雇用促進支援ガイド

雇用促進支援ガイド
平成27年度版
1 新たに雇用したい
P2
若年者・高年齢者・障がい者・母子家庭の母・季節労働者などの雇用
2 雇用を維持・改善したい
P4
高年齢者の雇用維持, 有期契約労働者などの正社員転換など
3 障がい者雇用に取り組みたい
P6
障がい者が働きやすい職場づくりなど
4 労働環境を整えたい
P8
仕事と家庭の両立ができる職場環境の整備など
5 人材を育成したい
P10
従業員の能力開発など
6 事業主団体への活動支援
P13
傘下企業の人材確保や雇用改善等の支援事業
※
※
この冊子は雇用促進に関する主な制度を掲載しています。
事前に計画の提出が必要な場合や,申請期間が定められている場合が
ありますので,利用を検討する際は必ず各機関にお問い合わせください。
若年者・高年齢者・障がい者・母子家庭の母・季節労働者の雇用に利用できる
制度には,以下のマークがあります。
若年者
高年齢者
障がい者
母子家庭の母
季節労働者
1 新たに雇用したい
若年者・障がい者・母子家庭の母・季節労働者などを雇用する
場合の助成金・奨励金です。
若年者
母子家庭の母
季節労働者
① 就労経験のない職業に就くことを希望する者・安定した職業に就いていない者・
母子家庭の母・季節労働者などを試行的に雇用したい
職業経験,技能,知識等から安定的な就職が困難な求職者(①就労経験のない職
業に就くことを希望する者,②学校卒業後3年以内で安定した職業に就いていない
者,③2年以内に2回以上離職または転職を繰り返している者,④離職している期
間が1年を超えている者,⑤妊娠,出産または育児を理由として離職した者で,安
定した職業に就いていない期間が1年を超えている者,⑥就職支援にあたって特別
の配慮を要する生活保護受給者・母子家庭の母等・父子家庭の父・季節労働者等)
を,ハローワーク等の紹介により,一定期間試行雇用した場合に1人あたり月額最
大4万円(最長3か月間)を助成
ただし,対象者が母子家庭の母等または父子家庭の父の場合,月額最大5万円を
助成
高年齢者
障がい者
トライアル雇用奨励金
〔ハローワーク函館〕
母子家庭の母
② 高年齢者・障がい者・母子家庭の母などを雇用したい
高年齢者(60歳以上65歳未満)や障がい者などの就職が特に困難な者を,ハロー
ワーク等の紹介により,継続して雇用する労働者として雇い入れた(本助成金の支
給終了後も引き続き対象労働者が65歳以上に達するまで継続して雇用し,かつ,当
該雇用期間が継続して2年以上であることが確実と認められること)事業主に対し
て助成
【高年齢者(60~64歳),母子家庭の母等】
1人あたり60万円(大企業50万円),短時間労働者は40万円(大企業30万円)
【身体・知的障がい者(重度以外)】
1人あたり120万円(大企業50万円),短時間労働者は80万円(大企業30万円)
【身体・知的障がい者(重度又は45歳以上),精神障がい者】
1人あたり240万円(大企業100万円),短時間労働者は80万円(大企業30万円)
※短時間労働者・・・1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の者
特定求職者雇用開発
助成金
(特定就職困難者
雇用開発助成金)
〔ハローワーク函館〕
高年齢者
③ 65歳以上の離職者を雇用したい
65歳以上の離職者をハローワーク等の紹介により,1年以上継続して雇用する労
働者として雇い入れた(1週間の所定労働時間が20時間以上の労働者として雇い入
れ,1年以上雇用することが確実であると認められること)事業主に,1人あたり
60万円(大企業50万円),短時間労働者は40万円(大企業30万円)を助成
特定求職者雇用開発
助成金
(高年齢者雇用開発
特別奨励金)
〔ハローワーク函館〕
④ 事業所の設置・整備に伴い地域の人を雇い入れたい
求職者数に比べて雇用機会が著しく不足している地域等において,事業所の設
置・整備あるいは創業に伴い,ハローワーク等の紹介により雇い入れた場合に事業
所の設置・整備費用と対象労働者の増加数に応じて50~800万円を助成(最大3年間
(3回)支給)
ただし,創業の場合,1回目の支給において支給額の2分の1相当額を上乗せす
る。
2
地域雇用開発助成金
(地域雇用開発奨励金)
〔ハローワーク函館〕
障がい者
⑤ 障がい者を試行的に雇用したい
(1) 障害者トライアル雇用
就職が困難な障がい者を,ハローワーク等の紹介により,一定期間試行雇用
を行う場合,1人あたり月額最大4万円(最長3か月間)を助成
(2) 障害者短時間トライアル雇用
直ちに週20時間以上勤務することが難しい精神障がい者および発達障がい者
の求職者について,3か月から12か月の期間をかけながら20時間以上の就業
を目指して試行雇用を行う場合,1人あたり月額最大2万円(最長12か月
間)を助成
障害者トライアル
雇用奨励金
〔ハローワーク函館〕
障がい者
⑥ 初めて障がい者を雇用したい
過去3年間に障がい者雇用の経験のない中小企業(障がい者の雇用義務制度の対
象となる労働者数50~300人規模)において,雇用率制度の対象となる障がい者を初
めて雇用保険一般被保険者として雇用し,1人目の対象労働者を雇い入れた日の翌
日から起算して3か月後までの間に法定雇用率を達成し,対象となる措置のすべて
を満たした場合,120万円を助成
障害者初回雇用奨励金
(ファースト・ステップ奨励金)
〔ハローワーク函館〕
障がい者
⑦ 発達障がい者等を雇用したい
発達障がい者または難治性疾患患者をハローワーク等の紹介により常用労働者と
して雇い入れる事業主に対して,1人あたり120万円(大企業50万円),短時間労働者
は80万円(大企業30万円)を助成
発達障害者・難治性疾患
患者雇用開発助成金
〔ハローワーク函館〕
