8 隅田川の水辺空間を活かした「隅田川絶景 nite カルチャー候」イベント

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隅田川の水辺空間を活かした「隅田川絶景 nite カルチャー候」イベント
企画提案者 : 隅田公園オープンカフェ運営連絡会
自 治 体 : 台東区
事業実施者 :(株)松竹サービスネットワーク
対象地域 : 台東区立隅田公園界隈
現状・課題
成 果
東京スカイツリーの絶景ポイントとして整備された台東区立隅田公園、新設されたオープンカフェ、及び
・親水テラス・隅田公園での音楽イベントの環境的な対応や周辺住民への影響を確認することが出来た。
その周辺の隅田川の親水テラスを会場に、夕方から夜間の水辺の利用方法として、ゆったりとした大人の時
間の過ごし方を提案し、文化的志向性の高い愛好者のコミュニティを誘発し「集いの場」とする仕掛けを作
りだし、隅田川の水辺空間に継続的なにぎわいを創出し浅草地域全体の活性化に繋がることを目指すもの
・イベント内容によりメインの情報訴求媒体が異なる事を確認出来た。
⇒カフェライブはSNS、カフェワークショップは紙媒体によって参加者の多くは情報を得ていることが分
かった。
である。
・カフェでのイベントの適切な開催時間を把握することが出来た。
実施内容
❶通行量調査の実施
イベント開催前から開催後にかけて、隅田公園オープンカフェ周辺の通行量調査を実施した。
・継続実施に向けた利用者の意見を把握することが出来た。
⇒カフェライブ、カフェワークショップの参加状況やアンケート結果より、継続実施を望む方が多く、有
料での開催でも参加すると回答した方も多かったことから、継続実施に向けた参加者の意見を把握する
ことが出来た。
・今後の継続実施に向け、イベントの適切な規模感を把握することが出来た。
❷イベントの開催
1.カフェライブの実施
・今後のイベントの継続に向けて、周辺施設(浅草文化観光センター等)の協力が得られることが確認出来た。
CAFÉ W.E. において、店内を活用したライブを実施
・通行人も含め、水辺の活動を多くの方が目にした事で、水辺の活性化を図るための基盤を構築出来た。
2.カフェワークショップの実施
タリーズコーヒー隅田公園店において、店内を活用した文化体験ワークショップとコーヒー講座を実施
3.川ライブの実施
隅田川右岸親水テラスにおいて、隅田川を活用したライブを実施
4.隅田川マーケットの実施
台東区立隅田公園において、地元の食品や土産品等を紹介・販売するブース等を出店したマーケット
を実施
❸イベントの広報PR
1.チラシ、ポスター、横断幕・車体ポスター(掲出場所 台東区立隅田公園)
2.WEBにおける番組配信
配信媒体 浅草チャンネル
配信時期 ①オープニングイベント(平成26年11月23日)に生放送
②イベント中盤(平成27年1月10日)に生放送
③クロージングイベント(平成27年3月7日)に生放送
④その他告知放送を適宜収録映像で放送
3.SNS による情報発信
発信媒体 Facebook、Twitter
課 題
❶実施時期の調整と集客方法の改善
屋外での実施を伴うことから、集客数を増やす為にはイベントの内容により実施時期の調整が不可欠で
ある。また、今後、イベントの認知度が向上するまでは、参加型の企画も盛り込むことも視野に入れて
企画し、集客数を目論む必要がある。更には、協力機関等の媒体を活用し、テーマに合った訴求媒体を
選択し、情報訴求を効果的に実施する必要がある。
❷地域住民への継続的な調整と隅田公園オープンカフェ出店者との連携
今後イベントを運営する上でも、地域住民への事前説明・調整を必ず行い、理解を求める必要がある。
また隅田公園オープンカフェ(2店舗)のより密な連携を構築していく必要がある。
❸財源の確保又は規模感の調整
今後同様の規模感や頻度を実施する場合には協賛や参加費、出店料等の財源確保等の検討も必要であ
る。また、併せて関係機関・舟運事業者とのより密な連携をし、有料での継続方法の検討が必要である。
今後の展開
❹イベントの効果及び事業継続性の検証
各イベント実施の際に、参加者、関係者にアンケート調査を実施し、アンケート回答内容及び通行量調
査の結果について、今後の事業展開に役立つようニーズや効果分析を行った。
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❶カフェ事業者・舟運事業者等と協力し、独自で夜の定期的な開催を図っていく。
継続的な開催をする上では地元住民や商店街、観光団体とも連携した、周辺地域の理解と協力を得な
がら、観光事業者、舟運事業者との連携をし、有料での継続方法の検討を行い定期的な開催を図っていく。
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