アドミッションポリシー及び入学者選抜方法を掲載しました

グローバル・ディスカバリー・プログラムにおける
ディプロマポリシー及びカリキュラムポリシー
ディプロマポリシー
課題発見のための幅広く豊かな教養【教養】
・多様な文化や社会、自然に関する幅広く豊かな教養を修得するとともに、論理的
思考力を駆使して、既存の枠組みにとらわれず世界が抱える課題を発見し、自ら
課題に取り組む姿勢を備えている。
グローバル社会の持続的発展につながる専門性【専門性】
・専門知識や調査手法とともに、自ら発見した課題の解決に必要な実践知と技能を
修得し、グローバル社会の持続的発展に貢献できる。
効果的に活用・発信できる情報力【情報力】
・積極的に情報を収集し、多角的・創造的に分析する力と、社会に向けて的確な情
報を効果的に発信する力を身につけている。
グローバル社会のイノベーションに寄与する行動力【行動力】
・多文化環境に適応できる感性と語学力を持ち、異分野間の相互理解・協働を促進
し、地域レベルから地球レベルまでに至る社会のイノベーションのために自ら行
動できる。
生涯に亘る自己実現力【自己実現力】
・多様な背景・価値観を持つ他者との交流を深めながら、自立した個人としての倫
理観と責任感にもとづき、生涯に亘って自己の成長を追求できる。
カリキュラムポリシー
グローバル・ディスカバリー・プログラムでは、先進科学分野、国際連携分野等に
おいて、グローバル社会の持続的発展に貢献できる人材を育成します。
世界各地から集まった留学生・帰国生、日本国内の高校出身者など、多様な背景と
経験を持つ学生たちの協働と学び合いを基礎としつつ、インターンシップやフィール
ドワークなど実践的な学びを重視します。学部や学科の枠にとらわれず、将来の目標
に適した科目履修を通じて専門知を修得し、取り組むべき課題や進むべき道筋を自ら
発見し、文化や専門分野の異なる他者と協力しながら、課題解決に向けて的確に行動
できるグローバル実践知を身につけるための科目を提供します。
教育課程は大きく教養教育科目、専門教育科目に分けられます。さらに専門教育科
目は専門基礎科目と、専門基本科目・課題科目・実践科目・卒業研究から成る専門科
目により編成されます。
1 年次は教養教育科目のほかに、専門基礎科目を開講し、英語と日本語を用いて履
修者相互の学び合いや多文化間の相互理解を促す少人数クラスの授業や、グローバル
に活躍するために必要な基礎的素養を高める科目群を英語により提供します。
2 年次以降は、アカデミック・アドバイザーの指導の下に、
「ディスカバリー専修ト
ラック」もしくは「学部・学科横断型マッチング・トラック」の枠内で、学生各自が
組み立てた履修プログラムを通じて、専門的な知識や技能の修得を促します。卒業研
究では、教員の指導の下に自ら設定した課題への取り組みにより、実践知を培います。
「ディスカバリー専修トラック」では、テーマ別に複数の授業を組み合わせた科目
群(モジュール)を英語により提供します。人文社会系と環境科学系の両方から構成
された多彩なモジュールの中から、学生は複数分野のクロス履修を前提とした履修モ
デル(クラスター)にしたがって科目を選択します。主として 2 年次に履修する専門
基本科目では、より専門性の高い課題科目を履修するために必要な基礎知識や方法論
に関する授業を提供します。主として 3 年次・4 年次に履修する課題科目は、クラス
ター別のテーマに沿って、卒業研究に必要な専門知識を修得することを目的とします。
「学部・学科横断型マッチング・トラック」では、自分の選んだテーマや関心に応
じて、11 学部が主に日本語で開講する科目を組み合わせて履修し、必要な専門知識や
技能を修得することが可能です。「ディスカバリー専修トラック」の提供科目を合わ
せて履修することもできます。卒業研究は、アカデミック・アドバイザーと相談の上
でふさわしい指導教員を決定し、その教員が所属する学部において行います。
また、グローバル・ディスカバリー・プログラムでは、学生の意欲とニーズに応じ
た実践的な学びの機会として、フィールドワークやインターンシップ、海外留学等の
実践科目をカリキュラムに組み込んでいます。これら実践科目の効果的な履修や、多
文化環境での相互理解、及び卒業後の進路選択に必要なレベルの日本語と英語の運用
能力を身につけ、高める授業を教養教育科目と専門教育科目の両方で用意しています。
なお、ディプロマポリシーに掲げた内容を実現するため、以下の点を重視して教育
課程の編成・実施を行います。
課題発見のための幅広く豊かな教養【教養】
 教養教育科目では、ガイダンス科目、知的理解、言語、実践知・感性、汎用的技能
と健康に関する科目群を開講し、多面的で幅広い教養を身につけます。
 専門基礎科目では、多様な課題を発見し解決策を考えるための論理的・批判的な思
考力をはじめとする学修スキルを高めるために、グループディスカッションやピ
ア・ラーニングを中心とする授業を開講します。
グローバル社会の持続的発展につながる専門性【専門性】
 専門基本科目では、課題の発見、理解、解決策の立案、実施に向けて必要となる、
