の管理道路のうち、特に堺泉北有料道路と南阪奈有料道路は大部分が高架の橋梁形
式であるため、道路の経年に対応した的確・適切な維持管理が必要であり、また、第二阪
奈有料道路と箕面有料道路は、5km を超える全国有数の長大トンネルであることから、交通
安全対策や防災対策のための設備の運用・更新が必要となります。
このような事業環境のもとで、責任ある道路の維持管理を行うとともに、建設費の着実
な償還を行って良好な経営状態を維持するため、維持管理経費のコスト縮減等に取り組ん
できたところであり、引き続きこの取組みを継続してまいります。
「経営改善方針(中期経営計画)
(平成 25~27 年度)」では、過去作成した維持管理経費
からの縮減の取組みと併せて計画期間における償還準備金等繰入額(借入金の返済等)の
数値目標を立てていましたが、本「中期経営計画(平成 28~30 年度)
」では、道路法の改
正等に伴い、より的確に維持管理を行う必要があることから維持管理方針を整理し、維持
管理経費を新たに精査しました。
また、利用者の視点に立った阪神圏の高速道路料金体系の⼀元化や高速道路に接続した
路線の高速道路会社への移管を大阪府とともに取り組んでまいります。
1
Ⅰ.公社の経営の現状と課題
1.路線の概要
公社の事業計画の5路線の建設は完了し供用しており、現在は維持管理が主たる業務内
容になっています。
図表-1 路線の概要
路線名
鳥飼仁和寺大橋
供用年月
施設の概要
昭和 62.2
摂津市鳥飼中~寝屋川市仁和寺本町
有料道路
堺泉北有料道路
建設事業費
(億円)
102
0.7 ㎞
平成 3.3
堺市中区平井~高石市綾園
208
4.7 ㎞
第二阪奈有料道路
南阪奈有料道路
平成 9.4
平成 16.3
東大阪市西石切町~奈良市宝来町
府域 1,242
(全体 13.4 ㎞) 大阪府域 3.8 ㎞
(全体 2,345)
堺市美原区丹上~羽曳野市蔵之内
647
4.6 ㎞
箕面有料道路
平成 19.5
箕面市坊島~箕面市下止々呂美
500
(箕面グリーンロード)
6.8 ㎞
合計
20.6 ㎞
2,699
(全体 30.2 ㎞)
(全体 3,802)
注)全体は、第二阪奈有料道路の奈良県域分を含む。
図表-2 路線の位置図
2
<各路線の交通量、構造物・設備の状況>
①
鳥飼仁和寺大橋有料道路
(交通量の状況)
供用開始から平成 7 年度まで増加傾向にあり、その後減少に転じましたが、平成
12 年度に再度増加に転じ、平成 14 年度に交通量のピーク(日平均交通量:15,690 台/
日)を迎えました。その後再び減少傾向が続いています。
日平均交通量
H24
H25
H26
H27 見込
(台/日)
11,495
11,386
10,768
10,693
(構造物・設備の状況)
供用開始より 30 年近く経過し、定期点検により劣化が見られることから、現在、
橋梁塗装塗替え、橋梁継手部の交換や舗装補修を進めているところです。
耐震対策については、大阪府で実施する予定です。
②
堺泉北有料道路
(交通量の状況)
供用開始以来順調に推移し、平成 8 年度を交通量のピーク(日平均交通量:43,556
台/日)として、その後減少傾向に転じますが、現在は、42,000(台/日)前後で推移
しています。
日平均交通量
H24
H25
H26
H27 見込
(台/日)
41,300
42,507
41,815
42,317
(構造物・設備の状況)
供用開始より 25 年以上経過し、橋梁塗装の劣化などが見られたことから、平成 18
年度から塗装塗替え等を順次実施いたしました。また舗装の劣化も見られることから、
補修を進めているところです。
設備については、平成 17 年度より ETC を導入し、現在、更新時期を迎えています。
耐震対策については、阪神淡路大震災発生後、RC 橋脚の補強を実施し、また平成 17
年度より本格的な耐震対策に着手し、平成 24 年度に完了しました。
③
第二阪奈有料道路
(交通量の状況)
平成 9 年の供用開始から平成 13 年度まで、毎年、計画交通量を少し上回るペースで
増加を続け、平成 13 年度を交通量のピーク(日平均交通量:38,993 台/日)として、
3
それ以後は漸減傾向となり、現在は、34,000(台/日)前後となる見込みです。
日平均交通量
H24
H25
H26
H27 見込
(台/日)
33,597
34,560
33,943
34,248
(構造物・設備の状況)
大阪府域については、概ねトンネル構造となっており、供用から 20 年近く経過して
