2016年度 一般財団法人東京マラソン財団 事業計画書及び予算書

2016年度
一般財団法人東京マラソン財団
事業計画書及び予算書
2016年3月
一般財団法人東京マラソン財団
法人の概要
1 設立年月日
平成 22 年6月 30 日
一般財団法人東京マラソン財団 設立
2 事業の概要
この法人は、東京マラソンを安定的に運営し、国内外から多く
のランナーが集う世界最高水準の大会へと発展させるとともに、
ランニングスポーツの普及振興を通じて、都民の健康増進と豊か
な都民生活の形成に寄与することを目的として、以下の事業を行
うこととしている。
(1) 東京マラソンの企画運営に関する事項
(2) 東京マラソンの魅力を向上させるための事業
(3) ランニングスポーツの普及振興に関する事業
(4) その他、この法人の設立目的を達成するための事業
3 基本財産
8.8億円
東京都出捐金 8億円
公益財団法人日本陸上競技連盟出捐金
8千万円
目
次
2016 年度事業計画及び収支予算
<2016 年度事業計画>
Ⅰ
経営方針
1
Ⅱ
事業体系
2
Ⅲ
東京マラソン 2017
3
Ⅳ
オフィシャルイベント
5
Ⅴ
東京マラソン財団公式クラブ「ONE TOKYO」
6
Ⅵ
チャリティ事業
7
Ⅶ
関連団体連携事業
7
<2016 年度収支予算>
2016 年度収支予算
8
2016 年度事業計画
Ⅰ 経営方針
2016 年度の事業実施に当たっては、東京マラソンを通じたランニングスポ
ーツのさらなる発展を目指すとともに、東京マラソンを世界最高峰の大会へ
と成長させ、その地位を強固なものとするため、競技性の改善や大会として
の付加価値向上の観点からフィニッシュ地点及びコースの変更を行う。
変更にあたっては、これまで 10 年の間に培った経験を最大限活かし、関係
者が一丸となって、運営方法の抜本的な再構築を実施するとともに、大会参
加者やボランティア、観衆にとって心に残る大会となるよう、新たな東京マ
ラソンに相応しい大会運営を目指す。
また、2016 大会に引き続き、警備や医療救護、危機対応の強化を図り、よ
り安全・安心な大会運営に努めていくとともに、ボランティアをはじめとし
た運営方法の不断の見直しを行い、2020 年東京オリンピック・パラリンピッ
ク競技大会の開催も見据えた事業展開を図る。
その他の事業として、東京マラソン財団公式クラブ「ONE TOKYO」の会員サ
ービスを充実させるとともに、オフィシャルイベントの開催や、ランナーサ
ポート施設「ジョグポート有明」の活用などにより、より多くの市民にラン
ニングの機会を提供していく。
また、社会貢献活動の一環として、チャリティランナーの募集を通じた活
動を中心にチャリティ活動を実施する。実施に当たっては、スポーツレガシ
ー事業をはじめとした寄付事業の充実を図るほか、より多くの市民が寄付に
親しみを感じ、気軽に参加できる取組を行うなど、東京マラソンを通じた寄
付文化の醸成を図る。
これらの事業を確実に実施するため、当財団の運営に当たっては、財源の
確保と経費縮減の取組みを進め、安定的な経営基盤を確立するとともに、経
営の透明性の向上を進め、より多くの市民の理解と協力が得られるよう努め
ていく。
Ⅱ 事業体系
東京マラソン 2017
(
一
財
)
東
京
マ
ラ
ソ
ン
財
団
実
施
事
業
オフィシャルイベント
公式クラブ「ONE TOKYO」
本大会
EXPO
ファミリーラン
フレンドシップラン
ランニングイベント
普通救命講習会
等
東京マラソン先行受付
ランナーサポート施設
ランニングクリニック
メルマガの配信
チャリティ事業
等
チャリティランナーの募集
一般寄付の募集
等
2020 年オリンピック・パラリ
関連団体連携事業
ンピック開催を見据えた都、
日本陸連との連携 等
Ⅲ 東京マラソン 2017
競技性の向上や大会としての付加価値向上の観点からフィニッシュ地点を
これまでの有明東京ビッグサイトから東京駅前・行幸通りに変更し、併せて、
