岡田随象教授(遺伝統計学)が着任しました(4月1日付け) ■氏名 岡田 随象 (おかだ ゆきのり) ■所属 医学専攻ゲノム生物学講座(遺伝統計学) ■ 略歴(主なものを抜粋) 平成17年 3月 東京大学医学部医学科卒業 平成17年 4月 東京大学医学部附属病院初期研修プログラム 平成22年 4月 日本学術振興会特別研究員 平成23年 3月 博士(医学) (東京大学) 平成23年 4月 理化学研究所ゲノム医科学研究センター客員研究員(~至現在) (平成25年4月より統合生命医科学研究センターと改称) 平成24年 1月 米国ハーバード大学ブリガムアンドウィメンズ病院研究員 (~平成25年11月) 平成24年 1月 米国ブロード研究所研究員(~平成25年11月) 平成24年 4月 日本学術振興会海外特別研究員 平成25年11月 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科疾患多様性遺伝学分野 テニュアトラック講師 平成28年 4月 大阪大学教授大学院医学系研究科 ■これまでの業績の紹介 遺伝情報と形質情報の結びつきを統計学の観点より評価する、遺伝統計学を専門としています。ヒト の遺伝情報の解析や新たな遺伝統計解析手法の開発を通じた、疾患病態の解明、ゲノム創薬、個別化医 療の確立を目指しています。国際共同研究を通じて大規模ゲノム解析を実施し、多彩なヒト疾患におけ る新規感受性遺伝子を同定してきました。遺伝統計解析により大規模ゲノム解析の成果と多彩な生物 学・創薬データベースを横断的に統合することにより、新規ゲノム創薬やバイオマーカースクリーニン グにも取り組んでいます。 ■抱負など 次世代シークエンサーに代表されるゲノム解読技術の発展により、大容量のゲノムデータが得られる 時代が到来しています。得られたデータを適切に解釈・還元する過程において、遺伝統計学の重要性は 今後高まっていくものと思われます。一方で、遺伝学、統計学、臨床医学、情報学といった複数の学問 領域に渡る専門性が求められることもあり、我が国では遺伝統計学の専門家が少ない状況にあります。 遺伝統計学を標榜する数少ない教室の一つとして、若手研究者や学生を対象とした人材育成にも取り組 みたいと考えております。
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