専門分野の基礎的知識を身につけるための科目を開講します。
 課題科目では、さまざまな分野の課題について、発見から解決に至る事例の紹介や
解決までの各段階において必要となる高度な専門知識や技能を修得するための科目
を開講します。
 実践科目では、「フィールドワーク」、「インターンシップ」及び「海外留学」を通
じて、課題科目で修得した専門知識や技能を実践レベルに高めます。
効果的に活用・発信できる情報力【情報力】
 教養教育科目および専門基礎科目では、情報リテラシーと ICT 活用法を身につける
ための情報教育科目を開講します。
 専門科目では、具体的な情報収集・整理・分析の手法を学ぶための科目を開講しま
す。
 実践科目では、積極的な情報収集や多角的・創造的な分析、効果的な発信に関する
手法を実践的に修得します。
 卒業研究では、プログラム全体の発表会を実施し、異なる分野を専門とする学生が
各自の課題発見・解決の道筋を発信し、全員で共有します。
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グローバル社会のイノベーションに寄与する行動力【行動力】
 教養教育科目では、知識の修得や情報発信、多文化環境でのコミュニケーションな
どに必要とされる英語能力向上のためのアカデミック英語や、レベル別の日本語科
目を集中開講し、多文化環境に適応できる語学力を養います。
 専門基礎科目では、異なる背景・経験を持つ学生同士がディスカッションする機会
を多く設け、多文化・多様な価値観に対する感性を磨く少人数の授業を開講します。
 専門科目では、人文社会科学や環境科学分野でのイノベーションを実現する力を身
につけるための科目を開講します。
 異なる学部・学科の教員や学生たちと共に学ぶことで、開かれた視野を持ちつつ、
異分野間の相互理解・協働を促進する理解力とコミュニケーション力を培います。
 実践科目では、「フィールドワーク」「インターンシップ」及び「海外留学」を選択
必修とし、学内外での学修を通して自ら進んで行動する力を醸成します。
生涯に亘る自己実現力【自己実現力】
 専門教育科目では、特に実践科目、課題科目、卒業研究を通して、常に新たな課題
を発見し、自ら進んで学修するなど、自己啓発を継続する力の獲得を目指します。
 プログラム全体を通じて、多様な背景・価値観を持つ学内外の他者との交流を深め
る機会を多く提供し、自立した個人としての倫理観と責任感にもとづいて、生涯に
亘っての自己の成長を追求する力を培います。
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グローバル・ディスカバリー・プログラム
アドミッションポリシー
部局名:グローバル・ディスカバリー・プログラム
教育内容・特色:
グローバル・ディスカバリー・プログラムでは、世界各地から集まった留学生・帰国生、日本国内
の高校出身者など、多様な背景と経験を持つ学生たちの協働と学び合いを基礎としつつ、インターン
シップやフィールドワークなど実践的な学びを重視します。学部や学科の枠にとらわれず、将来の目
標に適した科目履修を通じて専門知識を修得し、取り組むべき課題や進むべき道筋を自ら発見し、文
化や専門分野の異なる他者と協力しながら、課題解決に向けて的確に行動できる能力を涵養します。
学生各自が組み立てた履修プログラムを通じて、専門的な知識や技能の修得を促し、卒業研究では、
教員の指導の下に自ら設定した課題に取り組むことで、収集した情報を多角的・創造的に分析する力
と、社会に向けて的確な情報を効果的に発信する力を培います。これらの教育を通じて、地域レベル
から地球レベルまでに至る社会のイノベーションのために自ら行動でき、グローバル社会の持続的発
展に貢献できる人材を育成します。
求める人材:
1.多様な文化や社会に目を向け、世界を舞台に活躍する意志を持つ人
2.幅広い分野での学修や言語の修得など、主体的な学びに積極的な人
3.他者と十分なコミュニケーションを図ることができ、互いに協力しながら課題に取り組む姿勢
を持つ人
入学後の学修のために、以下の3つのちからを身につけていることが望まれます。
・多文化を背景とする学生同士が協働して課題解決に取り組むための英語力
・自分の意見をまとめ、他者に明確に伝えるために必要なコミュニケーション力
・入学後、選択する分野での学修に必要とされる科目の基礎学力
選抜の基本方針
・アドミッションオフィス入試(AO入試):
ディスカバリー入試
書類審査(自己推薦書、調査書等)により、英語力および本プログラムでの必要な基礎学力、学修
に対する目的意識と意欲を判断します。講義を受講して作成するレポートおよび記述問題の解答によ
り、英語を含めた基礎学力、課題に対する理解力、論理的思考力を判断します。発表および集団討論
により、課題に対する理解力、論理的思考力、コミュニケーション力を判断します。面接により、学
習に対する意欲、コミュニケーション力を判断します。以上の要素を総合して選抜します。
ディスカバリー入試(実績評価型)