季節労働者
⑧ 季節労働者を通年雇用したい
北海道,東北地方等の積雪または寒冷の度が特に高い地域において,冬期間に離
職を余儀なくされる季節労働者を通年雇用した事業主に対して助成
【事業所内就業,事業所外就業】支払った賃金の3分の2(第1回目)
支払った賃金の2分の1(第2~3回目)
【休業】休業手当と賃金の2分の1(第1回目),3分の1(第2回目)
【業務転換】支払った賃金の3分の1
【訓練】支給対象経費の2分の1(季節的業務),3分の2(季節的業務以外)
【新分野進出】支給対象経費の10分の1
【季節トライアル雇用】支払った賃金の2分の1(減額あり)
通年雇用奨励金
〔ハローワーク函館〕
⑨ 事業規模の縮小等に伴い離職を余儀なくされた労働者等を雇い入れるとき
(1) 早期雇入れ支援
公共職業安定所長の認定を受けた再就職援助計画等(4頁※1参照)の対象と
なった労働者を,離職日から3か月以内に期間の定めのない労働者として雇い
入れた事業主に対して,1人あたり30万円を助成(1年度1事業所あたり500人
分を上限)
(2) 人材育成支援
事業規模の縮小等に伴い離職を余儀な<された労働者等を雇い入れ,または移
籍等により労働者を受け入れ,訓練(Off-JTのみ,またはOff-JTとOJT)を行っ
た事業主に対して助成
Off-JT
賃金助成
1時間あたり800円
訓練経費助成 実費相当額(上限30万円)
OJT
訓練実施助成 1時間あたり700円
労働移動支援助成金
(受入れ人材育成支援
奨励金)
〔ハローワーク函館〕
3
2 雇用を維持・改善したい
高年齢者の雇用の維持,有期契約労働者などの正社員転換
などを行う場合の助成金・奨励金です。
① 時間給を引き上げ,業務改善に取り組みたい
事業場内最低賃金が時間給等で800円未満の中小企業の事業主が,あらかじめ事
業実施計画を策定し,事業場内で使用する労働者の中で最も低い時間給を40円また
は60円以上引き上げ,労働能率の増進に資する設備・器具の導入,研修を実施した
場合に,その経費の2分の1(常時使用する労働者が企業全体で30人以下の場合は
4分の3)を助成(下限5万円,上限150万円)
業務改善助成金
(中小企業最低賃金引上げ
支援対策費補助金)
〔北海道労働局労働基準部賃金課〕
② 経営が悪化する中で,休業等により労働者の雇用の維持を図りたい
景気の変動,産業構造の変化などの経済上の理由により事業活動の縮小を余儀な
くされた場合(売上高または生産量などの事業活動を示す指標の最近3か月間の月
平均値が前年同期に比べ10%以上減少していること等)に,休業,教育訓練等によっ
て,その雇用する労働者の雇用維持を図る事業主に対して,休業手当等の3分の2
(大企業の場合は2分の1)を助成
さらに,教育訓練を行った場合,教育訓練費を1人あたり日額1,200円を加算
雇用調整助成金
〔ハローワーク函館〕
③ 事業規模の縮小等に伴い,離職させざるを得ない従業員の再就職を支援したい
再就職援助計画 ※1または求職活動支援基本計画書 ※2 を作成してハローワークの認
定を受け,従業員の求職活動のための休暇を1日以上与え,その休暇日に通常の賃金
の額以上の額を支払うとともに,再就職を実現するための支援を民間の職業紹介事
業者に委託等して行う事業主に対して,委託費用の3分の2(大企業2分の1),
支給対象者が45歳以上の場合は,委託費用の5分の4(大企業3分の2)を助成
(1人あたり上限60万円,再就職支援委託時に10万円を支給し,残りを再就職実現時
に支給)
訓練を委託した場合,月6万円を加算(上限3か月分)
グループワークを委託した場合,3回以上実施で1万円を加算
求職活動のための休暇を付与した場合,日額7千円(大企業4千円)を支給
(上限90日分,再就職実現時のみ支給,委託なしでも支給可能)
労働移動支援助成金
(再就職支援奨励金)
〔ハローワーク函館〕
高年齢者
④ 高年齢者が働き続けることができる職場を整備したい
高年齢者の活用促進のための機械設備の導入・雇用管理制度の整備等,雇用環境
整備の措置を実施した場合,これらの措置に要した対象経費の3分の2(大企業2
分の1)の額と,これらの措置の対象となる1年以上継続雇用している60歳以上の
雇用保険被保険者×20万円(建設,製造,医療,保育または介護の分野に係る事業
の場合は30万円)の額を比較して少ない額を助成(上限1,000万円)
※1
再就職援助計画とは・・・
事業所において事業縮小に伴って相当数(原則1か月で30人以
上)の労働者が離職する状況が見込まれる場合に作成する書類で
事業の現状や経緯,対象となる労働者の氏名・生年月日・再就職
援助のための措置等を記載したもの
4
高年齢者雇用安定助成金
〔(独)高齢・障害・求職者
雇用支援機構 北海道支部
高齢・障害者業務課〕
※2 求職活動支援基本計画書とは・・・
解雇等により離職することとなっている45歳以上65歳未満
の者または定年等により離職することとなっている60歳以上
65歳未満の者のうち,再就職を希望する者に対して事業主が
講じる再就職援助の措置や対象者数,付与する休暇の日数等
を記載した書面のこと
※キャリアアップ助成金の人材育成コースは12頁に掲載しています。
⑤ 有期契約労働者等を正規雇用へ転換等を図りたい
有期契約労働者等を正規雇用等に転換または派遣労働者を直接雇用した事業主に
対して助成
平成28年3月31日までの間に転換等を行った場合,
①有期契約労働者→正規雇用 1人あたり50万円(大企業40万円)
②有期契約労働者→無期雇用 1人あたり20万円(大企業15万円)
③無期雇用労働者→正規雇用 1人あたり30万円(大企業25万円)
また,派遣労働者を正規雇用で直接雇用する場合,30万円を加算
キャリアアップ助成金
(正規雇用等転換コース)