過去 10 年間の東京の街並みの変遷などを踏まえた新たなコースに変更を行
う。
変更にあたっては、東京都を始めとする関係自治体のほか、コース沿道の
町会や関係団体等と協力し、円滑な大会実施を図るとともに、これまで以上
に国内外のトップランナーと市民ランナー、大会を支えるボランティアや沿
道の観客が一体となった大会運営を目指す。
また、2016 大会に引き続き、警備や医療救護、危機対応の強化を図り、よ
り安全・安心な大会運営に努める。
1 東京マラソン 2017
項
目
内
容
備
日
程
2017 年2月 26 日(日) 2月第4日曜日
時
間
9時 05 分~16 時 10 分
場
所
考
東京都庁~飯田橋~神田~日本橋~浅草雷門~両国
~門前仲町~銀座~高輪~日比谷~東京駅前・行幸通り
マラソン
35,500 人
10km
500 人
19 歳~
16 歳~18 歳
障害者及び移植者
2 東京マラソン EXPO2017
項
目
内
容
日
程
2017 年2月 23 日(木)
~25 日(土)
時
間
11 時 00 分~21 時 00 分
場
所
東京ビッグサイト
備
考
※最終日は 20 時まで
3 東京マラソンファミリーラン 2017
次代を担う子供たちに東京マラソンの魅力を体感し、スポーツに親しむ
機会を提供するためのイベント
備
考
項
目
内 容
日
程
2017 年2月 26 日(日)
予定
時
間
15 時 30 分~16 時 00 分
2016 大会実績より
会
場
未定
規
模
1,000 組 2,000 人
2016 大会実績より
4 東京マラソンフレンドシップラン 2017
東京マラソンに参加するため、来日した外国人へのおもてなしや交流等
を目的としたランニングイベント
内
備
項
目
容
日
程
2017 年2月 25 日(土) 予定
時
間
10 時 30 分~13 時 00 分
会
場
未定
規
模
1,500 人
考
2016 大会実績より
2016 大会実績より
5 ボランティアリーダー研修兼選考
東京マラソンを支える1万人のボランティアが機動的に活動するべく、
ボランティア運営の中枢となる「ボランティアリーダー」を養成する。
研修においては、ボランティアリーダーの役割、コミュニケーションに
ついての講義及び体験型の実習を通してリーダーの意識統一を図る。
Ⅳ オフィシャルイベント
1 ランニングイベント
マラソン大会に出場するための準備の機会や、ランニングの魅力を広く
普及することなどを目的して、ランニングイベントを開催し、多くのラン
ナーに走る機会を提供する。
2016 年度については、下記のとおり実施する。
(開催予定)
日
時
名 称
5月 14 日
3時間リレーin 有明・お台場
10 月中旬
未定
場
所
備
考
臨海副都心シンボルプロムナード
リレー
公園特設ランニングコース
ファンラン
葛飾区木根川橋
ハーフ
少年野球場(予定) マラソン
2 普通救命講習会
マラソンは健康増進や走りきる達成感など楽しいスポーツである反面、
ランナー自身の体調や気象条件によっては、危険なスポーツにもなる。ラ
ンナーやボランティアなど多くの者が適切なBLS(一次救命処置)を実
施できるよう、心肺蘇生やAEDの使用方法等を教える講習会を開催する。
Ⅴ 東京マラソン財団公式クラブ「ONE TOKYO」
「ONE TOKYO」は、東京マラソンを中心とした人々が集うプラットフォーム
として、
「ともに走るよろこび」をあらゆる人々に届けるため、各種情報提供、
ランニングイベント、講習会など魅力的なコンテンツを提供していく。
2016 年度は、現在の会員に対して、より一層魅力的なコンテンツを提供し、
会員数の維持、向上を図る。
会員区分
会員数(2016 年2月末現在)
プレミアムメンバー(有料)
約3万人
クラブメンバー(無料)
約 41 万6千人
1 ランナーサポート施設「ジョグポート有明」
