仕様書 - 産山村ホームページ

産山認知度向上プロジェクト 事業業務委託
仕様書
1
委託業務名
産山村認知度向上プロジェクト事業業務委託
2
目的
産山村は、阿蘇外輪山とくじゅう山麓が交わる波状高原と浸食された急
傾斜の丘陵地域にある。くじゅう山麓には原生林も見られ、村花でもある
ヒゴタイ等の希少な高地植物が多数存在している。また、村内に広がる草
原は畜産を中心として、田畑の耕作や集落の維持が行われる資源循環の基
本であり、その草原に放牧されるあか牛は村の代表的な景観であり、産業
でもある。また、山岳信仰の名残を感じさせる産山という地名や語り継が
れている神話がある。
これらを活用した村の農業振興や地域振興が期待されているが、そのツ
ールとなるものがなく村の認知度は低い状況にある。
そこで、これらの資源を生かし、国内外のより多くの人々に村の魅力を
伝えていくことで村の認知度向上を図り、併せて農畜産物の認知度向上に
つなげ、また観光誘客及び移住定住促進につなげる。
3
委託期間
契約締結日から平成29年3月31日(金)までとする。
4
予算額
24,000千円(消費税及び地方消費税含む)
5
基本コンセプト
産山村のインターネット上の玄関口として地域ポータルサイトを開設し、村
民参加型の魅力あるコンテンツにおいて国内外における村の認知度向上を図る。
6 委託業務内容
(1)地域ポータルサイトの構築
① 企画・デザイン
草原やあか牛を中心とした村の自然を軸に、歴史や文化、趣きなどその魅
力に引き込まれ、産山を訪れたくなるような内容とし、村民や事業者、行政
との協働による魅力あふれる村づくりを表現するデザイン及び色調で、村民
及び観光客に愛着を持たれるものとすること。
・サイトの構築については、障害者・高齢者も含め誰もが使いやすいよう配
慮する。
・パソコンやインターネットの習熟度に関わらず、誰でも簡単に利用できる
ユーザーインターフェイスにする。
・サイト全体の構造はできるだけシンプルで、必要最低限な階層構造にとど
1
める。
・全てのページに共通のデザインヘッダー(サイト名、検索機能等)及びフッ
ター(運営元情報等)を設置する。
・全てのページにグローバルナビゲーションを設置するほか、適切なナビゲー
ションを設置する。
・モバイル対応をする。
・日本語を中心に構築し、外国語は英語、中国語、韓国語とする。ただし、継
続的なコンテンツ更新を考慮し、トップページのメニュー部分と主要ページ
の翻訳とする。
② 仕様
・メニューの追加・変更・削除作業を容易にする。
・コンテンツの追加・変更・削除について、利用者が日常業務の中で簡単に
作業できるようにする。
・使いやすいナビゲーション(メニュー案内)をする。
・トップページ及び第 1 階層ページデザインには特に配慮する。
・システムの機能・技術を駆使し、新しいコンテンツ環境を構築する。
・利用者の閲覧環境に配慮する。
・公共ウェブアクセシビリティに配慮する。
・セキュリティの向上を図る。
(2)地域ポータルサイトの コンテンツ制作
実装するコンテンツは次の要件を踏まえ、ポータルサイトの目的の達成度を
より高めるために受託者が主体的に提案するアイデアを加え決定する。
また、運営の過程において、必要に応じコンテンツの追加・更新・中止が可
能な基本構造とすること。
〈基本〉
・ポータルサイト立ち上げ時に、サイトとの連動を考え多数のコンテンツを
作成し、サイト閲覧者を飽きさせない仕様にする。そのため、映像コンテ
ンツは最低5つ以上、特設企画ページ5つ以上作成する。
・継続的な情報更新によりサイトの最新性、流動性、新鮮感を維持する。
①
情報提供コンテンツ
・行政、民間、地域のサービスや情報について、村独自の情報コンテンツ
を制作できる企画・構成。
・産山村の村民を網羅するような村民参加型の企画・構成。
・産山村の四季折々の風景や日常等の魅力を発信できる見せ方にする。
・動画(ドローン空撮及びヴァーチャルリアリティ(=VR)コンテンツ含む)
を用いた産山の草原や村の日常を紹介する映像を盛り込む。
・撮影において土地所有者等と撮影交渉が必要な場合は、受託者が行う。
・撮影においては、肖像権の同意を得る(必要に応じて同意書を取得)。
・映像は、大型ビジョン等で放映できるよう 120 インチのモニターに映し
2
ても耐えうる画素数で撮影する。
・受託者の所有する既存の映像を一部用いても差し支えない。
・村のイベント等の実施に連動した特設ページを開設できるように配慮す
る。
・産山村の第三セクター(株)うぶやまと連携を図り、販売促進ができる
構成にする。
・行政情報については、産山村ホームページの RSS などと円滑に連携でき
るシステムを構築する。
・観光情報については、産山村観光協会のホームページの RSS などと円滑
に連携できるシステムを構築する。
・移住定住に関する情報については、産山村移住定住専用サイト RSS など
と円滑に連携できるシステムを構築する。
・イベント情報(観光・地域イベント関連)。
・村内企業、飲食店小売業などのショップ情報。
・その他の掲載情報は、村企画振興課と協議し、決定する。
②
その他のコンテンツ
・村民等による情報発信。