書類審査(自己推薦書、調査書等)および面接により、本プログラムでの学修に対する目的意識と
意欲、必要な基礎学力・英語力・コミュニケーション力に加え、活動実績等に基づく課題発見・理解
力、リーダーシップや協働する力、論理的思考力、文化の多様性に対する理解力を重視して選抜しま
す。
・国際入試 (国内のインターナショナル校を含む)
:
書類審査(成績評価証明書、自己推薦書、評価書、語学能力試験のスコア等)と面接(免除するこ
とがあります)により、本プログラムにおける勉学に必要な基礎学力に加え、学修目的、学修意欲、
課題に対する理解力、論理的思考力、英語によるコミュニケーション力を重視して選抜します。また、
日本語を積極的に修得する意欲を重視します。(日本語能力は必要ではありませんが判定に加味しま
す。
)
・国際バカロレア入試:
書類審査(成績評価証明書、自己推薦書、評価書)により、本プログラムにおける勉学に必要な基
礎学力に加え、学修目的、学修意欲、英語によるコミュニケーション力を重視して選抜します。
(公式教授言語が英語以外であった場合は英語能力試験のスコアにより英語能力を判定します。)
グローバル・ディスカバリー・プログラムにおける入学者選抜方法について
平成29年10月から,現在のマッチングプログラムコースを発展させ,グローバル・
ディスカバリー・プログラムを設置する。グローバル・ディスカバリー・プログラムの入
学者選抜方法等は以下のとおりとする。
【募集人員】
60人(国際選考:30人,国内選考:30人)
国際バカロレア入試:若干人
【入試種別及び入学時期】
●ディスカバリー入試(アドミッション・オフィス入試(AO入試))(4月入学)
ディスカバリー入試(4月入学)
ディスカバリー入試(実績評価型)(4月入学)
※平成30年4月から受入を開始する。
●国際入試(国内のインターナショナル校を含む)
(10月入学を原則とするが,条件を満たす場合に4月入学も可とする。
ただし,4月入学の対象は第1期(First Period)での志願者のみとし,日本語能
力等の条件を課す。)
※平成29年10月から受入を開始する。
●国際バカロレア入試
(10月入学及び4月入学とするが,4月入学の志願者には日本語能力等の条件を
課す。)
※平成29年10月から受入を開始する。
【選抜方法等】
1.ディスカバリー入試
日本において高等学校又は中等教育学校を卒業した者(見込を含む)を対象とする。
選抜方法は,英語及び日本語による講義に基づくレポート作成,記述問題,発表,集
団討論,個人面接及び書類審査とする。記述問題は,公民,数学,理科に関する問題か
ら,選択して解答する方式とする。
なお,英語に関する外部検定試験の成績が提出されている場合は,英語能力判定の資
料として用いる。
一定の倍率を超えた場合に書類審査による第一次選抜を行うことがある。
2.ディスカバリー入試(実績評価型)
日本において高等学校又は中等教育学校を卒業した者(見込を含む)であり,かつ,
以下又は以下に準ずる実績等を持つ者を対象とする。
・
人文社会や自然科学に関する研究や英語運用能力を競う全国大会等での実績
・
海外でのフィールドワークや研修など,選考を経て参加した海外での活動体験
・
世界各国の高校生が集まって開かれた国際会議・国際大会への参加
・
海外の中等教育学校での6ヶ月以上の修学経験
選抜方法は,書類審査による第一次選抜を実施し,合格した者について面接試験によ
る第二次選抜を実施する。
3.国際入試(国内のインターナショナル校を含む)
国の内外を問わず通常の学校教育における12年の課程を卒業(修了)した者(見込
を含む)を対象とする。
選抜方法は,英語による書類審査とする。ただし,必要に応じて面接試験(スカイプ
面接を含む)を行うことがある。
4.国際バカロレア入試
国際バカロレア資格を取得した者(見込を含む)を対象とし,書類審査により選抜す
る。言語 A(日本語)の履修は条件としない。公式教授言語が英語以外であった場合は,
英語の外部検定試験等の成績提出を課す。
以上
グローバル・ディスカバリー・プログラム
国際入試等日程
国際入試(国内のインターナショナル校を含む)
入学時期 2017(H29)年 10 月入学
日
程 第1期(First period)
出願期間 2016(H28)年 10 月上旬~11 月中旬
合格者発表 2016(H28)年 12 月中旬
第2期(Second period)
出願期間 2016(H28)年 11 月中旬~2017(H29)年 1 月下旬
合格者発表 2017(H29)年 3 月中旬
第3期(Third period)
出願期間 2017(H29)年 2 月上旬~5 月上旬
合格者発表 2017(H29)年 6 月下旬
国際バカロレア入試
日
程 2017(H29)年 10 月入学
出願期間 2017(H29)年 1 月下旬
合格者発表 2017(H29)年 3 月下旬
2018(H30)年 4 月入学
出願期間 2017(H29)年 8 月上旬
合格者発表 2017(H29)年 8 月下旬
※上記日程については,全学での実施時期等に合わせて変更することがある。