〔ハローワーク函館〕
⑥ 有期契約労働者等の賃金水準の向上を図りたい
有期契約労働者等の賃金水準の向上(平成28年3月31日までの間に賃金テーブル
等を2%以上増額改定)を図った事業主に対して助成
平成28年3月31日までの間にすべての有期契約労働者等の賃金テーブル等を増額
改定した場合は,1人あたり3万円(大企業2万円),一部の賃金テーブル等を増額改
定した場合,1人あたり1万5千円(大企業1万円)
また,平成28年3月31日までの間に職務評価を活用して処遇改善を行った場合
は,20万円(大企業15万円)を加算
キャリアアップ助成金
(処遇改善コース)
〔ハローワーク函館〕
⑦ 有期契約労働者等に対する健康診断制度を導入したい
有期契約労働者等に対して法定外の健康診断制度を新たに規定し,延べ4人以上
実施した事業主に対して,1事業所あたり40万円(大企業30万円)を助成
キャリアアップ助成金
(健康管理コース)
〔ハローワーク函館〕
⑧ 多様な正社員への転換等を図りたい
勤務地限定正社員,職務限定正社員,短時間正社員への転換,直接雇用等を実施
した事業主に対して助成
①勤務地・職務限定正社員制度を新たに規定し,適用した場合
1事業所あたり40万円(大企業30万円)
②平成28年3月31日までの間に有期契約労働者等を多様な正社員に転換または直
接雇用した場合
1人あたり30万円(大企業25万円)
③正規雇用労働者を短時間正社員に転換,または短時間正社員の新たな雇入れを
実施した場合
1人あたり20万円(大企業15万円)
①および② 平成28年3月31日までの間に派遣労働者を派遣先で勤務地限定正社
員,職務限定正社員または短時間正社員として直接雇用した場合,
1人あたり15万円加算
①~③
支給対象者が母子家庭の母等または父子家庭の父の場合,
1人あたり10万円加算
⑨ 短時間労働者の週所定労働時間を30時間以上に延長したい
週所定労働時間が25時間未満の有期契約労働者等の週所定労働時間を30時間以上
に延長し,社会保険を適用した場合,1人あたり10万円(大企業7万5千円)を助
成
キャリアアップ助成金
(多様な正社員コース)
〔ハローワーク函館〕
キャリアアップ助成金
(短時間労働者の週所定
労働時間延長コース)
〔ハローワーク函館〕
5
3 障がい者雇用に取り組みたい
障がい者が働きやすいように職場等を整備する場合の助成金
(障害者雇用納付金制度 に基づく助成金(④,⑦,⑧,⑨
を除く))です。
※3
障害者トライアル雇用奨励金,障害者初回雇用奨励金,発達障害者・難治性疾患患者雇用開発助成金については3頁に掲載しています
障がい者
① 障がい者の就労が容易となるように施設や設備を整備したい
障がい者を常用労働者として雇い入れるか継続して雇用する事業主が,その障が
い者が障がいを克服し作業を容易に行うことができるよう配慮された作業施設およ
び作業設備等の設置・整備を行う場合,支給対象費用の3分の2または支給限度額
(対象障がい者1人につき450万円)のいずれか低い額を助成
これらを賃借により行う場合は,賃借費用の3分の2または支給限度額(対象障
がい者1人につき13万円)のいずれか低い額を助成。対象障がい者が短時間労働者
(重度身体障がい者,重度知的障がい者または精神障がい者を除く)である場合の
支給限度額は,作業施設等の設置・整備および賃借いずれも1人につき上記の半額
障害者作業施設
設置等助成金
〔(独)高齢・障害・求職者
雇用支援機構 北海道支部
高齢・障害者業務課〕
障がい者
② 障がい者が利用しやすいように福利厚生施設の整備をしたい
障がい者を継続して雇用する事業主またはその事業主が加入している事業主団体
が,障がい者が利用しやすいよう配慮された保健施設,給食施設,教養文化施設な
どの福利厚生施設の設置や整備を行う場合,支給対象費用の3分の1または支給限
度額(対象障がい者1人につき225万円)のいずれか低い額を助成
対象障がい者が短時間労働者(重度身体障がい者,重度知的障がい者または精神
障がい者を除く)である場合の支給限度額は,1人につき上記の半額
障害者福祉施設
設置等助成金
〔(独)高齢・障害・求職者
雇用支援機構 北海道支部
高齢・障害者業務課〕
障がい者
③ 障がい者の雇用管理のために必要な介助等の措置を行いたい
障がい者を雇い入れるまたは継続して雇用する事業主が,障がいの特性に応じた
適切な雇用管理のために必要な介助等の措置を実施する場合,次の措置の内容に応
じて費用の一部を助成
[①職場介助者の配置または委嘱 ②①の継続措置 ③手話通訳担当者の委嘱]
障害者介助等助成金
〔(独)高齢・障害・求職者
雇用支援機構 北海道支部
高齢・障害者業務課〕
障がい者
④ 施設整備を行い,障がい者を多数雇い入れたい
中小企業である事業主が,地域の障がい者雇用促進のための計画を作成し,当該
計画に基づき障がい者を10人以上等多数雇用するとともに,障がい者の雇入れに必
要な事業所の施設・設備等の設置・整備をした場合に,当該施設・設備等の設置等
に要する費用に対して,支給対象者数と施設整備に要した費用に応じて総額2,000~
3,000万円(3年間) を助成
中小企業障害者多数雇用
施設設置等助成金
〔ハローワーク函館〕
障がい者
⑤ 重度障がい者を多数雇用する施設等の整備を行いたい
重度の身体障がい者,知的障がい者(短時間労働者を除く)または精神障がい者
を労働者として1年以上継続して10人以上雇用し,常用労働者数に占める対象障が
い者数の割合が2割以上である事業主が,これらの重度障がい者等の安定した雇用
のために事業施設等の設置や整備を行う場合,その費用の3分の2または限度額5
千万円のいずれか低い額を助成
6
重度障害者多数雇用
事業所施設設置等助成金
〔(独)高齢・障害・求職者
雇用支援機構 北海道支部