いることもあり、定期点検等により若干劣化が発生しているものの、大きな劣化には
至っていません。トンネル形式であるため、設備施設の維持管理について、特に電気
代が昨今の社会情勢で高くなっていることから、節電対策等により費用の増大を抑え
ています。監視制御設備等については、更新時期を迎えているものもあり、順次更新
等を行う予定です。
また、橋梁部については、平成 27 年度に耐震対策事業を完了する予定です。
④
南阪奈有料道路
(交通量の状況)
供用開始後の平成 16 年度の日平均交通量は、13,734(台/日)であり、その後徐々
に増加し、平成 27 年度の日平均交通量は、29,185(台/日)となる見込みです。
日平均交通量
H24
H25
H26
H27 見込
(台/日)
26,325
27,972
28,036
29,185
(構造物・設備の状況)
供用開始からまだ年数が浅いため、道路施設は比較的健全な状態です。耐震対策も
橋梁については、兵庫県南部地震や南海地震等と同等規模の地震に対応した所要の耐
震性能を有しています。
⑤
箕面有料道路(箕面グリーンロード)
(交通量の状況)
交通量は、平成 19 年度、20 年度と計画に対し 70%台で推移していましたが、平成
21 年 7 月に料金割引社会実験を導入した結果、交通量は大幅に増加しています。また、
増加の要因として、新名神高速道路の工事関係車両の通行、平成 26 年 3 月に豊能町で
発生した土砂崩落事故に伴う通行助成の影響などによるものもあります。
日平均交通量
H24
H25
H26
H27 見込
(台/日)
6,246
6,533
6,824
7,070
4
(構造物・設備の状況)
供用開始からまだ年数が浅いため、道路施設は比較的健全な状態です。ほぼ全区間
がトンネル形式であるため、設備施設の維持管理について、特に電気代が昨今の社会
情勢で高くなっていることから、節電対策等により費用の増大を抑えています。
橋梁については、兵庫県南部地震や南海地震等と同等規模の地震に対応した所要の
耐震性能を有しています。
⑥
公社管理5路線計
日平均交通量
H24
H25
H26
H27 見込
(台/日)
118,963
122,957
121,386
123,513
図表-3
交通量の推移
(台/日)
(億円)
100
120,000
90
年間料金収入
80
日平均交通量
100,000
70
80,000
60
50
60,000
40
40,000
30
20
20,000
10
0
0
62 63 元 2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
供用延長
0.7㎞
5.4㎞
9.2㎞
13.8㎞
20.6㎞
供用路線
鳥飼仁和寺大橋
堺泉北
第二阪奈
南阪奈
箕面
年度
※各路線の交通量の推移については、【参考資料】を参照。
5
2.公社の経営の現状
平成 26 年度の決算では、料金収入等の収益が 98.1 億円に対し、道路管理費は 23.0 億
円、道路維持費は 7.8 億円、一般管理費は 2.2 億円、業務外費用(支払利息)は 8.0 億円
となり、費用合計は 41.0 億円、収支比率は 41.8%となりました。
収益と費用の差を償還準備金等に繰入れていますが、償還準備金繰入額は 47.3 億円、損
失補填引当金繰入額は 9.8 億円となり、合計 57.1 億円を準備金等として繰入れました。
これらを財源として借入金の返済を進めた結果、平成 26 年度末の長期借入金残高は、前
年度に比べ 61 億円減少の 811 億円となり、平成 24 年度から平成 26 年度までの 3 年間で、
170 億円減少しました。
建設費の償還状況を示す平成 26 年度末の償還準備金残高は 851 億円、損失補填引当金残
高は 154 億円、合計 1,005 億円となりました。
また、道路資産額のうち出資金 911 億円を差し引いた借入金 1,833 億円に対する償還率
は 54.8%となりました。
注)償還準備金:道路資産への投下資金の回収(借入金の償還)に充てるため、各年度の収益から費用を
差し引いた額
損失補填引当金:災害や経済事情の変動等で生じた他の道路の未償還額を補填するため、各年度の料金
収入から消費税を控除した額に一定率を乗じた額
償還率:償還対象額に対する償還原資(償還準備金と損失補填引当金の合計額)の比率
図表-4
有料道路名
鳥飼仁和寺
大橋
堺泉北
第二阪奈
南阪奈
箕面
料金徴収期間
30年
40年
30年
40年
40年
料金徴収満了期限
H29.2
10,768
(45%)
H43.3