ランニング事業の推進に不可欠な「ONE TOKYO」会員を中心としたランナ
ーとの年間を通じたコミュニケーション拠点として、ランナーサポート施
設を運営する。
2 ランニングクリニック等
「ONE TOKYO」会員向けランニングクリニックや、「ジョグポート有明」
を活用したランニングイベントなど会員向けサービスを充実させる。
Ⅵ チャリティ事業
家族、友人等に寄付への協力を呼びかけ、寄付先事業を支援するクラウド
ファンディングや「スポーツレガシー事業」の一層の周知を図るとともに、
寄付先事業とも連携し、より多くの寄付者、寄付金を募り、社会に貢献して
いく。
項
目
寄付募集期間
チャリティ
ランナー
内
容
2016 年7月1日~2017 年3月 31 日
募集期間:2016 年7月1日~11 月中旬 ※先着順
募集人数:3,000 人
募集要件:10 万円以上寄付し出走を希望した方
Ⅶ 関連団体連携事業
2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催を見据え、東京都
や日本陸上競技連盟とも連携しながら事業を運営していく。
2016年度 収支予算案
(円)
会計
チ
ャ
リ
テ
ィ
事
業
会
計
ス
ポ
ー
ツ
普
及
振
興
事
業
会
計
ラ
ン
ニ
ン
グ
サ
ポ
ー
ト
事
業
会
計
法
人
会
計
科目
2015年度
予算
予算
増減
主 な 増 減 理 由
経常収益
403,000
0
403,000
経常費用
29,245,000
25,800,000
3,445,000
△ 28,842,000
△ 25,800,000
△ 3,042,000
0
0
0
当期一般正味財産増減額
△ 28,842,000
△ 25,800,000
△ 3,042,000
経常収益
3,053,317,000
2,439,383,000
613,934,000 ・協賛金収益の増(300,000千円)
2,798,520,000
2,237,730,000
・安全対策、警備強化経費の増(100,000千円)
・コース変更経費の増(400,000千円)
・10回記念大会関連経費の減(▲100,000千円)
560,790,000 ・アフターランイベント経費の増(50,000千円)
・バイカーズサイト改装費の増(20,000千円)
・エントリーシステム等の調査・設計・開発経費の増(80,000千円)
254,797,000
201,653,000
53,144,000
0
0
0
当期一般正味財産増減額
254,797,000
201,653,000
53,144,000
経常収益
178,130,000
175,712,000
2,418,000
経常費用
129,150,000
96,062,000
経常増減額
48,980,000
79,650,000
△ 30,670,000
0
0
0
当期一般正味財産増減額
48,980,000
79,650,000
△ 30,670,000
経常収益
6,741,000
4,180,000
2,561,000
経常費用
281,676,000
259,683,000
21,993,000
△ 274,935,000
△ 255,503,000
△ 19,432,000
0
0
0
△ 274,935,000
△ 255,503,000
△ 19,432,000
経常収益
3,238,591,000
2,619,275,000
619,316,000
経常費用
3,238,591,000
2,619,275,000
619,316,000
経常増減額
0
0
0
経常外増減額
0
0
0
当期一般正味財産増減額
0
0
0
経常増減額
経常外増減額
経常費用
経常増減額
経常外増減額
経常外増減額
経常増減額
経常外増減額
当期一般正味財産増減額
合
計
2016年度
33,088,000 ・シンボルプロムナード公園ランニングコース計測機器設置経費の増(20,000千円)