高齢・障害者業務課〕
障がい者
⑥ 雇用する重度障がい者等の通勤を容易にしたい
重度身体障がい者,知的障がい者,精神障がい者または障がい特性により通勤が
特に困難と認められる身体障がい者を労働者として雇い入れるか,継続して雇用す
る
合,措置の内容に応じて費用の一部を助成 [①対象障がい者のための住宅の賃借
②対象障がい者5人以上が入居する住宅への指導員の配置 ③対象障がい者の住宅
手当の支払 ④通勤のためのバスの購入(対象障がい者5人以上) ⑤通勤バス運
転従事者の委嘱(対象障がい者5人以上) ⑥対象障がい者のための通勤援助者の
委嘱 ⑦対象障がい者自らが運転する通勤自動車の駐車場の賃借 ⑧対象障がい者
自らが運転する通勤用自動車の購入]
重度障害者等通勤対策
助成金
〔(独)高齢・障害・求職者
雇用支援機構 北海道支部
高齢・障害者業務課〕
障がい者
⑦ 障がい者を雇い入れるとともに,職場支援員を配置し,
障がい者の職場定着を図りたい
障がい者を雇い入れるとともに,その業務に必要な援助や指導を行う職場支援員
(職場支援員1人が支援する対象労働者の数は3人を上限)を配置する事業主に対し
て助成
【職場支援員を雇用契約または業務委託契約により配置した場合】
1人あたり月額4万円(大企業3万円)
短時間労働者は月額2万円(大企業1万5千円)
【職場支援員を委嘱契約により配置した場合】
委嘱による支援1回あたり1万円
※助成対象期間は、2年間(精神障がい者は3年間)が上限
障害者雇用安定奨励金
(障害者職場定着支援奨励金)
〔ハローワーク函館〕
障がい者
⑧ 自社において雇用している障がい者の職場適応・定着を図るため,
職場適応援助者 ※4(ジョブコーチ)を配置したい
職場適応援助者による援助を必要とする障がい者のために,職場適応援助者を配
置して援助を行う事業主に対して,職場適応援助者による援助を必要とする障がい
者1人あたり月額8万円(大企業月額6万円),短時間労働者は月額4万円(大企業月
額3万円)を助成(助成対象期間は、6か月が上限)
また,企業在籍型職場適応援助者養成研修の受講料を事業主がすべて負担し,か
つ養成研修の修了後6か月以内に,初めての支援を実施した場合,受講料の2分の
1の額を助成
障害者雇用安定奨励金
(企業在籍型職場適応援助
促進助成金)
〔ハローワーク函館〕
障がい者
⑨ 中途障がい者を職場復帰させたい
事故や難病の発症等による中途障がい等により長期の休職を余儀なくされた労働
者に職場復帰のために必要な職場適応の措置を実施した事業主に対して,1人あた
り70万円(大企業50万円)を助成
※3
障害者職場復帰支援
助成金
〔ハローワーク函館〕
障害者雇用納付金制度とは・・・(平成27年4月1日から,常時雇用する労働者数が100人を超える中小事業主に適用拡大されました)
障がい者を雇用するには,作業施設や設備の改善,職場環境の整備等が必要とされることが多く,経済的負担が伴うことから,雇用義務を履行し
ている事業主と履行していない事業主との経済的負担を調整するとともに,障がい者の雇用の促進と職業の安定を図るため,事業主の共同拠出によ
る「障害者雇用納付金制度」が設けられています。具体的には,常時雇用する労働者数が100人を超える事業主は,雇用障害者数が法定雇用率(2.0%)
を下回っている場合は,納付金の納付が必要となり,超えている場合は調整金が支給されます。
※4
職場適応援助者とは・・・
(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構が行う研修または厚生労働大臣が定める研修を修了し,援助の実施に関し,必要な相当程度の経験および能
力を有すると認められる者のこと。障がい者の就労を援助する社会福祉法人・NPO法人等に雇用されている訪問型職場適応援助者と事業主に雇用
されている企業在籍型職場適応援助者がある。
7
4 労働環境を整えたい
仕事と家庭の両立ができる職場環境の整備など従業員の労働
環境を整える場合の助成金です。
① 従業員が育児をしやすいよう職場環境を整えたい
(1) 従業員のための保育施設を事業所内に設置する事業主や事業主団体に対し,その
設置,運営,増築に係る費用の一部を助成
・設置費:2,300万円を限度に建築等に要した費用の3分の2
(大企業は1,500万円を限度に3分の1)を助成
・増築費(増築):1,150万円を限度に建築等に要した費用の2分の1
(大企業は750万円を限度に3分の1)を助成
・増築費(建て替え):2,300万円を限度に建築等に要した費用の2分の1
(大企業は1,500万円を限度に3分の1)を助成
・運営費:次の①から③のうち最も低い額を助成
ただし,平成26年12月31日以前に保育施設の運営を開始した事業主や事業主団
体は,運営費の支給額が異なる。
①(運営に要した費用)-{施設定員(最大10人)×運営月数×月額5千円(大
企業は1万円)}により算出した額
②1日平均保育乳幼児数(現員)1人あたり年額45万円(大企業34万円)×現員
の人数
体調不良児対応型の場合は,年額165万円を加算
③1年間の支給限度額は,1,800万円(大企業1,360万円)
体調不良児対応型の場合は,年額165万円を加算
(1)事業所内保育施設
設置・運営等支援
助成金
(2) 育児休業取得者の代替要員を確保し,かつ育児休業取得者を原職等に復帰させた
事業主に,対象者1人につき30万円を助成(1事業主あたり5年間かつ1年度間
に延べ10人を上限)
さらに,支給対象者が有期契約労働者の場合は10万円を加算
(2)中小企業両立支援
助成金
(3) 有期契約労働者を育児休業後,原職等に復帰させた事業主に,1人目40万円,2
人目から5人目15万円を助成(平成28年3月31日までに育児休業を終了し原職等
に復帰した有期契約労働者が対象)