41,815
(94%)
H39.4
33,943
(75%)
H56.3
28,036
(73%)
H59.5
6,824
(114%)
121,386
(77%)
収益 ①
3.4億円
16.5億円
46.2億円
20.1億円
12.0億円
98.1億円
費用 ②
2.4億円
5.5億円
16.6億円
9.1億円
7.5億円
41.0億円
償還準備金等繰入
①-②
1.0億円
11.0億円
29.6億円
11.0億円
4.5億円
57.1億円
52.6億円
216.1億円
567.7億円
124.5億円
43.9億円
1,004.7億円
29.0億円
-33.1億円
253.6億円
296.8億円 282.0億円
828.3億円
20.4億円
66.4億円
423.0億円
226.5億円 175.0億円
911.2億円
平成26年度交通量(台/日)
(対計画比)
平
成
26
年
度
平成 26 年度末における路線別経営状況
償還準備金等 (※)
①
長期借入金等
②
大阪府出資金
③
道路資産額
①+②+③
102.0億円 249.4億円 1,244.2億円
※ 償還準備金等=償還準備金+損失補填引当金
6
合計
647.7億円 500.9億円 2,744.2億円
図表-5 平成 26 年度の収支状況
収益
98.1億円
料金収入 96.6億円
一般管理費
2.2億円
借入金利息
8.0億円
維持管理費
30.8億円
費用
41.0億円
図表-6
業務外収入
1.5億円
償還準備金等繰入
57.1億円
334億円
道路公社の収益と費用の推移
百万円
12,000
10,000
第二阪奈供用
南阪奈供用
8,000
収益
6,000
4,000
堺泉北供用
箕面供用
鳥飼供用
2,000
0
616263 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011121314151617181920212223242526
※収益=料金収入+業務外収入
費用=道路維持費+道路管理費+一般管理費+業務外費用
7
費用
図表-7
建設資金の構成
注)堺泉北の耐震補強工事等の改良工事を施工した結果、平成 26 年度末の道路資産が増加しています。
8
3.公社の経営の課題
各路線の当初計画における収支見通しは、計画策定時直近の道路交通センサス(概ね 5
年に 1 度の調査)に基づく将来交通量予測をもとに、接続する道路計画や関連する地域開
発計画等による利用者増を見込んで算定しており、過去の道路交通センサスに基づく将来
交通量予測は右肩上がりの予測でしたが、供用後の経済情勢や人口構造の変化等により、
実際の交通量と比較すると、各路線とも計画との乖離が生じています。
平成 26 年度における 5 路線の合計交通量は、121,386 台/日であり、計画交通量の 77%と
なっており、料金収入については、9,665 百万円と計画料金収入の 72%となっています。
なお、箕面有料道路に接続する新名神高速道路の新規供用に伴う乗継交通量の動向につい
て、周辺開発の動向も含め、注視していく必要があります。
図表-8
路
平成 26 年度各路線の計画交通量(収入)と実績との比較
線 名
鳥 飼
堺泉北
第二阪奈
南阪奈
箕 面
合
計
計画交通量(台/日)
23,781
44,331
45,140
38,564
5,980
157,796
実績交通量(台/日)
10,768
41,815
33,943
28,036
6,824
121,386
計画交通量比
45%
94%
75%
73%
114%
77%
計画収入(百万円)
952
1,658
6,608
3,000
1,283
13,501
実績収入(百万円)
342
1,646
4,618
2,006
1,053
9,665
計画収入比
36%
99%
70%
67%
82%
72%
※箕面有料道路については、料金割引社会実験を平成 21 年 7 月から実施中
引き続き、安心・安全な道路サービスの提供を基本としながら、建設費の償還を着実に
進めていくために、交通量の動向を踏まえ、料金収入の確保に向けた利用促進に取り組む
とともに、構造物・設備の老朽化への対策を講じ、コストを意識した、より効率的・効果
的な維持管理に努める必要があります。
9
Ⅱ.公社の経営改善に向けた今後の取り組み
1.安心・安全な道路サービスの提供
公社の経営方針の一つである「安全で快適なサービスの提供」を目指し、公社では通行
止めによる構造物・設備の点検及び補修工事等を実施し、未然の事故防止に努めています。