・テーマに沿った写真、動画投稿(フォトアルバム機能など)。
・産山村ならではの情報のまとめ(産山あるある)。
(3)産山村パンフレット作成
・ポータルサイト掲載内容からパンフレットの原稿をデザインすること。
・仕様は、A4サイズ、6頁、カラー印刷、70K、1,000 部。
・内容は村企画振興課と協議すること。
7
システム環境
コンテンツの作成・更新の容易性を高め、利用者の負荷をできるだけ軽減し
たサイト更新を可能とし、業務のスピードと正確性の向上を図るためコンテン
ツ・マネジメント・システム(CMS)を採用する。
(1)サーバホスティング等、本業務に伴うシステム要件については企画提案
の範疇とする。
(2)CMS 並びにサーバ仕様については協議し、決定する。
8 コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)の導入
(1)コンテンツ更新にかかる作業効率の向上・省力化を図ることができるシ
ステムとすること。
(2)ワードやエクセルを操作する感覚で利用者だれもが入力できるような操
作性を考慮すること。
(3)バナー広告やトピックス等、トップページを可能な範囲で更新可能な仕
組みとすること。
(4)CMS 導入後メンテナンス等の運用経費が低く抑えらえられるシステムと
3
すること。
(5)産山村オリジナルのテンプレートを作成すること。
9 セキュリティ対策
(1)管理者権限等でのアクセスについて十分なセキュリティ対策を講じるこ
と。
(2)クロスサイトスクリプティング対策に配慮すること。
(3)SSL でデータの暗号化に対応したシステムとすること。
10
アクセス解析ツールの埋め込み
サイトのユニークユーザー数や滞在時間、ページビュー数を測定できるよう
にすること。
11
サイト全体の動作確認
各種 OS 並びに各種ブラウザでの動作が可能なように設計し、その環境に設
定した端末でリニューアルしたページ全体の動作確認と表示確認を実施するこ
と。
IE はバージョン9以上、Chrome、 Firefox、safari は最新のものとするこ
と。
12 サイト運用及び研修等
(1)運用開始後、委託契約期間中は SEO 対策、コンテンツの更新、システム
の維持及び保守作業を行い、システム運用が円滑に行われるようにするこ
と。
(2)平成29年度以降は村に移行するため運用方法、体制等についての提案、
アドバイス
(3)CMS 操作及びサイト運営とページ作成や編集を容易にする操作マニュア
ルの作成
14 スケジュール
(1)全ページの制作完了
平成28年10月下旬までに全ページの制作を終了し、その後、更新及び
維持管理を行うこと。
(2)全面公開日は平成28年11月1日(予定)とする。
15 納品
(1)サイト構築設計書(書面及びデータ)
(2)カスタマイズ設計書(書面及びデータ)
(3)ポータルサイト運用マニュアル(書面及びデータ)
(4)ドキュメントルート以下のファイルバックアップデータ(DVD に記録)
(5)データベースのバックアップデータ(DVD に記録)
(6)CMS のユーザーズ操作マニュアル(書面及びデータ)
4
(7)写真・動画・VR 映像のデータ
・デジタルデータを記録した電子媒体(DVD 等)
・デジタルデータの拡張子は、事前に相談すること。
(8)パンフレット(印刷物及びデータ)1,000 部
16
成果物の帰属
村の委託により制作した成果物の取扱いは、次のとおりとする。
(1)受託者は、著作権法第21条、第26条の2、第27条及び第28条
に規定する権利を村に無償で譲渡する。
(2)村は、著作権法第20条第2項第3号又は第4号に該当しない場合に
おいても、その使用のために、仕様書等で指定する物件を改変、又は協
議会の著作者名で任意に公表できるものとする。
(3)受託者は、村の書面による事前の同意がなければ、著作権法第18条
及び第19条に規定する権利を行使することができない。
(4)著作権等の扱いについて、本仕様書等に記載のない事項については、
関係者と村で協議のうえ決定する。
17
保証
本業務で構築する産山村ポータルサイトを村に引き渡し後、6 ヵ月以内に生
じたエラーで、受託者の不備によるものについては無償で修復した後、原因を
明確にするものとする。
18 その他の留意事項
(1)受託者は、契約締結後、速やかに作業計画書を作成し、村に提出する。
また、作業の進捗状況について随時村に報告し、承認又は指示を受ける。
(2)開発及び制作にあたっては、村担当職員との打合せを綿密に行い、村業
務との整合性を図る。
(3)成果物作成に必要な機器等の使用材料は、受託者にて準備する。
(4)成果物の納入先は産山村企画振興課とする。
(5)当該業務にはすべての成果品の配送経費も含む。
(6)本仕様書に定めのない事項であっても、村が必要と認めて指示する簡易
な事項について、受託者は契約金額の範囲内で実施する。
19 疑義
(1)本仕様書において疑義が生じた場合、村と受託者の上決定する。
(2)本仕様書に明記されていない事項で、当然必要と考えられるものについ
ては、受託者の責任において施行するものとする。
5