さらに,通常の労働者として復帰させた場合,1人目10万円,2人目から5人
目5万円を加算
(3)中小企業両立支援
助成金
(4) 「育休復帰プランナー」の支援を受けて,「育休復帰支援プラン」を策定および
導入し,対象労働者が育児休業を取得した場合,および当該育休取得者が復帰し
た場合にそれぞれ30万円を助成
(1企業あたり,育休取得時・職場復帰時それぞれ1回限り)
(4)中小企業両立支援
助成金
〔北海道労働局雇用均等室〕
(代替要員確保コース)
(期間雇用者継続就業
支援コース)
(育休復帰支援プラン
コース)
〔北海道労働局雇用均等室〕
8
② 労働環境の向上を図りたい
(1)健康・環境・農林漁業分野等の事業を営む事業主が雇用管理制度(評価・処遇制
度,研修制度,健康づくり制度,メンター制度)の導入等により,労働環境の向
上を図った場合,その導入内容に応じ助成[①評価・処遇制度10万円 ②研修制
度10万円 ③健康づくり制度10万円 ④メンター制度10万円 ⑤介護福祉機器等
(介護関連事業主のみ)の導入に要した費用の2分の1(上限300万円)]
また,雇用管理制度導入後,離職率を目標値以下に低下させた事業主に60万円
を助成
職場定着支援助成金
(2) 雇用する労働者の年次有給休暇の年間平均取得日数が13日以下であって月間平均
所定外労働時間数が10時間以上である中小企業事業主が,労務管理用ソフトウェ
ア等の導入・更新,外部専門家によるコンサルティング等をはじめとした労働時
間等の設定の改善の取り組みを実施した場合,実施に要した経費の一部を助成
(申込締切:平成27年10月15日)
職場意識改善助成金
(3)労働基準法の特例として法定労働時間が週44時間とされており,かつ,所定労働
時間が週40時間を超え週44時間以下の事業場を有する中小企業事業主が,労務管
理用ソフトウェア等の導入・更新等をはじめとした所定労働時間短縮の取り組み
を実施した場合,実施に要した経費の一部を助成
(申込締切:平成27年12月15日)
職場意識改善助成金
(4) 終日,在宅またはサテライトオフィスにおいて就業するテレワークを新規または
試行的に導入している中小企業事業主が,テレワーク用通信機器の導入や運用,
テレワーク勤務に関する就業規則等の整備等の取り組みを実施した場合,実施に
要した経費の一部を助成
(申込締切:平成27年12月1日)
職場意識改善助成金
(個別企業助成コース)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
(職場環境改善コース)
〔北海道労働局労働基準部
監督課〕
(所定労働時間
短縮コース)
〔北海道労働局労働基準部
監督課〕
(テレワークコース)
〔テレワーク相談センター〕
BO
OK
9
5 人材を育成したい
従業員の職業訓練などに関する取り組みを行う場合の助成金
です。
① 従業員のキャリア形成を図りたい
年間職業能力開発計画 ※5 を作成し,これに基づいた職業訓練を実施した場合,
訓練に要した経費や訓練実施期間中の賃金の一部などを助成
キャリア形成促進助成金
・健康・環境・農林漁業等の成長分野での人材育成のための訓練
賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 実費相当額の2分の1(大企業3分の1)
・海外関連業務に関する人材育成のための訓練
賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 実費相当額の2分の1(大企業3分の1)
・育児休業中・復帰後・再就職後の能力アップのための訓練
賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 実費相当額の3分の2(大企業2分の1)
・厚生労働大臣が指定した専門的・実践的な教育訓練講座(専門実践教育訓練)に
対する支援
賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 実費相当額の2分の1(大企業3分の1)
・採用後5年以内かつ35歳未満の若年者に対する職業訓練
賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 実費相当額の2分の1(大企業3分の1)
・熟練技能者の指導力強化や技能承継のための訓練,認定職業訓練
賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 実費相当額の2分の1(大企業3分の1)
・厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練(中小企業のみ)
Off-JT 賃金助成
1時間あたり800円
訓練経費助成 実費相当額の2分の1
OJT
訓練実施助成 1時間あたり600円
・労働者の自発的な能力開発に対する支援(中小企業のみ)
賃金助成
1時間あたり800円
訓練経費助成 実費相当額の2分の1
・雇用する労働者に対する上記8コース以外の職業訓練(中小企業のみ)
賃金助成
1時間あたり400円
訓練経費助成 実費相当額の3分の1
・建設業や製造業の事業主が単独または企業間で連携して実施する,15歳以上45歳
未満の雇用保険被保険者を対象とする厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練
Off-JT 賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 実費相当額の3分の2(大企業2分の1)
OJT
訓練実施助成 1時間あたり700円(大企業400円)
政策課題対応型訓練