また、工事等の際にはホームページ等による利用者への情報提供を実施しています。
本計画期間(平成 28 年度~平成 30 年度)の具体的な取組みを以下の通り定めます。
(1)道路構造物の安全性の確保
図表-9
計画期間内に実施する主な工事
工事内容
路線名
舗装補修工事
28 年度
29 年度
30 年度
以降
30 年度
以降
30 年度
以降
鳥飼仁和寺大橋
堺泉北
橋梁塗装塗替え工事
鳥飼仁和寺大橋
監視制御設備更新
第二阪奈
小規模な補修
全路線
(2)情報提供の充実
図表-10
内容
計画期間内に実施する内容
路線名
道路情報板の更新
第二阪奈
ホームページの充実
全路線
28 年度
29 年度
(3)利用者満足度の向上
図表-11
内容
計画期間内に実施する内容
路線名
28 年度
利用者ニーズの把握
全路線
満足度調査の実施
箕面・第二阪奈
意見を踏まえた改善
全路線
10
29 年度
2.償還に向けた取り組み
建設費の着実な償還を進めていくため、収入については、利用促進の取組みを進めると
ともに、支出については、安全で安心して通行していただけるよう対策を行っています。
しかしながら、今後、施設の老朽化に伴う維持管理コストの増大が想定されるため、今
回、維持管理に関する法整備や考え方を踏まえ、公社として維持管理方針の精査を行いま
した。
また、建設費の償還をより進めていくために鳥飼仁和寺大橋の料金徴収期間の延長に向
けた検討を行います。
以上により、平成 28 年度からの 3 年間での償還目標額を設定し、今後、その目標達成に
向けて取り組んでいきます。
(1)計画的な維持管理
公社路線の施設を良好な状態に維持するための、必要な保守・点検・補修については、
常にコストを意識しながら、効率的・効果的に進めてきたところです。
維持管理経費については、平成 22 年度から平成 27 年度までの 6 年間で、受電設備やト
ンネル設備など大規模設備更新時期の見直しや橋梁補修、点検方法の見直し、道路補修費
用や高速道路会社への委託を含めた委託業務の見直し等を行い、コスト縮減を図りながら
進めてきました。
一方、昨今の道路法及び施行規則の改正に伴い、橋梁やトンネルなどが 5 年に 1 回の近
接目視を基本として実施することが義務付けられ、また平成 27 年 3 月に大阪府都市基盤施
設長寿命化計画(以下「府長寿命化計画」という。)が策定されたことから、当公社におい
ても、維持管理方針について、見直しを図りました。
当公社の維持管理に関する考え方について、府長寿命化計画を基本的に準用し、維持管
理手法・管理水準、中長期補修計画等の算出について、平成 28 年 3 月に大阪府道路公社維
持管理方針としてまとめました。
今後、この維持管理方針に基づき、コスト縮減を図りつつ、より効率的・効果的に維持
管理を行ってまいります。
(2)資金コストの抑制
公社が建設時に借り入れた国からの借入金(無利子)及び地方公共団体金融機構からの
借入金(有利子)の借入れ条件は、5 年据え置き、15 年均等返済(20 年で返済完了)とな
っており、毎年度の収支差による返済では不足する額を民間金融機関からの資金に借り換
える計画となっています。
これにより、公社全体として借入金は減少していますが、このうち有利子借入金は増加
しています。
11
現在、借入金に対する支払利息が年間費用の 2 割を占めていることから、安定した資金
調達を行いつつ、引き続き資金コストの抑制を図っていきます。
図表-15
借入金残高の推移
(3)利用促進の取り組み
公社では、有料道路利用者の新規拡大を図るため、「道路の名前を知っていただき」「道
路の快適性・利便性を理解していただき」
「道路を利用していただく」ことを目指し、積極
的に広報活動やキャンペーンなどによる利用促進に取り組んでいます。
特に箕面有料道路、南阪奈有料道路、第二阪奈有料道路の3路線につきましては、地域
の活性化と沿線の魅力を発信するため、ゴルフ場や温泉、観光施設、飲食店とタイアップ
したキャンペーンを地元の協力を得て、実施しています。
また、ホームページや路線案内リーフレット等の作成・配布を通じて、有料道路の最新
の情報を発信しています。
図表-12
路線名
全般
箕面有料道路
南阪奈有料道路
第二阪奈有料道路
利用促進の取り組み状況
これまでの利用促進の取り組み
・ホームページのリニューアル、各種施設との相互リンク
・各種イベントに参加し、有料道路をPR
・路線案内リーフレットの作成・配布
・沿線集客施設のチラシへの広告掲載(H20~H27)
・料金割引社会実験の実施(H21~H27)
・ゴルフ場、温泉とタイアップしたキャンペーン(H21~H27)
・博物館、寺院等観光施設や飲食店等とタイアップしたドライブキャ
ンペーン(H18~H27)
・「竹内街道 1400 年」に合わせた雑誌広告(H24)
・観光施設や名所等とタイアップしたキャンペーン(H21~H27)
12
図表-13
利用促進キャンペーンリーフレット(平成 27 年度)
【主な配布場所】道の駅、観光協会、阪神高速 PA,NEXCO 西日本 SA・PA、府民センター、
モノレール駅、カーディーラー、ゴルフショップ・練習場、ホテル等
【配布部数】
第二阪奈 30,000 部、箕面 10,000 部×2 回、南阪奈 20,000 部
平成 28 年度以降も、各種キャンペーンを地元及び関係機関とともに企画し、各路線の
イメージアップに努め、利用者の増加を目指します。
図表-14
路線名
今後の利用促進の取り組み
H28
具体的取組
第二阪奈
沿線観光施設と提携したキャンペーン
南阪奈
沿線観光施設と提携したキャンペーン
箕面
沿線ゴルフ場と提携したキャンペーン
H29
H30
(4)さらなる償還への取り組み
鳥飼仁和寺大橋有料道路については、現事業許可において、平成 29 年 2 月末に 30 年の
料金徴収期間満了を迎えますが、償還状況は平成 28 年度末で、約 52 億円が未償還(うち
借入金約 32 億円、出資金約 20 億円)となる見込みです。
そのため、さらなる償還を図るため、料金徴収期間の 10 年延長の可能性も検討します。
また第二阪奈有料道路については、阪神高速道路東大阪線と接続していることから、高
速道路会社への移管を大阪府とともに目指していますが、当路線においても、料金徴収期
間の 10 年延長の可能性も検討します。
13
3.中期経営目標
公社5路線の最近の利用交通量は事業計画の 77%であり、現状のままでは、建設費を全
額償還することは非常に厳しい状況にあります。
このような中、公社は安心・安全な道路サービスを提供しつつコスト縮減を図り、債務
の返済に努めることとし、本計画期間内の償還準備金等繰入額(収支目標)及び借入金等
残高を目標として設定します。
また、効率的な運営の取り組みの成果や収支・償還の状況について、毎年の点検を行い、
達成状況をホームページ等で公表していきます。
図表-16
中期経営目標
(単位:百万円)
H28 年度
H29 年度
H30 年度
償還準備金等繰入額
4,541
5,494
5,112
借入金等残高
73,272
68,139
63,077
注)
「償還準備金等」=「償還準備金」+「損失補填引当金」
(参考)各年度の項目別内訳
(損益計算書ベース)
H26
H27 年度
実績
見込
(121,386)
A
費用(道路管理費等) B
通行台数(台/日)
収益(料金収入等)
償還準備金等繰入額
(A-B)
H28 年度
H29 年度
H30 年度
(123,513)
(124,094)
(117,736)
(119,830)
9,813
10,357
10,488
10,576
10,791
4,102
4,575
5,947
5,082
5,679
5,711
5,782
4,541
5,494
5,112
備考
注)
「収益」=「料金収入」+「業務外収入」
「費用」=「道路維持費」+「道路管理費」+「一般管理費」+「業務外費用(含支払利息)
」
H26 年度から消費税 8%、H29 年度から消費税 10%で算出
鳥飼仁和寺大橋が H29.2 に償還期間満了予定
(貸借対照
事業計画
H26
H27 年度
表ベース)
(資金構成)
実績
見込
(269,853)
100,474
106,256
110,797
116,292
121,404
178,738
82,829
77,477
73,272
68,139
63,077
91,115
91,115
91,115
91,115
91,115
91,115
269,853
274,418
274,848
275,184
275,546
275,596
償還準備金
等積立額
借入金等
残高
出資金
合
計
(5 路線道路資産)
14
H28 年度 H29 年度 H30 年度
備考
H30 年度末
返済率 65%
4.料金体系一元化及び路線移管に関すること
阪神圏の高速道路は、複数の運営主体と料金体系が混在しており、利用しにくく、ネッ
トワークが有効に活用されていないという課題があるため、大阪府では利用者の視点に立
った高速道路料金の⼀元化を目指し、関係自治体とともに、国等の関係者に働きかけを行
うなどの取組みを進めてきました。