(成長分野等人材育成コース)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
政策課題対応型訓練
(グローバル人材育成コース)
政策課題対応型訓練
(育休中・復帰後等
能力アップコース)
政策課題対応型訓練
(中長期的キャリア形成コース)
政策課題対応型訓練
(若年人材育成コース)
政策課題対応型訓練
(熟練技能育成・継承コース)
政策課題対応型訓練
(認定実習併用職業訓練コース)
政策課題対応型訓練
(自発的職業能力開発コース)
一般型訓練
ものづくり人材育成訓練
(企業単独型訓練
および企業連携型訓練)
※5 年間職業能力開発計画とは・・・
1年ごとに定める事業内職業能力開発計画に基づいた職業訓練,職業能力のための休暇,職業能力の評価,キャリア・コンサル
ティングその他の職業能力開発に関する計画
10
② 建設労働者の技能を向上させたい
中小建設事業主が,建設労働者の雇用の改善,技能の向上を行う場合,経費の一
部や訓練期間中の賃金の一部を助成
・認定訓練コース(経費助成)
職業能力開発促進法による認定職業訓練を行う場合,広域団体認定訓練助成金の
支給または認定訓練助成事業費補助金の交付を受けて道が行う助成により助成対象
経費とされた額の6分の1を助成
・認定訓練コース(賃金助成)
建設事業主が雇用する建設労働者に有給で認定訓練(キャリア形成助成金または
キャリアアップ助成金の支給を受けていることが必要)を受講させた場合,建設労
働者1人1日あたり5千円を助成
・技能実習コース(経費助成)
雇用する建設労働者に対して建設工事における作業の技能向上のために技能実習
を実施する中小建設事業主に対し,一つの技能実習について1人あたり20万円を上
限として,技能実習の実施に要した経費の9割(登録教習機関等に委託して行う場
合は8割)を助成
・技能実習コース(賃金助成)
建設事業主が雇用する建設労働者に有給で技能実習等を受講させた場合,一つの
技能実習につき20日分を上限に1人1日あたり8千円を助成
・雇用管理制度コース(整備助成)
雇用管理改善に資する,評価・処遇制度,研修体系制度,健康づくり制度,メン
ター制度のいずれかの制度を導入・実施した場合についてはそれぞれ10万円を助成
また,離職率目標を達成した場合に60万円,離職率目標および入職率目標を達成
した場合に120万円を助成
・若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース(事業主経費助成)
若年および女性労働者の入職や定着を図るため年間計画を策定し,技能向上や雇
用改善の取り組みの奨励に関する事業などを実施する場合,1事業年度について
200万円を上限とし,事業実施に要した経費の3分の2(大企業2分の1)を助成
また,労働者に所定の雇用管理研修を受講させた場合は1人1日あたり8千円を
助成
・建設広域教育訓練コース(推進活動経費助成)
建設工事における作業に係る職業訓練の推進のため職業訓練の広報などを行う場
合,職業訓練推進活動に要した経費の3分の2を助成
・建設広域教育訓練コース(施設設置等経費助成)
認定訓練の実施に必要な施設または設備の設置または整備を行う場合,これらに
要した経費の2分の1相当額を助成
・新分野教育訓練コース(経費助成)
建設労働者を継続して雇用しつつ,建設業以外の新分野事業に従事させるために
必要な教育訓練を行う場合,新分野教育訓練終了後および新分野事業進出後それぞ
れにおいて,教育訓練に要した経費の3分の1相当額を助成
建設労働者確保育成
助成金
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課雇用対策係〕
認定訓練コース(経費助成)
認定訓練コース(賃金助成)
の問い合わせ先は,
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕となります
11
・新分野教育訓練コース(賃金助成)
雇用する建設労働者に対して,有給で建設業以外の新分野事業に従事させるた
めに必要な教育訓練を受講させる場合,新分野教育訓練終了後および新分野事業
進出後それぞれにおいて,教育訓練を受けさせた建設労働者1人1日あたり3千
5百円を支給
・作業員宿舎等設置コース(経費助成)
被災3県(岩手県,宮城県,福島県)に所在する建設工事現場での作業員宿舎
等を賃借した場合,賃借に要した費用の3分の2を助成
建設労働者確保育成
助成金
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課雇用対策係〕
③ 従業員の人材育成をしたい
職業能力評価等の人材育成制度を導入・実施し継続して人材育成に取り組む事業
主にその導入内容に応じ助成
①教育訓練・職業能力評価制度
導入助成:50万円(大企業25万円)
実施助成:1人あたり5万円(大企業2万5千円)
②キャリア・コンサルティング制度
導入助成:30万円(大企業15万円)
実施助成:1人あたり5万円(大企業2万5千円)
キャリア・コンサルタントを育成した場合
育成助成:1人あたり15万円(大企業7万5千円)
③技能検定合格報奨金制度
導入助成:20万円(大企業10万円)
実施助成:1人あたり5万円(大企業2万5千円)
企業内人材育成推進
助成金
(個別企業助成コース)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
④ 有期契約労働者等に職業訓練を行いたい
有期契約労働者等に職業訓練を行った事業主に対して次の額を助成
Off-JT 賃金助成
1時間あたり800円(大企業500円)
Off-JT 訓練経費助成 Off-JTの訓練時間数に応じた次の金額(実費を限度)
【一般職業訓練等】
100時間未満
10万円(大企業7万円)
100時間以上200時間未満