平成25年12月には、国の「新たな高速道路料金に関する基本方針」において、阪神圏は
平成29年度当初にシームレスな料金体系を導入すべく検討を進める方針が示されました。
平成27年12月からは、国土交通省の「社会資本整備審議会道路分科会 国土幹線道路部
会」において、近畿圏の料金等について議論されています。
引き続き、高速道路料金の一元化について、取り組んでいくとともに、高速道路に接続
する公社路線の高速道路会社への移管についても、大阪府と連携して取り組みます。
一方、高速道路料金の一元化や移管の取組状況を踏まえつつ、公社路線の採算性確保の
観点から、料金徴収期間の延長の可能性も併せて検討します。
図表-17
阪神都市圏高速道路の料金体系
15
【参考資料】
○大阪府道路公社管理道路の収支見通し
① H28 以降の経費の見直しによる路線別収支見通し
(単位:億円)
鳥飼仁和寺
料金徴収期間終了 平成29年2月
建設費 X
(内訳)借入金 出資金 償還額 Y
(内訳)借入金 出資金 未償還額 X-Y
(内訳)借入金 出資金 堺泉北
第二阪奈
平成43年3月(※)
南阪奈
箕面
合計
平成39年4月 平成56年3月 平成59年5月
102
82
20
256
190
66
1,248
825
423
650
423
227
501
326
175
2,757
1,846
911
50
50
0
322
256
66
919
825
94
410
410
0
314
314
0
2,015
1,855
160
52
32
20
-66
-66
0
329
0
329
240
13
227
187
12
175
742
-9
751
(注)1.堺泉北有料道路の料金徴収期間(30 年から 40 年に延長)は平成 43 年 3 月までとなっているが、
道路建設資金の償還が平成 38 年度と見込まれており、以後 4 年間の収支は含まれていない。
2.堺泉北の償還額の 322 億円は、償還準備金 256 億円と損失補填引当金 66 億円の合計である。
3. 堺泉北の「未償還額△66 億円」は損失補填引当金であり、「借入金△66 億円」は同相当額の手
元資金を表す。
② 鳥飼仁和寺の料金徴収期間を 10 年間延長することによる路線別収支見通し
(単位:億円)
鳥飼仁和寺
料金徴収期間終了 平成39年2月
建設費 X
(内訳)借入金 出資金 償還額 Y
(内訳)借入金 出資金 未償還額 X-Y
(内訳)借入金 出資金 堺泉北
第二阪奈
平成43年3月(※)
南阪奈
箕面
合計
平成39年4月 平成56年3月 平成59年5月
102
82
20
256
190
66
1,248
825
423
650
423
227
501
326
175
2,757
1,846
911
63
63
0
322
256
66
920
825
95
417
417
0
322
322
0
2,044
1,883
161
39
19
20
-66
-66
0
328
0
328
233
6
227
179
4
175
713
-37
750
(注) ①H28 以降の経費の見直しによる路線別収支の見通しの(注)を参照
参考-1
③ 鳥飼仁和寺、第二阪奈の料金徴収期間を 10 年間延長することによる路線別収支見通し
(単位:億円)
鳥飼仁和寺
料金徴収期間終了 平成39年2月
建設費 X
(内訳)借入金 出資金 償還額 Y
(内訳)借入金 出資金 未償還額 X-Y
(内訳)借入金 出資金 堺泉北
第二阪奈
平成43年3月(※)
南阪奈
箕面
合計
平成49年4月 平成56年3月 平成59年5月
102
82
20
256
190
66
1,248
825
423
650
423
227
501
326
175
2,757
1,846
911
63
63
0
322
256
66
1,221
825
396
423
423
0
326
326
0
2,355
1,893
462
39
19
20
-66
-66
0
27
0
27
227
0
227
175
0
175
402
-47
449
(注) ①H28 以降の経費の見直しによる路線別収支の見通しの(注)を参照
※試算条件
1.将来交通量推計については、道路交通センサス(自動車利用実態調査)結果から国土交
通省において示される、全国の自動車交通量の発生集中量の推移と見通しに基づき、交通
量を推計。
(全国の交通需要予測や高速道路の将来交通量予測にも採用)
「2030 年全国将来車種別BゾーンOD表(H17 センサスベース H42 推計)」
( H21.1 月公表)
2.借入金の借換え資金の金利水準は、年 3.0%と仮定。
3.箕面グリーンロードの予測における、新名神高速道路の開通は平成 29 年度として試算。
以上の条件を基に、各路線の料金徴収期間完了までの収支予測を試算。
参考-2
○大阪府道路公社維持管理方針
橋 梁
塗装塗替
構造物補修
(高欄・床板・橋台等 舗装
補修、ジョイント・支承
補修等)
トンネル構造物
コンクリート構造物
(ボックスカルバート、擁
壁等)
交通安全施設等
(案内標識、照明柱、遮
音壁、防護柵等)
ETC設備・料金徴収設備 受変電設備
自家発電設備
監視制御設備
(監視制御設備・CCTV設
備・気象観測設備・交通
量計測設備)
維持管理手法
予測計画型
予測計画型
状態監視型
状態監視型
状態監視型+時間計画型 時間計画型
時間計画型
時間計画型
時間計画型
管理方法(点検種別)
日常点検
簡易点検
定期点検
日常点検
定期点検
日常点検
簡易点検
定期点検
日常点検
簡易点検
定期点検
日常点検
簡易点検
定期点検
日常点検
定期点検
修繕
日常点検
定期点検
管理運転
修繕
日常点検
定期点検
修繕
健全度(HI)70点
MCI 5以上
目標管理水準
<大阪府都市基盤施設長寿命化計画を準用>
Bランク(機能低下がみら Bランク(機能低下がみら 不具合なし(施設として機 劣化が顕在化する以前
能している)
から適切な対策を講じ、
<大阪府都市基盤施設
機能劣化「0」をめざす
長寿命化計画を準用>
れない)
<大阪府都市基盤施設長寿命 れない)
<大阪府都市基盤施設長寿命 <大阪府都市基盤施設長寿命
化計画を準用>
化計画を準用>
化計画を準用>
点検
門型案内標識及び橋梁
各箇所5年サイクルで路 各箇所5年サイクルでトン 5年サイクルで構造物点
各箇所5年サイクルで橋梁定期点検(委託)を
部の照明柱は、5年サイ 常時監視
面性状調査(委託)を実 ネル定期点検(委託)を 検を実施
実施
クルで点検を実施(橋梁 日常点検
施
実施
(橋梁点検と同時)
点検と同時)
補修
・「大阪府都市基盤施設長寿命化計画」におけ
る劣化予測を基に、橋梁点検結果が健全度70
点となる年次を想定し、補修時期を設定
・堺泉北のゴムジョイントは簡易鋼製に更新
・他のジョイントは経年劣化に対する補修費を
想定
・堺泉北は調査結果に基
づく、補修計画により補修
費用を計上
・鳥飼は、H28全面打ち
替え
・他路線は橋梁部20年、
土工部15年を補修の基
本サイクルとして想定
各箇所5年サイクルで橋梁点検委託費を実施
ベース(単価×面積等)で計上
近接目視も含めた費用を計上
足場設置・高所作業車による点検
各箇所5年サイクル路面
性状調査委託費を実績
ベース(単価×面積等)
で計上
新中期計画での
長期修繕計画の
考え方・サイクル
点検
<大阪府橋梁定期点検要領(案)H25年8月>
新中期計画での
費用見積の考え方
補修
予算計上・事業実施の
考え方
状態監視
日常点検
修繕
<舗装維持・管理マニュアル
(案)H14年3月>
・堺泉北、鳥飼について
は、実施予定を中期計画
3カ年に反映
・その他路線は補修の基
本サイクル(橋梁部20
年、土工部15年)で補修
費の概算額を計上
定期点検の結果から劣
化や変状を評価し、一定
のサイクルでの標準的な
補修を想定
毎年定期点検を実施
照明柱や遮音壁は最終 ・ETC設備は10年サイク
定期点検の結果から劣
的には全面更新を想定し ルで更新
30年サイクルで更新
化や変状を評価し、一定
ているが、適切な状態監 ・料金徴収設備は13年サ ただし、CVCFは20年サ 30年サイクルで更新
のサイクルでの標準的な
視を行い、必要な小補修 イクルで更新
イクルで更新
補修を想定
を行う。
各箇所5年サイクルでトン
5年サイクルで構造物点 門型案内標識及び橋梁
ネル点検委託費を実施
検委託費を実施ベース 部の照明柱においては、 保守管理業務を過去3年
ベース(単価×面積等)
(単価×面積等)で計上 5年サイクルで近接目視 間平均実績ベースで計
で計上
<道路構造物点検マニュアル の費用(単価×数量等) 上
<トンネル点検マニュアル(案) (案)H21年9月>
を計上
H21年9月>
・鳥飼は実施ベースで
積上げ
・他鋼橋は劣化予測に
基づき、3種ケレンB+
塗替え(c-1)の費用を
計上
・堺泉北は実施予定の
ひび割れ注入工法等
について積上げ
・他路線は堺泉北や第
二阪奈の実績をベー
スに、経常的な補修費
用を計上
中期計画3カ年は実施
計画(発注見込)に基
づく概算額をベースに
精査
中期計画3カ年は実施