20万円(大企業15万円)
200時間以上
30万円(大企業20万円)
【中長期的キャリア形成訓練】
100時間未満
15万円(大企業10万円)
100時間以上200時間未満
30万円(大企業20万円)
200時間以上
50万円(大企業30万円)
OJT 訓練実施助成 1時間あたり800円(大企業700円)
12
キャリアアップ助成金
(人材育成コース)
キャリアアップ助成金の
「正規雇用等転換コース」
「処遇改善コース」
「健康管理コース」
「多様な正社員コース」
「短時間労働者の
週所定労働時間延長コース」
は5頁に掲載しています
〔ハローワーク函館〕
② 建設労働者の技能を向上させたい
中小建設事業主が,建設労働者の雇用の改善,技能の向上を行う場合,経費の一
部や訓練期間中の賃金の一部を助成
・認定訓練コース(経費助成)
職業能力開発促進法による認定職業訓練を行う場合,広域団体認定訓練助成金の
支給または認定訓練助成事業費補助金の交付を受けて道が行う助成により助成対象
経費とされた額の6分の1を助成
・認定訓練コース(賃金助成)
建設事業主が雇用する建設労働者に有給で認定訓練(キャリア形成助成金または
キャリアアップ助成金の支給を受けていることが必要)を受講させた場合,建設労
働者1人1日あたり5千円を助成
・技能実習コース(経費助成)
雇用する建設労働者に対して建設工事における作業の技能向上のために技能実習
を実施する中小建設事業主に対し,一つの技能実習について1人あたり20万円を上
限として,技能実習の実施に要した経費の9割(登録教習機関等に委託して行う場
合は8割)を助成
・技能実習コース(賃金助成)
建設事業主が雇用する建設労働者に有給で技能実習等を受講させた場合,一つの
技能実習につき20日分を上限に1人1日あたり8千円を助成
・雇用管理制度コース(整備助成)
雇用管理改善に資する,評価・処遇制度,研修体系制度,健康づくり制度,メン
ター制度のいずれかの制度を導入・実施した場合についてはそれぞれ10万円を助成
また,離職率目標を達成した場合に60万円,離職率目標および入職率目標を達成
した場合に120万円を助成
・若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース(事業主経費助成)
若年および女性労働者の入職や定着を図るため年間計画を策定し,技能向上や雇
用改善の取り組みの奨励に関する事業などを実施する場合,1事業年度について
200万円を上限とし,事業実施に要した経費の3分の2(大企業2分の1)を助成
また,労働者に所定の雇用管理研修を受講させた場合は1人1日あたり8千円を
助成
・建設広域教育訓練コース(推進活動経費助成)
建設工事における作業に係る職業訓練の推進のため職業訓練の広報などを行う場
合,職業訓練推進活動に要した経費の3分の2を助成
・建設広域教育訓練コース(施設設置等経費助成)
認定訓練の実施に必要な施設または設備の設置または整備を行う場合,これらに
要した経費の2分の1相当額を助成
・新分野教育訓練コース(経費助成)
建設労働者を継続して雇用しつつ,建設業以外の新分野事業に従事させるために
必要な教育訓練を行う場合,新分野教育訓練終了後および新分野事業進出後それぞ
れにおいて,教育訓練に要した経費の3分の1相当額を助成
建設労働者確保育成
助成金
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課雇用対策係〕
認定訓練コース(経費助成)
認定訓練コース(賃金助成)
の問い合わせ先は,
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕となります
11
・新分野教育訓練コース(賃金助成)
雇用する建設労働者に対して,有給で建設業以外の新分野事業に従事させるた
めに必要な教育訓練を受講させる場合,新分野教育訓練終了後および新分野事業
進出後それぞれにおいて,教育訓練を受けさせた建設労働者1人1日あたり3千
5百円を支給
・作業員宿舎等設置コース(経費助成)
被災3県(岩手県,宮城県,福島県)に所在する建設工事現場での作業員宿舎
等を賃借した場合,賃借に要した費用の3分の2を助成
建設労働者確保育成
助成金
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課雇用対策係〕
③ 従業員の人材育成をしたい
職業能力評価等の人材育成制度を導入・実施し継続して人材育成に取り組む事業
主にその導入内容に応じ助成
①教育訓練・職業能力評価制度
導入助成:50万円(大企業25万円)
実施助成:1人あたり5万円(大企業2万5千円)
②キャリア・コンサルティング制度
導入助成:30万円(大企業15万円)
実施助成:1人あたり5万円(大企業2万5千円)
キャリア・コンサルタントを育成した場合
育成助成:1人あたり15万円(大企業7万5千円)
③技能検定合格報奨金制度
導入助成:20万円(大企業10万円)
実施助成:1人あたり5万円(大企業2万5千円)
企業内人材育成推進
助成金
(個別企業助成コース)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
④ 有期契約労働者等に職業訓練を行いたい
有期契約労働者等に職業訓練を行った事業主に対して次の額を助成
Off-JT 賃金助成
1時間あたり800円(大企業500円)
Off-JT 訓練経費助成 Off-JTの訓練時間数に応じた次の金額(実費を限度)
【一般職業訓練等】
100時間未満
10万円(大企業7万円)
100時間以上200時間未満
20万円(大企業15万円)
200時間以上
30万円(大企業20万円)
【中長期的キャリア形成訓練】
100時間未満