・点検により、不具合が ・点検により、不具合が 点検により、不具合が判
堺泉北、鳥飼は実施計画
計画(発注見込)に基
判明しているものについ 判明しているものについ 明しているものについて、
(発注見込)に基づく概算
づく概算額をベースに
て、概算設計額(発注見 て、概算設計額(発注見 概算設計額(発注見込)
額をベースに精査
精査
込)を計上
込)を計上
を計上
クラック注入や剥落防止
などの対策について、過
去の実績をベースに経常
的な補修費用を計上
劣化の兆候が見られた時点で適切な対策を講じ、必要な機能は常に確保する
<大阪府都市基盤施設長寿命化計画を準用>
クラック注入や剥落防止
などの対策について、過
去の実績をベースに経常
的な補修費用を計上
参考-3
・照明柱及び遮音壁につ
いて、更新時期(照明柱
30年、防音壁44年)に合
わせて費用を計上
監視制御設備は20年サ
イクルで更新
その他の設備は15~30
年サイクルで更新
点検整備費を過去3年間平均実績ベースで計上
過去実績ベースでの設計委託費、工事費を積上げ
実施時期に概算設計額で計上
トンネル換気設備
その他
ポンプ設備
(大型)
防災設備
小型ポンプはその他設備
に含む
道路情報提供設備
通信設備
(非常電話設備・無線設 照明設備
備・ラジオ再放送設備)
排風機
ジェットファン
維持管理手法
時間計画型
時間計画型
状態監視型
状態監視型
状態監視型
状態監視型
時間計画型、状態監視型 状態監視型、事後保全
(状態監視型・時間計画型)
管理方法(点検種別)
日常点検
定期点検
修繕
日常点検
定期点検
修繕
日常点検
玉替え
日常点検
定期点検
修繕
日常点検
定期点検
修繕
日常点検
定期点検
修繕
オーバーホール
日常点検
定期点検
修繕
日常点検
修繕
日常パトロール
劣化の兆候が見られた
時点で適切な対策を講
じ、必要な機能は常に確
保する
<大阪府都市基盤施設
長寿命化計画を準用>
劣化が進行し、機能に支
障が出た時点で機能回
復をはかる
<大阪府都市基盤施設
長寿命化計画を準用>
(※道路情報装置は、5年に1回
近接目視による定期点検を実
施<道路法施行規則による>)
劣化の兆候が見られた時点で適切な対策を講じ、
必要な機能は常に確保する
<大阪府都市基盤施設長寿命化計画を準用>
目標管理水準
点検
毎年定期点検を実施
新中期計画での
長期修繕計画の
考え方・サイクル
劣化が進行し、機能に支
障が出た時点で機能回
劣化が進行し、機能に支障が出る前に機能回復をはかる
復をはかる
<大阪府都市基盤施設長寿命化計画を準用>
<大阪府都市基盤施設
長寿命化計画を準用>
点検整備:1.5~2.5万時間
玉替えを随時実施(第二
現地整備:3~5万時間
阪奈は時間管理)
工場整備:6~10万時間
灯具は25~30年サイク
ルで更新
15~20年サイクルで更新
(更新時期にあわせ、
LED化検討)
補修
15年サイクルで更新
(支柱は30年サイクル)
点検
点検整備費を過去3年間平均実績ベースで計上
工場整備:(第二阪奈)6万時
間又は15年サイクル
(箕面):5万時間又は20年サ
イクル
吊金具・振れ止めワイヤーは
毎年点検
供用後30年を超過かつ工場
工場整備の3回目で更新
整備の3回目で更新
毎年定期点検を実施
概ね10年程度で工場整
備もしくは現地整備を実
施
毎年定期点検を実施
その他電気・機械設備
―
・防災受信盤及び火災検
知器は20年サイクルで更
3回目の整備時に更新を 新。
各設備による
検討。
・その他の設備は順次更
新を実施。
玉替え費用を過去3年間 点検整備費を上記時間ごとに過去実績ベース(実績単価)
点検整備費を過去3年間平均実績ベースで計上
平均実績ベースで計上 で計上
清掃・除草
毎年費用を計上
―
新中期計画での
費用見積の考え方
補修
予算計上・事業実施の
考え方
過去実績ベースでの設計委託費、工事費を積上げ
実施時期に概算設計額で計上
参考-4
過去3年間の平均実績額
で積上げ
設計額ベースで毎年計
上
○各路線交通量の推移
鳥飼仁和寺大橋有料道路
(台/日)
25,000
軽車両等
20,000
大型車等
普通車
15,000
計画交通量
10,000
5,000
堺泉北有料道路
第二阪奈有料道路
参考-5
H26
H25
H24
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H17
H16
H15
H14
H13
H12
H11
H9
H10
H8
H7
H6
H5
H4
H3
H2
H1
S63
S62
0
南阪奈有料道路
箕面有料道路
参考-6