15万円(大企業10万円)
100時間以上200時間未満
30万円(大企業20万円)
200時間以上
50万円(大企業30万円)
OJT 訓練実施助成 1時間あたり800円(大企業700円)
12
キャリアアップ助成金
(人材育成コース)
キャリアアップ助成金の
「正規雇用等転換コース」
「処遇改善コース」
「健康管理コース」
「多様な正社員コース」
「短時間労働者の
週所定労働時間延長コース」
は5頁に掲載しています
〔ハローワーク函館〕
6 事業主団体への活動支援
事業協同組合などの事業主団体が行う傘下企業の人材確保や
雇用改善等の支援事業を行う場合の助成金です。
① 人材確保や職場定着を支援したい
知事から「中小企業における労働力の確保及び良好な雇用機会の創出のための雇
用管理の改善の促進に関する法律」に基づく改善計画の認定を受けた健康,環境,
農林漁業等分野などに該当する事業を営む中小企業者を構成員とする事業協同組合
等が,計画策定・調査事業およびモデル事業普及活動事業を必ず実施し,併せて安
定的雇用確保事業または職場定着事業のいずれか(または両方)を実施した場合,
事業に要した費用の3分の2を助成(1年度の支給限度額は構成中小企業者数によ
る)
・小規模認定組合等(構成中小企業者数100未満)
限度額 600万円
・中規模認定組合等(構成中小企業者数100以上500未満) 限度額 800万円
・大規模認定組合等(構成中小企業者数500以上)
限度額1,000万円
② 若年建設労働者および女性建設労働者を確保したい
事業協同組合等がその構成員のために,若年および女性労働者の入職,定着を図
るため,雇用管理の改善に係る課題の把握に必要な調査研究を行い,建設業に対す
る啓発活動などの実施計画の策定など年次計画策定・調査事業を行う場合,また
は,入職内定者への教育訓練や新規入職者への研修会等などの入職・職場定着事業
を実施する場合,事業の実施に要した経費の3分の2(大企業2分の1)相当額を
助成
職場定着支援助成金
(中小企業団体助成コース)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
建設労働者確保育成助成金
(若年者及び女性に魅力ある
職場づくり事業コース・
事業主団体経費助成)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課雇用対策係〕
③ 若年労働者の育成や熟練技能者の育成・継承または育児休業中・復職後・
再就職後の能力アップのための職業訓練を支援したい
事業協同組合等がその構成員のために,「訓練実施計画書」を策定し事前に提出
した上で,次の訓練の実施に要した費用の2分の1(③は3分の2)を助成
[①若年労働者を対象とする実践的な訓練等の実施 ②熟練技能者の指導力強化や
技能継承のための訓練 ③育児休業中・復職後・再就職後の能力アップのための訓
練](1事業主団体等が1年度に受給できる限度額 500万円)
キャリア形成促進助成金
(団体等実施型訓練)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
④ 建設業や製造業の人材を育成したい
事業主団体等と地域の建設業や製造業の事業主が共同で実施する,15歳以上45歳
未満の雇用保険被保険者を対象とする厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練
Off-JT 賃金助成
1時間あたり800円(大企業400円)
訓練経費助成 中小企業3分の2(大企業2分の1)
事業主団体等3分の2
OJT
訓練実施助成 1時間あたり700円(大企業400円)
キャリア形成促進助成金
(ものづくり人材育成訓練
事業主団体等連携型訓練)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
⑤ 人材を育成を支援したい
事業協同組合等がその構成員のために,教育訓練制度や職業能力評価制度の作成
を行い,構成事業主が3事業主以上,かつ,労働者合計30名以上に導入・実施さ
れた場合に,制度導入支援に要した費用の3分の2を助成
企業内人材育成推進助成金
(事業主団体助成コース)
〔北海道労働局職業安定部
職業対策課分室〕
13
各制度の申請・問い合わせ先
事前に計画の提出が必要な場合や,申請期間が定められている場合が
ありますので,利用を検討する際は必ず各機関にお問い合わせください。
機 関
名
所
在
地
電話番号
ハローワーク函館
函館市新川町26番6号
(函館公共職業安定所)
函館地方合同庁舎分庁舎
0138-26-0735
[32#]
北海道労働局職業安定部
札幌市北区北7条西2丁目20番地
職業対策課分室
東京建物札幌ビル7階
011-788-9132
北海道労働局職業安定部
札幌市北区北8条西2丁目1番1号
職業対策課雇用対策係
札幌第一合同庁舎3階
011-709-2311
[内線3682]
札幌市北区北8条西2丁目1番1号
札幌第一合同庁舎9階
011-709-2311
[内線3572・3573]
北海道労働局労働基準部
札幌市北区北8条西2丁目1番1号
監督課・賃金課
札幌第一合同庁舎9階
011-709-2311
東京都千代田区神田駿河台1-8-
テレワーク相談センター
11 東京YWCA会館303
(厚生労働省委託事業)
社団法人日本テレワーク協会内
0120-91-6479
独立行政法人高齢・障害・
求職者雇用支援機構 札幌市西区二十四軒4条1丁目
北海道支部
4番1号
高齢・障害者業務課
011-622-3351
北海道労働局雇用均等室
雇用促進支援ガイド 平成27年度版
平成27年9月発行
発行 函館市
函館市東雲町4番13号
編集 経済部労働課 0138(21)3308